【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by アオバ*ト »

【山行日】2022年1月2日
【山域】湖北・中河内 △網谷 周辺
【天候】晴れ
【メンバー】Mさん、タイラ、アオバ*ト
【コース】中河内廣峰神社9:45、庄野嶺越10:55、△網谷11:50、鉄塔、
コル12:15、黄金清水の谷、網谷小屋13:25~14:10
中河内BS14:30

 去年の暮は、明神平の雪景色と大豆生ふるさと村の雪見酒。
16416037036799 - コピー.jpg
明けてお正月は、今年もやっぱり滋賀の豪雪地帯、長浜市余呉町中河内で雪遊び。

 長浜市街へMさんを迎えに行く。
Mさんの奥さんが「今年は南雪みたいだね。雪少ないよ。」
そんな気はしてた。去年みたいに雪かきはしなくて済む。

 例によって神社の裏から稜線に上がる。今日は青空、風もなく暖か。
line_1825009613886(廣峰神社) - コピー.jpg
しかし、雪は重い。しかたないか。
振り返ると大黒山が大きい。やっぱり雪は少ないかな。
ナラの木主体の雑木の裏山の森。稜線に近付くとブナの木々にも出会える。
16416029374371(稜線のブナ) - コピー.jpg
峠から河内山(点名:網谷)へゆったりと起伏する稜線を西寄りに北上する。
東には上谷山が、西には敦賀の山々と街並みが枝越しに眺められる。
さらに北上して送電線の鉄塔の下に来る。敦賀湾の青が心を打つ。
line_1911990617707(敦賀湾) - コピー.jpg
山から眺める海はどうしてこんなに美しいのだろう。
青い海と白い雪とブナの森。
貸し切りノートレース斜面を思いのままに滑り降りる。

 コルで一服して、後半戦。
網谷支流黄金清水の谷を下る。
16416030757143(黄金清水の谷) - コピー.jpg
小さな緩い谷で滝もないけど、雪が少ないと多少難儀する。
出だしから、少々やぶがうるさい。
やぶをかき分けスノーシューを滑らせて下っていく。
滑らせて下るのは、サイコーに楽しいのだけれど、
V字の谷の芯は次第に青みを増して、とうとうスノーシューが谷底の水とご対面。
ちゃぽん。斜面に上がりたいのだが、
さらさらと斜面を滑り落ちてきたあられ地獄につかまって、中々這い上がれない。
しばらくスノーシューでじゃぶじゃぶと沢下りを強いられる。
正月そうそうしくったかと思いながらも、なんとか斜面に這い上がってトラバース。
しかしこれも最後まで行けっこないのはわかってて、
それでもどんどん立ってくる斜面をギリギリのとこまで進む。
最後は後ろ向きになって、木の枝や蔓につかまってズルズルズル。
Mさんは、こういう身のこなしがとっても上手い。おサルさんのようだ。
Mさんを追いかけて、やっとこさ奥の二股まで降りて来る。
こんもり雪の積もったこの二股は、なんとも言えないすてきな雰囲気。
16416032839985(網谷奥の二股) - コピー.jpg
日常離れした大雪原とも、劇的に美しい霧氷の森とも、また違う世界。
前者の中では自分はひとりの旅人に過ぎないけれど、
ここでは自分も雪のかけらになったり雪と戯れるけものになったりできる。
二股からも何度も谷底に降りてはまた雪の丘に上がる。
難儀と言いながらも、実はこれが楽しくて、ココがすっかり気に入っている。

 小屋で休憩しようとMさんが言う。
小屋と言うのは、林道終点辺りに建っている小さくて瀟洒な
網谷小屋という個人所有の山小屋風別荘だ。
Mさんの知り合いの方が所有しておられて、
そこのテラスを借りてお昼にする。
16416033974166(網谷小屋) - コピー.jpg
ぽかぽか日差しの中、ポットから立ち上がる湯気と目の前のすぐ手に届く雪景色。
今年も幸せなお正月を迎えられて感謝する。
もう半時間もすれば国道に出る。
また来ようね!と約束して豪雪地帯を後にする。

