【日付】2023年1月19日(木)
【山域】揖斐高原/貝月山
【ルート】スキー場跡~△802.9~貝月山~北尾根~栃の実荘
【天候】曇り時々小雪
【メンバー】単独
【コースタイム】栃の実荘P8:45-第2リフト基点8:50-△802.9(点名「貝月」)9:58~10:10-第1リフト分岐10:25-小貝月12:02~35-貝月山13:05~50-北尾根ー・1018p15:35-舗装林道17:02-17:30栃の実荘
正月明けの南伊勢ハイクの疲れがやっとマシになった。年末から1ヵ月、家でゴロゴロしていたツケが回ったのだろうか? お休みしていた不整脈までまたぞろ騒ぎ出したので、どうしたものかと気にはなっていたのだ。とはいっても、今週末辺りから冬型が強まり、山はいっそう雪に埋まって入れなくなる。今なら場所によっては年末の雪が少し残っている程度だろう。
行先は奥美濃の展望台-貝月山。1昨年秋、ブンゲンと合わせ周回して以来、次は雪の季節に!と決めていた。あの山頂展望櫓からアルプスの銀嶺や奥美濃の雪姿を拝んでみたいとの思いに駆られたからだ。
山サイトの投稿を見ると、ラッセルするほどの雪は残っていないようだ。最近も降雪は無いだろうからこの弱足でも大丈夫だろう。一応、スノーシューは車に積んでおく。
木之本からR303号で坂内から揖斐高原への県道に入る。行き止りの品又峠との分岐を左へ。…と思ったら、バリケードが道を塞ぐ。「積雪のため通行止め」だって。路上の雪はたいしたことはない。ここはとっておきの呪文を唱え、ワープする。
場面は変わり、閉鎖されて静かな揖斐高原スキー場の「栃の実荘」駐車場。目の前のゲレンデは残雪の所々にススキが飛び出し、人っ子ひとりいない。まあ、平日のまだ8時過ぎだから仕方ないか…。
トイレを借りてから、おもむろに支度にかかる。空の雲は厚く、小雪さえ舞い始めた。予報では晴れるはずなんだが、山の天気はわからない。なんともモチベーションが上がらんなあ…。
スノーシューは車で留守番。上級者向けの第2リフト下ゲレンデから標高802.9mをめざす。斜面に取り付いてから、思い出したようにチェーンスパイクを装着。最初から履いておればよかったのに。
リフト降り場だったピークの点名は「貝月」。そこから尾根伝いに△1234・2mの貝月山に向かうのだが、山頂の点名は「品又」だって。じゃあ、すぐ近くの県境稜線にある品又峠の隣りの三角点の名前が気になってくる。調べると△1045.5mの点名は「品又峠」。なんや、そのまんまやないか!
地図を睨みながらのそんな調べ物もヒマな時間は潰せる。が、今は先を急がないと。
ここからはミズナラの林間をわりあい平坦な尾根道が続く。この調子なら山頂まで2時間もかからんやろ。
15分で第1リフトからの道と合流。左に折れるco970m辺りから雪が多くなるが、しっかり固まっていて踏み込みの心配はない。
それにしてもこの尾根は長い。正午までまたず適当なところがあれば…と昼飯タイマーが始動し始めた。
ちょっと急になった尾根をガマンして登りきり右へ回り込むと「小貝月」の標示板。標高点1226mのすぐ下。ちょうど12時を回ったところ。登山路の傍だが、ほとんど登山者は来ない。表示板の隣りに雪を削って座り込む。
不思議なことに、座り込むと上空のガスが晴れ太陽が顔を出す。光の暖かさが身に沁みる。ありがとうSUN!
