【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

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tsubo
記事: 184
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by tsubo »

【 日 付 】2023年5月2日
【 山 域 】 台高山脈
【メンバー】seiichi、tsubo、k子
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】八知山林道登山口8:27ー9:15口迷岳ー10:18迷岳10:26-11:40大熊の頭11:49ー12:171187mあたり13:05ー13:58迷岳14:07ー14:56口迷岳15:03ー16:12八知山林道

車が広い空き地で止まった。seiichiさんが車のから折り畳みの椅子を出す。
奥様のK子さんが座る。seiichiさんがしゃがんでk子さんの靴ひもを結ぶ。
えっ!?まるで女王様と下僕みたい・・・

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seiichi さんご夫婦とは局ヶ頂に行ったときに出会って少しおしゃべりをした。その後このやぶこぎで再会した。これも何かのご縁、今度一緒に山に行きましょうとメールをくれた。
お互い都合のいいこの日、最初はこの前行けなかった大杉国見山に行こうと思ったが、林道の工事は7月末までやっていて歩いても通れないことがはっきりした。
そこで迷岳に行くことにしたのだ。
私はスメールからと、大熊の頭から白倉山、迷岳を往復したことはあるが、八知山林道から登ったことはなかった。古ヶ丸山に登った時、そのなだらかな稜線を見て歩きたいと思っていた。

奥伊勢大台の道の駅で待ち合わせ。seiichiさんの車で八知山林道の空き地まで行く。
途中で林道の入り口はどこだったっけなと言うseiichiさんに、k子さんが「確かトンネルのところから入るって書いてあったわよ。さっきトンネル過ぎたから来すぎたんじゃないの?」と言う。
戻って道を探す。seiichiさんが車を降りて地元に人に尋ねる。
「もっと先のトンネルの手前からだよ。トンネルはたくさんあるんだから。」
k子さんが首をすくめる。

さて、k子さんの靴ひもを結ぶseiichiさん。実はk子さんは腰が悪いのだ。かがんで靴ひもをきつく結ぶのが大変らしい。それでも1年くらい前から山歩きを始めたとのこと。
60代半ばで腰痛があるのに山を始めたというk子さん。スポーツでもやっていたのかと思ったら、パッチワークが好きだというインドア派。
でも、行きだしたら山の魅力にとりつかれたらしい。

「どこか行きたい山はありますか?」
「山芍薬が見てみたい。」
「霊仙山にたくさん咲いていましたよ。」
k子さんはガーデニングもしていて花が好きな方だ。

しばらく林道を歩くと登山口に着いた。
稜線までは急な登りだが、後は楽だ。
稜線からはこの前登った古ヶ丸山がよく見える。

tmp_imgresize (1).jpg


迷岳までは小さなアップダウンはあるが緩やかでルンルン気分になる道だ。
アケボノツツジやミツバツツジが少し咲いているが、全体に花は少ない。だが、新緑が美しい。
そして時々展望が開けた場所に出る。なんとも気持ちがいい道だ。

ところどころバイケイソウの群落が出てくる。
「花が咲いたら臭いですよ。」
「僕はバイケイソウの花はまだ見たことがないな。」
「7月に八経ヶ岳にオオヤマレンゲを見に行ったらちょうど咲いていると思いますよ。」
本当にたくさんのバイケイソウ、全部花が咲いたらすごい臭いが立ち込めるだろうな。

tmp_imgresize.jpg


迷岳には10時20分に着く。
「まだ時間があるから少し先まで行きましょう。」
k子さんも元気だ。

見晴らしがいい場所では、左に古ヶ丸山や仙千代ヶ峰などの山、その向こうにはかすかに海が見える。
右は三峰山から局ヶ岳に続く稜線が見える。
スメールからの道では見られない景色だ。

途中に柚子の木平のプレートがかかっていた。
「僕が付けなんですよ。」seiichiさんが嬉しそうに言う。「以前あったのが、無くなっていたんです。」

大熊の頭の下まで来た。あと一登りだが、k子さんは疲れたのか、「ここで待っているから行って来て。」と言う。
「熊に襲われないようにね。」と言って二人で登った。
以前あった「大熊の頭」のプレートがない。
「また流木を拾って作って来ないとな。」なんとなくseiichiさんは嬉しそうだ。

