【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2022年1月16日(日)
【山 域】台高
【コース】千石林道駐車場8:05---9:45林道終点---11:20喜平小屋大滝---12:20林道終点---13:35千石林道駐車場
【メンバー】単独

 飯高町には、氷瀑の名所が3か所ある。布引滝、風折滝、喜平小屋大滝で、今年は例年より冷え込んでいるので期待ができる。以前は3カ所ともこの時期に人を見かけることは無かったが、布引滝と風折滝は年々人臭くなってきている。先週は人の多いルート取りだったので、今週は静寂が約束されている喜平小屋大滝に向かうことにした。

 千石林道の車止めに駐車し歩き出す。いつもは沢靴なのだが、雪の季節はそうはいかない。ハンワグの重い革靴をはいているので、林道歩きに時間がかかる。千石林道に今年は人が入っていないようで、足跡は皆無。かわりに獣の足跡だらけで、獣達の天国になっていた。いつもは見ない鹿やサルの群れに出くわした。雪に慣れていないこのあたりの獣たちは、雪が降ると林道や登山道や杣道をよく使っている。日陰の林道は凍っているので気を遣う。沢筋のツララもいい感じで育ってきている。


P1160028.JPG

 千石林道は年末まで井戸谷の崩落地の工事をしていたので整っている。工事はほぼ完了しており、崩落地点には金属ネットが張られていた。この先のえぐれた林道も直すようでピンクテープの目印がそこかしこに付けられていた。

 林道終点よりトレースのない杣道を喜平小屋谷出合に向けて下っていく。出合は水がしっかり流れており浅い所を選んで渡った。堰堤の渡渉は、堰堤上を歩き対岸に渡ろうとすると氷がわれてズボッ。すぐに二の足で先に進んだので濡れずにすんだが、水が普通に流れているので、薄く張った氷には気をつけないといけないようだ。


P1160029.JPG

 無雪期に喜平小屋谷を歩くときは安全な谷を歩くのだが、この時期は、以前歩かれていた杣道を使う。微妙な所もあるが、水の流れる雪の谷を歩くわけにはいかない。雪は、斜面に乗っかっている状態でその下が凍っている訳でもない。気をつかうところでは一歩一歩雪の下を確かめながら歩くしかない。

 2カ所巻いて植林地に着く。ここでアイゼンを付け、ピッケルも準備。植林地の急斜面もアイゼンとピッケルで安定して上っていける。上ると喜平小屋谷三俣の蓮乾留第3工場跡で、石垣はわかるが大量の土管やレンガは雪に埋もれてしまっている。杣道を谷沿いに進み、栃の木が見えたあたりで谷に下りる。雪につつまれた水の流れる谷を足場を確認しながらルート工作して渡った。

 右俣の出合滝は凍っているが雪に埋もれて滝のようには見えない。左俣のスダレ滝に向かい上っていく。ここまでくると、谷の水が凍りその上に雪が乗っている所が多くなる。スダレ滝はきれいに凍結しており見ごたえがある。この先、15m前後の滝が続き連瀑になる。その先の壁から氷のカーテンが垂れているのが見える。喜平小屋大滝の氷瀑上部だ。


右俣出合滝
右俣出合滝

 乾留工場の正面にスダレ滝があり、その先に喜平小屋大滝の一部が見える。大正時代に工場が稼働していたころは、工員達もこの氷瀑を見たに違いない。

スダレ滝
スダレ滝

 ここから連獏帯の巻きにかかる。最初は、左岸のザレた斜面を上る。雪はあるが、乗っている状態でザレにアイゼンをかませていく。小尾根に取りつけそうな場所からトラバースするが、雪の下が岩だったり滑りやすい土壁だったりするので確認しながら進む。谷は雪につつまれた急な斜面の連瀑で、あんな所に落ちたくない。できれば連瀑帯の上までトラバースしていきたい。

 どうにか連瀑帯の上に着き。見上げると、氷が積みあがった斜面の上に下段部の氷壁があり、その上に青い光を放つタケノコが成長していた。落口からも氷柱が伸びてきており、タケノコにミストが降り注いでいる。寒い冬が続けば、今年は氷柱と氷筍がつながるかもしれない。そうすれば下段部10mに10m氷筍に氷柱がつながり40mの氷瀑ができる。

