秋の月夜を北穂池で過ごす

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たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

【日時】2011年10月9~10日
【山域】北ア南部
【天候】晴れ
【コース】
   10月9日
   上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00


昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。
そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。
連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

本谷橋を過ぎると一般道とは別世界の静かなゴーロ歩きがはじまる。
横尾本谷も二度目の今年は要領がわかっているので歩きやすい。
背後に聳える屏風の頭が立派に見えるようになると、いよいよ横尾本谷左俣の入り口だ。
岩石に埋め尽くされた左俣は深く暗く静まり返っていて、なんだか嫌な雰囲気が漂っている。
白出沢も似た形容ができる谷だが、こちらの方が暗く汚い感じがする。
ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。
獅子鼻針峰群
獅子鼻針峰群
雪渓を過ぎるとすぐに北穂の滝が見えてきた。
100mの落差があるというその滝は、気温が低いので半凍結状態。
滝から落ちてくるのは水しぶきではなくて、氷粒なので周囲は真っ白となっている。
滝のすぐ上で谷は二俣となり、左俣へ進めば北穂池へのショートができる。
しかし、ネット情報によれば敗退した山行レポも見てるので安全とされる右俣へ入ることにする。
8月の南ア福川源頭のルートミスで痛い目にあっているので、今回はなるべく無理はしたくない。
北穂池へは左俣カールから北穂北壁直下2,700mを経由して入るというのが今日の計画なのだ。
二ノ池に影落とす南岳
二ノ池に影落とす南岳
チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。
昨年の右俣カールの眺めでは失望したので、あまり期待はしていなかっただけにその感動は大きい。
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。
しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。
北穂北壁~北穂小屋の人声が聞こえてきます
北穂北壁~北穂小屋の人声が聞こえてきます
北穂池へ一番安全に行けるという北壁直下2,700m地点まではまだ200mも登らなくてはいけない。
よたよたと登っていると北穂池の方へ延びる踏み跡が目に入った。
ネット情報ではひどいヤブで相当厳しいというトラバースは、見たところそれほど難しそうには思えない。
疲れた体は楽なトラバースの誘惑に勝つことができず、当初の予定を変更してトラバースルートに入ってしまった。
まずはナナカマド帯へ突入だ、上手に通過するには決して彼らに逆らわないことだ。
枝の流れる方向にジグザクに進んで行けば、10分ほどで問題なく抜けることができた。
次の問題は氷でコーティングされた小さなルンゼの通過となる。
履き古してソールがツルツルの山靴で歩くのは辛い、慎重に進んでいこう。
無事にルンゼを通過すれば岩場の端の踏み跡をたどっていく。
日当たりが悪いので、氷や新雪を踏みしめながらの前進だ。
最後にもう一度ナナカマド帯を抜けると、枯れ果てたキイチゴ畑の下に北穂池が現れた。
頭上に聳える北壁には氷結した白い筋が何本も走り、落石でガラガラと不気味な音をたてている。
朝の一ノ池と常念山脈
朝の一ノ池と常念山脈
キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。
夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。
身の毛もよだつ恐ろしい音だ、どうか寝てる間に大崩落が起きませんように・・・

朝は北壁が真っ赤に染まるのを期待していたが、残念ながら雲が多くてモルゲンロートは見られなかった。
紅葉といいモルゲンロートといい赤色とはとことん縁がない今回の山行だ。
二ノ池から草地を下って一ノ池をぐるっと朝のお散歩。
撮影ポイントを見つけるが、水面が凍っていて山の影がうまく池に写ってくれない。
紅葉にモルゲンロートに逆さ景色も自然は思うようにはならないものだ。
湖畔遊びを楽しんで気がつけばもう8時半だ、急いで左俣へ戻るとしよう。
カールから見下ろす左俣~屏風の頭の下に北穂池が見える
カールから見下ろす左俣~屏風の頭の下に北穂池が見える
左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。
左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。
雪渓の上で南岳へ向かうという初老のご夫婦とすれ違った。
左俣は南岳へのワンデイルートとして利用する人が時々いるようだ。
横尾まで戻ると再び喧騒の観光地となる。
静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。
北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。
最後に編集したユーザー たんぽぽ [ 2011年10月13日(木) 17:38 ], 累計 1 回
六右衛門(YaS)
記事: 159
登録日時: 2011年5月11日(水) 20:34
お住まい: 大阪府三島郡島本町山崎
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Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 六右衛門(YaS) »

