【鈴鹿】雨雲広がる空の下しあわせの声が響き渡る 第32回オフ会の一日
Posted: 2025年6月03日(火) 11:02
【日 付】 2025年5月31日(土)
【山 域】 鈴鹿 鈴鹿の上高地周辺
【天 候】 曇り一時雨
【コース】 朝明~根の平峠道~ブナ清水分岐~ブナ清水手前の谷~きのこ岩~
・1041~・860~鈴鹿の上高地オフ会会場~根の平峠~P
少し前の天気予報では、オフ会開催日の土曜日と予備日の日曜日は雨。
中止になるのではと心配していたけれど、両日ともちょこっと好転してくれた。
日曜日の方がよさそうなので、日曜日かな?でも土曜日も日中は曇りに。
どちらか分からず、金曜日の夕方前に山日和さんにお聞きすると、土曜日に実施とのこと。
栗東の道の駅で待ち合わせをして、朝明渓谷の駐車場へと向かう。
菰野に入ったのが7時ごろだったので、駐車場にはもう数十台の車が並んでいるだろうなと思ったが、到着してみると5,6台。
あれっ?と拍子抜けするが、そうか、このお天気だものな、と空を見上げて納得する。
駐車場には、しのやんさん3人グループがいらっしゃった。おどさん、グーさんも続いて到着される。
しのやんさんグループとグーさんは、最短ルートで、俊足エキスパートのおどさんは、ハト峰に突き上げる岩の痩せ尾根を登られるという。
山日和さんとわたしは、きのこ岩直登ルートで。6年前、鈴鹿の上高地でのオフ会に初めて参加させていただいた時に教えていただいた
朝明川源流域のワクワクする地形を縫っていく素敵なルートだ。
それではオフ会会場で、とみなさまと別れて根の平峠道へと進んでいく。
途中休んでいる時にグーさんが追い着き、副館長さんが来られた。
ブナ清水分岐からは、山日和さん、副館長さん、わたしの3人で、ブナ清水方面へと向かう。
今日は、どこからきのこ岩を目指すのだろう。ブナ清水からではなくて、一昨年歩いた手前の谷を詰めていくことになった。
水を避けつつ時に靴を浸しながらゴロンゴロンとした岩の間を、よいしょよいしょと登っていく。
岸辺には次々と炭焼き窯跡が現れる。今の時代、ちいさなちいさな見落とされそうな谷も、少し前の時代には大切な暮らしの場だったのだ。
主流をそのまま遡っていくと・1081の方に行ってしまうので、標高700メートルあたりから右に進む。
大きな岩が重なった巨岩や胎内くぐりのような巨岩が出てきて面白い。
狭い隙間を副館長さんとわたしは「くぐれるよ」といってくぐり抜け、山日和さんは「無理」といって回ってくる。
そして出会って笑い合う。異なる環境で暮らしていて、世代も違う。でも山を愛する気持ちは同じ。
はみ出し者のわたしも一緒にお山を楽しんで笑える。素敵だなぁ、と思う。
灰色の空が近づいてきた。そして大きな岩が目の前に。きのこ岩だ。
尾根に出ると、冷やりとした風が吹きすさんでいた。岩の上から、緑の海を眺めるのを楽しみにしていたが霧で覆われている。
風も強い。岩に登るのを諦めて国境稜線を西へと進む。
霧の中に浮かぶ淡いピンク色のサラサドウダンと真っ赤なベニドウダンに目が吸い寄せられる。
咲き誇ったカマツカ、アジキナシの白いお花、朱色のヤマツツジにも見とれてしまう。
ところどころで、まだまっ白な清楚な花を残したシロヤシオにも出会えて、ありがとう、とうれしくなる。
・1041からは、西尾根を下っていく。・860からは谷に入る。
緩やかになったところで、山日和さんが「先に行ってもいいよ」とおっしゃってちょっとお籠りしにいった。
オフ会会場に山日和さんおひとりで登場した方が劇的かな。副館長さんとふたりで先に向かうことにする。
谷に沿って下っていき広い台地に出ると、緑の中に、色とりどりのレインウエアーを着たヤブこぎネットの方々が描いた
でこぼこしたカラフルな輪が見えて、わぁっと胸が高鳴る。
落第忍者さんの穏やかな司会でオフ会が始まる。
みなさまのお話をお聞きしながら、いろいろな事があっても、今ある環境、体調と向き合いながら、ご自身のお山を愉しみ、
今日のオフ会を楽しみにしていたのだと胸が熱くなる。
ヤブこぎネットは、それぞれの地の異なる環境下で様々な思いを抱え日々暮らす人たちが、自由な山登りへの情熱で繋がり、
自分の山登りを表現できる場、オフ会は、山中で、直接お互いの愉しみを語り合い、山へ向かうことができるしあわせを分かち合い、
自由で奥深き山の世界を感じさせてくれる尊いひと時なのだなぁ、とあらためて感じ入る。
今年は、ヤブこぎネットが開設されて20周年で、オフ会は32回目とのこと。
