【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2023年4月22日(土)
【山 域】加賀 大日山周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】高倉山登山口手前8:30---9:15千束尾根取付き---11:10千石原山11:30---12:15小大日山13:45---
     14:10徳助ノ頭---15:25蛸坊主---15:55高倉山---17:00駐車地

 昨年その名前を知った陶石山。この近辺では富士写ヶ岳が有名なのだが、なんでもレベルの違うシャクナゲの
森があるらしい。一昨年が当たり年で、昨年は裏年。ならば今年はそこそこ期待できるだろうと計画していた。
しかし一昨年のブレイクで人出も凄いようだ。
そこで趣向を変えて、陶石山の続きの山に狙いを定めた。ヤマップの地図にも載っていないので、ある程度静か
な花旅が楽しめるだろうか。

 九谷焼の里の駐車場で朝食を取っていると、登山者らしい人が2パーティー準備していた。
どこへ行くのだろうと聞いてみると、すぐそこから取り付く菅谷山という山が地元ではシャクナゲで有名らしい。
この山域は地質的にシャクナゲが育ちやすい土壌なのだろうか。

 九谷発電所から千束川の林道に入る。この林道の終点から尾根に取り付く算段である。
道端にはいろんな花が咲き乱れて林道歩きも苦にならない。途中から車の通れる状態ではなくなった林道だが、
適度な荒れ具合で古い街道のような味わいのある道が続いた。
 右の方から大きな水音が聞こえたので首を振ると、そこには見事な滝が豪快に水を落としていた。千束ヶ滝だ。


IMG_3455_1.JPG

 二俣で林道が終点となった。厳密には左俣の方に続いているのだが、河原に下りて左俣を渡渉して尾根に取り
付く。固定ロープが設置された急傾斜の尾根である。手足をフルに使って登る方がダラダラとした登りよりも楽だ。

 しばらく登ると待望のシャクナゲが登場したが、もう終わりかけなのか元気がない。下の方ではもう盛りを過ぎ
たのだろうか。普通なら5月の中頃に見頃を迎えると思うのだが、今年は異常に花期が早いようだ。
見頃のツツジが森を彩る中、ぐんぐんと高度を上げて行く。
この尾根は末端からまったく植林の影がなく、瑞々しい新緑の森を歩くのは、たとえ花がなかったとしても楽しい
ものである。

IMG_3483_1.JPG

 尾根の傾斜が少し緩んだあたりからシャクナゲの色が濃くなってきた。ここからが本番だろうか。
道の左右には腰高のシャクナゲが延々と続く、まさにシャクナゲロードだ。
高度を上げるにつれまだ蕾のシャクナゲも出てきた。一週間後でも十分楽しめるだろう。
 タムシバも花盛りで、青空の下に真っ白なタムシバとピンクのシャクナゲのコンビネーションが映える。
足元には満開のイワウチワの絨毯が広がっている。寝そべるように写真を撮っていた2人パーティーに追い付いた。
お先にどうぞと促されたが、こちらものんびり撮影モードだ。


IMG_3559_1.JPG

 喬木がなくなり潅木のヤブで頭上が明るくなると、Ca970mの千石原山に到着である。
視界が一気に開けて、加賀大日山と小大日山が目の前にどっしりとした姿を見せる。大日山の左奥にうっすらと雪を
戴いた山は大笠山だろう。
 ここから左すれば陶石山だが、小大日山へも明瞭な道が続いていた。この道もイワウチワとショウジョウバカマ
の咲き乱れるフラワーロードだ。


IMG_3620_1.JPG

 目の前のロープをひとまたぎすると徳助新道の登山道に飛び出した。標識もなくロープで通せんぼしているとこ
ろを見ると、この道は正式な登山道として認められていないということだろうか。
 道端にある三角点を過ぎて少し進んだところが小大日山の山頂だが、「1198m」の標識がある。
1198mというのは三角点の標高のはずなのだが、どういうことだろう。この場所は三角点より少なくとも2m以上高
いと思われるので、1200mを超えているはずだ。


IMG_3628_1.JPG

 山頂標識の脇に腰を降ろしてランチタイムとしよう。
展望は素晴らしく、加賀大日山の横には白山が姿を現わした。
例年に比べると遥かに白さが足りないが、今日も白山を遥拝することができた喜びを噛みしめながら飲むビールは
格別である。
 10数年前にこの道を歩いた時、登山道脇のヤブの中にカタクリの群落があったのを覚えていたので探してみたが
見つからなかった。道端に4、5輪咲いていたが、まだ少し早いのかもしれない。


