【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

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シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by シュークリーム »

綿向山
綿向山
【 日 付 】2023年1月31日(火)
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り時々晴れ
【 ルート】熊野神社 7:33 --- 10:04 水無山南峰 --- 10:19 水無山 --- 10:28 水無山南峰 11:24 --- 12:25 熊野神社

綿向山は年間通じて登山者が多い人気の山である。冬季でも週末は広い駐車場が朝早くから満車になるほどの人気である。大雪のあとの今度の週末も新雪を当て込んで多くの登山者で溢れていたらしい。面白いのはその登山者の多くがピッケルとアイゼンを使用していること。アイゼンはともかくとして,この山でピッケルが必要なのかと思ってしまう。

そんな人気の綿向山でも人気コースを外れると人と会うことのない静かな山旅を楽しむことができる。日野町熊野集落の熊野神社から水無山を経て綿向山へ至るコースはそんな静かなコースの一つである。

熊野神社の駐車場に車を置き,林道を歩き始める。神社の駐車場には10センチほどの積雪がある。最初のヘアピンカーブのところから尾根末端に取り付く。ここでスノーシューを履くことにする。今日は新雪歩きを堪能することができそうだ。と思っていたら,スノーシューの古いトレースが出てきた。おそらく週末のトレースの上に新雪が積もったものだろう。

風はほとんどないので,気温が低い割に寒さを感じない。この時期の山としてはいいコンデションと言っていいだろう。杉の植林の中をひたすら登っていく。相変わらず出だしの足は重く,この状態がデフォルトになってしまったようだ。ただし,昨年末の木和田尾の時ほど体調は悪くない。そのうち体が慣れてくれば足も軽くなるだろう。
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標高700m付近,左側からの尾根が合流すると植林から落葉広葉樹林となり,雰囲気が良くなる。ふかふかの新雪で,踏み込むたびにキュッキュッという音がする。その分10センチほどは沈み込むが,新雪のスノーシュー歩きは気持ちがいい。まあ,綿向山まで行かなくても,水無山あたりで十分に満足できそうだ。
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風がないので,霧氷は発達していない。その分,馬酔木などの常緑樹の上に雪が厚く積もって行く手を遮っている。立ち止まると無音という以上の深い静寂に包まれていることがわかる。新雪が音を吸収してしまっているのだろう。

標高800mを越えると,「この先行き止まり 道は全くありません。引き返してください。 鈴鹿モルゲンロートクラブ」と書かれた看板が,下山者に見えるように立っている。おそらく間違ってこの尾根を下る事故が多発したのだろう。このまま下ると熊野集落に行き着くので,死亡事故につながることはないようにも思うが。
P1310022.jpg
水無山南峰に近づくにつれて勾配は急になり,サラサラした新雪にスノーシューが滑って,一歩ごとに2回ほど踏み込まないと進めないようになってくる。まあ,水無山をゴールと考えれば何も急ぐことはない。ゆっくり新雪歩きを楽しんでいこう。
水無山南峰
水無山南峰
ようやく水無山南峰に到着。熊野神社から3時間近くかかった。1年前の同時期に歩いた時は1時間半で来ているので,去年の2倍近くの時間がかかったことになる。予想通りガスがかかって綿向山は全く見えない。まだ時間が早いので綿向山まで行ってもいいんだけど,新雪歩きを十分に堪能したのでここで引き返すことにする。
水無山
水無山
せっかくなので水無山本峰に挨拶だけしてこよう。本峰まで10分ほど。南峰に戻って腰を下ろすと,あら不思議,さっきまで厚い雲に隠されていた綿向山がうっすらと見えてきたではないか。そのうちガスがすっかりとれ,青空と共に綿向山がきれいに見えた。山の女神様からのご褒美だろうか。鎌ヶ岳や雨乞岳なども見える。
鎌が岳
鎌が岳
P1310059.jpg
帰りはまた新雪を踏んで往路を引き返す。登りで3時間かかったコースを1時間で降りてしまった。さあ,温泉に入ってのんびりしよう。
                         @シュークリーム@
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by 落第忍者 »