今日はアワワもガス調理もなしで、コンビニ調達の「助六寿司」とお茶のシンプルバージョンだ。
20分もかからず食事タイムは終わったのだが、荷造りをし直している最中に下から人声が。これまで単独の女性に1人追い抜かれたが、またもや女声で、しかも複数みたい。やがて姿を現したのは若い(?)3人組だ。
ランチはまだのようなので席を譲ろうとしたが、リーダーからは「写真、お願いできますか?」。「はい、喜んで」とは言わないが、スマホを受け取り「はい、ポーズ」。「すみませんが、こっち向きも」との追加注文にも応えてカメラ爺役を務める。
ガイドマップでは、ここから山頂まで20分。彼女たち、どうやら食事は山頂で摂るようなので、先に行ってもらう。
もう12時半だ。「2時間も…」のもくろみはとっくに破たんしてるがな(@_@。
登り返しをいくつかこなし、そろそろ山頂かな? と思えるあたり、霧氷のように着氷した木の枝が、時折さす陽光に珠玉の装飾品のように輝く。こんな光景は今日は諦めていただけに、こんな時刻まで待っていてくれたことに感謝し、大切にカメラに収めた。
そのすぐ先が山頂だった。見上げれば展望櫓が目に入りそうなものだが、首の固定ブリッジとカラーのせいで視線は下ばかりになりがちなのだ。
櫓の下には先ほどの3人組がランチ後のコーヒータイム中だ。リーダーさんは10日ほど前に北尾根から登って山頂近くで断念したという。「北尾根を下るつもりなんだけど…」というと、その時の尾根の様子を教えてくれた。他の2人は雪山は初めてで「残念だけど、さすがに連れて降りるわけには…」と苦笑いだ。
ここでも記念ショット係を拝命。せっかくの展望櫓も背景はガスのカーテンで真っ白だ。はたしてどんな写真になったのか…。
さあ、本日の核心である北尾根の下り。時間が押していたら諦めようと思っていたが、まだ14時前だ。なんとか許容範囲だろう。ただスマホGPSの調子がおかしい。進行方向に応じた地図回転プレビューがうまくいかないのだ。
山頂からの地形は思った以上に微妙に複雑だ。真北に尾根が延びているがそれに乗ってはいけない。その隣の北東に延びる尾根から・1018への尾根に繋げないといけない。なんどもGPSを確認し、不安感を消せないまま下っていく。
下り始めにはワカンの跡のような雪面の乱れがあったが、それも怪しくなってきた。気が付くと、今度は靴型を新雪で包んだような膨らみが続いている。窪むのでなく盛り上がっている理由は分からないが、シカなど動物の足運びとは違う人間の歩いた跡だ。これについて行けば間違いないだろう。
co1180mからco1130mへのあたり、地形図を読むのが苦手な私には想像がつかないのだが、実際は谷地形に挟まれた小さい尾根芯を下っていけばよかった。
・1018mからは右の尾根に入り、さらにco970mからも右の尾根に。所々、ピンクのリボンが案内してくれる。
ほとんど雪が無くなりチェーンスパイクも脱ぐ。急下りやヤセ尾根もあったがなんとかco700mあたりで左の沢に下ると目の前に巨大な高下駄状のスケルトン堰堤が出現。その手前を渡渉し右岸壁を登って林道へ出る。
17時を回ったところ。やれやれ、闇下は免れた。
林道を下り橋を渡って左岸へ。さらにスキー場への連絡橋を渡ってゲレンデへ出ると、すぐ眼下に夕闇せまる栃の実荘などの建物が待ちくたびれている。
アルプスや奥美濃の雪景色はオアズケとなったが、時間はかかったが予定のコースを完歩できた。後日の体調も気にはなるが、模擬試験はクリアとしておこう。
久し振りの雪山で冷えた体を暖めようと、白龍の湯へ向かう。
~びわ爺
【揖斐高原】残雪の貝月山で体力テスト
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
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※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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- 記事: 2243
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【揖斐高原】残雪の貝月山で体力テスト
(1/12と勘違いしていて再レスです)
ビワ爺、こんにちは。
今年もお互い老脚に鞭打ってヨロシクね。(^^♪
春にはいい道になったら、奥の大きな滝のところまで入れるのでしょうか。
今までもzippさんや私は入っていましたが、舗装されたら一般人も入ってくるだろうな。
この週末、南伊勢の海岸を眺めてきました。同行の方々には大変ご配慮いただきました。
このレポをビワ爺がアップしたら新年の挨拶をするつもりだったのに・・・・・・
【日付】2023年1月19日(木)
雨の降る前に雪山ですね。グーも同じ考えでした。
土日しか山に行けない現役さんには気の毒でした。
(1月12日と勘違いして書いています。雨の降った後の山行ですね)
(グーは雨の降る前の1/13に御池でした)
【山域】揖斐高原/貝月山
グーは貝月山をまだ歩いたことがありません。
今週末辺りから冬型が強まり、山はいっそう雪に埋まって入れなくなる。
んん?そのあたりは雨ではなく雪の予報だったのですか?(1/12のつもりで書いています)
台高はこの雨で雪はかなり消えて前山ヒップソリゲレンデはワラビの枯れ葉色になってました。
(新雪たっぷりのスノー衆。ラッセル当番はグーはすぐに交代です)
今なら場所によっては年末の雪が少し残っている程度だろう。
クリスマス寒波の大雪がしっかり締まってラッセル不要の雪ですね。
バリケードが道を塞ぐ。ここはとっておきの呪文を唱え、ワープする。
ビワ爺もやっていますね。
トイレを借りてから、おもむろに支度にかかる。
閉鎖されていてもトイレの設備は稼働しているの?