IMG_3636_1.JPG

 この尾根は展望が素晴らしく、大日沢を挟んで加賀甲から毛無山、みつまた山、高平山、浄法寺山と続く加越国
境稜線が長く尾を引いている。いつか積雪期に歩いてみたいものだ。

 1053mの徳助の頭で徳助新道を離れる。ここから836mの高倉山を経て千束川へ下る道は、単なる下山路としての
認識しかなく、大して期待していなかった。
しかし実際に歩いてみると、それが大きな間違いであったことに気付かされる。
まずはブナ林が素晴らしい。若い木が多いものの、芽吹き始めたブナ達は春を謳歌するように華やいだ浅い緑を纏
っている。


IMG_20230422_163719_1.jpg

 ブナ林がひとしきり終わると、今度は予想していなかったシャクナゲの登場である。
これが登りの千束尾根よりも密度が濃いのではないかと思われるぐらい咲き乱れていた。
しかも登りとは違って広大な展望を背景にして、道の脇にシャクナゲが配置されており、いかにも開放的な雰囲気
を醸し出している。


IMG_3685_1.JPG
IMG_20230422_154231_1.jpg

 866mピークは真砂谷の頭という名前と共に、蛸坊主という名前も付けられている。なんで蛸坊主と訝しく思って
いたが、山頂からしばらく歩いて振り返った時にその理由がわかった。まさに蛸坊主とは言い得て妙の姿だった。
 そこからまたブナ林が続き、最後のピークの高倉山を過ぎて千束川へ下り立つまで途切れることがなかったのは
驚きだ。
さすがにもう終わりだろうと思っていたシャクナゲも、どこまで行っても楽しませくれた。
道を整備している地元の人が付けた遊びごごろのある看板も面白い。
 結局、登りの尾根よりも下りの方が充実していたという結果になったのは想定外だった。
これだから山はやめられない。

               山日和
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by バーチャリ »

山日和さん こんばんは

写真の貼り付け有難うございます。



 昨年その名前を知った陶石山。この近辺では富士写ヶ岳が有名なのだが、なんでもレベルの違うシャクナゲの
森があるらしい。一昨年が当たり年で、昨年は裏年。ならば今年はそこそこ期待できるだろうと計画していた。
しかし一昨年のブレイクで人出も凄いようだ。
そこで趣向を変えて、陶石山の続きの山に狙いを定めた。ヤマップの地図にも載っていないので、ある程度静か
な花旅が楽しめるだろうか。


ヤマップに載るとわんさか来ます。
その内の一人ですが( ^^) _
今年はシャクナゲの当たり年でしょうか。
さとこさんと待ち合わせの前の日に鞍掛峠からさっくと焼山にシャクナゲとイワウチを見ようと思いましたが、
一人だとまぁ~いいや なってしまいました。


 九谷発電所から千束川の林道に入る。この林道の終点から尾根に取り付く算段である。
道端にはいろんな花が咲き乱れて林道歩きも苦にならない。途中から車の通れる状態ではなくなった林道だが、
適度な荒れ具合で古い街道のような味わいのある道が続いた。
 右の方から大きな水音が聞こえたので首を振ると、そこには見事な滝が豪快に水を落としていた。千束ヶ滝だ。


今の時期林道も花が咲いていますよね。
どんなはなだろう?
草花や木の花も咲いているでしょうね。


 二俣で林道が終点となった。厳密には左俣の方に続いているのだが、河原に下りて左俣を渡渉して尾根に取り
付く。固定ロープが設置された急傾斜の尾根である。手足をフルに使って登る方がダラダラとした登りよりも楽だ。


ドボンはなかったですか?