戻って、風がないところを探して稜線の少し下でお昼にする。
seiichiさんがお湯を沸かしてコーヒーを淹れてくれた。ゆっくり1時間近く休んだ。
一人だとこんなにゆっくりはしない。

迷岳に戻る。
もう登りはほとんどない。
また気持ちのいい稜線を戻る。

ふと下を見ると・・・
「おや!?あの白い丸っこいのはもしかして・・・」私の声にseiichiさんも足を止めた。
3人で下をじっと見る。
seiichi さんが急な斜面を下る。私も後に続く。
「やっぱり山芍薬よ!!」
k子さんもこわごわ降りてくる。

バイケイソウの群落の中に一かたまりだけ山芍薬の花があったのだ。

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「すごい!よく見つけましたね!!」
「たまたま見たらあったんですよ。」
山芍薬が見たいと言っていたk子さんは嬉しそうだ。
「他には咲いていないのに、ここにだけ咲いているなんてね。」
「頑張ったご褒美ですね。」
稜線への急な登り、k子さんはseiichiさんに手を引かれて登る。こういう急斜面は地下足袋が強い。私は誰にも手を引かれることなく登って行った。

車に戻る。
k子さんはまた椅子に座って、靴ひもをほどいてもらう。

考えたらご夫婦と私の3人での山登りって今まであっただろうか?記憶にない。
同じ3人でもこういう組み合わせは新鮮だった。
20センチ以上背が高くて当然足も長いseiichiさんは少し先を歩く。
そしてk子さん、私の順で歩いた。
同年代のk子さんとおしゃべりしながら歩くのは楽しかった。
なんとなく会話の端々で夫婦の関係がわかるような・・・
seiichiさんご夫婦はとても仲のいいご夫婦に見えましたよ。

ありがとうございました。
また、ご一緒させてくださいね。
アバター
seiichi
記事: 187
登録日時: 2022年9月14日(水) 21:12
お住まい: 津市高茶屋

Re: 【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by seiichi »

tsuboさん、こんにちわ。
最初に靴紐の写真を見たときはなんとも苦笑いするしかなかったですよ。
出来るだけ人との付き合いは自然体の姿が良いと思っています。
局ヶ頂での初めての出会いから今回の迷岳山行となりましたが、これも何かの縁ですね。
年を取るに従い友達や付き合う人も少なくなるのが普通だと言う自分達の年代。
新しい友達や仲間が出来るの素晴らしいと思います。

今回のルートは楽して稜線に上がれる贅沢なコースです。
若いうちは苦労して登ることで稜線に立つ達成感もありましたが、
今は出来るだけ標高を車で稼げるならそれもいいかと納得しています。
登りに時間を掛けない分、尾根歩きや稜線歩きで展望を楽しめる時間を使うことが可能ですし。

tsuboさんのように立派な記事は書けませんが、自分の記録用としてあとで投稿したいと思います。
秋にはまず大杉国見山、次にウグイ谷高が待っていますね。
大杉谷は桃ノ木小屋で一泊するのが渓谷と秘境を堪能できると思います。
私はワンちゃんがいるので残念ながら宿泊は難しいです。

それにしてもヤマシャクヤクを見つけたtsuboさんの執念と言うか眼力にはビックリです。
よくぞあのバイケイソウの群生から一輪の白い花を見つけたもんです。
砂浜で100円玉を落としたのを見つけるようなもんです。
私は昔に50KM/hで走る車を運転していて、路肩に落ちている1000円札を拾ったことがありますが。

*大熊三山をバックに尾根に上がる急登を登る写真を添付します。

seiichi
添付ファイル
尾根へ上がる急登1.JPG
tsubo
記事: 184
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by tsubo »

seiichiさん、おはようございます。
返信ありがとうございます。

最初に靴紐の写真を見たときはなんとも苦笑いするしかなかったですよ。
出来るだけ人との付き合いは自然体の姿が良いと思っています。


いや、びっくりしました。でも、理由を聞いてなるほど!
腰痛で靴ひもが結べなくても山に登りたい奥様と、一緒に登りたいseiichiさん。
ほのぼのとした気持ちになりました。

