【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

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kzo
記事: 36
登録日時: 2014年2月12日(水) 19:24

【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

投稿記事 by kzo »

【日 付】2021年12月28日(月)
【山 域】台高
【コース】花折峠口P7:30---8:05花抜峠---10:45八町尾根---11:20六線索道跡---12:40花抜峠---14:10花折峠口P
【メンバー】わりばしさん kzo

 わりばしさんの奥八町滝や六線索道のレポ
https://www.yabukogi.net/viewtopic.php?f=4&t=4799)の中で
「kzoも行ってみたいですが、技量が。。。」と書き込んだのですが、
その後わりばしさん自ら案内していただける事になりました。
 
この時期、稜線や日陰には積雪があるけど、まあ大丈夫だろうと思って道の駅 海山に到着すると、溶けた雪だるまが飾ってある!
大台林道に入ると稜線は勿論、山腹や林道にも雪が出てきました。
小木森滝も氷瀑ではないものの真っ白!途中でkzoの軽バンは進行不能、デポしてわりばし号に乗せてもらい、
雪で倒れた倒木や落石を処理しながら花抜峠への登山口に到着しました。

今日の積雪では小木森滝経由は難しいだろうとの事、土倉古道花抜峠経由で進む事になりました。

林道を離れ小さな渡渉を終えると早速立派な木馬道が出てきました。
山腹を徐々に高度を上げながら進みます。
施業変遷史によると昔、晴れだと牛が労働拒否するので、屋根に水を撒いて牛に雨だと思わせたとか。
ここも牛が通っていたんでしょうか。それ位立派な道が残っています。
わりばしさんによると最初来た頃に比べ、崩落は進んでいるとの事。
所々抜けている場所は積雪の下が見えないので緊張します。
 
DSCN3588.jpg
 
徐々に樹林のなかから熊野灘が見えてくる様になってきました。
カメラを出すのですが樹林しか写らなくて、もたもたしていると
これからどんどん景色良くなってくるから~とわりばしさん。
花抜峠に着くとその通り、熊野灘の絶景を見る事ができました。
今日の熊野灘はベタ凪、太陽光が反射して空に島が浮いている様な模様ができています。
 
DSCN3595.jpg
 
稜線は膝下から股下位の積雪!杖代わりの傘が持ち手まで埋まります。
綺麗な風紋が出来ていました。
積雪が心配ですが、行けるところまで進んでみる事にしました。
 
DSCN3602.jpg
 
ここからは尾根を進みますが、積雪が多く、思った様に進めません。
稜線でこの積雪は、わりばしさんでも初めてだそうです。
新雪で柔らかく、雪の下の岩や倒木に気を付けて進みます。

嘉茂助谷ノ頭(与八高)の東の、南へ別れる尾根までラッセル登りです。しんどい!
ここまで来れば、索道跡までいけるだろうとの事、もうちょい頑張ってみます。

稜線に杭が見えて、頭が赤くスプレーされていました。
「山」、「宮」の他に陶器の3桁の漢字の数字がはめられた杭もありました。
昔はしっかり管理されてたんですね。

緩い下り坂を進むと、凹みが見えてきました。これを辿って索道跡まで行けるそうです。
周りは先ほどまでとは違い、なだらかな地形が広がっています。
ここですよ~と教えていただいた所には、いかにも人工的な台地がありました。
沢側には石垣が確認できます…が、雪に埋もれていました。
 
DSCN3618.jpg
 
この辺に部品があるはず…とわりばしさんが探すと、ドンピシャで金属の部品が出てきました。すごい記憶力っ!!
今日のコンディションではここまで、この先すぐに飯場跡があるよと教えていただきました。
はい。また来ます!!とお返事しました。行きたい場所がどんどん増えていく…(笑)

帰路は往路を辿り、大台林道へ。明らかに雪が解け、岩の露出が増えていました。
大台林道の車道にもあちこちで土倉古道時代?の石垣が露出していました。
麓に降りるとツツジが咲いてる!ここは海山、南国でした。
 
DSCN3635.jpg
 
今日も無事下山、わりばしさん今回も有難うございました!!
皆様よいお年を!