たんぽぽさん こんばんは〜 お久しぶりでございます。

昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。

以前に言われていた夢のコースついに決行ですね。

そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。
連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

3連休の最期の日(11日)の夕方松本駅に行ったらすごい人でした。涸沢は恐ろしいことになっていたでしょうね。

チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。

ここの眺めは私も感動しました。

昨年の右俣カールの眺めでは失望したので、あまり期待はしていなかっただけにその感動は大きい。
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。

私もこの3連休に1日南アを歩いて見ましたが、今年の紅葉は諦めました。色づいていないというより、枯れたような感じです。

雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。

いいですね〜。常念山脈が月夜に浮かぶ様子が想像されます。酒が美味そうです!

左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。

良いルートを教えて頂きました。涸沢から尾根を乗り越すのはよく分らないので・・・

北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ上高地に向おう。[/quote]

満足感がたっぷり出てますね。またチャレンジングなルートを教えて下さい。

    六右衛門
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 緑水 »

タンポポしゃん おはようサン。

残雪がなくなったから休眠かと思ってましたが、ガッツ好い遊びしてますね。サスガだなあおもいますた。


● 枯れ尾花 すかして昇る 天照
● 枯れ尾花 すかして昇る 天照
たんぽぽ さんが書きました:【日時】2011年10月9~10日
【山域】北ア南部
【天候】晴れ
【コース】
   10月9日
   上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00
今秋は涸沢ヒュッテの彼女に愛に行こうと思いながらできませんでしたワン。

レポ読ませてもらいましたが、羨ましくてパスしますね。スンマヘン

行きかう山ガールとの会話、パチリンコはなかったのですか。 8-)

ガールの出てこないレポは興味半減ですから。

                           緑水
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by pana »

たんぽぽさんこんにちわ~@ランチタイム中です(^^)   

10月9日
   上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00

みんながアルプスに行きたくなる季節ですね~♪

昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。

いいな、すてきな山行や~♪
私も来年はと思うけど・・・孫や、息子や主人の次が私の山です・・・(涙)


連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。

たんぽぽさんの様子、眼に浮かびます。

ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。

タンポポワールドは残っててよかったですね~♪

[
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。
しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。

今年の紅葉はいいのかと思ってたのにも残念でしたね。
ここまで来れただけでも、感謝しなあかんよ。家族に感謝、お天気に感謝、自分の健康に感謝♪


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。

キイチゴの最盛期はいつごろですか~
その頃登りたい♪


雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。

羨ましいです。湖畔の宿。

静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。
北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。

とてもすてきな山のレポありがとうございました。
私には無理かな・・・行きたいな。
毎年目標を持って山に登るって云うのはいいですね。
私も見習おうっと。

私は1日だけ芦生でした。
マイタケ、ヒラタケ、ハナビラタケ、ヤマブシダケ、登山口でハタケシメジ・・・きのこ三昧でした(^^)
  pana
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

六右衛門さん、こんばんは。

以前に言われていた夢のコースついに決行ですね。
六右衛門さんからいただいたアドバイスも参考にさせてもらって左俣カールに入ることができました。

3連休の最期の日(11日)の夕方松本駅に行ったらすごい人でした。涸沢は恐ろしいことになっていたでしょうね。
どこかのサイトには今年の涸沢の人出は過去最高ともありました。
小屋泊まりなんかで行ったら最悪でしょうね。
横尾の行列がすごかった、でも涸沢はもっとすごいだろうな。
横尾の行列がすごかった、でも涸沢はもっとすごいだろうな。
ここの眺めは私も感動しました。
谷が殺風景でつまらないだけにここの感動は増幅されるのでしょう。

私もこの3連休に1日南アを歩いて見ましたが、今年の紅葉は諦めました。色づいていないというより、枯れたような感じです。
積雪がなかったであろう南アでもダメでしたか・・・
左俣では2,400mくらいまで新雪が残ってました、ナナカマドは全滅ですわ。

