【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回
Posted: 2022年5月21日(土) 17:34
【日 付】2022年5月20日(金)
【山 域】台高
【コース】宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝---10:25風折滝滝口---12:35P1332---14:05滝見尾根分岐---16:20宮ノ谷駐車場
【メンバー】単独
グーさんのツアーに参加させてもらって、天井桟敷から見る砥谷谷右岸尾根が気になり探索に向かった。
宮ノ谷駐車場から宮ノ谷を進み風折谷に入る。ここはヒルの巣窟で、夏場に入ると大変だ。ヒルが出始めているので、前日にヤマビルファイターを買いに行った。この日も、出会ったので息を吹きかけると元気に動き回っていた。アトラクションを4つこなして風折滝に着いた。
今日は風折滝の水量も多く折れる気配はない。沢筋の岩には密集した緑の茎にヒメレンゲの黄色の花が咲き清涼感を増している。風のある日は滝口から流れ落ちる水滴がミストになって下流に流れてくるが、これもないので風が吹いていないのだろう。
砥石谷に向かうには、一度風折谷の滝口に降りなければならない。風折滝右岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。先も長いので、巻き道は使わず、架線尾根に乗りそこから滝口への下降点に向かうことにした。風折滝手前の小尾根を上りきり、巻き道は岩尾根を上っていく。ここからルンゼを越えて対岸の尾根を上ると架線尾根に着く。風折谷からの上りは、木の根頼りなので気を使うが、その分何も考えずシンプルに登りに徹することができるので気に入っている。
架線尾根を少し下り、方向を変え巻き道の岩尾根に下っていく。ルンゼの上部から、隣の尾根で下れるところまで下りルンゼに入る。大丈夫かと思わせる所もあるが、谷までつながっておりロープを出さずに下れる。
谷の右側が風折滝滝口で左側に砥石谷出合の滝が見える。谷を左に上っていくと二股になり、左に隠れていた水越谷出合滝が表れる。廊下の始まりを思わせる15m滝で、険悪な顔を見せつつ大きな釜を従えている。戻り、砥石谷に入ると大岩の奥に出合滝15mがある。
上部に右からバンドがきておりここを使えば滝口に登れそうだ。ただ、滑っており単独なのでチャレンジせずに、右のルンゼから巻く。ここもロープを出さずに谷に戻れた。谷は急峻な嵓に囲まれており厳しい。滝を登るしかないのだが、ずぶ濡れになるのは必至。左俣の水越谷に濡れる滝が無かったので、大丈夫だろうと薄手の服しか持ってきていない。先が長いのに濡れたまま歩く気にならない。砥石谷は上部の嵓が立っているので、どこかでは右岸尾根に逃げるつもりでいた。しかたがないので、尾根に取りつくことにする。ところが右岸の岩尾根は嵓が立っており厳しい。
よく見てみると1カ所だけ獣道がつながっている。嵓を巻いている道を進むが、すぐには嵓は切れてくれない。結局反対側まで回り込んで上れる岩尾根になった。尾根が広がりだすと獣道がいくつも走り出す。それにしたって、山桜の木が増えてきた。山桜の木はすごい数で、遠く離れた天井桟敷からも見えるはずだ。ここは下草もなく、さぞかし山桜の時期には華やかな桜の園だろう。ツアーの際に、山桜の名残に見えたのは葉だったようだ。山桜は花とともに葉も出て、葉柄が帯紅色なので、これが見えていたのだろう。
山桜の園にはワイヤーがいくつも残っており、ここから木材を搬出したか、搬出の中継点として使われていたようだ。広く切り開かれて所もあり、花見には持って来いの場所だ。こうした感じは尾根がはっきりとし出すまで続く。尾根を上っていくと下草も出てきて面白みに欠ける。ここまで1カ所嵓が出てくるが問題なく巻ける。P1332の山頂部も嵓が立っており、最後は上るしかない。
ここで登山道に合流。稜線を歩き水越に近づくとヤブっぽくなってきた。ここが水越谷の源流で、ここまで以前遡行したことがあった。その時は、ガスっており尾根筋を慎重に進んだ。今回は江股ノ頭も見え方向を間違うことはないので、テープに沿ってヤブのなかを進む。ツツジの赤が心を慰めてくれる。ここも滝見尾根が派生するピークは嵓になっており最後は岩の間から稜線に抜けた。
ここまでくれば、後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。それにしてもよく歩いたものだ。今回は砥石谷右岸の桜の園へのルートが見つけられたので良しとしよう。