局ヶ頂での初めての出会いから今回の迷岳山行となりましたが、これも何かの縁ですね。
年を取るに従い友達や付き合う人も少なくなるのが普通だと言う自分達の年代。
新しい友達や仲間が出来るの素晴らしいと思います。


そうですね。
私は一緒に山に行く友人は滋賀や福井と遠方の人なので、津という比較的近場に山友達ができてうれしいです。

今回のルートは楽して稜線に上がれる贅沢なコースです。
若いうちは苦労して登ることで稜線に立つ達成感もありましたが、
今は出来るだけ標高を車で稼げるならそれもいいかと納得しています。
登りに時間を掛けない分、尾根歩きや稜線歩きで展望を楽しめる時間を使うことが可能ですし。

今回のコースは本当に気持ちがいい稜線歩きでしたね。
運転も何とかなりそうだし。
また紅葉の時に行ってみたいです。

tsuboさんのように立派な記事は書けませんが、自分の記録用としてあとで投稿したいと思います。
秋にはまず大杉国見山、次にウグイ谷高が待っていますね。
大杉谷は桃ノ木小屋で一泊するのが渓谷と秘境を堪能できると思います。
私はワンちゃんがいるので残念ながら宿泊は難しいです。


大杉谷、今度一緒に日帰りで行けるところまで行きましょう。まずは下見ということで。
様子を見て、一人でも行けそうならまた一人で行ってみます。

それにしてもヤマシャクヤクを見つけたtsuboさんの執念と言うか眼力にはビックリです。
よくぞあのバイケイソウの群生から一輪の白い花を見つけたもんです。
砂浜で100円玉を落としたのを見つけるようなもんです。
私は昔に50KM/hで走る車を運転していて、路肩に落ちている1000円札を拾ったことがありますが。


あの山芍薬を見つけたのはたまたまですが・・・
でも、ちょうど奥様が山芍薬を見たいと言っていたのでよかったです。
あっちこっちキョロキョロしながら歩くのがポイントかしらね。

*大熊三山をバックに尾根に上がる急登を登る写真を添付します。


ありがとうございます。
目線が高いと違ったアングルの写真が撮れますね。

tsubo
ゲスト

Re: 【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by ゲスト »

tsuboさん、こんにちは。初めましてですね。
和歌山にお住まいという割に毎週のように遠征されて大変ですね。その行動力は見上げたものです。私は花見時には遠征せず鈴鹿に引きこもって楽してます。

[color=#FF0000]seiichi さんご夫婦とは局ヶ頂に行ったときに出会って少しおしゃべりをした。その後このやぶこぎで再会した。[/color]
偶然の出会いが山の仲間になっていく。同じような志向があるとはいえいいもんですね。
私はスメールからと、大熊の頭から白倉山、迷岳を往復したことはあるが、八知山林道から登ったことはなかった。
私も迷岳はスメールから登るのみです。白倉山と迷岳間は歩いたことありませんが、tsuboさんは結構タフですね。

[color=#FF0000]途中で林道の入り口はどこだったっけなと言うseiichiさんに、k子さんが「確かトンネルのところから入るって書いてあったわよ。[/color]
ナビは見てなかったのかな。八知山林道って複雑に分岐してますけどその後は大丈夫だったのかな。私だったらナビを見ていても迷いそう。
[color=#FF0000]60代半ばで腰痛があるのに山を始めたというk子さん。[/color]
山登りは他の人と競い合うものでもないしマイペースで登ればいいから取っ付きやすいですよね。しっかりした旦那さんも付いているから安心だ。

[color=#FF0000]「どこか行きたい山はありますか?」
「山芍薬が見てみたい。」[/color]
このやり取りが後の幸運を引き寄せたようで。
[color=#FF0000]しばらく林道を歩くと登山口に着いた。
稜線までは急な登りだが、後は楽だ。[/color]
どこまで車で入れるのか分かりませんけど稜線近くまで登れたら楽ですね。
地図で見ても稜線は緩やかそうで快適な感じだ。新緑に展望も得られればルンルン気分も分かります。

