【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

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yamaneko0922
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登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
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【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by yamaneko0922 »

311 大日山〜横谷山〜藤倉山

【 日 付 】2023年3月11日(土曜日)〜12日(日曜日)
【 山 域 】加越国境
【メンバー】山猫、Nさん、Mさん
【 天 候  一日目;晴れ、二日目;晴れのち曇り
【 ルート 】一日目;九谷発電所10:39〜13:17高倉山13:35〜14:24真砂谷の頭(蛸坊主)14:31〜15:16千本杉の頭〜16:03徳助の頭〜16:43小大日山16:54〜18:07大日山18:17〜18:40加賀甲(泊)
二日目;加賀甲8:12〜9:12毛無〜9:54南谷の頭〜10:41横谷山10:50〜11:15みつまた山11:22〜11:39三ツ尾〜13:24藤倉山13:29〜15:13林道〜16:00九谷発電所

今年も雪山の季節は急速に終焉を迎えつつある。雪の季節に登りたい山は数多くあるが、山行計画を実行に移す前に山々からは急速に雪が消えてゆく。風力発電が計画されていた銀杏峰から笹又峠にかけての稜線を今季には訪れたいと考えていたが、風力発電計画は部子山の山頂周辺に縮小されることになったらしいのでこの稜線は来季以降に持ち越すことにする。

土曜日は広い範囲で晴天の予報だ。数日前には日曜日は夕方から雨の予報であったが、天気予報を見る度に好転してゆくので、先週に引き続き泊まりがけの山行を考える。NさんとMさんに避難小屋での鍋パーティーをご提案申し上げる。

Nさんはシュラフはお持ちでないが、鍋パーティーにはご興味がある・・・とのことで、Nさんのために急遽、職場の近くのモンベル・ショップにダウンハガー#3を買いにいく。先週末に丈競山の避難小屋に泊まった時にはダウンハガー#3では到底難しいと思ったが、この週末なら可能だろう。何しろ土曜日は勝山でも気温が日中は20度を超える予報だ。

【一日目】
この日も靭帯損傷を患う娘の移動のために車が使えないので、敦賀駅からNさんの車に乗せて頂き、Mさんとは福井医科大学病院の近くのスーパーが開店する9時に待ち合わせる。この日は春霞がきつい。福井の周辺の山々が朧げに霞んでいる。どうやら空気中には黄砂とPM2.5が多く漂っているらしい。

待ち合わせのスーパに入って驚いたのは豆腐やおあげの豊富な取揃えがあることだ。近くに永平寺があり、精進料理の需要があるからこの界隈は豆腐を作る店が多いということをMさんが教えて下さる。

鍋のための食材を調達するとR364を北上し、孫谷ダムを対岸に渡ってところで、ダム湖の畔を上流に向かう。すぐに富士写ヶ岳の登山口があるが、既に10台ほどの車が並んでいる。やはり富士写ヶ岳は人気が高いようだ。さらに上流の九谷ダムを過ぎると、ダムによって堰き止められた碧色の水を湛える大きな湖が現れる。五彩湖という洒落れた名が付けられているが、湖のほとりには「想郷」と記された石碑のたつ展望広場があり、富士写ヶ岳を西に大きく仰ぐ。案内板にはこの九谷ダムは大聖寺川の氾濫対策として36年の歳月をかけて建設されたもので、このダムにより、片谷町、坂下町、小杉町、生水町の4つの集落と二つの小学校が水に沈んだことが記されている。

市谷町方面に向かう県道から分岐し大聖寺川の上流に進むと、道路の周囲には積雪が現れるが、道路は除雪されている。千束川との合流地点にある九谷発電所から先は道路崩壊に対する工事のために通行止となっている。真砂町まで車で入るつもりであったが、そもそもこの時期に真砂町まで車で入れるとは虫が良すぎる考えであり、既に廃町となった集落までは除雪されていない可能性も考慮すべきところであった。ところで町があることが驚きであるが、既に廃町となっている。ちなみに、山奥の集落においても町とするのは石川県特有の慣習らしい。

当初の予定では真砂町から藤倉山に登り、そこから加越国境を避難小屋のある加賀甲まで縦走し、翌日に徳助の頭から真砂町に下山するというものであった。ここから真砂町までは少なくとも4kmの道程があり、雪がなかったとしておよそ1時間の行程だろう。工事地点から先は除雪はされていないであろうから、更に時間を要することだろう、初日の行程を高倉山を経て大日山に至るコースに変更する。

登山の準備をしているとすぐにもう一台車がやってきた。明らかに登山者のものではない。通りすがりにご挨拶すると、釣りの方達であった。千束川に沿って林道を進む。除雪されていない林道は10cmほどの積雪がるが、日当たりの良い場所では所々で地面が露出している。雪が融けた林道の路傍では早速にも蕗の薹が顔を出している。

雪の上には二組の真新しい踏み跡がついている。高倉山への登山口の手前で轟々と流れる川に釣り糸を垂れている二人の釣り客の姿を見かける。釣り客達は我々の姿が目に入らないかのように林道の先へと進んでいった。

