ヤミナベ平はグーの足には 遠～い 遠～い。
そんな時、天女の声が聞こえてきた。
「大又から明神平へ行きませんか？」
【 日 付 】 平成23年12月18日（日）
【 山 域 】 北部台高
【 天 候 】 ガス
【 ルート 】 大又駐車地7：30---9：05明神平---10：00ヤミナベ平（欧風ランチ）12：45---
13：10明神岳---15：00薊岳手前Ca1330---16：20石ヶ平谷出合---16：40駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
大又林道駐車地には車が５台ほど。
「駐車スペースは元通りに広くなっていますね」
出発準備をしている間に２台の車が入ってきた。
「お先に～」
林道の荒れはかなり酷くやられている。
左の踏み跡を辿って行くと、細く細くなってしまった。
「私、こういうの苦手なんです」
「ナズナさんは岩もするのでしょ？」
「岩とこれとは違います」
ナズナさんをペースメーカーにして登る。汗が出てきた。
「ちょっと待ってください」 上着を脱ぐ。
しばらく歩いて 「ちょっと休憩させてください」
後発のお二人さんに追い越されてしまった。
明神滝は滝水の両側が少し凍りついている。
霧氷が出てきた。写真を撮るのを口実に足を止める。
「ふ～」明神平に着きました。西風が冷たい。
あしび山荘の風陰で温かお茶を飲んで休憩。
早い早い。２時間もかからず着いちゃいました。
このペースはグー単独ではありえません。
水無山南斜面を散策。ここも台風１２号の爪跡が残っている。
ぶらり ぶらり １０時、早々とヤミナベ平に着いちゃったよ。
少しでも風の弱まる所でと谷地にツエルトを張る。
ナズナさんのザックからは次々とタッパーが出てくる。
手際よく鍋に移され グツ グツ グツ。
「これはナンと言う料理ですか？」
「ポトフですよ」
「量が多くないですか？」
「２人前の分量ですよ。足りないかな？と思ってちょっと足しましたが」
さて、グーは主食の担当だ。
「とろけるチーズをのせてバッケットを焼く」予定で昨日の夕方にパン屋へ行ったら
「バケットは売り切れました。フランスパンの生地を食パンの型に入れて焼いたのならありますよ」
片面焼いてひっくり返しドライソーセージをスライスして乗せ、とろけるチーズを上に乗せる。
上からアルミホイルで覆ってオーブンのようにならないかな？
あちゃ～、チーズが溶ける前に底がマックロ焦げになっちゃったよ～。
zippシェフのように手際よくはいきません。
食べても食べても鍋は空になりません。「食べ過ぎだ～」
誰の邪魔も入らずに二人の欧風ランチは２時間半もマッタリと・・・・。
長い長い二人だけの忘年会を終え、明神岳に登る。
前山を通り薊岳への稜線を歩く。風は少し弱まった。
少し下がっただけなのに遠望が利くようになった。
やはり国見山・薊岳の山頂はガスに包まれている。
薊岳の手前、稜線が西から南西に向きを変えるCa1330から北へ尾根を下りる。
結構歩きやすい尾根だ。幅広く切り開かれている。
しかし単調。「これを登らされたら登山が嫌いになっちゃうよ～」
石ヶ平谷出合に下り立ちナズナさん手作りのデザートを頂く。
駐車場に着くと車は２台だけ。
明神岳で出会った２人組さんの車が去って、グーの車がシンガリになりました。
ナズナさん、来年もヨロシク～。
グー（伊勢山上住人）
【 ルート 】 大又駐車地7：30---9：05明神平---10：00ヤミナベ平（欧風ランチ）12：45---
