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【高見山地】なごり桜に誘われて烏岳(大日山)と波多瀬城

Posted: 2026年4月12日(日) 15:57
by わりばし
【日 付】2026年4月11日(土)
【山 域】高見山地
【コース】8:20 波多瀬---10:10烏岳---11:05舟戸---12:30波多瀬
【メンバー】単独

https://maps.gsi.go.jp/#15/34.463153/13 ... z0r0s0m0f1

 大石不動の対岸、波多瀬の長平山(現在は中山と呼ばれている)には波多瀬城があり五箇篠山城を本城とする野呂氏が治めていた。北畠氏滅亡時に野呂氏も滅んだが、国司再興を願う浪人と僧兵3000人が決起した五箇篠山城の戦いでは野呂一族郎党が結集した。


波多瀬
波多瀬

 波多瀬八柱神社の横は上人の墓が固められており寺跡のようだ、棚田跡が続く沢筋を進むと登山道の分岐で東コースを選ぶ。植林の杣道だが、間伐に枝打ちと手入れをされた林は明るく風が抜ける。杣道の終点で植林は終わり、自然林の山道に変わると目に優しい若草色の木々が広がる。トラバースして尾根筋に取りつき稜線を上ると大日山東峰(461m)で、なごり桜が青空に映えている。

大日山の大日如来
大日山の大日如来

 烏岳の肩の535mを大日山と呼んでおり、石祠に守られた弘化2(1845)年の大日如来が波多瀬を向いて祀ってある。真新しいサカキと日本酒にビールが進ぜられた波多瀬の大日さんで、眼下に長平山を囲む波多瀬が見える。集落から見える場所なので、浅間さんかと地元の長老に聞くと「浅間さんは宮の端にあり、違う。」との事で浅間祭も行われていない。長平山にも大日如来の祠があり大日山に向かって建てられており、密教とのつながりなのだろう。波多瀬城の守護神としての大日如来であり、当時は烏岳でなく大日山と波多瀬では呼んでいたのだろう。

長平山の大日如来
長平山の大日如来

 智拳印を結んだきりっとしたお顔の大日如来と別れて、しばらくすると烏岳山頂で、正面に局ヶ岳・栗の木岳・修験業山が見え北畠氏の本拠地多気はすぐそこだ。ただ、ここからは波多瀬は見えないので、東の肩を大日山と名付けたようだ。なごり桜の谷からは五箇篠山城が直下に見える。

烏岳より五箇篠山城方面
烏岳より五箇篠山城方面

 舟戸道の分岐は破線道の先のコルにありテープ道が続いているが、放置植林の道で暗い感じだ。登山道が谷道の破線道に合流したあたりから自然林になり昔の道が出てきてホッとする。舟戸登山口に置いておいた自転車で波多瀬に戻る。

長平山の薬師堂
長平山の薬師堂

 舟戸から和歌山別街道で粥見に出て、途中の横野で伊勢本街道が合流し、和歌山街道で大石まで下り波多瀬に向かう。波多瀬城のあった長平山は、中山薬草薬樹公園・元丈の館となっており、日本最初の西洋博物学書の『阿蘭陀本草和解』を著した野呂元丈の記念公園になっている。元丈は野呂氏の末裔で、北畠氏家臣をルーツに持つ本居宣長、谷川士清と同じく医者だった。山頂部には観音堂と呼ばれる寺があり薬師堂や墓地、長い石段が残されている。大日如来の祠に庚申堂、山の神、寺院跡の灯篭などが集められた場所があり、山中に散在していた物を集めたようだ。たまたま来ていた長老と話をし、長平山という呼び名などを教えてもらった。その中で、浅間さんや山の神神事を集落としてやってこなかったので「波多瀬は火事がおこる。」と言われているという言葉が印象に残った。観音堂や光蓮寺など集落の信仰の要が火事で焼け落ちたことからきているらしい。

 

Re: 【高見山地】なごり桜に誘われて烏岳(大日山)と波多瀬城

Posted: 2026年4月13日(月) 09:15
by グー(伊勢山上住人)
20260411-19.jpg


わりばしさん、おはようございます。
片っ端から精力的に踏み倒していますね。

【高見山地】なごり桜に誘われて烏岳(大日山)と波多瀬城

ヤマザクラが咲き、いい季節です。

沢筋を進むと登山道の分岐で東コースを選ぶ。
トラバースして尾根筋に取りつき稜線を上ると大日山東峰(461m)


