【鈴鹿】御在所8の字周回 本谷と藤内沢を登る

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わりばし
記事: 1751
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】御在所8の字周回 本谷と藤内沢を登る

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2022年1月8日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】中道駐車地7:12---8:52大黒滝---9:34大黒岩---10:32藤内沢出合---11:35鋸岩---13:00中道駐車地
【メンバー】単独

 しのやんのレポを読んで、久々に雪の積もった本谷に行きたくなった。どうせなら藤内沢もからめたいが、単独なので下りでは使いたくない。そこで、本谷を登り裏道で出合まで下り、藤内沢を登り中道を下る8の字周回を思いついた。

 ヤマケイの「山小屋とごはん」という本に98歳の小屋主が作るおにぎりとハヤシライスが紹介されたいた一の谷小屋から入る。主を失った小屋は廃墟になってしまった。堰堤でアイゼンをつけている二人組を追い越し進むと右足のアイゼンが取れた。ピンが外れたようで、雪の中で調整して再び装着。作業中に二人組と単独者に抜かれる。両者ともに若い。

 トレースがあるので、これをたどっていけばラッセルすることもなく楽ちんだ。今日は天気も良く冷え込んでいるので、もっと人が入っているのかと危惧していたが、私を含め4人だけだった。不動滝で二人組を抜かし、巻きに入るがトレースのある雪道で安定している。雪に埋もれた畳岩は、いつの間にか過ぎていた。


 左に谷が曲がる所は、いつもは左から木の根たよりに上りバンドを進んで行くのだが、谷通しで進みバンド途中の鎖から上がるようにトレースがついている。鎖場への一枚岩がいやらしく、鎖にピッケルの先を引っかけて上った。そのまま進むと大黒滝で凍っている。雪におおわれ見ごたえがあるのだが、氷はそれほど発達していない。意外に冷え込みはゆるいのかもしれない。

大黒滝
大黒滝

 大黒滝を左から巻き、しばらくするとジョーズ岩で、青空が美しい。右側から鎖が垂れておりこれを使う。ジョーズ岩の穴はふさがっておらず上れる。ただ、穴の先は1mの新雪におおわれており雪だるまになる事必至で、さすがにチャレンジした人はいない。

ジョーズ岩
ジョーズ岩

 谷を進むと両岸が立ってきてロープ場に着いた。いつもは氷瀑のある岩も雪でおおわれわからない。ロープを発掘しながら上り、大黒岩に向かった。ここで先行した単独者と立ち話をして別れる。今日は無風で暖かく展望も良く絶好の雪山日和だ。

大黒岩
大黒岩

 山頂公園ではそり遊びが楽しそうだ、今年は雪が豊富なのでちびっ子達にはいいご褒美だ。イブネ雪原を見ながら裏道に入ると、先行者は一人いるが、微妙にあっちへ行ったりこっちへ行ったりうろちょろしているのがトレースでわかる。尾根を離れて谷に下りているので、進むと雪原に外国人が立ち尽くし「わからない」と言っている。このままでも行けるのだが、登山道にもどり上の尾根に行くように伝えた。トレースは嘘をつかないものだ。

 藤内沢出合からもトレースがあり三人の先行者がいる。それを見ていたおばちゃんが「行けるかな」と話しているので、「雪が多いので行けるかもしれないが、あまり甘く見ない方がいい。」と助言すると、「そなや」と納得してくれた。

 テスト岩も雪にうもれ、いつの間にか藤内滝の巻きに入った。厳しい巻きだが、トレースがあり楽に通過できた。いつもは苦労するコーモリ滝の巻きもいつの間にか通りすぎていた。前尾根のP3を過ぎると斜度が増し、P2ヤグラのあたりから第3ルンゼに入っていく。トレースがあるので安心だが、急な斜面で、下りに使わなくて良かったと思う。

ヤグラ
ヤグラ

 鋸岩に着くと氷瀑を登っているパーティがあった。登っているのは1パーティのみで、連休で遠出をする人が多いのかすいていた。先行する3人と立ち話をする。3人パーティと思っていたら、単独者と夫婦でたまたま同じタイミングで上っていただけだった。クライミングをしていてアクティブな御夫婦だった。ここで、本谷で抜いた二人組が降りてきて今から藤内沢を下るそうだ。

第3ルンゼ 鋸岩
第3ルンゼ 鋸岩

 すぐに中道に合流して大黒岩が正面下に見える富士見岩で昼食にした。年輩の女性も休憩しており立ち話。携帯で娘さんに下山開始の報告をしていた。将来、こんな山行もいいなとふと思った。

 中道は、たくさんの人が上ってきていた。今回の8の字周回は、裏道・中道とトレースのある登山道を使うので、スノーシューやストックなどの装備を最初から置いておけるのがいい。絶好の登山日和だが、本谷も藤内沢も人が少なくゆったりと雪山を楽しめた。

しのやん
記事: 119
登録日時: 2017年11月28日(火) 21:27
お住まい: 三重県四日市市

Re: 【鈴鹿】御在所8の字周回 本谷と藤内沢を登る

投稿記事 by しのやん »

