【比良】 古道 コメカイ道を辿る

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SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

【比良】 古道 コメカイ道を辿る

投稿記事 by SHIGEKI »

~ 釣瓶、地蔵、そして幻の滝と山の幸 ~
【 日 付 】 '11/11/12
【 山 域 】 比良
【 天 候 】 曇り時々晴れ
【コースタイム】自宅6:55-P7:35
  P8:00-P449 8:32-地蔵分岐9:06-笹峠分岐9:53-P845 10:18-P928 :33/50
 -釣瓶岳11:30/:50-ランチ12:05/13:05-地蔵山14:40-ヒジキ滝15:58-地蔵分岐16:41
-P17:10

 大津市のトチュウから葛川を経て高島市ていうか朽木のトチュウに至る。
途中から栃生、谷沿いの小道を登ると黄紅葉の木々の中に数軒の廃屋があった。
畑谷右岸から植林の斜面を抜けると淡い陽射しの自然林が明るくやさしい。

 広葉樹に混じって松の大木が緑のアクセントとなっている。
笹峠へ向かう山腹道を左に分けて尾根に乗る。
敷き詰められた落ち葉の斜面はどこでも歩ける。
ゆらゆら歩くと背の低い灌木の疎林となって展望の平地に出た。
ここからもうひと登りでP923比良の主稜線だ。
南方は釣瓶岳、北へ尾根を蛇行すれば地蔵その向こうには蛇谷ヶ峰だ。

 標高差170m、釣瓶岳へ向かう。
見晴らしのいい尾根からは、釈迦からリトル比良の山が手に取るように眼下に広がり、その向こうは琵琶湖、
そして鈴鹿の山並みが高雲の下に特徴のある稜線を見せている。

 釣瓶岳は杉の大木で北側しか展望はないが、静かな山頂だ。
木の間越しに見える武奈ヶ岳には既にたくさんの人が立ち並んでいるのが見える。
山頂北側の樹林は、大きな山毛欅もあり、いい雰囲気でウロウロしたら、山の幸を授かった。

 ランチを終えても軽くならないザックを背負って北へと尾根を辿る。
右下にはガリバーの建物や畑集落とその棚田が見えた。
笹峠を越えると左下の林道跡と平行に尾根を行く。
地蔵山からすぐに地蔵峠、大きな松と素朴な地蔵さん。

 峠からは薄暗い植林の谷間をしばらく降り、流れに沿うようになると大きな栃の木に出逢うようになった。
 猪谷の源流を何度も渡り返し、左岸の山腹を巻くと、栃の大木と色づいた葉の向こうに
一筋の流れが光っていた。
ヒジリ滝、こんな支流の奥に20mほどの美しい飛沫を落としている。
危ういトラバースで滝下に降り立つ。こんなところに立派な標識が立っている。
白い落水と斜面に立つ栃の大木が絶妙の配置だ。
滝を背に反対側の急斜面をトラバースする。
ここにも栃の大木が谷に覆い被さるように根付いている。

 小さな枝谷をいくつも越えて、朝の分岐に向かう途中、次々と現れる栃の大木、さすが「栃生」と名乗っているだけはある。
 それにしても「コメカイ道」を朽木から畑へ棚田で獲れた米を買いに行くのはいいが、米俵背負っての帰り道はさぞや難儀しただろう。

 最後の植林帯では要ヘッデン歩行ギリギリとなり、久しぶりの少し長めの歩行で悲鳴をあげかけている膝をいたわりながら廃屋の駐車地へと急いだ。 
 
SHIGEKI
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【比良】 古道 コメカイ道を辿る

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、こんばんは。

「コメカイ道」懐かしい響きです。

猪谷遡行の下りに使った覚えがあるのですが、道中はまったく記憶ゼロですわ。(^_^;)

比良でもこのあたりは人影も少なく静かな山が楽しめるところでしょうね。

 峠からは薄暗い植林の谷間をしばらく降り、流れに沿うようになると大きな栃の木に出逢うようになった。
 猪谷の源流を何度も渡り返し、左岸の山腹を巻くと、栃の大木と色づいた葉の向こうに
一筋の流れが光っていた。
ヒジリ滝、こんな支流の奥に20mほどの美しい飛沫を落としている。
危ういトラバースで滝下に降り立つ。こんなところに立派な標識が立っている。
白い落水と斜面に立つ栃の大木が絶妙の配置だ。
滝を背に反対側の急斜面をトラバースする。ここにも栃の大木が谷に覆い被さるように根付いている。


うーん、また訪れてみたくなりました。

 最後の植林帯では要ヘッデン歩行ギリギリとなり、久しぶりの少し長めの歩行で悲鳴をあげかけている膝をいたわりながら廃屋の駐車地へと急いだ。

SHIGEKIさんもお土産担いでの山越え?お疲れさまでした。(^^ゞ

                          山日和 
 
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わりばし
記事: 1768
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【比良】 古道 コメカイ道を辿る

投稿記事 by わりばし »

こんばんは、SHIGEKIさん。

 大津市のトチュウから葛川を経て高島市ていうか朽木のトチュウに至る。
途中から栃生、谷沿いの小道を登ると黄紅葉の木々の中に数軒の廃屋があった。
畑谷右岸から植林の斜面を抜けると淡い陽射しの自然林が明るくやさしい。

湖西は古くから開けていた場所だけに、なかなかおもしろそうなルートですね。

 広葉樹に混じって松の大木が緑のアクセントとなっている。
笹峠へ向かう山腹道を左に分けて尾根に乗る。
敷き詰められた落ち葉の斜面はどこでも歩ける。
ゆらゆら歩くと背の低い灌木の疎林となって展望の平地に出た。

私の昭和57年のエアリアマップには点線ルートでかかれてあるのですが、道はしっかり残っていますか?

