【鈴鹿】下重谷源頭部 古木に魅せられて
Posted: 2023年5月16日(火) 19:58
【山域・山名】鈴鹿 イブネ・クラシ
【日時】2023年5月3日
【コースタイム】8:00朝明~9:50コクイ谷出合~12:00下重谷源頭部~12:55イブネ~1:30クラシ~15:00根の平峠~16:00朝明
ネットで見かけた高昌下の谷沿いの古木に会いたくて朝明から出発した。
実は一年前にもこの古木を目当てに杉峠に向かう途中から高昌に登ったのだが、その時は高昌ピークまで登ってしまいピーク近くから100m下るのが面倒になって諦めた。
根ノ平峠に向けて登山道を歩いていると中間地点付近でシロヤシオが実に綺麗だった。ここでこんなに綺麗なシロヤシオを見たことがない。
やはり今年は花の当たり年なのだろう。
タケ谷分岐を過ぎ、大杉に差し掛かる頃にテント泊装備の登山グループに追い付く。きっと今夜はイブネでテン泊なのだろう
コクイ谷出合で渡渉し、右岸のロープを辿って登山道に上がると7人山に向かう広い尾根に向かってしまうので適当なところで沢に下ると対岸に
なにやら白いものが見えた。近づいてみると山芍薬だった。
杉峠に向かう登山道に入ると下山してくる登山者数人とすれ違う。
地図で見てもハッキリ分かる下重谷の左岸尾根に取り付くと踏み跡が微かにある。
今回は高昌に上がる途中、1000m付近からトラバースしてみたがここにも踏み跡らしきものがある。
ふとピンクの花が目に入った。ミツバツツジが綺麗に咲いていた。
近くには形の良い太いブナが立っていた。
そのまま踏み跡を辿ると何やら変な形をした木が目に入った。
近づいてみると何とお辞儀をしたような目当てのシナノキの古木であった。ネット情報によると直径4m弱あるらしい
ここで軽く昼休憩した。
近くには直径3.7mあると言われるシナノキが真っすぐに立っていた。
ここは尾根道から100m下った斜面に生えているのできっと伐採されずに済んだのだろう。
ここから谷沿いの斜面を登って、イブネに向かう。
イブネ北端まで続く尾根も決して大きくはないが、形の良いブナが生えていて雰囲気が良い。
イブネ北端にでると急に登山者で賑わっていた。
苔むした台地になっているイブネの真ん中に30cm幅の苔がなくなった登山道が繋がっている。
その両脇には白いロープが張られていた。
イブネの下にテントが一張り見えたが、不思議にイブネにテントがない。
イブネの標識のある所まで行ってみるとその向かい側に「テント規制」の看板が立てられていた。
これで謎が解けた。いつかはそうなるだろうと想像はしていたがこうも早くなるとは
この日、テント装備でイブネに向かった登山者は何人かはいただろうがほとんどの方は諦め杉峠でテントを張ったらしい。
しかし、もっと早くネット上にでも周知はするべきではなかったのか?
この規制の看板は某ガイドクラブの名が書かれていた。
イブネから引き返し、先ほど眼下に見えた赤いテントの横を通り過ぎて、クラシに向かう。
途中は苔むした気持ちの良い登山道である。
クラシに着くと期待していたシャクナゲの花はもう一つで、先に来ていたカップルの女性が歓声を上げていたが、
烏帽子岳のシャクナゲに比べれば花の数は少なく物足りない。
ここからクラシの東尾根に乗るのだが下りは分かりにくくよく間違える。
案の定、下降点を間違えてクラシ谷に向かってしまった。途中で気が付いて引き返すもナビが不調で頼りにならない。
東に軌道修正するが、結構斜度があり転倒するとヤバそうである。
斜面には以前なかった新しく出来た沢があった。幸い対岸に渡れる地形だったので向こう岸にうまく渡った。
さらに北東にトラバースしていると目印の古木が目に入った。ヤレヤレである。
東尾根に登るとシャクナゲが沢山咲いていた。逆光だったので綺麗な写真が取れなかったのが残念であった。
クラシ谷の渡渉点まで来るとホッとする。渡渉点にある倒れた杉の大木は少し流されて様子が変わっていた。
愛知川は水が多目だったが何とか無事渡渉できた。
タケ谷でテント泊装備の登山グループとすれ違った。どこでテン泊するつもりなんだろう。
さすがに15時ともなれば根の平峠は静かなものである。
