【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
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新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
【日 時】 4月8日(日)
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 8052070782
【同行者】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 水産試験場(7:05)~水沢岳との分岐(12:02)~2320P(13:18)~大棚入山(14:09/25)~2320P(15:02)~水沢岳との分岐(15:33)~水産試験場(18:32)
大棚入山(おおだないりやま)の南西には何枚かの棚がある。山名の由来はこれだろう。では、「入山」とは何なのか。
教授に「入山」の意味を聞いてみると、こう返ってきた・・・『山ことば辞典』(岩科小一郎著・藤本一美編/百水社)を引くと「奥まったところ」の意味、とか。
なるほど。「大棚の奥に控えし山」というわけだ。ならば大棚から大棚入山を狙ってみよう。しかし、ネット記録を見ても、水沢山の尾根か塩尻側の奈良井川からの記録に限られた。いずれもヤブと倒木のジャングルで、いかにも難峰の印象だ。一体、どうなることやら。
さて、その大棚だが、一体どのようにして出来上がったのか。ネット資料に頼ると興味深い記事がヒットした。
「講演要旨」のPDFファイルによれば、13世紀頃に発生した地震によって、大棚入山の南西面で大崩落が生じた可能性があるとのこと。崩壊で生じた圧倒的な土石流が濃ヶ池川を堰き止めた。その結果、そこには広大な天然湖が生じたと言う。
この天然のダム湖が幻の「濃ヶ池」であったのだが、現在は堰が決壊して消失。その後、上流からもたらされる土砂が堆積して、何枚かの棚が形成されたらしい。
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/ ... shkura.pdf
水産試験場の近くに車を停めさせて頂く。この付近は何の縁か、結構土地勘がある。幸ノ川から麦草岳にも登っているし、家族でキャンプにも来ている。さらに昨年は出張で近くの民宿に二泊している。
水量豊かな濃ヶ池川に沿って歩く。木曽福島水道局の沈砂池がある。ここから地図上の破線路を歩くが、かなり荒れていて歩きにくい。早くも先行き不安になってくる。
やがて林道が横切る。濃ヶ池橋だ。「保安林」の看板のある古い山仕事道に入る。これも近年は使われていないようで、ヤブがかぶりつつあった。朽ちゆくゲートを開けて奥へと足を踏み入れる。
「休猟区」の看板。対岸の涸れ沢を笹道に入る。傍らの大きな針葉樹には「林班界」の表示。福島営林署の「山火事注意」を見ながら濃ヶ池川本流と別れる。さあ、大棚入山南西に発達した棚を歩こう。
コンパスを確認して一段目の棚の入口を探してみる。ヒノキやカラマツが密に植林されていて棚の広さは実感できないが、樹間に春の日が射して明るい。大きな切り株。かつての豊かな林相を想像させる。
二段目の棚の入口を探す。どれかと探りながらルンゼに足を踏み入れる。巨岩がゴロゴロする崩落地帯に入った。だが、気を使いながら高度をあげるうち、岩壁にぶち当たってしまった。
おかしい。地図にない地形だ。コンパスを出して驚いた。真東を向いている。となれば現在位置は地図上のここだ。こいつは間抜けじゃん。不注意だよ、あんた。
地図を仔細に検討する。1700m付近に二段目の棚への連絡通路とも言える傾斜の緩みがある。そいつを利用しよう。
まずは右岸尾根に逃げてみる。凍てついた急尾根をピッケルとアイゼンで慎重に下る。けれども、その連絡通路の気配のないまま、尾根の下降がつらくなってくる。一体、現在地はどこなのだ。だが、焦るな。変な焦りは事故につながる。
ようやくこの右岸尾根を北に回り込むポイントをつかんだ。ようやく二段目の棚に通じる凹地に飛び出したようだ。ここでようやく休憩らしい休憩を取る。
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。
こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
立ち去りがたい気持ちを抑えて先を急ぐ。1時間弱のタイムロスが惜しい。山頂に到達するのは難しいかもしれない。だが、後悔を残さないよう、やるだけやってみよう。
凹地が山肌に飲み込まれると二段目の棚に到達した。樹相は変わらず植林だが、ここにも大きな切り株がある。微妙な起伏に悩むうち、現在地を失いそうになる。これ以上、棚をさまよい歩いても、興味深いものもなさそうだ。地理勘を失う前に大棚入山への登路に選んだ尾根に取り付くことにした。
先日来の降雪が古い雪を覆っている。アイゼンをきかせてさえ、表層の堅雪を突き崩してズルっと滑る。こうなると無駄に体力を消耗して苦しい。何とか尾根に登り詰めた。モミやシラビソ、ツガと言った樹相の中、先を急ぐ。針葉樹の幼木が不安要素だったが、やがて下生えが気にならなくなった。
雪の尾根はヤブを被ることもなく、それなりに歩けた。露岩のやせ尾根があって先行きが危ぶまれたが、それはワンポイントのみ。二重に三重に稜線が交雑する場面はあるが、おおむね順調に高度を稼いでいく。しかし、急登を交えたり、雪をなだめたりすかしたりで、捗らないし、すっきり感もない。樹間の青空と中央アルプスに励まされて無心に登る。
やがてゴジラの背の巨岩が林立する尾根になった。それを避けて尾根下を辿ると樹林の中、再び傾斜が強まる。雪が深くて一歩一歩が重い重い。気合いを入れ直す。そしてどうにか水沢山との分岐点に立った。
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。
試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。待望の、抜けるような青空。そして大展望を掌中にした。白山、御岳、乗鞍、北アルプス、北信の山々。中央アルプスの主峰群も手に取るよう。先週登った仏谷や坊主岳があんなに小さい。経ヶ岳も眼下に見えるよ。
だが、まだ安心は出来ない。ここからが本当の勝負所だ。一旦、鞍部に降りてピークを狙う。雪庇が侮れない。北面がすぽんと切れ落ちているから、滑落したら後がない。
危険を避けてヤブに逃げれば、ザックをヤブに絡め取られる。おまけに逃げた分、稜線から大きく離されるので痛し痒しだ。やむなく稜線通しに登るが、宙に浮くような露出感があって爽快というか恐いというか。ミスが許されない場面だ。新雪の下の堅い雪を意識しながらスリップしないよう慎重に登っていく。
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