夏道は明瞭ではあるが、尾根の取り付きは急登から始まる。雪が融けてまもない登山道は湿っており滑りやすいので、足元に注意しながら慎重に登ってゆく。登るにつれて斜度は緩くなってゆく。

標高が500mの手前あたりから雪がつながり始める。雪の下にほとんど埋もれた足元の藪の中から突然、真っ白なぬいぐるみのような動物が飛び出したかと思うと、脱兎のごとく一目散に逃げてゆく。文字通りの脱兎であった。
うさぎ.JPG
ニホンノウサギは足跡は多く見かけるが、実際の姿を見かけたのは庄部谷山の南の黒谷でテント泊した時だけだ。冬になって純白に衣替えした個体を見るのは初めてだ。尻の背後についているボンボンのような尻尾が可愛らしい。それにしても動物の身体は合目的的に作られているはずだが、なぜあんなものがついているのだろうと不思議に思う。スノーシューを履いて登るとすぐにも尾根は壮麗なブナの純林となる。ブナの樹冠が描く穹窿には雲ひとつない蒼空から太陽が光を落とす。

ブナの樹林を抜け出して好展望のピークに飛び出したと思うとそこが高倉山の山頂であった。金谷大日山と両側には脇侍のように小大日と加賀甲が純白の大きな山容を広げているのが目に入る。そして、蛇行しながら小大日に向かって続いてゆく長い尾根。時間を見ると、13時過ぎではあったが、ここまで2時間半を要している。どうやらNさんが登りで相当にばてたようだ。なんとか回復しくれて、日没までに小屋のある加賀甲に辿り着けるといいのだが。
高倉山より.JPG

高倉山を過ぎると尾根はコルに向かって下降してゆく。尾根は一気に細くなり、所々でナイフリッジが発達している。尾根は陽当たりが良いせいで雪が途切れがちであるのも鬱陶しい。細尾根の先にはp866の急峻な鋭鋒が顔を覗かせている。真砂谷の頭と呼ばれるところであるが、蛸坊主の異名があるらしい。

樹々の助けを借りて急峻なピークに登り詰めると、再び大日山へと蛇行しながら緩やかに登ってゆく尾根の展望が広がる。ここから先は尾根の雰囲気は一転し、広々とした尾根にブナの純林が続いている。尾根のブナ林には、主のような一際大きなブナの樹が目に入る。近づいてみると、大きく四方に広げた枝にはまるで何かの装飾のようなヤドリギを多く載せ、風格ある佇まいをみせているのだった。樹林を進むと尾根に広がる複雑な地形には傾いてゆく午後の陽光が美しいブナのシルエットを描いてゆく。

徳助の頭のピークに登ると唐突にブナの樹林が終わり、山頂部には一気に広々ととした雪原が広がった。山頂からは小大日、大日、加賀甲が視界に大きく飛び込んでくる。西陽を浴びて輝く銀嶺が連なる様は壮観というほかない。加賀甲の山頂の上には本日の目的地である避難小屋が見えるが、辿り着くのはまだまだ時間がかかりそうだ。
徳助の頭より.JPG

小大日にかけて樹木のほとんどない雪稜を緩やかに登ってゆく。この時間になると急速に気温が低下するものだが、この日は気温が高いせいだろうか、気温が低下する感じがない。幸いにして風もほとんどない。

小大日山に到着したのは17時前。いよいよ大日山が眼前に迫る。いつしか大日山や加賀甲の斜面が夕陽を浴びて黄金色に染まっている。大日山への鞍部には100mほど下降してから250m以上登り返すことになりそうだ。右手に見える大日山から加賀甲にかけての吊尾根がなだらかであるのが救いだ。

大日岳の山頂が近づいたところで夕日が日本海に沈んでゆく。水平線の上がうっすらと灰色の帯がかかっているように見えるのは黄砂のせいだろう。黄砂がなければもっと綺麗に空が茜色に染まるのだろうが、そんな贅沢を言っている余裕はない。大日山の山頂は広々とした雪原が広がっている。東側には越前甲へと続く稜線が残照を映して青く染まっている。山頂を後に避難小屋のある加賀甲に向かうと急速に夜の帷が降りてくる。

避難小屋には薪ストーブがあることは知っていたが、残念ながら薪はあまり残ってはいない。小屋の壁を作り直した時の廃材のようだ。薪を破るための斧があったので、廃材を燃やしやすい大きさに割らせていただく。薪ストーブの焚口の蓋が外れているので、薪に火がつくと室内にもうもうと煙が広がった。

ビールで乾杯するとまずは一品目は蕗の薹と鍋のために用意した豚のバラ肉、ハナビラタケを炒める。実はこんなこともあろうかと思って、アクセントのためにブラックオリーブを携行したのであった。これが意外と美味であり、蕗の薹の苦味がビールによく合う。夕食のメインはなんといってもカレー鍋だ。豚肉のほか、新玉ねぎ、豆腐、こんにゃく、白舞茸と色々と担ぎ上げてきた食材を放り込む。