いいですね〜。常念山脈が月夜に浮かぶ様子が想像されます。酒が美味そうです!
熱燗でもあればサイコー
でも、今回は軽量化でノンアルコールでしたわ、トホホ。
ヒザが辛いんで極力ザックの軽量化に努めております。

良いルートを教えて頂きました。涸沢から尾根を乗り越すのはよく分らないので・・・
カールから真横に進んでいくだけです。
南岳から見下ろして撮った写真で何度もイメージトレーニングしてましたが、予想通りのルートで楽勝でした。

満足感がたっぷり出てますね。またチャレンジングなルートを教えて下さい。
こちらこそまたいろいろ教えてくださいね。
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

緑さん、こんばんは。

お月さまがきれいですね~
今宵はジュピターと仲良くデートだよん。

残雪がなくなったから休眠かと思ってましたが、ガッツ好い遊びしてますね。サスガだなあおもいますた。
雪がないんで半休眠状態ですよ。
最近はヤボ用に忙殺されて、北穂池山行もモチが上がらなかったんです。

今秋は涸沢ヒュッテの彼女に愛に行こうと思いながらできませんでしたワン。
また来年の楽しみができていいじゃないですか。

行きかう山ガールとの会話、パチリンコはなかったのですか。 8-)
1日で北穂池まで届くか心配でそんな余裕はなかったです。

ガールの出てこないレポは興味半減ですから。
アプローチは山ガ街道ですから書き出せばきりがないですが、山ガネタは946センセイにお任せしておきましょう。
北穂北壁を仰ぐ
北穂北壁を仰ぐ
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 山日和 »

たんぽぽさん、こんばんは。

   
上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00


実はこの辺も考えたんですよ~。でも人の多さに恐れをなして断念しました。

連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。


やっぱりねえ。

横尾本谷も二度目の今年は要領がわかっているので歩きやすい。
背後に聳える屏風の頭が立派に見えるようになると、いよいよ横尾本谷左俣の入り口だ。


横尾本谷はぜひ行ってみたいところです。

雪渓を過ぎるとすぐに北穂の滝が見えてきた。
100mの落差があるというその滝は、気温が低いので半凍結状態。
滝から落ちてくるのは水しぶきではなくて、氷粒なので周囲は真っ白となっている。


いいですね~。見てみたい!!

チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。


いいですね~×2 (^^ゞ

しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。


ここでもそんな状態だったんですねえ。大猫でもガックリきてましたが、日本中どこでも同じなんやろか?

最後にもう一度ナナカマド帯を抜けると、枯れ果てたキイチゴ畑の下に北穂池が現れた。


先月のヤマケイに載ってたので、もっと行く人がいるのかと思ってましたが。

雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。


言うことなしの場所ですが、あまり大きな声で言わない方が・・・・
ヤブコギが叩かれると困るので・・・
気が付いたら朝だったってな感じで納めといて下さい。

撮影ポイントを見つけるが、水面が凍っていて山の影がうまく池に写ってくれない。


やっぱり寒いんですねえ。

左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。


ここから大キレットのど真ん中へ上がってみたいもんです。

北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。


充実の1年でしたね。ってまだ早いか。(^^ゞ 
ともあれおめでとさんでした。(*^^)v

                    山日和
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 宮指路 »

たんぽぽさん、こんばんは

連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだ
ろう。

私もこの連休は上高地辺りに出没していましたが決して山ガ目当てではありません。


北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。
昨年の右俣カールの眺めでは失望したので、あまり期待はしていなかっただけにその感動は大きい。


氷河公園のカールも素晴らしかったです。
111009_073926.jpg
111009_073926.jpg (37.06 KiB) 閲覧された回数 4263 回
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。

槍沢の紅葉もサッパリでした。


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。

テント場にはない静けさが楽しめますね

すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
テント場も一杯でしょう。まして山小屋は悲惨なことに・・・

朝は北壁が真っ赤に染まるのを期待していたが、残念ながら雲が多くてモルゲンロートは見られなかった。
紅葉といいモルゲンロートといい赤色とはとことん縁がない今回の山行だ。


