【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

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sato
記事: 421
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by sato »

【日付】  2021年10月30日
【山域】  鈴鹿
【天候】  晴れ時々曇り
【メンバー】山日和さん、バーチャリさん(帰路)、sato
【コース】 朝明P~カクレ谷右岸尾根~・1081~キノコ岩~・1041~
      ・995~オフ会会場~根の平峠~ブナ清水~カクレ谷左岸尾根~
     ・582 ~朝明P

朝明への坂道に入った。アクセルを踏む右足に力が入る。
やぶこぎねっとの方々にお会いできる日がやってきたのだ。
一年ぶりのオフ会。うれしさと緊張が混った心地よい胸の鼓動を感じながら車を走らせる。
駐車場に着くと、まだ7時ちょっと過ぎなのに何台もの車が並んでいた。すっと駐車出来ほっとする。

ここからオフ会会場の鈴鹿の上高地に向かうのは三回目。山日和さんが毎回素敵なコースを描いてくださる。
今回は、カクレ谷右岸尾根を登り、キノコ岩で絶景を楽しみ、
赤や黄に色づいたうつくしい森を味わいながら会場へと降り立つコース。
今日は鈴鹿のお山のどんなお顔に出会えるのだろう。ほんのり色づき始めた秋の風景の中へ分け入っていく。
IMG_9206_1_1.JPG
尾根上にゴロゴロとした岩が現れた。
標高670mから800mまで続く岩稜地帯に入ったのだ。
どうやって進むのだろう?と思った・752あたりは、立ち憚る大きな花崗岩の岩の脇を抜けていった。
水晶岳東尾根、水沢岳東尾根、そしてこのカクレ谷右岸尾根。
木々で覆われた鈴鹿のお山のちいさな尾根には、
こんなワクワクする岩尾根もあるのだと山日和さんは教えてくださる。
IMG_9233_1_1.JPG
岩が無くなると、ぱぁっと視界が広がり、ぽっかりと白い雲が浮かぶ青い空の下、こんもりとした緑のアセビと、
色づき始めから色づきまでのさまざまな装いの木々が気持ちよさ気に立ち並ぶ台地の上に立っていた。
劇的な風景の移り変わり。
牧歌的な風景のまん中でひと休み。朝の光に輝く山並みをうっとりと眺める。
IMG_9252_1_1.JPG
緩やかな斜面を登っていくと、シロヤシオの木々で囲まれたヤシオ尾根に辿り着く。
ブナの木々も見られるうつくしい尾根だ。
キノコ岩に着いた。三回のオフ会への道の途中で佇んだこの岩の隣に今日も佇む。
眼下の錦繍の森を楽しみ、甦ってきた記憶の風景にせつなくなり、
なつかしく光る風景の旅へと吸い込まれていきそうになり、
さぁ、行きましょうかと、会場を目指し西へと進んでいく。

神崎川岸辺の広い台地に降り立つと、
楽しさに満ちた声が、やさしい秋の色の風景の中に響き渡っていた。
ドキドキしながら声の方へと向かっていく。

第25回やぶこぎネットオフ会。わたしにとっては、5回目のオフ会。
今回も、お会いしたみなさま、おひとりおひとりから、山を愉しむ力をいただく。
みなさまの笑顔を眺めながら、生きていく中で、日々、山を想うことが出来るしあわせ、
愛する山を語り合える仲間の存在を感じることが出来るしあわせをかみしめる。
わたしも、わたしの山歩きを、からだの声を聞きながら愉しんでいこう、とあらためて思う。

解散の時は、いつもさみしい。
でも、今日は素敵なお山の先輩、人生の先輩、バーチャリさんとご一緒。うれしい山歩きが始まる。
IMG_9268_1_1.JPG
風景の中に身を置く度に、そのうつくしさに胸を打たれる千種街道根の平峠道。
夕方前の穏やかな光が照らす静謐さに満ち溢れた世界に、三人の、きれいですね、の声がこだまする。
なんて感動的なのだろう。