腕時計と相談する。立ち去りがたい気分を押さえて下山せねば。登りは何とかなった斜面がジャンプ台になって迫り、緊張を強いられる。どうにか2320峰から水沢岳分岐へ。雪が深くて重くて体力を奪い取られる。ラッセル必至なので、自転車をデポしておいた水沢山へのルートは早々に捨てた。往路を戻ろう。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。
凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。
そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
ふ~さん
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 8052070782
【同行者】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 水産試験場(7:05)~水沢岳との分岐(12:02)~2320P(13:18)~大棚入山(14:09/25)~2320P(15:02)~水沢岳との分岐(15:33)~水産試験場(18:32)
大棚入山(おおだないりやま)の南西には何枚かの棚がある。山名の由来はこれだろう。では、「入山」とは何なのか。
教授に「入山」の意味を聞いてみると、こう返ってきた・・・『山ことば辞典』(岩科小一郎著・藤本一美編/百水社)を引くと「奥まったところ」の意味、とか。
なるほど。「大棚の奥に控えし山」というわけだ。ならば大棚から大棚入山を狙ってみよう。しかし、ネット記録を見ても、水沢山の尾根か塩尻側の奈良井川からの記録に限られた。いずれもヤブと倒木のジャングルで、いかにも難峰の印象だ。一体、どうなることやら。
さて、その大棚だが、一体どのようにして出来上がったのか。ネット資料に頼ると興味深い記事がヒットした。
「講演要旨」のPDFファイルによれば、13世紀頃に発生した地震によって、大棚入山の南西面で大崩落が生じた可能性があるとのこと。崩壊で生じた圧倒的な土石流が濃ヶ池川を堰き止めた。その結果、そこには広大な天然湖が生じたと言う。
この天然のダム湖が幻の「濃ヶ池」であったのだが、現在は堰が決壊して消失。その後、上流からもたらされる土砂が堆積して、何枚かの棚が形成されたらしい。
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/ ... shkura.pdf
水産試験場の近くに車を停めさせて頂く。この付近は何の縁か、結構土地勘がある。幸ノ川から麦草岳にも登っているし、家族でキャンプにも来ている。さらに昨年は出張で近くの民宿に二泊している。
水量豊かな濃ヶ池川に沿って歩く。木曽福島水道局の沈砂池がある。ここから地図上の破線路を歩くが、かなり荒れていて歩きにくい。早くも先行き不安になってくる。
やがて林道が横切る。濃ヶ池橋だ。「保安林」の看板のある古い山仕事道に入る。これも近年は使われていないようで、ヤブがかぶりつつあった。朽ちゆくゲートを開けて奥へと足を踏み入れる。
「休猟区」の看板。対岸の涸れ沢を笹道に入る。傍らの大きな針葉樹には「林班界」の表示。福島営林署の「山火事注意」を見ながら濃ヶ池川本流と別れる。さあ、大棚入山南西に発達した棚を歩こう。
コンパスを確認して一段目の棚の入口を探してみる。ヒノキやカラマツが密に植林されていて棚の広さは実感できないが、樹間に春の日が射して明るい。大きな切り株。かつての豊かな林相を想像させる。
二段目の棚の入口を探す。どれかと探りながらルンゼに足を踏み入れる。巨岩がゴロゴロする崩落地帯に入った。だが、気を使いながら高度をあげるうち、岩壁にぶち当たってしまった。
おかしい。地図にない地形だ。コンパスを出して驚いた。真東を向いている。となれば現在位置は地図上のここだ。こいつは間抜けじゃん。不注意だよ、あんた。
地図を仔細に検討する。1700m付近に二段目の棚への連絡通路とも言える傾斜の緩みがある。そいつを利用しよう。
まずは右岸尾根に逃げてみる。凍てついた急尾根をピッケルとアイゼンで慎重に下る。けれども、その連絡通路の気配のないまま、尾根の下降がつらくなってくる。一体、現在地はどこなのだ。だが、焦るな。変な焦りは事故につながる。
ようやくこの右岸尾根を北に回り込むポイントをつかんだ。ようやく二段目の棚に通じる凹地に飛び出したようだ。ここでようやく休憩らしい休憩を取る。
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。
こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
立ち去りがたい気持ちを抑えて先を急ぐ。1時間弱のタイムロスが惜しい。山頂に到達するのは難しいかもしれない。だが、後悔を残さないよう、やるだけやってみよう。
凹地が山肌に飲み込まれると二段目の棚に到達した。樹相は変わらず植林だが、ここにも大きな切り株がある。微妙な起伏に悩むうち、現在地を失いそうになる。これ以上、棚をさまよい歩いても、興味深いものもなさそうだ。地理勘を失う前に大棚入山への登路に選んだ尾根に取り付くことにした。
先日来の降雪が古い雪を覆っている。アイゼンをきかせてさえ、表層の堅雪を突き崩してズルっと滑る。こうなると無駄に体力を消耗して苦しい。何とか尾根に登り詰めた。モミやシラビソ、ツガと言った樹相の中、先を急ぐ。針葉樹の幼木が不安要素だったが、やがて下生えが気にならなくなった。
雪の尾根はヤブを被ることもなく、それなりに歩けた。露岩のやせ尾根があって先行きが危ぶまれたが、それはワンポイントのみ。二重に三重に稜線が交雑する場面はあるが、おおむね順調に高度を稼いでいく。しかし、急登を交えたり、雪をなだめたりすかしたりで、捗らないし、すっきり感もない。樹間の青空と中央アルプスに励まされて無心に登る。
やがてゴジラの背の巨岩が林立する尾根になった。それを避けて尾根下を辿ると樹林の中、再び傾斜が強まる。雪が深くて一歩一歩が重い重い。気合いを入れ直す。そしてどうにか水沢山との分岐点に立った。
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。
試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。待望の、抜けるような青空。そして大展望を掌中にした。白山、御岳、乗鞍、北アルプス、北信の山々。中央アルプスの主峰群も手に取るよう。先週登った仏谷や坊主岳があんなに小さい。経ヶ岳も眼下に見えるよ。
だが、まだ安心は出来ない。ここからが本当の勝負所だ。一旦、鞍部に降りてピークを狙う。雪庇が侮れない。北面がすぽんと切れ落ちているから、滑落したら後がない。
危険を避けてヤブに逃げれば、ザックをヤブに絡め取られる。おまけに逃げた分、稜線から大きく離されるので痛し痒しだ。やむなく稜線通しに登るが、宙に浮くような露出感があって爽快というか恐いというか。ミスが許されない場面だ。新雪の下の堅い雪を意識しながらスリップしないよう慎重に登っていく。
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
