【日 付】2022年7月23日(土)
【山 域】奥美濃 新穂山周辺
【天 候】曇り時々晴れ一時雨のち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】春日神社7:30---8:30紅葉滝8:45---11:00最後の二俣---11:45新穂谷山---12:00ランチ場13:05---13:35おいし岩
---15:05春日神社
諸家の集落奥にひっそりと佇む春日神社に車を停めさせていただく。鳥居の向こうに川を挟んで質素な本殿が見える。
本殿への橋の上に立つと、足元の川の流れが実にいい雰囲気で、神域を感じさせるな何か厳かな空気を漂わせていた。
神社の裏手の道路から入渓点を探った。適当なところで大仲津谷へ下降するが、もっさりとした印象で、とても食指
が動くような谷ではない。まあ、里に近いところから入渓する谷はこんなものだろう。
少し我慢して進むと谷が広がってナメが出迎えてくれた。出だしの暗い植林は自然林に変わっている。これはいいか
もしれない。
この一帯は花崗岩で構成されているようで、先々週の元越谷や先週の天狗谷同様白い川床が印象的な明るい谷だ。
この谷はそれに加えて花崗岩の砂礫でできた真砂土(マサ土)が水底に敷き詰められていて、一層の明るさをもたらして
いる。真砂土というのはサラサラで、何気なく足を置くとズブズブと足首まで沈んてしまうようなところもあった。
小滝とナメが時折出てくる程度の実に穏やかな谷で、足取りも軽く進んで行くと突然勢い良く流れ落ちるナメ滝に出
くわした。高さは15mあるか無しかだが、昨日の雨でやや増えたのであろう水量が滝に命を吹き込んでいた。
この谷の花崗岩はヌメりも無くフリクションは抜群である。滝身の横を上がるが上部は立ち気味なので左の草付きの
境界線へ逃げた。
その後も適度な間隔で現れる小滝をこなしながら進むと、先ほどのナメ滝と同じような角度で滝が落ちていた。
これが大仲津谷最大の紅葉滝か。谷幅一杯に広がるスラブ壁を流れ落ちる滝は壮観で美しい。
左の樹林から巻き上がると、下からは見えなかった滝が続いていた。滝をよく見ようと流れに近付くと、なかなかの
迫力だ。左側の草付きを上がるが、ホールドの乏しい部分があって緊張を強いられた。
この谷はとにかくナメが多い。その分傾斜が緩いのでなかなか高度を上げてくれないが、ナメ床をヒタヒタと歩く
のは楽しい。ただ、終わったはずの植林が現れたり、何の変化もない平流が続いたりして冗長なところもあるが、
この谷を良さを減じるほどでもない。
途中でアクシデントが発生した。satoさんが足を滑らせた拍子に岩に顔を打って、唇を切ってしまった。
出血しているのでしばらく圧迫止血すると、少し滲む程度に収まった。絆創膏で応急処置をするが、絆創膏というの
はあまり唇に貼るようにはできていない。それほど深い傷ではないようなので続行する。
Ca880mの最後の二俣に着いた。直進して江美国境稜線の1010mピークに上がるか、左折して新穂谷山北東の鞍部
へ詰めるか、現地の渓相を見て決めようと思っていた。
左俣は入ってすぐにまた二つに分かれており、その右の谷にかかる滝が魅力的に見えた。
直進する谷は平凡そうだが、先に何かあるかもしれないと様子を見に偵察に向かう。V字型の谷を少し進んだところ
でイマイチと判断、二俣に戻って左俣へ入り直した。
その先の二俣に立つと、さっき見えた滝の上に12mほどのナメ滝が現れた。こっちにして正解だったか。
階段状の滝を快適に登ると、谷全体が岩盤のような状態になった。フリクションが効くので苦労もなく次々と現れ
るナメ滝を越えて行く。
いよいよ水が切れると谷の真ん中に巨大な岩が鎮座し、そこでいきなり谷が終わっているように見えた。地形図
では鞍部まで谷の形が続いているのだが。
岩の向こうへ回り込むと消えたように見えた谷の形が鞍部に向かって延びていた。間近に見える稜線はブナの森に
包まれている。谷の源頭でブナ林の中を歩くのは久し振りである。
やはり沢登りのフィナーレはこれでなくてはいけない。
別に踏む必要もないのだが、新穂谷山(三角点名新穂)に挨拶だけしておこう。この山頂より手前のブナ林の方が
ランチ場としては優れている。
先ほど詰め上がった地点まで戻ってランチタイム。遡行を終了してからランチというのも久し振りだ。
今日は昼から晴れて気温が上がるという予報だったが、曇り空で気温もあまり上がっていない。その上風もあるの
で寒いぐらいだ。たまに小雨がぱらつくという予想外の天気。これなら暖かい麺の方がよかった。
satoさんのケガのこともあるので早めにランチを切り上げる。
大仲津谷と新穂谷を分ける尾根は予想以上に良かった。山麓の植林帯からは想像できないブナの森が残されており、
ヤブもなく快適な尾根歩きを楽しむことができる。
徳山界隈の山々といい、これまでノーマークだったところにまだまだ知らないブナ林が残されていることを実感した。
955mの標高点にはこの尾根最大の見ものである「おいし岩」がある。ブナ林の中に突如現れたこの大岩は、横手
に回るとひとつの岩をスッパリと断ち割ったようなふたつの岩で構成されていた。
廊下のようになったふたつの岩の間を歩くと、異空間に迷い込んだような印象を受ける。
兔夢さん率いるOSKのパーティーは、おいし岩の上でランチして「おいしいわ」と言ったとか言わなかったとか。
とにかく一見の価値のある奇岩である。
おいし岩から少し戻ったところから複雑な尾根の分岐に注意しながら進む。
さすがにブナ林は終わり、平凡な雑木の尾根に変わるが悪くはない。ある程度のヤブは想定していたが、2本足で
普通に歩ける尾根が続いており行程が捗る。
終盤には掘り込まれた杣道が現れて、植林の中をソフトランディング。林道に出ると真夏の太陽が照り付けて、
昼の涼しさはどこへやらである。
無事とは言えないまでも大事に至らず下山できたことを感謝して、春日神社に手を合わせて山行を終えた。
山日和
【奥美濃】大仲津谷から新穂谷山・おいし岩へ
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
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※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【奥美濃】大仲津谷から新穂谷山・おいし岩へ
山日和&satoさん、暑いですね~
こんな日は沢遊びに限りますね。(^_-)
大仲津谷 新穂…
そんなwordに惹かれてレポを追っています。
じつはこの谷、6年前に一人で迷い込んだ思い出の谷なんです。でも、すでに記憶は曖昧。あのドキドキ感をもう一度~と、レポを辿りながら。
>諸家の集落奥にひっそりと佇む春日神社に車を停めさせていただく。
新穂林道へ入ろうとしたら、倒木で車止め。春日神社に駐車は畏れ多くて、車止め近くに路駐しました。(記憶曖昧)
>適当なところで大仲津谷へ下降するが、もっさりとした印象で、とても食指が動くような谷ではない。
な~つの小川はさらさらいくよ~♪
みたいな(笑)
>少し我慢して進むと谷が広がってナメが出迎えてくれた。出だしの暗い植林は自然林に変わっている。これはいいかもしれない。
堰堤を越えると花崗岩主体のナメナメになりますね。いい感じ!