峠からは、ひと登りしてブナ清水へ。
いのちの水が湧き出る大岩を眺めながらコーヒータイム。
紅葉少し前の森の中に、わたしたち三人の姿が色鮮やかに浮かび上がっているのを感じる。
かけがえのない煌めく時間を胸いっぱいに感じる。
1635602356618_1.jpg
下りの尾根は、初めてのオフ会の日に登ったカクレ谷左岸尾根。
緩やかな地形の中を通り抜けると岩の尾根になる。
バーチャリさんのしっかりとした足取りを追いながら下っていく。
軸がぶれない足運び。私も身に付けたい。

最後は・582を通り、17時少し前に駐車地に到着。
見上げた空はまだ日中の暖かさが漂っていた。

名残惜しいけれどお別れの時間が来てしまった。
冷えた私の手をバーチャリさんがやさしく包んでくださる。
温もりがこころに沁み渡っていく。

輝く時間の後はさみしさがつきまとう。
でも、このさみしさが次の輝きへと繋がっていくのだ。
わたしもわたしの山を愉しもうという原動力にもなるのだ。
今日一日の輝く時間に感謝しながら、愛車へと向かう。

sato
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by バーチャリ »

sato さん こんにちは

早速レポ有難うございます。
内緒ですが今日は仕事はソボリました。

【日付】  2021年10月30日
【山域】  鈴鹿
【天候】  晴れ時々曇り
【メンバー】山日和さん、バーチャリさん(帰路)、sato
【コース】 朝明P~カクレ谷右岸尾根~・1081~キノコ岩~・1041~
      ・995~オフ会会場~根の平峠~ブナ清水~カクレ谷左岸尾根~
     ・582 ~朝明P


下山御一緒させて頂きありがとうございました。


朝明への坂道に入った。アクセルを踏む右足に力が入る。
やぶこぎねっとの方々にお会いできる日がやってきたのだ。
一年ぶりのオフ会。うれしさと緊張が混った心地よい胸の鼓動を感じながら車を走らせる。
駐車場に着くと、まだ7時ちょっと過ぎなのに何台もの車が並んでいた。すっと駐車出来ほっとする。


私が着いた時は満車でした。
誰かと一緒に歩けるだろうと思いましたが皆さん早く出られたのですね。

木々で覆われた鈴鹿のお山のちいさな尾根には、
こんなワクワクする岩尾根もあるのだと山日和さんは教えてくださる。


色々教えて下さるから心強いですよね
山だけでは無くヤブコギネットでも私はいつもお世話になっています。


岩が無くなると、ぱぁっと視界が広がり、ぽっかりと白い雲が浮かぶ青い空の下、こんもりとした緑のアセビと、
色づき始めから色づきまでのさまざまな装いの木々が気持ちよさ気に立ち並ぶ台地の上に立っていた。
劇的な風景の移り変わり。
牧歌的な風景のまん中でひと休み。朝の光に輝く山並みをうっとりと眺める。


岩稜地帯を抜けるとホットしますよね :)

緩やかな斜面を登っていくと、シロヤシオの木々で囲まれたヤシオ尾根に辿り着く。
ブナの木々も見られるうつくしい尾根だ。
キノコ岩に着いた。三回のオフ会への道の途中で佇んだこの岩の隣に今日も佇む。



このあたりはいつ来ても飽きない場所です。
特にシアロヤシオ時期は良く通ってました。


神崎川岸辺の広い台地に降り立つと、
楽しさに満ちた声が、やさしい秋の色の風景の中に響き渡っていた。
ドキドキしながら声の方へと向かっていく。


私が着いて時は ワリバシさんしか着いていなくて
周りを散策して待ちました。

第25回やぶこぎネットオフ会。わたしにとっては、5回目のオフ会。
今回も、お会いしたみなさま、おひとりおひとりから、山を愉しむ力をいただく。
みなさまの笑顔を眺めながら、生きていく中で、日々、山を想うことが出来るしあわせ、
愛する山を語り合える仲間の存在を感じることが出来るしあわせをかみしめる。
わたしも、わたしの山歩きを、からだの声を聞きながら愉しんでいこう、とあらためて思う。