斜面に取り付いてから、思い出したようにチェーンスパイクを装着。
最初から履いておればよかったのに。
ナズナさんには極力スパイクなしで登るように訓練を受けています。
しっかり固まっていて踏み込みの心配はない。
こんな雪質の時は無雪期よりも快調に進みます。脚力が有ればですが。
今日はアワワもガス調理もなしで、コンビニ調達の「助六寿司」とお茶のシンプルバージョンだ。
グーの単独の時はパンにテルモス紅茶の行動食で終わりです。
今度は靴型を新雪で包んだような膨らみが続いている。
窪むのでなく盛り上がっている理由は分からないが、
本当に理由が分からないの?
グーが解説してもいいけどヤメとく。
シカなど動物の足運びとは違う人間の歩いた跡だ。これについて行けば間違いないだろう。
下りでは登った人の足跡をたどるのが安心ですね。
でもグーは雪山に残る足跡が気がかりなのです。
グーの足跡をたどる人がいたらトンデモないことに・・・・
2023スノー衆パート1は都合がつかなかったようですがパート2で老脚どうしよろしくです。
グー(伊勢山上住人)
Re: 【揖斐高原】残雪の貝月山で体力テスト
グーさん、こんばんは~♪
新年挨拶って、もうやったかな…? レスありがとうございます。
今年も老脚に…って、そんなアコギなこといわんといてちょ(>_<)
老いた足腰は労わるもの。無理にコキ使ってはいけませぬ。
>このレポをビワ爺がアップしたら新年の挨拶をするつもりだったのに・・・・・・
主催者のofficial レポに勝るものなしでございます。
アオバト隊鳥の局ヶ頂編をお待ちしましょう。
>クリスマス寒波の大雪がしっかり締まってラッセル不要の雪ですね。
雪というより氷ですね(^_-) おかげでスノーシューも無用でした。
>ビワ爺もやっていますね。
甲賀の里に近いもんで、「術」を覚えてしまいました。
>閉鎖されていてもトイレの設備は稼働しているの?
ゲレンデ跡は雪遊びに使われているので、この施設は現役で職員さんも来られてます。きれいな水洗トイレももちろん利用OKでした。
>ナズナさんには極力スパイクなしで登るように訓練を受けています。
受験生じゃあるまいし…(^_-) 滑り止めは多いほど安心なのに。
>グーの単独の時はパンにテルモス紅茶の行動食で終わりです。
さすがに雪山のアワワは寒すぎます。この日も山頂では、保温ボトルでホットコーヒー頂きました。
>本当に理由が分からないの?
>グーが解説してもいいけどヤメとく。
教えてマーフィー! なんで雪山に弁当箱が落ちてるのか不思議でした。今でも…。(゜o゜)
>でもグーは雪山に残る足跡が気がかりなのです。
>グーの足跡をたどる人がいたらトンデモないことに・・・・
そんな、人の心配してる余裕はありません。「溺れる者は藁をも掴む」心境です。
>パート2で老脚どうしよろしくです。
最低速度規制されかねないので、か弱い心臓が動揺してます。(@_@。
いざとなったらグーさんに引きずってもらいましょうか。
~びわ爺
新年挨拶って、もうやったかな…? レスありがとうございます。
今年も老脚に…って、そんなアコギなこといわんといてちょ(>_<)
老いた足腰は労わるもの。無理にコキ使ってはいけませぬ。
>このレポをビワ爺がアップしたら新年の挨拶をするつもりだったのに・・・・・・
主催者のofficial レポに勝るものなしでございます。
アオバト隊鳥の局ヶ頂編をお待ちしましょう。
>クリスマス寒波の大雪がしっかり締まってラッセル不要の雪ですね。
雪というより氷ですね(^_-) おかげでスノーシューも無用でした。
>ビワ爺もやっていますね。
甲賀の里に近いもんで、「術」を覚えてしまいました。
>閉鎖されていてもトイレの設備は稼働しているの?
