【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2021年8月8日(日)
【山 域】奥美濃 小津権現山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】藤波谷登山口7:40---12:00源流ランチ場13:00---14:20小津権現山15:00---16:35登山口

 藤波谷は13年前に訪れているが、谷の様子はほとんど記憶に残っていない。ただ、想像していたよりもスッキリ
したいい谷だという印象はあった。
ハッキリと覚えているのは、メガネを落とした(置き忘れた)ことと、帰りに長浜のイオンでメガネを買ったことぐら
いである。どんな谷でもポイントになる箇所の一つや二つは覚えているものだが。


P8080009_1.JPG

 今日も予想最高気温は35℃以上。暑くなりそうだが、日の当たらない西向きの谷はひんやりとしていた。
朝なのに夕方のような暗さの陰鬱なゴルジュに入ると、90度右に曲がったところに10m滝を落としていた。巻くの
も面倒そうなのでルートを探ると、左の岩棚から滝に向かってバンドを伝えば抜けられそうだ。ロープを出して、
最後は落ち口横へ這い上がる。

 
P8080029_1.JPG

 次の15m滝は直登不可能。左右どちらから巻くか思案する。左の緩いガラガラのルンゼが登りやすそうだが、上
部に岩壁帯が見え、その基部をトラバースできるのかどうかわからない。状況次第ではかなり上の方まで追い上げ
られそうである。(前回の記録を読むとこちらから巻いていた) 
右の方が落ち口へ素直に行けそうに見えたのでこちらを選択したが、結構緊張を強いられる大高巻きとなってしま
った。結局どっちもどっちだったかもしれない。
やっとの思いで落ち口のはるか上のラインまで来ると、その上にも10mほどの直登不能と思われる滝が続き、さら
に小滝が連続している。トラバースを続けて全部まとめて巻いて流れに復帰する。


P8080057_1.JPG

 このあたりからようやく尾根の向こうからの日差しが谷を照らし始めた。
ここからはいわゆるゴーロ谷の様相を呈するが、木漏れ日に光るサワグルミの森と苔むした岩が織りなす雰囲気が
素晴らしく、退屈することはない。時折現れる小滝とナメがアクセントとなって、気分良く遡行することができる。


P8080093_1.JPG

 Ca400mあたりから続く瀑流帯は見事で、傾斜も緩くフリクションが効くのでひたすら直登で前進。これほど楽
しい谷なのになぜ記憶がないのか不思議である。
 地形図から想像するよりはるかに広く明るい谷だが、さらに大きく開けると左岸に目を瞠るような大岩が現れた。
岩壁ではなく、独立した巨大な岩がいくつも続き、その中に人工的と思われる穴が穿たれた岩があった。お不動様
でも安置されていたと思えるような四角い穴だ。穏やかな流れの横に突如出現した、なにか神の宿るような不思議
な感じのする空間だった。

P8080068_1.JPG
P8080136_1.JPG

 威圧的な岩壁を穿って落ちる10m滝は、左手の急峻な小尾根を垂れ下がるツタを頼りに巻く。今回も巻くたびに
チェーンスパイクが大活躍である。
 これで大きな滝は終了。記憶にない源流部の様子はどうだったのか。
これがまた素晴らしかった。濃密なサワグルミの森の中にトチの大木が散見されるようになった。中でも最大のも
のは6mオーバーと思われたが、この巨樹を見逃すはずはないし、記憶にないのはどうしたことだろうか。
 ヤブっぽさが微塵もないのはもちろんのこと、伐採跡の潅木の林がまったくないのが谷の美しさを棄損していな
いのが藤波谷の最大の美点である。谷そのものはもう見るべき滝もなく、遡行という意味では面白みに欠けるかも
しれない。しかしこういう谷を取り巻く森の美しさや佇まいを谷の魅力として捉えてこそ、谷から稜線あるいは山
頂に立つという意味があるのだと思う。

