【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

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山日和
記事: 3289
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2022年4月23日(土)
【山 域】若狭 大御影山周辺
【天 候】曇り
【コース】妙芽谷出合8:30---9:40左俣の二俣---10:50稜線---11:10大日---11:45能登郷13:10---14:10稜線---15:25大御影山
     ---16:30滝谷出合---16:50駐車地

 久し振りの若狭の山である。能登又谷支流の妙芽谷へ入り、大滝の前で左俣へ進む。
右俣の大滝は雪解けの豊かな水量を轟々と落としていた。
左俣にも滝が懸かっているが、滝そのものよりも右岸の高みに立つカツラの大木の佇まいが素晴らしい。
カツラの根元から滝を巻き上がると再び穏やかな谷となった。見応えのあるカツラ巨木が点在している。


IMG_1878_1_1.JPG
IMG_1887_1.JPG
 
 次の二俣は右へ進むつもりだったが、出合の小滝に阻まれた。今日は沢装備を用意していない。
渓流シューズを履いていれば何のことはない滝だったが、巻くことも叶わず左俣の右岸尾根に這い上がった。
ちょっとナメていたせいでチェーンスパイクも持って来ておらず、ズルズル斜面の際どいトラバースを強いられる。
木の枝を掴んで左俣にずり降り、右俣と左俣の中間尾根に乗った。ここですいぶん時間を食ってしまった。ヤレヤレで
ある。
さっきの尾根をそのまま上がる選択肢もあったのだが、上がった先のイヤ谷左岸尾根は既知だ。
ここは未見の尾根を近江坂に上がりたいという思いが勝ったのである。

IMG_1935_1.JPG

 こちらの尾根も雰囲気は良く、主稜線の手前からは見事なブナ林に包まれた。ブナだけではなく、トチの大木も多く
見られるのがうれしい。
 大御影山と大日を繋ぐ尾根はブナ林が続くのだが、大日に向かって進むと突然見たくない現実に襲われた。2年前に
訪れた時も何本かのブナの大木が切られていた心が痛んだものだが、目の前の光景は絶望感に襲われるものだった。
新しい送電鉄塔建設のために、豊かなブナ林が一面伐採されており、工事の真っ最中だった。
朝からひっきりなしに響いていたヘリの爆音はここに資材を上げるためのものだったのか。モノレールまで敷設されて
おり、多数の作業員が動き回っている。庄部谷山近辺の風力発電だけでなく、ここもか。自分が愛する山が蹂躙されて
行くのを見るのは悲しいものだ。モノレールに沿った尾根の木々にはテープが巻かれており、いずれは伐採されてしま
う運命のようだ。

IMG_1986_1.JPG

 大日の先から南への支尾根に入るとホッとした。緩やかな自然林の尾根を下ると「能登郷」と呼ばれる、かつて集落
のあった場所の北端に下り立った。
滋賀県側の天増川(あますがわ)の源流に位置する能登郷は、大きく開けた谷間のあちこちから小川が流れ込み、渓畔林
のそこここに湿地帯を形成している。まったく桃源郷と呼びたくなるような場所だが、人が住むには適しているとは思
えない。実際、何度も小川を飛び越えながら下流に向かって歩いて行くにも、不用意に足を置くとズブッと沈んでしま
うので注意が必要なほど湿って不安定な土地なのである。近江坂の古道は大日の手前から一旦ここへ下り、対岸の稜線
へ登り返して福井県側の能登野へ至る。能登野の一帯もかつては能登郷と呼ばれていたようだ。
天増川源流の能登郷には、かつて能登の国から移住してきた木地師が住んでいたという。
今日のスタート地点の能登又谷、三重嶽南東のノトマタ谷と、このあたりには能登という名前が付いた地名が多い。
前者は能登郷へ至る谷の入口という意味で理解できるが、後者はあまり関係なさそうだ。地名にいろいろ思いを巡らす
のも面白い。
 湿原状の場所にはサワオグルマだろうか、黄色い花が開き始めている。もう少し経って花期になれば、見事な群落が
見られるだろう。


