【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by biwaco »

【日付】2022年12月12日(月)
【山域】江若国境/百里ヶ岳
【ルート】上根来~根来坂~百里ヶ岳~木地山峠~上根来
【天候】晴れ
【メンバー】単独
【コースタイム】
上根来P8:35-鯖街道登山口9:00-林道出合9:45-登山道出合10:15-根来坂峠11:10-11:45百里新道分岐-12:20百里ヶ岳13:35-木地山峠14:30-林道出合15:35-15:55上根来P


 12月に入って寒さが増してきたとはいえ冬枯れの低山には雪はまだだ。今のうちにどこか…、と考えていたら宿題を思い出した。夏前に車でルートなどを確認してきた江若国境の「おにゅう峠」越え。黄葉の秋にでも福井側の上根来から木地山峠~百里ヶ岳の周回ルートを、と考えていたのだが、すっかり忘れかけていた。
 先月は「能登郷」への宿題をやっつけたばかり。同じようなエリアが続くが、「終活山行」は食べ逃がした珍味美味を一つづつ食いつぶして行くもんなんだろう。
 百里ヶ岳は何度か登ったが、いずれも近江側からで、上根来からは未踏。左右どちら周りにするか迷ったが、右回りは距離も長く登り基調のようだ。おにゅう峠付近にマイチャリをデポして上根来までワープする手もあるが、初ルートにそんな“手抜き”は許されないだろう。上根来集落の絵図にあるように、まずはおにゅう峠への林道から入る左回りルートに決めた。

 上根来への車道は心配した凍結や着雪も無く、予定より遅れ気味とはいえ8時過ぎに到着。静寂に包まれた朝の集落は人っ子どころかワンコ・ニャンコの1匹も姿を見せない。林道を少し進んだ右側のスペースに駐車。
 林道とはいえ福井-京都を結ぶ県(府)道で、舗装道はおにゅう峠から京都府域の久多へ出て、さらに滋賀県域の梅ノ木からは安曇川沿いの国道367号となる。車で通れる「鯖街道」の有力ルートの一つだろう。
「鯖街道」分岐
「鯖街道」分岐
 駐車地から20分余り歩いたヘアピンカーブの右手に「鯖街道」の標示板がある古道分岐。ここから林道と別れ、植林の斜面に続く踏み跡を辿る。
 植林のスギからミズナラなどの広葉樹に変わると、掘割の古道は落葉で埋まり、まるで新雪のラッセルを思わせる。埋没を避けて左右の路肩に逃げたりしながらの登高。
「ゴザ岩」の銘板がある巨岩の横を抜けるすぐ林道に出る。そのまま・708Pへ続く尾根にも取り付けそうだが、今日はおとなしく推奨ルートで参りましょう。
 落石だらけの舗装林道を、若狭湾に続く北西方向の山並を眺めながら20分ほどトロトロ歩くと、左の斜面に標示があり再び古道に復帰した。
 尾根に出たところが「池の地蔵」。地蔵尊の隣りに古井戸があり、銘板には「標高700mにある枯れることのない井戸」で「江戸時代、小浜の明庵禅師が鯖街道を行きかう人々のために掘った」とある。
中は真っ暗で水面が見えない
中は真っ暗で水面が見えない
 せっかくなので、有難い「みょうあん水」をひと口味わってみようと井戸の蓋を開けてみた。中は真っ暗で、とても水面まで見通せない。釣瓶が付いているわけでもなく、残念ながらこれでは水は汲めない。
 緩い登り坂を進むとすぐ右に林道が出現。一瞬?戸惑ってしまうが、先ほど別れたおにゅう峠への林道が変則カーブしてニアミスしているのだ。
根来坂峠の祠
根来坂峠の祠
 右下に林道を見ながら尾根を進み、・871ピークの手前をトラバースすると峠に出た。「根来坂峠」の標示板がある。ここから近江側へ南下すれば小入谷の二俣分岐に出て針畑川と合流する。それは夏の林道調査で通った道だ。また、・871Pを越えれば林道のおにゅう峠へ出る。それもスル―して、今回は登山路(ここからは県境の高島トレイルになる)を百里ヶ岳へ向かう。
 左ヒザの古傷が心配な私には、このやさしい尾根道が嬉しい。ブナや左前方に望む百里ヶ岳を見上げながら気が付いたら小入谷から登ってきている「百里新道」との分岐。尾根の真ん中を北に向きを変えながら鞍部へ下り、最後のやや急斜面を登りきると山頂に出た。
ランチ/冬バージョン
ランチ/冬バージョン
 正午は回ってしまったが、想定内の時刻。あとは下り基調なのでゆっくりランチタイムが取れる。メニューは鍋焼きラーメン。寒い季節はやはりアツアツが美味しい。コンビニ弁当は止め、ガス調理器具持参の独り宴会にした。とはいってもインスタントラーメンをベースにキャベツ、もやし、ネギ、生卵、ベーコン(豚バラの代役)をトッピングしただけ。もちろん定番助演賞のアワワは欠かせない。
白山見えた!
白山見えた!
 スッキリ晴れた今日は山頂からの眺めもマズマズだ。北側の奥には雪の白山がクッキリハッキリ。ここは悩むまでも無くわかる。しかし山座オンチの私にはそれ以上の同定能力は無いので、せめて帰宅後にでも…と写真だけ撮っておく。(ほとんどがそのまま放置だけど)
 おっと! ランチタイムもそろそろ終了だろう。時計は13時半、もう1時間を大きくオーバーしている。慌ててパッキングして下山にかかる。木地山峠への尾根は想像以上に長く続く。ほとんどが緩い下りなのでそんなに疲れることはないが、変化に乏しいのが難点だ、と言ったら贅沢だろうが…。
 祠がある峠に出て一休み。山頂から50分ほど。まあこんなもんか。そのまま登り返せば桜谷山だが、今回は素直に左の上根来への道を下る。谷筋の水場を過ぎ、トラバース気味に尾根に出てすぐ、標示に従って右の谷筋へ下っていく。
荒れた谷筋
荒れた谷筋
 上根来の絵図看板にも高島トレイルの地図にも標示された“推奨ルート”のはずなのに、下るほどに荒れ具合がひどくなる。崩壊、倒木、崖のヘツリ、トラバース、渡渉に高巻きまで…。いい加減飽きたところで谷の右岸に延びて来ている林道に出た。ヤレヤレ助かった。地形図のco400m二俣辺り。
 近年開かれた感じの広い林道を20分ほどで駐車地点にピンポイントで帰還。集落は朝と変わらず静寂を保っているが、1台の軽自動車が林道を下ってきた。おにゅう峠を越えてきたのだろうか。
 忘れかけていた宿題をなんとかクリアでき、気持ち良く新年を迎えられそうな気になった。来年はどんな山に出会えるのだろう。
      ~びわ爺
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by 山日和 »