>足取りも軽く進んで行くと突然勢い良く流れ落ちるナメ滝に出
くわした。高さは15mあるか無しかだが、昨日の雨でやや増えたのであろう水量が滝に命を吹き込んでいた。
1時間ほどでこの斜瀑が出現、これが「紅葉滝」かと勘違いしました。命を吹き込んでほしいのはこの私なんですけど。(^_-)
もちろん左からエスケープ。
>その後も適度な間隔で現れる小滝をこなしながら進むと、先ほどのナメ滝と同じような角度で滝が落ちていた。これが大仲津谷最大の紅葉滝か。
さっきの斜瀑から30分ほど。さすが主滝とあって、こちらの方が壮観でした。
さてどうするか? 記憶が無いのでマイ記録を見てみました。
無理せず左の草付き斜面を巻く。これがなかなかの急斜面でヤワな心肺に堪える。
たしかレポにはこの上にもう一本斜瀑がついていると書いてあったなあ…。
上の岩場まで巻きあがり、お助けヒモを頼って沢に降りる。
正解!ちょうど上の斜瀑の上に出た。
>この谷はとにかくナメが多い。その分傾斜が緩いのでなかなか高度を上げてくれないが、ナメ床をヒタヒタと歩くのは楽しい。
ほんま、そんな感じですね。私にピッタリかも(^_-) ますます再訪したくなりました。いけないいけない、自重自嘲!
>途中でアクシデントが発生した。satoさんが足を滑らせた拍子に岩に顔を打って、唇を切ってしまった。
ありゃまあ! 大丈夫ですか? と言ってもあとのまつりか(ーー;)
マムシにかまれたり、足を痛めたり、今度は大切な顔面ですか…。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。ご注意ください。
って、人に言える立場じゃありませんが。(^_-)
>Ca880mの最後の二俣に着いた。直進して江美国境稜線の1010mピークに上がるか、左折して新穂谷山北東の鞍部へ詰めるか、現地の渓相を見て決めようと思っていた。
軌跡が・1010への右の谷に延びてるのはそのためでしたか。
>その先の二俣に立つと、さっき見えた滝の上に12mほどのナメ滝が現れた。こっちにして正解だったか。
階段状の滝を快適に登ると、谷全体が岩盤のような状態になった。フリクションが効くので苦労もなく次々と現れるナメ滝を越えて行く。
この滝、いきなり目の前に立ち塞がり、ナメとは思えない迫力があって、どうしよう?とビビリました。でも、論ずるより実行!取り付いたらスイスイ進めました。
>いよいよ水が切れると谷の真ん中に巨大な岩が鎮座し、そこでいきなり谷が終わっているように見えた。
この岩の前で思案六法。乗り越えるのはとても無理と、下の穴に潜って抜けだしました。
>大仲津谷と新穂谷を分ける尾根は予想以上に良かった。山麓の植林帯からは想像できないブナの森が残されており、ヤブもなく快適な尾根歩きを楽しむことができる。
新穂からは峠へ出て、廃林道へ降りました。・955への尾根は県境稜線東のco1010ポコまで行ってみたのですが、その先の様子が分からなかったので安心ルート(林道)を選んだ次第。
>955mの標高点にはこの尾根最大の見ものである「おいし岩」がある。ブナ林の中に突如現れたこの大岩は、横手に回るとひとつの岩をスッパリと断ち割ったようなふたつの岩で構成されていた。
こんな「おいしいわ」エリアをスルーして舗装林道をヘロヘロ歩いて下ったのは、なんとももったいない話。情報キャッチミスでした。
>ある程度のヤブは想定していたが、2本足で普通に歩ける尾根が続いており行程が捗る。
終盤には掘り込まれた杣道が現れて、植林の中をソフトランディング。
そんなエンディング、珍しいですね。(^_-)
satoさんが身を持って厄払いしてくれたのかな。
~沢の自信が↓70%の、びわ爺
こんな日は沢遊びに限りますね。(^_-)
大仲津谷 新穂…
そんなwordに惹かれてレポを追っています。
じつはこの谷、6年前に一人で迷い込んだ思い出の谷なんです。でも、すでに記憶は曖昧。あのドキドキ感をもう一度~と、レポを辿りながら。
>諸家の集落奥にひっそりと佇む春日神社に車を停めさせていただく。
新穂林道へ入ろうとしたら、倒木で車止め。春日神社に駐車は畏れ多くて、車止め近くに路駐しました。(記憶曖昧)
>適当なところで大仲津谷へ下降するが、もっさりとした印象で、とても食指が動くような谷ではない。
な~つの小川はさらさらいくよ~♪
みたいな(笑)
>少し我慢して進むと谷が広がってナメが出迎えてくれた。出だしの暗い植林は自然林に変わっている。これはいいかもしれない。
堰堤を越えると花崗岩主体のナメナメになりますね。いい感じ!