P8080174_1.JPG

 最近は習い性になってしまったが、源流の雰囲気のいい場所でランチタイムとした。
山頂で景色を眺めながらというのもいいが、流れの横で水音を聞きながら飲むビールは格別のものがある。もちろ
ん、後がしんどいのは甘んじて受け入れなければならないが。


P8080158_1.JPG

 源頭部も胸を衝くような急登があるわけではなく、まったくヤブなしのV字谷を辿る。
最後はすぐ上に見えている登山道のある尾根へ逃げた。ここは植林が入っており、藤波谷の唯一残念な部分である。
これでブナの森を抜けて稜線に立てれば言うことなしなのだが。

 よく踏まれた登山道を山頂へ向かう。青息吐息で、普段なら掴むこともないトラロープに縋って歩く有様である。
山頂はやはり熱気ムンムンで、とてものんびりしてはいられない状況だった。やはりあそこでランチタイムにして
良かった。今日は雲が多く、能郷白山や屏風山を辛うじて望むことができたが、展望としては申し分ない。
 靴を履き替えて藤波谷右岸尾根の登山道を下る。ほとんどが木陰で直射日光を浴びることがないのが救いだが、
とにかく暑い。熱が体内にこもって、体温が限界まで上昇しているような感じだ。楽な道のはずなのに息切れして
しまう。そのせいでもあるまいが、なんでもないところで足を滑らせて、5mほど滑落してしまった。
落ちたところは登山道の続きで、意図せぬショートカットをしただけでほぼ無傷なのはラッキーだった。

 横山ダム湖が見えたと思ってからが長かった。と言っても微々たる時間なのだが、やたら長く感じたのである。
ようやく藤波谷の渡渉点に着くと思いっきり水を被ってクールダウン。オーバーではなく生き返ったと実感した。
駐車地までのわずかな国道歩きがまた灼熱地獄だった。

                       山日和
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

投稿記事 by バーチャリ »

山日和 さん おはようございます。
せっかくの休みなのに雨で家でおとなしくしてます。


【日 付】2021年8月8日(日)
【山 域】奥美濃 小津権現山


この日は娘の家族が来て山はお預けでした。


藤波谷は13年前に訪れているが、谷の様子はほとんど記憶に残っていない。ただ、想像していたよりもスッキリ
したいい谷だという印象はあった。
ハッキリと覚えているのは、メガネを落とした(置き忘れた)ことと、帰りに長浜のイオンでメガネを買ったことぐら
いである。どんな谷でもポイントになる箇所の一つや二つは覚えているものだが。


沢の名すら覚えられないです :twisted:

山レコで三河の栃木沢が上がっていて2,3回連れてもらっていますが
思い出していました。
ここは覚えてますよ



このあたりからようやく尾根の向こうからの日差しが谷を照らし始めた。
ここからはいわゆるゴーロ谷の様相を呈するが、木漏れ日に光るサワグルミの森と苔むした岩が織りなす雰囲気が
素晴らしく、退屈することはない。時折現れる小滝とナメがアクセントとなって、気分良く遡行することができる。


satoさん山日和さんのレポに良くサワグルミ 栃など出てきますので
気にかけるようになりました。(^^)/

 地形図から想像するよりはるかに広く明るい谷だが、さらに大きく開けると左岸に目を瞠るような大岩が現れた。
岩壁ではなく、独立した巨大な岩がいくつも続き、その中に人工的と思われる穴が穿たれた岩があった。お不動様
でもお不動様ていたと安置されていたと思えるような四角い穴だ。穏やかな流れの横に突如出現した、なにか神の宿るような不思議
な感じのする空間だった。


手彫りですよね。
三河の鳳来寺山にも何か所か有ります。

これがまた素晴らしかった。濃密なサワグルミの森の中にトチの大木が散見されるようになった。中でも最大のも
のは6mオーバーと思われたが、この巨樹を見逃すはずはないし、記憶にないのはどうしたことだろうか。



三ノ峰の登り始めてすぐ同じ様な森が広がっていましたが
サワグルミとトチが区別出来ません :evil:


 最近は習い性になってしまったが、源流の雰囲気のいい場所でランチタイムとした。
山頂で景色を眺めながらというのもいいが、流れの横で水音を聞きながら飲むビールは格別のものがある。もちろ
ん、後がしんどいのは甘んじて受け入れなければならないが。


最近は1時間のランチ取られるのですか?