今年の紅葉はどこもダメのようです。
10年くらい前に涸沢ですばらしいモルゲンロードを見ました。この時は奥穂~前穂~岳沢を下りました。


二ノ池から草地を下って一ノ池をぐるっと朝のお散歩。
撮影ポイントを見つけるが、水面が凍っていて山の影がうまく池に写ってくれない。


天狗池ではきれいな逆さ槍が撮れましたがここでデジカメの電池が切れてやむなく携帯で撮りました。
111009_080221.jpg
111009_080221.jpg (37.08 KiB) 閲覧された回数 4263 回
                                 宮指路
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

Panaちゃん、こんばんは。

みんながアルプスに行きたくなる季節ですね~♪
汗をかかずに登れるいい季節になりました。

たんぽぽさんの様子、眼に浮かびます。
山ガの尻ばっかり追っかけてたのわかりまっか~

タンポポワールドは残っててよかったですね~♪
北アにもたんぽぽワールドがあったのか~って?

今年の紅葉はいいのかと思ってたのにも残念でしたね。
ここまで来れただけでも、感謝しなあかんよ。家族に感謝、お天気に感謝、自分の健康に感謝♪

ホント、感謝、感謝、レスくれたPanaちゃんにも感謝です。

キイチゴの最盛期はいつごろですか~
その頃登りたい♪

北アのキイチゴ狩りは9月10日ごろでしょう。
クマさんと奪い合いにならないよう気をつけましょうね。

羨ましいです。湖畔の宿。
一軒宿だったってとこがよかったです~

毎年目標を持って山に登るって云うのはいいですね。
私も見習おうっと。

人生に何の目標も持たずにだらだら生きてるんで、せめて山ぐらいはね・・・

私は1日だけ芦生でした。
マイタケ、ヒラタケ、ハナビラタケ、ヤマブシダケ、登山口でハタケシメジ・・・きのこ三昧でした(^^)
  
うわ~っ、すごいね!
でも、大当たりしないように気をつけてね。
きれいな池でしょ ・・・ 一ノ池
きれいな池でしょ ・・・ 一ノ池
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

山日和さん、こんばんは。

実はこの辺も考えたんですよ~。でも人の多さに恐れをなして断念しました。
もしも穂高で山日和さんにバッタリしたら、クマに出会うより驚くだろうなあ~

横尾本谷はぜひ行ってみたいところです。
谷自体はつまらんですが、南岳へワンデイで登れるってとこが魅力なんでしょうね。
ぽぽんたには1日で稜線に立つ実力は備わってませんがね・・・

いいですね~。見てみたい!!
北穂の滝と左俣、規模は極めて小さいですが穴毛の女神さまの聖水とザイテンタールを彷彿としました。
お望みの北穂の滝です、大したことないっすよ。
お望みの北穂の滝です、大したことないっすよ。
いいですね~×2 (^^ゞ
ここの眺めは一級品です。
右俣カールが癒し系なのに対し左俣は荒削りで迫力がありますよ。

ここでもそんな状態だったんですねえ。大猫でもガックリきてましたが、日本中どこでも同じなんやろか?
ホントにがっかりです。
おかげで来年も行こうという目標ができました。

先月のヤマケイに載ってたので、もっと行く人がいるのかと思ってましたが。
山日和さんは勉強熱心なんですね、自分はヤマケイ、岳人の類はず~っと見てませんわ。
どんなルートで紹介してるのか気になって仕事帰りに図書館で覗いてきました。
ガイドにならないくらいのあっさりとしたものですね、だから誰にも会わなかったのかも。

そして驚いたのがヤマケイの出来の悪さ!
穂高の紅葉特集の写真の色がメチャクチャじゃないですか。
思わず図書館の蛍光灯の照明が悪いのかと思って天井を見上げてしまいました。
おまけに本文も表紙も使ってる紙が悪すぎる。
そんでもって少ないページ数で立派なお値段。
ヤマケイさん!金儲けに走りすぎてるんじゃないの~
昔のヤマケイはそんなんじゃなかったよ。

言うことなしの場所ですが、あまり大きな声で言わない方が・・・・
ヤブコギが叩かれると困るので・・・
気が付いたら朝だったってな感じで納めといて下さい。

ハイ、了解です。

やっぱり寒いんですねえ。
池の氷は張ってますが、意外に暖かかったんですよ。
厚着のし過ぎだったかな?