P1160027.JPG

 下段部を上ろうと、ピッケルにハンマーを持って近づくと氷壁の裏側は水が音を立てて流れている。これでは、どうしようもない。当初は周回を予定していたが、雪も解けだし腐りかけはじめたので、ここで休憩し、来た道を戻った。

 見ごたえのある喜平小屋大滝の氷瀑に出会えて良かった。



 
最後に編集したユーザー わりばし [ 2022年1月18日(火) 04:42 ], 累計 1 回
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

昨年の喜平小屋大滝
昨年の喜平小屋大滝



わりばしさん、こんばんは。

【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

おお!! 早くも行かれましたか。

【日 付】2022年1月17日(日)

昨年のカレンダーを今年も使っているの?

【コース】千石林道駐車場8:05---9:45林道終点 12:20林道終点---13:35千石林道駐車場
     ハンワグの重い革靴をはいているので、林道歩きに時間がかかる。


やっぱり足速いですね。

 飯高町には、氷瀑の名所が3か所ある。布引滝、風折滝、喜平小屋大滝
以前は3カ所ともこの時期に人を見かけることは無かったが、布引滝と風折滝は年々人臭くなってきている。


風折滝は氷瀑の名所として人気がありますが、布引滝にも人が押し寄せているのですか?

この先のえぐれた林道も直すようでピンクテープの目印がそこかしこに付けられていた。

工事期間は3月4日までとなっていたけど雪でも工事をするのかな?

その上に青い光を放つタケノコが成長していた。

画像を見ると昨年と同じような所にくびれがありますね。どんな条件でできるのかな?

寒い冬が続けば、今年は氷柱と氷筍がつながるかもしれない。

天蓋と氷筍が繋がって巨大な氷柱になったら見ごたえあるでしょうね。
あと半月間低温が続いてくれないかな。

 下段部を上ろうと、ピッケルにハンマーを持って近づくと氷壁の裏側は水が音を立てて流れている。

ナズナさんも登ろうとしていました。
懸垂0回のグーは後ろで見ているだけ。

当初は周回を予定していたが、

千石東峰から国有林巡視路を下る予定でしたか。

 見ごたえのある喜平小屋大滝の氷瀑に出会えて良かった。

半月後まで低温が続いたら行ってみようかな。


                    グー(伊勢山上住人)
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、グーさん。

【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

おお!! 早くも行かれましたか。

【日 付】2022年1月17日(日)

昨年のカレンダーを今年も使っているの?

ハハハ、昨年は月曜始まりで今年は日曜始まりのカレンダーだったので間違えちゃいました。

【コース】千石林道駐車場8:05---9:45林道終点 12:20林道終点---13:35千石林道駐車場
     ハンワグの重い革靴をはいているので、林道歩きに時間がかかる。


やっぱり足速いですね。

途中から飯高JAZZCAFEに行く気満々でした。
2月はマスターが熊本に花と緑の博覧会のツリーハウスの指導に行くのでお休みです。


P1160036.JPG

 飯高町には、氷瀑の名所が3か所ある。布引滝、風折滝、喜平小屋大滝
以前は3カ所ともこの時期に人を見かけることは無かったが、布引滝と風折滝は年々人臭くなってきている。


風折滝は氷瀑の名所として人気がありますが、布引滝にも人が押し寄せているのですか?

布引滝もこの時期のレポがヤマレコに載りました。
GPS頼りに知らない人が行かない方がいいと思いますが・・
結構影響力ありますからねえ・・


この先のえぐれた林道も直すようでピンクテープの目印がそこかしこに付けられていた。

工事期間は3月4日までとなっていたけど雪でも工事をするのかな?

どうですかね?
例年の雪の感じだと計画していてもおかしくありませんが・・
どうするんでしょうね。


P1160012.JPG

その上に青い光を放つタケノコが成長していた。

画像を見ると昨年と同じような所にくびれがありますね。どんな条件でできるのかな?

中段の傾斜した少し出っ張った岩の辺りに氷筍が出来るので、その影響ですかね?

寒い冬が続けば、今年は氷柱と氷筍がつながるかもしれない。

天蓋と氷筍が繋がって巨大な氷柱になったら見ごたえあるでしょうね。
あと半月間低温が続いてくれないかな。


本当にそうですね。
この日も、陽ざしが暖かく林道や日の当たる斜面の雪は解けました。
どうなのかな?