腕時計と相談する。立ち去りがたい気分を押さえて下山せねば。登りは何とかなった斜面がジャンプ台になって迫り、緊張を強いられる。どうにか2320峰から水沢岳分岐へ。雪が深くて重くて体力を奪い取られる。ラッセル必至なので、自転車をデポしておいた水沢山へのルートは早々に捨てた。往路を戻ろう。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。
凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。
そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
ふ~さん
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
ふ~さん 今晩は 三遠南信です。
やりましたね。文面からでも悪戦苦闘振りが判ります。でもこの日は天気が良くて本当に幸いでしたね。私は安蔵山界隈でブナ林の尾根を散策しておりました。
大棚入山(おおだないりやま)の南西には何枚かの棚がある。山名の由来はこれだろう。では、「入山」とは何なのか。なるほど。「大棚の奥に控えし山」というわけだ。ならば大棚から大棚入山を狙ってみよう。
山名の由来が理解できました。この山名は木曽側の名前だったのですね。今日地形図を見ながらふ~さんのルートを辿って初めて棚地形があることを知りました。私はアプローチの関係上、どうしても奈良井川からしか地形図を見ておりませんので気が付きませんでした。
来シーズン雪が多ければ、残雪期に今年見送った獅子沢と黒河を分ける尾根から訪れたいと思います。
二段目の棚の入口を探す。どれかと探りながらルンゼに足を踏み入れる。巨岩がゴロゴロする崩落地帯に入った。だが、気を使いながら高度をあげるうち、岩壁にぶち当たってしまった。
地形図では想像もできない地形があるのですね。
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
私も一度だけ見たことがあります。本当に小さくこんな厳しい環境でよく生きておられると感心します。
雪の尾根はヤブを被ることもなく、それなりに歩けた。露岩のやせ尾根があって先行きが危ぶまれたが、それはワンポイントのみ。二重に三重に稜線が交雑する場面はあるが、おおむね順調に高度を稼いでいく。しかし、急登を交えたり、雪をなだめたりすかしたりで、捗らないし、すっきり感もない。樹間の青空と中央アルプスに励まされて無心に登る。やがてゴジラの背の巨岩が林立する尾根になった。それを避けて尾根下を辿ると樹林の中、再び傾斜が強まる。雪が深くて一歩一歩が重い重い。気合いを入れ直す。そしてどうにか水沢山との分岐点に立った。
どの辺りから藪は雪の下になっていましたか。
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
悪戦苦闘振りが目に浮かびます。それにしても単独で、私にはもうそんな馬力はありません。
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。待望の、抜けるような青空。そして大展望を掌中にした。白山、御岳、乗鞍、北アルプス、北信の山々。中央アルプスの主峰群も手に取るよう。先週登った仏谷や坊主岳があんなに小さい。経ヶ岳も眼下に見えるよ。
これがあるから山は止められないのかも。
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
私もいつの日かこの目で同じ景色を見たいものです。来年はもう70歳を越えますが。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
無事下山が何よりです。本当に素晴らしい山行でした。おめでとうさんと言わせて下さい。 三遠南信
やりましたね。文面からでも悪戦苦闘振りが判ります。でもこの日は天気が良くて本当に幸いでしたね。私は安蔵山界隈でブナ林の尾根を散策しておりました。
大棚入山(おおだないりやま)の南西には何枚かの棚がある。山名の由来はこれだろう。では、「入山」とは何なのか。なるほど。「大棚の奥に控えし山」というわけだ。ならば大棚から大棚入山を狙ってみよう。
山名の由来が理解できました。この山名は木曽側の名前だったのですね。今日地形図を見ながらふ~さんのルートを辿って初めて棚地形があることを知りました。私はアプローチの関係上、どうしても奈良井川からしか地形図を見ておりませんので気が付きませんでした。
来シーズン雪が多ければ、残雪期に今年見送った獅子沢と黒河を分ける尾根から訪れたいと思います。
二段目の棚の入口を探す。どれかと探りながらルンゼに足を踏み入れる。巨岩がゴロゴロする崩落地帯に入った。だが、気を使いながら高度をあげるうち、岩壁にぶち当たってしまった。
地形図では想像もできない地形があるのですね。
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
私も一度だけ見たことがあります。本当に小さくこんな厳しい環境でよく生きておられると感心します。
雪の尾根はヤブを被ることもなく、それなりに歩けた。露岩のやせ尾根があって先行きが危ぶまれたが、それはワンポイントのみ。二重に三重に稜線が交雑する場面はあるが、おおむね順調に高度を稼いでいく。しかし、急登を交えたり、雪をなだめたりすかしたりで、捗らないし、すっきり感もない。樹間の青空と中央アルプスに励まされて無心に登る。やがてゴジラの背の巨岩が林立する尾根になった。それを避けて尾根下を辿ると樹林の中、再び傾斜が強まる。雪が深くて一歩一歩が重い重い。気合いを入れ直す。そしてどうにか水沢山との分岐点に立った。
どの辺りから藪は雪の下になっていましたか。
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
悪戦苦闘振りが目に浮かびます。それにしても単独で、私にはもうそんな馬力はありません。
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。待望の、抜けるような青空。そして大展望を掌中にした。白山、御岳、乗鞍、北アルプス、北信の山々。中央アルプスの主峰群も手に取るよう。先週登った仏谷や坊主岳があんなに小さい。経ヶ岳も眼下に見えるよ。
これがあるから山は止められないのかも。
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
私もいつの日かこの目で同じ景色を見たいものです。来年はもう70歳を越えますが。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
無事下山が何よりです。本当に素晴らしい山行でした。おめでとうさんと言わせて下さい。 三遠南信
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
ふ~りん、こんちは~
まだ風鈴には早すぎるかなあ?
