【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

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わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2022年3月12日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】朝明駐車地7:23---9:57小峠---11:35イブネ---12:07クラシ---14:09神崎川渡渉点---15:23朝明駐車地
【メンバー】単独

 春の足音が近づき気温も15度を超すようになってきた。朝明をすぎいつもの砂防学習棟の駐車場に停めようとすると除雪の雪溜めに使われていたようでアスファルトの残骸が積もり使えない。先にあるヘアピンカーブの駐車場に停めた。登山口から雪があり根の平峠に向かう。峠からは上部がガスにおおわれたイブネ台地が正面に見える。峠でスノーシューをつけガスが取れるのを期待しながら上水晶方面へ雪原を歩く。


イブネ
イブネ

 上水晶谷を越え神崎川の渡渉点に下る。雪をかぶった岩と飛び石をつないで濡れずに渡れたが、ここ数日の陽気で水量は多めだ。小峠への谷はV字に浸食され苦労すると思いきや雪が程よく谷を埋め尽くし、普通の登山道のような感じで楽に上れた。

 気温が高いので沈み込みは大きめながらも高昌鉱山の分岐をすぎ上っていく。やせた岩尾根にかわりスノーシューでは登れなくなったので、ツボ足で進む。沈み込みが大きい程度ならいいのだが、日の当たる尾根のためか岩の斜面まで抜けていく。おまけに今年の鈴鹿は雪が多い。とにかく雪がまったくあてにならない。ストックも片づけて、木に足をかけ木と岩で体を持ち上げて進む。雪山でモンキークライムをするとは思ってもみなかった。


苔の丘
苔の丘

 高昌山が左手に見えてくると尾根も広がりスノーシューがつけられた。ただ、その先のイブネのガスは取れていない。ここからイブネまでは距離がありそうに思えたがすぐだった。北端に着くとkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがガスをまとったクラシを背に映えている。イブネ・チョウシがガスの中に見え隠れしている。雨乞岳方面は東雨乞の斜面がわかる程度だ。

イブネ北端よりクラシ
イブネ北端よりクラシ

 クラシに向かうとイブネの北斜面の苔が顔を出している。この1週間で雪がとけた感じだ。クラシには、再びkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがあり、昨年の5月に設置したようだ。イブネ台地のガスは相変わらずで、御在所や東雨乞が見えたり見えなかったりといった感じで、晴れる気配はない。風を避けて木の下で昼食を取った。

チョウシ
チョウシ

 下りはP900に続く北東尾根を使う。最初に来た頃は、クラシ谷に向けてのテープに悩まされながら尾根を下った覚えがある。クラシ谷に向けてのテープは撤去され、以前来た時には無かった白テープが増え間違いようがない。ぐずぐず雪も下りなので問題ない。途中でクラシ北尾根のクラジャンがきれいに見えた。朝登った小峠からのやせ尾根より下りのルートとしてはこちらの方が安全だろう。P900付近には見覚えのあるブナが尾根筋に何本かあらわれる。P900を過ぎ尾根が二股に分かれ、ここから南東尾根を下る。白テープに導かれて進むが、最後は古い赤テープどうりに進むと尾根の末端に軟着陸する。

クラジャン
クラジャン

 クラシ谷を下り神崎川左岸道に合流するが、あまり歩かれていない。トレースもはっきりせず、スノーシューでは厳しい所があったのでここだけツボ足で通過した。タケ谷への渡渉点に着いた。水量が多く濡れずに渡渉するのは難しい。しかたがないので、靴を脱いではだしで渡渉した。さすがに冷たく足の感覚も無くなった。雪原で、靴下をはき靴をつけると暖かくすぐに足の感覚が戻ってきた。

 タケ谷道からはクラシがきれいに見える。ようやくガスも消えたようだ。

アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

投稿記事 by 山日和 »

わりばしさん、こんにちは。

春の足音が近づき気温も15度を超すようになってきた。

この日は15度どころじゃなかったですね。私は腕まくりして歩いてました。 :lol:

朝明をすぎいつもの砂防学習棟の駐車場に停めようとすると除雪の雪溜めに使われていたようでアスファルトの残骸が積もり使えない。先にあるヘアピンカーブの駐車場に停めた。

ここ、私も大昔はたまに停めてました。わりばしさんは朝明駐車場に停めない派?

上水晶谷を越え神崎川の渡渉点に下る。雪をかぶった岩と飛び石をつないで濡れずに渡れたが、ここ数日の陽気で水量は多めだ。

うまく渡れましたね。ここで靴を脱ぐのはめんどくさいですからね。

沈み込みが大きい程度ならいいのだが、日の当たる尾根のためか岩の斜面まで抜けていく。おまけに今年の鈴鹿は雪が多い。とにかく雪がまったくあてにならない。ストックも片づけて、木に足をかけ木と岩で体を持ち上げて進む。雪山でモンキークライムをするとは思ってもみなかった。