今回は渓流釣りの話   薔薇の話 テント泊の話
舞茸やナメコの話   マムシの咬まれた事 山の楽しみ方が変わってきたなどいろんなお話が聞けましね


峠からは、ひと登りしてブナ清水へ。

鮮やかに紅葉した木々に陽が差し。
雅な世界が広がり素晴らしかったですね。

いのちの水が湧き出る大岩を眺めながらコーヒータイム。
紅葉少し前の森の中に、わたしたち三人の姿が色鮮やかに浮かび上がっているのを感じる。
かけがえのない煌めく時間を胸いっぱいに感じる。


山日和さん satoさんのお蔭で
極上のコーヒタイムを楽しむ事が出来有難うございましたm(__)m



下りの尾根は、初めてのオフ会の日に登ったカクレ谷左岸尾根。
緩やかな地形の中を通り抜けると岩の尾根になる。
バーチャリさんのしっかりとした足取りを追いながら下っていく。
軸がぶれない足運び。私も身に付けたい。


とんでも無い 涸沢の弾丸歩きやって膝が「もう少しいたわって」と悲鳴を上げています 
satoさんは山日和さんにどんな所でも付いて行けるから
凄いと思いますよ。


名残惜しいけれどお別れの時間が来てしまった。
冷えた私の手をバーチャリさんがやさしく包んでくださる。
温もりがこころに沁み渡っていく。


今後ともよろしくお願いします<m(__)m>


輝く時間の後はさみしさがつきまとう。
でも、このさみしさが次の輝きへと繋がっていくのだ。
わたしもわたしの山を愉しもうという原動力にもなるのだ。
今日一日の輝く時間に感謝しながら、愛車へと向かう。


楽しい山旅を有難うございました。
お疲れ様 

   バーチャリ
矢問(やとう)

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by 矢問(やとう) »

sato さん、こんばんは(^^)

> 【コース】 朝明P~カクレ谷右岸尾根~・1081~キノコ岩~・1041~
>       ・995~オフ会会場~根の平峠~ブナ清水~カクレ谷左岸尾根~
>      ・582 ~朝明P

会場で山日和さんに「今日のルートはどちらから?」と聞いたときに「朝明から」と聞いて
ピンと来なかったけど、レポにキノコ岩が出てきて思い出しました!!
やぶこぎネットの第2回オフ、2007年9月に山日和さんと歩いたルートです(^^)。
http://www.komachans.com/hp1/yama4/yabukogi0709.htm

行き帰りのルートはちょっと順序が2007年とは違うけど(^^)
ひぇ~っ、もう14年前だぁ!!!(@_@);

> 山日和さんが毎回素敵なコースを描いてくださる。
だよねぇ(^^)

> 木々で覆われた鈴鹿のお山のちいさな尾根には、
> こんなワクワクする岩尾根もあるのだと山日和さんは教えてくださる。
うんうん、だんだんと病気がうつってきましたね(^^)

> キノコ岩に着いた。三回のオフ会への道の途中で佇んだこの岩の隣に今日も佇む。
以前も来たことがあるのですね(^^)。

> 神崎川岸辺の広い台地に降り立つと、
> 楽しさに満ちた声が、やさしい秋の色の風景の中に響き渡っていた。
僕は久々すぎてなかなか行き着けずに「あれっ、ここじゃなかったっけ。今日じゃなかったっけ」と
のんびり歩いて行くと、みんなが座っている姿が見えてホッとしました。

> 第25回やぶこぎネットオフ会。わたしにとっては、5回目のオフ会。
> 今回も、お会いしたみなさま、おひとりおひとりから、山を愉しむ力をいただく。
マムシの事件、心配していました。仕事柄、マムシ事故やダニ、蜂の事故の方や症状を横で見てきたので
苦しかったことや怖かったことが手に取るようにわかりましたよ。
事故に遭ってからの体の反応は人それぞれですが、お顔を拝見して本当に良かったなぁと思いました(^^)

> わたしも、わたしの山歩きを、からだの声を聞きながら愉しんでいこう、とあらためて思う。
体の声も自然の声も聞ききつつ、もったいないので五感の全てで楽しみましょう!(^^)

> 解散の時は、いつもさみしい。
また、元気に再会できることを祈ってます(^^)
解散時間が9年前より1時間遅かったので、鳴野橋に16時半は無理で17時半の暗闇か~と
僕はちょっと焦っていました(^^;) 
皆さんとの時間を長く出来るようにもっと短いルートにすれば良かった(;_;)。

> 見上げた空はまだ日中の暖かさが漂っていた。
いいなぁ。明るいうちで(^^) 闇下の帝王の山日和さんにしては珍しい!!

