【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

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アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

投稿記事 by アオバ*ト »

【山域】尾鷲九木崎・オハイ海岸
【山行日】2023年1月7日(土)
【メンバー】びわ爺さま、K田さん、タイラ、アオバ*ト
【コース】九鬼コミュニティセンター11時過ぎ〜オハイ海岸〜九鬼コミュニティセンター16時半頃

 いつもと違うメンバーで山に行ってみた。
「草川さんの新しい本(海を眺める山歩き)に載っている南国の山がいい!アオバ*トさんなら知っているでしょう」
喜んで、企画&雑用係を買って出た。
びわ爺さまの家から陽だまり南国の海は遠い。ワンデイハイクじゃもったいないな。
一泊二日民宿泊まり、とれとれ海の幸のグルメ付き、得意のゆるゆるアオバ*トツアーを企画する。
ただ、このツアー、お天気良くなけりゃ意味がない。海は、空が青くなけりゃ青くきらめかない。
イチかバチか半分賭けのようなツアー、はたして青い海は見れるのか。

 成人の日の連休の頃、たいてい三重県南部海岸沿いのエリアは、西高東低の気圧配置で晴れの日が続く。
しかし、約束の土曜日、この日だけお天気は半分雨マーク。前線通過するらしい。晴れてくるのは昼過ぎから。
どんよりとした空の下、それでもアオバ*ト号は紀勢道を走る。
空の色とひきかえ車中はこの上もなくほんわかムード。
初対面のびわ爺さまとK田さん。何年も前からお友だちのようだ。

 駐車場はガラすきというか、一台も停まっていない。
好き好んでこんな日にここに来る人はいないか。
え、雨降ってきた?傘なんか持って行かないよ。
ダイジョブダイジョブ、だんだん晴れてくる。はずだ。

 錦花堂が開いている。
おばあちゃんはいない。若いおねえさんが、
これから行くんですねと、私たちの行動予定は説明しなくても読まれている。
虎の巻一本4つにカットして、切れ端のおまけ付き、持たせてくれた。

 びわ爺さまとK田さん二人とも珍しげに道のすぐ横、船着き場の海面を覗いている。
小さな青い魚がいっぱい泳いでいるときもあるけど、今日はあまりいないかな。
宝石のようにきらめくコバルトブルーの海を今日は見せてあげられないかもしれない、
でもまぁオハイってこんなところ、それだけでもいいかと思って廃校になった小学校の横の階段を登る。

 ほぼほぼ、海岸線から少し離れた高いところにつけられた巻き道、
高低差はあまりないが、展望ベンチに上がる手前が少々しんどい。
だんだん空は明るくなってはきたが、眼下に開けた海はまだ青くはない。
でも雲の間から、お日様は懸命に光を送ってくれた。
みかんをほおばり、キラキラの海を眺める皆の横顔はやんちゃな少年とお転婆少女に変わりない。

 巻き道から離れて沢沿いに海岸に降りて行くところに大きな石があって
赤字でオハイと書かれてある。以前はこの石だけが目印だったけれど、今はりっぱな道標も立てられている。
もうすぐオハイ。何度来てもワクワクする。
自分もワクワクするけど、みんながどんなに驚くかワクワクする。
オハイって何ていう意味だろう。何人かの地元のひとに聞いてみた。みんな知らなかった。
ネットで「南風」のことではないかと書かれていた人がいた。意味はどうであれ、
言葉にするだけでなんか嬉しくなる。「オハイ」。
モバイルプレート - コピー.jpg
ランチ&お茶会 - コピー.jpg
 ランチとお茶会の後、
誰もいない貸切りオハイ、端から端まで探検してみる。
西の淵は、時間が遅すぎたか、雲がちょうど上にあるかで、オハイブルーとは程遠い。
でもびわ爺さまが、こんなポーズで楽しませてくれた。
火曜サスペンス劇場 - コピー.jpg
東の淵はかろうじてオハイブルー。
東の淵 - コピー.jpg
美しいけど、覗き込むのはかなりコワい。

 海って、海しかないのにいつまでも眺めていたくなる。どうしてだろう。
オハイ海岸① - コピー.jpg
オハイ海岸② - コピー.jpg
オハイの岩盤 - コピー.jpg
 空と海がどっちも青く澄んできた頃、はしゃぎ疲れて帰途につく。
降りて来た時とは反対、巻き道に合流するまでが遊び疲れた身には堪える。
足を伸ばせば、魚見小屋、古田キャンプ場、ハカリカケ岩、帰り途中には、トノハマ、網干場などなど、
他にも見どころは色々あるが、みんなオハイ海岸だけで十分満足したみたいだ。
それより、ひと風呂浴びて宴会!が待ち遠しいらしい。おとなしく往路をを戻ることにする。

 お風呂は、温泉ではないけれど、海洋深層水とやらの尾鷲の町の高台にある夢古道の湯。
どうでもいい話だけれど、ここの休憩部屋には、ハンモックが吊るしてあって、これは悪魔の腰掛け。
いったん腰掛けると、もう立ち上がりたくなくなる。
「立ち上がれない〜」びわ爺さまもハマっていた。

