【鈴鹿】いちおう捜索頭陀ヶ平
Posted: 2012年2月27日(月) 22:42
【 日 付 】2012年2月26日(日)
【 天 候 】曇りのち薄くもり
今回の藤原、御池の遭難事故そのさなかにのほほんと山に入っている能天気なやつだなぁと私の事を思った人も多いだろう。
けど、今回の事故は私自身も「明日は我が身」かと思うほどいろいろ考えさせられた。
そんな中で、私も自分なりに捜索に行こうかとの気も有ったが、自分みたいな者が行けば野次馬の様にみられるだけではないかとの思いも有った。
そんな時犬返し谷を捜索されたハリマオさんが、さなりんさんに宛てた返レスが目についた。
「いや、誰でもお役にたてると思いますよ。捜索といっても特別なことをするわけではありません。
普通に御池か藤原に登って帰ってくるだけでいいのです。どこにヒントや情報が隠れているか分かりません。
帰りに本部に寄って歩いた場所を報告すれば一助になると思います。
biwacoさんへのレスに御池岳と書いてしまいましたが、藤原岳も捜索対象です。」
そうか、あれだけの人手で探しても見つからない、広い捜索範囲沢山の目が必要なのだ、それなら私なりに歩いてみようの気になった。
遭難原因は判らないが、私なりには竪穴に落ちたとか、雪庇を踏み抜いて埋まったとかで意外に登山道の近くにいるのではないだろうかと思っており、そんな中で一つ気になっていた事が有ったのだ。
それは昨年末、頭陀ヶ平に行ったときに頭陀ピークの南東側にクレーターを見つけたのだ、こんな所にドリーネが有ったかな?、昼飯食うのに風よけになって丁度いいやと思ったが、もしかして底が抜けてたら転落だ、不用意に入ったら怖いなとためらって横の斜面で食事をしたのだった。
もし、あそこに穴が開いてて雪で閉じられ判らず、転落再び埋まってしまったらどうだろうと思ったのだ、登山道の近くでもありあり得る事だろう、どうしてもそこだけは確認したいと思っていたのだった。
朝5時家を出る、今日の行先メモは木和田尾から御池岳か、弥高尾根から伊吹山、なんとあわよくば伊吹に行ってしまおうという不埒な考えも持っていたのだった。しかし見上げる空には星が見えず今日も鉛空に迎えられそうな雰囲気なのだ、鈴鹿に行くにはR23に入らなければならないがなんとそのまま行き過ぎた、やっぱり天気がよさそうな南伊勢の山にでも行こうかとの気がもたげてきたのだ、しばらく走りやはり鈴鹿に向かおうとUターンR23に乗ったのだった、なんと優柔不断なのだろう。
亀山に入ると案の定の時雨雨、それに道端の幟をはためかす強風にモチベーションは下がりっぱなしだ、やはり南伊勢に行けばよかったかなの後悔するもここまで来たらもう引き返せない。
ようやく空も明るくなりはじめ雲の様子が見える様になった、全体に薄曇りだが鈴鹿山系の上だけは濃いガスに覆われ始めている、幸い東に寄ってる藤原岳にはまだガスが掛かっておらず、見えない伊吹方面はあきらめることに。
大貝戸は人が多いだろうと簡易パーキングに入るが、意外に空いているし登山者の姿が見えないのだ、これなら山口浄水場も置けるのではとそちらに向かう。国道には単独の方が軽そうなザックにライトニングを付けて歩いて行く。
浄水場には先客一台でらくらく駐車、準備をしていると岐阜ナンバーの車がやってきた、やはり捜索を兼ねて来たようだ、国道のゲートが開いていればコグルミからと思ったが閉まっていたのでこちらへ。先週は開けていたけどもうしめたようだ。