毎度拙いレポですが、皆さま今年もよろしくお願いします。

  アオバ*ト
アバター
山日和
記事: 3571
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by 山日和 »

青鳩さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくです。 :D

Mさんの奥さんが「今年は南雪みたいだね。雪少ないよ。」
そんな気はしてた。去年みたいに雪かきはしなくて済む。


確かにそうですね。中牧や大君ヶ畑(正月の時点では)の方が積雪が多いのは珍しい。
1月7日の中河内の積雪を比較すると去年は157センチ、今年は84センチなので半分ですね。
(ちなみにその前年は20センチ足らずでした)

振り返ると大黒山が大きい。やっぱり雪は少ないかな。
ナラの木主体の雑木の裏山の森。稜線に近付くとブナの木々にも出会える。
峠から河内山(点名:網谷)へゆったりと起伏する稜線を西寄りに北上する。


北国街道の西側は、柳ヶ瀬から庄野嶺越まで一度歩いただけで、ほとんど手つかずなんです。
ちょっと手軽過ぎて足が向かないきらいがありますが、こころ惹かれるものがありますね。

山から眺める海はどうしてこんなに美しいのだろう。
青い海と白い雪とブナの森。
貸し切りノートレース斜面を思いのままに滑り降りる。


そうそう。ホントにきれいですよね。晴れてればこそですが。
鉛色の空と海だときれいという感覚より重苦しい気分になってしまいますが。

コルで一服して、後半戦。
網谷支流黄金清水の谷を下る。
小さな緩い谷で滝もないけど、雪が少ないと多少難儀する。
出だしから、少々やぶがうるさい。
やぶをかき分けスノーシューを滑らせて下っていく。


ここは余呉トレイルのツアーでもよく歩いているコースですね。
雪がたっぷり無いと楽しさも半減かな?

さらさらと斜面を滑り落ちてきたあられ地獄につかまって、中々這い上がれない。
しばらくスノーシューでじゃぶじゃぶと沢下りを強いられる。
正月そうそうしくったかと思いながらも、なんとか斜面に這い上がってトラバース。
しかしこれも最後まで行けっこないのはわかってて、
それでもどんどん立ってくる斜面をギリギリのとこまで進む。
最後は後ろ向きになって、木の枝や蔓につかまってズルズルズル。


新年そうそう苦労してますねえ。これも山からのお年玉でしょう。 :lol:

こんもり雪の積もったこの二股は、なんとも言えないすてきな雰囲気。
日常離れした大雪原とも、劇的に美しい霧氷の森とも、また違う世界。
前者の中では自分はひとりの旅人に過ぎないけれど、
ここでは自分も雪のかけらになったり雪と戯れるけものになったりできる。


いいですね。誰が見ても感嘆するような美しい景色もいいけど、何気なく心に染み入るなんでもないような
風景に美しさを感じることができる感性が素晴らしいです。
私がsatoさんとよく歩いているのはそういう共通点があることが大きな要因です。

小屋と言うのは、林道終点辺りに建っている小さくて瀟洒な
網谷小屋という個人所有の山小屋風別荘だ。
Mさんの知り合いの方が所有しておられて、
そこのテラスを借りてお昼にする。


これもいい感じ。人がいっぱいいる小屋は苦手ですが、誰もいない小屋はいいですね。

ぽかぽか日差しの中、ポットから立ち上がる湯気と目の前のすぐ手に届く雪景色。
今年も幸せなお正月を迎えられて感謝する。


いい山初めで一年のスタートが切れましたね。 :D

                 山日和

アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by アオバ*ト »