 下段部を上ろうと、ピッケルにハンマーを持って近づくと氷壁の裏側は水が音を立てて流れている。

ナズナさんも登ろうとしていました。
懸垂0回のグーは後ろで見ているだけ。


ナズナさんがあきらめたのを読んで、わざわざハンマーまで持って行ったのに・・
すごい勢いのある水音には、参りました。 :mrgreen:


P1160033.JPG

当初は周回を予定していたが、

千石東峰から国有林巡視路を下る予定でしたか。

当たりです。

 見ごたえのある喜平小屋大滝の氷瀑に出会えて良かった。

半月後まで低温が続いたら行ってみようかな。


この数年の冬の中では、条件がそろっていますね。
ただ、天気予報が当たるかどうか。 :lol:


                    
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by わりばし »

再びおはようございます、グーさん。

 飯高町には、氷瀑の名所が3か所ある。布引滝、風折滝、喜平小屋大滝
以前は3カ所ともこの時期に人を見かけることは無かったが、布引滝と風折滝は年々人臭くなってきている。


風折滝は氷瀑の名所として人気がありますが、布引滝にも人が押し寄せているのですか?


期待を持って布引滝に行きましたが、真ん中が落ちちゃっていました。
里に近い方は暖かいのかな?


P1220007.JPG

登山道は以前と同じですが、テープが増えケルンがやたらとありました。
この日も、布引滝で人に会いました。
恐るべしヤマレコ効果です。

グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

ヌタハラ谷不動滝
ヌタハラ谷不動滝


わりばしさん、こんにちは。弱い雨が降ってきました。
氷瀑を崩すほど降らないといいのですが。

期待を持って布引滝に行きましたが、真ん中が落ちちゃっていました。
里に近い方は暖かいのかな?


この三段目の氷瀑が立っていられるのは日中の気温も氷点下でないとダメでしょう。
となると平地の気温が5℃以下でしょうか。
四段目は全面氷瀑していましたか?

グーは布引滝にしようかと迷いましたが、やっぱりヌタハラ谷に行きました。
今冬は大雨が降らないので期待していたのですが、不動滝の氷筍は期待ほど高くなっていませんでした。
コウセ滝は氷瀑の上に雪が乗っていて氷瀑に見えませんでした。

登山道は以前と同じですが、テープが増えケルンがやたらとありました。

皆さん、危うい崩落谷のトラバースに行かれてますか。


            グー(伊勢山上住人)
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、グーさん。

弱い雨が降ってきました。
氷瀑を崩すほど降らないといいのですが。


なんか暖かくなりそうですね。
喜平小屋大滝もこのまま育ってくれるといいのですが・・


期待を持って布引滝に行きましたが、真ん中が落ちちゃっていました。
里に近い方は暖かいのかな?


この三段目の氷瀑が立っていられるのは日中の気温も氷点下でないとダメでしょう。
となると平地の気温が5℃以下でしょうか。
四段目は全面氷瀑していましたか?


この条件はなかなか厳しいでしょうね。
三段目はこの日もえらい勢いで崩れ始めていました。
四段目は全面氷瀑していますが、中には水が流れています。


グーは布引滝にしようかと迷いましたが、やっぱりヌタハラ谷に行きました。
今冬は大雨が降らないので期待していたのですが、不動滝の氷筍は期待ほど高くなっていませんでした。
コウセ滝は氷瀑の上に雪が乗っていて氷瀑に見えませんでした。


やっぱり思っていた以上に暖かいのでしょうね。
雨も少なく他の条件はそろっているのに。
氷瀑に雪が積もると普通の斜面になっちゃいます。



登山道は以前と同じですが、テープが増えケルンがやたらとありました。

皆さん、危うい崩落谷のトラバースに行かれてますか。

崩落地の先にケルンは多いので崩落谷のトラバースはしていますね。
雪はありませんでしたが、アイゼンをつけて通過しました。
それと、登山道から三段目に下りる谷が完璧に凍っているので
最後は右手の小尾根に逃げた方か安全だと思います。
こんな感じです。

P1220015.JPG
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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【台高】喜平小屋大滝の氷筍は大きく育ち天上合体間近

投稿記事 by わりばし »

 今週は台高の山々にも雪雲が舞い降りた。雪の降りしきる中2月5日(土)に喜平小屋大滝に出向いた。
以前よりも氷筍が太くなりその上に滝口からの氷柱の塊が乗っている。
青い氷筍と天上からの氷柱の間はもう少し。