biwa爺さん、こんばんは。

 百里ヶ岳は何度か登ったが、いずれも近江側からで、上根来からは未踏。左右どちら周りにするか迷ったが、右回りは距離も長く登り基調のようだ。おにゅう峠付近にマイチャリをデポして上根来までワープする手もあるが、初ルートにそんな“手抜き”は許されないだろう。上根来集落の絵図にあるように、まずはおにゅう峠への林道から入る左回りルートに決めた。

そうでしたか。若狭側からのコースもなかなか味わい深いものがあります。
おにゅう峠からというのはあまりにもイージーですね。 :mrgreen:

 上根来への車道は心配した凍結や着雪も無く、予定より遅れ気味とはいえ8時過ぎに到着。静寂に包まれた朝の集落は人っ子どころかワンコ・ニャンコの1匹も姿を見せない。

そりゃ誰も住んでないですから。 :lol:

 植林のスギからミズナラなどの広葉樹に変わると、掘割の古道は落葉で埋まり、まるで新雪のラッセルを思わせる。埋没を避けて左右の路肩に逃げたりしながらの登高。

このあたりはとても雰囲気が良く、鯖街道の最良の部分だと思います。

 尾根に出たところが「池の地蔵」。地蔵尊の隣りに古井戸があり、銘板には「標高700mにある枯れることのない井戸」で「江戸時代、小浜の明庵禅師が鯖街道を行きかう人々のために掘った」とある。

ここは一度しか歩いてないのであまり覚えてませんわ。下根来から小栗経由で歩いてきたので、疲れてたのかも。

 右下に林道を見ながら尾根を進み、・871ピークの手前をトラバースすると峠に出た。「根来坂峠」の標示板がある。ここから近江側へ南下すれば小入谷の二俣分岐に出て針畑川と合流する。