zippおいちゃんが命名するもんやから、ちょっと呼んでみました。
新学期お忙しいことやろ…、なんて思ってたらエライところへ行ってるんですね。(@_@;)
大棚というから焼岳あたりかと思ったら木曽駒エリアでしたか!
添付地形図を開けたらふ~りんの遊び場が出てきました。
でもどっからどう登ったんかは不明。レポ読みながら確認しますね。
いい加減な推測や根拠もない風聞の受け売りとちごて、しっかり出典まで明らかや!
近くに「出町」、「入町」があるけど、やはり「出町」のほうが国道に近いです。
大棚は池だった。とすれば、上高地の大正池なんぞもそのうち大正棚に変わるんダナ?
不注意だよ、ほんま。もっとわかるようにガイドしろよ。ふ~てん(@_@;)
本当はワクワク感で走りだしたくなるのを抑えるのに必死だったとか。
ふ~りん著「蒼穹の大棚入山」…ちょっとゴロが悪いね(~o~)
ふ~りんなら、ズリズリかなあ…(-_-;)
で、チャリンコは忘れずに回収しましたか?
~biwaco
まだ風鈴には早すぎるかなあ?
zippおいちゃんが命名するもんやから、ちょっと呼んでみました。
新学期お忙しいことやろ…、なんて思ってたらエライところへ行ってるんですね。(@_@;)
大棚というから焼岳あたりかと思ったら木曽駒エリアでしたか!
添付地形図を開けたらふ~りんの遊び場が出てきました。
でもどっからどう登ったんかは不明。レポ読みながら確認しますね。
「水産試験場」なんてどこにも書いてないやないか(>_<)【ルート】 水産試験場(7:05)~水沢岳との分岐(12:02)~2320P(13:18)~大棚入山(14:09/25)~2320P(15:02)~水沢岳との分岐(15:33)~水産試験場(18:32)
大ダンナが入山されたんでしょうが?大棚入山(おおだないりやま)の南西には何枚かの棚がある。山名の由来はこれだろう。では、「入山」とは何なのか。
さすが教授のおっしゃることは違いますね~(@_@;)教授に「入山」の意味を聞いてみると、こう返ってきた・・・『山ことば辞典』(岩科小一郎著・藤本一美編/百水社)を引くと「奥まったところ」の意味、とか。
いい加減な推測や根拠もない風聞の受け売りとちごて、しっかり出典まで明らかや!
近くに「出町」、「入町」があるけど、やはり「出町」のほうが国道に近いです。
といいながら、内心は興味津々、やる気満々なんでしょ(^_-)なるほど。「大棚の奥に控えし山」というわけだ。ならば大棚から大棚入山を狙ってみよう。しかし、ネット記録を見ても、水沢山の尾根か塩尻側の奈良井川からの記録に限られた。いずれもヤブと倒木のジャングルで、いかにも難峰の印象だ。一体、どうなることやら。
地名民俗学に地学、歴史学と勉強家のふ~りんちゃん! これもターゲットへのモチを上げるための付加価値づくりなんかもね?さて、その大棚だが、一体どのようにして出来上がったのか。ネット資料に頼ると興味深い記事がヒットした。
大棚は池だった。とすれば、上高地の大正池なんぞもそのうち大正棚に変わるんダナ?