ここから大キレットのど真ん中へ上がってみたいもんです。
南岳へ行く人たちのメインルートですね。
ぽぽんたは南岳南東稜を狙ってるんですが・・・

充実の1年でしたね。ってまだ早いか。(^^ゞ 
気分的にはゾロ谷で今年は終わってました。
たんぽぽワールドが休園になっちゃいましたからね。

ともあれおめでとさんでした。(*^^)v
ありがとうございます、導師のお導きのおかげです。
IMG_0281-s.JPG
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by バーチャリ »

たんぽぽさん 今日は

レースがたんぽぽの綿毛のように何処か
ふぁ~ふぁ~飛んでいきました。

【日時】2011年10月9~10日

この日やつと2,5時間のブナ林を散歩していましたが

>連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

若い山屋さんを見て元気をもらいましたか。

退職をしたら涸沢の紅葉をと考えていましたがいまだに行けてません
来年は行こうかな?

>ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。


にやけて歩いているたんぽぽさんを想像しちゃうね、


>チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。

画像を拝見しますと稜線から想像もつかない
カールですね


>ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。

霞沢に行かれた方も今年の紅葉は駄目だよと
聞いていましたが


>しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。

そうですか
目の肥えたたんぽぽさんが絶賛するだから
来年訪れる人が増えるかも


>キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。

静かな池の畔の宿 
いいな~


>満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。
夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。


今日のお酒はビール それとワイン 熱燗

>北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。[/quote]

おめでとうございます。
お疲れ様でした。

    バーチャリ
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by SHIGEKI »

たんぽぽさん こんばんは。

ホンマ 美しい画像ですなぁ。


【コース】
   10月9日
   上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00


なるほど、この時期注目のスポットですね。

またいつか遠出出来る時のためにしっかりこのrep 記憶しておきますわ。

たぶん、すぐ忘れるやろけど・・・・・


昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。
そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。
連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。


そうでしたね 昨年のrepも併せて穂高の紅葉 テン泊 ルートとして 記憶にとどめたい。

涸沢は溢れかえってるでしょう あぶれた人はどうしてるんでしょうね?。


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。
夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。
身の毛もよだつ恐ろしい音だ、どうか寝てる間に大崩落が起きませんように・・・


エエとこでんなぁ 最高のテン場 と思いきや 怖いですね。

周囲は誰もいないんですよね 独り占め やけど 崩落受けたら 孤独死 でんがなぁ。



左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。
左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。
雪渓の上で南岳へ向かうという初老のご夫婦とすれ違った。
左俣は南岳へのワンデイルートとして利用する人が時々いるようだ。
横尾まで戻ると再び喧騒の観光地となる。
静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。
北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。[/quote]



目標達成 おめでとさんでした。

当方も目標頂きました かなり 遙か ですが。

     SHIGEKI
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

946さん、おはようございます。
朝日輝くいい朝です、今日はおでかけですか。

私もこの連休は上高地辺りに出没していましたが決して山ガ目当てではありません。
おおっ、上高地でバッタリしたかったですね。
鈴鹿で山ガ研究の日々ですから北アに来たときくらいはお休みでしょうか。
それにしても山ガブームで入山者の若年化が進んでますね。
山ガにくっ付いてる草食系男子も多かったです。

氷河公園のカールも素晴らしかったです。
あそこもいいビバークポイントですね。

槍沢の紅葉もサッパリでした。
では、昨年の鮮やか画像でもペッタンコいたしましょう。
昨年はいい紅葉でした
昨年はいい紅葉でした
テント場にはない静けさが楽しめますね
シーズンの北アのテン場は賑やか過ぎますますからね。
ここは誰もいませんでしたが、北穂小屋から人声が届くのが不思議な感覚。
はじめはハイマツの向こうに人がいるのだろうかとキョロキョロと探しましたわ。