峠のシンボルだったブナの古木も枯れて粉々になってしまいました。寂しい限りです。
そのせいでちょっと明るくなったかも。

 左ヒザの古傷が心配な私には、このやさしい尾根道が嬉しい。ブナや左前方に望む百里ヶ岳を見上げながら気が付いたら小入谷から登ってきている「百里新道」との分岐。尾根の真ん中を北に向きを変えながら鞍部へ下り、最後のやや急斜面を登りきると山頂に出た。

百里新道の分岐の付近を除くと実にいいブナ林が続きますよね。大好きなところです。
最後の急登を「やや」と感じるのはまだまだ若い証拠ですよ。 :D

 正午は回ってしまったが、想定内の時刻。あとは下り基調なのでゆっくりランチタイムが取れる。メニューは鍋焼きラーメン。寒い季節はやはりアツアツが美味しい。
コンビニ弁当は止め、ガス調理器具持参の独り宴会にした。とはいってもインスタントラーメンをベースにキャベツ、もやし、ネギ、生卵、ベーコン(豚バラの代役)をトッピングしただけ。もちろん定番助演賞のアワワは欠かせない。


結構いいペースで来ましたね。ここで昼なら余裕があります。
今日は本物のビールでしたね。助演というよりダブル主演だと思いますが。 :mrgreen:

 スッキリ晴れた今日は山頂からの眺めもマズマズだ。北側の奥には雪の白山がクッキリハッキリ。ここは悩むまでも無くわかる。

白山が見えるとうれしいですよね。

木地山峠への尾根は想像以上に長く続く。ほとんどが緩い下りなのでそんなに疲れることはないが、変化に乏しいのが難点だ、と言ったら贅沢だろうが…。

楽な行程ですが、最初のブナ林以外はやや退屈です。

 祠がある峠に出て一休み。山頂から50分ほど。まあこんなもんか。そのまま登り返せば桜谷山だが、今回は素直に左の上根来への道を下る。谷筋の水場を過ぎ、トラバース気味に尾根に出てすぐ、標示に従って右の谷筋へ下っていく。

この峠越えの道はいいですねえ。絶妙なカーブを描いて付けられています。

 上根来の絵図看板にも高島トレイルの地図にも標示された“推奨ルート”のはずなのに、下るほどに荒れ具合がひどくなる。崩壊、倒木、崖のヘツリ、トラバース、渡渉に高巻きまで…。いい加減飽きたところで谷の右岸に延びて来ている林道に出た。ヤレヤレ助かった。地形図のco400m二俣辺り。
 近年開かれた感じの広い林道を20分ほどで駐車地点にピンポイントで帰還。


そんな林道ができてたんですか。そう言えばお墓の前あたりに真新しい林道がありました。

 忘れかけていた宿題をなんとかクリアでき、気持ち良く新年を迎えられそうな気になった。来年はどんな山に出会えるのだろう。
      
こういう山歩きならまだまだ続けられますね。 :D

                山日和
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by 宮指路 »

Biwacoさん、ご機嫌いかがでしょうか

 
12月に入って寒さが増してきたとはいえ冬枯れの低山には雪はまだだ。今のうちにどこか…、と考えていたら宿題を思い出した。夏前に車でルートなどを確認してきた江若国境の「おにゅう峠」越え。黄葉の秋にでも福井側の上根来から木地山峠~百里ヶ岳の周回ルートを、と考えていたのだが、すっかり忘れかけていた。
おnew峠とはオモロイ名ですなぁ~。

 
百里ヶ岳は何度か登ったが、いずれも近江側からで、上根来からは未踏。左右どちら周りにするか迷ったが、右回りは距離も長く登り基調のようだ。おにゅう峠付近にマイチャリをデポして上根来までワープする手もあるが、初ルートにそんな“手抜き”は許されないだろう。上根来集落の絵図にあるように、まずはおにゅう峠への林道から入る左回りルートに決めた。
この周回は結構長丁場になるのではないですか?
私なら安易に手抜きしていまいそうです。

 
林道とはいえ福井-京都を結ぶ県(府)道で、舗装道はおにゅう峠から京都府域の久多へ出て、さらに滋賀県域の梅ノ木からは安曇川沿いの国道367号となる。車で通れる「鯖街道」の有力ルートの一つだろう。
舗装路となれば尚更、自転車でショートカットもありかもです。
PC120821.jpg
 駐車地から20分余り歩いたヘアピンカーブの右手に「鯖街道」の標示板がある古道分岐。ここから林道と別れ、植林の斜面に続く踏み跡を辿る。
 植林のスギからミズナラなどの広葉樹に変わると、掘割の古道は落葉で埋まり、まるで新雪のラッセルを思わせる。埋没を避けて左右の路肩に逃げたりしながらの登高。
古道とはなんと雅な言葉、鈴鹿でも古道を歩くのは大好きです。