>足取りも軽く進んで行くと突然勢い良く流れ落ちるナメ滝に出
くわした。高さは15mあるか無しかだが、昨日の雨でやや増えたのであろう水量が滝に命を吹き込んでいた。
1時間ほどでこの斜瀑が出現、これが「紅葉滝」かと勘違いしました。命を吹き込んでほしいのはこの私なんですけど。(^_-)
もちろん左からエスケープ。
>その後も適度な間隔で現れる小滝をこなしながら進むと、先ほどのナメ滝と同じような角度で滝が落ちていた。これが大仲津谷最大の紅葉滝か。
さっきの斜瀑から30分ほど。さすが主滝とあって、こちらの方が壮観でした。
さてどうするか? 記憶が無いのでマイ記録を見てみました。
無理せず左の草付き斜面を巻く。これがなかなかの急斜面でヤワな心肺に堪える。
たしかレポにはこの上にもう一本斜瀑がついていると書いてあったなあ…。
上の岩場まで巻きあがり、お助けヒモを頼って沢に降りる。
正解!ちょうど上の斜瀑の上に出た。
>この谷はとにかくナメが多い。その分傾斜が緩いのでなかなか高度を上げてくれないが、ナメ床をヒタヒタと歩くのは楽しい。
ほんま、そんな感じですね。私にピッタリかも(^_-) ますます再訪したくなりました。いけないいけない、自重自嘲!
>途中でアクシデントが発生した。satoさんが足を滑らせた拍子に岩に顔を打って、唇を切ってしまった。
ありゃまあ! 大丈夫ですか? と言ってもあとのまつりか(ーー;)
マムシにかまれたり、足を痛めたり、今度は大切な顔面ですか…。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。ご注意ください。
って、人に言える立場じゃありませんが。(^_-)
>Ca880mの最後の二俣に着いた。直進して江美国境稜線の1010mピークに上がるか、左折して新穂谷山北東の鞍部へ詰めるか、現地の渓相を見て決めようと思っていた。
軌跡が・1010への右の谷に延びてるのはそのためでしたか。
>その先の二俣に立つと、さっき見えた滝の上に12mほどのナメ滝が現れた。こっちにして正解だったか。
階段状の滝を快適に登ると、谷全体が岩盤のような状態になった。フリクションが効くので苦労もなく次々と現れるナメ滝を越えて行く。
この滝、いきなり目の前に立ち塞がり、ナメとは思えない迫力があって、どうしよう?とビビリました。でも、論ずるより実行!取り付いたらスイスイ進めました。
>いよいよ水が切れると谷の真ん中に巨大な岩が鎮座し、そこでいきなり谷が終わっているように見えた。
この岩の前で思案六法。乗り越えるのはとても無理と、下の穴に潜って抜けだしました。
>大仲津谷と新穂谷を分ける尾根は予想以上に良かった。山麓の植林帯からは想像できないブナの森が残されており、ヤブもなく快適な尾根歩きを楽しむことができる。
新穂からは峠へ出て、廃林道へ降りました。・955への尾根は県境稜線東のco1010ポコまで行ってみたのですが、その先の様子が分からなかったので安心ルート(林道)を選んだ次第。
>955mの標高点にはこの尾根最大の見ものである「おいし岩」がある。ブナ林の中に突如現れたこの大岩は、横手に回るとひとつの岩をスッパリと断ち割ったようなふたつの岩で構成されていた。
こんな「おいしいわ」エリアをスルーして舗装林道をヘロヘロ歩いて下ったのは、なんとももったいない話。情報キャッチミスでした。
>ある程度のヤブは想定していたが、2本足で普通に歩ける尾根が続いており行程が捗る。
終盤には掘り込まれた杣道が現れて、植林の中をソフトランディング。
そんなエンディング、珍しいですね。(^_-)
satoさんが身を持って厄払いしてくれたのかな。
~沢の自信が↓70%の、びわ爺
Re: 【奥美濃】大仲津谷から新穂谷山・おいし岩へ
山日和さま
こんばんは。
猛烈に暑い日が続いていますね。
23日は、私の不注意でお騒がせして申し訳ありませんでした。
山ではいつ、何が起こるか分からない、気を付けないと。あらためて、あらためて思いました。
どんな場所でも、ちょっとした不注意が大きな事故に繋がってしまうこともある。反省しています。
下山後、湖北病院に付き合ってくださりありがとうございました。
傷口を診ていただき、抗生剤を処方してくださり、安心出来ました。
くやしいアクシデントでしたが、余呉のお山を訪れる時に車で通り過ぎている病院には、