よく踏まれた登山道を山頂へ向かう。青息吐息で、普段なら掴むこともないトラロープに縋って歩く有様である。
山頂はやはり熱気ムンムンで、とてものんびりしてはいられない状況だった。やはりあそこでランチタイムにして
良かった。今日は雲が多く、能郷白山や屏風山を辛うじて望むことができたが、展望としては申し分ない。


熱い所でゆっくりランチ取れませんよね。
能郷白山や屏風山展望出来ていいですね花房山?


そのせいでもあるまいが、なんでもないところで足を滑らせて、5mほど滑落してしまった。
落ちたところは登山道の続きで、意図せぬショートカットをしただけでほぼ無傷なのはラッキーだった。


5mですか 時間が立つと痛みが出ますが大丈夫でしたか?


横山ダム湖が見えたと思ってからが長かった。と言っても微々たる時間なのだが、やたら長く感じたのである。
ようやく藤波谷の渡渉点に着くと思いっきり水を被ってクールダウン。オーバーではなく生き返ったと実感した。
駐車地までのわずかな国道歩きがまた灼熱地獄だった。


お疲れ様でした。

   バーチャリ

                       
sato
記事: 420
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんにちは。
酷暑の後は降り止まぬ雨。いつまで降り続くのか・・怖いです。
これ以上何かが起こらぬよう祈るばかりです。

先週末は直前まで雨の予報でしたが、好転し、ぎらぎらした太陽が照りつける暑い一日になりましたね。
山歩きはお休みかなと思っていましたが、
四季を通じて味わっている小津権現山の、泣きたくなるような風景に出会うことが出来ました。
ありがとうございます。

きれいだなぁ、楽しいなぁ、と気持ちよかった山旅は、
よかったなぁ、という感情は残っていても、風景の細部は忘れてしまっていたりします。
藤波谷は、映像よりも心地よさがこころに刻まれたのかもしれませんね。

始まりから何とも言えない風情を感じる谷でした。ゴルジュは神聖さを感じましたよ。
ここは、権現さまが御座すお山なのだと。

最初の滝は、どう巻くのかなぁと斜面を見ていると、滝の左から登ろうと。
バンドを伝う箇所は高度感がありました。確保していただいていましたので踏み出せました。
こういう場面で、掴んだ岩が剥がれた時の衝撃が甦り、一歩を踏み出すことに躊躇ってしまいます。

次の滝の大高巻きはチェーンスパイクを履いていましたので、落ち着いて進めました。
ロープを使わず、谷へすっと降り立つことが出来ました。絶妙なコース取りでした。

素晴らしい風景はどこまでも続いていきましたね。
「木漏れ日に光るサワグルミの森と苔むした岩が織りなす雰囲気」に、夢見ごこちになりました。
ナメや小滝にはわくわく。水と戯れ、直登出来るのはうれしいですね。

次々と現れる大岩にも目を見張りました。写真の大岩は磐座のように感じました。
「神の宿るような不思議な感じのする空間」でした。

最後の10m滝の高巻きの途中から見下ろした谷の情景には、泣きたくなってしまいました。
幾筋もの真っ直ぐな光が降り注ぎ、静かに穏やかに煌めく谷。こころの奥深く、奥深くに響きました。

両岸から谷を見つめるトチの巨木も印象的でした。写真の巨木は素晴らしかったですね。
この木が見つめる谷の情景にも言葉を失いました。
ここは、神さまの宿る谷なのだと実感しました。

