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【台高南部】20220617・18八町滝上流左俣でテント泊
Posted: 2022年6月19日(日) 14:19
by グー(伊勢山上住人)
- 林道から見る小木森滝
昨秋、シューさん桃源郷へ行った時に石積遺構を見落とした。
また、左俣にテント泊適地があり、一度寝に行きたいと思った。
そろそろ終活。思い立った時に行っておかないと残り時間が少ないよ。
【 日 付 】 令和4年6月17日(金)
【 山 域 】 台高南部
【 天 候 】 曇り
【 ルート】 花抜峠口7:40---8:35小木森滝---13:05・1153---15:35テン場
【メンバー】 グー単独
大台林道から見る小木森滝は何度見ても存在感がある。
あの滝の下に短時間で簡単に行けるとは信じがたい。
花抜峠登山口に車を停め、少し戻る。
しっかりと踏まれ、びっしりのテープに導かれて小木森滝に下りる。
今日は湿度が高い。下りなのに汗がにじみ、それが乾いていかない。
小木森滝に着いて見上げる。涼しい瀑風が気持ちいい。
小木森滝上の6m滝の落ち口で靴を脱いで渡渉する。
靴下にうっすらと血がにじんでいる。脱ぐと小さな吸い跡。
「今年生まれたばかりで蜜の味を知ってしまったのか」
ここから尾根に乗るまでのたった10mが難所だ。
誰かフィックスロープを設置してくれないかな。
いつものごとく登りの足は遅い。風も少なく水の消費が激しい。
・871西の鞍部にへろへろと辿り着いて大休憩。
「あと300m登れば今日の登山は終了だ」
ところが・1153までの300mで、初体験に襲われた。
「もう半分は登ったかな?なんだまだ100mしか登っていないのか」
「あと100mだ」「あと50m」ここで右腿内側が痙攣した。
同時に左ふくらはぎに痛みが走った。
しばらくの間、杖にすがり身動きできないまま立ち尽くす。
今までもランチの後、動き始めに攣ることはあったが、
歩き出せば治まり、歩いている途中に経験したことは無かったのだ。
水と塩分を補給すると違和感はあるが歩けるようになった。
299標柱の・1153を過ぎるとなだらかな散歩となる。
木馬道を追い、国有林の赤ペンキを過ぎると下りになった。
「??ここはドコ?」GPSで確認するとCo1200台地に乗っていた。
「しまった。登りたくないグーが登り過ぎてしまった」
目指す尾根に最短の方向にはアセビのブッシュが見える。
「ダニ漕ぎはしたくない。戻ろう」
来た道を10m下り、しっかりと踏み固められた杣道を辿る。
次は今回の目的の石積遺構だ。
わりばしさんは「道を辿れば自然に着く」と言っていたが、
雨烈に阻まれ道が途切れている。
右俣まで下り遡ると石積遺構が見えた。
「素晴らしい!洪水に耐えよく残ったもんだ」
しばらくウロウロと歩き回る。
左俣と繋いでいた水平杣道を探るべく緩やかな尾根を登る。
すぐに水平杣道に乗った。進むとzippさんの言う通り崩落していた。
zippさんは尾根を越えたそうだが、グーは登りたくない。谷に戻る。
谷の出合に向けて下る。滝の手前の小尾根に登ると左俣の滝が見えた。
ガレ場を登り、往古川の河口の町並みを眺める。
ガレ場の上端についている水平杣道に張り出している枝を切る。
スッキリと通りやすくなった。
水平杣道に倒れ込んで太く成長した木も多い。
が、簡単に巻けるし、ノコギリを出していたら日が暮れる。パス。
一升瓶や茶碗のかけらが転がっている河原の対岸がテント場だ。