【山 域】台高
【コース】宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝---10:25風折滝滝口---12:35P1332---14:05滝見尾根分岐---16:20宮ノ谷駐車場
【メンバー】単独
グーさんのツアーに参加させてもらって、天井桟敷から見る砥谷谷右岸尾根が気になり探索に向かった。
宮ノ谷駐車場から宮ノ谷を進み風折谷に入る。ここはヒルの巣窟で、夏場に入ると大変だ。ヒルが出始めているので、前日にヤマビルファイターを買いに行った。この日も、出会ったので息を吹きかけると元気に動き回っていた。アトラクションを4つこなして風折滝に着いた。
今日は風折滝の水量も多く折れる気配はない。沢筋の岩には密集した緑の茎にヒメレンゲの黄色の花が咲き清涼感を増している。風のある日は滝口から流れ落ちる水滴がミストになって下流に流れてくるが、これもないので風が吹いていないのだろう。
砥石谷に向かうには、一度風折谷の滝口に降りなければならない。風折滝右岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。先も長いので、巻き道は使わず、架線尾根に乗りそこから滝口への下降点に向かうことにした。風折滝手前の小尾根を上りきり、巻き道は岩尾根を上っていく。ここからルンゼを越えて対岸の尾根を上ると架線尾根に着く。風折谷からの上りは、木の根頼りなので気を使うが、その分何も考えずシンプルに登りに徹することができるので気に入っている。
架線尾根を少し下り、方向を変え巻き道の岩尾根に下っていく。ルンゼの上部から、隣の尾根で下れるところまで下りルンゼに入る。大丈夫かと思わせる所もあるが、谷までつながっておりロープを出さずに下れる。
谷の右側が風折滝滝口で左側に砥石谷出合の滝が見える。谷を左に上っていくと二股になり、左に隠れていた水越谷出合滝が表れる。廊下の始まりを思わせる15m滝で、険悪な顔を見せつつ大きな釜を従えている。戻り、砥石谷に入ると大岩の奥に出合滝15mがある。
上部に右からバンドがきておりここを使えば滝口に登れそうだ。ただ、滑っており単独なのでチャレンジせずに、右のルンゼから巻く。ここもロープを出さずに谷に戻れた。谷は急峻な嵓に囲まれており厳しい。滝を登るしかないのだが、ずぶ濡れになるのは必至。左俣の水越谷に濡れる滝が無かったので、大丈夫だろうと薄手の服しか持ってきていない。先が長いのに濡れたまま歩く気にならない。砥石谷は上部の嵓が立っているので、どこかでは右岸尾根に逃げるつもりでいた。しかたがないので、尾根に取りつくことにする。ところが右岸の岩尾根は嵓が立っており厳しい。
よく見てみると1カ所だけ獣道がつながっている。嵓を巻いている道を進むが、すぐには嵓は切れてくれない。結局反対側まで回り込んで上れる岩尾根になった。尾根が広がりだすと獣道がいくつも走り出す。それにしたって、山桜の木が増えてきた。山桜の木はすごい数で、遠く離れた天井桟敷からも見えるはずだ。ここは下草もなく、さぞかし山桜の時期には華やかな桜の園だろう。ツアーの際に、山桜の名残に見えたのは葉だったようだ。山桜は花とともに葉も出て、葉柄が帯紅色なので、これが見えていたのだろう。
山桜の園にはワイヤーがいくつも残っており、ここから木材を搬出したか、搬出の中継点として使われていたようだ。広く切り開かれて所もあり、花見には持って来いの場所だ。こうした感じは尾根がはっきりとし出すまで続く。尾根を上っていくと下草も出てきて面白みに欠ける。ここまで1カ所嵓が出てくるが問題なく巻ける。P1332の山頂部も嵓が立っており、最後は上るしかない。
ここで登山道に合流。稜線を歩き水越に近づくとヤブっぽくなってきた。ここが水越谷の源流で、ここまで以前遡行したことがあった。その時は、ガスっており尾根筋を慎重に進んだ。今回は江股ノ頭も見え方向を間違うことはないので、テープに沿ってヤブのなかを進む。ツツジの赤が心を慰めてくれる。ここも滝見尾根が派生するピークは嵓になっており最後は岩の間から稜線に抜けた。
ここまでくれば、後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。それにしてもよく歩いたものだ。今回は砥石谷右岸の桜の園へのルートが見つけられたので良しとしよう。