烏岳もグーは登ったことがありません。登山道も知りません。
・461に向けて破線道が描かれてないけど、道なりに歩けば辿り着けるでしょう。

 烏岳の肩の535mを大日山と呼んでおり、眼下に長平山を囲む波多瀬が見える。

すっきりと見下ろせる好展望地ですね。
「あれが我が家、あそこは○○ちゃんの家」
梶光夫「青春の城下町」が浮かんでくる後期高齢者です。

烏岳山頂で、正面に局ヶ岳・栗の木岳・修験業山が見え

台高まで見通せる山だそうですが、目の悪いグーには豚に真珠かと。

舟戸登山口に置いておいた自転車で波多瀬に戻る。
舟戸から和歌山別街道で粥見に出て、途中の横野で伊勢本街道が合流し、和歌山街道で大石


大型トラックも走るR166を自転車で走るのは怖い。
櫛田川右岸の方が車の通行量が少ないのに。
シューさんの立梅用水が気になります。
・221下の破線、1kmほどのトンネルは手掘りで通したのだろうか?

たまたま来ていた長老と話をし、長平山という呼び名などを教えてもらった。

伝承されてきたものが次々に消えてゆきます。
古参からの聞き取りをこれからも続けていってください。


           グー(伊勢山上住人)

Re: 【高見山地】なごり桜に誘われて烏岳(大日山)と波多瀬城

Posted: 2026年4月14日(火) 05:14
by わりばし
おはようございます、グーさん。

片っ端から精力的に踏み倒していますね。

大河内周辺の探索です。
今回でこの地域は終わりかな?


【高見山地】なごり桜に誘われて烏岳(大日山)と波多瀬城

ヤマザクラが咲き、いい季節です。

ヤマザクラの色合いが心に沁みます。
静かにヤマザクラを楽しめる場所がこのあたり多いですね。


P4110036.JPG

沢筋を進むと登山道の分岐で東コースを選ぶ。
トラバースして尾根筋に取りつき稜線を上ると大日山東峰(461m)


烏岳もグーは登ったことがありません。登山道も知りません。
・461に向けて破線道が描かれてないけど、道なりに歩けば辿り着けるでしょう。


谷に沿って杣道がきています。
波多瀬からの登山道は自然森が多く穴場ですよ。
人にも合わないし。
:mrgreen:

 烏岳の肩の535mを大日山と呼んでおり、眼下に長平山を囲む波多瀬が見える。

すっきりと見下ろせる好展望地ですね。
「あれが我が家、あそこは○○ちゃんの家」
梶光夫「青春の城下町」が浮かんでくる後期高齢者です。


ここなら集落から紙幣が見えるので
昔は浅間さんの幣を立てただろうと思いましたが
外れました。


烏岳山頂で、正面に局ヶ岳・栗の木岳・修験業山が見え

台高まで見通せる山だそうですが、目の悪いグーには豚に真珠かと。

写真の左に小さく見える三角が高見山で、桧塚・明神・国見・赤ゾレ・伊勢辻山の稜線が見えるようです。

局ヶ岳方面
局ヶ岳方面

舟戸登山口に置いておいた自転車で波多瀬に戻る。
舟戸から和歌山別街道で粥見に出て、途中の横野で伊勢本街道が合流し、和歌山街道で大石


大型トラックも走るR166を自転車で走るのは怖い。
櫛田川右岸の方が車の通行量が少ないのに。


飯南中の生徒の通学用に側道や走れるルートはあるので、大丈夫です。

シューさんの立梅用水が気になります。
・221下の破線、1kmほどのトンネルは手掘りで通したのだろうか?

丹生鉱山の採掘の技術があるのですから手掘りで通したんじゃないですか。

「右 粥見 左 山田」道標
「右 粥見 左 山田」道標

たまたま来ていた長老と話をし、長平山という呼び名などを教えてもらった。

伝承されてきたものが次々に消えてゆきます。
古参からの聞き取りをこれからも続けていってください。


ありがとうございます。
大日如来を祀る行事が直近にあるようで
地域の長老に会えたのはラッキーでした。