[color=#FF0000]本当にたくさんのバイケイソウ、全部花が咲いたらすごい臭いが立ち込めるだろうな。[/color]
御池岳でバイケイソウの大開花の時に登ったことがありますけど匂いのことは気にならなかったような。鼻が悪いのかな。

[color=#FF0000][color=#FF0000]迷岳には10時20分に着く。[/color][/color]
二時間で山頂に立てるとは便利ですね。

[color=#FF0000]途中に柚子の木平のプレートがかかっていた。
「僕が付けなんですよ。」seiichiさんが嬉しそうに言う。[/color]
以前に迷岳から大熊の頭の方にすこし進んだことがありましたが、そういうのは見なかったな。そこまで行かなかったのかな。
でも歩きやすくていいとこでした。

[color=#FF0000]ゆっくり1時間近く休んだ。
一人だとこんなにゆっくりはしない。[/color]
私も昼休みは小休止みたいな感じですぐ腰をあげます。でも気持ちの良い季節だし、たまにゆっくりするのも良さそうです。

[color=#FF0000]「おや!?あの白い丸っこいのはもしかして・・・」私の声にseiichiさんも足を止めた。
3人で下をじっと見る。
seiichi さんが急な斜面を下る。私も後に続く。
「やっぱり山芍薬よ!!」[/color]
おおっ、やりましたね。k子さんとのやり取りで暗示にかかるように頭にインプットされ目が勝手に探し出したのかも。どっちにしても奇跡みたいなもんです。

[color=#FF0000][color=#FF0000]こういう急斜面は地下足袋が強い。私は誰にも手を引かれることなく登って行った。[/color][/color]
おや、地下足袋派ですか。山仕事をする人は大概地下足袋だし慣れればそのほうが歩きやすいのかもしれませんね。
これからもこういう幸運に恵まれるといいですね。お疲れさまでした。
skywalk
記事: 518
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by skywalk »

tsuboさん、skywalkです。すみません、ログインして送信したつもりがゲストになっていました。直し方が分からないので取あえずそのつもりでお読みください。
tsubo
記事: 184
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【台高山脈】最後に白いご褒美!八知山林道から迷岳

投稿記事 by tsubo »

skywalkさん、おはようございます。
返信ありがとうございます。

和歌山にお住まいという割に毎週のように遠征されて大変ですね。その行動力は見上げたものです。私は花見時には遠征せず鈴鹿に引きこもって楽してます。

うちの近くの山は植林されている山が多く、展望もそんなに良くないし、花も少ないので、どうしても遠くになってしまいます。
でも、このあたりは高速を使わないで3時間ちょっとで行けるので、私からしたら近いです。

seiichi さんご夫婦とは局ヶ頂に行ったときに出会って少しおしゃべりをした。その後このやぶこぎで再会した。
偶然の出会いが山の仲間になっていく。同じような志向があるとはいえいいもんですね。

seiichiさんはとてもフレンドリーな方で、せっかくのご縁だから一緒に山に行きましょうと言ってくれました。
鈴鹿の山に行くならうちに泊まってくださいとも言ってくださっています。
近くに一緒に山に行く人がいないのでありがたいです。

私はスメールからと、大熊の頭から白倉山、迷岳を往復したことはあるが、八知山林道から登ったことはなかった。
私も迷岳はスメールから登るのみです。白倉山と迷岳間は歩いたことありませんが、tsuboさんは結構タフですね。

仕事が野良仕事なので、ほかの方よりは普段から体を動かしているほうですね。
今回のコースは稜線歩きで楽でしたが、展望がよく、素晴らしい森歩きでよかったです。

途中で林道の入り口はどこだったっけなと言うseiichiさんに、k子さんが「確かトンネルのところから入るって書いてあったわよ。
ナビは見てなかったのかな。八知山林道って複雑に分岐してますけどその後は大丈夫だったのかな。私だったらナビを見ていても迷いそう。

seiichiさんは何度もここに来ているそうでナビは見ていませんでした。
林道で迷いやすいところには、seiichiさんが作ったプレートがありました。
分岐で工事中のほうに行ってしまってUターンできずに苦労している車を何回か見たそうです。