 釣瓶岳は杉の大木で北側しか展望はないが、静かな山頂だ。
木の間越しに見える武奈ヶ岳には既にたくさんの人が立ち並んでいるのが見える。
山頂北側の樹林は、大きな山毛欅もあり、いい雰囲気でウロウロしたら、山の幸を授かった。

さすがに比良でも、この辺りは人が少なそうですね。

地蔵山からすぐに地蔵峠、大きな松と素朴な地蔵さん。

歴史を感じます。

 峠からは薄暗い植林の谷間をしばらく降り、流れに沿うようになると大きな栃の木に出逢うようになった。
 猪谷の源流を何度も渡り返し、左岸の山腹を巻くと、栃の大木と色づいた葉の向こうに
一筋の流れが光っていた。
ヒジリ滝、こんな支流の奥に20mほどの美しい飛沫を落としている。
危ういトラバースで滝下に降り立つ。こんなところに立派な標識が立っている。
白い落水と斜面に立つ栃の大木が絶妙の配置だ。
滝を背に反対側の急斜面をトラバースする。
ここにも栃の大木が谷に覆い被さるように根付いている。

栃の木は飢饉の時の非常食として意識して残されたようですね。

 小さな枝谷をいくつも越えて、朝の分岐に向かう途中、次々と現れる栃の大木、さすが「栃生」と名乗っているだけはある。
 それにしても「コメカイ道」を朽木から畑へ棚田で獲れた米を買いに行くのはいいが、米俵背負っての帰り道はさぞや難儀しただろう。

畑集落も標高の高い所にありますね。

この集落も何か由来がありそうです。

 
最後の植林帯では要ヘッデン歩行ギリギリとなり、久しぶりの少し長めの歩行で悲鳴をあげかけている膝をいたわりながら廃屋の駐車地へと急いだ。 
 
お疲れ様でした。

近江の湖西のあたりもおもしろそうですね。

                                             わりばし
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【比良】 古道 コメカイ道を辿る

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

resありがとうございます。


「コメカイ道」懐かしい響きです。

猪谷遡行の下りに使った覚えがあるのですが、道中はまったく記憶ゼロですわ。(^_^;)



やっぱ、猪谷 歩きましたか!!

比良の谷 いろいろ考えてましたが、時は無情に流れていきます。

滝見でちょっとは癒やされました。


比良でもこのあたりは人影も少なく静かな山が楽しめるところでしょうね。


釣瓶の周辺で3P、地蔵への尾根に入ってからは、貸し切りでした。


 峠からは薄暗い植林の谷間をしばらく降り、流れに沿うようになると大きな栃の木に出逢うようになった。
 猪谷の源流を何度も渡り返し、左岸の山腹を巻くと、栃の大木と色づいた葉の向こうに
一筋の流れが光っていた。
ヒジリ滝、こんな支流の奥に20mほどの美しい飛沫を落としている。
危ういトラバースで滝下に降り立つ。こんなところに立派な標識が立っている。
白い落水と斜面に立つ栃の大木が絶妙の配置だ。
滝を背に反対側の急斜面をトラバースする。ここにも栃の大木が谷に覆い被さるように根付いている。


うーん、また訪れてみたくなりました。



思った以上に、見事な栃の木が次々に現れました。



SHIGEKIさんもお土産担いでの山越え?お疲れさまでした。(^^ゞ


ええお土産でした  毎日 おろし和えとお汁を堪能してます。


  では また 湖西の山稜で

       SHIGEKI
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SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【比良】 古道 コメカイ道を辿る

投稿記事 by SHIGEKI »

わりばしさん こんばんは。

resありがとうございます。


湖西は古くから開けていた場所だけに、なかなかおもしろそうなルートですね。

朽木から棚田で有名な畑の集落へコメカイ 米買いに通ったのでしょう?!。

それにしては、チト厳しい道型でした。



私の昭和57年のエアリアマップには点線ルートでかかれてあるのですが、道はしっかり残っていますか?


S57って、当方が物心ついたばかり??でんがなぁ。

本年のには、往路は実線、地蔵峠からの下りは、点線で書かれています。

わりばし さんなら 目ェつぶって ケンケンで行けまっせ~。


 釣瓶岳は杉の大木で北側しか展望はないが、静かな山頂だ。
木の間越しに見える武奈ヶ岳には既にたくさんの人が立ち並んでいるのが見える。
山頂北側の樹林は、大きな山毛欅もあり、いい雰囲気でウロウロしたら、山の幸を授かった。

さすがに比良でも、この辺りは人が少なそうですね。


往路のルートは3P位いてはりました。

地蔵への尾根に入ってからは、貸し切りでした。


地蔵山からすぐに地蔵峠、大きな松と素朴な地蔵さん。

歴史を感じます。


エエ雰囲気でした。


栃の木は飢饉の時の非常食として意識して残されたようですね。


栃生 の地名は嘘ではなかったようです。

 小さな枝谷をいくつも越えて、朝の分岐に向かう途中、次々と現れる栃の大木、さすが「栃生」と名乗っているだけはある。
 それにしても「コメカイ道」を朽木から畑へ棚田で獲れた米を買いに行くのはいいが、米俵背負っての帰り道はさぞや難儀しただろう。

畑集落も標高の高い所にありますね。

この集落も何か由来がありそうです。


見事な棚田が俯瞰できました。
 

お疲れ様でした。

近江の湖西のあたりもおもしろそうですね。
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選択の余地がない状態で行ってますが・・・・ええとこです。

    では また 湖西の山稜で

        SHIGEKI
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