わりばしさん、おはようございます😊
【日 付】2022年1月8日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】中道駐車地7:12---8:52大黒滝---9:34大黒岩---10:32藤内沢出合---11:35鋸岩---13:00中道駐車地
【メンバー】単独

お~行かれてたんですね、こちらは30分遅れでスタートしました。

 しのやんのレポを読んで、久々に雪の積もった本谷に行きたくなった。どうせなら藤内沢もからめたいが、単独なので下りでは使いたくない。そこで、本谷を登り裏道で出合まで下り、藤内沢を登り中道を下る8の字周回を思いついた。

さすがですね、もう本谷だけでお腹いっぱいになりますが(笑)

 ヤマケイの「山小屋とごはん」という本に98歳の小屋主が作るおにぎりとハヤシライスが紹介されたいた一の谷小屋から入る。主を失った小屋は廃墟になってしまった。堰堤でアイゼンをつけている二人組を追い越し進むと右足のアイゼンが取れた。ピンが外れたようで、雪の中で調整して再び装着。作業中に二人組と単独者に抜かれる。両者ともに若い。

もうちょい早ければ追いついてましたか…

 トレースがあるので、これをたどっていけばラッセルすることもなく楽ちんだ。今日は天気も良く冷え込んでいるので、もっと人が入っているのかと危惧していたが、私を含め4人だけだった。不動滝で二人組を抜かし、巻きに入るがトレースのある雪道で安定している。雪に埋もれた畳岩は、いつの間にか過ぎていた。


 左に谷が曲がる所は、いつもは左から木の根たよりに上りバンドを進んで行くのだが、谷通しで進みバンド途中の鎖から上がるようにトレースがついている。鎖場への一枚岩がいやらしく、鎖にピッケルの先を引っかけて上った。そのまま進むと大黒滝で凍っている。雪におおわれ見ごたえがあるのだが、氷はそれほど発達していない。意外に冷え込みはゆるいのかもしれない。


鎖のところ、夏のが苦労します雪があるとまだましですよね。もう少し凍ってくれた方が楽なんですが…

大黒滝を左から巻き、しばらくするとジョーズ岩で、青空が美しい。右側から鎖が垂れておりこれを使う。ジョーズ岩の穴はふさがっておらず上れる。ただ、穴の先は1mの新雪におおわれており雪だるまになる事必至で、さすがにチャレンジした人はいない。

あんまり行く気にはなりませんね(笑)

谷を進むと両岸が立ってきてロープ場に着いた。いつもは氷瀑のある岩も雪でおおわれわからない。ロープを発掘しながら上り、大黒岩に向かった。ここで先行した単独者と立ち話をして別れる。今日は無風で暖かく展望も良く絶好の雪山日和だ。

あ~ロープを掘り出してくれたの わりばしさんだったのですね😊ありがとうございます。 前回間違えて少し奥から登ったので 今回はロープを掘り出そうと思ってましたので助かりました。

山頂公園ではそり遊びが楽しそうだ、今年は雪が豊富なのでちびっ子達にはいいご褒美だ。イブネ雪原を見ながら裏道に入ると、先行者は一人いるが、微妙にあっちへ行ったりこっちへ行ったりうろちょろしているのがトレースでわかる。尾根を離れて谷に下りているので、進むと雪原に外国人が立ち尽くし「わからない」と言っている。このままでも行けるのだが、登山道にもどり上の尾根に行くように伝えた。トレースは嘘をつかないものだ。

確かに…変なトレース付けないように自分も気をつけないと(笑)

 藤内沢出合からもトレースがあり三人の先行者がいる。それを見ていたおばちゃんが「行けるかな」と話しているので、「雪が多いので行けるかもしれないが、あまり甘く見ない方がいい。」と助言すると、「そなや」と納得してくれた。

 テスト岩も雪にうもれ、いつの間にか藤内滝の巻きに入った。厳しい巻きだが、トレースがあり楽に通過できた。いつもは苦労するコーモリ滝の巻きもいつの間にか通りすぎていた。前尾根のP3を過ぎると斜度が増し、P2ヤグラのあたりから第3ルンゼに入っていく。トレースがあるので安心だが、急な斜面で、下りに使わなくて良かったと思う。

藤内沢も行きたいなぁ~もう少し冷え込んでくれると安全に行けそうですけど、まう大丈夫そうですね。
 鋸岩に着くと氷瀑を登っているパーティがあった。登っているのは1パーティのみで、連休で遠出をする人が多いのかすいていた。先行する3人と立ち話をする。3人パーティと思っていたら、単独者と夫婦でたまたま同じタイミングで上っていただけだった。クライミングをしていてアクティブな御夫婦だった。ここで、本谷で抜いた二人組が降りてきて今から藤内沢を下るそうだ。

すぐに中道に合流して大黒岩が正面下に見える富士見岩で昼食にした。年輩の女性も休憩しており立ち話。携帯で娘さんに下山開始の報告をしていた。将来、こんな山行もいいなとふと思った。

 中道は、たくさんの人が上ってきていた。今回の8の字周回は、裏道・中道とトレースのある登山道を使うので、スノーシューやストックなどの装備を最初から置いておけるのがいい。絶好の登山日和だが、本谷も藤内沢も人が少なくゆったりと雪山を楽しめた。

