【台高】江股の頭より水越谷トロッコ
Posted: 2021年11月22日(月) 21:55
【 日付 】2021年11月20日(土)-21日(日)
【 山域 】台高
【 天候 】晴れ
【ルート】江馬小屋P8:00-江股の頭12:00-水越12:45-P825付近飯場跡14:30-トロッコ跡15:30-P825付近テン場
6:45テン場-宮の谷右岸尾根8:00-P1024 9:30-宮の谷P11:15
【メンバー】 kzo 他2名
昨年グーさんわりばしさんから教えていただいた、水越谷トロッコ。
どこへ続いていたのか調べたかったのですが、日帰りでは行くだけで精一杯。
今年は近道になりそうなルートをいくつか試してみたのですが、結局日帰りは断念、1泊での調査になりました。
江馬小屋登山口より江股の頭経由、水越より水越谷を降渓する事にしました。
同行メンバーの都合で金曜晩に宮の谷駐車地で前泊。
土曜朝、明るくなると同時に駐車地が埋まっていきます。
うん?グーさん??グーさんがいる!「今日行ってきます!」だけ言って、江馬小屋駐車地へ向かいました。
宮の谷と違って江馬小屋駐車場は貸し切り。江股の頭目指し行動開始。
ナンノ木平を経由して江股の頭で昼食。風は無風~微風。月曜が雨の前だからか、温かい気候です。
宮川ダム湖や大杉集落は霞んでハッキリとは見えませんでした。キノコ類もなし。
昼食後歩き始めてすぐで宮の谷右岸尾根と合流。池木屋山や水越へは
ケルンが積んである分岐を南へ。ここの下りが情報の通りトラロープが付いた激下り。
ヤブの皆さんはなぜこういう場所を通って、日帰りできるのか…私にはムリ。
ヤマツツジがなぜか満開!綺麗に咲いていました。南斜面で日当たり良好だから?
下り終わると水越。南斜面の垣内俣谷は急激に下りていきますが、水越谷はなだらかな感じ。
でも絶対すぐ立ってくるハズ!よく見ると古い赤テープが水越谷に降りていきます。水汲み用?
不安ですが降りていきます。
谷に少し水が出てきた頃、二俣に到着。…あれ?ワイヤーが張ってある!滑車に似た部品もありました。
ワイヤーに固定しているのでスライドしませんので、滑車では無いけど…滑車止め?
ワイヤーは右岸高みへ続いています。
トロッコはありませんでしたので谷を降りていきます。そのうち…やはり立ってきました。左岸が特に立っています。
右岸は獣道があり、辿っていけそう。
しばらくして2つ目の二俣。ここがアヤシイと思っていたのですが、右岸より見下ろすと両岸立って悪い場所、トロッコは無さそうでした。
二俣を過ぎると一旦谷は広がりますが遠くに両岸狭まっている景色が見え、ついに降渓不能か!?と思いましたが、左岸から簡単に通過でき一安心。
同行メンバーからアマゴがいる!との声、見ると20センチ程のアマゴが水の中で隠れもせず、近づいてもじっとしています。寒くて動きが鈍い?
その内見たことがある景色、P825付近の出合に到着しました。
あれ?まだ14時過ぎやん!もっと苦戦すると思っていました意外とすんなり来れました。
休憩後、P825東の谷を飯場跡に向かって登っていきます。小さな滝の下に紫色のサンショウウオがいました。大和谷にもいたぞ。
飯場跡は昨年のまま残っていました。レールが等間隔で残っています。
水平に続く獣道でトロッコ跡も見に行きます。ワイヤーが続いているので昔の軌道跡かも。ここも昨年と変化無しでした。
分岐部分の軌框もそのままあります。今日は軌間を測ってみます。1050mm位。トロッコの軌間は…1070mm位。でかいです。
結局ここまで新発見は無し、時間もあるので上流側を見てみます。
トロッコのある尾根付近はレールやワイヤが確認できますが、すぐで傾斜が出て、何も無くなりました。
どうも、上流側へはトロッコは無さそうです。そういえば、大きなプーリーが軌道の上に置いてあって、あれは終点だったんですね。
トロッコはインクラインみたいに曳索で引っ張って、飯場へ100m程続いていたんだと思いました。
分岐の軌框もあるので、もしかしたら谷底へも降りていたのかも。
いずれにしても宮の谷は索道の谷ですね。トロッコは補助的なものだったんでしょうね。
今までの発見地点に線を引いてみました。
最初に見た、風折滝上の索道駅、わりばしさんに教えていただいたトロッコ、グーさんに教えていただいた天井桟敷尾根の支柱、全部辻褄が合います。
ということは、索道の麓駅は宮の谷Pだと思っていましたが、もうちょと下の広い所?みたいですね。
時代は昭和30~40年頃でしょうか。プラ波板やベアリングが使われているし、古いものが見当たりません。
誰がこの設備を設置運用していたんだろう?資料は無し。高滝上の飯場や奥ノ平谷との関連も不明、尾鷲熊野の軌道索道と違い、記録が見つけられません。
裏付けのないままですが、水越谷のトロッコ調査はこれで一旦纏めたいと思います。
あ、今回トロッコの場所の木に白いビニール?が引っかかっていました。気象観測のラジオゾンデ?