個性あふれる先生、ほのぼのとした看護婦さんがいらっしゃることを知りました。
話が盛り上がり、クーラーが効きすぎた廊下で大分待たせてしまいスミマセンでした(汗)。
レポを味わわせていただきながら山旅を振り返りますね。
始まりが神社というのがよかったですね。境内を横切る清冽な流れに私も厳かな空気を感じました。
これから始まる沢山旅への高揚感を覚えました。
大仲津谷は、この谷の北の谷。くるりと回る農道から草をかき分け谷に降り立つと、
びわ爺さんのおっしゃる、な~つのおがわはさらさらいくよ~の光景。
山日和さん、神社でうつくしい流れをご覧になった後でしたので、そうかぁ、というお顔をされていましたね。
でも、直ぐに頬が緩みましたね。白い川床が印象的な明るい谷。
肌色の砂は、花崗岩が風化してできた真砂土というのですね。
砂金が混ざっていてお陽さまの光を受けキラキラと煌めいていました。
心地よく登れる小滝やナメも次々と現れ、にこにこ顔が続きました。
大きなナメ滝は見ごたえがありましたね。流れを横に見ながらの登りは楽しかったです。
次の大滝、紅葉滝も素晴らしかったです。私は地形図しか情報を持っていませんでしたので、
こんなところにこんなに壮観な滝があるのだと驚きでした。
アクシデントは、足掛かりのある小滝を登ろうとして張り出した木の枝を潜り抜けようとした時に起こりました。
左足が一段下の足場にずり落ちたのですが、その時飛び出た岩に歯をぶつけてしまい、その勢いで唇を切ってしまいました。
ぽたぽたと岩の上に血が落ちたので、あっ、やってしまった、とショックでした。
止血して落ち着いてくれたのでほっとしました。
口の状態は分からなかったのですが、ぼわんと腫れていたのですね。
痛みが気にならないよう(腹痛も少しあったので)、鎮痛剤を飲んで続行。
気持ちを切り替え、ズキズキした感じもなく、その後もナメや小滝を楽しみながら登ることができました。
大きな岩とブナの森の詰めの風景は、これでなくては、とは思いませんでしたが、素敵でした。
うつくしいしい源流の風景でしたね。
私は、新穂谷山に、また参りました、と、ご挨拶しなければと思っていましたよ。
暑い稜線を覚悟していたのですが、下半身が濡れていたためか座っていると寒くなってきました。
食後のアイスコーヒーは飲めませんでしたね。
・955までの、谷がくいっと入り組んだ、くねくねぽこぽこした尾根は、面白そうだなぁ、と思っていました。
清々しいブナの森の快適な尾根でしたね。でも、大きな岩がありそうな雰囲気ではない。
ほんとうにあるのかなと・955に着くと、ブナの木々の向こうに白い塊が!
想像を超える、おおきくて不思議な岩でした。
すぱっと割れたようなふたつの岩の間を歩いている時、そう、異空間に迷い込んだような気分になりました。
この周辺には他にもいくつか岩がありましたね。清々しいブナの森に鎮座するおおきなおおきな不思議な岩。
どきどきする出会いでした。
少し戻ったコブからの下りの尾根も爽やか緑に包まれ気分も爽快。枝分かれを注意しながらの歩きは面白かったです。
最後の農道歩きも楽しかったです。
白い雲が浮かぶ澄み渡った空、青い山、草地が目立つ緑の畑・・・。山里諸家の物語を感じました。
戻ってきた春日神社境内の流れは、朝よりも、より煌めきより厳かに感じました。
鳥居の横の追憶の碑。直方体のコンクリは伊勢湾台風で倒れた鳥居の欠片でした。
諸家は大きな被害を受けたのですね。
諸家は伊勢湾台風が起こる前まで、東草野の村から運ばれてきた楮で和紙を作るのが盛んだったそうです。
帰路、車窓から坂内の風景を眺めながら、坂内、春日のことをもっと知りたくなりました。
いろいろこころに感じた一日でした。
ありがとうございます。
これからは、いっそうからだの声に耳を澄ましながら、安全第一でお山を楽しみます!
びわ爺さま
こんばんは。
びわ爺さんも、大仲津谷を味わっていらっしゃったのですね。
下りは、新穂峠からの林道歩きでしたか。
新穂峠道は、近江側は上部は山道で趣がありますが、美濃側は林道が通っているので、なかなか歩こうと気分が起こらず・・・。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。胸に刺さるお言葉。
気を付けているつもりでも、どこか抜けている時、思わぬアクシデントが起こったりするのですね。
安全第一、みっつのお言葉を肝に銘じて、お山を楽しみます!