また、お元気なお顔を拝見できるのを楽しみにしています(^^)v

-------------------------------------------
矢問(やとう)
http://www.komachans.com/
Instagram yatoh3
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sato
記事: 421
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by sato »

バーチャリさま

こんばんは。
こちらこそ、早速のコメントありがとうございます。
オフ会でやぶこぎねっとのみなさまとお会い出来たこと、
バーチャリさんとご一緒出来たことがうれしくて、衝動に任せて書いていました。

鈴鹿のお山は多くの方に愛されているのですね。
晴れた日の土日はどの駐車場も満車状態のようです。テント泊する人の多さにもびっくりしました。
根の平峠道でも何組ものテント装備を背負ったグループをすれ違いましたね。
今回は、やぶこぎねっとのみなさま、朝明以外の場所から歩かれた方が多かったですね。

わたしも、山日和さんに、やぶこぎねっとのことでもお世話になりっぱなしです。
パソコンに疎くて。今回も写真の添付は山日和さんにお願いしました。縮小、相変わらず分かりません。
覚える気がないのですね。(山日和さんスミマセン)

山日和さんとご一緒する中で出会った岩稜帯は、こんなところにこんな世界が、と驚き、
未知の世界、自由な山登りをからだいっぱいに感じます。
どうなっているのだろう、行けるかな。そして抜けきった時のうれしさ。緊張しますが面白いです。

ハライドから国見岳はシロヤシオが多いのですね。
お花の季節に歩きたいです。きのこ岩は訪れる度に感動します。

オフ会は、会場に着くまで今回もどきどきしていましたが、みなさま温かく迎えてくださり力が抜けました。
みなさまのお話は面白く、感慨深く、みなさまと出会えてよかった、としみじみと思いました。

根の平峠道は、ほんとうに素晴らしかったですね。
ブナ清水での極上のコーヒータイムも。
感動を共有出来てうれしかったです。

最近からだの故障続きで、からだを整えていかなければならないと思っています。
バーチャリさんの体幹のぶれない歩き方を見て、やっぱり体幹の安定性が大切と感じました。
足首の拘縮でバランスをとりにくいのですが、足の置き方とか考えていきたいです。
腰痛、膝痛は足首からきているので。

バーチャリさんとゆたかなお山の時間を共に過ごすことが出来てうれしかったです。
次はスノー衆でお会いできますね。
よろしくお願いします。

sato
sato
記事: 421
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by sato »

矢問さま

こんばんは。
オフ会での森林整備の活動のお話し、こころに響きました。
ご挨拶したいなぁと思いつつしそびれてしまいました。
コメントくださりうれしかったです。ありがとうございます。

山日和さんから、時折、矢問さんと登られたお山のお話を伺っております。
鈴鹿や奥美濃、越美の山々・・・素敵な山旅を重ねていらっしゃったのですね。
そう、みやま谷のレポを味わわせていただきました。
昨年の2月、蕎麦粒山に会いに出かけた時のことを投稿しましたら、
SHIGEKIさんが矢問さんのレポを紹介してくださったのです。
「わぁ、楽しそう。いいなぁ。」とため息をついていました。
憧れのみやま谷は、この夏にわたしも味わうことが出来ました。

14年前のオフ会のレポも、楽しく読ませていただきました。
臨場感あふれるレポ。みなさまの楽しげな会話が聞こえてきます。
カクレ谷左岸尾根は、一昨年の春のオフ会の時に登りました。
足元を飾るイワカガミが印象に残っています。9月はヒルがいるのですね。
キノコ岩はオフ会の度に訪れています。やぶこぎねっとと出会う前にも訪れたことがあります。
ここに立つ度に感動に包まれます。