おおっ、このルートでそんな苦労があるとは。 :!: 雪はまだまだ十分ですね。

高昌山が左手に見えてくると尾根も広がりスノーシューがつけられた。ただ、その先のイブネのガスは取れていない。ここからイブネまでは距離がありそうに思えたがすぐだった。北端に着くとkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがガスをまとったクラシを背に映えている。イブネ・チョウシがガスの中に見え隠れしている。雨乞岳方面は東雨乞の斜面がわかる程度だ。

おやおや、この日の鈴鹿は天気イマイチでしたか。奥越は10時を過ぎると快晴になりましたよ。

クラシには、再びkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがあり、昨年の5月に設置したようだ。

なくなったらまた付け直すんですね。何も残さない派の私には理解できませんが。

下りはP900に続く北東尾根を使う。最初に来た頃は、クラシ谷に向けてのテープに悩まされながら尾根を下った覚えがある。クラシ谷に向けてのテープは撤去され、以前来た時には無かった白テープが増え間違いようがない。

テープが自分の行きたい方に導いてくれる保証はないし、自分で判断するしかないですよね。
しかし、谷へ誘い込むようなテープは一般登山者には迷惑でしょう。

P900付近には見覚えのあるブナが尾根筋に何本かあらわれる。

このあたりはいいところです。

P900を過ぎ尾根が二股に分かれ、ここから南東尾根を下る。白テープに導かれて進むが、最後は古い赤テープどうりに進むと尾根の末端に軟着陸する。

クラシ谷へ下り立ったあたりの雰囲気もいいですね。 :D

タケ谷への渡渉点に着いた。水量が多く濡れずに渡渉するのは難しい。しかたがないので、靴を脱いではだしで渡渉した。さすがに冷たく足の感覚も無くなった。雪原で、靴下をはき靴をつけると暖かくすぐに足の感覚が戻ってきた。

これは厳しいですね。さりとてここで靴に浸水してしまうと先が長いし。
ポリ袋を履いてガムテープでギチギチに巻くという手もあります。 :mrgreen:

                 山日和
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

投稿記事 by biwaco »

わりばしさん、どうも~(^_-)

雪のイブネは、まだ歩いたことありません。
この台地、伊勢側からと近江側からとでは、どっちが近いでしょうね?
地図を見ると、甲津畑からより朝明からの方が近そうですが、根の平峠越えなどアップダウンは多そうですね(?_?)
スカイラインからだと雨乞岳越えになりますし…。ひょっとして、杠葉尾から銚子ヶ口のルートが最短かも(@_@;)
 気温が高いので沈み込みは大きめながらも高昌鉱山の分岐をすぎ上っていく。やせた岩尾根にかわりスノーシューでは登れなくなったので、ツボ足で進む。沈み込みが大きい程度ならいいのだが、日の当たる尾根のためか岩の斜面まで抜けていく。
いつかのオフ会の時、ここ下りましたが、なかなかの岩場続きでヒヤリハットでした。この時期には、まるで修験道じゃないですか(@_@;)
北端に着くとkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがガスをまとったクラシを背に映えている。
クラシには、再びkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがあり、昨年の5月に設置したようだ。
kitayama表札製作所謹製。ありますねえ、鈴鹿以外の山域にも、どこかしこに(^_-)
タケ谷への渡渉点に着いた。水量が多く濡れずに渡渉するのは難しい。しかたがないので、靴を脱いではだしで渡渉した。さすがに冷たく足の感覚も無くなった。
濡れるのは嫌ですね、この時期。夏なら靴のままでも平気ですけど。
3月も半ば過ぎてまだ鈴鹿で雪が楽しめるって、何年ぶりでしょう? そろそろ、賞味期限も切れそうですので、味わうなら今のうちでしょうね(^_-)

          ~びわ爺
アバター
わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、山日和さん。

春の足音が近づき気温も15度を超すようになってきた。

この日は15度どころじゃなかったですね。私は腕まくりして歩いてました。 :lol:

帰ってきたらザックがべちょべちょに濡れていました。
ガスっているので、腕まくりって感じではなかったです。


朝明をすぎいつもの砂防学習棟の駐車場に停めようとすると除雪の雪溜めに使われていたようでアスファルトの残骸が積もり使えない。先にあるヘアピンカーブの駐車場に停めた。

ここ、私も大昔はたまに停めてました。わりばしさんは朝明駐車場に停めない派?

そうでもないのですが・・
雪山はこちらの方が近いので朝明駐車場は使わないですね。


上水晶谷を越え神崎川の渡渉点に下る。雪をかぶった岩と飛び石をつないで濡れずに渡れたが、ここ数日の陽気で水量は多めだ。

うまく渡れましたね。ここで靴を脱ぐのはめんどくさいですからね。

両岸に雪が残っていてうまくつないでくれました。
上水晶谷も雪でつながっているような場所も残っていて
今年は雪が多いんだとあらためて感じました。


沈み込みが大きい程度ならいいのだが、日の当たる尾根のためか岩の斜面まで抜けていく。おまけに今年の鈴鹿は雪が多い。とにかく雪がまったくあてにならない。ストックも片づけて、木に足をかけ木と岩で体を持ち上げて進む。雪山でモンキークライムをするとは思ってもみなかった。