 
落石だらけの舗装林道を、若狭湾に続く北西方向の山並を眺めながら20分ほどトロトロ歩くと、左の斜面に標示があり再び古道に復帰した。
 尾根に出たところが「池の地蔵」。地蔵尊の隣りに古井戸があり、銘板には「標高700mにある枯れることのない井戸」で「江戸時代、小浜の明庵禅師が鯖街道を行きかう人々のために掘った」とある。

古井戸はいかにも貞子が出てきそう
せっかくなので、有難い「みょうあん水」をひと口味わってみようと井戸の蓋を開けてみた。中は真っ暗で、とても水面まで見通せない
あんまり覗き込むと引き込まれますよ
正午は回ってしまったが、想定内の時刻。あとは下り基調なのでゆっくりランチタイムが取れる。メニューは鍋焼きラーメン。寒い季節はやはりアツアツが美味しい。コンビニ弁当は止め、ガス調理器具持参の独り宴会にした。とはいってもインスタントラーメンをベースにキャベツ、もやし、ネギ、生卵、ベーコン(豚バラの代役)をトッピングしただけ。もちろん定番助演賞のアワワは欠かせない。
これだけ野菜・肉そのた諸々があればラーメンもさぞ旨いでしょう  アワワは定番主演賞ですな
PC120868.jpg
 スッキリ晴れた今日は山頂からの眺めもマズマズだ。北側の奥には雪の白山がクッキリハッキリ。ここは悩むまでも無くわかる。しかし山座オンチの私にはそれ以上の同定能力は無いので、せめて帰宅後にでも…と写真だけ撮っておく。(ほとんどがそのまま放置だけど)

私も山座オンチで展望が良くてもほとんどサッパリ

  
上根来の絵図看板にも高島トレイルの地図にも標示された“推奨ルート”のはずなのに、下るほどに荒れ具合がひどくなる。崩壊、倒木、崖のヘツリ、トラバース、渡渉に高巻きまで…。いい加減飽きたところで谷の右岸に延びて来ている林道に出た。ヤレヤレ助かった。地形図のco400m二俣辺り。
下りで進めば進むほど道が荒れて来ると不安ですね。そんな時、林道が出て来るとホッとします。
近年開かれた感じの広い林道を20分ほどで駐車地点にピンポイントで帰還。集落は朝と変わらず静寂を保っているが、1台の軽自動車が林道を下ってきた。おにゅう峠を越えてきたのだろうか。
 忘れかけていた宿題をなんとかクリアでき、気持ち良く新年を迎えられそうな気になった。来年はどんな山に出会えるのだろう。
    
私は冬の蕎麦粒岳がまだ登れず宿題になっています。

                             宮指路
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by biwaco »

山日和さま、お返事ありがとうさんです。(^^♪
能登郷に続き、槍の越…ん? いや、やり残しルートや山域の駆け込み消化でしょうか(^_-)

 >おにゅう峠からというのはあまりにもイージーですね。

じつは退院後、マイチャリを買い替えたんですが、利用機会が無いまま年を越しそうな危機感?(もったいない感?)に突き上げられて、利用プランを考えていたのです。
木地山峠から百里へ回り、デポしたおにゅう峠から舗装林道を上根来へ下れば楽チンかな?なんて。しかしこれ、よく考えたらずっと登り基調の長丁場だ。しかも上根来~木地山峠間は初見のルートだし…。
てことで、やめにしました。

 >ここは一度しか歩いてないのであまり覚えてませんわ。下根来から小栗経由で歩いてきたので、疲れてたのかも。
池の地蔵
池の地蔵
直近の「池の地蔵」の整備は2019年となっていますが、それ以前にも祠と井戸はあったみたいです。下根来からの大周回ではお地蔵さんを拝んでるヒマはありませんね(^_-)

 >峠のシンボルだったブナの古木も枯れて粉々になってしまいました。寂しい限りです。

事前の予備知識ないままのやっつけ歩きなんで、シンボルブナのことはあとで知りました。(>_<)
kitayamaさんの2014年のブログを見たら大きな老ブナが写っていました。上部の枝が無くなってしまい、なぜか共感と憐憫を覚えてしまいました。