P2050021.JPG

このまま氷筍が育ち氷柱と合体するのを祈るばかりだ。
ここまで育ったのは何年ぶりだろうか。

グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】喜平小屋大滝の青い氷筍は育ちざかり

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2/5は南国陽だまりオハイ
2/5は南国陽だまりオハイ



わりばしさん、こんにちは。

雪の降りしきる中2月5日(土)に喜平小屋大滝に出向いた。

ええっ? あの気象条件の中を歩きに行ったの?
画像が霞んで写っていますやんか。
なんぼ風陰になる千石林道でも寒風が厳しかったでしょう。

以前よりも氷筍が太くなりその上に滝口からの氷柱の塊が乗っている。
青い氷筍と天上からの氷柱の間はもう少し。


氷筍は崩れずに成長していましたか。
喜平小屋大滝の標高は1000m。ヌタハラ不動滝の標高は1050m。
不動滝は南東に開けているから太陽の直射を受けて氷筍が崩れたのかな。

このまま氷筍が育ち氷柱と合体するのを祈るばかりだ。
ここまで育ったのは何年ぶりだろうか。


う~ん・・・
次の休みは行かなきゃならないのかな。


           グー(伊勢山上住人)
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】喜平小屋大滝の氷筍は大きく育ち天上合体間近

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、グーさん。

雪の降りしきる中2月5日(土)に喜平小屋大滝に出向いた。

ええっ? あの気象条件の中を歩きに行ったの?
画像が霞んで写っていますやんか。
なんぼ風陰になる千石林道でも寒風が厳しかったでしょう。


蓮小学校跡近くの小屋以降は轍なしでした。
千石林道もしっかり積もっていて
朝の私のトレースを獣たちが使っていました。
林道ではしんしんと降っている感じで
時折、谷風で雪が舞い上がっていました。


P2050001.JPG

以前よりも氷筍が太くなりその上に滝口からの氷柱の塊が乗っている。
青い氷筍と天上からの氷柱の間はもう少し。


氷筍は崩れずに成長していましたか。
喜平小屋大滝の標高は1000m。ヌタハラ不動滝の標高は1050m。
不動滝は南東に開けているから太陽の直射を受けて氷筍が崩れたのかな。


標高と日陰の谷というのが大きいのでしょうね。
期待どうりの青筍に育ってくれました。


P2050015.JPG

このまま氷筍が育ち氷柱と合体するのを祈るばかりだ。
ここまで育ったのは何年ぶりだろうか。


う~ん・・・
次の休みは行かなきゃならないのかな。


気をつけて
行ってみてください。
つながっているといいですね。 :mrgreen:

         
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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【台高】20220212喜平小屋大滝の氷筍

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2月12日の喜平小屋大滝
2月12日の喜平小屋大滝



寒い冬が続けば、今年は氷柱と氷筍がつながるかもしれない。
青い氷筍と天上からの氷柱の間はもう少し。
このまま氷筍が育ち氷柱と合体するのを祈るばかりだ。

ここまでわりばしさんに煽られたら行かざるを得ません。


【 日 付 】  令和4年2月12日(土)
【 山 域 】  台高
【 天 候 】  晴れ ほとんど無風
【 ルート】千石林道ゲート7:35--11:45大滝12:25--13:00右俣---16:35駐車地
【メンバー】  グー単独


千石林道ゲートに雪は全く無い。硬い冬靴での林道歩きは疲れる。
井戸谷一番上の工事個所を過ぎてやっと雪が現れたがそれも日陰だけ。
昨日歩いたであろう靴跡が残っている。グーと同じぐらい大足だ。
喜平小屋谷出合に向かうトラバース道にトレースは無い。
念のためアイゼンを付けたが、日の当たる南斜面に雪は残っていなかった。

出合を渡渉し第2乾溜工場跡に登るとトレースは左上に向かっていた。
「喜平小屋大滝の氷筍が目的じゃなかったのか」
えん堤の上を渡渉し河原を過ぎると突然に右からトレースが現れた。
「??? 左に消えた足跡が右から現れた?」
まあ、トレースがあるのはありがたい。ラッセル泥棒を決め込む。
が、右岸に渡り、とんでもなく切り立った岩をよじ登っている。
「グー登れません」引き返し左岸の杣道を辿る。
第3乾溜工場跡を過ぎたところで足跡は右岸から左岸に渡ってきた。
「?? グーはここから右岸に渡るのだけど」