kzo
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

投稿記事 by わりばし »

あけましておめでとうございます、kzoさん。
 
この時期、稜線や日陰には積雪があるけど、まあ大丈夫だろうと思って道の駅 海山に到着すると、溶けた雪だるまが飾ってある!
大台林道に入ると稜線は勿論、山腹や林道にも雪が出てきました。
小木森滝も氷瀑ではないものの真っ白!途中でkzoの軽バンは進行不能、デポしてわりばし号に乗せてもらい、
雪で倒れた倒木や落石を処理しながら花抜峠への登山口に到着しました。

登山口付近では20cmを越える轍になってました。
千尋峠まで行くのは無理でしたね。
大台林道が雪に弱いのを改めて感じました。
まあ、こんな雪はそうそう降りませんが・・
:mrgreen:

今日の積雪では小木森滝経由は難しいだろうとの事、土倉古道花抜峠経由で進む事になりました。

こんな雪の多いのは初めてです。
小木森滝経由ならラッセル地獄でした・・


林道を離れ小さな渡渉を終えると早速立派な木馬道が出てきました。
山腹を徐々に高度を上げながら進みます。
施業変遷史によると昔、晴れだと牛が労働拒否するので、屋根に水を撒いて牛に雨だと思わせたとか。
ここも牛が通っていたんでしょうか。それ位立派な道が残っています。
わりばしさんによると最初来た頃に比べ、崩落は進んでいるとの事。

このあたりの木馬道の中ではここが一番しっかり残っています。

徐々に樹林のなかから熊野灘が見えてくる様になってきました。
カメラを出すのですが樹林しか写らなくて、もたもたしていると
これからどんどん景色良くなってくるから~とわりばしさん。
花抜峠に着くとその通り、熊野灘の絶景を見る事ができました。
今日の熊野灘はベタ凪、太陽光が反射して空に島が浮いている様な模様ができています。

山から望む太平洋は、どこまでも続いていて特別な感じがします。
補陀落渡海で浄土を目指した気持ちがわかります。

 
稜線は膝下から股下位の積雪!杖代わりの傘が持ち手まで埋まります。
綺麗な風紋が出来ていました。
積雪が心配ですが、行けるところまで進んでみる事にしました。

稜線に着けば雪は落ち着くと思っていたので
花抜峠付近の雪の多さに驚きました。
長靴で対応できると踏んでいたのですが
思いっきり雪が入りべちゃべちゃになっちゃいましたね。

 
雪の坊主
雪の坊主

ここからは尾根を進みますが、積雪が多く、思った様に進めません。
稜線でこの積雪は、わりばしさんでも初めてだそうです。
新雪で柔らかく、雪の下の岩や倒木に気を付けて進みます。

嘉茂助付近でのラッセルは想定外でした。 :o
前日にかなり降ったんですね。


稜線に杭が見えて、頭が赤くスプレーされていました。
「山」、「宮」の他に陶器の3桁の漢字の数字がはめられた杭もありました。
昔はしっかり管理されてたんですね。

八町尾根を歩く人はあまりいませんが
結構人の匂いのする場所で
昔は利用する人も多かった感じがします。


緩い下り坂を進むと、凹みが見えてきました。これを辿って索道跡まで行けるそうです。
周りは先ほどまでとは違い、なだらかな地形が広がっています。
ここですよ~と教えていただいた所には、いかにも人工的な台地がありました。
沢側には石垣が確認できます…が、雪に埋もれていました。
 
索道跡の石垣を撮ってもらおうと思ったのですが。
1mぐらいの雪庇になっていて無理でした。
これもビックリです。


この辺に部品があるはず…とわりばしさんが探すと、ドンピシャで金属の部品が出てきました。すごい記憶力っ!!
今日のコンディションではここまで、この先すぐに飯場跡があるよと教えていただきました。
はい。また来ます!!とお返事しました。行きたい場所がどんどん増えていく…(笑)

飯場跡にはこんなのも落ちています。
また、見に行ってくださいな。


PC110073.JPG

帰路は往路を辿り、大台林道へ。明らかに雪が解け、岩の露出が増えていました。
大台林道の車道にもあちこちで土倉古道時代?の石垣が露出していました。
麓に降りるとツツジが咲いてる!ここは海山、南国でした。

石垣の露出・・
さすが見る所が違いますねえ。

 
今日も無事下山、わりばしさん今回も有難うございました!!