sato
こんばんは。
猛烈に暑い日が続いていますね。
23日は、私の不注意でお騒がせして申し訳ありませんでした。
山ではいつ、何が起こるか分からない、気を付けないと。あらためて、あらためて思いました。
どんな場所でも、ちょっとした不注意が大きな事故に繋がってしまうこともある。反省しています。
下山後、湖北病院に付き合ってくださりありがとうございました。
傷口を診ていただき、抗生剤を処方してくださり、安心出来ました。
くやしいアクシデントでしたが、余呉のお山を訪れる時に車で通り過ぎている病院には、
個性あふれる先生、ほのぼのとした看護婦さんがいらっしゃることを知りました。
話が盛り上がり、クーラーが効きすぎた廊下で大分待たせてしまいスミマセンでした(汗)。
レポを味わわせていただきながら山旅を振り返りますね。
始まりが神社というのがよかったですね。境内を横切る清冽な流れに私も厳かな空気を感じました。
これから始まる沢山旅への高揚感を覚えました。
大仲津谷は、この谷の北の谷。くるりと回る農道から草をかき分け谷に降り立つと、
びわ爺さんのおっしゃる、な~つのおがわはさらさらいくよ~の光景。
山日和さん、神社でうつくしい流れをご覧になった後でしたので、そうかぁ、というお顔をされていましたね。
でも、直ぐに頬が緩みましたね。白い川床が印象的な明るい谷。
肌色の砂は、花崗岩が風化してできた真砂土というのですね。
砂金が混ざっていてお陽さまの光を受けキラキラと煌めいていました。
心地よく登れる小滝やナメも次々と現れ、にこにこ顔が続きました。
大きなナメ滝は見ごたえがありましたね。流れを横に見ながらの登りは楽しかったです。
次の大滝、紅葉滝も素晴らしかったです。私は地形図しか情報を持っていませんでしたので、
こんなところにこんなに壮観な滝があるのだと驚きでした。
アクシデントは、足掛かりのある小滝を登ろうとして張り出した木の枝を潜り抜けようとした時に起こりました。
左足が一段下の足場にずり落ちたのですが、その時飛び出た岩に歯をぶつけてしまい、その勢いで唇を切ってしまいました。
ぽたぽたと岩の上に血が落ちたので、あっ、やってしまった、とショックでした。
止血して落ち着いてくれたのでほっとしました。
口の状態は分からなかったのですが、ぼわんと腫れていたのですね。
痛みが気にならないよう(腹痛も少しあったので)、鎮痛剤を飲んで続行。
気持ちを切り替え、ズキズキした感じもなく、その後もナメや小滝を楽しみながら登ることができました。
大きな岩とブナの森の詰めの風景は、これでなくては、とは思いませんでしたが、素敵でした。
うつくしいしい源流の風景でしたね。
私は、新穂谷山に、また参りました、と、ご挨拶しなければと思っていましたよ。
暑い稜線を覚悟していたのですが、下半身が濡れていたためか座っていると寒くなってきました。
食後のアイスコーヒーは飲めませんでしたね。
・955までの、谷がくいっと入り組んだ、くねくねぽこぽこした尾根は、面白そうだなぁ、と思っていました。
清々しいブナの森の快適な尾根でしたね。でも、大きな岩がありそうな雰囲気ではない。
ほんとうにあるのかなと・955に着くと、ブナの木々の向こうに白い塊が!
想像を超える、おおきくて不思議な岩でした。
すぱっと割れたようなふたつの岩の間を歩いている時、そう、異空間に迷い込んだような気分になりました。
この周辺には他にもいくつか岩がありましたね。清々しいブナの森に鎮座するおおきなおおきな不思議な岩。
どきどきする出会いでした。
少し戻ったコブからの下りの尾根も爽やか緑に包まれ気分も爽快。枝分かれを注意しながらの歩きは面白かったです。
最後の農道歩きも楽しかったです。
白い雲が浮かぶ澄み渡った空、青い山、草地が目立つ緑の畑・・・。山里諸家の物語を感じました。
戻ってきた春日神社境内の流れは、朝よりも、より煌めきより厳かに感じました。
鳥居の横の追憶の碑。直方体のコンクリは伊勢湾台風で倒れた鳥居の欠片でした。
諸家は大きな被害を受けたのですね。
諸家は伊勢湾台風が起こる前まで、東草野の村から運ばれてきた楮で和紙を作るのが盛んだったそうです。
帰路、車窓から坂内の風景を眺めながら、坂内、春日のことをもっと知りたくなりました。
いろいろこころに感じた一日でした。
ありがとうございます。
これからは、いっそうからだの声に耳を澄ましながら、安全第一でお山を楽しみます!
びわ爺さま
こんばんは。
びわ爺さんも、大仲津谷を味わっていらっしゃったのですね。
下りは、新穂峠からの林道歩きでしたか。
新穂峠道は、近江側は上部は山道で趣がありますが、美濃側は林道が通っているので、なかなか歩こうと気分が起こらず・・・。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。胸に刺さるお言葉。
気を付けているつもりでも、どこか抜けている時、思わぬアクシデントが起こったりするのですね。
安全第一、みっつのお言葉を肝に銘じて、お山を楽しみます!
sato
Re: 【奥美濃】大仲津谷から新穂谷山・おいし岩へ
biwa爺さん、どうもです。
大仲津谷 新穂…
そんなwordに惹かれてレポを追っています。
じつはこの谷、6年前に一人で迷い込んだ思い出の谷なんです。でも、すでに記憶は曖昧。あのドキドキ感をもう一度~と、レポを辿りながら。
あらまあ、そうだったんですか。
新穂林道へ入ろうとしたら、倒木で車止め。春日神社に駐車は畏れ多くて、車止め近くに路駐しました。(記憶曖昧)
神を恐れぬ不遜の輩でスミマセン
[q_yab]
堰堤を越えると花崗岩主体のナメナメになりますね。いい感じ![/q_yab]
里山の谷は出だしに期待するのは禁物です。
1時間ほどでこの斜瀑が出現、これが「紅葉滝」かと勘違いしました。命を吹き込んでほしいのはこの私なんですけど。(^_-)
もちろん左からエスケープ。
左から流れ込むところが紅葉滝と似たような感じですね。
さっきの斜瀑から30分ほど。さすが主滝とあって、こちらの方が壮観でした。
さてどうするか? 記憶が無いのでマイ記録を見てみました。
滝のスケールはこちらが一枚上手でした。
無理せず左の草付き斜面を巻く。これがなかなかの急斜面でヤワな心肺に堪える。
たしかレポにはこの上にもう一本斜瀑がついていると書いてあったなあ…。
上の岩場まで巻きあがり、お助けヒモを頼って沢に降りる。
正解!ちょうど上の斜瀑の上に出た。
斜瀑というより直瀑に近い感じでしたが。
>この谷はとにかくナメが多い。その分傾斜が緩いのでなかなか高度を上げてくれないが、ナメ床をヒタヒタと歩くのは楽しい。
ほんま、そんな感じですね。私にピッタリかも(^_-) ますます再訪したくなりました。いけないいけない、自重自嘲!
