【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

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山日和
記事: 3571
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2021年12月29日(水)
【山 域】湖西 三国山周辺
【天 候】曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】黒河林道入口7:50~11:00明王の禿~12:10三国山14:00~16:30登山口

 今年の山納めは湖西の三国山へ。前々日までの大雪で、滋賀県の北中部は一面の銀世界だ。
明王の禿へダイレクトに上がる尾根に取付こうと思っていたら先行パーティーが出発して行くところだった。
これは想定外である。急遽予定変更して、1本北側の尾根を辿ることにした。下の方は常緑樹の雑木林だが、ある程度
上がれば若いブナ林もあって悪くない。
どんよりとした空だが、少しずつ明るさが増してきたようで、背後の乗鞍岳方面から太陽が顔を出し始めた。


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 予定の尾根との合流点に着いたが、先ほどのパーティーのトレースはなかった。30分ほど先発して、しかも4人いた
のにこれは意外だった。と言っても、ここまでのラッセルはすべてsatoさん任せ。驚くほど回転の速い足取りでガンガン
登って行き、トレースを辿るだけの自分が離されてしまうほどである。体重差がかなりあるので、satoさんが踏んだ
跡でもズブズブと潜ってしまうこともしばしばだ。


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 右から谷が上がってきて、歩いている尾根とほとんど高度差がない面白い地形の場所もあり、もう少しヤブが埋まっ
ていればもっと美しいだろう。
 稜線が近付く。左上方に目を遣ると、明王の禿の迫力ある岩塔が姿を見せた。斜面は雪で覆われているので普段の荒々
しい姿は白いベールに包まれて優しい印象だ。


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 明王の禿に着くと視界は一気に開ける。眼下に広がる琵琶湖の大観は、湖国の山ならではの見事な眺めだ。
そして赤坂山への尾根、これから向かう三国山への尾根、乗鞍岳方面もすべてが霧氷で飾られている。
少し青空が欲しいところだが贅沢は言うまい。赤坂山からのトレースもなく、今日の三国山は貸切りのようである。
 当然夏道を無視して県境ラインを歩くが、出だしで方向を間違えて余計なヤブ斜面ラッセルを強いられる羽目に。
しかしそこを抜ければ若いブナ林の広がる台地。見渡す限りの霧氷の森を気持ち良く歩くことができる。


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 最後のひと登りで自分にとっては初めての雪の三国山頂上。何度も訪れている山頂だが、なぜかこれまで雪の三国には
縁が無かった。標識は雪の下だが潅木がすべて埋もれてはおらず、雪のドームというわけにはいかなかった。
satoさんのホームグラウンドであり、真っ白な雪原になった頂上を見せたかったらしいが、少し残念そうだ。
それでもあまり展望のない無雪期とは違って360度のパノラマは素晴らしい。こんなにいい山頂ならまた積雪期に来てみ
たいと思う。
少し風があるので北側の斜面で風を避けてランチタイム。今日は今シーズン初鍋である。これから3ヶ月あまりの間、雪
とスノーシューと鍋の季節が続く。
ランチ場の目の前の黒河峠を経て乗鞍岳へ伸びる広い尾根は、一面霧氷のブナ林が続いている。


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PC290108_1.JPG

 のんびりしていたらいつの間にか2時になっていた。雪山の下りは早いとはいえ、そろそろ出発しないといけない。
登りとは少しコースを変えて、明王の禿の下の往路に合流する。
途中、思わぬ展望地に出会い、今日も午後3時の景観を楽しむ。広大な琵琶湖の奥に飛び出しているピークは武奈ヶ岳だ。
高々1200m余りとは思えない、高峰のような佇まいを見せていた。
 先行のパーティーは明王の禿を往復して下山したようで、8人分の道が出来上がっていた。しかしトレース上はかえって
歩きにくく、できるだけ新雪を選んで下る。
最後はなぜか谷へ下りるトレースに導かれて余計な苦労をしてしまった。尾根を忠実に辿れば楽勝だったが、谷の雪景色
を楽しめたということで良しとしよう。
青空には恵まれなかったが、新雪と霧氷を味わえたいい山納めだった。