どのへんかわかってきたぞ!早くも先行きが見えてきた。(^_-)水量豊かな濃ヶ池川に沿って歩く。木曽福島水道局の沈砂池がある。ここから地図上の破線路を歩くが、かなり荒れていて歩きにくい。早くも先行き不安になってくる。
やっぱり、さっぱり、すっかり、わからん~(>_<)コンパスを確認して一段目の棚の入口を探してみる。ヒノキやカラマツが密に植林されていて棚の広さは実感できないが、樹間に春の日が射して明るい。大きな切り株。かつての豊かな林相を想像させる。
二段目の棚の入口を探す。どれかと探りながらルンゼに足を踏み入れる。巨岩がゴロゴロする崩落地帯に入った。だが、気を使いながら高度をあげるうち、岩壁にぶち当たってしまった。
おかしい。地図にない地形だ。コンパスを出して驚いた。真東を向いている。となれば現在位置は地図上のここだ。こいつは間抜けじゃん。不注意だよ、あんた。
不注意だよ、ほんま。もっとわかるようにガイドしろよ。ふ~てん(@_@;)
co1700といえば、もう2段目に入ってるんでは?地図を仔細に検討する。1700m付近に二段目の棚への連絡通路とも言える傾斜の緩みがある。そいつを利用しよう。
いったいどこなんだ? 焦らないけど、どっかわからない。(>_<)まずは右岸尾根に逃げてみる。凍てついた急尾根をピッケルとアイゼンで慎重に下る。けれども、その連絡通路の気配のないまま、尾根の下降がつらくなってくる。一体、現在地はどこなのだ。だが、焦るな。変な焦りは事故につながる。
これが幻想、妄想の氷水ちゃんですか。座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。
こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
青木ヶ原でも念想して氷水を被った思いになった?凹地が山肌に飲み込まれると二段目の棚に到達した。樹相は変わらず植林だが、ここにも大きな切り株がある。微妙な起伏に悩むうち、現在地を失いそうになる。これ以上、棚をさまよい歩いても、興味深いものもなさそうだ。地理勘を失う前に大棚入山への登路に選んだ尾根に取り付くことにした。
ゴジラの背中は歩けない? わなあ…。やがてゴジラの背の巨岩が林立する尾根になった。それを避けて尾根下を辿ると樹林の中、再び傾斜が強まる。雪が深くて一歩一歩が重い重い。気合いを入れ直す。そしてどうにか水沢山との分岐点に立った。
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。
試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
やったね~!ここまで来たらあとは眼鼻の先、指呼の距離(^O^)/地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。待望の、抜けるような青空。そして大展望を掌中にした。白山、御岳、乗鞍、北アルプス、北信の山々。中央アルプスの主峰群も手に取るよう。先週登った仏谷や坊主岳があんなに小さい。経ヶ岳も眼下に見えるよ。
あら、核心部のナイフリッジですか?だが、まだ安心は出来ない。ここからが本当の勝負所だ。一旦、鞍部に降りてピークを狙う。雪庇が侮れない。北面がすぽんと切れ落ちているから、滑落したら後がない。
いつになく慎重なふ~りん(^_-)危険を避けてヤブに逃げれば、ザックをヤブに絡め取られる。おまけに逃げた分、稜線から大きく離されるので痛し痒しだ。やむなく稜線通しに登るが、宙に浮くような露出感があって爽快というか恐いというか。ミスが許されない場面だ。新雪の下の堅い雪を意識しながらスリップしないよう慎重に登っていく。
本当はワクワク感で走りだしたくなるのを抑えるのに必死だったとか。
「蒼穹の昴」って浅田次郎の本にありました。そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
ふ~りん著「蒼穹の大棚入山」…ちょっとゴロが悪いね(~o~)
ヤブは想定内でしょう?というより、敢えて選んだルート。ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。
ポコポコ歩くのはポニーでしょ?そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
ふ~りんなら、ズリズリかなあ…(-_-;)
で、チャリンコは忘れずに回収しましたか?
~biwaco
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
すばらしい。お見事。
この一週間後の4.15、ぼくたちは、谷山川から枇杷倉山に行きました。山頂から眺めたかぎり、仏御前滝、小ナベ、東稜、荒島のルートは、まだ健在のよう。
この一週間後の4.15、ぼくたちは、谷山川から枇杷倉山に行きました。山頂から眺めたかぎり、仏御前滝、小ナベ、東稜、荒島のルートは、まだ健在のよう。
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
三遠南信さん、おはようございます。ふ~さん 今晩は 三遠南信です。
大棚入山は、長い間の宿題でした。坊主岳や仏谷から大棚入山を見てしまうと、もういけません。これはのぼらなきゃって・・・今後は目隠しでもしながら山頂に立たないと、宿題は増えるばかりですね~(^^;)やりましたね。文面からでも悪戦苦闘振りが判ります。でもこの日は天気が良くて本当に幸いでしたね。私は安蔵山界隈でブナ林の尾根を散策しておりました。
13世紀~14世紀の地震による大崩壊がなければ、大棚入山は実に大きな山容を誇っていたことが想像されます。私も、今回この棚は溶岩流によるものではなく、多量の土砂が堆積したものだと初めて知りました。山名の由来が理解できました。この山名は木曽側の名前だったのですね。今日地形図を見ながらふ~さんのルートを辿って初めて棚地形があることを知りました。私はアプローチの関係上、どうしても奈良井川からしか地形図を見ておりませんので気が付きませんでした。
来シーズン雪が多ければ、残雪期に今年見送った獅子沢と黒河を分ける尾根から訪れたいと思います。
塩尻側からの悲願を是非とも果たしてください。番所~ぬるでからの林道がどの程度、あてに出来るか気になるところですね。ゲートがあるのかとか、よもや滑り台になっていないかとか。奈良井川からうまく周遊した記録もありますね。雪の具合次第でしょう。
いいえ、これは私がコンパスで確認せずに、足を踏み入れてしまったからなんです。よく見ると、地形図上には崩壊地形が記されています。不注意でした。地形図では想像もできない地形があるのですね。
三遠さんもご覧になったことがありましたか。まさにあんな厳しい環境でよくぞ生きているものです。ヒメヒミズはヒミズに高所に追いやられて標高1500m以上にしか棲息しないようです。厳冬期にはどんな暮らしをしているのでしょうか。そして、いかに春が訪れるのを待ち望び、喜んでいることかが想像できますね。私も一度だけ見たことがあります。本当に小さくこんな厳しい環境でよく生きておられると感心します。
やぶこぎというほどのやぶこぎはありません。むしろ、やぶに帰ろうとしていたのは、アプローチの濃ヶ池橋までと、その先の棚に入る直前まで。つる性の植物に絡め取られたりして苦労しました。どの辺りから藪は雪の下になっていましたか。
棚の植林帯は林床が雪に埋もれていましたし、第二の棚から狙った尾根に乗り上げる部分や、水沢山への分岐までにしても、ある程度は雪をかぶっているので、それなりに歩けます。分岐から山頂までは滑落を恐れて尾根筋をはずすなら、灌木の中を歩かざるをえません・・・かといって、無雪期なら安全に歩けるのかどうかの判断できませんが。
馬力というよりも、馬鹿力?・・・いいえ、これは意地の世界だったのかも・・・悪戦苦闘振りが目に浮かびます。それにしても単独で、私にはもうそんな馬力はありません。
おかげさまで、大展望に酔いしれました。これがあるから山は止められないのかも。
年齢は関係ないと思っていますよ。ただ、年齢に見合った登山、そして登山を実現するための日常のたゆみない努力は必要でしょう。そういう意味では三遠さんは素晴らしい自己管理能力を持っておみえだと感じています。私もいつの日かこの目で同じ景色を見たいものです。来年はもう70歳を越えますが。
ありがとうございます。次シーズンの三遠さんのレポートが今から楽しみです。無事下山が何よりです。本当に素晴らしい山行でした。おめでとうさんと言わせて下さい。 三遠南信
ふ~さん
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
Biwacoさん、おはようさんです。zippさんに命名されると、なんだか自分がホントにそんな気分になってしまうようなところが恐~いですね。(^_-)ふ~りん、こんちは~
まだ風鈴には早すぎるかなあ?
