【北遠】 巨木の森からの便り/ボンジ山(1293m)~京丸山(1469m)
Posted: 2012年5月14日(月) 19:44
【日 時】 5月5日(土)
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 6001319336
【同行者】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 洞木沢ゲート(7:37)~ボンジ山(10:03/19)~1363P(11:44)~灰縄山(12:30)~京丸山(12:48/13:20)~展望台(14:13/43)~洞木沢ゲート(15:37)
気圧の谷の通過に伴って高峰の天候は荒れ模様・・・との、たんぽぽ予報。苦悩を深めながらも当初の山行計画に見切りをつけた。今回のふ~たんコラボは一旦解消とした。
なので、期せずして2週続けての新東名である。洞木谷ゲート前で先行する浜松ナンバーに追いついた。ほぼ時を同じくして2台の後続(いずれも浜松ナンバー)が到着。互いに情報交換しながら準備を進める。三者三様、それぞれ異なる目的地への出発式。
洞木谷林道を歩いてほどなく、林道カーブに作業小屋がある。そこを回り込むと仕事道があった。そいつを忠実に辿るが、踏跡は四散する。やむなく高所を選んで歩く。アオバトが、オカリナを吹いている。
植林を抜けるとようやく天然林。二重山稜だ。1061尾根に乗ったのだろう。大木が暖かく迎えてくれる。モミやコメツガ、ミズナラの林を歩くとミツバツツジがちらほら。
植林の迫る鞍部から登り返してボンジ山分岐へ。芽吹き始めたカエデ林には、コバイケイソウが頭をもたげて春を告げている。
静かなボンジ山山頂に立つ。南面の植林に背を向けて腰を下ろす。ここまで2時間半。予定通り。分岐への帰路は、ヒメシャラの際立つ北面に寄ってそぞろ歩く。京丸山に続く尾根がうねうね見えるから楽しい。
分岐に戻り、東面の立派な鹿道を辿ってみる。振り返れば、たおやかなボンジ山が匂い立つようだ。それにしても北面から見るボンジ山は秀峰だ。
明るい尾根歩きがうれしい。脳天気なウグイス。せっかちなヒガラ。せかされるようにして歩く。左手には林道天竜線が手に取るよう。竜頭山が誇らしげだ。
そうこうするうち、巨木の森に吸い込まれた。予想もしなかったブナの原生林に心が躍る。ことに1363ピークに至るブナ林は白眉だ。一見して大人三人抱えほどの大木もある。
この辺りから俄然、スローペースに転じる。写真の構図を考えて足が進まなくなるからだ。広大な巨木のコバをさまよう贅沢に身を任せて流れ歩く。
1436への登りに差しかかると一気に笹ヤブっぽくなる。と言っても枯れ笹に近くて根性なしなので、心配ご無用。ガレ縁を歩いて1436の西端だ。笹ヤブも消えた。そしてここにもブナやミズナラの巨木。もう、よだれが止まらない。
ゆるりと登って京丸山。誰もいない山頂だ。高塚山、蕎麦粒山、竜馬ヶ岳、富士山、岩岳山、入手山・・・と山岳展望を楽しむうち、四人組がやってきた。リーダーさんが「周遊ルートがあるんですか?ゲートに車は止まってても、会ったのはたった一人でしたからね」って聞いてくる。グループの女性たちは「8時発で13時着だね~。こんなにキツイ山とはね~」などと話している。続いてやって来たのは二人組。さっそく三角点にタッチしている。
さて、下山だ。アカヤシオやミズナラの古木を見て歩くうち、突如として無粋な林道が現れて拍子抜けする。
1036mの北鞍部にはボタン谷展望台がある。京丸川の源頭の山々が望めるから痛快だ。高塚山から羽根を広げたように、伸びやかな尾根がスカイラインを作っている。
頂上で出会った二人組が下ってきたかと思ううち、崖下を何やらごそごそ探っている。聞けば藤原家からの旧道を確かめていたらしい。
帰路は山の神から近道。廃棄された索道がある。これはひょっとして小俣京丸集落への物資輸送に使われたのか。一体どこから運んだのか?石切から?それとも?そもそも、京丸集落の生い立ちも京丸牡丹の伝説と共に、謎に包まれている。
そのまま林道へとダイレクト。朝挨拶した単独者に偶然出くわした。「へぇ、周遊したんですか!私は友人がそのルートを企画した時にタイミングが合わずに、登り残しているんですよ。いいですね~」
さて、朝に別れたベテランさん率いるグループが、まだ帰っていない。意欲的なコースだっただけに、たそがれ時ギリギリの帰着だろうか。念のため、彼らを待って帰ろう。急ぐわけでもない。もともと泊の両白山行が当初の予定だったのだ。待っていれば、彼らから面白い話が聞けるかも知れない。
待つこと二時間余。まさに6時半になろうとする頃、ようやく意気揚々とご帰還だ。どなたも満足気に装備を解き始めた。
「え~待っててくれたの~?」その中の一人がサイン帳を携えてやってきた。山行の記念に、私にも何か書いてねっ!というわけだ。こりゃまた光栄な。喜んで彼女の山行の役満成就の黒子となろうではないか。
彼らが去ると、あたりはまた静寂に包まれた。今宵はここで一人宴会だ。
ふ~さん