テント場も一杯でしょう。まして山小屋は悲惨なことに・・・
就寝時間までは満員電車状態でしょうね。
ゴロリと横になって休むなら白い目で見られるカモ。

今年の紅葉はどこもダメのようです。
紅葉がダメなら新雪に期待しましょうか。

10年くらい前に涸沢ですばらしいモルゲンロードを見ました。この時は奥穂~前穂~岳沢を下りました。
それはラッキーでしたね~

天狗池ではきれいな逆さ槍が撮れましたがここでデジカメの電池が切れてやむなく携帯で撮りました。
うわ~っ、カワイソウ。
北穂池から見上げる北穂小屋、ゴミ落とさないでね~
北穂池から見上げる北穂小屋、ゴミ落とさないでね~
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

バーチャリさん、おはようございます。

この日やつと2,5時間のブナ林を散歩していましたが
よかったですね、どこ行かれたのでしょう。
ぽぽんたも今回は2ヶ月ぶりの山でしたよ。

若い山屋さんを見て元気をもらいましたか。
若者からパワーもらわにゃあいかんですからね。
ふ~さんを見ていてそう思いますわ。

退職をしたら涸沢の紅葉をと考えていましたがいまだに行けてません
来年は行こうかな?

ぜひどうぞ、年々混んでいくようですので、覚悟だけは必要ですよ。

霞沢に行かれた方も今年の紅葉は駄目だよと
聞いていましたが

どこも全滅のようです、来年のお楽しみにしましょう。

そうですか
目の肥えたたんぽぽさんが絶賛するだから
来年訪れる人が増えるかも

どうせ目が肥えるなら、山なんぞではなくて女性にしたいですね~

静かな池の畔の宿 
いいな~

静かないい月夜でした。

今日のお酒はビール それとワイン 熱燗
熱燗がピッタシでしょうが、軽量化のためにノンアルコールでした。
このごろはテン泊でも超軽量化しないとヒザが泣いちゃうんですよ~

おめでとうございます。
お疲れ様でした。

ありがとうございます。
今年はもう一回穂高へ行きたくなりました。
北穂と長谷川ピーク
北穂と長谷川ピーク
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

SHIGEKIさん、おはようございます。

ホンマ 美しい画像ですなぁ。
枯れ葉色ばっかしでんがな~

なるほど、この時期注目のスポットですね。
注目スポット!そうと知ってれば避けましたけどね。
でも誰もいなくてよかったなあ。

またいつか遠出出来る時のためにしっかりこのrep 記憶しておきますわ。
たぶん、すぐ忘れるやろけど・・・・・

やっぱそうやろなあ。
つぎつぎといい娘が現れて目移りしちゃうもんね。

そうでしたね 昨年のrepも併せて穂高の紅葉 テン泊 ルートとして 記憶にとどめたい。
アルツで忘れないないようにお気をつけあそばせ。
北穂北壁
北穂北壁
涸沢は溢れかえってるでしょう あぶれた人はどうしてるんでしょうね?。
天井裏にでも逃げれば快適かもね。
テントは1,200張り、約2,000人だったそうですよ。
テン泊代だけでも100万円!!

エエとこでんなぁ 最高のテン場 と思いきや 怖いですね。
周囲は誰もいないんですよね 独り占め やけど 崩落受けたら 孤独死 でんがなぁ。

崩落音が怖いだけで、池まではまず落ちてきませんよ。
でも池の中に岩が転々としてることからして絶対安全とはいえないだろうなあ。

当方も目標頂きました かなり 遙か ですが。
目標は遥かなほどやり甲斐が湧いてくるというもんですよ。
お互いにがんばりましょう!
おわんの底にて
おわんの底にて
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 宮指路 »

そう言や、天狗池に向かう途中の雪渓を越えたところでTちゃんに似た人を見たけどTちゃんだったんだろうか?
オフ会で会ったら聞いてみよっと
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

946さん、こんばんは~

姫はぽぽんたより1日早く上高地に入られたようでございます。
そして、昨年のたんぽぽレポ「槍穂をかすめる錦秋トレッキング」 と同じルートを歩かれたようですよ。

山ガを見つけると下方に回り込み禁止角度で狙う946さんじゃあないですか。
山〇さんにも接近してくださいね。
山ガはいないよ大キレットカール
山ガはいないよ大キレットカール
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 宮指路 »