最後にもう一度シロヤシオを愛でながら朝明に向かって下山した。
宮指路
【日時】2023年5月3日
【コースタイム】8:00朝明~9:50コクイ谷出合~12:00下重谷源頭部~12:55イブネ~1:30クラシ~15:00根の平峠~16:00朝明
ネットで見かけた高昌下の谷沿いの古木に会いたくて朝明から出発した。
実は一年前にもこの古木を目当てに杉峠に向かう途中から高昌に登ったのだが、その時は高昌ピークまで登ってしまいピーク近くから100m下るのが面倒になって諦めた。
根ノ平峠に向けて登山道を歩いていると中間地点付近でシロヤシオが実に綺麗だった。ここでこんなに綺麗なシロヤシオを見たことがない。
やはり今年は花の当たり年なのだろう。
タケ谷分岐を過ぎ、大杉に差し掛かる頃にテント泊装備の登山グループに追い付く。きっと今夜はイブネでテン泊なのだろう
コクイ谷出合で渡渉し、右岸のロープを辿って登山道に上がると7人山に向かう広い尾根に向かってしまうので適当なところで沢に下ると対岸に
なにやら白いものが見えた。近づいてみると山芍薬だった。
杉峠に向かう登山道に入ると下山してくる登山者数人とすれ違う。
地図で見てもハッキリ分かる下重谷の左岸尾根に取り付くと踏み跡が微かにある。
今回は高昌に上がる途中、1000m付近からトラバースしてみたがここにも踏み跡らしきものがある。
ふとピンクの花が目に入った。ミツバツツジが綺麗に咲いていた。
近くには形の良い太いブナが立っていた。
そのまま踏み跡を辿ると何やら変な形をした木が目に入った。
近づいてみると何とお辞儀をしたような目当てのシナノキの古木であった。ネット情報によると直径4m弱あるらしい
ここで軽く昼休憩した。
近くには直径3.7mあると言われるシナノキが真っすぐに立っていた。
ここは尾根道から100m下った斜面に生えているのできっと伐採されずに済んだのだろう。
ここから谷沿いの斜面を登って、イブネに向かう。
イブネ北端まで続く尾根も決して大きくはないが、形の良いブナが生えていて雰囲気が良い。
イブネ北端にでると急に登山者で賑わっていた。
苔むした台地になっているイブネの真ん中に30cm幅の苔がなくなった登山道が繋がっている。
その両脇には白いロープが張られていた。
イブネの下にテントが一張り見えたが、不思議にイブネにテントがない。
イブネの標識のある所まで行ってみるとその向かい側に「テント規制」の看板が立てられていた。
これで謎が解けた。いつかはそうなるだろうと想像はしていたがこうも早くなるとは
この日、テント装備でイブネに向かった登山者は何人かはいただろうがほとんどの方は諦め杉峠でテントを張ったらしい。
しかし、もっと早くネット上にでも周知はするべきではなかったのか?
この規制の看板は某ガイドクラブの名が書かれていた。
イブネから引き返し、先ほど眼下に見えた赤いテントの横を通り過ぎて、クラシに向かう。
途中は苔むした気持ちの良い登山道である。
クラシに着くと期待していたシャクナゲの花はもう一つで、先に来ていたカップルの女性が歓声を上げていたが、
烏帽子岳のシャクナゲに比べれば花の数は少なく物足りない。
ここからクラシの東尾根に乗るのだが下りは分かりにくくよく間違える。
案の定、下降点を間違えてクラシ谷に向かってしまった。途中で気が付いて引き返すもナビが不調で頼りにならない。
東に軌道修正するが、結構斜度があり転倒するとヤバそうである。
斜面には以前なかった新しく出来た沢があった。幸い対岸に渡れる地形だったので向こう岸にうまく渡った。
さらに北東にトラバースしていると目印の古木が目に入った。ヤレヤレである。
東尾根に登るとシャクナゲが沢山咲いていた。逆光だったので綺麗な写真が取れなかったのが残念であった。
クラシ谷の渡渉点まで来るとホッとする。渡渉点にある倒れた杉の大木は少し流されて様子が変わっていた。
愛知川は水が多目だったが何とか無事渡渉できた。
タケ谷でテント泊装備の登山グループとすれ違った。どこでテン泊するつもりなんだろう。
さすがに15時ともなれば根の平峠は静かなものである。
最後にもう一度シロヤシオを愛でながら朝明に向かって下山した。
宮指路