                山日和
ちーたろー
記事: 245
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:17

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by ちーたろー »

こんばんは。
山日和さんのレポにレスをつけるなんて恐れ多いのですが、
珍しく短めのレポだったので、頑張ってみました(#^^#)


>今年の山納めは湖西の三国山へ。前々日までの大雪で、滋賀県の北中部は一面の銀世界だ。
明王の禿へダイレクトに上がる尾根に取付こうと思っていたら先行パーティーが出発して行くところだった。
これは想定外である。急遽予定変更して、1本北側の尾根を辿ることにした。下の方は常緑樹の雑木林だが、ある程度
上がれば若いブナ林もあって悪くない。
どんよりとした空だが、少しずつ明るさが増してきたようで、背後の乗鞍岳方面から太陽が顔を出し始めた。


すぐに予定変更できるところがすごいですね。

 >予定の尾根との合流点に着いたが、先ほどのパーティーのトレースはなかった。30分ほど先発して、しかも4人いた
のにこれは意外だった。と言っても、ここまでのラッセルはすべてsatoさん任せ。驚くほど回転の速い足取りでガンガン
登って行き、トレースを辿るだけの自分が離されてしまうほどである。体重差がかなりあるので、satoさんが踏んだ
跡でもズブズブと潜ってしまうこともしばしばだ。


山日和さんの前をガンガン行かれるsatoさんってホントにびっくりしますね~~
回転の速いラッセルを見てみたいです。



>明王の禿に着くと視界は一気に開ける。眼下に広がる琵琶湖の大観は、湖国の山ならではの見事な眺めだ。

山からの琵琶湖はいいですよね~~滋賀県ならではですね!!


>そして赤坂山への尾根、これから向かう三国山への尾根、乗鞍岳方面もすべてが霧氷で飾られている。
少し青空が欲しいところだが贅沢は言うまい。

霧氷がいいか、暖かい方がいいか迷うところですが、最近暖かい方がいいと思ってしまいます(笑)

>赤坂山からのトレースもなく、今日の三国山は貸切りのようである。
 当然夏道を無視して県境ラインを歩くが、出だしで方向を間違えて余計なヤブ斜面ラッセルを強いられる羽目に。
しかしそこを抜ければ若いブナ林の広がる台地。見渡す限りの霧氷の森を気持ち良く歩くことができる。


やっぱり必ずヤブはつきものですね(笑)



>最後のひと登りで自分にとっては初めての雪の三国山頂上。何度も訪れている山頂だが、なぜかこれまで雪の三国には
縁が無かった。標識は雪の下だが潅木がすべて埋もれてはおらず、雪のドームというわけにはいかなかった。

ホントになぜかなぜかですね。
私はもちろんないですが・・・考えたら無雪期にもないかも??



>satoさんのホームグラウンドであり、真っ白な雪原になった頂上を見せたかったらしいが、少し残念そうだ。
それでもあまり展望のない無雪期とは違って360度のパノラマは素晴らしい。こんなにいい山頂ならまた積雪期に来てみ
たいと思う。

私もぜひ見てみたいです(*^_^*)


>少し風があるので北側の斜面で風を避けてランチタイム。今日は今シーズン初鍋である。これから3ヶ月あまりの間、雪
とスノーシューと鍋の季節が続く。
ランチ場の目の前の黒河峠を経て乗鞍岳へ伸びる広い尾根は、一面霧氷のブナ林が続いている。


素晴らしいです。


>のんびりしていたらいつの間にか2時になっていた。雪山の下りは早いとはいえ、そろそろ出発しないといけない。
登りとは少しコースを変えて、明王の禿の下の往路に合流する。

雪の上ではなかなかのんびりはできません。すぐに降りたくなってしまいます。

いい山納でしたね~~
  ちーたろー

                
アバター
山日和
記事: 3571
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by 山日和 »