 民宿は、女将さんと息子さんの二人で切り盛りする釣り人御用達の宿。
みんな気に入ってくれたかな。
個人的にはすごく気に入っていて何度でもリピしたい隠れ家のような宿。

 さて、海の見える山歩き南国陽だまり編、2日目後半戦は
南伊勢の海の見える山歩き、相賀浦からくるりと局ヶ頂〜米子浜周回の旅。レポは
びわ爺さまにバトンタッチいたしましょうか。盗撮写真は無しでお願いしますよ〜。

  アオバ*ト
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

投稿記事 by biwaco »

 アオバトさん、レポありがとうございます。
 先日は南国パラダイスへのご案内、身も心も満足満足の二日間でした。勝手なリクエストを快諾して頂き、お世話掛けました。
 とはいえ、両日とも4~5時間、最大でも標高差300mほどのハイキングなのに、疲弊した軟弱老脚には結構堪えたようで、この1週間、足はヨロトロ、頭はフラフラ、目までウロウロ状態が続いておりました。(>_<)
 でも、ご心配なく! 昨日辺りから通常パターンにもどり、このレポを読みながらオハイ海岸や民宿の夕食宴会、翌日の局ヶ頂の尾根からの眺めを思い出しています。
 港の橋の上からアオリイカを狙っていたり、護岸で子ども連れで釣りを楽しんでいたり…。そんな人たちを見ていると、山もいいけど…と浮気心が頭をもたげてきて、南勢、南紀のリピーターになってしまいそうです。
 余力のあるうちに、また機会を作って訪ねてみたいものです。
  
 >どんよりとした空の下、それでもアオバ*ト号は紀勢道を走る。
 >空の色とひきかえ車中はこの上もなくほんわかムード。
 >初対面のびわ爺さまとK田さん。何年も前からお友だちのようだ。


 後部座席で「御老公」気分のドライブ。運転のタイラさん、ナビ係のアオバトさん、気さくな話し相手のK田さんには申し訳ありませんでした。

 >錦花堂が開いている。
 >虎の巻一本4つにカットして、切れ端のおまけ付き、持たせてくれた。


 「虎の巻」は草川本にも買い損ねた記述がありましたね。
 お土産用に帰りに頂く予約をしたのですが、結局間に合いませんでした(^_-) 

 >オハイって何ていう意味だろう。何人かの地元のひとに聞いてみた。みんな知らなかった。
 >ネットで「南風」のことではないかと書かれていた人がいた。意味はどうであれ、
 >言葉にするだけでなんか嬉しくなる。「オハイ」。


 漢字表記は「大配」でした。「大きな旗」という意味もあるようですが、台風や大漁旗から来てるのかも? 
 でも、真っ先に連想するのは「ハワイ」ですね。砂浜でなくて広大な岩畳でしたが。(^_-)
陽光にバエるオハイの海
陽光にバエるオハイの海
 >でもびわ爺さまが、こんなポーズで楽しませてくれた。

 恐怖感丸出しの軟弱ヘッピリスタイルをお見せしてしまいました。
 先端の棚に腰掛けて平気のkitayamaさんに笑われそう。(>_<)
 着いた時の曇り空から晴れ間が広がると外海も入江も七変化! 吸い込まれるようなオハイブルーを垣間見せてくれました。

 >お風呂は、温泉ではないけれど、海洋深層水とやらの尾鷲の町の高台にある夢古道の湯。
 >どうでもいい話だけれど、ここの休憩部屋には、ハンモックが吊るしてあって、これは悪魔の腰掛け。
 >いったん腰掛けると、もう立ち上がりたくなくなる。


 広くはないけれど、いい湯加減でした。
 浸かってると眠ってしまいそうなんで、早々に上がり、オススメのハンモックで一休み。ああ、また眠くなってきたワ(^_-)

 >民宿は、女将さんと息子さんの二人で切り盛りする釣り人御用達の宿。
 >みんな気に入ってくれたかな。

 料金も料理も応接も、申し分ないくらい。近ければ毎月でも行きたいくらいです。

 >さて、海の見える山歩き南国陽だまり編、2日目後半戦は…
 >レポはびわ爺さまにバトンタッチいたしましょうか。


 あの…、山レポ駅伝じゃありませんので、タスキは外さず走り抜いて下さいマセ~(゜o゜) 
 タッチした途端、赤石鼻あたりから海に滑落しそうです。(@_@。
 南国陽だまりの旅、またの機会を楽しみにしてますね~♪

         ~びわ爺
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

投稿記事 by アオバ*ト »

 びわ爺さま、こんばんは!