 >最後の急登を「やや」と感じるのはまだまだ若い証拠ですよ。 :D

辛い記憶はすぐ消えるのです。楽しく嬉しい記憶だけが脳裡を離れないんです。やはり私、大臣にはなれませんね(@_@。

 >結構いいペースで来ましたね。ここで昼なら余裕があります。
 >今日は本物のビールでしたね。助演というよりダブル主演だと思いますが。 :mrgreen:


それでも上根来から4時間近くかかってます。(>_<)
「本物」を何故?と気になりませんか? ま、ここでは長くなるので名田の機会に(^_-)

 >白山が見えるとうれしいですよね。

この時期、白山だけはハッキリわかります。私にも!(^^)! しかし、ほかは…。

 >そんな林道ができてたんですか。そう言えばお墓の前あたりに真新しい林道がありました。

地形図の破線と同じで、谷右岸を高巻いていますが、幅3~4mの現役林道で、近年拡幅された感じです。最後は駐車した村外れの広場にドンピシャでした。

 >こういう山歩きならまだまだ続けられますね。 :D

御意! 
舞台と出番、役まわりはいろいろですから、身の丈を考えて遊ばせて頂きます。(^-^)
       ~びわ爺
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by biwaco »

宮指路さん、お返事ありがとうございます。
年末調整じゃないですが、記帳漏れが無いよう精査しないとね。アップ漏れでアップアップになるくらい山に行けたらいいのになあ~と思いませんか?(^_-)

 >おnew峠とはオモロイ名ですなぁ~。

ほんまにねぇ。なんか新しいもの、あったかなあ?
若狭湾にそそぐのが遠敷川、朽木側の谷が小入谷。どっちも「おにゅう」と読みます。なので真ん中の峠が「おにゅう峠」。
これホンマです、たぶん。「御乳峠」じゃないよ(^_-)

 >この周回は結構長丁場になるのではないですか?
 >私なら安易に手抜きしていまいそうです。


夏前に車で下見してたんです。だいたいの感じはわかっていたのですが、ダメなら舗装林道を歩けばいいか…とヘッデンと充電器は忘れず持参しました。

 >古道とはなんと雅な言葉、鈴鹿でも古道を歩くのは大好きです。
PC120845.jpg
古道特有の掘割道は落葉で埋まってフワフワです。ブナも多くて、海も見えたりして、運が良ければ谷を埋める雲海も見られるという、屈指のビューラインです。

 >古井戸はいかにも貞子が出てきそう

貞子さんはたしかテレビからでてきたんでは? 白鷺城の井戸からはお菊さんが…(@_@。

 >あんまり覗き込むと引き込まれますよ

「押すなよー、押すなよー」と言いながら覗いてみました。後ろには誰もいないのに。(>_<)

 >これだけ野菜・肉そのた諸々があればラーメンもさぞ旨いでしょう  アワワは定番主演賞ですな

そう。冬場は温かグルメでないとね(^_-) 
控えめに存在感を示すのが隠れた主役のアワワさんです。

 >私も山座オンチで展望が良くてもほとんどサッパリ

みなさん、なんでそんなに詳しいのか、不思議なくらいです。

 >下りで進めば進むほど道が荒れて来ると不安ですね。そんな時、林道が出て来るとホッとします。

尾根ならそれほど心配しないのですが、谷筋はヒヤヒヤもんです。
でも、ずっと目印が続いていたので、安心感はありました。

 >私は冬の蕎麦粒岳がまだ登れず宿題になっています。

残雪期は2度行きましたが、真冬は…(@_@。
宿題の期限が切れるから、と無理山行は御法度ですよ(^_-) 

      ~身の程山行を追求する、びわ爺
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わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、biwacoさん。

 12月に入って寒さが増してきたとはいえ冬枯れの低山には雪はまだだ。今のうちにどこか…、と考えていたら宿題を思い出した。夏前に車でルートなどを確認してきた江若国境の「おにゅう峠」越え。黄葉の秋にでも福井側の上根来から木地山峠~百里ヶ岳の周回ルートを、と考えていたのだが、すっかり忘れかけていた。
 先月は「能登郷」への宿題をやっつけたばかり。同じようなエリアが続くが、「終活山行」は食べ逃がした珍味美味を一つづつ食いつぶして行くもんなんだろう。