雪の状況と天候を見て御池に向かうか決めるようだ、そのくらいガスが出てきているのだ。そこにやってきたハンターも無理しないでくださいねと言って去って行った、私も上に行って考えますと先行した。
尾根の下部には全く雪は無くなっていた、途中からの雪もクラストしており、滑り止めの必要もなく快適に上がっていく。思ったより風は無く暖かいが頭陀の上部は黒いガスが掛かっているのが見える。
坂本谷分岐からまっすぐ頭陀ヶ平に上がった、時間はまだ10時前だ、十分御池まで行ける時間で有るが全く御池岳は見えない。これでは行っても捜索も出来ないし、景色も無ければ意味もないましてや2次遭難なんてぜったい駄目だ、今日は藤原岳方面にしようとの気になる。
霧氷の付きかけた林を通り気がかりだったクレーター行き見てみるが、全く抜けたような形跡はなかった。それでも恐る恐るストックで突きながら降りてみるがしっかりと底が有ったのだった。
歩きだすとメールが入った、カミさんからだ、電話をしようとすると圏外表示だが、そのうち3本もアンテナが立つ、なんて不安定なのだろう、だが電話はつながった「何か荷物が届いたよ」との事、聞くとどうも南伊勢町のお宝探しの景品が届いたようで喜んでいるではないか、これで今日はちょっと機嫌が良さそうだわい。
天狗岩に向かう、途中数名とすれ違う。天狗岩には雪庇が出来ており除くのが怖い位だ、鞍部には捜索の方が5人程いてザックをデポして天狗岩前の谷を捜索する様だ。急な斜面を降りて行きすぐに見えなくなった。自分にはそんな技術もないので雪原を歩くだけだ。このまま藤原岳に行って小屋で昼食でもしようかと思ったが降りてから戻るのも遠いので再び頭陀ヶ平に戻る事に、今度は東側に回り込んでみる、ガスも薄くなっており坂本谷が見下ろせる様になってきた。お藤の鼻筋が右手に見える、斜面を見てみるが人間なんて小さいものやはり双眼鏡でも持って来ないと捜索にもならないようだ。坂本谷に落ちる尾根にも雪庇が出来ており崩落も有るので覗き込んでみるが何もないようだ。 登山道に戻り例のクレータに入って昼食だ、風も当たらず快適だ、今日はガスも使ってカップラーメンに、食後のコーヒーも楽しんでここで下りに備えアイゼンを付けた。少しガスも標高を上げたのか曇りぞらながら明るくなって展望も出てきた。頭陀に上がれば御池岳が姿を見せているではないか。 ただもうこの時間だ、もし御池に行ってたとしてももう戻る時間だろうからおそらくガスの中をさまようだけに終わってるのだろう、今日の判断はこれでよかったのだと納得。時間があるので白船峠に降りてみる。
県境稜線には大きな雪庇、この辺りもビーコンでの捜索はしたのだろうか?気になる所なのだ。白船峠峠で寝そべって休んでいると荷ヶ岳方向から単独の方がやってきた、朝国道を歩いてた方だ、男性だと思ってたが。スポーティ―かつボーイッシュな女性であった。いでたちは雪山をちょっとお散歩みたいな軽い感じ、すごく山慣れてるながわかる。
どこまでですかと尋ねると、一応御池まで行ってきましたの返事、ガスってたので県境ピストンだけだったようだ。
トラバース道を下る、ここは雪質の違う時に付いたさまざまな足跡が混じって残っている、スノーシュー、ワカン、壺足、緩んだ時の抜けた足跡も有る、今日はクラストしているので潜らないが歩きにくいのだ。ストックを使いながらヨタヨタと降りて行く、女性はズボンに両手をつっこんだまま、危なげなく降りてくるその姿は余裕さえ感じられるのだ、捜索でもしているのか時折姿が見え無くなるが急いで無いのに早いのはなぜ?