IMG_2005_1.JPG

 すぐ横を走る林道に工事関係と思われる車が止まっている。その先を見ると、ここでも大規模な工事が行われている
ようだ。先ほどの新しい鉄塔がこちらの方へ伸びているのである。
 近江坂への復帰には三重嶽への分岐の少し北に上がる未踏の尾根を使った。下部は放置植林の鬱陶しい尾根だが、ガ
スの先が無木立になったと思うと真新しい鉄塔が現れた。対岸も伐採の痕が痛々しい。

 そこを過ぎると豊かなブナ林が始まってひと安心。近江坂のブナ林の道に吸収されて行く。
何度も通った近江坂の古道だが、大御影山へ向かって歩くのは初めてかもしれない。深く掘り込まれた道には部分的に
雪が詰まっている。カタクリの花もちらほら見えるが、天気のせいか大きく開いたものはほとんどない。
先週あれだけの群落を見た後でも、やはり花との出会いはうれしいものだ。イワウチワはちょうど見頃だった。


IMG_2021_1.JPG

 三重嶽方面の斜面を見て驚いた。谷筋のかなり高いところまで雪渓がせり上がり、谷間にもかなりの雪が残っている
ようだ。まるで白山方面の豪雪の山に来たような錯覚を覚える。
白い雪渓を背景にして、ブナの間にヤマザクラの大木が一本、満開の花で着飾って佇んでいた。

 大御影山の山頂手前では、桧谷源頭がべったりと雪で覆われていて驚かされる。今年はやはり雪が多かったのだ。
晴れていれば右に琵琶湖、左に日本海を望む草原状の尾根をのろ尾の高に向かう。ガスに包まれて目の前のピークも見え
ない。


IMG_2063_1.JPG
IMG_2086_1.JPG
 
 マザーツリーに挨拶して白谷コースへ下山にかかる。右手の水舟(谷)の源頭も雪渓が続いている。遡行して来れば最後
に雪渓歩きを楽しめるだろう。
 このまま登山道(と言ってもあまりハッキリしない道だが)を下っても満足できるブナ林のコースなのだが、少し前に使
った滝谷出合への尾根を選択した。この尾根を漢字ひと文字で表すとすれば「急」である。しかしその分仕事は早い。
それだけなら面白くもなんともないが、なかなか見事なブナ林が続いているのが美点だ。
この近辺ではあまり歩かれていない尾根のひとつだろう。
 着地点が滝谷出合のカツラの巨樹の真ん前というのがいい。ここまで下りれば10分ほどの林道歩きを残すだけなので、
浸水も気にせず能登又谷本流を渡渉する。
妙芽谷出合でスタート時に目を付けていたコゴミを頂いて、新緑の若狭の山を締めくくった。

               山日和
ちーたろー
記事: 183
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:17

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by ちーたろー »

山日和さん、こんばんは。


 >久し振りの若狭の山である。能登又谷支流の妙芽谷へ入り、大滝の前で左俣へ進む。
右俣の大滝は雪解けの豊かな水量を轟々と落としていた。
左俣にも滝が懸かっているが、滝そのものよりも右岸の高みに立つカツラの大木の佇まいが素晴らしい。
カツラの根元から滝を巻き上がると再び穏やかな谷となった。見応えのあるカツラ巨木が点在している。


能登又谷は地図でわかったけれど妙芽谷・・・う~ん、谷の名前はどうやってわかるんだろう?
 
 >次の二俣は右へ進むつもりだったが、出合の小滝に阻まれた。今日は沢装備を用意していない。
渓流シューズを履いていれば何のことはない滝だったが、巻くことも叶わず左俣の右岸尾根に這い上がった。
ちょっとナメていたせいでチェーンスパイクも持って来ておらず、ズルズル斜面の際どいトラバースを強いられる。
木の枝を掴んで左俣にずり降り、右俣と左俣の中間尾根に乗った。ここですいぶん時間を食ってしまった。ヤレヤレで
ある。
さっきの尾根をそのまま上がる選択肢もあったのだが、上がった先のイヤ谷左岸尾根は既知だ。
ここは未見の尾根を近江坂に上がりたいという思いが勝ったのである。


沢装備ではなかったのですね。
大御影山と聞いて少しはわかるかと思ったのですが、地図を見てもやはり難しい・・・(笑)
でも厳しいところなんだということはわかりました :D