 山日和さま

 新年早々のコメント、ありがとうございます。

>青鳩さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくです。

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。


>中牧や大君ヶ畑(正月の時点では)の方が積雪が多いのは珍しい。
1月7日の中河内の積雪を比較すると去年は157センチ、今年は84センチなので半分ですね。
(ちなみにその前年は20センチ足らずでした)

 神社の少し上にある雨量計の四角い建物を見て、
去年より1mとまではいかないだろうけど70cmくらい少ないんじゃないかなと思いました。
2年前は酷かったですね。


>北国街道の西側は、柳ヶ瀬から庄野嶺越まで一度歩いただけで、ほとんど手つかずなんです。
ちょっと手軽過ぎて足が向かないきらいがありますが、こころ惹かれるものがありますね。

 たしかに山日和さんには物足りなさ過ぎですよね~。
でも河内山の周辺はなかなかブナの疎林がきれいなんですよ。
柳ケ瀬や椿坂の辺りはやや雑然とした雰囲気だったかなと思いますが、
小さなアップダウンや入り組んだ地形が、スノーシューでは意外と楽しかったり、
敦賀の山や海が美しく見えるポイントがあったり、雪の玄蕃尾城跡も中々美しくて気に入ってます。


>そうそう。ホントにきれいですよね。晴れてればこそですが。
鉛色の空と海だときれいという感覚より重苦しい気分になってしまいますが。

 そうですねえ。空の色をそのまま映す海を眺めるのは、やっぱり晴れの日限定ですね。

>ここは余呉トレイルのツアーでもよく歩いているコースですね。
雪がたっぷり無いと楽しさも半減かな?

 そうなんです。夏も冬もよくトレイルクラブのツアーに組まれていました。
もちろん雪がたっぷりあるとすごく楽しくて、少ないと楽しさ半減というより難儀しますね。
ごくショートコースなんですが、個人的には、余呉でいちばんと言ってもいいほど気に入っているコースなんです。

>新年そうそう苦労してますねえ。これも山からのお年玉でしょう
 「山からのお年玉」なんて、うまいことおっしゃいますね。
まあ、雪少ないと難儀するとおおよそ分かっていながら谷に降りているので、自業自得ですね。
コワイもの体験したさも調子に乗り過ぎないようにしないといけないですね。


>いいですね。誰が見ても感嘆するような美しい景色もいいけど、何気なく心に染み入るなんでもないような
風景に美しさを感じることができる感性が素晴らしいです。
私がsatoさんとよく歩いているのはそういう共通点があることが大きな要因です。 

 ありがとうございます。どこにいっても何かしら感じることはあるのですが、
山日和さんやsatoさんのようにそれを言葉で上手に表せないので、いつももどかしく思うことしきりです。

>これもいい感じ。人がいっぱいいる小屋は苦手ですが、誰もいない小屋はいいですね。
 自分の気に入ったルート上に、誰か知ってる人の小屋があったらうれしいですねぇ。
山日和さんもどこかに建ててください。真っ先にお邪魔しますよ~

>いい山初めで一年のスタートが切れましたね。
ありがとうございます。今年も謙虚に遊びます。

 青鳩
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by yamaneko0922 »

青鳩さん 遅コメで失礼します。

先にアップした湖北の湖辺歩きのために前日(1/14)の湖北の積雪を調べたのですが、中河内が111cm, 在原110cmでした。ちなみにその翌週は139cmと記憶しております。これでも例年より少ないんですね。

網谷はかつて晩秋の季節に栃ノ木峠〜椿井嶺を縦走したのと、西側の池河内湿原に杜若がさ咲く季節に湿原から網谷に登って庄野嶺まで周回したことがあります。栃ノ木峠からは確かに地味な尾根が続きますが、こういう尾根の縦走にこそ私は充感を感じる一緒に縦走したHさん(昨秋にも夜叉ヶ妹池や武周ヶ池への山行を一緒に行った方)も次々と現れるブナ林の佇まいに驚嘆の声を上げること頻りでした。その中でもこの河内山のブナは白眉ともいえるところですね。尾根の落ち着いた静寂と晩秋の透明な空気と相まって忘れ得ぬ山行でした。池河内からの初夏の周回の時は立ち込める霧のお陰で幻想的な美しさの樹林の雰囲気を堪能することになりました。

庄野嶺は宇宙との交信機かと思うような不思議な郵便ポストがありますよね。あのポストも雪に埋まっているのでしょうか?