zippおいちゃんが命名するもんやから、ちょっと呼んでみました。
今回は睡眠時間は2時間でしたねぇ。何だか仕事から逃避するために山に登ってますね~。^^;新学期お忙しいことやろ…、なんて思ってたらエライところへ行ってるんですね。(@_@;)
大棚というから焼岳あたりかと思ったら木曽駒エリアでしたか!
添付地形図を開けたらふ~りんの遊び場が出てきました。
でもどっからどう登ったんかは不明。レポ読みながら確認しますね。
地形図にはないけど、ネット地図にはあったかも。「水産試験場」なんてどこにも書いてないやないか(>_<)
私と一緒で最近、biwacoさんも意味不明ですね~大ダンナが入山されたんでしょうが?
わしらとは頭の出来も違いますからね~。彼のブログはすごいよね。頼りにしてます。さすが教授のおっしゃることは違いますね~(@_@;)
いい加減な推測や根拠もない風聞の受け売りとちごて、しっかり出典まで明らかや!
近くに「出町」、「入町」があるけど、やはり「出町」のほうが国道に近いです。
ふっふっふっ。姫(?)たる野望というやつですね。といいながら、内心は興味津々、やる気満々なんでしょ(^_-)
おっ、舌好調ですな。地名民俗学に地学、歴史学と勉強家のふ~りんちゃん! これもターゲットへのモチを上げるための付加価値づくりなんかもね?
大棚は池だった。とすれば、上高地の大正池なんぞもそのうち大正棚に変わるんダナ?
おおきに。どのへんかわかってきたぞ!早くも先行きが見えてきた。(^_-)
はいはい、すべては私のせいでございやす。これにて世界が平和なら、世の罪すべてを、わたしゃひっかぶる所存ですぜ~(>_<)やっぱり、さっぱり、すっかり、わからん~(>_<)
不注意だよ、ほんま。もっとわかるようにガイドしろよ。ふ~てん(@_@;)
おっ、Biwacoさんも地図読みできるようになりましたね。ご褒美あげますわよ。co1700といえば、もう2段目に入ってるんでは?
相手が私だからヒミズも気を許したのでしょう。これがもしBiwacoさんなら取って食われてるだろうし。これが幻想、妄想の氷水ちゃんですか。
歩いた人はいないわなあ・・・ゴジラの背中は歩けない? わなあ…。
それがまだ遠くて遠くて(T_T)やったね~!ここまで来たらあとは眼鼻の先、指呼の距離(^O^)/
核心部はあの間違いルンゼだったかも・・・。ここはナイフリッジではなくって切れ落ちているのは北面だけです。南面は灌木帯なんですが、こちらに逃げると稜線から離れてしまうし、雪が深いので登るのも大変。あら、核心部のナイフリッジですか?
ここは10~15cmの新雪の下には堅い雪がある場所で、スリップするとまずい場面でしたからね。いつになく慎重なふ~りん(^_-)
本当はワクワク感で走りだしたくなるのを抑えるのに必死だったとか。
おお、博学ですな。「蒼穹の昴」って浅田次郎の本にありました。
ふ~りん著「蒼穹の大棚入山」…ちょっとゴロが悪いね(~o~)
・・・悪いのはゴロだけじゃなくって性格も悪いんですけどね。
まあ、下りだから何とかなるでしょうって・・・ヤブは想定内でしょう?というより、敢えて選んだルート。
今後は「ポニーふ~太郎」と読んであげてね。ポコポコ歩くのはポニーでしょ?
ふ~りんなら、ズリズリかなあ…(-_-;)
暗い林道で車のヘッドライトで照らして回収~(^_^)v Biwacosさんも、良い山を~!で、チャリンコは忘れずに回収しましたか?