 しばらく登ると待望のシャクナゲが登場したが、もう終わりかけなのか元気がない。下の方ではもう盛りを過ぎ
たのだろうか。普通なら5月の中頃に見頃を迎えると思うのだが、今年は異常に花期が早いようだ。
見頃のツツジが森を彩る中、ぐんぐんと高度を上げて行く。
この尾根は末端からまったく植林の影がなく、瑞々しい新緑の森を歩くのは、たとえ花がなかっとしても楽しい
ものである。


新緑のモフモフはなんとも言えないですよね。
私の住んでる里山の山の移る具合を楽しんでいます。


尾根の傾斜が少し緩んだあたりからシャクナゲの色が濃くなってきた。ここからが本番だろうか。
道の左右には腰高のシャクナゲが延々と続く、まさにシャクナゲロードだ。
高度を上げるにつれまだ蕾のシャクナゲも出てきた。一週間後でも十分楽しめるだろう。
 タムシバも花盛りで、青空の下に真っ白なタムシバとピンクのシャクナゲのコンビネーションが映える。
足元には満開のイワウチワの絨毯が広がっている。寝そべるように写真を撮っていた2人パーティーに追い付いた。
お先にどうぞと促されたが、こちらものんびり撮影モードだ。


いろんな花が咲いていますね。
足が進まないのでは( ^^) _


喬木がなくなり潅木のヤブで頭上が明るくなると、Ca970mの千石原山に到着である。
視界が一気に開けて、加賀大日山と加賀甲が目の前にどっしりとした姿を見せる。大日山の左奥にうっすらと雪を
戴いた山は大笠山だろう。
 ここから左すれば陶石山だが、小大日山へも明瞭な道が続いていた。この道もイワウチワとショウジョウバカマ
の咲き乱れるフラワーロードだ。

大日山に近いのですね。


山頂標識の脇に腰を降ろしてランチタイムとしよう。
展望は素晴らしく、加賀大日山の横には白山が姿を現わした。
例年に比べると遥かに白さが足りないが、今日も白山を遥拝することができた喜びを噛みしめながら飲むビールは
格別である。


今年は雪も少なかったでしょうか?
重たいビールは欠かせないのですね。


 この尾根は展望が素晴らしく、大日沢を挟んで加賀甲から毛無山、みつまた山、高平山、浄法寺山と続く加越国
境稜線が長く尾を引いている。いつか積雪期に歩いてみたいものだ。


最近は嗜好が変わりましたね。

しかし実際に歩いてみると、それが大きな間違いであったことに気付かされる。
まずはブナ林が素晴らしい。若い木が多いものの、芽吹き始めたブナ達は春を謳歌するように華やいだ浅い緑を纏
っている。


いい感じですね。
ブナ林は毎回歩いても飽きないですね。




さすがにもう終わりだろうと思っていたシャクナゲも、どこまで行っても楽しませくれた。
道を整備している地元の人が付けた遊びごごろのある看板も面白い。
 結局、登りの尾根よりも下りの方が充実していたという結果になったのは想定外だった。
これだから山はやめられない。


山はやめられないほんとですね。
歩けなくなる自分が怖いです !(^^)!
お疲れ様でした。             


 バーチャリ
tsubo
記事: 177
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by tsubo »

 昨年その名前を知った陶石山。この近辺では富士写ヶ岳が有名なのだが、なんでもレベルの違うシャクナゲの
森があるらしい。一昨年が当たり年で、昨年は裏年。ならば今年はそこそこ期待できるだろうと計画していた。
しかし一昨年のブレイクで人出も凄いようだ。
そこで趣向を変えて、陶石山の続きの山に狙いを定めた。ヤマップの地図にも載っていないので、ある程度静か
な花旅が楽しめるだろうか。


狙いがいいですね。
ヤマップを見たらたくさんレコがありました。平日のレコもけっこうありました。

 九谷焼の里の駐車場で朝食を取っていると、登山者らしい人が2パーティー準備していた。
どこへ行くのだろうと聞いてみると、すぐそこから取り付く菅谷山という山が地元ではシャクナゲで有名らしい。
この山域は地質的にシャクナゲが育ちやすい土壌なのだろうか。

シャクナゲはけっこう大峰や台高でも咲いていますね。
似たような土壌なんでしょうか?