中道、裏道が人多くても本谷や藤内沢は静かに楽しめますよね。
お疲れ様でした😊

しのやん
アバター
わりばし
記事: 1751
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】御在所8の字周回 本谷と藤内沢を登る

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、しのやん。

【日 付】2022年1月8日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】中道駐車地7:12---8:52大黒滝---9:34大黒岩---10:32藤内沢出合---11:35鋸岩---13:00中道駐車地
【メンバー】単独

お~行かれてたんですね、こちらは30分遅れでスタートしました。

あらまあ、奇遇ですねえ。
すぐ後じゃないですか。


 しのやんのレポを読んで、久々に雪の積もった本谷に行きたくなった。どうせなら藤内沢もからめたいが、単独なので下りでは使いたくない。そこで、本谷を登り裏道で出合まで下り、藤内沢を登り中道を下る8の字周回を思いついた。

さすがですね、もう本谷だけでお腹いっぱいになりますが(笑)

この日はトレースのおかげでラッセルをすることもなく
楽をさせてもらいました。
2日にもがいてくれたしのやん達のおかげです。


  左に谷が曲がる所は、いつもは左から木の根たよりに上りバンドを進んで行くのだが、谷通しで進みバンド途中の鎖から上がるようにトレースがついている。鎖場への一枚岩がいやらしく、鎖にピッケルの先を引っかけて上った。そのまま進むと大黒滝で凍っている。雪におおわれ見ごたえがあるのだが、氷はそれほど発達していない。意外に冷え込みはゆるいのかもしれない。


鎖のところ、夏のが苦労します雪があるとまだましですよね。もう少し凍ってくれた方が楽なんですが…

確かに、凍ってくれていたらアイゼンで楽にいけますよね。

大黒滝を左から巻き、しばらくするとジョーズ岩で、青空が美しい。右側から鎖が垂れておりこれを使う。ジョーズ岩の穴はふさがっておらず上れる。ただ、穴の先は1mの新雪におおわれており雪だるまになる事必至で、さすがにチャレンジした人はいない。

あんまり行く気にはなりませんね(笑)

一人ぐらいいても良さそうな感じがしますが・・
自分は嫌です。
:mrgreen:


P1080037.JPG

谷を進むと両岸が立ってきてロープ場に着いた。いつもは氷瀑のある岩も雪でおおわれわからない。ロープを発掘しながら上り、大黒岩に向かった。ここで先行した単独者と立ち話をして別れる。今日は無風で暖かく展望も良く絶好の雪山日和だ。

あ~ロープを掘り出してくれたの わりばしさんだったのですね😊ありがとうございます。 前回間違えて少し奥から登ったので 今回はロープを掘り出そうと思ってましたので助かりました。

前回登った所見ました。
なかなか大変そうでした・・
雪が多いから良い感じだったのかな?


P1080026.JPG

山頂公園ではそり遊びが楽しそうだ、今年は雪が豊富なのでちびっ子達にはいいご褒美だ。イブネ雪原を見ながら裏道に入ると、先行者は一人いるが、微妙にあっちへ行ったりこっちへ行ったりうろちょろしているのがトレースでわかる。尾根を離れて谷に下りているので、進むと雪原に外国人が立ち尽くし「わからない」と言っている。このままでも行けるのだが、登山道にもどり上の尾根に行くように伝えた。トレースは嘘をつかないものだ。

確かに…変なトレース付けないように自分も気をつけないと(笑)

トレースでわかっちゃいますよね。
外国人の若いおにいちゃんも何度も間違っているのに
エイヤーでトレースのない谷に突入してはいけません。
;)

  テスト岩も雪にうもれ、いつの間にか藤内滝の巻きに入った。厳しい巻きだが、トレースがあり楽に通過できた。いつもは苦労するコーモリ滝の巻きもいつの間にか通りすぎていた。前尾根のP3を過ぎると斜度が増し、P2ヤグラのあたりから第3ルンゼに入っていく。トレースがあるので安心だが、急な斜面で、下りに使わなくて良かったと思う。

藤内沢も行きたいなぁ~もう少し冷え込んでくれると安全に行けそうですけど、まう大丈夫そうですね。

いい感じに冷えてきましたね。
今週末なんかいい感じかもしれません。


P1080032.JPG

すぐに中道に合流して大黒岩が正面下に見える富士見岩で昼食にした。年輩の女性も休憩しており立ち話。携帯で娘さんに下山開始の報告をしていた。将来、こんな山行もいいなとふと思った。

 中道は、たくさんの人が上ってきていた。今回の8の字周回は、裏道・中道とトレースのある登山道を使うので、スノーシューやストックなどの装備を最初から置いておけるのがいい。絶好の登山日和だが、本谷も藤内沢も人が少なくゆったりと雪山を楽しめた。

中道、裏道が人多くても本谷や藤内沢は静かに楽しめますよね。
お疲れ様でした😊

ありがとうございます。
身近に遊んでくれる谷が二本もあって
三重に生まれて良かったと感じます。

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