砂地で苔の生えている特等地にテントを張る。
ブトと虻とハエがうるさい。すでに頭と耳を齧られ熱を持っている。
焚火もしたいがやめて散歩に出る。
南の尾根に登る。切り開かれていてアセビに触れずに歩ける。
谷の出合まで歩く。沢屋さんが喜びそうな厳しい滝だ。
とても登山靴で出合まで下りて回り込めるような所ではなかった。
【 日 付 】 令和4年6月18日(土)
【 天 候 】 曇り のち 小雨
【 ルート】 テン場7:20---右俣Co1240---9:45花抜峠---11:05駐車地
朝、小鳥のさえずりに起こされて、南の尾根の散歩に出かける。
海岸線から坊主の眺めが素晴らしい。
出合の滝の1つ上の滝下河原に下りてみる。
我が家の庭園に1つ設置したいような眺めです。
朝食を終え出発する。帰りは右俣を詰め加茂助谷の頭を踏むつもりだった。
しかし、昨日の足の痙攣が違和感として残っている。
苔の辻から東に延びている破線道で帰ることにした。
右俣も歩きやすい谷です。Co1240まで登ったところでポツンと雨粒が当たった。
「予報じゃ昼からだったのに早まったのかな」
斜面を見上げるとなだらか。ヤブもない。谷を離れゆるゆると登る。
広い杣道に着いたが東の崩落が進み今はもっと上に移動したのだろう。
左手に稜線が近づいてきた。Co1280で一般登山道に乗った。
ここから花抜峠までがグーには鬼門なのです。今回も外した。
まったく学習能力のないグーです。
樹林の中では濡れることのなかった小雨だったが、
花抜峠から駐車地までの古道に茂る若木のかき分けでびしょ濡れになった。
ここにノコギリを入れてくれるグループはないのだろうか?
雨でなかったらグーが少しはノコギリを入れるつもりだったのだけど。
靴を履き替えていると手にヒルが。即殺。
家に帰って片付けていると床の上をヒルが這っていた。
グー(伊勢山上住人)
Re: 【台高南部】20220617・18八町滝上流左俣でテント泊
Posted: 2022年6月20日(月) 05:25
by わりばし
おはようございます、グーさん。
いつものごとく登りの足は遅い。風も少なく水の消費が激しい。
・871西の鞍部にへろへろと辿り着いて大休憩。
この上りは展望がきくので気持ちいいです。
熱かったですか?
しばらくの間、杖にすがり身動きできないまま立ち尽くす。
今までもランチの後、動き始めに攣ることはあったが、
歩き出せば治まり、歩いている途中に経験したことは無かったのだ。
あらまあ。
重い登山靴はいてるからですよ
沢靴は軽くて楽ですよ。
次は今回の目的の石積遺構だ。
わりばしさんは「道を辿れば自然に着く」と言っていたが、
雨烈に阻まれ道が途切れている。
雨烈を越えれば石積みにつながる溝道が出てきます。
右俣まで下り遡ると石積遺構が見えた。
「素晴らしい!洪水に耐えよく残ったもんだ」
水車跡があるでしょ。
水車を何の動力に使ったのかな?
左俣と繋いでいた水平杣道を探るべく緩やかな尾根を登る。
すぐに水平杣道に乗った。進むとzippさんの言う通り崩落していた。
zippさんは尾根を越えたそうだが、グーは登りたくない。谷に戻る。
尾根を越える道もありますよ。
一升瓶や茶碗のかけらが転がっている河原の対岸がテント場だ。
砂地で苔の生えている特等地にテントを張る。
いいところです。
ここで染物をしていたとは・・
明るい、風の抜ける飯場だったんだろうな。
ブトと虻とハエがうるさい。すでに頭と耳を齧られ熱を持っている。
焚火もしたいがやめて散歩に出る。
台高はこれがあるか?