 九谷発電所から千束川の林道に入る。この林道の終点から尾根に取り付く算段である。
道端にはいろんな花が咲き乱れて林道歩きも苦にならない。途中から車の通れる状態ではなくなった林道だが、
適度な荒れ具合で古い街道のような味わいのある道が続いた。
 右の方から大きな水音が聞こえたので首を振ると、そこには見事な滝が豪快に水を落としていた。千束ヶ滝だ。

荒れた林道、よくありますね。だんだん自然に戻っていくのでしょうか。
先日うちの近くの古い車道(旧道)脇でギンランみたいな花を見つけました。

DSC_0376.JPG



この尾根は末端からまったく植林の影がなく、瑞々しい新緑の森を歩くのは、たとえ花がなかったとしても楽しい
ものである。


花があると花の印象ばかりが強くなりますね。

足元には満開のイワウチワの絨毯が広がっている。寝そべるように写真を撮っていた2人パーティーに追い付いた。
お先にどうぞと促されたが、こちらものんびり撮影モードだ。


のんびりしたいときにお先にと言われるとどうしようかと思いますね。私は孫太尾根でお先にと言われた方を追い越しましたが、結局追い越されました。

 10数年前にこの道を歩いた時、登山道脇のヤブの中にカタクリの群落があったのを覚えていたので探してみたが
見つからなかった。道端に4、5輪咲いていたが、まだ少し早いのかもしれない。


以前5月半ばにsatoさんと加賀大日岳に登った時、カタクリがすごかったです。今年はいろいろな花が早いけど、カタクリはお寝坊さんなのかな?

 ブナ林がひとしきり終わると、今度は予想していなかったシャクナゲの登場である。
これが登りの千束尾根よりも密度が濃いのではないかと思われるぐらい咲き乱れていた。
しかも登りとは違って広大な展望を背景にして、道の脇にシャクナゲが配置されており、いかにも開放的な雰囲気
を醸し出している。


予想通りの花もいいけど、予想外の花に出会うとやった感が大きいですね。

 866mピークは真砂谷の頭という名前と共に、蛸坊主という名前も付けられている。なんで蛸坊主と訝しく思って
いたが、山頂からしばらく歩いて振り返った時にその理由がわかった。まさに蛸坊主とは言い得て妙の姿だった。

蛸坊主の写真はないんですか?

 そこからまたブナ林が続き、最後のピークの高倉山を過ぎて千束川へ下り立つまで途切れることがなかったのは
驚きだ。
さすがにもう終わりだろうと思っていたシャクナゲも、どこまで行っても楽しませくれた。
道を整備している地元の人が付けた遊びごごろのある看板も面白い。
 結局、登りの尾根よりも下りの方が充実していたという結果になったのは想定外だった。
これだから山はやめられない。


止めないでくださいね。

tsubo
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

写真の貼り付け有難うございます。

スノー衆の時にグーさんに怒られたので、ちゃんと縮小しておきました。 :mrgreen:

ヤマップに載るとわんさか来ます。
その内の一人ですが( ^^) _

そうですよね~
情報を得られるのはありがたいけど、良し悪しですよね。
去年登ったオンソリ山も、当日のヤマップのレポが50本ぐらい上がってました。 :o

今年はシャクナゲの当たり年でしょうか。

IMG_3495_1.JPG

去年が裏年で期待外れだっただけに、今年はまずまずの咲き方のようです。
この日会った人は一昨年は10年に一度の花付きだったと言ってました。

今の時期林道も花が咲いていますよね。
どんな花だろう?
草花や木の花も咲いているでしょうね。


サワハコベやニリンソウ、カキドオシ、ユキノシタ、カミレ各種といったところでしょうか。
林道歩きが退屈しないのはいいけど、なかなか前に進まないのが困りものです。 :lol:

IMG_3422_1.JPG
IMG_3427_1.JPG
IMG_3447_1.JPG

ドボンはなかったですか?

水量チョロチョロで、ちょうどいい具合に石が並んでいたので大丈夫でした。

新緑のモフモフはなんとも言えないですよね。
私の住んでる里山の山の移る具合を楽しんでいます。


この時期はまさに「山笑う」という感じ。一年でいちばん躍動感あふれる季節ですね。

いろんな花が咲いていますね。
足が進まないのでは( ^^) _


そうなんですよ。だからあまり長いコースを計画できません。 :mrgreen:


IMG_20230422_130247_1.jpg

大日山に近いのですね。

加賀大日山は目の前です。加賀甲と並んでデーンと腰を据えてました。

今年は雪も少なかったでしょうか?
重たいビールは欠かせないのですね。


雪は全然ですね。大日への尾根は雪が繋がっているように見えましたが。
ビールが無いと何しに来たのかわかりません。 :lol:

>この尾根は展望が素晴らしく、大日沢を挟んで加賀甲から毛無山、みつまた山、高平山、浄法寺山と続く加越国
境稜線が長く尾を引いている。いつか積雪期に歩いてみたいものだ。

最近は嗜好が変わりましたね。


そういうわけではありません。今まで目が向かなかったところに新しい発見があるという感じですかね。山の好みは変わってないですよ。


IMG_3667_1.JPG

いい感じですね。
ブナ林は毎回歩いても飽きないですね。


このあたりもまだまだブナの森があるんだと思い知らされました。

山はやめられないほんとですね。
歩けなくなる自分が怖いです !(^^)!