なかなか高度を上げない谷は最後がしんどいというのが定石ですね。
ありゃまあ! 大丈夫ですか? と言ってもあとのまつりか(ーー;)
マムシにかまれたり、足を痛めたり、今度は大切な顔面ですか…。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。ご注意ください。
って、人に言える立場じゃありませんが。(^_-)
滑落や転落したわけではないですが、ちょっとしたことがケガに繋がります。
他山の石とせねば。
>Ca880mの最後の二俣に着いた。直進して江美国境稜線の1010mピークに上がるか、左折して新穂谷山北東の鞍部へ詰めるか、現地の渓相を見て決めようと思っていた。
軌跡が・1010への右の谷に延びてるのはそのためでしたか。
その通りです。
この滝、いきなり目の前に立ち塞がり、ナメとは思えない迫力があって、どうしよう?とビビリました。でも、論ずるより実行!取り付いたらスイスイ進めました。
傾斜がさほどでもなく、階段状に足場があったので見た目ほどではなかったですね。
>いよいよ水が切れると谷の真ん中に巨大な岩が鎮座し、そこでいきなり谷が終わっているように見えた。
この岩の前で思案六法。乗り越えるのはとても無理と、下の穴に潜って抜けだしました。
biwa爺さんの言う大岩はちょっと違うと思います。潜って抜けるような岩はなかったけどなあ。
新穂からは峠へ出て、廃林道へ降りました。・955への尾根は県境稜線東のco1010ポコまで行ってみたのですが、その先の様子が分からなかったので安心ルート(林道)を選んだ次第。
そうでしたか。林道は暑いだけなので選択肢にはありませんでした。
こんな「おいしいわ」エリアをスルーして舗装林道をヘロヘロ歩いて下ったのは、なんとももったいない話。情報キャッチミスでした。
6年前には情報はなかったのでは?しかし、おいし岩も含めていい尾根でした。
>ある程度のヤブは想定していたが、2本足で普通に歩ける尾根が続いており行程が捗る。
終盤には掘り込まれた杣道が現れて、植林の中をソフトランディング。
そんなエンディング、珍しいですね。(^_-)
satoさんが身を持って厄払いしてくれたのかな。
アトラクションが嫌いなもんで。
山日和
大仲津谷 新穂…
そんなwordに惹かれてレポを追っています。
じつはこの谷、6年前に一人で迷い込んだ思い出の谷なんです。でも、すでに記憶は曖昧。あのドキドキ感をもう一度~と、レポを辿りながら。
あらまあ、そうだったんですか。
新穂林道へ入ろうとしたら、倒木で車止め。春日神社に駐車は畏れ多くて、車止め近くに路駐しました。(記憶曖昧)
神を恐れぬ不遜の輩でスミマセン
[q_yab]
堰堤を越えると花崗岩主体のナメナメになりますね。いい感じ![/q_yab]
里山の谷は出だしに期待するのは禁物です。
1時間ほどでこの斜瀑が出現、これが「紅葉滝」かと勘違いしました。命を吹き込んでほしいのはこの私なんですけど。(^_-)
もちろん左からエスケープ。
左から流れ込むところが紅葉滝と似たような感じですね。
さっきの斜瀑から30分ほど。さすが主滝とあって、こちらの方が壮観でした。
さてどうするか? 記憶が無いのでマイ記録を見てみました。
滝のスケールはこちらが一枚上手でした。
無理せず左の草付き斜面を巻く。これがなかなかの急斜面でヤワな心肺に堪える。
たしかレポにはこの上にもう一本斜瀑がついていると書いてあったなあ…。
上の岩場まで巻きあがり、お助けヒモを頼って沢に降りる。
正解!ちょうど上の斜瀑の上に出た。
斜瀑というより直瀑に近い感じでしたが。
>この谷はとにかくナメが多い。その分傾斜が緩いのでなかなか高度を上げてくれないが、ナメ床をヒタヒタと歩くのは楽しい。
ほんま、そんな感じですね。私にピッタリかも(^_-) ますます再訪したくなりました。いけないいけない、自重自嘲!