ばらっと降り始めた雨の中、寒い寒いと言いながらも、朗らかに笑うみなさまの声が山中に響き渡る。
こうして今年もオフ会が開催され、みなさま笑顔で参加できるのは、ありがたいことなのだなぁと思う。
このような尊い場を築いてくださった通風山さん、山日和さん、維持し続けるみなさまの熱い想いに包まれ、
わたしもその一員なのだなぁ、としあわせな気持ちでいっぱいになる。
寒くて、メンバーの近況報告が終わると解散ということになってしまったけれど、
ぎゅっと詰まったゆたかな時間を共に過ごしたみなさまのお顔は明るい。
次へと繋がるものを感じながら、それぞれの方向へと去って行く。
山日和さんとわたしは、okuちゃん、おどさん、グーさん、びわ爺さんの後に続く。
途中、サラサドウダン咲く森の中でコーヒータイムを楽しみたくなり離れてしまったが、もう少しで朝明に着くところで追いついた。
最強のおふたりと70歳を超えられたグーさんとびわ爺さんが和やかにお話しながら歩くお姿を見て胸がきゅっとなる。
仲間っていいなぁ、とまたしみじみと思う。
朝明で4人とお別れし、栗東で山日和さんとお別れして、ひとりになる。
今日のオフ会で、28500円の寄付金が集まり、9年後までヤブこぎネットは運用できると通風山さんがおっしゃっていた。
こうして管理してくださる方がいて、わたしたちはヤブこぎネットを楽しめるのだ。
9年。長いようであっという間のような気もする。わたしがヤブこぎネットの仲間に入ったのは6年前。
ドキドキしながら初めてオフ会に参加した日のこと、緊張し不安になりながら初めてヤブこぎネットに投稿した時のことは、
少し前のことのように鮮明に覚えている。
9年。これからも、ヤブこぎネットでみなさまのお山を味わわせていただき、わたしもわたしの山を表現していきたい。
春と秋のオフ会でみなさまの笑顔に出会いたい。力をいただきたい。
そして、9年後のオフ会で、またみなさまとお金を集めてヤブこぎネットを継続していけたらなぁ、と、
家に向かって湖西バイパスを走りながら、うみの向こうの雲に覆われた鈴鹿の山並みをチラチラと眺めて思う。
からだは衰えていってもこころは老いない、山登りのスタイルは変容しても山を愛する気持ちは変わらない、とわたしは思っています。
これからのヤブこぎネットも楽しみです!よろしくお願いいたします。
sato
【山 域】 鈴鹿 鈴鹿の上高地周辺
【天 候】 曇り一時雨
【コース】 朝明~根の平峠道~ブナ清水分岐~ブナ清水手前の谷~きのこ岩~
・1041~・860~鈴鹿の上高地オフ会会場~根の平峠~P
少し前の天気予報では、オフ会開催日の土曜日と予備日の日曜日は雨。
中止になるのではと心配していたけれど、両日ともちょこっと好転してくれた。
日曜日の方がよさそうなので、日曜日かな?でも土曜日も日中は曇りに。
どちらか分からず、金曜日の夕方前に山日和さんにお聞きすると、土曜日に実施とのこと。
栗東の道の駅で待ち合わせをして、朝明渓谷の駐車場へと向かう。
菰野に入ったのが7時ごろだったので、駐車場にはもう数十台の車が並んでいるだろうなと思ったが、到着してみると5,6台。
あれっ?と拍子抜けするが、そうか、このお天気だものな、と空を見上げて納得する。
駐車場には、しのやんさん3人グループがいらっしゃった。おどさん、グーさんも続いて到着される。
しのやんさんグループとグーさんは、最短ルートで、俊足エキスパートのおどさんは、ハト峰に突き上げる岩の痩せ尾根を登られるという。
山日和さんとわたしは、きのこ岩直登ルートで。6年前、鈴鹿の上高地でのオフ会に初めて参加させていただいた時に教えていただいた
朝明川源流域のワクワクする地形を縫っていく素敵なルートだ。
それではオフ会会場で、とみなさまと別れて根の平峠道へと進んでいく。
途中休んでいる時にグーさんが追い着き、副館長さんが来られた。
ブナ清水分岐からは、山日和さん、副館長さん、わたしの3人で、ブナ清水方面へと向かう。
今日は、どこからきのこ岩を目指すのだろう。ブナ清水からではなくて、一昨年歩いた手前の谷を詰めていくことになった。
水を避けつつ時に靴を浸しながらゴロンゴロンとした岩の間を、よいしょよいしょと登っていく。
岸辺には次々と炭焼き窯跡が現れる。今の時代、ちいさなちいさな見落とされそうな谷も、少し前の時代には大切な暮らしの場だったのだ。
主流をそのまま遡っていくと・1081の方に行ってしまうので、標高700メートルあたりから右に進む。
大きな岩が重なった巨岩や胎内くぐりのような巨岩が出てきて面白い。