シュークリームさん、こんばんは。

昨年の投稿が秋のオフ会の1回だけで、スノー衆の参加資格に満たないので仕方ないのですが、雪にまみれたい気持ちは抑えられず、スノー衆当日に水無山で遊んでいました。

綿向山の喧騒ぶりは凄いものだったらしく、最初から御幸橋の駐車場を避けたのは正解だったようです。

土曜日に林道経由で文三ハゲを登ったグループのヤマレコがアップされていましたので、水無山南尾根しか選択肢はありませんでした。

お陰でノートレースの深い雪を楽しめましたし、案外天気も良くていい一日になりました。

水無山からの降りや文三ハゲではスノーシューの浮遊感も満喫できましたし。

出会ったのは下山時に単独男性と4人グループだけという少なさで。

此処は紅葉の時期も素晴らしいのに登山者は少ないので、穴場だと思って通うことにしています。

単独ラッセルだと綿向山南尾根への周回は厳しいこともありますね。

https://www.yamareco.com/modules/yamare ... 29124.html
落第忍者
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

綿向山は年間通じて登山者が多い人気の山である。冬季でも週末は広い駐車場が朝早くから満車になるほどの人気である。大雪のあとの今度の週末も新雪を当て込んで多くの登山者で溢れていたらしい。面白いのはその登山者の多くがピッケルとアイゼンを使用していること。アイゼンはともかくとして,この山でピッケルが必要なのかと思ってしまう。

山屋の策略か?雪山のイメージなのか?

そんな人気の綿向山でも人気コースを外れると人と会うことのない静かな山旅を楽しむことができる。日野町熊野集落の熊野神社から水無山を経て綿向山へ至るコースはそんな静かなコースの一つである。

ここからしか登った事ないかも。
熊野神社も立派だし、いい所です。


標高700m付近,左側からの尾根が合流すると植林から落葉広葉樹林となり,雰囲気が良くなる。ふかふかの新雪で,踏み込むたびにキュッキュッという音がする。その分10センチほどは沈み込むが,新雪のスノーシュー歩きは気持ちがいい。まあ,綿向山まで行かなくても,水無山あたりで十分に満足できそうだ。

いい日に登りましたね。
鳥越山では新雪のドカ雪に難儀しました。


風がないので,霧氷は発達していない。その分,馬酔木などの常緑樹の上に雪が厚く積もって行く手を遮っている。立ち止まると無音という以上の深い静寂に包まれていることがわかる。新雪が音を吸収してしまっているのだろう。

いいじゃないですか。
雪山の楽しみのひとつです。
これでなくっちゃ。


標高800mを越えると,「この先行き止まり 道は全くありません。引き返してください。 鈴鹿モルゲンロートクラブ」と書かれた看板が,下山者に見えるように立っている。おそらく間違ってこの尾根を下る事故が多発したのだろう。このまま下ると熊野集落に行き着くので,死亡事故につながることはないようにも思うが。

この手の看板は尾根の上部にも昔からありましたね。


せっかくなので水無山本峰に挨拶だけしてこよう。本峰まで10分ほど。南峰に戻って腰を下ろすと,あら不思議,さっきまで厚い雲に隠されていた綿向山がうっすらと見えてきたではないか。そのうちガスがすっかりとれ,青空と共に綿向山がきれいに見えた。山の女神様からのご褒美だろうか。鎌ヶ岳や雨乞岳なども見える。

ご褒美ですね。
綿向からのこの雪景色はなかなか見れないと思います。
お疲れさまでした。

                    わりばし

シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by シュークリーム »

落忍さん,おはようございます。
ご無沙汰しています。去年のオフ会以来ですね。


土曜日に林道経由で文三ハゲを登ったグループのヤマレコがアップされていましたので、水無山南尾根しか選択肢はありませんでした。
お陰でノートレースの深い雪を楽しめましたし、案外天気も良くていい一日になりました。


