【赤石南部】 緊張の連続、篠井山を登る

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おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
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【赤石南部】 緊張の連続、篠井山を登る

投稿記事 by おど+ »

たまには遠くの山のレポもよいかなと思い、投稿します。

【 日 付 】 2021年12月04日(土)
【 山 域 】 赤石山脈南部
【メンバー】 単独
【 天 候 】 快晴
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
07:00 (00:00) 195m 0.0km 馬込駐車地 出発
07:10 (00:10) 240m 0.6km 馬込登山口
08:05 (00:55) 703m 2.3km 703mピーク
08:40 (00:35) 910.7m 2.9km 四等三角点(一ノ森)
09:05 (00:25) 982m 3.5km 成島コース合流
09:15 (00:10) 1030m 3.7km 行者の庭
09:55 (00:40) 1270m 4.4km アルプス展望台
10:10 (00:15) 1380m 4.8km 満願寺跡 (7分滞在)
10:22 (00:12) 1394.4m 5.0km 篠井山 休憩
10:30 (00:08) 1394.4m 5.0km 篠井山 出発
10:35 (00:05) 1380m 5.1km 御堂分岐
11:40 (00:35) 970m 6.1km 休憩地点 昼食休憩
11:55 (00:15) 970m 6.1km 休憩地点 出発
12:10 (00:15) 710m 6.8km 尾根分岐
12:35 (00:25) 394m 8.1km 394mピーク
12:50 (00:15) 195m 8.8km 馬込駐車地 到着
【 距離 】  8.8Km
【 累積標高 】+1354 -1354m
【 時間 】  05時間50分

Googleフォト : https://photos.app.goo.gl/obwK5aJfCvshwW5g8
Garmin Connect: https://connect.garmin.com/modern/activity/7916227601
ルート地図  : https://yama-kioku.c.blog.ss-blog.jp/_i ... 04_map.jpg

 富士山の冠雪が進み、一週間前には御池岳からも遠く望むことが出来ました。 しかし、こうなると近くで見たくなってしまい、以前から計画していた富士山の展望地の「篠井山(しのいさん)」へ向かいました。

 以前であれば、山梨県の南部の山は南アルプスなどに遮られ、遠くて日帰りは大変でしたが、新東名と中部横断道が完成し、名古屋からだと2時間半弱と現実的な時間で行けるようになりました。

 日の出も遅くなり7時頃に登山口に到着しますが、一般コースの奥山温泉からでなく、廃道扱いの馬込(まごめ)からとします。(こちらだとICからすぐでした) 登り始めは林道を進みますが、程なくして植林の斜面となりました。 この辺りはつまらないところですが、標高は一気に上がるので善し悪しでしょう。

 一旦傾斜が緩むと、右手に富士川を望みながら歩いていき、尾根沿いに古道が残って雰囲気は悪くはありません。 暫くは古い道(昔は篠井山への参拝道だったのでしょう)を進みますが、細尾根などもあり歩く人も少なくなって荒廃が進んでいました。 四等三角点の「一ノ森」に到着しますが、その手前で崩壊地を通過するので慎重に進みます。

 この三角点から先が、このコースの核心部となります。 切れ込んだ尾根は当たり前で、何箇所か崩壊斜面の脇を通ります。 また、急斜面の登りなどは掴むところも少なく、よつん這いになって登っていきました。
 980m地点で、北西からの成島からの尾根と合流します。 この合流点は広く平坦地となっており、テントなどで泊まるには最適でしょう。(水場はなさそうですが)

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 更に尾根は険しくなりますが、慣れてきたこともあり危険と思えるようなところは暫くありませんでした。 「行者の庭」と名付けられた、自然に出来た庭園を通過すると、前方に巨大な岩壁が見えてきました。
 ここは岩壁を避け道は左へ折れますが、その先は扇状の斜面が続いており、テープなどもなく道が不明瞭となります。 左に現れた尾根に取り付き無事登山道に復帰しますが、急登は続くので古いトラロープなどもありますが気は抜けません。

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 無事に岩壁の上に到着すると、ご褒美とばかりに後方に展望が広がります。 ここまで登れば暫く急登は続きますが、広い尾根となり一安心です。 展望の無いアルプス展望台を過ぎると、次第に傾斜が緩み南北に広がる「篠井山」の山頂台地に到着しました。 南から周回で利用される尾根と合流すると、テープが現れ明確な踏み跡となりました。
 そして数分後、双耳峰の北峰手前の「満願寺跡」に到着しました。 ここからは東斜面が伐採され、富士山が間近に拝めます。

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 近くの北峰の上部には神社が祀られていますが、冬支度のためか祠を雪囲している作業中でした。 ここから南峰までは5分ほどで、急斜面を登り切ると山頂標識があらわれます。 こちらからは富士山に加えて駿河湾が望めました。