 >こちらの尾根も雰囲気は良く、主稜線の手前からは見事なブナ林に包まれた。ブナだけではなく、トチの大木も多く
見られるのがうれしい。

私も見てみたいけれど、厳しい所を通らないと行けないのですね。 

大御影山と大日を繋ぐ尾根はブナ林が続くのだが、大日に向かって進むと突然見たくない現実に襲われた。2年前に
訪れた時も何本かのブナの大木が切られていた心が痛んだものだが、目の前の光景は絶望感に襲われるものだった。
新しい送電鉄塔建設のために、豊かなブナ林が一面伐採されており、工事の真っ最中だった。
朝からひっきりなしに響いていたヘリの爆音はここに資材を上げるためのものだったのか。モノレールまで敷設されて
おり、多数の作業員が動き回っている。庄部谷山近辺の風力発電だけでなく、ここもか。自分が愛する山が蹂躙されて
行くのを見るのは悲しいものだ。モノレールに沿った尾根の木々にはテープが巻かれており、いずれは伐採されてしま
う運命のようだ。


あぁ・・・言葉が出ませんね・・・庄部谷山も行ってみたい山でしたが・・・


 >大日の先から南への支尾根に入るとホッとした。緩やかな自然林の尾根を下ると「能登郷」と呼ばれる、かつて集落
のあった場所の北端に下り立った。

能登郷とは集落跡のことだったのですね。


>滋賀県側の天増川(あますがわ)の源流に位置する能登郷は、大きく開けた谷間のあちこちから小川が流れ込み、渓畔林
のそこここに湿地帯を形成している。まったく桃源郷と呼びたくなるような場所だが、人が住むには適しているとは思
えない。実際、何度も小川を飛び越えながら下流に向かって歩いて行くにも、不用意に足を置くとズブッと沈んでしま
うので注意が必要なほど湿って不安定な土地なのである。近江坂の古道は大日の手前から一旦ここへ下り、対岸の稜線
へ登り返して福井県側の能登野へ至る。能登野の一帯もかつては能登郷と呼ばれていたようだ。
天増川源流の能登郷には、かつて能登の国から移住してきた木地師が住んでいたという。
今日のスタート地点の能登又谷、三重嶽南東のノトマタ谷と、このあたりには能登という名前が付いた地名が多い。
前者は能登郷へ至る谷の入口という意味で理解できるが、後者はあまり関係なさそうだ。地名にいろいろ思いを巡らす
のも面白い。

桃源郷・・・どんなところなんだろう・・・天増川・・あったあった :D
三重嶽はやっぱり「ミエゴク」と読んでしまう :lol:


>湿原状の場所にはサワオグルマだろうか、黄色い花が開き始めている。もう少し経って花期になれば、見事な群落が
見られるだろう。


お花の名前も色々とご存じなんですね~~ :shock:


 
 >そこを過ぎると豊かなブナ林が始まってひと安心。近江坂のブナ林の道に吸収されて行く。
何度も通った近江坂の古道だが、大御影山へ向かって歩くのは初めてかもしれない。深く掘り込まれた道には部分的に
雪が詰まっている。カタクリの花もちらほら見えるが、天気のせいか大きく開いたものはほとんどない。
先週あれだけの群落を見た後でも、やはり花との出会いはうれしいものだ。イワウチワはちょうど見頃だった。


お花が咲いているかな?という目的があるだけで山へ行く気が高まります。


 >三重嶽方面の斜面を見て驚いた。谷筋のかなり高いところまで雪渓がせり上がり、谷間にもかなりの雪が残っている
ようだ。まるで白山方面の豪雪の山に来たような錯覚を覚える。
白い雪渓を背景にして、ブナの間にヤマザクラの大木が一本、満開の花で着飾って佇んでいた。

まだまだそんなに雪が残っているのですね!!

