【松坂の山】堀坂山・観音岳-松坂の里山2座を周回する
Posted: 2022年1月03日(月) 13:08
【日 付】 2021年12月18日(土)
【天 候】 晴れ
【山 域】 松坂の山(三重県)
【メンバー】kitayama-walkほか1名
【コース】 9:10雲母谷林道入口(駐車地)-9:35東尾根取付-10:00東尾根出合-10:10P548-
10:20雲母谷の高-11:00雌岳-11:05勢津分岐-11:20▲堀坂山(757.4m)12:30-
13:15堀坂峠-13:40堀坂峠の高-13:55創造の森分岐-14:00▲観音岳(606m)14:10-
14:15白米城分岐-14:20東峰(愛宕山)-14:35御所谷山-14:55P444-15:20東屋-
15:30森林公園-15:35駐車地
<プロローグ>
これまで松坂の山は矢頭山(やずさん)だけ登っていたが、ヤマケイ分県登山ガイドでは、あと
堀坂山・観音岳と白猪山が残っていた。堀坂山(757m)は、古くから信仰の山として親しまれてお
り、堀坂峠を挟んで北側には観音岳(606m)があることから、森林公園を起点として、この2座を
周回することにした。しかし、この日は寒気が入って寒い日となり、所によってはかなりの積雪が
あるという予報であった。出発した京都市内はどんよりと曇っていたが、新名神に入ると、何と亀
山西JCTと四日市JCTの間が積雪のため通行止めという表示が出ていた。ちょっとびっくりしたが、
鈴鹿トンネルに近づくと周囲はかなり積雪しており、通行止めになるのもやむを得ないと思った。
しかし、亀山西JCTから伊勢道に向かうと次第に雲が切れてきて、日が差してきた。鈴鹿から少し
南下すると全く違った晴天になっていた。 <駐車地~東尾根出合>
松坂森林公園の入口から少し堀坂峠に向かったところに登山口があった。ここが雲母谷林道の入
口になっている。ここにはちょうどよく数台が駐車できるスペースがあった。まだ誰も駐車してい
ない。幅広の林道は堀坂山を示す案内板があり、迷うことはない。そろそろ林道歩きにも飽きた頃
に雲母コースの入口があった。「九町981m」や「堀坂山登山道雲母コース」という標識がある。
尾根に取り付いたのはいいものの、いきなりの急登が待ち構えていた。木の根っこが連続する尾根
で、固定ロープも何か所もある。ちょっと息を切らせてハアハア言いながら攀じ登っていくと、30
分足らずで東尾根の出合に着いた。ちょっと一休みしよう。 <東尾根出合~堀坂山山頂>
東尾根に出ると傾斜が緩くなってなだらかな尾根を進むことになる。すでに落葉した広葉樹の中
を軽快に登っていく。P548を過ぎると最初のピークがやってきた。雲母谷の高(578m)という標
識が立っていた。さらにぐんぐんと高度を上げていくと、尾根に突き当たったところで左手に大き
く回り込んでいく。正面に雌岳(680m)が見えてきたが、山頂直下は周回できるようだ。左から
回り込んで山頂に登った。山頂には石を積み上げた祠があり、その周辺は小さな広場になっていて、
休憩ができるところだ。雌岳からはいったん下り、鞍部で勢津分岐点があり、これを見送ると再び
植林の中を登り返していく。ほどなく堀坂山の山頂に到着した。 <堀坂山山頂>
山頂には三等三角点があったが、その角が大きく削られていて無残である。しかし、堀坂大権現
が祀られた石の祠があり、奉納された手水鉢には氷が張っていた。また石垣に屋根を被せたような
避難小屋(石室)が2棟あったが、すでに使われていないようだ。山頂からは伊勢平野、伊勢湾が
見渡せる素晴らしい眺望が広がっていた。目を凝らしてみると遠く知多半島や伊勢湾に浮かぶ神島
(小説「潮騒」の舞台)が見て取れた。南には白猪山が近くに見え、遠くには西南にピラミダルな
局ヶ岳とその左奥には迷岳、西には栗ノ木岳、修験業山、三峰山、高見山、学能堂山などの山々が
見渡せた。お昼前だが、ちょうどいい天気の下、寄せ鍋ランチをいただくことにした。寒いときに
は温かい鍋がうまい。ビールは欠かせず持参した。1時間あまり山頂に滞在して、眺望と寄せ鍋を