ちーたろーさん、どうもです。

山日和さんのレポにレスをつけるなんて恐れ多いのですが、
珍しく短めのレポだったので、頑張ってみました(#^^#)


何をおっしゃるウサギさん。
遠慮なくお願いします。 :lol:

すぐに予定変更できるところがすごいですね。

どっちから上がろうかと迷ってましたから。 :mrgreen:

山日和さんの前をガンガン行かれるsatoさんってホントにびっくりしますね~~
回転の速いラッセルを見てみたいです。


なんであんなに速く足が動くのかとビックリします。 :shock:

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山からの琵琶湖はいいですよね~~滋賀県ならではですね!!

satoさんはいつも「うみ」と言ってます。
山から眺める琵琶湖はまさにそんな印象ですね。

霧氷がいいか、暖かい方がいいか迷うところですが、最近暖かい方がいいと思ってしまいます(笑)

暖かくて霧氷があればベストですね。暖かいと霧氷ができんか :mrgreen:

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やっぱり必ずヤブはつきものですね(笑)

ただのルートミスですが、そういう運命なのかも。 :lol:

ホントになぜかなぜかですね。
私はもちろんないですが・・・考えたら無雪期にもないかも??


赤坂山の近辺は人が多いというのも原因ですね。


PC290110_1.JPG

>それでもあまり展望のない無雪期とは違って360度のパノラマは素晴らしい。こんなにいい山頂ならまた積雪期に来てみ
たいと思う。

私もぜひ見てみたいです(*^_^*)


ぜひどうぞ :D

雪の上ではなかなかのんびりはできません。すぐに降りたくなってしまいます。

スノー衆で慣れたんじゃないの?
天気さえ良ければのんびりしなくてはもったいない。 :lol:

                  山日和
sato
記事: 413
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんにちは。
年末から元旦にかけて降り積もった雪は、昨日今日のお日さまの光でだいぶ融けました。
雪かきで酷使した?腕と腰はまだ痛みが続いています(苦笑)。

帰省前日の29日、山納めは、うみを見つめる地元のお山と決めていました。
三国山に行こうか、と声をかけてくださった時、うれしかったです。
まっしろな雪で覆われた明王の禿、三国山周辺の面白くてうつくしい地形を山日和さんと味わえると。

ワクワクしながら黒河林道入り口に向かい車を走らせていくと四人組が。
一瞬がっかりしましたが、隣の尾根で合流点まではまっさらな雪を味わえると気持ちを切り替えました。
結果的に、わたしたちが登った・569の尾根の方が、変化がありよかったと思います。

まっさらな雪のラッセル!しあわせを感じます。
膝より潜ったり、標高2000mを越えるとヒーヒーですが(笑)。
前日、町は時雨れていたのですが、山は雪だったのですね。
霧氷ラインを見上げ、うれしさに包まれながら一歩を重ねていました。
南からの尾根と合流し少し進むと真横に谷が。訪れる度、立ち止まって見入ってしまいます。
木立の向こうに岩塔が見えた瞬間、山日和さんよりわたしの方がドキドキしていましたね。
この日は、青空には恵まれませんでしたが、静粛で厳かな風景に出会えました。

明王の禿からの眺めは素晴らしかったですね。
ここから三国山まで、山日和さんはどのように歩かれるのだろう。
興味津々で後についたら、いきなりヤブに入られたので、えっ?と。
ちーたろーさんへのコメントで分かりました。そういう運命だったのですね(笑)。
ヤブ斜面の登りは、霧氷の波に向かっているようで楽しかったです。

820m台地のブナの林では、増永廸男さんのお山の世界を感じました。
うつくしく紡がれた言葉が透明な空気の中、静かに響き渡るのを感じました。

北上し最短コースで山頂へ向かいましたね。
結構な雪が降ったので雪原になっているかな、と思ったのですが、まだ潅木が出ていて、
まんまるの三国山にご対面することは出来ませんでした。
でも、霧氷の海をこぎながら辿り着いた山頂からの風景は感動的でした。