なかなか高度を上げない谷は最後がしんどいというのが定石ですね。
ありゃまあ! 大丈夫ですか? と言ってもあとのまつりか(ーー;)
マムシにかまれたり、足を痛めたり、今度は大切な顔面ですか…。
軽快は警戒に通ず。油断大敵、好事魔多し。ご注意ください。
って、人に言える立場じゃありませんが。(^_-)
滑落や転落したわけではないですが、ちょっとしたことがケガに繋がります。
他山の石とせねば。
>Ca880mの最後の二俣に着いた。直進して江美国境稜線の1010mピークに上がるか、左折して新穂谷山北東の鞍部へ詰めるか、現地の渓相を見て決めようと思っていた。
軌跡が・1010への右の谷に延びてるのはそのためでしたか。
その通りです。
この滝、いきなり目の前に立ち塞がり、ナメとは思えない迫力があって、どうしよう?とビビリました。でも、論ずるより実行!取り付いたらスイスイ進めました。
傾斜がさほどでもなく、階段状に足場があったので見た目ほどではなかったですね。
>いよいよ水が切れると谷の真ん中に巨大な岩が鎮座し、そこでいきなり谷が終わっているように見えた。
この岩の前で思案六法。乗り越えるのはとても無理と、下の穴に潜って抜けだしました。
biwa爺さんの言う大岩はちょっと違うと思います。潜って抜けるような岩はなかったけどなあ。
新穂からは峠へ出て、廃林道へ降りました。・955への尾根は県境稜線東のco1010ポコまで行ってみたのですが、その先の様子が分からなかったので安心ルート(林道)を選んだ次第。
そうでしたか。林道は暑いだけなので選択肢にはありませんでした。
こんな「おいしいわ」エリアをスルーして舗装林道をヘロヘロ歩いて下ったのは、なんとももったいない話。情報キャッチミスでした。
6年前には情報はなかったのでは?しかし、おいし岩も含めていい尾根でした。
>ある程度のヤブは想定していたが、2本足で普通に歩ける尾根が続いており行程が捗る。
終盤には掘り込まれた杣道が現れて、植林の中をソフトランディング。
そんなエンディング、珍しいですね。(^_-)
satoさんが身を持って厄払いしてくれたのかな。
アトラクションが嫌いなもんで。
山日和
Re: 【奥美濃】大仲津谷から新穂谷山・おいし岩へ
satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
23日は、私の不注意でお騒がせして申し訳ありませんでした。
山ではいつ、何が起こるか分からない、気を付けないと。あらためて、あらためて思いました。
どんな場所でも、ちょっとした不注意が大きな事故に繋がってしまうこともある。反省しています。
大事に至らなくて良かったです。マムシの時もビックリだったけど。
くやしいアクシデントでしたが、余呉のお山を訪れる時に車で通り過ぎている病院には、
個性あふれる先生、ほのぼのとした看護婦さんがいらっしゃることを知りました。
話が盛り上がり、クーラーが効きすぎた廊下で大分待たせてしまいスミマセンでした(汗)。
なかなか出てこないからヤバイ状況なのかなと思ってましたが、ケガと全然関係ない話題の話し声と
笑い声が聞こえてきたのでポカンとしてましたよ。
始まりが神社というのがよかったですね。境内を横切る清冽な流れに私も厳かな空気を感じました。
これから始まる沢山旅への高揚感を覚えました。
禊を受けて沢に入るような感じでした。
でも、直ぐに頬が緩みましたね。白い川床が印象的な明るい谷。
肌色の砂は、花崗岩が風化してできた真砂土というのですね。
砂金が混ざっていてお陽さまの光を受けキラキラと煌めいていました。
先週の大仲津谷や湖北の矢谷でも見ましたね。全部集めてたら大金持ちになってたかも。
心地よく登れる小滝やナメも次々と現れ、にこにこ顔が続きました。
大きなナメ滝は見ごたえがありましたね。流れを横に見ながらの登りは楽しかったです。
次の大滝、紅葉滝も素晴らしかったです。私は地形図しか情報を持っていませんでしたので、
こんなところにこんなに壮観な滝があるのだと驚きでした。
情報は不安を打ち消す役目もするけど、何が出てくるんだろうというドキドキ感と相殺されますね。
アクシデントは、足掛かりのある小滝を登ろうとして張り出した木の枝を潜り抜けようとした時に起こりました。
左足が一段下の足場にずり落ちたのですが、その時飛び出た岩に歯をぶつけてしまい、その勢いで唇を切ってしまいました。
ぽたぽたと岩の上に血が落ちたので、あっ、やってしまった、とショックでした。
悲鳴が上がったので振り返ったらビックリ。口からダラダラと血を流していたので驚きました。
止血して落ち着いてくれたのでほっとしました。
口の状態は分からなかったのですが、ぼわんと腫れていたのですね。
痛みが気にならないよう(腹痛も少しあったので)、鎮痛剤を飲んで続行。
気持ちを切り替え、ズキズキした感じもなく、その後もナメや小滝を楽しみながら登ることができました。
歩ける状態だったのでホッとしましたよ。
大きな岩とブナの森の詰めの風景は、これでなくては、とは思いませんでしたが、素敵でした。
うつくしいしい源流の風景でしたね。
私は、新穂谷山に、また参りました、と、ご挨拶しなければと思っていましたよ。
新穂谷山の山頂そのものはどっちでも良かったんだけど、ツメのブナ林はやはりこうでなくてはという思いでした。
暑い稜線を覚悟していたのですが、下半身が濡れていたためか座っていると寒くなってきました。
食後のアイスコーヒーは飲めませんでしたね。
持って来たものを全部着込んでもまだ寒いぐらいでした。ざるそばは不適な気候でしたね。
・955までの、谷がくいっと入り組んだ、くねくねぽこぽこした尾根は、面白そうだなぁ、と思っていました。
清々しいブナの森の快適な尾根でしたね。でも、大きな岩がありそうな雰囲気ではない。
この尾根はまさに極楽尾根でした。ここまでブナ林が残っているとは。
ほんとうにあるのかなと・955に着くと、ブナの木々の向こうに白い塊が!
想像を超える、おおきくて不思議な岩でした。
すぱっと割れたようなふたつの岩の間を歩いている時、そう、異空間に迷い込んだような気分になりました。
この周辺には他にもいくつか岩がありましたね。清々しいブナの森に鎮座するおおきなおおきな不思議な岩。
どきどきする出会いでした。
今までいろんな巨岩・奇岩を見てきたけど、佇まいが素晴らしかったですね。
岩の上に登らなかったのが心残りです。
少し戻ったコブからの下りの尾根も爽やか緑に包まれ気分も爽快。枝分かれを注意しながらの歩きは面白かったです。
さすがにブナ林は続かなかったけど、快適な下山路でした。
鳥居の横の追憶の碑。直方体のコンクリは伊勢湾台風で倒れた鳥居の欠片でした。
諸家は大きな被害を受けたのですね。
何のモニュメントかと思ったら、鳥居の残骸でしたね。
私の幼い頃だけど、伊勢湾台風は東海地方に大きな爪痕を残しました。
諸家は伊勢湾台風が起こる前まで、東草野の村から運ばれてきた楮で和紙を作るのが盛んだったそうです。
帰路、車窓から坂内の風景を眺めながら、坂内、春日のことをもっと知りたくなりました。
satoさんは村々の交流やそこに住む人の生きざまが好きですね。
これからは、いっそうからだの声に耳を澄ましながら、安全第一でお山を楽しみます!