ゲレンデ跡は雪遊びに使われているので、この施設は現役で職員さんも来られてます。きれいな水洗トイレももちろん利用OKでした。
>ナズナさんには極力スパイクなしで登るように訓練を受けています。
受験生じゃあるまいし…(^_-) 滑り止めは多いほど安心なのに。
>グーの単独の時はパンにテルモス紅茶の行動食で終わりです。
さすがに雪山のアワワは寒すぎます。この日も山頂では、保温ボトルでホットコーヒー頂きました。
>本当に理由が分からないの?
>グーが解説してもいいけどヤメとく。
教えてマーフィー! なんで雪山に弁当箱が落ちてるのか不思議でした。今でも…。(゜o゜)
>でもグーは雪山に残る足跡が気がかりなのです。
>グーの足跡をたどる人がいたらトンデモないことに・・・・
そんな、人の心配してる余裕はありません。「溺れる者は藁をも掴む」心境です。
>パート2で老脚どうしよろしくです。
最低速度規制されかねないので、か弱い心臓が動揺してます。(@_@。
いざとなったらグーさんに引きずってもらいましょうか。
~びわ爺
Re: 【揖斐高原】残雪の貝月山で体力テスト
biwa爺さん、こんばんは。
木之本からR303号で坂内から揖斐高原への県道に入る。行き止りの品又峠との分岐を左へ。…と思ったら、バリケードが道を塞ぐ。「積雪のため通行止め」だって。路上の雪はたいしたことはない。ここはとっておきの呪文を唱え、ワープする。
テクマクマヤコンと唱えると、あーら不思議、目の前のバリケードが消えてしまうそうです。
場面は変わり、閉鎖されて静かな揖斐高原スキー場の「栃の実荘」駐車場。目の前のゲレンデは残雪の所々にススキが飛び出し、人っ子ひとりいない。まあ、平日のまだ8時過ぎだから仕方ないか…。
トイレを借りてから、おもむろに支度にかかる。
トイれは使えるんですか?
しかしさかうち、国見岳、長者平と、揖斐川のスキー場は全部なくなってしまいましたねえ。
スノーシューは車で留守番。上級者向けの第2リフト下ゲレンデから標高802.9mをめざす。斜面に取り付いてから、思い出したようにチェーンスパイクを装着。最初から履いておればよかったのに。
リフト降り場だったピークの点名は「貝月」。
実は10数年前、今のスノー衆の前身で公募せずにスノー衆をやったことがありました。(この名付け親は矢問さんです )
その時はリフトを使って楽々稜線まで上がってしまいました。
リフトから降りる時にスノーシューが引っ掛かってつんのめり、転倒しそうになりましたわ。
危うくリフトに追突されるところでした。
そこから尾根伝いに△1234・2mの貝月山に向かうのだが、山頂の点名は「品又」だって。じゃあ、すぐ近くの県境稜線にある品又峠の隣りの三角点の名前が気になってくる。調べると△1045.5mの点名は「品又峠」。なんや、そのまんまやないか!
まあ、そんなもんです。
ここからはミズナラの林間をわりあい平坦な尾根道が続く。この調子なら山頂まで2時間もかからんやろ。
ここまで上がれば山頂まではわずかな標高差。勾配も緩いしラッセルさえなければ時間が読めますね。
雪が多ければダイナミックな雪庇が楽しめるところです。
ちょっと急になった尾根をガマンして登りきり右へ回り込むと「小貝月」の標示板。標高点1226mのすぐ下。ちょうど12時を回ったところ。登山路の傍だが、ほとんど登山者は来ない。表示板の隣りに雪を削って座り込む。
山頂までもう少しなのにガマンできませんでしたか。
不思議なことに、座り込むと上空のガスが晴れ太陽が顔を出す。光の暖かさが身に沁みる。ありがとうSUN!