朝、小鳥のさえずりに起こされて、南の尾根の散歩に出かける。
海岸線から坊主の眺めが素晴らしい。
出合の滝の1つ上の滝下河原に下りてみる。
我が家の庭園に1つ設置したいような眺めです。
へえ~いいところですね。
ここから花抜峠までがグーには鬼門なのです。今回も外した。
まったく学習能力のないグーです。
お疲れさまでした。
途中で右の谷につられそうになる所ありますよね。
わりばし
Re: 【台高南部】20220617・18八町滝上流左俣でテント泊
Posted: 2022年6月20日(月) 22:29
by skywalk
グーさん、こんばんは。オフ会ではお世話になりました。
また、左俣にテント泊適地があり、一度寝に行きたいと思った。
そろそろ終活。思い立った時に行っておかないと残り時間が少ないよ。
そうですね。誰にも限界はあるから思い立った時が行き時かもしれません。
大台林道から見る小木森滝は何度見ても存在感がある。
あの滝の下に短時間で簡単に行けるとは信じがたい。
花抜峠から加茂助谷の頭には何度か往復しましたが、小木森滝に行くのはzippさんやわりばしさんのような超人さんだけだと思ってましたが、グーさんも超人クラブ会員でしたか。
小木森滝に着いて見上げる。涼しい瀑風が気持ちいい。
私ならここで満足して引き返します。
「あと100mだ」「あと50m」ここで右腿内側が痙攣した。
弁慶にも泣き所がありましたか。
木馬道を追い、国有林の赤ペンキを過ぎると下りになった。
木馬道や杣道があること自体今となっては信じられないような所ですね。
次は今回の目的の石積遺構だ。
おおっ、現れた!インカ、アステカ帝国の遺構ですかね。
ガレ場の上端についている水平杣道に張り出している枝を切る。
今年仙ヶ岳に登った時、山ネズミさんが大きなノコギリを持って登山道を独りで整備してみえましたが、グーさんもノコギリクラブ会員なんだ。
一升瓶や茶碗のかけらが転がっている河原の対岸がテント場だ。
砂地で苔の生えている特等地にテントを張る。
私も不眠症でなかったらテント張らしてもらってもいいですが、そんな気力はありません。
ブトと虻とハエがうるさい。すでに頭と耳を齧られ熱を持っている。
ブトもヒルもヤブもものともせず探検を終えられて達成感十分ですね。
私にゃやっぱり真似できんわ。お疲れさまでした。
Re: 【台高南部】20220617・18八町滝上流左俣でテント泊
Posted: 2022年6月22日(水) 15:33
by バク
グーさん、こんにちは。オフ会ではお世話になりました。
25年ほど前に沢を始めて一番最初に行った谷が大峰の下多古川上流部。二度目の谷は当時、全盛期だった海外遡行同人の山行に混ぜてもらい沢泊で台高の小木森谷を遡行をした。
小木森滝を右岸から下るのに川底まで50mロープを2ピッチの懸垂下降でも届かず最後はシュリンゲ2本繋いでも足らず数メートル飛び降りろ!との指示でココだけはほんとに怖かった。
一日目が終了しテントを張ってると茂木さんに「テントを持ってくるのなら酒を持ってこい」と言われたのが忘れられない。夜遅くに雨が降り出し私は快適に朝を迎えられたが茂木さんらあとの数名は裂けたタープから流れ落ちた雨水で濡れまくっていたが全然平気で沢屋とはこういうものだとその時初めて知った
バク
Re: 【台高南部】20220617・18八町滝上流左俣でテント泊
Posted: 2022年7月06日(水) 11:34
by バク
グーさん、こんにちは。早々にコメント頂いていたにも関わらずお返しが大変遅くなり申し訳ございません。
25年前は左岸の巻き道は使わなかったのですか?
あまりにも安易すぎて「面白くない」のかな?
もう記憶にほとんど残っていないのでいい加減なことを書きますが小木森谷を詰めるのに先ずは支流の真砂谷から遡行を始めたと思います。
「茂木さん」を知らないので検索しました。大御所さんなのですね。
茂木さんは日本や台湾の沢屋では知らない人はいないほど超有名な御大です。
小木森滝や八町滝までは沢屋さんの世界ですが、そこから上流は穏やかな準高原です。
沢屋さんにとっては「ここから先は面白くない。遡行終了」と打ち切る山でグーは遊んでいます。
またこの山域に行く機会があれば小木森滝から上流からの穏やかな沢で遊びたいと思ってます。
ところで「バク」ですんなりログインできますの?
3文字以上でないとダメとおどさんは「+」を足して3文字にしていますが。
袖の下でも使っているのでしょうか?[/color]
はい、普通に「バク」でログインできます。確か3文字以上でないとダメってことになってましたがグーさんにこれを指摘されるまでルール違反?していたようですね。
これからもこのママでもいいのかしら?
バク