この日は福井の日本酒が呑みたいと思っていたので、永平寺の吉田酒造が醸す「白龍」。福井の酒米「ハナエチゼン」の純米酒は初めての味わうものであったが、naorjioさんによると華やかでフルーティーでありならが程よく辛口で美味しいとの評であった。日本酒の後はとっておきの芋焼酎「山猫」の出番だ。Nさんもこの焼酎はお気に召して頂いたようだ。

小屋に着いた時には微風だったのだが、料理をしているうちに急に風が強くなってきたようだ。昨年のこの時期、縫ヶ原山と荒島岳の間でテント泊した時も日中は快晴微風だったにもかかわらず夜は暴風で大変だったことを思い出す。風鳴りの音を聴きながら眠りにつくのだった。

【二日目】
翌朝は日の出前に起きるが、相変わらず風鳴りの音が聞こえてくる。Nさんは「室内が寒いので薪ストーゔに火を熾して欲しい」と仰るので、残りの薪に火をつける。私は寒さは感じないが、お二人は昨夜は寒かったらしい。小屋の外に出ると東の方角が緋色の朝焼けに染まっているが、高曇りの雲が広がっており、綺麗な日の出は期待できなさそうだ。
朝焼け.JPG

当初、この日はここから真砂町に向かって尾根を下るだけと考えていたので、昨晩のカレー鍋の残りにうどんを投入し、小屋でゆっくりと朝食をとる。支度を整えて小屋の外に出ると太陽は既にかなり高く昇っていた。空には急速に蒼空が広がりつつある。この日も晴天が期待できそうだ。

加賀甲の山頂の西側には大きく蛇行しながら彼方へと伸びてゆく加越国境の雪稜が目に入る。下山するまでの行程が多少長くなるくらいであれば、この雪稜の縦走を諦める理由にはならないだろう。この見事な雪稜に比べると真砂町に向かって下降してゆく尾根はなんとも見劣りする。
加越国境稜線.JPG
加賀甲からの広々として雪原には瑕疵のような大きなクレヴァスが生じていた。雪原の下降はすぐにもこじんまりとしたブナの純林の中へと入ってゆく。鞍部に到着するとブナの林を抜けて、再び広々とした雪原に出る。おそらくこの雪原の下には笹藪が広がっているのだろう。

やがて広々とした雪原が終わり、尾根の左側にはブナの純林が延々と続くようになる。尾根が緩やかに右に向かってカーブする。尾根の右側は急峻な斜面となり、大きく発達した雪庇が続く。三角点のある毛無は雪庇の尾根の小さなピークであった。小さなピークのアップダウンが繰り返されるが、ピークを超える度に尾根の起伏やブナの林相の変化により光景が目まぐるしく変わってゆく。

次のp1126には広々とした雪原の鞍部を挟んで登り返すことになる。登り返しが大きいように思われるが、実際には100mほどの標高差だ。なだらかな雪稜をたどり、南谷の頭と呼ばれる小ピークca1120mを過ぎると尾根は大きく右手に曲がり、横谷山(p1098)が視界に入る。

横谷山の山頂はわずかに10mほどであるが、東側に雪の壁が出来ていた。北側には藪が出てい流ので、雪壁をトラバース気味にステップを作りながら登るほかない。横谷山からはわずかな区間ではあるがやせ尾根の下降となる。すぐにも目の前にはみつまた山にかけての広々とした雪原が広がった。緩斜面に疎らに点在する杉の樹々がまるでジオラマのような風景にリズミカルなアクセントを刻んでいる。

雪原から緩やかに斜面を登り、みつまた山のピークに立つ。云うまでもなくみつまた山はジャンクション・ピークの意味だ。山頂から高平山を経て浄法寺山から続く長い稜線が視界に飛び込む。振り返ると加賀甲からここまで延々と辿ってきた国境稜線を俯瞰することが出来る。加賀甲から眺めた時には非常に長大に思われたが、ここまでほぼ3時間の行程だった。
縦走路を振り返って.JPG

樹木のほとんどない雪稜を北上すると、左手には高平山、丈競山、右手には大日山から続く稜線を眺めながらのパノラマが広がる。高平山は先週、浄法寺山からの尾根から眺めた時の印象とは異なり、竹田川の広い源流域を挟んで眺めるとその大きな山容は圧倒的な存在感だ。
高平山.JPG
次の三角点ピーク△1062.9m三ツ尾にかけてはほとんど高低差のない尾根であり、一投足で到着する。このピークも遮るもののない360度の展望が広がるが、ここから先は樹林の細尾根となるようだ。ここからの下山ルートは二つの可能性が考えられる。まずは北東に伸びる尾根を辿って林道に着地し、延々と林道を歩く方法が考えられる。無難な方法ではあるが、林道が谷を大きく迂回するので意外と距離が長い。実際に選択したのはこのまま加越国境尾根を北上する方法だった。

