【西濃】土蔵越えて大ダワ初参りでリハビリ完了?
Posted: 2022年3月29日(火) 17:07
【日付】2022年3月25日(金)
【山域】西濃/土蔵岳~大ダワ
【ルート】川上トンネル西詰-土蔵岳-大ダワ-旧道の橋-駐車地
【天候】晴れのち薄曇り
【メンバー】単独
【コースタイム】駐車地7:55-・885休憩11:05~20ーco920ランチ休憩12:25~13:20-△1008土蔵岳13:50-△1067.5大ダワ15:06-南尾根分岐15:35ー・727標高点16:50ー八草川二俣の橋17:45-18:01駐車地
リハ山行part3はどこにしよう? ちょっと迷ったが未踏の大ダワに決める。なんどもプランにあげながら未だに踏んでいない。だから未踏か(^_-)
木之本からR303で八草トンネルを抜ける。まずは駐車地さがし。一時期のように国道両脇に雪壁…なんてことはないが、川上トンネル西口にはもともと車を置くようなスペースはない。少し引き返し橋を渡ると旧道との分岐近くの路肩に膨らみがある。ちょうど良い。右手だけど、ここをお借りしましょう。
準備して8時前にスタート。今回のルートは2年前の暮れの大雪の時、山日和さん+satoさんコンビが辿ったルート。そのまんまトレースを追うことにした。ただし、あのスマアシコンビでも総タイム9時間近く掛けている。もちろん、ランチタイムなど2時間以上の休憩を含む、お二人にとっては余裕の行程なんだろうが、これを省略すれば弱足爺でもグルリンポンできるんじゃないかいな? と勝手な自信を持ってしまうのだ。
枝尾根に取り付くと植林はすぐ自然林に変わる。さすがにこの時期、残雪も少なくなって、落葉の地肌が露わなところも。急斜面になったり平坦になったり…。右手にトンガリ帽子が青空に突き出している。「奥美濃の盟主」と称される蕎麦粒山だ。反対側には雄大な金糞岳。こちらは「湖北の金庫番」とでも称しておこう。
何度もニセピークに裏切られ、まだか、まだかと諦めかけたころ、やっとこさ・885標高点。なんと11時過ぎている。登山口から3時間余。いろいろロスタイムがあったにせよ、掛かり過ぎやで。この先が不安になる。
休憩は短時間。前方に見えだした土蔵岳~大ダワの稜線を見上げながら尾根を進む…のだが、いったん下り稜線に乗る辺りの地形が分かりにくい。幸い、トレースの残影が所々かすかに残っている。緩いアップダウンの尾根だがペースは上がらない。シャリバテか? 時計を見ればお昼を回ってしまった。土蔵岳手前のco920pでランチタイム。ややモヤっぽくなってきたが今日は遠方まで眺望が利く。
土蔵岳の山頂は一度だけ来たことがある。山頂から北西の猫ヶ洞へ行った時の通過点。広い平坦な山頂には、ブナの枝にピンクリボンと小さな山名タグが揺れていた。もう14時前だからそんなに時間はない。でも、このままピルトンで下山は面白くない。プランどおり大ダワまで足を伸ばそう。
土蔵岳と大ダワは標高差60m足らずの平坦な尾根だ。土蔵山頂からはスキーのトレースが続いている。ハッキリしているから今朝か昨日のものだろう。トレースに案内してもらい、奥美濃の山々やブナ林、雪庇やその割れ目、残雪の造形を楽しみながらの一人歩きは、シンドサを忘れさせてくれる。
だだっ広い雪原に出て、そろそろかな? と周りを眺めると、雪面に四角い穴凹。宴の跡だろう。近くのブナには例の青い山名プレートも。山頂だ! 大ダワは無雪期も含め初めてだ。これまで何度かチャレンジしたが、いずれも悪天候や途中撤退で「近くて遠い」山だったのだ。
やれやれ、とにかくこれで目標は達成だ。あとは、下手すれば闇下とのたたかいに引きずり込まれる。小休止だけでリターン。左下の下山尾根を確認しながら自分のトレースを辿る。ちょっと行き過ぎたかな? GPSで位置確認して修正。・1026から南に延びる尾根に取り付く。
いきなりの急斜面だ。さすがにスノーシューでは足が竦むのでチェーンスパイクに履きかえる。雪は緩んでいるが踏み込みはなさそうだ。
かなり狭い部分もある尾根なのにスキーのシュプールが残る。稜線にもあった同じ人のものだろう。立木や残雪の割れ目を避け、ターンや登り返しもこなすかなりのテクニックの持ち主だ。
付かず離れず快適に尾根を下る。が、それも・727の手前の急下りまで。スキーのトレースは東に延びる尾根に別れてしまった。あとはシカ?さんの足跡を頼りに南下。急斜面は雪も途切れ途切れ、起きだした木の枝を掴んで滑り落ちるように下る。いつものように最終盤のクライマックスシーンである。
それでも覚悟していた以上のアトラクションもなく、旧道沿いの耕作地に着地。八草川支流の橋に17時45分。なんと3回連続の同時刻下山となった。リハビリ3連発の仕上げになる今回の山行もいちおう満足と言える結果となった。