最後の鉄塔で女性は順視路へと降りて行った、岐阜ナンバーの方の車は未だ有ったのでたぶん御池に向かったので有ろう。捜索も不発に終わって、少し早い下山となったが安全の為にはこの位が良いのかもしれないなと思った。
帰ればわんさか、伊勢エビ、アワビに、サザエの山かと思ったら送られてきたのはこれ、まぁ歩いて楽しんで商品までもらえるのだから有りがたい、いい企画を紹介してくれたzippさんに感謝です。
【コースタイム】山口浄水場7:25―坂本谷分岐9:05―頭陀ヶ平9:55―天狗岩11:00―ドリーネ11:50~12:20(昼食)―白船峠12:50―坂本谷分岐13:15―山口浄水場14:30
【 天 候 】曇りのち薄くもり
今回の藤原、御池の遭難事故そのさなかにのほほんと山に入っている能天気なやつだなぁと私の事を思った人も多いだろう。
けど、今回の事故は私自身も「明日は我が身」かと思うほどいろいろ考えさせられた。
そんな中で、私も自分なりに捜索に行こうかとの気も有ったが、自分みたいな者が行けば野次馬の様にみられるだけではないかとの思いも有った。
そんな時犬返し谷を捜索されたハリマオさんが、さなりんさんに宛てた返レスが目についた。
「いや、誰でもお役にたてると思いますよ。捜索といっても特別なことをするわけではありません。
普通に御池か藤原に登って帰ってくるだけでいいのです。どこにヒントや情報が隠れているか分かりません。
帰りに本部に寄って歩いた場所を報告すれば一助になると思います。
biwacoさんへのレスに御池岳と書いてしまいましたが、藤原岳も捜索対象です。」
そうか、あれだけの人手で探しても見つからない、広い捜索範囲沢山の目が必要なのだ、それなら私なりに歩いてみようの気になった。
遭難原因は判らないが、私なりには竪穴に落ちたとか、雪庇を踏み抜いて埋まったとかで意外に登山道の近くにいるのではないだろうかと思っており、そんな中で一つ気になっていた事が有ったのだ。
それは昨年末、頭陀ヶ平に行ったときに頭陀ピークの南東側にクレーターを見つけたのだ、こんな所にドリーネが有ったかな?、昼飯食うのに風よけになって丁度いいやと思ったが、もしかして底が抜けてたら転落だ、不用意に入ったら怖いなとためらって横の斜面で食事をしたのだった。
もし、あそこに穴が開いてて雪で閉じられ判らず、転落再び埋まってしまったらどうだろうと思ったのだ、登山道の近くでもありあり得る事だろう、どうしてもそこだけは確認したいと思っていたのだった。
朝5時家を出る、今日の行先メモは木和田尾から御池岳か、弥高尾根から伊吹山、なんとあわよくば伊吹に行ってしまおうという不埒な考えも持っていたのだった。しかし見上げる空には星が見えず今日も鉛空に迎えられそうな雰囲気なのだ、鈴鹿に行くにはR23に入らなければならないがなんとそのまま行き過ぎた、やっぱり天気がよさそうな南伊勢の山にでも行こうかとの気がもたげてきたのだ、しばらく走りやはり鈴鹿に向かおうとUターンR23に乗ったのだった、なんと優柔不断なのだろう。
亀山に入ると案の定の時雨雨、それに道端の幟をはためかす強風にモチベーションは下がりっぱなしだ、やはり南伊勢に行けばよかったかなの後悔するもここまで来たらもう引き返せない。
ようやく空も明るくなりはじめ雲の様子が見える様になった、全体に薄曇りだが鈴鹿山系の上だけは濃いガスに覆われ始めている、幸い東に寄ってる藤原岳にはまだガスが掛かっておらず、見えない伊吹方面はあきらめることに。
大貝戸は人が多いだろうと簡易パーキングに入るが、意外に空いているし登山者の姿が見えないのだ、これなら山口浄水場も置けるのではとそちらに向かう。国道には単独の方が軽そうなザックにライトニングを付けて歩いて行く。
浄水場には先客一台でらくらく駐車、準備をしていると岐阜ナンバーの車がやってきた、やはり捜索を兼ねて来たようだ、国道のゲートが開いていればコグルミからと思ったが閉まっていたのでこちらへ。先週は開けていたけどもうしめたようだ。
雪の状況と天候を見て御池に向かうか決めるようだ、そのくらいガスが出てきているのだ。そこにやってきたハンターも無理しないでくださいねと言って去って行った、私も上に行って考えますと先行した。