おおっ、このルートでそんな苦労があるとは。 :!: 雪はまだまだ十分ですね。

やせ尾根で雪が切れることはなかったです。
先週の日曜日も降りましたしね。

高昌山が左手に見えてくると尾根も広がりスノーシューがつけられた。ただ、その先のイブネのガスは取れていない。ここからイブネまでは距離がありそうに思えたがすぐだった。北端に着くとkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがガスをまとったクラシを背に映えている。イブネ・チョウシがガスの中に見え隠れしている。雨乞岳方面は東雨乞の斜面がわかる程度だ。

おやおや、この日の鈴鹿は天気イマイチでしたか。奥越は10時を過ぎると快晴になりましたよ。

ビックリです。
こちらは、ずっとガスに取りつかれていました。


釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳

クラシには、再びkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがあり、昨年の5月に設置したようだ。

なくなったらまた付け直すんですね。何も残さない派の私には理解できませんが。

ガスには良く映えておりました。
これまでに何枚作ったのだろうか?

P3120021.JPG

下りはP900に続く北東尾根を使う。最初に来た頃は、クラシ谷に向けてのテープに悩まされながら尾根を下った覚えがある。クラシ谷に向けてのテープは撤去され、以前来た時には無かった白テープが増え間違いようがない。

テープが自分の行きたい方に導いてくれる保証はないし、自分で判断するしかないですよね。
しかし、谷へ誘い込むようなテープは一般登山者には迷惑でしょう。


ここも人の通らないルートでしたが
そうでもないようです。
今回は鈴鹿で一人も人に会わず
静かな山旅でした。


P900付近には見覚えのあるブナが尾根筋に何本かあらわれる。

このあたりはいいところです。

コバって感じで風情がありますよね。

P3120025.JPG

P900を過ぎ尾根が二股に分かれ、ここから南東尾根を下る。白テープに導かれて進むが、最後は古い赤テープどうりに進むと尾根の末端に軟着陸する。

クラシ谷へ下り立ったあたりの雰囲気もいいですね。 :D

雪山ですから・・
登山道に合流したって感じです。


タケ谷への渡渉点に着いた。水量が多く濡れずに渡渉するのは難しい。しかたがないので、靴を脱いではだしで渡渉した。さすがに冷たく足の感覚も無くなった。雪原で、靴下をはき靴をつけると暖かくすぐに足の感覚が戻ってきた。

これは厳しいですね。さりとてここで靴に浸水してしまうと先が長いし。
ポリ袋を履いてガムテープでギチギチに巻くという手もあります。
:mrgreen:

思ったより深くて・・
ポリ袋でも苦労したかもしれません。

         
アバター
わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】ぐずぐずのイブネは遠い

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、biwacoさん。

雪のイブネは、まだ歩いたことありません。
この台地、伊勢側からと近江側からとでは、どっちが近いでしょうね?
地図を見ると、甲津畑からより朝明からの方が近そうですが、根の平峠越えなどアップダウンは多そうですね(?_?)
スカイラインからだと雨乞岳越えになりますし…。ひょっとして、杠葉尾から銚子ヶ口のルートが最短かも(@_@;)

トレース次第でしょうね。
今年は雪が多くて朝明からイブキに行く人も少ないようです。
杠葉尾から銚子ヶ口のルートだとトレースは期待できないでしょうし
結構アップダウンあります。

 気温が高いので沈み込みは大きめながらも高昌鉱山の分岐をすぎ上っていく。やせた岩尾根にかわりスノーシューでは登れなくなったので、ツボ足で進む。沈み込みが大きい程度ならいいのだが、日の当たる尾根のためか岩の斜面まで抜けていく。
いつかのオフ会の時、ここ下りましたが、なかなかの岩場続きでヒヤリハットでした。この時期には、まるで修験道じゃないですか(@_@;)

最初に歩いたころは尾根の南側をトラバースした記憶があります。
ぐずぐず雪の下りはお勧めしません。
イブネ台地はガスだし修行みたいなもんです。
:mrgreen:

P3120014.JPG
北端に着くとkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがガスをまとったクラシを背に映えている。
クラシには、再びkitayamawalkeさんのオレンジのプレートがあり、昨年の5月に設置したようだ。
kitayama表札製作所謹製。ありますねえ、鈴鹿以外の山域にも、どこかしこに(^_-)

マネーロンダリングで忙しいと思いますが
いつ作っているんでしょうね。
事務所に専用工房でもあるんでしょうか。
:lol:

クラシ
クラシ
タケ谷への渡渉点に着いた。水量が多く濡れずに渡渉するのは難しい。しかたがないので、靴を脱いではだしで渡渉した。さすがに冷たく足の感覚も無くなった。
濡れるのは嫌ですね、この時期。夏なら靴のままでも平気ですけど。
3月も半ば過ぎてまだ鈴鹿で雪が楽しめるって、何年ぶりでしょう? そろそろ、賞味期限も切れそうですので、味わうなら今のうちでしょうね(^_-)

本当にこの時期の鈴鹿の雪は久しぶりです。
渡渉してソックスをはくとすぐに暖かくなってきたので、これで正解のようにも思います。
さて3月末は北進だあ。  

      
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