あのトレースは落忍さんのものでしたか。
あんなマニアックなコースを歩くのはヤブメンの可能性が高いと思いましたが,最近ではSNSを見ていろいろな人がマニアックなコースに入ってきているので,誰が歩いても不思議はないなとも思っていました。
日月に降った雪で落忍さんのトレースがほとんど消えていましたので,まっさらの新雪歩きの気分で歩くことができてよかったです。


単独ラッセルだと綿向山南尾根への周回は厳しいこともありますね。

最初の計画では綿向山南尾根へ周回する予定だったのですが,ガスっているとルートを間違える恐れがあってピストンに切り替えました。
綿向山南尾根は去年一度下ったことがあるのですが,P992で右折するところがイマイチ自信がありませんでした。
それに水無山までで十分に新雪歩きを堪能しましたんで。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん,おはようございます。
相変わらず朝が早いですね。


山屋の策略か?雪山のイメージなのか?

雪山というとアイゼン,ピッケルのイメージなんでしょうねえ。
この山にバリバリの冬山装備で来られるとなんとなく笑えてしまう。


ここからしか登った事ないかも。
熊野神社も立派だし、いい所です。


はい,私も最近はもっぱら熊野神社を起点にしています。平日だとまず人に会うこともないし,いいところです。

いい日に登りましたね。
鳥越山では新雪のドカ雪に難儀しました。


スノー衆は参加できなくて申し訳ありませんでした。
山はともかく,登山口までのアプローチが問題だと思っていましたが,やっぱそっちの方が核心だったみたいですね。
新雪ラッセル,一人だとすぐに撤退してしまいますけど,みんなの力を結集して稜線までは到達できたようでよかったですね。
そんなのもみんなで行くと楽しい思い出になります。


いいじゃないですか。
雪山の楽しみのひとつです。
これでなくっちゃ。


一人歩きの楽しみですね。
風もなくて,静かな新雪歩きを楽しむことができました。


この手の看板は尾根の上部にも昔からありましたね。

そうですね。私が知っているだけで3箇所あります。
きっと道迷いが頻発した時期があるんでしょうねえ。


ご褒美ですね。
綿向からのこの雪景色はなかなか見れないと思います。
お疲れさまでした。


ありがとうございます。
この雪もあっという間に溶けてしまいそうですね。
                         @シュークリーム@
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by バーチャリ »

シュークリームさん今晩は。


スノー衆で会えませんでしたが

スノー衆の決行の連絡が少し遅かったのでしょうか?

そうそう昨年の秋の紅葉の時に何十年ぶり綿向山に行った

時に、水無山の登山口を確認しました、

登山者が少ないのですね、その分

ラッセルが大変そうですが、山頂まで行けたのですね

青空に樹氷の花が満開でとても綺麗ですね。

お疲れ様でした。

バーチャリ
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・綿向山】新雪踏んで熊野神社から水無山

投稿記事 by シュークリーム »

バーチャリさん,おはようございます。
レスありがとうございます。


スノー衆で会えませんでしたが
スノー衆の決行の連絡が少し遅かったのでしょうか?


スノー衆ではご一緒できなくて残念でした。
土日はいつもテニスの練習日で,休むためにはいろいろ段取りをしなければならないので,都合がつきませんでした。


そうそう昨年の秋の紅葉の時に何十年ぶり綿向山に行った
時に、水無山の登山口を確認しました、
登山者が少ないのですね、その分
ラッセルが大変そうですが、山頂まで行けたのですね


落忍さんはじめヤブメンが好きなルートですね。
去年行った時は雪が締まっていて早く行けたんですが,今回はフカフカの新雪で時間がかかりました。
でも,新雪歩きはスノーシューの得意分野ですから楽しんで歩きましたけどね。
最近は目的地にはこだわらずに適当に満足したら途中でも引き返すことにしています。


青空に樹氷の花が満開でとても綺麗ですね。

樹氷にはやっぱり青空がよく似合います。
あんな素晴らしい景色を観れただけでも行った甲斐があったというものです。
                         @シュークリーム@
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