考えたくもないですよね。 :lol:

               山日和
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

tsuboさん、どうもです。

狙いがいいですね。
ヤマップを見たらたくさんレコがありました。平日のレコもけっこうありました。


ですよね。千束尾根はまだメジャーになってないようなので狙い目でした。

シャクナゲはけっこう大峰や台高でも咲いていますね。
似たような土壌なんでしょうか?


どうなんでしょう。比良のシャクナゲは高い木が多くて、目の位置で花を見ることが少なかったんですが、
ここでは腰高の木が多いので、見下ろすような感じで咲いていたので写真に撮りやすかったです。


IMG_20230422_152928_1.jpg

荒れた林道、よくありますね。だんだん自然に戻っていくのでしょうか。
先日うちの近くの古い車道(旧道)脇でギンランみたいな花を見つけました。

役割を終えた林道は荒れるに任せるばかりですね。
でも、この林道はちょうどいい具合に荒れて、古い山道のような味わいがありました。

IMG_3440_1.JPG

花があると花の印象ばかりが強くなりますね。

いやいや、そうでもないんですよ。私の場合、花よりブナ林の方が好きなんで。 :D

のんびりしたいときにお先にと言われるとどうしようかと思いますね。
私は孫太尾根でお先にと言われた方を追い越しましたが、結局追い越されました。

あるあるですね。 :lol:

IMG_3586_1.JPG

以前5月半ばにsatoさんと加賀大日岳に登った時、カタクリがすごかったです。今年はいろいろな花が早いけど、カタクリはお寝坊さんなのかな?

3月末の口三方岳で咲いてましたから、やっぱり早いと思います。
加賀大日は5月の連休だけでも3度登ってますが、うわーっという群落に出会ったことないです。

予想通りの花もいいけど、予想外の花に出会うとやった感が大きいですね。

そうなんです。期待していなかったら喜びもひとしおですね。 :D


IMG_3635_1.JPG

>866mピークは真砂谷の頭という名前と共に、蛸坊主という名前も付けられている。なんで蛸坊主と訝しく思って
いたが、山頂からしばらく歩いて振り返った時にその理由がわかった。まさに蛸坊主とは言い得て妙の姿だった。

蛸坊主の写真はないんですか?


こんな感じです。


IMG_20230422_154624_1.jpg

>これだから山はやめられない。

止めないでくださいね。


やめられないから大丈夫です。 :mrgreen:

                   山日和
sato
記事: 417
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんばんは。
初夏の陽気が続いていましたが、今週は寒の戻りで肌寒いです。今も電気ストーブを横に、レポを楽しんでいます。
土曜日は、春のお花と、芽吹き新緑の森、素晴らしい眺望に酔いしれた山旅でしたね。
あんなにお花が咲き乱れているとは、こんなに素敵なお山に出会えるとは・・・驚きと感激の連続でした。
ありがとうございました。

お山の情報に疎い私も、富士写ヶ岳から火燈山にかけての見事なシャクナゲ林の存在は聞いていました。
昨年7月に小倉谷、9月に大内谷を訪れた時も、いつか、シャクナゲの花でピンク色に染まった風景を見てみたい、
でも大混雑なのだろうなぁ、とお話していましたね。
そうしたら山日和さん、近くに、もっとすごいシャクナゲ林が続くお山があると調べてくださいました。
今年の2月、富士写ヶ岳から火燈山を周回した時、この春、その陶石山というお山にシャクナゲを見に行こうと決めましたね。

楽しみにしていた陶石山。でも、SNSの影響でここも混雑しているだろうとのことで、考えてくださった千石原山。
地図を見ても、どこにあるのか分かりませんでした。
・889の陶石山と小大日山を結ぶ稜線上の970mピークのお山と教えていただき、どきどきしました。
気になっていた千束川左岸尾根も辿れると。