60代半ばで腰痛があるのに山を始めたというk子さん。
山登りは他の人と競い合うものでもないしマイペースで登ればいいから取っ付きやすいですよね。しっかりした旦那さんも付いているから安心だ。

奥様に言わせると、seiichiさんはえっと思うようなところにも平気で連れて行くそうです。
「ゆっくり休みながら歩けば平気だ。」と言われるそうですが、今まで何度も怖い目にあったそうです。(笑)
今回も大杉国見山に行く予定でしたが、奥様は不安だったそうで林道が通れなくてほっとしたそうです。

「どこか行きたい山はありますか?」
「山芍薬が見てみたい。」

このやり取りが後の幸運を引き寄せたようで。

そうなんです!
私もまさかここで山芍薬に出会えるとは思ってもいませんでした。

しばらく林道を歩くと登山口に着いた。
稜線までは急な登りだが、後は楽だ。

どこまで車で入れるのか分かりませんけど稜線近くまで登れたら楽ですね。
地図で見ても稜線は緩やかそうで快適な感じだ。新緑に展望も得られればルンルン気分も分かります。

林道の様子が心配でしたが、未舗装でしたがきれいに整地されていました。
900mくらいの標高まで上がれたので後は楽でした。スメールからとは全然違います。

本当にたくさんのバイケイソウ、全部花が咲いたらすごい臭いが立ち込めるだろうな。
御池岳でバイケイソウの大開花の時に登ったことがありますけど匂いのことは気にならなかったような。鼻が悪いのかな。

開花の時期に大峰に登って鼻を近づけたらすごい臭いでした。今度臭いをかいでみてください。

迷岳には10時20分に着く。
二時間で山頂に立てるとは便利ですね。

そうなんです。それでもっと先まで歩くことにしました。

途中に柚子の木平のプレートがかかっていた。
「僕が付けなんですよ。」seiichiさんが嬉しそうに言う。

以前に迷岳から大熊の頭の方にすこし進んだことがありましたが、そういうのは見なかったな。そこまで行かなかったのかな。
でも歩きやすくていいとこでした。

今回は大熊の頭のプレートが見当たりませんでした。
台風が通るところですから飛ばされやすいんでしょうね。

ゆっくり1時間近く休んだ。
一人だとこんなにゆっくりはしない。

私も昼休みは小休止みたいな感じですぐ腰をあげます。でも気持ちの良い季節だし、たまにゆっくりするのも良さそうです。

私はせっかちなので、一人だとなかなかゆっくりできません。

「おや!?あの白い丸っこいのはもしかして・・・」私の声にseiichiさんも足を止めた。
3人で下をじっと見る。
seiichi さんが急な斜面を下る。私も後に続く。
「やっぱり山芍薬よ!!」

おおっ、やりましたね。k子さんとのやり取りで暗示にかかるように頭にインプットされ目が勝手に探し出したのかも。どっちにしても奇跡みたいなもんです。

本当に!
他の方のヤマップなど見てもここで山芍薬を見たというレコはありませんでした。
たまたま斜面の下を見たらあったんです。自分でも奇跡と思います。(笑)

こういう急斜面は地下足袋が強い。私は誰にも手を引かれることなく登って行った。
おや、地下足袋派ですか。山仕事をする人は大概地下足袋だし慣れればそのほうが歩きやすいのかもしれませんね。

アルプスのようなきちんと整備された登山道ではない台高の山にはうってつけです。
スパイク地下足袋なので滑りにくいです。急斜面の下りが苦手な私も地下足袋なら平気で下れます。

これからもこういう幸運に恵まれるといいですね。お疲れさまでした。
ありがとうございます。
あっちこっち見ながら歩くといいのかな。
次の山ではどんな出会いがあるか楽しみです。

tsubo
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