氷河公園の雪渓を渡ったのが9日の朝7時頃の話だけど、時間的には合っているニャ~

それから天狗池を越えて、南岳に向かう尾根の岩場で東京の単独山ガールさんに遭遇。
そこから約30分くらいの間、南岳手前の分岐までご一緒させていただきました。
若い山ガールさんだったけどテント装備でこれから槍ヶ岳に向かうとのこと
私の一生の不覚は彼女の写真を撮らなかったこと
何度もチャンスがあったのに (ノд-。)クスン
もう「山ガ評論家」の名は返上させて頂きます。ε=ε=ε=(ノTдT)ノ ワアァァ・・!!


                           宮指路
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by とっちゃん »

ぽぽんたちゃん、こんばんは~。

予定が、一週間延びたのが、幸いしたのか幸いしなかったのか分からないけど、いい方に解釈しておきましょう。

幸せを数えた方が、幸せになれそうな気がするからって、それは、つい、悲しいことばかり数えてしまう、私の発想だったりしてね。

もちろん、ぽぽんたちゃんには、充実の山旅!でしたね。  


[quote]【日時】2011年10月9~10日
【山域】北ア南部
【天候】晴れ


まさに快晴の二日間で、満足度は高かったですね。

一週間前なら、同じ日に右又、左又には分かれるけど、そこまでは同じルート歩きでしたが、お互いに一週間延びて、日も一日ずれてしまいましたね。


昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。
そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。

あら、去年から、決めていたの?。こちらは、何年か前からの課題でしたが、山仲間の計画があり、ご一緒できて目標達成でした。


連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

横尾のトイレも大渋滞、長蛇の列でしたよ。連休初日。


本谷橋を過ぎると一般道とは別世界の静かなゴーロ歩きがはじまる。
横尾本谷も二度目の今年は要領がわかっているので歩きやすい。
背後に聳える屏風の頭が立派に見えるようになると、いよいよ横尾本谷左俣の入り口だ。
岩石に埋め尽くされた左俣は深く暗く静まり返っていて、なんだか嫌な雰囲気が漂っている。
白出沢も似た形容ができる谷だが、こちらの方が暗く汚い感じがする。


う~ん。まさにそんな感じだったね。私達が、分岐まで来た時も、左又にお二人登っていかれるのが見えました。
行きたい気分には、ならない谷の様相だったわ。



ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。

雪渓が出てたね。やっぱり、ぽぽんたちゃんんは、嬉しくなったんだね。

雪渓を過ぎるとすぐに北穂の滝が見えてきた。
100mの落差があるというその滝は、気温が低いので半凍結状態。
滝から落ちてくるのは水しぶきではなくて、氷粒なので周囲は真っ白となっている。

ほ~。半凍結状態なんだ。ちょっと想像しなかった光景ね。


滝のすぐ上で谷は二俣となり、左俣へ進めば北穂池へのショートができる。
しかし、ネット情報によれば敗退した山行レポも見てるので安全とされる右俣へ入ることにする。
8月の南ア福川源頭のルートミスで痛い目にあっているので、今回はなるべく無理はしたくない。
北穂池へは左俣カールから北穂北壁直下2,700mを経由して入るというのが今日の計画なのだ。

は~。敗退した人の、その要因はどんなん?

チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。

そんな素晴らしい眺めなんだ。谷の暗さやガレガレの状態を、一気に払拭するんだろうか。それほどのギャップがあるの?