尾根の下部には全く雪は無くなっていた、途中からの雪もクラストしており、滑り止めの必要もなく快適に上がっていく。思ったより風は無く暖かいが頭陀の上部は黒いガスが掛かっているのが見える。
坂本谷分岐からまっすぐ頭陀ヶ平に上がった、時間はまだ10時前だ、十分御池まで行ける時間で有るが全く御池岳は見えない。これでは行っても捜索も出来ないし、景色も無ければ意味もないましてや2次遭難なんてぜったい駄目だ、今日は藤原岳方面にしようとの気になる。
霧氷の付きかけた林を通り気がかりだったクレーター行き見てみるが、全く抜けたような形跡はなかった。それでも恐る恐るストックで突きながら降りてみるがしっかりと底が有ったのだった。
歩きだすとメールが入った、カミさんからだ、電話をしようとすると圏外表示だが、そのうち3本もアンテナが立つ、なんて不安定なのだろう、だが電話はつながった「何か荷物が届いたよ」との事、聞くとどうも南伊勢町のお宝探しの景品が届いたようで喜んでいるではないか、これで今日はちょっと機嫌が良さそうだわい。
天狗岩に向かう、途中数名とすれ違う。天狗岩には雪庇が出来ており除くのが怖い位だ、鞍部には捜索の方が5人程いてザックをデポして天狗岩前の谷を捜索する様だ。急な斜面を降りて行きすぐに見えなくなった。自分にはそんな技術もないので雪原を歩くだけだ。このまま藤原岳に行って小屋で昼食でもしようかと思ったが降りてから戻るのも遠いので再び頭陀ヶ平に戻る事に、今度は東側に回り込んでみる、ガスも薄くなっており坂本谷が見下ろせる様になってきた。お藤の鼻筋が右手に見える、斜面を見てみるが人間なんて小さいものやはり双眼鏡でも持って来ないと捜索にもならないようだ。坂本谷に落ちる尾根にも雪庇が出来ており崩落も有るので覗き込んでみるが何もないようだ。 登山道に戻り例のクレータに入って昼食だ、風も当たらず快適だ、今日はガスも使ってカップラーメンに、食後のコーヒーも楽しんでここで下りに備えアイゼンを付けた。少しガスも標高を上げたのか曇りぞらながら明るくなって展望も出てきた。頭陀に上がれば御池岳が姿を見せているではないか。 ただもうこの時間だ、もし御池に行ってたとしてももう戻る時間だろうからおそらくガスの中をさまようだけに終わってるのだろう、今日の判断はこれでよかったのだと納得。時間があるので白船峠に降りてみる。
県境稜線には大きな雪庇、この辺りもビーコンでの捜索はしたのだろうか?気になる所なのだ。白船峠峠で寝そべって休んでいると荷ヶ岳方向から単独の方がやってきた、朝国道を歩いてた方だ、男性だと思ってたが。スポーティ―かつボーイッシュな女性であった。いでたちは雪山をちょっとお散歩みたいな軽い感じ、すごく山慣れてるながわかる。
どこまでですかと尋ねると、一応御池まで行ってきましたの返事、ガスってたので県境ピストンだけだったようだ。
トラバース道を下る、ここは雪質の違う時に付いたさまざまな足跡が混じって残っている、スノーシュー、ワカン、壺足、緩んだ時の抜けた足跡も有る、今日はクラストしているので潜らないが歩きにくいのだ。ストックを使いながらヨタヨタと降りて行く、女性はズボンに両手をつっこんだまま、危なげなく降りてくるその姿は余裕さえ感じられるのだ、捜索でもしているのか時折姿が見え無くなるが急いで無いのに早いのはなぜ?
最後の鉄塔で女性は順視路へと降りて行った、岐阜ナンバーの方の車は未だ有ったのでたぶん御池に向かったので有ろう。捜索も不発に終わって、少し早い下山となったが安全の為にはこの位が良いのかもしれないなと思った。
帰ればわんさか、伊勢エビ、アワビに、サザエの山かと思ったら送られてきたのはこれ、まぁ歩いて楽しんで商品までもらえるのだから有りがたい、いい企画を紹介してくれたzippさんに感謝です。
【コースタイム】山口浄水場7:25―坂本谷分岐9:05―頭陀ヶ平9:55―天狗岩11:00―ドリーネ11:50~12:20(昼食)―白船峠12:50―坂本谷分岐13:15―山口浄水場14:30