ポニーふ~太郎
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
float cloud さん、おはようございます。ご無沙汰しております。そして、筆無精の不義理をお許しください。
私たちは先週は奈良岳でしたが、残念ながら山頂までは達しませんでした。
共にまた、楽しく安全な山行を心がけたいものですね。
ふ~さん
相変わらず意欲的な山行ですね。枇杷倉は私は小白山から稜線越しに歩きました。良い山ですね。すばらしい。お見事。
この一週間後の4.15、ぼくたちは、谷山川から枇杷倉山に行きました。山頂から眺めたかぎり、仏御前滝、小ナベ、東稜、荒島のルートは、まだ健在のよう。
私たちは先週は奈良岳でしたが、残念ながら山頂までは達しませんでした。
共にまた、楽しく安全な山行を心がけたいものですね。
ふ~さん
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
ふ~さんおはようございます。
またまたマニアツクな所をよじよじでしたか
命がいくつあても足りませんね気をつけて下さいね
ほかに入山は大川入山 恩田入山ありますが
大棚入山と付いていると広い台地の想像しますが違うのですね
可愛いヒミズくんにも会え実りある山旅でしたね
新東名も一部開通でマニアツク山 続々出てきそうですね
楽しみにしてますよ
バーチャリ
またまたマニアツクな所をよじよじでしたか
命がいくつあても足りませんね気をつけて下さいね
ほかに入山は大川入山 恩田入山ありますが
大棚入山と付いていると広い台地の想像しますが違うのですね
可愛いヒミズくんにも会え実りある山旅でしたね
新東名も一部開通でマニアツク山 続々出てきそうですね
楽しみにしてますよ
バーチャリ
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
バーチャリさん、おはようさんです。たんぽぽ説によると、前回の上谷レポが初レポではなかったんですね。ふ~さんおはようございます。
バーチャリさんなら、きっと登ってるんじゃないかなって思ってました。またまたマニアツクな所をよじよじでしたか
ありがとうございます。踏みつけられてもライターであぶられても死なない男になりたいもんです。(意味不明)命がいくつあても足りませんね気をつけて下さいね
さすがバーチャリさん、この辺りの山は既に登ってみえるわけですね。ほかに入山は大川入山 恩田入山ありますが
地形図上で見ると、それなりに広いのですが、土壌を安定させるための意味もあってか植林が進んだようですね。それで、棚を端から端まで見通すことはできません。ただ、上から見ると濃ヶ池川の右又の棚は明るい印象でしたよ!大棚入山と付いていると広い台地の想像しますが違うのですね
今年は私も、「可愛いふ~さん」と言われるように頑張っちゃいます。(これも意味不明(^_^;)可愛いヒミズくんにも会え、実りある山旅でしたね
そうなんです。三遠南信ルートが悲願の全通したら、またまた行動エリアが広がりますね。新東名も一部開通でマニアツク山 続々出てきそうですね
おおきに。こちらもバーチャリさんの奮登に期待してますよ~楽しみにしてますよ
ふ~さん
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
ふ~さん、こんばんは
今回の山はかなりきびしかったようですね。
おかしい。地図にない地形だ。コンパスを出して驚いた。真東を向いている。となれば現在位置は地図上のここだ。こいつは間抜けじゃん。不注意だよ、あんた。
けれども、その連絡通路の気配のないまま、尾根の下降がつらくなってくる。一体、現在地はどこなのだ。だが、焦るな。変な焦りは事故につながる。
現在地点が分からなくなると本当に不安になりますね。GPSは持たない主義ですか?
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。
こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
ここはちょっとした気分転換になりましたね。
私なら恐らくネズミかなと思う程度でしょう
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。
はひゃ~、こりゃ大変だ~
試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
スノーシューでの急登は斜度がある程度以上になると滑り出しますね
こうなると単なるお荷物になってしまいます
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。
ふ~さんの期待通りの責め苦でしたでしょうか?
だが、まだ安心は出来ない。ここからが本当の勝負所だ。一旦、鞍部に降りてピークを狙う。雪庇が侮れない。北面がすぽんと切れ落ちているから、滑落したら後がない。
単独だから失敗は許されないですね。
セキオノコバで雪庇から落ちたことがあります。その時は下が緩やかだったのでセーフでしたが、この辺りの山なら下まで止まらないでしょうね
危険を避けてヤブに逃げれば、ザックをヤブに絡め取られる。おまけに逃げた分、稜線から大きく離されるので痛し痒しだ。やむなく稜線通しに登るが、宙に浮くような露出感があって爽快というか恐いというか。ミスが許されない場面だ。新雪の下の堅い雪を意識しながらスリップしないよう慎重に登っていく。
二人ならザイルで固定しながら登るケースですね。怖い怖い
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
標識や三角点は雪に埋もれて見えないですね
素晴らしい展望があれば今までの苦労も報われ喜び倍増ですね
腕時計と相談する。立ち去りがたい気分を押さえて下山せねば。登りは何とかなった斜面がジャンプ台になって迫り、緊張を強いられる。どうにか2320峰から水沢岳分岐へ。雪が深くて重くて体力を奪い取られる。ラッセル必至なので、自転車をデポしておいた水沢山へのルートは早々に捨てた。往路を戻ろう。
往路を選んだのは時間的な問題もあったでしょうが、それだけ厳しい山だったのですね。
私なら13時で敗退です。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。
闇下が迫ると気持ちも焦るので要注意です。
凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。
焦って下りると怪我しますよ。危ない場面があったのですね
そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
無事に生還できて本当に良かったです
宮指路
今回の山はかなりきびしかったようですね。
おかしい。地図にない地形だ。コンパスを出して驚いた。真東を向いている。となれば現在位置は地図上のここだ。こいつは間抜けじゃん。不注意だよ、あんた。
けれども、その連絡通路の気配のないまま、尾根の下降がつらくなってくる。一体、現在地はどこなのだ。だが、焦るな。変な焦りは事故につながる。
現在地点が分からなくなると本当に不安になりますね。GPSは持たない主義ですか?
座っていた岩から立ち上がったところ、岩陰から何やら黒いものがちょろりと動いた。そいつは小さな岩穴から顔を出したり引っ込めたりしながら、こちらの様子を窺っている。
こいつはモグラか?いや、違う、これが噂に聞くヒミズか。高山に棲息する日本固有種の小動物だ。これは珍しい。
ここはちょっとした気分転換になりましたね。
私なら恐らくネズミかなと思う程度でしょう
安堵する間もない。ここから2320峰までは地図上の距離以上に遠いだろう。足元が深すぎて遅々として進まない。時間との戦いになる。急斜面に腰まで胸まで埋まって、無様にもがく。灌木をつかんでかきあがる。
はひゃ~、こりゃ大変だ~
試しにスノーシューに履き替えてみるが急登に歯がたたない。再びアイゼンとピッケルに持ち替えたりするので、時間もかかるはずだよ。
スノーシューでの急登は斜度がある程度以上になると滑り出しますね
こうなると単なるお荷物になってしまいます
地獄の責め苦に耐えながら、高所を求めて2320峰に立つ。
ふ~さんの期待通りの責め苦でしたでしょうか?