九谷焼の里の駐車場は登山者で賑わっていましたね。皆さま菅谷山に向かわれました。
目が合ったご夫婦から、きちんとした道がついているとお聞きしました。地元の方に愛されているお山なのですね。
おふたりの言葉が耳に心地よかったです。
福井の言葉も好きですが、加賀の言葉も語尾を伸ばすやわらかな言葉で、いいなぁ、と思いました。

最初の林道歩きから、お花、お花で、足が進みませんでしたね。
スミレサイシン、ツボスミレ、ニリンソウ、サワハコベ、カキドオシ、ムラサキサキゴケ、シャク、ユキノシタ、
名前の分からないお花たち・・・山日和さん何十枚もお写真を撮っていましたね。新緑の谷の風景にもうっとり。
山が、谷が、春のよろこびを謳歌していましたね。

取りついた千束尾根は、はっきりとした道がついていて、ロープまでかかっていて意外でした。
ヤブ尾根かな、と思っていました。お話した地元の方も、ヤブっぽいとおっしゃっていましたし。
新緑の森の中を、よいしょよいしょと、木の根っこやロープを掴みながら登っていくのは爽快でしたね。
緑の海の中に浮かぶムラサキヤシオに見入っていると、シャクナゲが現れ、ピンク色のシャクナゲの道に。

この尾根のシャクナゲは背丈が低く、足元から目の高さにお花が咲いていて、まさにお花に包まれながらの山歩き。
感激しました。785千束山の少し先からはイワウチワ(トクワカソウ?)のお花畑に。
千石原山からは、ショウジョウバカマも加わって。ヤブの中に咲くショウジョウバカマ、なんて健気で力強くかわいいのでしょう。
青空の下に咲くまっしろなタムシバのお花にもこころが奪われそうになりました。
そう、千石原山から仰ぎ見た加賀大日山と加賀甲も、うつくしいお姿でしたね。いつまでも眺めていたい景色でした。

歩き始めてから、立ち止まっては、しゃがみこみ、うっとり眺めての連続、
山日和さんは、さらに写真を撮るのに忙しく?小大日山まで4時間近くかかってしまいましたね。

小大日山の三角点は、頂上の少し手前にあり、たしかに山頂は、1200mを越えていますね。
山頂からの眺めは素晴らしかったですね。こんなに素晴らしかったとは。
以前訪れたのは大日山からの下りでしたので、あまり印象に残っていませんでした。白山も拝むことが出来て感慨無量でした。
この日は風が強かったのですが、山頂は微風。ゆっくりお山とお昼の時間を楽しむことが出来ました。
カタクリにも出会えてうれしかったです。ちょこっと咲いていたのが、いとおしく、うれしかったです。

下りも、素晴らしいとしか言いようのない素晴らしい尾根でした。
楽しみにしていた・1053徳助の頭から先は、ため息の連続でした。
・891千本杉の頭へは、イワウチワ咲く清々しいブナの林が続き、
・866真砂谷の頭、蛸坊主に近づくにつれ、またまたシャクナゲ林に。
下りの尾根にはシャクナゲは無いだろうなぁ、と思っていましたので、うれしさひとしおでした。
圧巻のシャクナゲ林が続いていきました。蛸坊主からの眺めも素晴らしかったです。
蛸坊主ってどういう意味?と思いましたが、少し下り振り返って、なるほど、と頷きました。

ここから先は(これまでもありましたが)、うつくしいブナとシャクナゲにうっとりしつつ、味のある看板にわぁと歓声。
「あせりは禁物 あさりは海産物」「気をつけろ、甘い言葉とすべる道」面白い。「壁にみみあり 障子にメアリー」意味不明。
「そっち」には大笑い。看板は、まだまだありましたね。地元の方の、このお山への愛を感じる看板の数々でした。

期待していた登りの尾根は期待以上、下りの尾根は驚きの味わい深い風景が続いていきましたね。
思いがけない風景との出会い。山旅の醍醐味ですね。
ほんとうに、これだから山はやめられません。やめようと思ったこともありませんが。

sato
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。お疲れさまでした。

土曜日は、春のお花と、芽吹き新緑の森、素晴らしい眺望に酔いしれた山旅でしたね。
あんなにお花が咲き乱れているとは、こんなに素敵なお山に出会えるとは・・・驚きと感激の連続でした。