三ツ尾のピークから1kmほど先で林道と合流すれば下降点となるca970mの藤倉山の手前までは尾根伝いに林道が続いており、アップダウンの少ない尾根歩きが期待出来るだろうと考える。しかし、林道合流部までの1kmはなかなか嫌らしいところであった。尾根はすぐにも細尾根の急下降となる。急下降が落ち着いたところで今度は雪が途切れ、スノーシューを脱ぐ羽目に陥る。再び雪が現れたところでスノーシューを履くが、頻繁に踏み抜きが生じる。

なんとか尾根の末端のca950mにたどり着くとその先はナイフリッジとなっているので、右手の谷を下降することにする。そこで尾根の先からこちらを凝視している黒い顔があることに気が付く。ニホンカモシカだ。尾根の向こうからもう一匹、小さな顔が顔を覗かせる。どうやら親子のようだ。

これまでカモシカは何度か遭遇したことがあったが、親子を見かけるのは初めてだ。カモシカのメスは子供を産んだ後、数年は一緒に過ごすらしい。カモシカにしても人間を見る機会はなかなかないのではないだろうか。カモシカの母子は珍しいものを見るかのようにしばらく我々を見つめた後、静かに尾根の向こうに姿を消す。
カモシカの親子.JPG

林道に着地すると下降点となる藤倉山までは遠くに見えたが、確かに早く到着した。好展望の広がる藤倉山からは再び東に大日山、南東に高平山から丈競山の展望を再度、堪能する。

ここからはしばらくはブナの純林の快適な稜線が続く。真砂町へと下降する尾根を右手に見送ってp631へと続く尾根を進むが、ca700mのあたりで尾根が細くなると突如として尾根上は雪が途切れ、到底、尾根芯を進む気にはなれないような濃密な藪が露出している。尾根の両側は急斜面ではあるが、少しでもましな左手の斜面をトラバースして藪の細尾根を迂回するが、ここでも頻繁に踏み抜きをする羽目に陥る。

尾根が平坦になると再び雪が現れる。p631の好展望地を過ぎてca550mのあたりからはいよいよ雪が消えて、再び藪尾根の下降となるが、先ほどとは異なり、なんとか進むことの出来る藪だ。それに足元には微かな踏み跡がある。もちろん人のものではないだろう。鹿のものだろうか。林道に着地すると丁度、そこが除雪終了地点であった。

最後は轟々と雪解け水の流れる大聖寺川の川音を聴きながら雪のない林道を歩く。林道には昨日ほどではないがわずかに蕗の薹を摘むことが出来る。ふと視線をあげるとキクザキイチゲの薄紫色の可愛らしい蕾があった。

Nさんの車で福井から敦賀に向かうと昨日とはまるで異なり、西の空には澄んだ夕空が広がっていた。しかし北陸の天気は変わりやすい。敦賀駅に着く頃には雨が降り始める。敦賀駅でNさんとお別れすると再び白龍のハナエチゼンと五百万石を入手して京都への帰路に着くのだった。

京都に戻り、地下鉄の駅まで家内が迎えに来てくれたので車に乗り込むと、家内は開口一番「薪臭い」。シュラフやリュックから匂いが取れるには時間がかかりそうだ。
山猫 🐾
tsubo
記事: 177
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by tsubo »

yamanekoさん、初めまして。こんにちは。

この日も靭帯損傷を患う娘の移動のために車が使えないので、敦賀駅からNさんの車に乗せて頂き、Mさんとは福井医科大学病院の近くのスーパーが開店する9時に待ち合わせる。この日は春霞がきつい。福井の周辺の山々が朧げに霞んでいる。どうやら空気中には黄砂とPM2.5が多く漂っているらしい。

すみません、へんなところに反応してしまいました。
福井医科大学病院!次男を産んだ病院です。当時両親がすぐ近くに住んでいました。福井生まれの父は結婚後東京で暮らしていましたが、福井が大好きで老後は福井で暮らしていました。
そこで私は上の二人の子供を連れて里帰り出産のために福井に行きました。31年前です。産前産後合わせて2か月いました。病院へは歩いて7分くらいで、出産の日、なんと1月1日も歩いて病院に行きました。
近くのスーパーってエーコープかな。もう変わっているかな。
数年前から福井の山には毎年登っていますが、この辺りはいつも素通りです。あ~~~、懐かしいです。

ニホンノウサギは足跡は多く見かけるが、実際の姿を見かけたのは庄部谷山の南の黒谷でテント泊した時だけだ。冬になって純白に衣替えした個体を見るのは初めてだ。尻の背後についているボンボンのような尻尾が可愛らしい。それにしても動物の身体は合目的的に作られているはずだが、なぜあんなものがついているのだろうと不思議に思う。

可愛い写真、うまく撮れましたね。なかなか動いている動物の写真を撮るのは難しいです。

加賀大日は以前satoさんと5月に越前甲~加賀大日を往復しました。それでどんなコースかと思いましたが、よくわからず・・・
そこで加賀大日岳を検索したら、山猫さんのヤマレコが出てきました。ヤマレコの写真を見てすごい!と思いました。怖そうなところが多いですね。