満喫することができた。 <堀坂山山頂~堀坂峠>
長い山頂滞在の後は、堀坂峠にめざして下山することにした。山頂からは北方向に尾根を下ってし
まいやすい。そうではなく、少し西方向に進まなければならない。ちょっと下ると小さなピークが
あるので、そこに登ってみると大日如来様が鎮座されていた。西に下るとすぐに「右堀坂峠・駐車
場」の案内板があった。ここからは急坂を下っていくことになるが、所々堀状の登山道になってい
る。途中に八幡宮跡があり、ここには大日如来像があった。堀坂峠から登ってくる、この登山道を
使えば、堀坂山には1時間ほどで登れる。登山道としてはよく踏まれていて迷うような心配もない。
<堀坂峠~観音岳>
堀坂峠には舗装された県道が通過しており、広い駐車場もある。この県道を下っていけば、森林
公園の入口に戻ることができるが、ここから北の尾根を登っていき観音岳を周回することにした。
最初は植林帯の中を登っていくが、やがて大きく右にカーブし、さらに堀坂峠の高というピークで
左に曲がって登っていくと、樹林帯から出て、右手がススキになっていて堀坂山が見えるようにな
った。ゆるやかなにアップダウンしながら進むと観音岳山頂に到着した。山頂には、プラスチック
製の椅子が2脚置いてあり、三等三角点もあった。松坂市街を見下ろすことができ、やはり知多半
島と神島がよく見えた。 <観音岳~森林公園>
観音岳から少し進むと、T字路の分岐(白米城分岐)があり、ここで東に下って登り返したピー
クが観音岳東峰であるが、愛宕山(587m)というプレートが掛けられていて、小さな石の祠もあっ
た。ここからは北東方向にどんどん下っていったが、ひとつのピークがあり、御所谷山というプレ
ートがあった。このピークをそのまま進むのではなく、一旦戻って巻き道を進むことになる。テー
プが続いているので迷うことはないが、P444を通過すると登山道は東方向の尾根を下っていくこと
になる。やがて東屋に出てくると、階段が現れてきて、森林公園に着地することになった。あとは
少し歩いて駐車地まで戻るだけであった。
【天 候】 晴れ
【山 域】 松坂の山(三重県)
【メンバー】kitayama-walkほか1名
【コース】 9:10雲母谷林道入口(駐車地)-9:35東尾根取付-10:00東尾根出合-10:10P548-
10:20雲母谷の高-11:00雌岳-11:05勢津分岐-11:20▲堀坂山(757.4m)12:30-
13:15堀坂峠-13:40堀坂峠の高-13:55創造の森分岐-14:00▲観音岳(606m)14:10-
14:15白米城分岐-14:20東峰(愛宕山)-14:35御所谷山-14:55P444-15:20東屋-
15:30森林公園-15:35駐車地
<プロローグ>
これまで松坂の山は矢頭山(やずさん)だけ登っていたが、ヤマケイ分県登山ガイドでは、あと
堀坂山・観音岳と白猪山が残っていた。堀坂山(757m)は、古くから信仰の山として親しまれてお
り、堀坂峠を挟んで北側には観音岳(606m)があることから、森林公園を起点として、この2座を
周回することにした。しかし、この日は寒気が入って寒い日となり、所によってはかなりの積雪が
あるという予報であった。出発した京都市内はどんよりと曇っていたが、新名神に入ると、何と亀
山西JCTと四日市JCTの間が積雪のため通行止めという表示が出ていた。ちょっとびっくりしたが、
鈴鹿トンネルに近づくと周囲はかなり積雪しており、通行止めになるのもやむを得ないと思った。
しかし、亀山西JCTから伊勢道に向かうと次第に雲が切れてきて、日が差してきた。鈴鹿から少し
南下すると全く違った晴天になっていた。 <駐車地~東尾根出合>
松坂森林公園の入口から少し堀坂峠に向かったところに登山口があった。ここが雲母谷林道の入
口になっている。ここにはちょうどよく数台が駐車できるスペースがあった。まだ誰も駐車してい
ない。幅広の林道は堀坂山を示す案内板があり、迷うことはない。そろそろ林道歩きにも飽きた頃