ガイドマップでは、ここから山頂まで20分。彼女たち、どうやら食事は山頂で摂るようなので、先に行ってもらう。
普通はそう考えるでしょう~
登り返しをいくつかこなし、そろそろ山頂かな? と思えるあたり、霧氷のように着氷した木の枝が、時折さす陽光に珠玉の装飾品のように輝く。こんな光景は今日は諦めていただけに、こんな時刻まで待っていてくれたことに感謝し、大切にカメラに収めた。
いい風景を見られてよかったですね。
さあ、本日の核心である北尾根の下り。
山頂からの地形は思った以上に微妙に複雑だ。真北に尾根が延びているがそれに乗ってはいけない。その隣の北東に延びる尾根から・1018への尾根に繋げないといけない。なんどもGPSを確認し、不安感を消せないまま下っていく。
そうそう、私もそれに乗ってしまい、あわてて軌道修正しました。
気が付くと、今度は靴型を新雪で包んだような膨らみが続いている。窪むのでなく盛り上がっている理由は分からないが、シカなど動物の足運びとは違う人間の歩いた跡だ。これについて行けば間違いないだろう。
足跡は最初は窪んでいますが、踏み固められた部分が融けずに周りの雪が融けるので足跡が盛り上がって残るんです。
足跡がついてからしばらく雪が降らないと起こる現象です。
・1018mからは右の尾根に入り、さらにco970mからも右の尾根に。所々、ピンクのリボンが案内してくれる。
P1191086.jpgほとんど雪が無くなりチェーンスパイクも脱ぐ。急下りやヤセ尾根もあったがなんとかco700mあたりで左の沢に下ると目の前に巨大な高下駄状のスケルトン堰堤が出現。その手前を渡渉し右岸壁を登って林道へ出る。
この尾根は結構複雑ですね。私は一度谷へ下りて右隣の尾根に乗り直しました。そのまま尾根を進むと林道に出ましたが。
アルプスや奥美濃の雪景色はオアズケとなったが、時間はかかったが予定のコースを完歩できた。後日の体調も気にはなるが、模擬試験はクリアとしておこう。
久し振りの雪山で冷えた体を暖めようと、白龍の湯へ向かう。
完走できてよかったですね。しかし白龍の湯は露天風呂しかないから寒いのでは?
山日和
木之本からR303号で坂内から揖斐高原への県道に入る。行き止りの品又峠との分岐を左へ。…と思ったら、バリケードが道を塞ぐ。「積雪のため通行止め」だって。路上の雪はたいしたことはない。ここはとっておきの呪文を唱え、ワープする。
テクマクマヤコンと唱えると、あーら不思議、目の前のバリケードが消えてしまうそうです。
場面は変わり、閉鎖されて静かな揖斐高原スキー場の「栃の実荘」駐車場。目の前のゲレンデは残雪の所々にススキが飛び出し、人っ子ひとりいない。まあ、平日のまだ8時過ぎだから仕方ないか…。
トイレを借りてから、おもむろに支度にかかる。
トイれは使えるんですか?
しかしさかうち、国見岳、長者平と、揖斐川のスキー場は全部なくなってしまいましたねえ。
スノーシューは車で留守番。上級者向けの第2リフト下ゲレンデから標高802.9mをめざす。斜面に取り付いてから、思い出したようにチェーンスパイクを装着。最初から履いておればよかったのに。
リフト降り場だったピークの点名は「貝月」。
実は10数年前、今のスノー衆の前身で公募せずにスノー衆をやったことがありました。(この名付け親は矢問さんです )
その時はリフトを使って楽々稜線まで上がってしまいました。
リフトから降りる時にスノーシューが引っ掛かってつんのめり、転倒しそうになりましたわ。
危うくリフトに追突されるところでした。
そこから尾根伝いに△1234・2mの貝月山に向かうのだが、山頂の点名は「品又」だって。じゃあ、すぐ近くの県境稜線にある品又峠の隣りの三角点の名前が気になってくる。調べると△1045.5mの点名は「品又峠」。なんや、そのまんまやないか!