かつて大黒山の北尾根を辿るべく雪の中河内を訪れた時・・・その翌日には同じルートを青鳩さんが歩かれたという時です・・・椿坂峠を越えるとそれまでとは格段に雪が増えたのを思い出します。果たしてあの時が例年よりも多かったのか少なかったのかはわかりませんが。
今年もそろそろ雪の中河内に・・・と思案しているところです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
山猫 🐾
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by アオバ*ト »

 山猫さん

 コメントありがとうございます。
あらためまして、今年もよろしくお願いします。
先の山猫さんの岩籠、乗鞍、猿ケ馬場山縦走のレポへのへのメッセージを書いているときは
すごくコーフンしていましたので、ご挨拶も忘れていて失礼しました。

 中河内の積雪量は、お正月には昨年よりも少なかったですが、
今年はその後も降っていたようですので、今は結構な積雪量になってるかもしれないですね。
山猫さんと一日違いで大黒山北尾根を上がった時は、やっぱり少なかったですね。
尾根に取りつくところの斜面の藪が埋まり切ってなくて、前はもっと楽にあがれたのになぁと思いながら登ってました。

「池河内湿原」!渋いですね。
私が訪れたのはもう10年近く前ですが、今も残されているのですね。

>一緒に縦走したHさん(昨秋にも夜叉ヶ妹池や武周ヶ池への山行を一緒に行った方)も
次々と現れるブナ林の佇まいに驚嘆の声を上げること頻りでした。
その中でもこの河内山のブナは白眉ともいえるところですね。
尾根の落ち着いた静寂と晩秋の透明な空気と相まって忘れ得ぬ山行でした。
池河内からの初夏の周回の時は立ち込める霧のお陰で幻想的な美しさの樹林の雰囲気を堪能することになりました。

そうだったのですね!私もこの一帯の空気感がもうたまらなくて!
地味でほとんど訪れるひとのない場所ですが、
山猫さんや、山猫さんのご友人、同じように感じておられたこと、
とても嬉しく思います。
私はいちばん最初は、夏に網谷からヤブをかきわけて登って来ました。
コルに上がると、右も左も今まで見たこともないくらいの美しいブナ林が風にそよいでいて、
その美しいブナ林の中に切り開かれたばかりのか細いトレイルが続いていて、すごく感動したのを覚えています。

>庄野嶺は宇宙との交信機かと思うような不思議な郵便ポストがありますよね。
あのポストも雪に埋まっているのでしょうか?
16434148089500.jpg
ところで、これって郵便ポストなんですか?
何だろうなと思っていました。通信関係か、水道関係の何か設備の名残なのかなと思っていましたが、
これほんとに「郵便ポスト」って言われたら、ちょっと、驚きます。

 アオバ*ト
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by yamaneko0922 »

青鳩さん こんばんは 

先日は岩籠〜乗鞍〜猿ヶ馬場の山行にご丁寧な再度のコメント有難うございます。
まず、こちらにレス返させて下さい。
池河内湿原〜河内山を訪れた山行の写真は未整理のフォルダーの中に入っていたのですが、写真を見つけて参りましたので。

まずは庄野嶺越のポストから
ポスト.JPG
よくよく見ると円錐形の屋根についた張り出しに〒マークがついているので、ポストであることを物語っているのですが、俄かには信じがたいですよね。
集配するのは誰だろう、あるいは宮沢賢治の童話に出てくる山猫のような・・・と想像を脹ませることになります。