思ってた以上に花盛りでよかったですね。 :D

お山の情報に疎い私も、富士写ヶ岳から火燈山にかけての見事なシャクナゲ林の存在は聞いていました。
昨年7月に小倉谷、9月に大内谷を訪れた時も、いつか、シャクナゲの花でピンク色に染まった風景を見てみたい、でも大混雑なのだろうなぁ、とお話していましたね。


そうなんですよね。見てみたいけど人ゴミはごめんだし。


パノラマ3_1_1.jpg

そうしたら山日和さん、近くに、もっとすごいシャクナゲ林が続くお山があると調べてくださいました。
今年の2月、富士写ヶ岳から火燈山を周回した時、この春、その陶石山というお山にシャクナゲを見に行こうと決めましたね。


たまたま見ていたHPで出てきて、こりゃ凄いと思いました。 :o

楽しみにしていた陶石山。でも、SNSの影響でここも混雑しているだろうとのことで、考えてくださった千石原山。

やっぱりSNSの威力は凄いようで、それまで誰も知らなかったような山があっという間にメジャーになってしまいます。
それでも富士写ヶ岳ほどではないでしょうけど。

九谷焼の里の駐車場は登山者で賑わっていましたね。皆さま菅谷山に向かわれました。
目が合ったご夫婦から、きちんとした道がついているとお聞きしました。地元の方に愛されているお山なのですね。


いったいどこに登るんだろうと思いましたが、後で調べるとそれなりに登る人がいる山のようでした。
このあたりはシャクナゲの山が多いみたい。

最初の林道歩きから、お花、お花で、足が進みませんでしたね。
スミレサイシン、ツボスミレ、ニリンソウ、サワハコベ、カキドオシ、ムラサキサキゴケ、シャク、ユキノシタ、

ユキノシタではなくジンジソウのようです。


IMG_3471_1.JPG
取りついた千束尾根は、はっきりとした道がついていて、ロープまでかかっていて意外でした。
ヤブ尾根かな、と思っていました。お話した地元の方も、ヤブっぽいとおっしゃっていましたし。

びっくりするぐらいちゃんとした登山道でしたね。歩きやすくて助かりました。

この尾根のシャクナゲは背丈が低く、足元から目の高さにお花が咲いていて、まさにお花に包まれながらの山歩き。
感激しました。785千束山の少し先からはイワウチワ(トクワカソウ?)のお花畑に。

千束山の標識が間違ったところに付けられていたのはご愛嬌。
前週の比良と違ってシャクナゲの花が見やすい尾根でした。

IMG_3525_1.JPG

歩き始めてから、立ち止まっては、しゃがみこみ、うっとり眺めての連続、
山日和さんは、さらに写真を撮るのに忙しく?小大日山まで4時間近くかかってしまいましたね。


同じような写真ばかり撮りまくってましたね。千石原山で会った人と話し込んだりして、ずいぶん時間がかかってしまいましたが、ほぼ想定通り。

小大日山の三角点は、頂上の少し手前にあり、たしかに山頂は、1200mを越えていますね。
山頂からの眺めは素晴らしかったですね。こんなに素晴らしかったとは。
以前訪れたのは大日山からの下りでしたので、あまり印象に残っていませんでした。白山も拝むことが出来て感慨無量でした。

私も前回は下りだったのであまり印象がありませんでした。大日でたっぷり展望を楽しんだ後だから、別に気にもならなかったのかも。
それより道端のヤブの中にカタクリの群落があちこちにあったのが記憶に残っています。

パノラマ1_1_1.jpg

この日は風が強かったのですが、山頂は微風。ゆっくりお山とお昼の時間を楽しむことが出来ました。
カタクリにも出会えてうれしかったです。ちょこっと咲いていたのが、いとおしく、うれしかったです。


尾根上は笹に覆われて広い場所がなく、山頂だけが腰を降ろせる場所でしたね。風もなく快適にランチタイムを楽しめました。
期待していたカタクリはちょっと残念だったけど、咲いててくれてよかったですね。 :D