鈴鹿の上高地のオフ会会場は分かりにくいですよね。
わたしもひとりだったらうろうろ探して回ると思います。
ダイラも分かりにくいような・・・。

マムシ毒のことを心配してくださりありがとうございます。
貴重な経験になったと思っています。手の麻痺、手首の拘縮も少しずつよくなってきています。
森林整備中には様々な事故もあるのですね。ダニやハチも怖いですね。
私も朽木の山で巨木の巡視や、観察会のお手伝いをしているのですが、
団体行動となると、いろいろな虫に神経を使います。

五感の全てでお山を楽しむ。素敵ですね。いろいろな声が聞こえてくるのでしょうね。
いろいろなものが見えてくるのでしょうね。からだは老いていくけれど、精神は老いない。
見ること、感じることは、無限の広がりと深さがあるのですね。
からだの声を聞きつつ、五感の全てでお山を楽しんでいきたいです。

矢問さんは、甲津畑からいらっしゃったのですね。結構距離がありますよね。
秋の日はつるべ落とし。薄暗くなったなぁと思ったら、闇がすぐそこに。
「闇下の帝王」ってすごい表現ですね。
山日和さん、そんなに暗闇の中を歩いてこられたのですか。
私は、夜明け前に歩くのはいいですが、日没後は嫌です(笑)。

芦生研究林のこと、森林整備のこと、矢問さんがなさっている活動に興味があります。
いつかゆっくりとお聞きしたいです。またお会いできる日を楽しみにしています。

sato
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、こんばんは。お疲れさまでした。 :D

駐車場に着くと、まだ7時ちょっと過ぎなのに何台もの車が並んでいた。すっと駐車出来ほっとする。

最近の朝明は7時を過ぎると満車になりますね。この日は鈴鹿スカイラインも凄いクルマだったらしいです。

尾根上にゴロゴロとした岩が現れた。
標高670mから800mまで続く岩稜地帯に入ったのだ。
どうやって進むのだろう?と思った・752あたりは、立ち憚る大きな花崗岩の岩の脇を抜けていった。


10数年前に歩いてるんだけど、あまり印象に残ってなかったです。(^^;)

IMG_9204_1.JPG

水晶岳東尾根、水沢岳東尾根、そしてこのカクレ谷右岸尾根。
木々で覆われた鈴鹿のお山のちいさな尾根には、
こんなワクワクする岩尾根もあるのだと山日和さんは教えてくださる。


いわゆる「バリハイルート」の中でも、このあたりは岩稜もどきがあって楽しいところです。

岩が無くなると、ぱぁっと視界が広がり、ぽっかりと白い雲が浮かぶ青い空の下、こんもりとした緑のアセビと、
色づき始めから色づきまでのさまざまな装いの木々が気持ちよさ気に立ち並ぶ台地の上に立っていた。
劇的な風景の移り変わり。
牧歌的な風景のまん中でひと休み。朝の光に輝く山並みをうっとりと眺める。


ここまでの閉鎖的な雰囲気が一気に変わりますね。ホッとすると同時に心が解放されるところです。

IMG_9248_1.JPG

緩やかな斜面を登っていくと、シロヤシオの木々で囲まれたヤシオ尾根に辿り着く。
ブナの木々も見られるうつくしい尾根だ。

ここはぜひシロヤシオの時期に訪れたいところです。

キノコ岩に着いた。三回のオフ会への道の途中で佇んだこの岩の隣に今日も佇む。
眼下の錦繍の森を楽しみ、甦ってきた記憶の風景にせつなくなり、
なつかしく光る風景の旅へと吸い込まれていきそうになり、
さぁ、行きましょうかと、会場を目指し西へと進んでいく。


「キノコ岩は寄りますよね」とsatoさんが聞いてきたので、よほど行きたいんだろうと思いましたよ。 :lol:
あそこで会った80歳のお爺さんのしっかりした足取りには驚きました。見習いたいものです。

IMG_9248_1.JPG

神崎川岸辺の広い台地に降り立つと、
楽しさに満ちた声が、やさしい秋の色の風景の中に響き渡っていた。
ドキドキしながら声の方へと向かっていく。


誰かの大きい声ですぐにわかりますね。 :mrgreen:

第25回やぶこぎネットオフ会。わたしにとっては、5回目のオフ会。

もう5回目になりましたか。すっかり常連メンバーになりましたね。 :lol:

解散の時は、いつもさみしい。
でも、今日は素敵なお山の先輩、人生の先輩、バーチャリさんとご一緒。うれしい山歩きが始まる。


解散の時は寂しさと同時に、なにかホッとするような感慨にも捉われます。私だけだろうけど。

風景の中に身を置く度に、そのうつくしさに胸を打たれる千種街道根の平峠道。
夕方前の穏やかな光が照らす静謐さに満ち溢れた世界に、三人の、きれいですね、の声がこだまする。
なんて感動的なのだろう。


この道は何度歩いたかな。神崎川のほとりから県境稜線へ上がる一番楽な道であると同時に、一番ステキな
道だと思います。

IMG_9268_1.JPG

峠からは、ひと登りしてブナ清水へ。
いのちの水が湧き出る大岩を眺めながらコーヒータイム。
紅葉少し前の森の中に、わたしたち三人の姿が色鮮やかに浮かび上がっているのを感じる。
かけがえのない煌めく時間を胸いっぱいに感じる。


ここで味わうコーヒーは格別ですね。実に贅沢な時間の使い方だと思います。
単独の女性が上がって来て、うれしそうな顔をしてましたね。初めて訪れたのでしょう。 :D


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バーチャリさんのしっかりとした足取りを追いながら下っていく。
軸がぶれない足運び。私も身に付けたい。


私より9歳上とは思えない、実にしっかりした足取りで、何の不安もありませんでした。
9年後にこんな風に歩けるやろか。


輝く時間の後はさみしさがつきまとう。
でも、このさみしさが次の輝きへと繋がっていくのだ。
わたしもわたしの山を愉しもうという原動力にもなるのだ。


そうですね。歩ける限りは物語はずっと続いて行きます。 :D

                山日和
sato
記事: 421
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【鈴鹿】2021年秋 オフ会の一日

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんばんは。
オフ会からあっという間に一週間が経ちました。
今回のオフ会の一日も、こころに残る一日となりました。
ありがとうございます。

朝明に早めの時間集合でよかったです。
ゆっくりと秋の鈴鹿のお山を味わいながら会場に向かうことが出来ました。
カクレ谷右岸尾根は面白かったです。こんなところにこんなワクワクする岩尾根があるとは!
岩場を越えた後の牧歌的な風景が、また素晴らしかったです。
地図を読む楽しさを感じさせてくれる尾根でした。
こういう風景に出会うと、地図の面白い地形を探して旅したくなります。

シロヤシオのまっしろなお花で包まれたヤシオ尾根。
想像するだけでうっとりしてしまいます。
夏に訪れた宮指路岳のシロヤシオも素敵でしょうね。いつか訪れる日を夢見ています。

はい。キノコ岩は訪れたかったです。ここに立つと、いろいろな思いに包まれます。
眼下に広がる錦繍の森を眺めながら、
一昨年のオフ会の日、ブナ清水からこの森を抜けてキノコ岩の真下に着いたのだなぁ、と感慨に浸っていました。

わたしにとって5回目のオフ会。懐かしい方々、初めての方々の笑顔に出会えるしあわせを感じました。
平穏な日常があり、元気だからこそ、こうして出会えるのですね。
解散の時、山日和さんが捉われた、なにかホッとするような感慨。
そうですよね。主催者として思われていること、いろいろあると感じます。

帰りも、ゆたかなお山の時間が流れていましたね。
ブナ清水で佇むバーチャリさんとわたしの写真。かけがえのない時間を感じます。
うれしいお写真、ありがとうございます。

バーチャリさんの足取りは、お山への愛も感じ、ご一緒していて、ほんとうに力をいただきました。
わたしも一歩一歩を大切にしながら山旅を重ねていこうと思いました。

やぶこぎのみなさまおひとりおひとり、
人生の物語を紡いでいらっしゃり、「わたし」の山の物語を紡いでいらっしゃる。
その万華鏡のような物語の中に、オフ会の時間という、重なり合う輝く物語が存在するのですね。

sato
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