に雲母コースの入口があった。「九町981m」や「堀坂山登山道雲母コース」という標識がある。
尾根に取り付いたのはいいものの、いきなりの急登が待ち構えていた。木の根っこが連続する尾根
で、固定ロープも何か所もある。ちょっと息を切らせてハアハア言いながら攀じ登っていくと、30
分足らずで東尾根の出合に着いた。ちょっと一休みしよう。 <東尾根出合~堀坂山山頂>
東尾根に出ると傾斜が緩くなってなだらかな尾根を進むことになる。すでに落葉した広葉樹の中
を軽快に登っていく。P548を過ぎると最初のピークがやってきた。雲母谷の高(578m)という標
識が立っていた。さらにぐんぐんと高度を上げていくと、尾根に突き当たったところで左手に大き
く回り込んでいく。正面に雌岳(680m)が見えてきたが、山頂直下は周回できるようだ。左から
回り込んで山頂に登った。山頂には石を積み上げた祠があり、その周辺は小さな広場になっていて、
休憩ができるところだ。雌岳からはいったん下り、鞍部で勢津分岐点があり、これを見送ると再び
植林の中を登り返していく。ほどなく堀坂山の山頂に到着した。 <堀坂山山頂>
山頂には三等三角点があったが、その角が大きく削られていて無残である。しかし、堀坂大権現
が祀られた石の祠があり、奉納された手水鉢には氷が張っていた。また石垣に屋根を被せたような
避難小屋(石室)が2棟あったが、すでに使われていないようだ。山頂からは伊勢平野、伊勢湾が
見渡せる素晴らしい眺望が広がっていた。目を凝らしてみると遠く知多半島や伊勢湾に浮かぶ神島
(小説「潮騒」の舞台)が見て取れた。南には白猪山が近くに見え、遠くには西南にピラミダルな
局ヶ岳とその左奥には迷岳、西には栗ノ木岳、修験業山、三峰山、高見山、学能堂山などの山々が
見渡せた。お昼前だが、ちょうどいい天気の下、寄せ鍋ランチをいただくことにした。寒いときに
は温かい鍋がうまい。ビールは欠かせず持参した。1時間あまり山頂に滞在して、眺望と寄せ鍋を
満喫することができた。 <堀坂山山頂~堀坂峠>
長い山頂滞在の後は、堀坂峠にめざして下山することにした。山頂からは北方向に尾根を下ってし
まいやすい。そうではなく、少し西方向に進まなければならない。ちょっと下ると小さなピークが
あるので、そこに登ってみると大日如来様が鎮座されていた。西に下るとすぐに「右堀坂峠・駐車
場」の案内板があった。ここからは急坂を下っていくことになるが、所々堀状の登山道になってい
る。途中に八幡宮跡があり、ここには大日如来像があった。堀坂峠から登ってくる、この登山道を
使えば、堀坂山には1時間ほどで登れる。登山道としてはよく踏まれていて迷うような心配もない。
<堀坂峠~観音岳>
堀坂峠には舗装された県道が通過しており、広い駐車場もある。この県道を下っていけば、森林
公園の入口に戻ることができるが、ここから北の尾根を登っていき観音岳を周回することにした。
最初は植林帯の中を登っていくが、やがて大きく右にカーブし、さらに堀坂峠の高というピークで
左に曲がって登っていくと、樹林帯から出て、右手がススキになっていて堀坂山が見えるようにな
った。ゆるやかなにアップダウンしながら進むと観音岳山頂に到着した。山頂には、プラスチック
製の椅子が2脚置いてあり、三等三角点もあった。松坂市街を見下ろすことができ、やはり知多半
島と神島がよく見えた。 <観音岳~森林公園>
観音岳から少し進むと、T字路の分岐(白米城分岐)があり、ここで東に下って登り返したピー
クが観音岳東峰であるが、愛宕山(587m)というプレートが掛けられていて、小さな石の祠もあっ
た。ここからは北東方向にどんどん下っていったが、ひとつのピークがあり、御所谷山というプレ
ートがあった。このピークをそのまま進むのではなく、一旦戻って巻き道を進むことになる。テー
プが続いているので迷うことはないが、P444を通過すると登山道は東方向の尾根を下っていくこと
になる。やがて東屋に出てくると、階段が現れてきて、森林公園に着地することになった。あとは
少し歩いて駐車地まで戻るだけであった。