霧氷を見上げてではなく、霧氷の中での贅沢なお昼の時間。
2時間近く過ごしていたのですね。
うみと霧氷で飾られた山やまを見つめながら悠久の時につかっていました。

三国山の東の地形の妙を味わう散策は、もう少し積もってからのお楽しみということで、
明王の禿の方へと戻っていきましたが、・814からの登りで見た谷を囲む尾根は、目っけ物でしたね。
愛着のあるお山のちいさな秘密の展望地から、2021年最後の午後3時の輝きを楽しむことが出来ました。
ここから眺めた武奈ヶ岳のお姿には目を見張りましたね。

雪の積もった谷を渡り、往路に出ると見事なトレース。
4人組が辿られた尾根を下りましたが、標高350mでトレースに導かれ尾根を外してしまいました。
まあいいかとそのまま進みましたが、やっぱり谷はすいすいと歩けないですね。
最後は雪の谷を楽しめたということで良し良しでした(笑)。

昨年は、相次ぐ突然の出来事、からだの不具合も続き、こころの底から楽しむことが出来ない時もある中で、
お山をご一緒してくださり、ほんとうにありがとうございました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
からだの声に耳を澄まし、怪我に気を付け、歩いていきたいです。
初登りの山で、いきなりどうしようという場面に直面しましたが、
静かにからだの声を聞きとることが出来ました。

sato
アバター
山日和
記事: 3571
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。

年末から元旦にかけて降り積もった雪は、昨日今日のお日さまの光でだいぶ融けました。
雪かきで酷使した?腕と腰はまだ痛みが続いています(苦笑)。


家の前に積もった雪の写真を見て、雪国の人は大変だなと思いました。

三国山に行こうか、と声をかけてくださった時、うれしかったです。
まっしろな雪で覆われた明王の禿、三国山周辺の面白くてうつくしい地形を山日和さんと味わえると。


どっちかというとsatoさんのリクエストだったんだけど。 :mrgreen:
でも積雪期の三国は未踏だったし、明王の禿へのダイレクト尾根も前から興味があったのでよかったですよ。

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結果的に、わたしたちが登った・569の尾根の方が、変化がありよかったと思います。

そう聞いてよかったなと思いました。下りに使った本来の尾根は、とんでもない急斜面がありました。あれをラッセルして登るのは大変。

まっさらな雪のラッセル!しあわせを感じます。

しあわせはお譲りします。 :lol:

南からの尾根と合流し少し進むと真横に谷が。訪れる度、立ち止まって見入ってしまいます。

尾根と谷が一体になった場所にはこころ惹かれますね。


PC290051_1.JPG

明王の禿からの眺めは素晴らしかったですね。
ここから三国山まで、山日和さんはどのように歩かれるのだろう。
興味津々で後についたら、いきなりヤブに入られたので、えっ?と。
ちーたろーさんへのコメントで分かりました。そういう運命だったのですね(笑)。


えーっと、正しく稜線を歩いているつもりだったんですが、ちゃんと地図を見てませんでした。 :mrgreen:


PC290072_1.JPG

820m台地のブナの林では、増永廸男さんのお山の世界を感じました。
うつくしく紡がれた言葉が透明な空気の中、静かに響き渡るのを感じました。


無雪期に歩くとまた違う感じなんだけどね。まあ、悪くないと思います。


PC290087_1.JPG

北上し最短コースで山頂へ向かいましたね。
結構な雪が降ったので雪原になっているかな、と思ったのですが、まだ潅木が出ていて、
まんまるの三国山にご対面することは出来ませんでした。
でも、霧氷の海をこぎながら辿り着いた山頂からの風景は感動的でした。


satoさんから予備知識を入れられてたから、ここだけがちょっと残念でした。
あの雑然とした感じの三国の山頂が雪のドームになっていると。

霧氷を見上げてではなく、霧氷の中での贅沢なお昼の時間。
2時間近く過ごしていたのですね。
うみと霧氷で飾られた山やまを見つめながら悠久の時につかっていました。


下りが読めてると、早く下りるのがもったいないですね。
いつまでも眺めていたい景色でした。

PC290096_1.JPG

三国山の東の地形の妙を味わう散策は、もう少し積もってからのお楽しみということで、
明王の禿の方へと戻っていきましたが、・814からの登りで見た谷を囲む尾根は、目っけ物でしたね。