水上勉をモデルにした「土を喰らう十二ヵ月」という映画がやっています。
原作の「土を喰らう日々」は以前より好きで何度か読み返しています。
是非ご一読あれ。


 尾根に出たところが「池の地蔵」。地蔵尊の隣りに古井戸があり、銘板には「標高700mにある枯れることのない井戸」で「江戸時代、小浜の明庵禅師が鯖街道を行きかう人々のために掘った」とある。

鯖街道いいですね。
何よりも鯖寿司がおいしい
若狭から京につながる道
若狭出身の水上は若狭の悲哀を常に感じていたようです。


 正午は回ってしまったが、想定内の時刻。あとは下り基調なのでゆっくりランチタイムが取れる。メニューは鍋焼きラーメン。寒い季節はやはりアツアツが美味しい。コンビニ弁当は止め、ガス調理器具持参の独り宴会にした。とはいってもインスタントラーメンをベースにキャベツ、もやし、ネギ、生卵、ベーコン(豚バラの代役)をトッピングしただけ。もちろん定番助演賞のアワワは欠かせない。

すばらしい・・
どうもオフ会とスノー衆以外では出来ないなあ
山専ボトルにカップ麺が定番です。


 上根来の絵図看板にも高島トレイルの地図にも標示された“推奨ルート”のはずなのに、下るほどに荒れ具合がひどくなる。崩壊、倒木、崖のヘツリ、トラバース、渡渉に高巻きまで…。いい加減飽きたところで谷の右岸に延びて来ている林道に出た。ヤレヤレ助かった。地形図のco400m二俣辺り。

なんか林道が出来ちゃうとこうなりますよね。 :evil:

 近年開かれた感じの広い林道を20分ほどで駐車地点にピンポイントで帰還。集落は朝と変わらず静寂を保っているが、1台の軽自動車が林道を下ってきた。おにゅう峠を越えてきたのだろうか。
 忘れかけていた宿題をなんとかクリアでき、気持ち良く新年を迎えられそうな気になった。来年はどんな山に出会えるのだろう。
     
山はどんな時も付き合ってくれます。
いい趣味ですよね
本当に。

                                     わりばし

biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江若国境】初冬の一人旅~残った宿題「上根来から百里ヶ岳へ」

投稿記事 by biwaco »

わりばし大将、早起きレス、ありがとうございます。
日本海側は大雪、暴風で大変そう。湖北の山も新雪ドッサリでしょうね(^^♪
位置的に中途半端なわが町は、今のところ気温は氷点スレスレですが、お日様キラキラです。

 >水上勉をモデルにした「土を喰らう十二ヵ月」という映画がやっています。
 <原作の「土を喰らう日々」は以前より好きで何度か読み返しています。
 >是非ご一読あれ。


劇場にはとんと足を向けていないので知りませんでした。ジュリーと松たかこ様のシブイ映画のようですね。
上映館をみたら、やはり京都まで行かないと観られないみたいです。
TV放映はいつごろからでしょうね? その前に原作を読んでおかないと。
水上勉といえば「若州一滴文庫」。そんなに遠くないのに、不勉強な私はまだ訪れたことがありません。
高石ともやの名田庄村とともに一度訪ねてみたいとは思ってるのですが。

 >鯖街道いいですね。
 >何よりも鯖寿司がおいしい
 >若狭から京につながる道
 >若狭出身の水上は若狭の悲哀を常に感じていたようです。


都の京へ海産物を運んだ若狭の人々。今でこそ人気の「鯖寿司」も当時は日持ちする貴重な食物だったんでしょう。
それにしても、直線でも100kmを超える山越え道を荷物を担いで越えて行くって、大変だったでしょう。

 >すばらしい・・
 >どうもオフ会とスノー衆以外では出来ないなあ
 >山専ボトルにカップ麺が定番です。


暖かい時季はコンビニメニュー頼みですが、寒い季節はやはり鍋料理が一番。他の持ち物を減らしてでも調理器具と食材を確保します。(^_-)

 >山はどんな時も付き合ってくれます。
 >いい趣味ですよね
 >本当に。


ある意味、もっとも「ダイバーシティ」の世界ですね(^^♪
人種、性別、職業はもちろん、わりばしさんのような強靭な体力者も、私のような疲弊老人にも、身の丈に合った遊び場を提供してくれます。
本来の意味での自己責任を自覚しながら、安全登山を楽しみたいと思います。

          ~びわ爺
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