昨年の右俣カールの眺めでは失望したので、あまり期待はしていなかっただけにその感動は大きい。
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。
しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。

右又のカールは、癒し系だから、ぽぽんたちゃんのお好みのような、険しさはないね。どんな状態を想像&期待していたのかな?
しかし、紅葉は、全くあきませんでしたね。私も、あんなのは、初めて見ました。


北穂池へ一番安全に行けるという北壁直下2,700m地点まではまだ200mも登らなくてはいけない。
よたよたと登っていると北穂池の方へ延びる踏み跡が目に入った。
ネット情報ではひどいヤブで相当厳しいというトラバースは、見たところそれほど難しそうには思えない。
疲れた体は楽なトラバースの誘惑に勝つことができず、当初の予定を変更してトラバースルートに入ってしまった。


ぽぽんたちゃんも、ヤブコギには慣れているしね。それほど、構えることもなかったでしょう。

次の問題は氷でコーティングされた小さなルンゼの通過となる。
履き古してソールがツルツルの山靴で歩くのは辛い、慎重に進んでいこう。
無事にルンゼを通過すれば岩場の端の踏み跡をたどっていく。
日当たりが悪いので、氷や新雪を踏みしめながらの前進だ。
最後にもう一度ナナカマド帯を抜けると、枯れ果てたキイチゴ畑の下に北穂池が現れた。
頭上に聳える北壁には氷結した白い筋が何本も走り、落石でガラガラと不気味な音をたてている。

ぽぽんたちゃん、お気に入りらしい様相ね。右又カールでも、二日目登ってる途中に、小さな落石の音は何度かしていたから、たえず落石があるんでしょうね。
特に左又は。


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。

南岳のテント場まで、ワンデイで行ける健脚さがあればいいのだけれど、よほどでないと、目指しても、しかたなくここでビバークですね。私も、きっとそんな根性はないなぁ。


目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。

前日が、十三夜だったから、この日は、十四夜?十五夜の前日だったでしょ。


夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。
身の毛もよだつ恐ろしい音だ、どうか寝てる間に大崩落が起きませんように・・・

なんだか、気持ちが落ち着かないね。私なら、心配で、眠れないかも・・・。

朝は北壁が真っ赤に染まるのを期待していたが、残念ながら雲が多くてモルゲンロートは見られなかった。
紅葉といいモルゲンロートといい赤色とはとことん縁がない今回の山行だ。

前日なら、モルゲンロートが見られましたよ。朝も快晴でした。一日違いで残念やったね。


二ノ池から草地を下って一ノ池をぐるっと朝のお散歩。
撮影ポイントを見つけるが、水面が凍っていて山の影がうまく池に写ってくれない。
紅葉にモルゲンロートに逆さ景色も自然は思うようにはならないものだ。
湖畔遊びを楽しんで気がつけばもう8時半だ、急いで左俣へ戻るとしよう。

そうだったんだ。凍ってたんだ。

左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。
左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。

立ち去りがたし・・・ですね。


雪渓の上で南岳へ向かうという初老のご夫婦とすれ違った。
左俣は南岳へのワンデイルートとして利用する人が時々いるようだ。

彼らは、途中横尾とかで前日テントやったのかな?上高地・明神・横尾までにも、沢山のテントだったしね。
のそれとも、朝一番のバスで、ここまで?



横尾まで戻ると再び喧騒の観光地となる。
静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。

そちら側を歩きましたか。
連休二日目も帰路では、上高地は、長蛇のバス待ち・タクシー待ちの列でした。かっぱ橋まで、届きそうな勢いで。
三日目は、どうでしたか?もちろん、時間帯にもよるだろうけど。



北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。


火打は、ふ~・たんコンビ、はからずも南白山には、たなぼた状態で同行させてもらいましたが、赤石・北穂池は、単独の達成でしたね。

目標達成、おめでとうございました。

祝~!

もう次なる目標が、きっと浮上してるんでしょうね。

楽しみだね。

☆~~とっちゃん~☆
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by とっちゃん »

宮指路さん、こんばんは。

ぽぽんたちゃんに、書き込みがあったことをお聞きして、登場しました。


そう言や、天狗池に向かう途中の雪渓を越えたところでTちゃんに似た人を見たけどTちゃんだったんだろうか?
オフ会で会ったら聞いてみよっと
天狗池に向かって降りてこられたのですか?
雪渓の模様も綺麗でしたね。

私は、横尾本谷右又からカールを稜線まで登り、天狗池に向かって下りましたが、その途中でお出会いしていたのですね。

気がつかずに、失礼しました。

快晴無風で、天狗池に写る空はどこまでも青く・槍もくっきりと浮かび上がっていましたね。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆
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