あれだけゆっくりするのなら、もう少しうろつけば良かったと思うけど、結構足にきてました。(ほとんどラッセルしてないのに :oops: )

ここから眺めた武奈ヶ岳のお姿には目を見張りましたね。

武奈が違う山に見えましたね。

雪の積もった谷を渡り、往路に出ると見事なトレース。
4人組が辿られた尾根を下りましたが、標高350mでトレースに導かれ尾根を外してしまいました。
まあいいかとそのまま進みましたが、やっぱり谷はすいすいと歩けないですね。
最後は雪の谷を楽しめたということで良し良しでした(笑)。


なるほど、こういうルート取りもあるのかと感心しましたが、意外に苦労させられましたね。明王の禿まで5時間以上かかるはずです。


PC290143_1.JPG

昨年は、相次ぐ突然の出来事、からだの不具合も続き、こころの底から楽しむことが出来ない時もある中で、
お山をご一緒してくださり、ほんとうにありがとうございました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
からだの声に耳を澄まし、怪我に気を付け、歩いていきたいです。


今年はマムシと側溝と自転車のカサに注意ですね。 :mrgreen:

              山日和
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by yamaneko0922 »

山日和さん 遅コメで失礼いたします

昨年、雪の三国岳を二度訪れており、一度はsatoさんコースの後追いで、芦原岳〜三国岳〜明王の禿という周回コースを歩いたのですが、今回登りに歩かれた尾根が気になっておりました。

repを拝見して私も三国岳に・・・と思って岩籠山からはるばる縦走を試みたのですが、黒河峠から三国岳にかけての300mを登り返す気力がなくて、猿ヶ馬場山で降りてしまいました。芦原岳から眺めた三国岳が意外と白くないな・・・とも思いました。

三国岳まで行くことが出来れば、今回、登られた尾根を下降するつもりでした。
satoさんがこちらの方が「変化があって良かった」とのコメントなので、次の機会があれば、是非、この尾根を辿ってみたいと思います。

>30分ほど先発して、しかも4人いたのにこれは意外だった。と言っても、ここまでのラッセルはすべてsatoさん任せ。驚くほど回転の速い足取りでガンガン登って行き、トレースを辿るだけの自分が離されてしまうほどである。

これまでのrepからしても、satoさんのスピードは相当でしょう。先発グループの方が早かったら、そちらの方が驚きです。

>体重差がかなりあるので、satoさんが踏んだ跡でもズブズブと潜ってしまうこともしばしばだ。

・・・ということは潜らないことがあるんですね :o

>赤坂山からのトレースもなく、今日の三国山は貸切りのようである。

私が昨年、訪れた時はいずれも、明王の禿まではわずかにトレースがあるのですが、そこから先、三国岳まで足を伸ばす人はいないようでした。
ここからが白眉とも云うべきところでしょう。

>出だしで方向を間違えて余計なヤブ斜面ラッセルを強いられる羽目に

p814に南側からダイレクトに取りつかれた・・・のでしょうか?
でも、このp814も樹木のない好展望のピークだったような

>若いブナ林の広がる台地。見渡す限りの霧氷の森を気持ち良く歩くことができる。

このブナの台地も良かったですが、ここと三国岳の間の複雑な地形もいいですよね。私は三国岳から南に伸びる尾根を下降して、西側からこのブナの台地に乗った覚えがあります。
私が訪れた時にはそれほど霧氷はありませんでしたが、さぞかし素晴らしい光景でしょうね。