狭い隙間を副館長さんとわたしは「くぐれるよ」といってくぐり抜け、山日和さんは「無理」といって回ってくる。
そして出会って笑い合う。異なる環境で暮らしていて、世代も違う。でも山を愛する気持ちは同じ。
はみ出し者のわたしも一緒にお山を楽しんで笑える。素敵だなぁ、と思う。
灰色の空が近づいてきた。そして大きな岩が目の前に。きのこ岩だ。
尾根に出ると、冷やりとした風が吹きすさんでいた。岩の上から、緑の海を眺めるのを楽しみにしていたが霧で覆われている。
風も強い。岩に登るのを諦めて国境稜線を西へと進む。
霧の中に浮かぶ淡いピンク色のサラサドウダンと真っ赤なベニドウダンに目が吸い寄せられる。
咲き誇ったカマツカ、アジキナシの白いお花、朱色のヤマツツジにも見とれてしまう。
ところどころで、まだまっ白な清楚な花を残したシロヤシオにも出会えて、ありがとう、とうれしくなる。
・1041からは、西尾根を下っていく。・860からは谷に入る。
緩やかになったところで、山日和さんが「先に行ってもいいよ」とおっしゃってちょっとお籠りしにいった。
オフ会会場に山日和さんおひとりで登場した方が劇的かな。副館長さんとふたりで先に向かうことにする。
谷に沿って下っていき広い台地に出ると、緑の中に、色とりどりのレインウエアーを着たヤブこぎネットの方々が描いた
でこぼこしたカラフルな輪が見えて、わぁっと胸が高鳴る。
落第忍者さんの穏やかな司会でオフ会が始まる。
みなさまのお話をお聞きしながら、いろいろな事があっても、今ある環境、体調と向き合いながら、ご自身のお山を愉しみ、
今日のオフ会を楽しみにしていたのだと胸が熱くなる。
ヤブこぎネットは、それぞれの地の異なる環境下で様々な思いを抱え日々暮らす人たちが、自由な山登りへの情熱で繋がり、
自分の山登りを表現できる場、オフ会は、山中で、直接お互いの愉しみを語り合い、山へ向かうことができるしあわせを分かち合い、
自由で奥深き山の世界を感じさせてくれる尊いひと時なのだなぁ、とあらためて感じ入る。
今年は、ヤブこぎネットが開設されて20周年で、オフ会は32回目とのこと。
ばらっと降り始めた雨の中、寒い寒いと言いながらも、朗らかに笑うみなさまの声が山中に響き渡る。
こうして今年もオフ会が開催され、みなさま笑顔で参加できるのは、ありがたいことなのだなぁと思う。
このような尊い場を築いてくださった通風山さん、山日和さん、維持し続けるみなさまの熱い想いに包まれ、
わたしもその一員なのだなぁ、としあわせな気持ちでいっぱいになる。
寒くて、メンバーの近況報告が終わると解散ということになってしまったけれど、
ぎゅっと詰まったゆたかな時間を共に過ごしたみなさまのお顔は明るい。
次へと繋がるものを感じながら、それぞれの方向へと去って行く。
山日和さんとわたしは、okuちゃん、おどさん、グーさん、びわ爺さんの後に続く。
途中、サラサドウダン咲く森の中でコーヒータイムを楽しみたくなり離れてしまったが、もう少しで朝明に着くところで追いついた。
最強のおふたりと70歳を超えられたグーさんとびわ爺さんが和やかにお話しながら歩くお姿を見て胸がきゅっとなる。
仲間っていいなぁ、とまたしみじみと思う。
朝明で4人とお別れし、栗東で山日和さんとお別れして、ひとりになる。
今日のオフ会で、28500円の寄付金が集まり、9年後までヤブこぎネットは運用できると通風山さんがおっしゃっていた。
こうして管理してくださる方がいて、わたしたちはヤブこぎネットを楽しめるのだ。
9年。長いようであっという間のような気もする。わたしがヤブこぎネットの仲間に入ったのは6年前。
ドキドキしながら初めてオフ会に参加した日のこと、緊張し不安になりながら初めてヤブこぎネットに投稿した時のことは、
少し前のことのように鮮明に覚えている。
9年。これからも、ヤブこぎネットでみなさまのお山を味わわせていただき、わたしもわたしの山を表現していきたい。
春と秋のオフ会でみなさまの笑顔に出会いたい。力をいただきたい。
そして、9年後のオフ会で、またみなさまとお金を集めてヤブこぎネットを継続していけたらなぁ、と、
家に向かって湖西バイパスを走りながら、うみの向こうの雲に覆われた鈴鹿の山並みをチラチラと眺めて思う。
からだは衰えていってもこころは老いない、山登りのスタイルは変容しても山を愛する気持ちは変わらない、とわたしは思っています。
これからのヤブこぎネットも楽しみです!よろしくお願いいたします。
sato
日曜日の方がよさそうなので、日曜日かな?でも土曜日も日中は曇りに。