 >大御影山の山頂手前では、桧谷源頭がべったりと雪で覆われていて驚かされる。今年はやはり雪が多かったのだ。
晴れていれば右に琵琶湖、左に日本海を望む草原状の尾根をのろ尾の高に向かう。ガスに包まれて目の前のピークも見え
ない。


初めてご案内頂いてから訪れていませんが、また行きたいです。

 
 マザーツリーに挨拶して白谷コースへ下山にかかる。右手の水舟(谷)の源頭も雪渓が続いている。遡行して来れば最後
に雪渓歩きを楽しめるだろう。

サワー衆があればなぁ・・・ 8-)

 >このまま登山道(と言ってもあまりハッキリしない道だが)を下っても満足できるブナ林のコースなのだが、少し前に使
った滝谷出合への尾根を選択した。この尾根を漢字ひと文字で表すとすれば「急」である。しかしその分仕事は早い。
それだけなら面白くもなんともないが、なかなか見事なブナ林が続いているのが美点だ。
この近辺ではあまり歩かれていない尾根のひとつだろう。
 着地点が滝谷出合のカツラの巨樹の真ん前というのがいい。ここまで下りれば10分ほどの林道歩きを残すだけなので、
浸水も気にせず能登又谷本流を渡渉する。
妙芽谷出合でスタート時に目を付けていたコゴミを頂いて、新緑の若狭の山を締めくくった。


いつもながら文章の締めくくりが素晴らしいですね。

ちーたろー
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山日和
記事: 3289
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by 山日和 »

ちーたろーさん、どうもです。

能登又谷は地図でわかったけれど妙芽谷・・・う~ん、谷の名前はどうやってわかるんだろう?

まあ、いろいろ資料がありますからね。 :mrgreen:
 
沢装備ではなかったのですね。
大御影山と聞いて少しはわかるかと思ったのですが、地図を見てもやはり難しい・・・(笑)
でも厳しいところなんだということはわかりました :D


それほど厳しいところではありませんよ。わざわざ厳しいように歩いてるキライはありますが。 :lol:


IMG_1924_1.JPG

>こちらの尾根も雰囲気は良く、主稜線の手前からは見事なブナ林に包まれた。ブナだけではなく、トチの大木も多く見られるのがうれしい。

私も見てみたいけれど、厳しい所を通らないと行けないのですね。


ここは近江坂から少し下るだけで見れますよ。

>自分が愛する山が蹂躙されて
行くのを見るのは悲しいものだ。モノレールに沿った尾根の木々にはテープが巻かれており、いずれは伐採されてしまう運命のようだ。

あぁ・・・言葉が出ませんね・・・庄部谷山も行ってみたい山でしたが・・・


ちーたろーさん、庄部谷山は行ったことなかったの?

能登郷とは集落跡のことだったのですね。

そうなんですよ。かつては木地師が暮らしていたようです。


IMG_1987_1.JPG

桃源郷・・・どんなところなんだろう・・・天増川・・あったあった :D
三重嶽はやっぱり「ミエゴク」と読んでしまう :lol:


ざっくり言うと・・・いいところです。 :mrgreen:
「ミエゴク」はもはやちーたろーさんの代名詞ですね。 :lol:

お花の名前も色々とご存じなんですね~~ :shock:

後で調べただけです。 :mrgreen:

>先週あれだけの群落を見た後でも、やはり花との出会いはうれしいものだ。イワウチワはちょうど見頃だった。

お花が咲いているかな?という目的があるだけで山へ行く気が高まります。


そんな目的がなくても行く気を出さないと。 :D

まだまだそんなに雪が残っているのですね!!

これはビックリしました。

IMG_2053_1.JPG

初めてご案内頂いてから訪れていませんが、また行きたいです。

桧谷からでしたね。何度訪れてもいい山です。

サワー衆があればなぁ・・・ 8-)

なんか酸っぱそうな集団ですね。 :mrgreen:

いつもながら文章の締めくくりが素晴らしいですね。

ありがとうございます。終わり良ければすべて良しなんで。 :D

             山日和
biwaco
記事: 1250
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by biwaco »

こんにちは~♪
山日和導師にとっても充実のGW! 終わった途端の雨模様ですね。一休みしてヤブオフでは快晴の新緑の下でオミヤゲ話でも聴きたいもんです。
その前に、遅まきながらのレス、読み飛ばしいてくださいマセ<m(__)m>