~びわ爺
【山域】西濃/土蔵岳~大ダワ
【ルート】川上トンネル西詰-土蔵岳-大ダワ-旧道の橋-駐車地
【天候】晴れのち薄曇り
【メンバー】単独
【コースタイム】駐車地7:55-・885休憩11:05~20ーco920ランチ休憩12:25~13:20-△1008土蔵岳13:50-△1067.5大ダワ15:06-南尾根分岐15:35ー・727標高点16:50ー八草川二俣の橋17:45-18:01駐車地
リハ山行part3はどこにしよう? ちょっと迷ったが未踏の大ダワに決める。なんどもプランにあげながら未だに踏んでいない。だから未踏か(^_-)
木之本からR303で八草トンネルを抜ける。まずは駐車地さがし。一時期のように国道両脇に雪壁…なんてことはないが、川上トンネル西口にはもともと車を置くようなスペースはない。少し引き返し橋を渡ると旧道との分岐近くの路肩に膨らみがある。ちょうど良い。右手だけど、ここをお借りしましょう。
準備して8時前にスタート。今回のルートは2年前の暮れの大雪の時、山日和さん+satoさんコンビが辿ったルート。そのまんまトレースを追うことにした。ただし、あのスマアシコンビでも総タイム9時間近く掛けている。もちろん、ランチタイムなど2時間以上の休憩を含む、お二人にとっては余裕の行程なんだろうが、これを省略すれば弱足爺でもグルリンポンできるんじゃないかいな? と勝手な自信を持ってしまうのだ。
枝尾根に取り付くと植林はすぐ自然林に変わる。さすがにこの時期、残雪も少なくなって、落葉の地肌が露わなところも。急斜面になったり平坦になったり…。右手にトンガリ帽子が青空に突き出している。「奥美濃の盟主」と称される蕎麦粒山だ。反対側には雄大な金糞岳。こちらは「湖北の金庫番」とでも称しておこう。
何度もニセピークに裏切られ、まだか、まだかと諦めかけたころ、やっとこさ・885標高点。なんと11時過ぎている。登山口から3時間余。いろいろロスタイムがあったにせよ、掛かり過ぎやで。この先が不安になる。
休憩は短時間。前方に見えだした土蔵岳~大ダワの稜線を見上げながら尾根を進む…のだが、いったん下り稜線に乗る辺りの地形が分かりにくい。幸い、トレースの残影が所々かすかに残っている。緩いアップダウンの尾根だがペースは上がらない。シャリバテか? 時計を見ればお昼を回ってしまった。土蔵岳手前のco920pでランチタイム。ややモヤっぽくなってきたが今日は遠方まで眺望が利く。
土蔵岳の山頂は一度だけ来たことがある。山頂から北西の猫ヶ洞へ行った時の通過点。広い平坦な山頂には、ブナの枝にピンクリボンと小さな山名タグが揺れていた。もう14時前だからそんなに時間はない。でも、このままピルトンで下山は面白くない。プランどおり大ダワまで足を伸ばそう。
土蔵岳と大ダワは標高差60m足らずの平坦な尾根だ。土蔵山頂からはスキーのトレースが続いている。ハッキリしているから今朝か昨日のものだろう。トレースに案内してもらい、奥美濃の山々やブナ林、雪庇やその割れ目、残雪の造形を楽しみながらの一人歩きは、シンドサを忘れさせてくれる。
だだっ広い雪原に出て、そろそろかな? と周りを眺めると、雪面に四角い穴凹。宴の跡だろう。近くのブナには例の青い山名プレートも。山頂だ! 大ダワは無雪期も含め初めてだ。これまで何度かチャレンジしたが、いずれも悪天候や途中撤退で「近くて遠い」山だったのだ。
やれやれ、とにかくこれで目標は達成だ。あとは、下手すれば闇下とのたたかいに引きずり込まれる。小休止だけでリターン。左下の下山尾根を確認しながら自分のトレースを辿る。ちょっと行き過ぎたかな? GPSで位置確認して修正。・1026から南に延びる尾根に取り付く。
いきなりの急斜面だ。さすがにスノーシューでは足が竦むのでチェーンスパイクに履きかえる。雪は緩んでいるが踏み込みはなさそうだ。
かなり狭い部分もある尾根なのにスキーのシュプールが残る。稜線にもあった同じ人のものだろう。立木や残雪の割れ目を避け、ターンや登り返しもこなすかなりのテクニックの持ち主だ。
付かず離れず快適に尾根を下る。が、それも・727の手前の急下りまで。スキーのトレースは東に延びる尾根に別れてしまった。あとはシカ?さんの足跡を頼りに南下。急斜面は雪も途切れ途切れ、起きだした木の枝を掴んで滑り落ちるように下る。いつものように最終盤のクライマックスシーンである。
それでも覚悟していた以上のアトラクションもなく、旧道沿いの耕作地に着地。八草川支流の橋に17時45分。なんと3回連続の同時刻下山となった。リハビリ3連発の仕上げになる今回の山行もいちおう満足と言える結果となった。
~びわ爺