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 こちらの山頂には人も多く、眺めを見てなっとくしたところで早々に下山を開始しました。 下山は、周回とするためにこちらも廃道扱いの「御堂」方面へ下っていきました。 南峰と北峰との鞍部にある分岐で東尾根へ向かいますが、出だしの斜面が切れており手がかりもないので、一番緊張します。 ソロリソロリと通過すると、その先は明確な尾根となり一安心です。

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 こちらにもテープはほとんど無く、道標が時々現れる程度です。 そのため現在位置を随時確認しながら降りていきますが、途中尾根をそのまま降りていきこのコース一番の危険箇所をパスしてしまいました。(尾根の左へ降りていくのが正解) 結果的に危険箇所をパスできたので良いのですが、尾根を降りる所も岩があり、安全とは言えません…。

 ここから暫くは谷の中を歩いていきますが、危険なところも無く雰囲気のよいところでした。

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 途中で昼食休憩を取ると、標高850m以下で暗い植林の中を降りていきます。 700m付近で登山道は南の御堂集落へ降りていきますが、馬込に戻るため北東尾根へ向かいました。 この辺りはすべて植林となっており、尾根沿いには終始作業道が残っており楽できます。 また、途中に古い石碑なども残っており、この尾根も昔は生活道として利用されていたのでしょう。

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 駐車したところへピンポイントで向かうと、登山道分岐から2kmを僅か40分で到着しました。

おど+
skywalk
記事: 519
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【赤石南部】 緊張の連続、篠井山を登る

投稿記事 by skywalk »

おどさん、こんばんは。
前から計画していた富士山の展望地の「篠井山(しのいさん)」へ向かいました。
篠井山ってどこ?というくらい土地勘のないところですが、富士山の展望に良い所なんですね。

新東名と中部横断道が完成し、名古屋からだと2時間半弱と現実的な時間で行けるようになりました。
名古屋からは割合便利なんですね。といっても最近ガソリンはやたら高いし高速代もバカ高いからおいそれと
遠出するのは躊躇してしまいます。

廃道扱いの馬込(まごめ)からとします
破線ルートはピンからキリまであるから要注意ですが、うまくいくかな。

この三角点から先が、このコースの核心部となります。 切れ込んだ尾根は当たり前で、何箇所か崩壊斜面の脇を通ります。 また、急斜面の登りなどは掴むところも少なく、よつん這いになって登っていきました。
おお、やはり一筋縄にはいきませんね。四つん這いで登るって一体どんなところ?

「行者の庭」と名付けられた、自然に出来た庭園を通過すると、前方に巨大な岩壁が見えてきました。
見せ場もあるんだ。岩壁なんか近づいてきたらドキドキしそう。

 ここから南峰までは5分ほどで、急斜面を登り切ると山頂標識があらわれます。 こちらからは富士山に加えて駿河湾が望めました。
目標達成おめでとうございます。1400m弱の山頂と言っても登山口が200mもないんじゃ大変だと思います。おどさんはタフなんですね。

700m付近で登山道は南の御堂集落へ降りていきますが、馬込に戻るため北東尾根へ向かいました。
返りは破線すらないバリバリルートですか、チャレンジングですね。

駐車したところへピンポイントで向かうと、登山道分岐から2kmを僅か40分で到着しました。
トラブルもなく下山できて良かったですね。
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【赤石南部】 緊張の連続、篠井山を登る

投稿記事 by おど+ »

skywalkさん、ご無沙汰しています。 返信遅くなりました。

>篠井山ってどこ?というくらい土地勘のないところですが、富士山の展望に良い所なんですね。
 この辺りの山は、やぶこぎでは一部の方を除いて、全く馴染みがないと思います。 :mrgreen:

>名古屋からは割合便利なんですね。といっても最近ガソリンはやたら高いし高速代もバカ高いからおいそれと
>遠出するのは躊躇してしまいます。

 幸いガソリンも高止まり状態ですが、ひとりで行動するには勿体ないですねぇ。 それよりも今は戻りましたが、一時期ETCの値引きがなくなったのが痛かったです…。

>おお、やはり一筋縄にはいきませんね。四つん這いで登るって一体どんなところ?
 傾斜は大したこと無いのですが、この時期は落ち葉で滑りやすいので、手足4本動員で登りました。 :D

>返りは破線すらないバリバリルートですか、チャレンジングですね。
 バリルートというほどではないですね。 所詮は里山なので、やぶこぎの人の中には「甘いな」と思う人も多いのでは? :mrgreen:

>トラブルもなく下山できて良かったですね。
 予定通りに周回できたので、気持ちの良い登山が楽しめました。(逆にうまく行き過ぎて、早く下山しすぎましたが…)

岩壁上から北方面を望む
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おど+
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