【湖西】湖西の里山歩き 三国山・赤坂山・寒風山・大谷山
Posted: 2022年3月31日(木) 20:10
【日 付】2022年3月30日(水)
【山 域】湖西
【コース】黒河林道駐車地7:20---9:37三国山---10:30赤坂山---12:10大谷山---13:00寒風山---14:08マキノスキー場---14:53黒河林道駐車地
【メンバー】単独
年度末は平日に登れるので、少し遅いかと思いつつ湖西の山に登ることにした。マキノスキー場をすぎ白谷から黒河林道に入る。すぐに雪が道をおおい進めなくなったこので、ここに駐車した。林道は雪が解けて地面が見えている所もあるが、積もった雪が片斜面になっている所も多く通常なら緊張する場面だ。今週の雨で片斜面のコンクリート部分が顔を出し、歩けるので助かった。自然林の山の林道歩きは明るく気持ちがいい。高度を上げて進んでいくと黒河越のトイレが雪に沈んでいた。
尾根に沿って三国山に向けて上る。トレースは雨で流されたようで、時たま足跡かなと思われる物があるがノートレース状態でいい感じだ。頂上直下には白い台地がひろがり、大岩が見える。小谷に下りて直登するのが面倒なので、右手の尾根から上った。大岩のある山頂からは、これまでガスっていた乗鞍岳が見えだし、これから行く大谷山につながる山稜も見えてきた。三重嶽は厚い雲におおわれている。三国山は、近江・越前・若狭の三つの国の境界が出合う場所から名前はきている。黒河越は越前の敦賀につながる道になる。
三国山からゆるやかな斜面を下っていく。ここは若狭湾にそそぐ耳川のうつろ谷源頭にあたり日本庭園のように大岩が点在する雰囲気のいい所だ。以前うつろ谷を遡行した時にこのあたりに上ってきている。ただこの時は濃霧だったので、くわしくはわからない。砂地に巨岩が重なった稜線が明王禿で近江側が大きく崩れている。赤坂山の上りに入り振り返ると、三国山の三角の山容がかっこよく見える。赤坂山からは、琵琶湖だけでなく雲谷山の向こうに若狭湾も見える。思っていた以上に若狭は近い。
ここまで、雪はつながっていたが、まだらな感じになってきた。登山道を中心に地面が見えている。あまり人が歩いている感じはしないので不思議に思っていると、登山道が雪解け水の通路になっていて最初に雪が解けるようだ。スノーシューを脱いで鉄塔に向かって下っていく。沈み込みも少なくつぼ足で快適に下れる。
下りきった峠が粟柄越で昔から若狭と近江をむすぶ官道だった。うつろ谷を遡行した際は、ここを下山路に使った。若狭側には立派な道がつづいており、近江側には石仏があるようだ。若狭側の林道脇には粟柄関所跡があり、小浜藩の関所があり重要な道路であることがわかる。
上りは地面の見える登山道を使い、雪の斜面を下る感じで、雪原が広がる寒風山に到着。大谷山までの日の当たる登山道が見えており、一段と春山らしくなってきた。山頂直下の雪庇の厚さを見ると今年の雪の量が多かったのがわかる。大谷山に着くころにはガスも取れてきて、三国山までの稜線が見渡せる。なだらかな山容と越前・若狭と近江を長年にわたりつないできた地域にとって無くてはならない山々が連なっている。ここをどれだけの多くの人々が行き交ってきたのだろうかと思ってしまう。
寒風山まで戻ると遠く金糞山、伊吹山などの湖北の山々に白山も見えだした。マキノスキー場に下る尾根にはしっかりと雪が残っており快適に下れる。心配だったマキノスキー場への分岐以降の道は、雪が解けて登山道が表面に出ており難なく下れた。スキー場は閉鎖しているが、キャンプ場として営業しており数組のテントが張ってあった。ここから駐車地まで1時間車道を歩いて、帰路に就いた。
【山 域】湖西
【コース】黒河林道駐車地7:20---9:37三国山---10:30赤坂山---12:10大谷山---13:00寒風山---14:08マキノスキー場---14:53黒河林道駐車地
【メンバー】単独
年度末は平日に登れるので、少し遅いかと思いつつ湖西の山に登ることにした。マキノスキー場をすぎ白谷から黒河林道に入る。すぐに雪が道をおおい進めなくなったこので、ここに駐車した。林道は雪が解けて地面が見えている所もあるが、積もった雪が片斜面になっている所も多く通常なら緊張する場面だ。今週の雨で片斜面のコンクリート部分が顔を出し、歩けるので助かった。自然林の山の林道歩きは明るく気持ちがいい。高度を上げて進んでいくと黒河越のトイレが雪に沈んでいた。
尾根に沿って三国山に向けて上る。トレースは雨で流されたようで、時たま足跡かなと思われる物があるがノートレース状態でいい感じだ。頂上直下には白い台地がひろがり、大岩が見える。小谷に下りて直登するのが面倒なので、右手の尾根から上った。大岩のある山頂からは、これまでガスっていた乗鞍岳が見えだし、これから行く大谷山につながる山稜も見えてきた。三重嶽は厚い雲におおわれている。三国山は、近江・越前・若狭の三つの国の境界が出合う場所から名前はきている。黒河越は越前の敦賀につながる道になる。
三国山からゆるやかな斜面を下っていく。ここは若狭湾にそそぐ耳川のうつろ谷源頭にあたり日本庭園のように大岩が点在する雰囲気のいい所だ。以前うつろ谷を遡行した時にこのあたりに上ってきている。ただこの時は濃霧だったので、くわしくはわからない。砂地に巨岩が重なった稜線が明王禿で近江側が大きく崩れている。赤坂山の上りに入り振り返ると、三国山の三角の山容がかっこよく見える。赤坂山からは、琵琶湖だけでなく雲谷山の向こうに若狭湾も見える。思っていた以上に若狭は近い。
ここまで、雪はつながっていたが、まだらな感じになってきた。登山道を中心に地面が見えている。あまり人が歩いている感じはしないので不思議に思っていると、登山道が雪解け水の通路になっていて最初に雪が解けるようだ。スノーシューを脱いで鉄塔に向かって下っていく。沈み込みも少なくつぼ足で快適に下れる。
下りきった峠が粟柄越で昔から若狭と近江をむすぶ官道だった。うつろ谷を遡行した際は、ここを下山路に使った。若狭側には立派な道がつづいており、近江側には石仏があるようだ。若狭側の林道脇には粟柄関所跡があり、小浜藩の関所があり重要な道路であることがわかる。
上りは地面の見える登山道を使い、雪の斜面を下る感じで、雪原が広がる寒風山に到着。大谷山までの日の当たる登山道が見えており、一段と春山らしくなってきた。山頂直下の雪庇の厚さを見ると今年の雪の量が多かったのがわかる。大谷山に着くころにはガスも取れてきて、三国山までの稜線が見渡せる。なだらかな山容と越前・若狭と近江を長年にわたりつないできた地域にとって無くてはならない山々が連なっている。ここをどれだけの多くの人々が行き交ってきたのだろうかと思ってしまう。
寒風山まで戻ると遠く金糞山、伊吹山などの湖北の山々に白山も見えだした。マキノスキー場に下る尾根にはしっかりと雪が残っており快適に下れる。心配だったマキノスキー場への分岐以降の道は、雪が解けて登山道が表面に出ており難なく下れた。スキー場は閉鎖しているが、キャンプ場として営業しており数組のテントが張ってあった。ここから駐車地まで1時間車道を歩いて、帰路に就いた。