ビールで乾杯するとまずは一品目は蕗の薹と鍋のために用意した豚のバラ肉、ハナビラタケを炒める。実はこんなこともあろうかと思って、アクセントのためにブラックオリーブを携行したのであった。これが意外と美味であり、蕗の薹の苦味がビールによく合う。夕食のメインはなんといってもカレー鍋だ。豚肉のほか、新玉ねぎ、豆腐、こんにゃく、白舞茸と色々と担ぎ上げてきた食材を放り込む。

冬山の宿泊装備だけでも重そうなのに豪華な夕食ですね!カレー鍋、うちでやっても鍋をこげつかせないようにするのが気を遣います。それにしてもブラックオリーブなんておしゃれですね。

この日は福井の日本酒が呑みたいと思っていたので、永平寺の吉田酒造が醸す「白龍」。福井の酒米「ハナエチゼン」の純米酒は初めての味わうものであったが、naorjioさんによると華やかでフルーティーでありならが程よく辛口で美味しいとの評であった。日本酒の後はとっておきの芋焼酎「山猫」の出番だ。Nさんもこの焼酎はお気に召して頂いたようだ。

私は福井の日本酒大好きです。福井市の「酒のタケウチ」は福井のいいお酒がそろっています。

京都に戻り、地下鉄の駅まで家内が迎えに来てくれたので車に乗り込むと、家内は開口一番「薪臭い」。シュラフやリュックから匂いが取れるには時間がかかりそうだ。

都会の人は薪の匂いが臭いと思うのかしら。私は合成洗剤や柔軟剤の臭いのほうがよっぽど臭くて取れなくて大変だと思いますが。

なんか的外れなコメントばかりですみません。でも、自分もちょっと行ったことのある山だし、福井に愛着があるので思わずコメントしてしまいました。

tsubo
tsubo
記事: 177
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by tsubo »

山猫さん、おはようございます。

昨日はうまく表現できなかったのですが。
私はまだ文章だけで山の姿を想像するのに慣れていません。ヤマレコのように写真があると分かりやすいです。
やぶこぎネットの文章だけで想像してみて、それをヤマレコの写真で確かめる。
写真を見てからまた文章を読むと、なるほど、こういうことだったのかとわかります。
そのうち文章だけで山の姿が想像できるようになったらと思います。
そんなことを山猫さんの投稿でやってみようかなと思いました。

高倉山からのやせ尾根、写真を見て本当に怖そうだなと思いました。
それにしても素晴らしい写真の数々。
うっとりしました。
ありがとうございました。

tsubo
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by yamaneko0922 »

tsuoさん こんには コメントどうも有難うございます。

>福井医科大学病院!次男を産んだ病院です。当時両親がすぐ近くに住んでいました。福井生まれの父は結婚後東京で暮らしていましたが、福井が大好きで老後は福井で暮らしていました。
そこで私は上の二人の子供を連れて里帰り出産のために福井に行きました。31年前です。産前産後合わせて2か月いました。病院へは歩いて7分くらいで、出産の日、なんと1月1日も歩いて病院に行きました。


なんと、三男さんは一月一日生まれですか!
A happy new year birthdayですね・・・でも、お誕生日は毎年、おせち料理かな。
ケーキはどうするのかな・・・なんて余計なことを考えてしまいす :lol:

>近くのスーパーってエーコープかな。もう変わっているかな。

ハニーARENA福大病院前・・・というところです。昔はA-coopがあったのでしょうか。
http://www.honey.jp/shop021.html

>可愛い写真、うまく撮れましたね。なかなか動いている動物の写真を撮るのは難しいです。

咄嗟に電源を入れて、映り込んでくれることを願いながら、逃げてゆくうさぎの方に向けてシャッターを切ったのみです。
写真はトリミングしておりますが、写真になんとか写ってくれました。

>加賀大日岳を検索したら、山猫さんのヤマレコが出てきました。

あまり過去のレコは検索していないのですが、冬季の加賀大日のレコは非常に少ないでしょうね。
ましてや加賀大日からみつまた山への縦走のレコはさらに少ないのではないかと思います。

>冬山の宿泊装備だけでも重そうなのに豪華な夕食ですね!カレー鍋、うちでやっても鍋をこげつかせないようにするのが気を遣います。

実は今回、用意したカレー鍋のもと、倉敷味工房のものでこれが一風変わっていますが、とても美味なのです。
ここの鍋のもとはどれも味が良くて、もしも機会があればご賞味してみてください。

>それにしてもブラックオリーブなんておしゃれですね

今回はどこかで蕗の薹を摘むことがあるかも・・・と期待していたのでした。


>私は福井の日本酒大好きです。福井市の「酒のタケウチ」は福井のいいお酒がそろっています。

貴重な情報。どうも有難うございます。
私も福井の日本酒が好きです。わりばしさんのrepにも出てきましたが、越前大野に行った時は花垣に寄り道するのをルーチンとしておりました。
今回、携行した白龍もお気に入りに加わりました。