スダレ滝
スダレ滝

スダレ滝は雪をかぶっていて氷瀑に見えない。
急斜面は山肌の出たトレースよりも雪崩た跡の方が登りやすい。
大滝への最後のルートは・・・「えええっ?! そんな所を歩くの?」
グーは今まで谷に下りて流れの横を登り岩の間から登っていたが
谷中の雪はこんもりと積もっていてダレも歩いた形跡がない。
「わりばしさんも谷中は歩かないのか」
こわごわトレースを辿って喜平小屋大滝下に到着した。
喜平小屋大滝の氷筍は高く成長していた。
しかし天蓋は大きく崩落して落ち口が丸見えになっている。
滝下に転がっている大きな氷の塊は天蓋の残骸だろう。
「こんなに大きく重たい氷は気温が上がったらぶら下がっておれないわな」



右俣1段目
右俣1段目


大滝鑑賞を終えて右俣の様子も見に行った。
滝下までは順調に下りてきたが滝下の足場探しに時間がかかった。
次に足を置く場所をピッケルで探るのだが、ドコを刺してもピッケルが突き抜ける。
落とし穴にハマりたくないグーのしぐさを見ていたら滑稽だったろうな~。

わりばしさん、残念ながら喜平小屋大滝の上下は繋がっていませんでした。
大雨が無かったので氷筍が崩れることはなかったけど
日中の気温の高い日が有ったので天蓋は落ちてしまいました。
天蓋が落ちないほど低温が続いたら日常生活は耐えられませんけど。


                グー(伊勢山上住人)
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】20220212喜平小屋大滝の氷筍

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、グーさん。

寒い冬が続けば、今年は氷柱と氷筍がつながるかもしれない。
青い氷筍と天上からの氷柱の間はもう少し。
このまま氷筍が育ち氷柱と合体するのを祈るばかりだ。

ここまでわりばしさんに煽られたら行かざるを得ません。


昔はヤブでこんなやりとりがしょっちゅうあったような。 :mrgreen:

出合を渡渉し第2乾溜工場跡に登るとトレースは左上に向かっていた。
「喜平小屋大滝の氷筍が目的じゃなかったのか」
えん堤の上を渡渉し河原を過ぎると突然に右からトレースが現れた。
「??? 左に消えた足跡が右から現れた?」
まあ、トレースがあるのはありがたい。ラッセル泥棒を決め込む。
が、右岸に渡り、とんでもなく切り立った岩をよじ登っている。
「グー登れません」引き返し左岸の杣道を辿る。
第3乾溜工場跡を過ぎたところで足跡は右岸から左岸に渡ってきた。
「?? グーはここから右岸に渡るのだけど」


これ誰でしょうね。
ヤブのレポ読んだのか、それとも偶然重なったのか?

急斜面は山肌の出たトレースよりも雪崩た跡の方が登りやすい。
大滝への最後のルートは・・・「えええっ?! そんな所を歩くの?」
グーは今まで谷に下りて流れの横を登り岩の間から登っていたが
谷中の雪はこんもりと積もっていてダレも歩いた形跡がない。
「わりばしさんも谷中は歩かないのか」
こわごわトレースを辿って喜平小屋大滝下に到着した。


今シーズンは2回行きましたが、谷中を歩けるような雪じゃなかったです。
谷方面に下りて行ったのは獣だけでした。
雪のシーズンはいつも谷の斜面をトラバースしています。


喜平小屋大滝の氷筍は高く成長していた。
しかし天蓋は大きく崩落して落ち口が丸見えになっている。
滝下に転がっている大きな氷の塊は天蓋の残骸だろう。
「こんなに大きく重たい氷は気温が上がったらぶら下がっておれないわな」


氷筍もスリムになってますね。
この雨で万事休すでしょうか。


わりばしさん、残念ながら喜平小屋大滝の上下は繋がっていませんでした。
大雨が無かったので氷筍が崩れることはなかったけど
日中の気温の高い日が有ったので天蓋は落ちてしまいました。
天蓋が落ちないほど低温が続いたら日常生活は耐えられませんけど。


今シーズンはいい所まで行ったのに惜しかったですね。
つながるのはいつになるのやら・・
氷筍の確認ありがとうございました。

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