 レスありがとうございます。
そして2日間お付き合い下さり、ありがとうございました。
とっても楽しい2日間でした。

 山というか海というか、
食べ物三昧の2日間でしたね。
 びわ爺さまって、周りの人たちから心配されながらも、
再び車とチャリを入手して、ひとりで未踏のルートに出かけたり、
ときには危ない目に会ったり、闇下とか難儀な目に会ったり、
それでも再び山に向かう、
そのパワーは、いったいどこからわいてくるのだろうと不思議に思っていたのですが、
あの大ボリュームの民宿の夕ごはんをペロリとたいらげていらっしゃったのを目にして、
パワーの源はコレか!と思いました。
尾鷲の海の幸とともに、食べるって大切なことなんだなとあらためて思った一日でした。


>港の橋の上からアオリイカを狙っていたり、護岸で子ども連れで釣りを楽しんでいたり…。
そんな人たちを見ていると、山もいいけど…と浮気心が頭をもたげてきて、南勢、南紀のリピーターになってしまいそうです。

橋の上で、待ってるだけでアオリイカが釣れるなら、私もやってみたい〜と思いました。
釣り人さんのお道具箱の中でキラキラ輝く色とりどりのルアー、見てるだけで楽しくなってきました。

>「虎の巻」は草川本にも買い損ねた記述がありましたね。
 お土産用に帰りに頂く予約をしたのですが、結局間に合いませんでした(^_-) 

またいらっしゃれば買えますよ。それにしてもこの日のお茶会用のお茶菓子の量もすごかったですね。
午前中に入手した虎の巻に、びわ爺さまのたねやのバームクーヘンに、K田さんが大阪で買ってきてくれたおしゃれなお菓子に。
こんなにいっぺんに食べられるのかと思いましたが、完食してしまいました。

>漢字表記は「大配」でした。「大きな旗」という意味もあるようですが、
台風や大漁旗から来てるのかも? 

「南風」より現実味あるような。
ググっていたら、こんなのもありました。「配」とは、和船の水押し角度を表す船大工の用語。
これも興味深いです。

>恐怖感丸出しの軟弱ヘッピリスタイルをお見せしてしまいました。
 先端の棚に腰掛けて平気のkitayamaさんに笑われそう。(>_<)

何をおっしゃいますな、役者びわ爺さまの名演技。

>着いた時の曇り空から晴れ間が広がると外海も入江も七変化! 
吸い込まれるようなオハイブルーを垣間見せてくれました。
「入江」かぁ。私はこの言葉がなかなか出てこなくて。
きっと小学生の頃はよく知っていた。なんか懐かしいような言葉です。

*さて、海の見える山歩き南国陽だまり編、2日目後半戦は…
 レポはびわ爺さまにバトンタッチいたしましょうか。

>山レポ駅伝じゃありませんので、タスキは外さず走り抜いて下さいマセ~(゜o゜) 
 タッチした途端、赤石鼻あたりから海に滑落しそうです。(@_@。

見事に切り返されてしまいました~。びわ爺さまには勝てません~。

   アオバ*ト
アバター
seiichi
記事: 182
登録日時: 2022年9月14日(水) 21:12
お住まい: 津市高茶屋

Re: 【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

投稿記事 by seiichi »

アオバ*トさん、こんにちわ。

オハイのカタカナ表記はたしかにハワイの南国を連想しますね。
漢字だと、大配、たしかに味気ない感じです。
オハイブルー、明神ブルー、大杉谷のエメラルドグリーン、霧氷のバックに映えるブルー。
青い空と青い海は自然がくれた色のプレゼントですね。

オハイは楯ヶ崎の柱状節理の観光と合わせて津からちょうど一日のコースで行きます。
柱状節理の雄姿は午後から行くと太陽が順光で写真がきれいに撮れますね、
観光地ですが駐車場から40分程度の歩き、途中の海の色もエメラルド色できれいです。
午前にオハイの海で昼ご飯、午後から柱状節理のコースがいいと思います。
まだ時間があれば熊野古道センターと温泉もありですね。

姫越山に行った時の錦漁港の写真です。

seiichi
添付ファイル
錦漁港.jpg
錦漁港.jpg (38.61 KiB) 閲覧された回数 219 回
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【尾鷲】海を眺める山歩き・新春南国陽だまり編〜 九木崎オハイ

投稿記事 by アオバ*ト »

 seiichiさん、こんばんは!
レスありがとうございます。

>オハイのカタカナ表記はたしかにハワイの南国を連想しますね。
漢字だと、大配、たしかに味気ない感じです。

そうですね。オハイ、トノハマ、アババ、ハカリカケ岩、
どれもカタカナ表記が、ワクワク感増しますね。
オハイの南方、ナサ崎っていうのも、なんかカッコイイですね。

>オハイブルー、明神ブルー、大杉谷のエメラルドグリーン、霧氷のバックに映えるブルー。
青い空と青い海は自然がくれた色のプレゼントですね。

いつもそこに行けば会える、というわけでもないので、思いがけず出会えたときは感激の嵐ですね。

>(楯ケ崎)柱状節理の雄姿は午後から行くと太陽が順光で写真がきれいに撮れますね、
観光地ですが駐車場から40分程度の歩き、途中の海の色もエメラルド色できれいです。

楯ヶ崎、行ったことなくて、ちょうどいっぺん行ってみたいなと思っていました。
午後がいいのですね!有益な情報ありがとうございます。

>姫越山に行った時の錦漁港の写真です。
南勢~東紀州の海岸線は楽しいですね。
第二第三のオハイを探し求めて、南勢~東紀州の海岸線、また歩こうと思いました。

  アオバ*ト
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