>都会の人は薪の匂いが臭いと思うのかしら。私は合成洗剤や柔軟剤の臭いのほうがよっぽど臭くて取れなくて大変だと思いますが。


私も合成洗剤や柔軟剤の匂いは非常に苦手です。
ただ、薪の匂いをブンブンと漂わせながら車に乗り込んだので家内も思わず、匂いが鼻についたのでしょう :mrgreen:

ただいま、福島の山に向かって東北新幹線で北上しております。もうすぐ駅につきますので、また改めて返信させて頂きます。
それにしても東北新幹線はトンネルが多いですが、東海道や山陽新幹線よりもよほどWiFiが安定していて、助かります。
山猫 🐾
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by 山日和 »

山猫さん、こんばんは。亀レス失礼。

【 ルート 】一日目;九谷発電所10:39〜13:17高倉山13:35〜14:24真砂谷の頭(蛸坊主)14:31〜15:16千本杉の頭〜16:03徳助の頭〜16:43小大日山16:54〜18:07大日山18:17〜18:40加賀甲(泊)
二日目;加賀甲8:12〜9:12毛無〜9:54南谷の頭〜10:41横谷山10:50〜11:15みつまた山11:22〜11:39三ツ尾〜13:24藤倉山13:29〜15:13林道〜16:00九谷発電所


これまたいいルートに目を付けましたねえ。加賀甲の小屋泊まりで周回とは、目からウロコです。
それにしても小屋着が18:40分とはスタートがちょっと遅かったですね。

Nさんはシュラフはお持ちでないが、鍋パーティーにはご興味がある・・・とのことで、Nさんのために急遽、職場の近くのモンベル・ショップにダウンハガー#3を買いにいく。

なんか騙して連れて行く感が漂ってますね~ :mrgreen:

何しろ土曜日は勝山でも気温が日中は20度を超える予報だ。

この日は暑いぐらいでしたね。横平山も半袖1枚で歩きたいぐらいでした。

待ち合わせのスーパに入って驚いたのは豆腐やおあげの豊富な取揃えがあることだ。近くに永平寺があり、精進料理の需要があるからこの界隈は豆腐を作る店が多いということをMさんが教えて下さる。

厚揚げは大野界隈の名物らしいですね。

真砂町まで車で入るつもりであったが、そもそもこの時期に真砂町まで車で入れるとは虫が良すぎる考えであり、既に廃町となった集落までは除雪されていない可能性も考慮すべきところであった。

人が住んでなければ除雪する必要もないので当然でしょうね。
真砂への道はおととし中ノ又谷を遡行した時に通りましたが、道の両側から草が被さって車がすり傷だらけになりました。 :oops:

登山の準備をしているとすぐにもう一台車がやってきた。明らかに登山者のものではない。通りすがりにご挨拶すると、釣りの方達であった。

この時期にこんなところへ登りに来る人なんていませんて。 :lol:

夏道は明瞭ではあるが、尾根の取り付きは急登から始まる。雪が融けてまもない登山道は湿っており滑りやすいので、足元に注意しながら慎重に登ってゆく。

高倉山は一般の登山コースになってるんですね。

雪の下にほとんど埋もれた足元の藪の中から突然、真っ白なぬいぐるみのような動物が飛び出したかと思うと、脱兎のごとく一目散に逃げてゆく。文字通りの脱兎であった。

比喩するまでもなく、脱兎そのものでしたね。脱熊じゃなくてよかった。 :mrgreen:

高倉山を過ぎると尾根はコルに向かって下降してゆく。尾根は一気に細くなり、所々でナイフリッジが発達している。尾根は陽当たりが良いせいで雪が途切れがちであるのも鬱陶しい。細尾根の先にはp866の急峻な鋭鋒が顔を覗かせている。真砂谷の頭と呼ばれるところであるが、蛸坊主の異名があるらしい。

この時期になるとヤセ尾根はヤブが露出して鬱陶しくなりますね。もっとも雪がべったりだったらもっといやらしいかもですが。

ここから先は尾根の雰囲気は一転し、広々とした尾根にブナの純林が続いている。尾根のブナ林には、主のような一際大きなブナの樹が目に入る。近づいてみると、大きく四方に広げた枝にはまるで何かの装飾のようなヤドリギを多く載せ、風格ある佇まいをみせているのだった。樹林を進むと尾根に広がる複雑な地形には傾いてゆく午後の陽光が美しいブナのシルエットを描いてゆく。


私好みのなかなかいいブナの尾根のようですね。これは行ってみないと。

徳助の頭のピークに登ると唐突にブナの樹林が終わり、山頂部には一気に広々ととした雪原が広がった。山頂からは小大日、大日、加賀甲が視界に大きく飛び込んでくる。西陽を浴びて輝く銀嶺が連なる様は壮観というほかない。加賀甲の山頂の上には本日の目的地である避難小屋が見えるが、辿り着くのはまだまだ時間がかかりそうだ。

その遠さにちょっと焦りが出る場面ですね。天気が安定しているからマシですが。

小大日山に到着したのは17時前。いよいよ大日山が眼前に迫る。いつしか大日山や加賀甲の斜面が夕陽を浴びて黄金色に染まっている。大日山への鞍部には100mほど下降してから250m以上登り返すことになりそうだ。右手に見える大日山から加賀甲にかけての吊尾根がなだらかであるのが救いだ。