まあ、そんなもんです。
ここからはミズナラの林間をわりあい平坦な尾根道が続く。この調子なら山頂まで2時間もかからんやろ。
ここまで上がれば山頂まではわずかな標高差。勾配も緩いしラッセルさえなければ時間が読めますね。
雪が多ければダイナミックな雪庇が楽しめるところです。
ちょっと急になった尾根をガマンして登りきり右へ回り込むと「小貝月」の標示板。標高点1226mのすぐ下。ちょうど12時を回ったところ。登山路の傍だが、ほとんど登山者は来ない。表示板の隣りに雪を削って座り込む。
山頂までもう少しなのにガマンできませんでしたか。
不思議なことに、座り込むと上空のガスが晴れ太陽が顔を出す。光の暖かさが身に沁みる。ありがとうSUN!
ガイドマップでは、ここから山頂まで20分。彼女たち、どうやら食事は山頂で摂るようなので、先に行ってもらう。
普通はそう考えるでしょう~
登り返しをいくつかこなし、そろそろ山頂かな? と思えるあたり、霧氷のように着氷した木の枝が、時折さす陽光に珠玉の装飾品のように輝く。こんな光景は今日は諦めていただけに、こんな時刻まで待っていてくれたことに感謝し、大切にカメラに収めた。
いい風景を見られてよかったですね。
さあ、本日の核心である北尾根の下り。
山頂からの地形は思った以上に微妙に複雑だ。真北に尾根が延びているがそれに乗ってはいけない。その隣の北東に延びる尾根から・1018への尾根に繋げないといけない。なんどもGPSを確認し、不安感を消せないまま下っていく。
そうそう、私もそれに乗ってしまい、あわてて軌道修正しました。
気が付くと、今度は靴型を新雪で包んだような膨らみが続いている。窪むのでなく盛り上がっている理由は分からないが、シカなど動物の足運びとは違う人間の歩いた跡だ。これについて行けば間違いないだろう。
足跡は最初は窪んでいますが、踏み固められた部分が融けずに周りの雪が融けるので足跡が盛り上がって残るんです。
足跡がついてからしばらく雪が降らないと起こる現象です。
・1018mからは右の尾根に入り、さらにco970mからも右の尾根に。所々、ピンクのリボンが案内してくれる。
P1191086.jpgほとんど雪が無くなりチェーンスパイクも脱ぐ。急下りやヤセ尾根もあったがなんとかco700mあたりで左の沢に下ると目の前に巨大な高下駄状のスケルトン堰堤が出現。その手前を渡渉し右岸壁を登って林道へ出る。
この尾根は結構複雑ですね。私は一度谷へ下りて右隣の尾根に乗り直しました。そのまま尾根を進むと林道に出ましたが。
アルプスや奥美濃の雪景色はオアズケとなったが、時間はかかったが予定のコースを完歩できた。後日の体調も気にはなるが、模擬試験はクリアとしておこう。
久し振りの雪山で冷えた体を暖めようと、白龍の湯へ向かう。
完走できてよかったですね。しかし白龍の湯は露天風呂しかないから寒いのでは?
山日和
Re: 【揖斐高原】残雪の貝月山で体力テスト
山日和サマ、レスありがとうです。
ところで、姓は「乗鞍」さんでしたか(^_-) 爺は「山」が姓で「日和」が名前かと思っておりました。じつは孫1号がヒヨリなんでもんで(^^♪
とうとう来るべきものがやってきましたね! 我が家の庭で25cm。山は新雪にスッポリ包まれたことでしょう。
これなら週末のスノー衆も、どこでもOKですね。(^_-)
>テクマクマヤコンと唱えると、あーら不思議、目の前のバリケードが消えてしまうそうです。
甲賀忍法信楽派ではタヌヤポンポコヒラケマゴと唱えております。(ね、shigekiさん?)
>トイレは使えるんですか?
>しかしさかうち、国見岳、長者平と、揖斐川のスキー場は全部なくなってしまいましたねえ。
栃の実荘は機能してるようです。室内に職員さんの姿がありました。
近くのスキー場は奥伊吹くらいですね。岐阜や愛知県の人は大日や鷲ヶ岳方面に行かれるのかな?