だが、まだ安心は出来ない。ここからが本当の勝負所だ。一旦、鞍部に降りてピークを狙う。雪庇が侮れない。北面がすぽんと切れ落ちているから、滑落したら後がない。
単独だから失敗は許されないですね。
セキオノコバで雪庇から落ちたことがあります。その時は下が緩やかだったのでセーフでしたが、この辺りの山なら下まで止まらないでしょうね
危険を避けてヤブに逃げれば、ザックをヤブに絡め取られる。おまけに逃げた分、稜線から大きく離されるので痛し痒しだ。やむなく稜線通しに登るが、宙に浮くような露出感があって爽快というか恐いというか。ミスが許されない場面だ。新雪の下の堅い雪を意識しながらスリップしないよう慎重に登っていく。
二人ならザイルで固定しながら登るケースですね。怖い怖い
そして、もうこれ以上高い場所がなくなった。ここが大棚入山の山頂なのだ!雪深い頂が蒼穹のもとにあった。すべての山々が祝福してくれている。中央アルプスの一つ一つの峰々を数えてみる。右端が麦草岳、玉ノ窪沢の源頭カールの奥が木曽前岳、主峰の木曽駒ヶ岳。細尾沢が純白の雪渓を伴って這い上がっているのがよく見える。茶臼山・将棋頭山の稜線の奥は伊那前岳だろうか。
標識や三角点は雪に埋もれて見えないですね
素晴らしい展望があれば今までの苦労も報われ喜び倍増ですね
腕時計と相談する。立ち去りがたい気分を押さえて下山せねば。登りは何とかなった斜面がジャンプ台になって迫り、緊張を強いられる。どうにか2320峰から水沢岳分岐へ。雪が深くて重くて体力を奪い取られる。ラッセル必至なので、自転車をデポしておいた水沢山へのルートは早々に捨てた。往路を戻ろう。
往路を選んだのは時間的な問題もあったでしょうが、それだけ厳しい山だったのですね。
私なら13時で敗退です。
ひたすら忠実に尾根を下山していく。最後は往路と離れて最短で尾根を通す。ただ、この選択もそれほど楽ではない。まずは笹ヤブが出てきた。いきなり岩頭に立ったりもする。おまけにルート判断が微妙になってくる。
闇下が迫ると気持ちも焦るので要注意です。
凍てついた斜面をアイゼンをきかせて下るが、笹ヤブに足を取られまくって酔っぱらい歩き。だが、ガチンコに凍りついた急傾斜でアイゼンを手放すのは、あまりに無謀だった。
焦って下りると怪我しますよ。危ない場面があったのですね
そしてようやく往路に合流。二つのゲートをくぐり抜ける。濃ヶ池橋からは林道をぽこぽこ歩く。そして、足取り怪しく愛車へと帰還した。ただいま~っ!
無事に生還できて本当に良かったです
宮指路
Re: 【中央ア】 大棚から大棚入山(2375m)
宮指路さん、おはようさんです。ふ~さん、こんばんは
ルートミスが最後まで響きましたね。反省反省・・・しかし、これも登山のうちですか今回の山はかなりきびしかったようですね。
GPSはログを取るためと、非常時用に必要です。ただ、あまぶたの奥に入れています。だから、後からログを見ると、結構無駄なルート取りしているし、道迷いも今回のようにしょっちゅうです。現在地点が分からなくなると本当に不安になりますね。GPSは持たない主義ですか?
奈良岳でも、トップで歩いているとき、山日和さんにはよく「ここは凹地でいいよ」とか「右手の方が斜度がゆるいよ」とかご指導を受けました(^_^;)
GPSは便利ですが、私にとっては登山の楽しみが減じてしまうという弱みがあります(GPSを活用されている皆さん、ごめんなさい)。現にやぶこぎでも、GPSなしで登山を十分楽しんでいる方もみえますしね。
私も、以前は花と言えば、たんぽぽとチューリップくらいしか知りませんでしたからね(ほんとかよ?)ここはちょっとした気分転換になりましたね。
私なら恐らくネズミかなと思う程度でしょう
「何してんだ、一体!?」って感じですね。はひゃ~、こりゃ大変だ~
その点、山日和さんやたんぽぽさんのスノーシューはしっかり者ですよ。スノーシューでの急登は斜度がある程度以上になると滑り出しますね
こうなると単なるお荷物になってしまいます
まだまだ~。もっとしばいてもらわなきゃ(意味不明)ふ~さんの期待通りの責め苦でしたでしょうか?
ネットでこの山を冬に登山した記録がヒットしましたが、その方も同じことを書いてみえましたね。単独だから失敗は許されないですね。
セキオノコバで雪庇から落ちたことがあります。その時は下が緩やかだったのでセーフでしたが、この辺りの山なら下まで止まらないでしょうね
素晴らしい展望に激励されましたし、不思議な高揚感もありますね。頂上を目前にする胸の高鳴りでしょうか。二人ならザイルで固定しながら登るケースですね。怖い怖い
山頂の樹にピンクテープが確認できた程度でした。標識や三角点は雪に埋もれて見えないですね
素晴らしい展望があれば今までの苦労も報われ喜び倍増ですね
13時というのは懸命な選択ですね。私も基本、13時がリミット。あとは、日没の時間と、ピストンなので、下山にかかる時間の予想とのバランスですね。さすがに、この時点で水沢山を越えるのは困難だったでしょう。登り残した水沢山は、いずれ前夜宴会の、のんびり山行してみたいです。往路を選んだのは時間的な問題もあったでしょうが、それだけ厳しい山だったのですね。
私なら13時で敗退です。
ほんとですね。私は過去3度ビバークしてますからね。1度は残雪期。2度は沢登り。ですから、次の失敗はありえません。闇下が迫ると気持ちも焦るので要注意です。
凍結した急斜面に岩頭直下の崖、そして笹ヤブが立ちはだかりました。焦って下りると怪我しますよ。危ない場面があったのですね
ありがとうございます。生還だなんてそんな大した冒険ではありませんよ~無事に生還できて本当に良かったです
宮指路さん、レスありがとうございました。
ふ~さん