Fbレポで拝見した能登郷の風景が気に入って、一度訪ねたいとプランニング。ところが、近江側のR303の天増川林道からは遠すぎて、やはり若狭に回り込んで松屋から入るしかないか?と思っております。
久し振りの若狭の山である。能登又谷支流の妙芽谷へ入り、大滝の前で左俣へ進む。
地形図に記載がない「妙芽谷」はどれかな? と思ったら高島トレイルのマップに載ってました。エリアが跨るのに山や谷の名前の記載があるのは嬉しい。
大御影山と大日を繋ぐ尾根はブナ林が続くのだが、大日に向って進むと突然見たくない現実に襲われた。2年前に訪れた時も何本かのブナの大木が切られていた心が痛んだものだが、目の前の光景は絶望感に襲われるものだった。
トレイルマップにも「ブナ原生林」「ブナ巨木」の記載がありますが、台無しですね(-_-)
以前、三重獄から大御影山へ回り込んだとき大日尾根で右ターンしたので大日までの尾根は未踏なんです。
緩やかな自然林の尾根を下ると「能登郷」と呼ばれる、かつて集落のあった場所の北端に下り立った。
滋賀県側の天増川(あますがわ)の源流に位置する能登郷は、大きく開けた谷間のあちこちから小川が流れ込み、渓畔林のそこここに湿地帯を形成している。
先日の八丁平もそんなイメージでしたが、集落跡ではないので能登郷のような生活感は味わえないでしょうね。
近江坂の古道は大日の手前から一旦ここへ下り、対岸の稜線へ登り返して福井県側の能登野へ至る。能登野の一帯もかつては能登郷と呼ばれていたようだ。
天増川林道からは遠すぎるので、いっそ能登野から近江坂を越えて能登郷入り? も考えてみました。三十三間山経由で倉見に下るってのはどうでしょう?
今日のスタート地点の能登又谷、三重嶽南東のノトマタ谷と、このあたりには能登という名前が付いた地名が多い。
前者は能登郷へ至る谷の入口という意味で理解できるが、後者はあまり関係なさそうだ。地名にいろいろ思いを巡らすのも面白い。
「ノト」はアイヌ語で「岬」「半島」の意味があるそうですね。朝鮮半島からの渡来人絡みの地名かと思っていましたが…。地名って、ホント、面白いです。
サワオグルマだろうか、黄色い花が開き始めている。
「サワグルミ」と読み違えそうになりました。樹木じゃないですよね(^_-)
 三重嶽方面の斜面を見て驚いた。谷筋のかなり高いところまで雪渓がせり上がり、谷間にもかなりの雪が残っているようだ。まるで白山方面の豪雪の山に来たような錯覚を覚える。
三重獄は湖東から見ても、比良より早く白くなり、伊吹より長く白いままです。長いこと、あの山はどこなんやろ?と思っていましたが、知って印象が増幅しました。ちーたろーさんじゃないけど、「ミエゴク」を検索ワードにしています。(笑)
 着地点が滝谷出合のカツラの巨樹の真ん前というのがいい。ここまで下りれば10分ほどの林道歩きを残すだけなので、浸水も気にせず能登又谷本流を渡渉する。
妙芽谷出合でスタート時に目を付けていたコゴミを頂いて、新緑の若狭の山を締めくくった。
お土産はミョウガでなくてコゴミでしたか(^^♪
妙芽谷出合まで車で入れるんでしょうか?
谷筋にはそろそろ、願い下げのお出迎えが現れるんでしょうね(@_@。
時期を見て訪ねてみたいもんです。
       ~びわ爺
アバター
山日和
記事: 3289
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by 山日和 »

BGさん、どうもです。

Fbレポで拝見した能登郷の風景が気に入って、一度訪ねたいとプランニング。ところが、近江側のR303の天増川林道からは遠すぎて、やはり若狭に回り込んで松屋から入るしかないか?と思っております。


天増川の林道は天増川の集落のゲートでストップ。長い長い林道歩きがあります。
若狭から入るのが吉ですね。林道歩きも風情がありますが。

地形図に記載がない「妙芽谷」はどれかな? と思ったら高島トレイルのマップに載ってました。エリアが跨るのに山や谷の名前の記載があるのは嬉しい。

なるほど、高島トレイルや余呉トレイルのマップは便利ですね。いつも持って行くのを忘れてますけど。 :mrgreen:

右俣の大滝
右俣の大滝

トレイルマップにも「ブナ原生林」「ブナ巨木」の記載がありますが、台無しですね(-_-)
以前、三重獄から大御影山へ回り込んだとき大日尾根で右ターンしたので大日までの尾根は未踏なんです。

ここだけなので、庄部谷山近辺よりはマシと思うしかないでしょうかね。
大御影山と大日手前までの間は延々と続くブナ林に酔うことができます。

>緩やかな自然林の尾根を下ると「能登郷」と呼ばれる、かつて集落のあった場所の北端に下り立った。
滋賀県側の天増川(あますがわ)の源流に位置する能登郷は、大きく開けた谷間のあちこちから小川が流れ込み、渓畔林のそこここに湿地帯を形成している。
先日の八丁平もそんなイメージでしたが、集落跡ではないので能登郷のような生活感は味わえないでしょうね。


能登郷も生活の跡を感じさせるものは残ってませんが、田んぼか畑の跡らしき段差は見られました。


IMG_1991_1.JPG

天増川林道からは遠すぎるので、いっそ能登野から近江坂を越えて能登郷入り? も考えてみました。三十三間山経由で倉見に下るってのはどうでしょう?

逆コースで歩いたことあります。ちょうどいい行程だと思いますよ。 :D

「ノト」はアイヌ語で「岬」「半島」の意味があるそうですね。朝鮮半島からの渡来人絡みの地名かと思っていましたが…。地名って、ホント、面白いです。

そうなんですか。アイヌとは関係なさそうですが。

「サワグルミ」と読み違えそうになりました。樹木じゃないですよね(^_-)

草花ですね。 :D

IMG_1984_1.JPG

三重獄は湖東から見ても、比良より早く白くなり、伊吹より長く白いままです。長いこと、あの山はどこなんやろ?と思っていましたが、知って印象が増幅しました。ちーたろーさんじゃないけど、「ミエゴク」を検索ワードにしています。(笑)

湖東から見えるんですね。ヤフー積雪深でもこのあたりはいつも雪が多いです。

お土産はミョウガでなくてコゴミでしたか(^^♪
妙芽谷出合まで車で入れるんでしょうか?
谷筋にはそろそろ、願い下げのお出迎えが現れるんでしょうね(@_@。
時期を見て訪ねてみたいもんです。

      
座布団2枚ですね。 :lol:
林道は普通の車でも入れます。(大雨で荒れた後でもなければ)
若狭の谷にはヒルはいませんよ。少なくとも私は見たことありません。 :D

                  山日和
yamaneko0922
記事: 474
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by yamaneko0922 »

山日和さん 遅コメで失礼します。

昨年の今頃、妙芽谷〜大日〜能登郷〜大御影山のテン泊山行を致しました。私は妙芽谷を右俣から上がっておりますが、大御影山まではほぼ同様のコースを歩いているかと思いますが、私(達)が大御影山に到着したのは陽が沈む頃でした。

>左俣にも滝が懸かっているが、滝そのものよりも右岸の高みに立つカツラの大木の佇まいが素晴らしい。

確かにこの大樹の佇まいが素晴らしく、樹下に落ちる滝と相俟って一幅の絵のような光景だと思いました。
小生のrepではトチノキと書いておりますが、勘違いでした。repに訂正を入れさせて頂きました。

>大日に向かって進むと突然見たくない現実に襲われた。2年前に訪れた時も何本かのブナの大木が切られていた心が痛んだものだが、目の前の光景は絶望感に襲われるものだった。新しい送電鉄塔建設のために、豊かなブナ林が一面伐採されており、工事の真っ最中だった。

上記の昨年の山行時には既にあたり一帯のブナの樹が皆伐され、大樹の太い切り株がなんとも痛々しく思われました。

今年の積雪期に天増川源流域を周回する山行をしたのですが、その時には新たな紅白の大きな送電線が建っておりました。天増川集落の河原には送電線建設のための広い資材置き場が設けられており、そこからヘリで資材を運搬しているのだと思います。ちなみにこの周回の後半は延々と雨にも祟られ、暗澹たる気分で山を降りました。