大日岳の山頂が近づいたところで夕日が日本海に沈んでゆく。水平線の上がうっすらと灰色の帯がかかっているように見えるのは黄砂のせいだろう。黄砂がなければもっと綺麗に空が茜色に染まるのだろうが、そんな贅沢を言っている余裕はない。大日山の山頂は広々とした雪原が広がっている。東側には越前甲へと続く稜線が残照を映して青く染まっている。山頂を後に避難小屋のある加賀甲に向かうと急速に夜の帷が降りてくる。


時間が時間だからのんびり眺める余裕はないでしょうが、この時間に山頂に立った者だけが味わえる風景ですね。これから下山なら焦りまくりでしょうが。

避難小屋には薪ストーブがあることは知っていたが、残念ながら薪はあまり残ってはいない。小屋の壁を作り直した時の廃材のようだ。薪を破るための斧があったので、廃材を燃やしやすい大きさに割らせていただく。薪ストーブの焚口の蓋が外れているので、薪に火がつくと室内にもうもうと煙が広がった。

この小屋もいい小屋ですよね。丈競山と同様にロケーションが素晴らし過ぎます。
無雪期はまわりのヤブで少し展望が遮られますが、この時期は雪原から小屋だけが立ち上がって申し分のない状況でしょう。 :D

ビールで乾杯するとまずは一品目は蕗の薹と鍋のために用意した豚のバラ肉、ハナビラタケを炒める。実はこんなこともあろうかと思って、アクセントのためにブラックオリーブを携行したのであった。これが意外と美味であり、蕗の薹の苦味がビールによく合う。夕食のメインはなんといってもカレー鍋だ。豚肉のほか、新玉ねぎ、豆腐、こんにゃく、白舞茸と色々と担ぎ上げてきた食材を放り込む。

しかし山猫さんの食事は山の食事とは思えませんね。うらやましい限りです。

この日は福井の日本酒が呑みたいと思っていたので、永平寺の吉田酒造が醸す「白龍」。福井の酒米「ハナエチゼン」の純米酒は初めての味わうものであったが、naorjioさんによると華やかでフルーティーでありならが程よく辛口で美味しいとの評であった。日本酒の後はとっておきの芋焼酎「山猫」の出番だ。Nさんもこの焼酎はお気に召して頂いたようだ。

アルコールがまた充実していてすごいですね。この一杯のためなら重荷も厭わないというところが素晴らしいです。 :lol:

翌朝は日の出前に起きるが、相変わらず風鳴りの音が聞こえてくる。Nさんは「室内が寒いので薪ストーゔに火を熾して欲しい」と仰るので、残りの薪に火をつける。私は寒さは感じないが、お二人は昨夜は寒かったらしい。小屋の外に出ると東の方角が緋色の朝焼けに染まっているが、高曇りの雲が広がっており、綺麗な日の出は期待できなさそうだ。

山猫さんは寒さに対する耐性も山猫並みなのでは? :mrgreen:
日の出はちょっと残念ですが、十分でしょう。

加賀甲の山頂の西側には大きく蛇行しながら彼方へと伸びてゆく加越国境の雪稜が目に入る。下山するまでの行程が多少長くなるくらいであれば、この雪稜の縦走を諦める理由にはならないだろう。この見事な雪稜に比べると真砂町に向かって下降してゆく尾根はなんとも見劣りする。

そう思うと国境稜線を歩きたくなりますよね。歩く距離がそう変わらないのなら、車道より稜線の方がいいに決まってます。

やがて広々とした雪原が終わり、尾根の左側にはブナの純林が延々と続くようになる。尾根が緩やかに右に向かってカーブする。尾根の右側は急峻な斜面となり、大きく発達した雪庇が続く。三角点のある毛無は雪庇の尾根の小さなピークであった。小さなピークのアップダウンが繰り返されるが、ピークを超える度に尾根の起伏やブナの林相の変化により光景が目まぐるしく変わってゆく。

毛無をはさんだ稜線はずっと気になっていたところです。先日の高平山といい、すっかり先を越されてしまいました。 :lol:

雪原から緩やかに斜面を登り、みつまた山のピークに立つ。云うまでもなくみつまた山はジャンクション・ピークの意味だ。山頂から高平山を経て浄法寺山から続く長い稜線が視界に飛び込む。振り返ると加賀甲からここまで延々と辿ってきた国境稜線を俯瞰することが出来る。加賀甲から眺めた時には非常に長大に思われたが、ここまでほぼ3時間の行程だった。

みつまた山も然りです。加賀甲から3時間とは、意外に近いですねえ。

樹木のほとんどない雪稜を北上すると、左手には高平山、丈競山、右手には大日山から続く稜線を眺めながらのパノラマが広がる。高平山は先週、浄法寺山からの尾根から眺めた時の印象とは異なり、竹田川の広い源流域を挟んで眺めるとその大きな山容は圧倒的な存在感だ。