>それでもあまり展望のない無雪期とは違って360度のパノラマは素晴らしい。こんなにいい山頂ならまた積雪期に来てみたいと思う。

無雪期と積雪期のあまりの違いには驚くばかりでした。

>登りとは少しコースを変えて、明王の禿の下の往路に合流する。

三国岳〜明王の禿は短い距離の間にも複雑な地形と植生の変化があるので、その変化を堪能することが出来ますね。

>青空には恵まれなかったが、新雪と霧氷を味わえたいい山納めだった。

モノトーンであるが故の美しさを感じることがあります。特に山から眺める琵琶湖の景色にはそう思うことが多いです。

岩籠山〜猿ヶ馬場の山行は改めてrepでご報告させて頂きたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

蛇足ではありますが、昨年のrepです。

http://www.yabukogi.net/viewtopic.php?f ... acdee293bf

http://www.yabukogi.net/viewtopic.php?f ... acdee293bf
山猫 🐾
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山日和
記事: 3571
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖西】山納めは新雪と霧氷の三国山

投稿記事 by 山日和 »

山猫さん、どうもです。

repを拝見して私も三国岳に・・・と思って岩籠山からはるばる縦走を試みたのですが、黒河峠から三国岳にかけての300mを登り返す気力がなくて、猿ヶ馬場山で降りてしまいました。芦原岳から眺めた三国岳が意外と白くないな・・・とも思いました。

猿ヶ馬場まででも十分過ぎると思いますが・・・ :mrgreen:

三国岳まで行くことが出来れば、今回、登られた尾根を下降するつもりでした。
satoさんがこちらの方が「変化があって良かった」とのコメントなので、次の機会があれば、是非、この尾根を辿ってみたいと思います。


そうですね。当初予定の尾根を下りましたが、登りの尾根の方か植生が豊か(つまりブナが多い :D )でした。

PC290017_1.JPG

これまでのrepからしても、satoさんのスピードは相当でしょう。先発グループの方が早かったら、そちらの方が驚きです。

30分先発して4人ですから、当然先着してるものと思ってました。全員ワカンにヘルメットでストック無しというのが驚きでしたが。

>体重差がかなりあるので、satoさんが踏んだ跡でもズブズブと潜ってしまうこともしばしばだ。

・・・ということは潜らないことがあるんですね :o

ほとんど無いですが、たまにあります。元々雪が固いところだけ。 :mrgreen:

私が昨年、訪れた時はいずれも、明王の禿まではわずかにトレースがあるのですが、そこから先、三国岳まで足を伸ばす人はいないようでした。
ここからが白眉とも云うべきところでしょう。


赤坂~三国~黒河峠の周回は無雪期の定番コースですが、雪が積もると簡単ではないですね。

PC290081_1.JPG

p814に南側からダイレクトに取りつかれた・・・のでしょうか?
でも、このp814も樹木のない好展望のピークだったような


県境ラインから右にずれて、谷に下りてしまいました。 :lol:

このブナの台地も良かったですが、ここと三国岳の間の複雑な地形もいいですよね。私は三国岳から南に伸びる尾根を下降して、西側からこのブナの台地に乗った覚えがあります。
私が訪れた時にはそれほど霧氷はありませんでしたが、さぞかし素晴らしい光景でしょうね。


面白い地形が味わえるところです。微妙に谷が入り込んでいい雰囲気ですよね。
三国の南尾根ということは県境ラインを忠実に進んだんですね。無雪期に歩いたことがあります。

無雪期と積雪期のあまりの違いには驚くばかりでした。

御意!!

三国岳〜明王の禿は短い距離の間にも複雑な地形と植生の変化があるので、その変化を堪能することが出来ますね。

面白いですよね。杉がなければもっといいんだけど。


PC290112_1.JPG

>青空には恵まれなかったが、新雪と霧氷を味わえたいい山納めだった。

モノトーンであるが故の美しさを感じることがあります。特に山から眺める琵琶湖の景色にはそう思うことが多いです。


そうそう、それぞれの良さがありますね。でも、もうちょっと青空が欲しかった。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

スノー衆は開催が難しい状況になってしまいましたが、こちらこそよろしくです。

                山日和
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