下りも、素晴らしいとしか言いようのない素晴らしい尾根でした。
楽しみにしていた・1053徳助の頭から先は、ため息の連続でした。
・891千本杉の頭へは、イワウチワ咲く清々しいブナの林が続き、
・866真砂谷の頭、蛸坊主に近づくにつれ、またまたシャクナゲ林に。
下りの尾根にはシャクナゲは無いだろうなぁ、と思っていましたので、うれしさひとしおでした。
圧巻のシャクナゲ林が続いていきました。蛸坊主からの眺めも素晴らしかったです。
蛸坊主ってどういう意味?と思いましたが、少し下り振り返って、なるほど、と頷きました。

後は淡々と下るだけかなと思っていたら、これが大当たりの尾根でしたね。
千束尾根よりいいと感じました。
下りでもあれほどシャクナゲを楽しめるとは予想外でした。
延々と続くブナ林も見事。


IMG_3672_1_1.JPG
IMG_3685_1.JPG

ここから先は(これまでもありましたが)、うつくしいブナとシャクナゲにうっとりしつつ、味のある看板にわぁと歓声。
「あせりは禁物 あさりは海産物」「気をつけろ、甘い言葉とすべる道」面白い。「壁にみみあり 障子にメアリー」意味不明。
「そっち」には大笑い。看板は、まだまだありましたね。地元の方の、このお山への愛を感じる看板の数々でした。


なんじゃこりゃという看板だらけでしたね。あれだけわけのわからんことを書いてるのに、「そっち」という素っ気ない看板には笑わされました。 :lol:

期待していた登りの尾根は期待以上、下りの尾根は驚きの味わい深い風景が続いていきましたね。
思いがけない風景との出会い。山旅の醍醐味ですね。
ほんとうに、これだから山はやめられません。やめようと思ったこともありませんが。


登りも下りも山頂も、すべて申し分のない山行でした。
見慣れた風景もいいけど、初めて見る景色は新鮮でいいですね。

               山日和

IMG_20230422_162954_1.jpg
ふ~さん
記事: 525
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by ふ~さん »

山日和さん、魅力的な山の数々、よくぞご存知ですね
感心します

久谷焼き・滝の水音・シャクナゲの花・・・
山日和さんらしい、文化と芸術と自然の織りなすファンタジック・ワールド
真骨頂ですね
そんなロマンチストだとは思ってもみませんでした


 二俣で林道が終点となった。厳密には左俣の方に続いているのだが、河原に下りて左俣を渡渉して尾根に取り
付く。固定ロープが設置された急傾斜の尾根である。手足をフルに使って登る方がダラダラとした登りよりも楽だ。

手足をフルにって・・・
山日和さん、そりゃまるでケ〇ノじゃないですか!


登ったことのない山域と山は山行レポを読むとイメージが広がります
新緑と花咲き誇る深き山
特に芽吹きのブナ林の樹下は素晴らしいですね


また、語感を刺激するようなレポを楽しみにしてます
いえ、本来のケモノ目線の下品なレポも似合ってますよ


   ふ~さん
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加賀】加賀の山 花紀行 シャクナゲ咲き乱れる千束尾根から小大日山、高倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもレス。

山日和さん、魅力的な山の数々、よくぞご存知ですね
感心します

久谷焼き・滝の水音・シャクナゲの花・・・
山日和さんらしい、文化と芸術と自然の織りなすファンタジック・ワールド
真骨頂ですね
そんなロマンチストだとは思ってもみませんでした


ファンタジーとロマンはお任せ下さい。
ちなみに「久谷」ではなく「九谷」ですね。 :mrgreen:

IMG_3472_1_1.JPG

手足をフルにって・・・
山日和さん、そりゃまるでケ〇ノじゃないですか!


手足をフルに縛るふ~さんよりはまっとうな人間らしいと思いますが。

登ったことのない山域と山は山行レポを読むとイメージが広がります
新緑と花咲き誇る深き山
特に芽吹きのブナ林の樹下は素晴らしいですね

やっとまともなコメント・・・
御意です。 :lol:

IMG_20230422_161749_1.jpg

また、語感を刺激するようなレポを楽しみにしてます
いえ、本来のケモノ目線の下品なレポも似合ってますよ

と思ったらまたこれや~ :lol:
ちなみに「語感」ではなく「五感」では?でも「ゴーカン」じゃなくてよかったですわ。
「誤変換」はふ~さんの得意技ですね。 :mrgreen:

             山日和
返信する