いい眺めじゃないですか~

ここからはしばらくはブナの純林の快適な稜線が続く。真砂町へと下降する尾根を右手に見送ってp631へと続く尾根を進むが、ca700mのあたりで尾根が細くなると突如として尾根上は雪が途切れ、到底、尾根芯を進む気にはなれないような濃密な藪が露出している。尾根の両側は急斜面ではあるが、少しでもましな左手の斜面をトラバースして藪の細尾根を迂回するが、ここでも頻繁に踏み抜きをする羽目に陥る。

またまたいい雰囲気と思ったら好事魔多しですね。

最後は轟々と雪解け水の流れる大聖寺川の川音を聴きながら雪のない林道を歩く。林道には昨日ほどではないがわずかに蕗の薹を摘むことが出来る。ふと視線をあげるとキクザキイチゲの薄紫色の可愛らしい蕾があった。

充実した山旅を反芻しながらの林道歩きもいいものですね。しかも山の幸のオマケ付き。
お疲れさまでした。 :D

                 山日和
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【加越国境】高倉山〜大日山〜みつまた山〜藤倉山☆愉悦の加越国境稜線を行く

投稿記事 by yamaneko0922 »

山日和さん コメント有難うございます。

こちらこそレスが遅くなり大変、失礼いたしました。

>これまたいいルートに目を付けましたねえ。加賀甲の小屋泊まりで周回とは、目からウロコです。

未明に出発して、コースを短縮すれば日帰りも可能でしょうが、なにしろ抜群の場所に小屋があるので・・・

>それにしても小屋着が18:40分とはスタートがちょっと遅かったですね。

高倉山までの登りで2時間半を要するとは計算外でしたが・・・Nさんが最初でかなりバテてしまわれたようで・・・
その後はかなり回復してくれたので良かったですが

>なんか騙して連れて行く感が漂ってますね~ :mrgreen:

福井県在住のNさんに申し上げたのですが、福井には実に素晴らしい場所に避難小屋が数多くあるので、これを使わない手はないでしょうと :mrgreen:

>厚揚げは大野界隈の名物らしいですね。

奥越を訪れる楽しみが増えました。

>真砂への道はおととし中ノ又谷を遡行した時に通りましたが、道の両側から草が被さって車がすり傷だらけになりました。 :oops:

それは大変!車で入れなくて良かったのかも :mrgreen:

>この時期になるとヤセ尾根はヤブが露出して鬱陶しくなりますね。もっとも雪がべったりだったらもっといやらしいかもですが。

写真をあまり撮っていなかったのですが、この「蛸坊主」ことp866への稜線が曲者でした。
蛸坊主.JPG
>私好みのなかなかいいブナの尾根のようですね。これは行ってみないと。

是非に
ブナの大樹.JPG
広い尾根には複雑な地形の妙も相俟って、導師好みの光景が広がっていると思います。
ブナ林のトラバース.JPG
>時間が時間だからのんびり眺める余裕はないでしょうが、この時間に山頂に立った者だけが味わえる風景ですね。これから下山なら焦りまくりでしょうが。

山頂部はなだらかな雪原が続いているので安心感がありましたが
小大日からの稜線
小大日からの稜線
加賀甲へ
加賀甲へ
>この小屋もいい小屋ですよね。丈競山と同様にロケーションが素晴らし過ぎます。
無雪期はまわりのヤブで少し展望が遮られますが、この時期は雪原から小屋だけが立ち上がって申し分のない状況でしょう。 :D


薪ストーヴの火焚口が壊れていなければ、さらに申し分なかったのですが :mrgreen:
薪ストーゔ.JPG
>しかし山猫さんの食事は山の食事とは思えませんね。うらやましい限りです。

調理係としてでもお呼び頂ければ・・・ :mrgreen:

>この一杯のためなら重荷も厭わないというところが素晴らしいです。

そのために小屋泊するようなものですから:mrgreen:

>そう思うと国境稜線を歩きたくなりますよね。歩く距離がそう変わらないのなら、車道より稜線の方がいいに決まってます。
>毛無をはさんだ稜線はずっと気になっていたところです。

みつまた山にかけての加越国境稜線は実に素晴らしいところです。歩く距離が長くなろうと訪れる価値が高いでしょう。
毛無からの稜線を振り返って
毛無からの稜線を振り返って
>みつまた山も然りです。加賀甲から3時間とは、意外に近いですねえ。

加賀甲からみつまた山はかなり遠くに感じられますが、かなりゆっくり歩いていると思います。
愉悦の時間は短く感じるものですが :mrgreen:
横谷山、みつまた山への稜線
横谷山、みつまた山への稜線

>充実した山旅を反芻しながらの林道歩きもいいものですね。しかも山の幸のオマケ付き。
お疲れさまでした。 :D


導師が未踏の稜線の情報を提供できることを嬉しく思います。
来季はみつまた山と高平山の間を歩いてみたい・・・と思います。
行きたいところはまだまだ数多くあるのですが・・・
山猫 🐾
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