降ろしてよく見たかったですが、高くて無理でした。これも気になります。何年かしたら落ちてこないかなあ。。。
最後にここを教えていただいたわりばしさん、グーさん、110lのザック背負って同行してくれた(笑)メンバーに感謝です。有難うございました!!
kzo
【 山域 】台高
【 天候 】晴れ
【ルート】江馬小屋P8:00-江股の頭12:00-水越12:45-P825付近飯場跡14:30-トロッコ跡15:30-P825付近テン場
6:45テン場-宮の谷右岸尾根8:00-P1024 9:30-宮の谷P11:15
【メンバー】 kzo 他2名
昨年グーさんわりばしさんから教えていただいた、水越谷トロッコ。
どこへ続いていたのか調べたかったのですが、日帰りでは行くだけで精一杯。
今年は近道になりそうなルートをいくつか試してみたのですが、結局日帰りは断念、1泊での調査になりました。
江馬小屋登山口より江股の頭経由、水越より水越谷を降渓する事にしました。
同行メンバーの都合で金曜晩に宮の谷駐車地で前泊。
土曜朝、明るくなると同時に駐車地が埋まっていきます。
うん?グーさん??グーさんがいる!「今日行ってきます!」だけ言って、江馬小屋駐車地へ向かいました。
宮の谷と違って江馬小屋駐車場は貸し切り。江股の頭目指し行動開始。
ナンノ木平を経由して江股の頭で昼食。風は無風~微風。月曜が雨の前だからか、温かい気候です。
宮川ダム湖や大杉集落は霞んでハッキリとは見えませんでした。キノコ類もなし。
昼食後歩き始めてすぐで宮の谷右岸尾根と合流。池木屋山や水越へは
ケルンが積んである分岐を南へ。ここの下りが情報の通りトラロープが付いた激下り。
ヤブの皆さんはなぜこういう場所を通って、日帰りできるのか…私にはムリ。
ヤマツツジがなぜか満開!綺麗に咲いていました。南斜面で日当たり良好だから?
下り終わると水越。南斜面の垣内俣谷は急激に下りていきますが、水越谷はなだらかな感じ。
でも絶対すぐ立ってくるハズ!よく見ると古い赤テープが水越谷に降りていきます。水汲み用?
不安ですが降りていきます。
谷に少し水が出てきた頃、二俣に到着。…あれ?ワイヤーが張ってある!滑車に似た部品もありました。
ワイヤーに固定しているのでスライドしませんので、滑車では無いけど…滑車止め?
ワイヤーは右岸高みへ続いています。
トロッコはありませんでしたので谷を降りていきます。そのうち…やはり立ってきました。左岸が特に立っています。
右岸は獣道があり、辿っていけそう。
しばらくして2つ目の二俣。ここがアヤシイと思っていたのですが、右岸より見下ろすと両岸立って悪い場所、トロッコは無さそうでした。
二俣を過ぎると一旦谷は広がりますが遠くに両岸狭まっている景色が見え、ついに降渓不能か!?と思いましたが、左岸から簡単に通過でき一安心。
同行メンバーからアマゴがいる!との声、見ると20センチ程のアマゴが水の中で隠れもせず、近づいてもじっとしています。寒くて動きが鈍い?
その内見たことがある景色、P825付近の出合に到着しました。
あれ?まだ14時過ぎやん!もっと苦戦すると思っていました意外とすんなり来れました。
休憩後、P825東の谷を飯場跡に向かって登っていきます。小さな滝の下に紫色のサンショウウオがいました。大和谷にもいたぞ。
飯場跡は昨年のまま残っていました。レールが等間隔で残っています。
水平に続く獣道でトロッコ跡も見に行きます。ワイヤーが続いているので昔の軌道跡かも。ここも昨年と変化無しでした。
分岐部分の軌框もそのままあります。今日は軌間を測ってみます。1050mm位。トロッコの軌間は…1070mm位。でかいです。
結局ここまで新発見は無し、時間もあるので上流側を見てみます。
トロッコのある尾根付近はレールやワイヤが確認できますが、すぐで傾斜が出て、何も無くなりました。
どうも、上流側へはトロッコは無さそうです。そういえば、大きなプーリーが軌道の上に置いてあって、あれは終点だったんですね。
トロッコはインクラインみたいに曳索で引っ張って、飯場へ100m程続いていたんだと思いました。
分岐の軌框もあるので、もしかしたら谷底へも降りていたのかも。
いずれにしても宮の谷は索道の谷ですね。トロッコは補助的なものだったんでしょうね。
今までの発見地点に線を引いてみました。
最初に見た、風折滝上の索道駅、わりばしさんに教えていただいたトロッコ、グーさんに教えていただいた天井桟敷尾根の支柱、全部辻褄が合います。
ということは、索道の麓駅は宮の谷Pだと思っていましたが、もうちょと下の広い所?みたいですね。
時代は昭和30~40年頃でしょうか。プラ波板やベアリングが使われているし、古いものが見当たりません。
誰がこの設備を設置運用していたんだろう?資料は無し。高滝上の飯場や奥ノ平谷との関連も不明、尾鷲熊野の軌道索道と違い、記録が見つけられません。
裏付けのないままですが、水越谷のトロッコ調査はこれで一旦纏めたいと思います。
あ、今回トロッコの場所の木に白いビニール?が引っかかっていました。気象観測のラジオゾンデ?
降ろしてよく見たかったですが、高くて無理でした。これも気になります。何年かしたら落ちてこないかなあ。。。
最後にここを教えていただいたわりばしさん、グーさん、110lのザック背負って同行してくれた(笑)メンバーに感謝です。有難うございました!!
kzo