嘉茂助の大雪という貴重な体験をありがとうございました。
また、力になれることがあればお手伝いしますよ。

                   わりばし

グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

kzoさん、明けましておめでとうございます。

「kzoも行ってみたいですが、技量が。。。」と書き込んだのですが、
その後わりばしさん自ら案内していただける事になりました。


まあ親切に。でも・・・・案内する時期が・・・・

この時期、稜線や日陰には積雪があるけど、まあ大丈夫だろう

黒潮に近い南国の山だからソウ思いますよね。

途中でkzoの軽バンは進行不能、

4WDの軽トラなら行けるのだろうけど。

今日の積雪では小木森滝経由は難しいだろうとの事、

下半身沢装束じゃないですよね。
積雪が無かったら小木森滝上の渡渉は靴を脱いでジャブジャブ?
お~~ 寒!!

稜線は膝下から股下位の積雪!杖代わりの傘が持ち手まで埋まります。
尾根を進みますが、積雪が多く、思った様に進めません。
南へ別れる尾根までラッセル登りです。しんどい!


わお!! 太平洋岸の山なのにそんなに積もっていましたか。
頭上は青空なのに雪花が舞うことはありますが、鈴鹿なみの積雪ですね。

今日のコンディションではここまで、この先すぐに飯場跡があるよと教えていただきました。
はい。また来ます!!とお返事しました。行きたい場所がどんどん増えていく…(笑)


わりばしさんも想定外の積雪だったようで予定していた所をいっぱい端折っての案内だったですね。

kzoさん、今年もマニアックな探索レポを期待しています。


               グー(伊勢山上住人)
kzo
記事: 36
登録日時: 2014年2月12日(水) 19:24

Re: 【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

投稿記事 by kzo »

わりばしさんこんばんは。遅いレスですみません。今年も宜しくお願いいたします。
 
こんな雪の多いのは初めてです。
小木森滝経由ならラッセル地獄でした・・
 
谷筋は無理でしたね。昨日今日と腰越谷やハライドのつもりでしたが朝明の駐車場より先、殆ど進めませんでした(笑)
 
山から望む太平洋は、どこまでも続いていて特別な感じがします。
補陀落渡海で浄土を目指した気持ちがわかります。
 
そうか、なにかに例えられそうな気がしましたがkzoはできませんでしたが、確かにそんな感じがしました!
ありがたや~!!
 
飯場跡にはこんなのも落ちています。
また、見に行ってくださいな。
 
はい!また見てきますね!!

kzo
kzo
記事: 36
登録日時: 2014年2月12日(水) 19:24

Re: 【台高】小木森滝と奥八町滝と六線索道【雪景色編】

投稿記事 by kzo »

グーさん遅くなりましたが明けましておめでとうございます!
 
下半身沢装束じゃないですよね。
積雪が無かったら小木森滝上の渡渉は靴を脱いでジャブジャブ?
お~~ 寒!!
 
事前の打ち合わせは簡単な渡渉ができる装備、だったのですが、
到底ムリでした。しかし結局、雪でべちょべちょでした(笑)
 
わお!! 太平洋岸の山なのにそんなに積もっていましたか。
頭上は青空なのに雪花が舞うことはありますが、鈴鹿なみの積雪ですね。
 
昨日今日と朝明でしたが、70Cm程、さすがにそんなには無かったかも…(笑)
わりばしさんと、「グーさんはこの雪をどこで楽しんでいるんだろう」って言いながら歩いてたんですよ(笑)
 
わりばしさんも想定外の積雪だったようで予定していた所をいっぱい端折っての案内だったですね。
 
わりばしさん本当に良い方です!わざわざご足労して手取り足取り教えていただきました。
今年もまたレポートしますので、良かったら見てくださいm(__)m
 
kzo
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