>大日の先から南への支尾根に入るとホッとした。緩やかな自然林の尾根を下ると「能登郷」と呼ばれる、かつて集落
のあった場所の北端に下り立った。


大日の山頂の無残な光景を目にした後では能登郷の桃源郷のような景色を見るとなおさらのこと癒される感じがしますよね。
私もそう思いました。

>不用意に足を置くとズブッと沈んでしまうので注意が必要なほど湿って不安定な土地なのである。

確かに不用意に足を置いて沈み込みそうになりました。

>湿原状の場所にはサワオグルマだろうか、黄色い花が開き始めている。もう少し経って花期になれば、見事な群落が
見られるだろう。


昨年はサワオグルマが満開で、随所に広がる黄色い群落が新緑の湿原の中に華やかな色を添えていました。
写真の樹はハンノキだと思いますが、湿原や湿地に生える樹で、能登郷ならではの独特の林相を呈しているように思います。

大日岳の無残な状態を目にするのは居た堪れない気がするのですが、能登郷の長閑な情景を目指してまた再訪してみたくなりました。
山猫 🐾
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山日和
記事: 3289
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】新緑の能登郷と大御影山を歩く

投稿記事 by 山日和 »

山猫さん、どうもです。

昨年の今頃、妙芽谷〜大日〜能登郷〜大御影山のテン泊山行を致しました。私は妙芽谷を右俣から上がっておりますが、大御影山まではほぼ同様のコースを歩いているかと思いますが、私(達)が大御影山に到着したのは陽が沈む頃でした。

そのレポは拝見しました。ああいうゆったりしたテン泊を味わいたいものですが、なかなか・・・
普通に歩くなら右俣が正解です。左俣の上部は右俣の大滝から上のようにゆったりと歩けないですね。

上の二俣の高巻き
上の二俣の高巻き

確かにこの大樹の佇まいが素晴らしく、樹下に落ちる滝と相俟って一幅の絵のような光景だと思いました。
小生のrepではトチノキと書いておりますが、勘違いでした。repに訂正を入れさせて頂きました。


実に絵になる風景でしたね。 :D

上記の昨年の山行時には既にあたり一帯のブナの樹が皆伐され、大樹の太い切り株がなんとも痛々しく思われました。

なんともはやという光景ですね。ガックリとしか言いようがないです。 :oops:

今年の積雪期に天増川源流域を周回する山行をしたのですが、その時には新たな紅白の大きな送電線が建っておりました。天増川集落の河原には送電線建設のための広い資材置き場が設けられており、そこからヘリで資材を運搬しているのだと思います。ちなみにこの周回の後半は延々と雨にも祟られ、暗澹たる気分で山を降りました。

この日も朝からずっとヘリの音が鳴りやみませんでした。下では一体何のヘリだろうと思ってましたが、大日へ来て納得しました。


IMG_1913_1.JPG

大日の山頂の無残な光景を目にした後では能登郷の桃源郷のような景色を見るとなおさらのこと癒される感じがしますよね。
私もそう思いました。


そうですね~。ちょうどモノレールが発車したところで、並行して歩いてました。
とにかく早く天増川源流へ下りたかったですね。

>不用意に足を置くとズブッと沈んでしまうので注意が必要なほど湿って不安定な土地なのである。

確かに不用意に足を置いて沈み込みそうになりました。


そうそう。あんな場所にどうやって建物を作ったんでしょうね。 :?:


パノラマ2_1.jpg

昨年はサワオグルマが満開で、随所に広がる黄色い群落が新緑の湿原の中に華やかな色を添えていました。
写真の樹はハンノキだと思いますが、湿原や湿地に生える樹で、能登郷ならではの独特の林相を呈しているように思います。

もう少し遅ければ満開のお花畑を楽しめたんでしょうね。
木はハンノキですか。独特の雰囲気を醸し出してましたね。

大日岳の無残な状態を目にするのは居た堪れない気がするのですが、能登郷の長閑な情景を目指してまた再訪してみたくなりました。

それを避けるには能登野から入るしかないですね。
庄部谷山の現実も見たくないけど、ずっと目を逸らしてはいられないですね。 :oops:

                    山日和
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