実は庄野嶺越の峠を挟んで東西に位置する東の中河内と西の池河内の人々が手紙をやり取りするためのものだそうです。
それにしてもそのようなポストが設けられた峠・・・を他に知りません。
このポストで結ばれていた二つの集落の人々・・・誰がそんなことを考えて、そして、いつまで続いていたのだろう・・・あるいは今でも?
このポストは実に様々な想像が掻き立てられるところで、池河内からの山旅では再びこのポストに出会えるのを実に楽しみにしていたのでした。


次いで池河内湿原

ハンノキの樹林がとても魅力的でした。
湿原1.JPG
そう簡単には消えてなくならないでしょう。
湿原と川.JPG
池河内湿原は敦賀市のサイトでは木道はH30年まで工事中とのことになっていますが、果たしてこのサイトはいつから更新されていないのか・・・
私が訪れた時には全く問題なく通ることが出来ました。

https://www.turuga.org/places/ikenokouc ... ouchi.html

前回のレスで杜若・・・と書きましたが、花は終わっていました。
湿原の中には清流の中で咲いている宝石のような黄色いコウホネの花もとても印象的でした。
コウホネ.JPG

それから霧の河内山の幻想的なブナの樹林。
河内山.JPG
実に立派なブナの樹々が霧の中からめくるめく現れる樹林は写真を見返していても夢幻的でした。
ブナ.JPG
庄野嶺越から背丈よりも深く彫り込まれ、コアジサイに彩られた掘割の古道も実に魅力的でした。
古道.JPG
中河内側はどうなっているのだろう・・という興味がまだ充せておりません。

お陰様で、ここもまた訪れたくなりました。
山猫 🐾
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖北】正月恒例 豪雪地帯・余呉中河内の裏山と小さな谷で雪遊び

投稿記事 by アオバ*ト »

 山猫さん

早々に、写真を探して下さりありがとうございます。

>まずは庄野嶺越のポストから
ポストの写真、しばらく見つめてしまいました。
これが郵便ポストだとは、ほんとうに俄かに信じがたいですが、
「庄野嶺越のやまねこポスト」と呼ばせていただくことにいたします。

>集配するのは誰だろう、あるいは宮沢賢治の童話に出てくる山猫のような・・・
と想像を脹ませることになります。
実は庄野嶺越の峠を挟んで東西に位置する東の中河内と西の池河内の人々が手紙をやり取りするためのものだそうです。
それにしてもそのようなポストが設けられた峠・・・を他に知りません。
このポストで結ばれていた二つの集落の人々・・・誰がそんなことを考えて、
そして、いつまで続いていたのだろう・・・あるいは今でも?
このポストは実に様々な想像が掻き立てられるところで、
池河内からの山旅では再びこのポストに出会えるのを実に楽しみにしていたのでした。

それにしても、山猫さんのお話を聞いていると、現実世界と空想世界の境界線が
ドコにあるのか、わからなくなってきました。

>次いで池河内湿原
ハンノキの樹林がとても魅力的でした。

私の池河内湿原の記憶は非常に曖昧です。
ぼおっと頭に浮かんでくるのは、草ぼうぼうのうら寂れた湿地帯。
いつかそのうち誰も訪れなくなって、この世から消失してしまうのではないかと思っていました。
>そう簡単には消えてなくならないでしょう。
こんなにも美しいハンノキの茂るすてきな場所だったのですね。

>湿原の中には清流の中で咲いている宝石のような黄色いコウホネの花もとても印象的でした。
とてもめずらしい植物があるんだよと連れて行かれて、水の中をのぞき込んだはずなのに、私はいったい何を見ていたのか。

季節が巡って初夏になったら、私も紫色のカキツバタと黄色く可憐なコウホネを、きっと探しに行こうと思います。
色々教えて下さって、ありがとうございました。

河内山エリア、どの季節に訪れても味わい深いですね。

 青鳩
返信する