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 6001319336
【同行者】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 洞木沢ゲート(7:37)~ボンジ山(10:03/19)~1363P(11:44)~灰縄山(12:30)~京丸山(12:48/13:20)~展望台(14:13/43)~洞木沢ゲート(15:37)
気圧の谷の通過に伴って高峰の天候は荒れ模様・・・との、たんぽぽ予報。苦悩を深めながらも当初の山行計画に見切りをつけた。今回のふ~たんコラボは一旦解消とした。
なので、期せずして2週続けての新東名である。洞木谷ゲート前で先行する浜松ナンバーに追いついた。ほぼ時を同じくして2台の後続(いずれも浜松ナンバー)が到着。互いに情報交換しながら準備を進める。三者三様、それぞれ異なる目的地への出発式。
洞木谷林道を歩いてほどなく、林道カーブに作業小屋がある。そこを回り込むと仕事道があった。そいつを忠実に辿るが、踏跡は四散する。やむなく高所を選んで歩く。アオバトが、オカリナを吹いている。
植林を抜けるとようやく天然林。二重山稜だ。1061尾根に乗ったのだろう。大木が暖かく迎えてくれる。モミやコメツガ、ミズナラの林を歩くとミツバツツジがちらほら。
植林の迫る鞍部から登り返してボンジ山分岐へ。芽吹き始めたカエデ林には、コバイケイソウが頭をもたげて春を告げている。
静かなボンジ山山頂に立つ。南面の植林に背を向けて腰を下ろす。ここまで2時間半。予定通り。分岐への帰路は、ヒメシャラの際立つ北面に寄ってそぞろ歩く。京丸山に続く尾根がうねうね見えるから楽しい。
分岐に戻り、東面の立派な鹿道を辿ってみる。振り返れば、たおやかなボンジ山が匂い立つようだ。それにしても北面から見るボンジ山は秀峰だ。
明るい尾根歩きがうれしい。脳天気なウグイス。せっかちなヒガラ。せかされるようにして歩く。左手には林道天竜線が手に取るよう。竜頭山が誇らしげだ。
そうこうするうち、巨木の森に吸い込まれた。予想もしなかったブナの原生林に心が躍る。ことに1363ピークに至るブナ林は白眉だ。一見して大人三人抱えほどの大木もある。
この辺りから俄然、スローペースに転じる。写真の構図を考えて足が進まなくなるからだ。広大な巨木のコバをさまよう贅沢に身を任せて流れ歩く。
1436への登りに差しかかると一気に笹ヤブっぽくなる。と言っても枯れ笹に近くて根性なしなので、心配ご無用。ガレ縁を歩いて1436の西端だ。笹ヤブも消えた。そしてここにもブナやミズナラの巨木。もう、よだれが止まらない。
ゆるりと登って京丸山。誰もいない山頂だ。高塚山、蕎麦粒山、竜馬ヶ岳、富士山、岩岳山、入手山・・・と山岳展望を楽しむうち、四人組がやってきた。リーダーさんが「周遊ルートがあるんですか?ゲートに車は止まってても、会ったのはたった一人でしたからね」って聞いてくる。グループの女性たちは「8時発で13時着だね~。こんなにキツイ山とはね~」などと話している。続いてやって来たのは二人組。さっそく三角点にタッチしている。
さて、下山だ。アカヤシオやミズナラの古木を見て歩くうち、突如として無粋な林道が現れて拍子抜けする。
1036mの北鞍部にはボタン谷展望台がある。京丸川の源頭の山々が望めるから痛快だ。高塚山から羽根を広げたように、伸びやかな尾根がスカイラインを作っている。
頂上で出会った二人組が下ってきたかと思ううち、崖下を何やらごそごそ探っている。聞けば藤原家からの旧道を確かめていたらしい。
帰路は山の神から近道。廃棄された索道がある。これはひょっとして小俣京丸集落への物資輸送に使われたのか。一体どこから運んだのか?石切から?それとも?そもそも、京丸集落の生い立ちも京丸牡丹の伝説と共に、謎に包まれている。
そのまま林道へとダイレクト。朝挨拶した単独者に偶然出くわした。「へぇ、周遊したんですか!私は友人がそのルートを企画した時にタイミングが合わずに、登り残しているんですよ。いいですね~」
さて、朝に別れたベテランさん率いるグループが、まだ帰っていない。意欲的なコースだっただけに、たそがれ時ギリギリの帰着だろうか。念のため、彼らを待って帰ろう。急ぐわけでもない。もともと泊の両白山行が当初の予定だったのだ。待っていれば、彼らから面白い話が聞けるかも知れない。
待つこと二時間余。まさに6時半になろうとする頃、ようやく意気揚々とご帰還だ。どなたも満足気に装備を解き始めた。
「え~待っててくれたの~?」その中の一人がサイン帳を携えてやってきた。山行の記念に、私にも何か書いてねっ!というわけだ。こりゃまた光栄な。喜んで彼女の山行の役満成就の黒子となろうではないか。
彼らが去ると、あたりはまた静寂に包まれた。今宵はここで一人宴会だ。
ふ~さん
【ルート】 洞木沢ゲート(7:37)~ボンジ山(10:03/19)~1363P(11:44)~灰縄山(12:30)~京丸山(12:48/13:20)~展望台(14:13/43)~洞木沢ゲート(15:37)