私も危ないところでは安全を期しますが、何でもないところの事故は防ぎようがないので、自分の身は自分で守って下さいね。
山日和
23日は、私の不注意でお騒がせして申し訳ありませんでした。
山ではいつ、何が起こるか分からない、気を付けないと。あらためて、あらためて思いました。
どんな場所でも、ちょっとした不注意が大きな事故に繋がってしまうこともある。反省しています。
大事に至らなくて良かったです。マムシの時もビックリだったけど。
くやしいアクシデントでしたが、余呉のお山を訪れる時に車で通り過ぎている病院には、
個性あふれる先生、ほのぼのとした看護婦さんがいらっしゃることを知りました。
話が盛り上がり、クーラーが効きすぎた廊下で大分待たせてしまいスミマセンでした(汗)。
なかなか出てこないからヤバイ状況なのかなと思ってましたが、ケガと全然関係ない話題の話し声と
笑い声が聞こえてきたのでポカンとしてましたよ。
始まりが神社というのがよかったですね。境内を横切る清冽な流れに私も厳かな空気を感じました。
これから始まる沢山旅への高揚感を覚えました。
禊を受けて沢に入るような感じでした。
でも、直ぐに頬が緩みましたね。白い川床が印象的な明るい谷。
肌色の砂は、花崗岩が風化してできた真砂土というのですね。
砂金が混ざっていてお陽さまの光を受けキラキラと煌めいていました。
先週の大仲津谷や湖北の矢谷でも見ましたね。全部集めてたら大金持ちになってたかも。
心地よく登れる小滝やナメも次々と現れ、にこにこ顔が続きました。
大きなナメ滝は見ごたえがありましたね。流れを横に見ながらの登りは楽しかったです。
次の大滝、紅葉滝も素晴らしかったです。私は地形図しか情報を持っていませんでしたので、
こんなところにこんなに壮観な滝があるのだと驚きでした。
情報は不安を打ち消す役目もするけど、何が出てくるんだろうというドキドキ感と相殺されますね。
アクシデントは、足掛かりのある小滝を登ろうとして張り出した木の枝を潜り抜けようとした時に起こりました。
左足が一段下の足場にずり落ちたのですが、その時飛び出た岩に歯をぶつけてしまい、その勢いで唇を切ってしまいました。
ぽたぽたと岩の上に血が落ちたので、あっ、やってしまった、とショックでした。
悲鳴が上がったので振り返ったらビックリ。口からダラダラと血を流していたので驚きました。
止血して落ち着いてくれたのでほっとしました。
口の状態は分からなかったのですが、ぼわんと腫れていたのですね。
痛みが気にならないよう(腹痛も少しあったので)、鎮痛剤を飲んで続行。
気持ちを切り替え、ズキズキした感じもなく、その後もナメや小滝を楽しみながら登ることができました。
歩ける状態だったのでホッとしましたよ。
大きな岩とブナの森の詰めの風景は、これでなくては、とは思いませんでしたが、素敵でした。
うつくしいしい源流の風景でしたね。
私は、新穂谷山に、また参りました、と、ご挨拶しなければと思っていましたよ。
新穂谷山の山頂そのものはどっちでも良かったんだけど、ツメのブナ林はやはりこうでなくてはという思いでした。
暑い稜線を覚悟していたのですが、下半身が濡れていたためか座っていると寒くなってきました。
食後のアイスコーヒーは飲めませんでしたね。
持って来たものを全部着込んでもまだ寒いぐらいでした。ざるそばは不適な気候でしたね。
・955までの、谷がくいっと入り組んだ、くねくねぽこぽこした尾根は、面白そうだなぁ、と思っていました。
清々しいブナの森の快適な尾根でしたね。でも、大きな岩がありそうな雰囲気ではない。
この尾根はまさに極楽尾根でした。ここまでブナ林が残っているとは。
ほんとうにあるのかなと・955に着くと、ブナの木々の向こうに白い塊が!
想像を超える、おおきくて不思議な岩でした。
すぱっと割れたようなふたつの岩の間を歩いている時、そう、異空間に迷い込んだような気分になりました。
この周辺には他にもいくつか岩がありましたね。清々しいブナの森に鎮座するおおきなおおきな不思議な岩。
どきどきする出会いでした。
今までいろんな巨岩・奇岩を見てきたけど、佇まいが素晴らしかったですね。
岩の上に登らなかったのが心残りです。
少し戻ったコブからの下りの尾根も爽やか緑に包まれ気分も爽快。枝分かれを注意しながらの歩きは面白かったです。
さすがにブナ林は続かなかったけど、快適な下山路でした。
鳥居の横の追憶の碑。直方体のコンクリは伊勢湾台風で倒れた鳥居の欠片でした。
諸家は大きな被害を受けたのですね。
何のモニュメントかと思ったら、鳥居の残骸でしたね。
私の幼い頃だけど、伊勢湾台風は東海地方に大きな爪痕を残しました。
諸家は伊勢湾台風が起こる前まで、東草野の村から運ばれてきた楮で和紙を作るのが盛んだったそうです。
帰路、車窓から坂内の風景を眺めながら、坂内、春日のことをもっと知りたくなりました。
satoさんは村々の交流やそこに住む人の生きざまが好きですね。
これからは、いっそうからだの声に耳を澄ましながら、安全第一でお山を楽しみます!
私も危ないところでは安全を期しますが、何でもないところの事故は防ぎようがないので、自分の身は自分で守って下さいね。
山日和