しあわせな気持ちに包まれ、ヤブ漕ぎ無しで辿り着いた登山道。
山頂まであともう少しでしたが、暑くて足が重かったですね。
トラロープありがたかったです。

山頂からの眺めはやっぱり感慨深かったです。
ここから眺める花房山が大好きです。2月にひとりで縦走した時のことを思い出しました。
あの頃は元気だったなぁ、と。

雪のない藤波谷右岸尾根登山道を歩くのは初めてでした。
岩とシャクナゲの急斜面、道は大きく左に巻いているのですね。
山日和さんが滑っていかれた時は青ざめました。斜面には杭がいくつか出ていたので。
5m、そう、何で止まらないの、と思うくらい長く感じました。
半袖、半パンのお姿で、切り傷も無しとは信じられませんでしたが、ほっとしました。

体温が限界まで上昇している感じだったのですね。私は暑いなぁと思うくらいでしたので。
暑さには強いです。エアコン無しの暮らし、20代から30代の頃の45度の暑さの経験のおかげですね(笑)。

ふたたびの藤波谷は山日和さんのこころにどのように刻まれたのでしょうか。
15年後ぐらいにお聞きしてみたいです。

sato
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

せっかくの休みなのに雨で家でおとなしくしてます。

同上です。それにしても降り過ぎですよね。 :oops:

この日は娘の家族が来て山はお預けでした。

そうでしたか。今は娘一家と息子一家で来て賑やかです。 :D


P8080017_1.JPG

沢の名すら覚えられないです :twisted:

山レコで三河の栃木沢が上がっていて2,3回連れてもらっていますが
思い出していました。
ここは覚えてますよ


それはコメントのしようがありませんが・・・
栃木沢は以前ふ~さんに教えてもらって、一緒に行こうと話していた沢でした。

P8080163_1.JPG

satoさん山日和さんのレポに良くサワグルミ 栃など出てきますので
気にかけるようになりました。(^^)/


沢を歩いているとよく見かける二大樹木ですね。

手彫りですよね。
三河の鳳来寺山にも何か所か有ります。

そのようです。大変な労力だと思いますが。

三ノ峰の登り始めてすぐ同じ様な森が広がっていましたが
サワグルミとトチが区別出来ません :evil:


登山口から少し上がったところにいい森が広がってますよね。
サワグルミとトチは見分けやすいですよ。木肌も全然違うし、葉っぱが特徴的です。


サワグルミ
サワグルミ
トチ
トチ

最近は1時間のランチ取られるのですか?

暑い時は火を使わないので1時間ぐらいです。食後のコーヒーもアイスだし。それに登りを残していると早めに切り上げようと思いますしね。
温かい麺類とホットコーヒーだとすぐに1時間半ぐらい経ってしまいます。これが山頂なら2時間コースです。 :lol:

熱い所でゆっくりランチ取れませんよね。
能郷白山や屏風山展望出来ていいですね花房山?


あの状態でとてもランチタイムなんてできません。
間近に見えるのは花房山です。

5mですか 時間が立つと痛みが出ますが大丈夫でしたか?

ちょっとすり傷ができたぐらいでした。落ち方が上手いんでしょう。 :mrgreen:

            山日和
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】忘却の藤波谷から小津権現山

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。お疲れさまでした。

酷暑の後は降り止まぬ雨。いつまで降り続くのか・・怖いです。
これ以上何かが起こらぬよう祈るばかりです。


ホントにどれだけ降るのかって感じですね。来週もずっと雨マーク。 :oops:

先週末は直前まで雨の予報でしたが、好転し、ぎらぎらした太陽が照りつける暑い一日になりましたね。

これほど天気予報があてにならないものだとは思いませんでした。 :o

きれいだなぁ、楽しいなぁ、と気持ちよかった山旅は、
よかったなぁ、という感情は残っていても、風景の細部は忘れてしまっていたりします。
藤波谷は、映像よりも心地よさがこころに刻まれたのかもしれませんね。