>ここまで上がれば山頂まではわずかな標高差。勾配も緩いしラッセルさえなければ時間が読めますね。
>雪が多ければダイナミックな雪庇が楽しめるところです。
無精髭が延びて、とても同じ稜線とは思えませんね(^_-) >山頂までもう少しなのにガマンできませんでしたか。
プチ貝月で我慢の限界! プチ切れました。
山頂手前のピークが見えているんですが、あと1時間以上かかりそうに思えて…。(@_@。
>いい風景を見られてよかったですね。
誰かにプレゼントしたくなるような造形美でした。持って帰る前に消えてしまうであろう儚さが、また可愛い…(^_-)
>そうそう、私もそれに乗ってしまい、あわてて軌道修正しました。
導師サマでもそうでしたか! GPSと地図がなければとても進めませんわ(>_<)
>足跡は最初は窪んでいますが、踏み固められた部分が融けずに周りの雪が融けるので足跡が盛り上がって残るんです。
>足跡がついてからしばらく雪が降らないと起こる現象です。
なるほど ざ ワイルド!
踏み跡が浮いてるってどーゆーこと?と思ってましたが、いまさらながらですが勉強になりました。
>この尾根は結構複雑ですね。私は一度谷へ下りて右隣の尾根に乗り直しました。そのまま尾根を進むと林道に出ましたが。
ログを張っておきます。・1018の手前辺りからは雪も少なくなり、シャクナゲが煩くなってきました。 >完走できてよかったですね。しかし白龍の湯は露天風呂しかないから寒いのでは?
タイムアウト寸前のゴールでしたが、やはり完走は気持ちいいですね(^^♪
スキー場は閉鎖でも白龍の湯は健在で、平日なのに数人のシニアのみなさんが湯浴みされてました。
ここ、7年前に初めて入ったのですが、その時の非公開?画像です。(このころは打たせ湯がありました) ~びわ爺
ところで、姓は「乗鞍」さんでしたか(^_-) 爺は「山」が姓で「日和」が名前かと思っておりました。じつは孫1号がヒヨリなんでもんで(^^♪
とうとう来るべきものがやってきましたね! 我が家の庭で25cm。山は新雪にスッポリ包まれたことでしょう。
これなら週末のスノー衆も、どこでもOKですね。(^_-)
>テクマクマヤコンと唱えると、あーら不思議、目の前のバリケードが消えてしまうそうです。
甲賀忍法信楽派ではタヌヤポンポコヒラケマゴと唱えております。(ね、shigekiさん?)
>トイレは使えるんですか?
>しかしさかうち、国見岳、長者平と、揖斐川のスキー場は全部なくなってしまいましたねえ。
栃の実荘は機能してるようです。室内に職員さんの姿がありました。
近くのスキー場は奥伊吹くらいですね。岐阜や愛知県の人は大日や鷲ヶ岳方面に行かれるのかな?
>ここまで上がれば山頂まではわずかな標高差。勾配も緩いしラッセルさえなければ時間が読めますね。
>雪が多ければダイナミックな雪庇が楽しめるところです。
無精髭が延びて、とても同じ稜線とは思えませんね(^_-) >山頂までもう少しなのにガマンできませんでしたか。
プチ貝月で我慢の限界! プチ切れました。
山頂手前のピークが見えているんですが、あと1時間以上かかりそうに思えて…。(@_@。
>いい風景を見られてよかったですね。
誰かにプレゼントしたくなるような造形美でした。持って帰る前に消えてしまうであろう儚さが、また可愛い…(^_-)
>そうそう、私もそれに乗ってしまい、あわてて軌道修正しました。
導師サマでもそうでしたか! GPSと地図がなければとても進めませんわ(>_<)
>足跡は最初は窪んでいますが、踏み固められた部分が融けずに周りの雪が融けるので足跡が盛り上がって残るんです。
>足跡がついてからしばらく雪が降らないと起こる現象です。
なるほど ざ ワイルド!
踏み跡が浮いてるってどーゆーこと?と思ってましたが、いまさらながらですが勉強になりました。
>この尾根は結構複雑ですね。私は一度谷へ下りて右隣の尾根に乗り直しました。そのまま尾根を進むと林道に出ましたが。
ログを張っておきます。・1018の手前辺りからは雪も少なくなり、シャクナゲが煩くなってきました。 >完走できてよかったですね。しかし白龍の湯は露天風呂しかないから寒いのでは?
タイムアウト寸前のゴールでしたが、やはり完走は気持ちいいですね(^^♪
スキー場は閉鎖でも白龍の湯は健在で、平日なのに数人のシニアのみなさんが湯浴みされてました。
ここ、7年前に初めて入ったのですが、その時の非公開?画像です。(このころは打たせ湯がありました) ~びわ爺