それにしても少しぐらいは覚えていてもよさそうな・・・・


P8080012_1.JPG

最初の滝は、どう巻くのかなぁと斜面を見ていると、滝の左から登ろうと。
バンドを伝う箇所は高度感がありました。確保していただいていましたので踏み出せました。
こういう場面で、掴んだ岩が剥がれた時の衝撃が甦り、一歩を踏み出すことに躊躇ってしまいます。


前回どう行ったかまったく覚えてなかったのでルートを探ると、意外に簡単に行けそうだったのでチャレンジしました。
落ちた記憶が蘇ると足が出ないやろね。


P8080035_1.JPG

次の滝の大高巻きはチェーンスパイクを履いていましたので、落ち着いて進めました。
ロープを使わず、谷へすっと降り立つことが出来ました。絶妙なコース取りでした。

絶妙・・・・あれがよかったのかどうか悩むところです。結構時間食いましたね。

素晴らしい風景はどこまでも続いていきましたね。
「木漏れ日に光るサワグルミの森と苔むした岩が織りなす雰囲気」に、夢見ごこちになりました。
ナメや小滝にはわくわく。水と戯れ、直登出来るのはうれしいですね。


驚くような滝やゴルジュがなくても、美しい森とちょっとしたナメや小滝があれば満足してしまいます。 :lol:


P8080057_1.JPG

次々と現れる大岩にも目を見張りました。写真の大岩は磐座のように感じました。
「神の宿るような不思議な感じのする空間」でした。


神秘的な場所でしたね。


P8080072_1.JPG

最後の10m滝の高巻きの途中から見下ろした谷の情景には、泣きたくなってしまいました。
幾筋もの真っ直ぐな光が降り注ぎ、静かに穏やかに煌めく谷。こころの奥深く、奥深くに響きました。


歩いて来た谷を振り返るのもいいものです。そこに心安らぐ風景が広がっていれば言うこと無しですね。

P8080102_1.JPG

両岸から谷を見つめるトチの巨木も印象的でした。写真の巨木は素晴らしかったですね。
この木が見つめる谷の情景にも言葉を失いました。
ここは、神さまの宿る谷なのだと実感しました。


このトチは確実に6mオーバー。これ以外にも4~5mはあるトチが普通にありましたね。
サワグルミの大木と合わせて見事な森でした。


P8080141_1.JPG

しあわせな気持ちに包まれ、ヤブ漕ぎ無しで辿り着いた登山道。
山頂まであともう少しでしたが、暑くて足が重かったですね。
トラロープありがたかったです。


トラロープに縋って、足を引きずるように歩いてました。 :oops:

山頂からの眺めはやっぱり感慨深かったです。
ここから眺める花房山が大好きです。2月にひとりで縦走した時のことを思い出しました。
あの頃は元気だったなぁ、と。


あの頃って、たった6ヶ月前の話なのに。

山日和さんが滑っていかれた時は青ざめました。斜面には杭がいくつか出ていたので。
5m、そう、何で止まらないの、と思うくらい長く感じました。
半袖、半パンのお姿で、切り傷も無しとは信じられませんでしたが、ほっとしました。


ああいう時は、見ている方がビックリしますよね。
なかなか止まらんなあと思いながら滑ってましたが、ほぼ無傷というところがさすがでしょう。 :mrgreen:

体温が限界まで上昇している感じだったのですね。私は暑いなぁと思うくらいでしたので。
暑さには強いです。エアコン無しの暮らし、20代から30代の頃の45度の暑さの経験のおかげですね(笑)。


15年ほど前までは暑さに強い方だったんだけどね。真夏の稜線でも帽子無しで平気でした。
近年特に弱くなってしまいましたわ。 :oops:

ふたたびの藤波谷は山日和さんのこころにどのように刻まれたのでしょうか。
15年後ぐらいにお聞きしてみたいです。


15年後・・・・生きてるやろか。 :roll:
  
                山日和
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