【日 付】2021年8月1日(日)
【山 域】鈴鹿 宮指路岳周辺
【天 候】曇り時々晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】屏風岩手前8:30---8:55ヤケギ谷入渓点---11:40ランチ場12:25---13:30宮指路岳
---14:05一ノ谷下降点---15:05大岩谷本流---16:35林道終点---17:05駐車地
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
正直、あまり記憶がないが、源頭部のゆったりした地形だけはよく覚えている。
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
ヤケギ谷登山道が谷を渡るところから入渓、いきなりのナメ滝に顔がほころぶ。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
肝心の谷はあまり覚えていないこともあって新鮮そのものだった。ナメ状の美しい小滝が多く、改めてヤケギ
谷の良さを見直すことになった。ただ林相は植林と常緑広葉樹が主体なので、あまり明るさは感じない。
おぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は右の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
水量が少ないせいもあってさほど苦労はないが、楽しめるセクションだ。
前回の記録を見ると、最初の滝は中段までは上がったが結局巻いていたので今回が初登ということになる。
とにかく暑いので、ひたすら水線を辿ってクールダウンしながら歩くのが楽しい。
全体的に黒っぽい岩で構成されていた谷は、あるところから白い花崗岩に変わった。この岩質の変化が面白く、
谷の印象が一気に明るいものに変わった。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
どんよりとした空からは雷鳴が近付いてきた。16年前も山頂直下で土砂降りの雷雨に遭い、樹林の中で30分ば
かり避難したことを思い出した。
幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
宮指路岳の山頂は心なしか切り開かれて、展望が良くなっていた。以前はまったく展望がなかったような気が
するのだが。
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
一ノ谷は滝と呼べるものはほとんどなく、何ごとも起こらない平和な谷である。坦々と下降して大岩谷本流に
出合うと雰囲気が一変する。
花崗岩の沢床は底抜けに明るく、広い谷にナメを連続させて、美しいという以外の言葉が見つからない。
足元が切れたと思うと早速15m滝のお目見えである。左岸のしっかりした道を辿って滝下へ下りると、ナメと
小ぶりの釜が連続してまったく飽きさせない。
そして次に目の前の空間が広がったのが、大岩谷最大の白滝である。3段ほどに分かれているが、40mはある
という堂々たる大滝だ。ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
常緑樹の落ち葉はとにかくよく滑るので、落ちたらアウトの場面では装着しないという選択肢はないのである。
左から松ノ木谷を合わせると、いつの間にか谷全体が真っ黒な岩に変わり、谷幅一杯に落ちる5m滝と出合う。
高さはないが、なかなか見応えのある滝で、白滝に大して黒滝と呼ぶ向きもあるようだ。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。大岩谷を遡行する
時、最初に出迎えてくれる美しい風景である。
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
山日和
【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
山日和さん,こちらでもおはようございます。
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
あらら,そんなことになっていますか。私も大岩谷から大岩へのルートを考えていたので,いい情報になりました。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
まあ,悪い血を吸ってもらったと思って諦めましょう。あれであとが痒くなければどれだけ献血しても構わないんですけどね
おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
10m滝はたしか右側から簡単に登れたと思います。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
この辺りがヤケギ谷のメンインディッシュですね。
ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
このあたり雰囲気のいいところですね。
幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
御意!
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
はい,いいところですね。今年はシロヤシオのあたり年だったのできっと綺麗だったことでしょう。
そして次に目の前の空間が広がったのが、大岩谷最大の白滝である。3段ほどに分かれているが、40mはある
という堂々たる大滝だ。
むかし白滝に50mのトップロープをかけてのぼろうとしましたが,1箇所だけどうしても登れない場所があって失敗しました。アブミがあったら登れたのになあ。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
satoさんもやったんですか?
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
小岐須はヒルの生息密度が高いですからねえ。この時期に行くと献血までは行かなくてもたいていついてきますね。まあ,1日遊ばせてもらったtaxと思ってください
またどこかのヒル天国の沢で・・・
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
あらら,そんなことになっていますか。私も大岩谷から大岩へのルートを考えていたので,いい情報になりました。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
まあ,悪い血を吸ってもらったと思って諦めましょう。あれであとが痒くなければどれだけ献血しても構わないんですけどね
おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
10m滝はたしか右側から簡単に登れたと思います。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
この辺りがヤケギ谷のメンインディッシュですね。
ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
このあたり雰囲気のいいところですね。
幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
御意!
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
はい,いいところですね。今年はシロヤシオのあたり年だったのできっと綺麗だったことでしょう。
そして次に目の前の空間が広がったのが、大岩谷最大の白滝である。3段ほどに分かれているが、40mはある
という堂々たる大滝だ。
むかし白滝に50mのトップロープをかけてのぼろうとしましたが,1箇所だけどうしても登れない場所があって失敗しました。アブミがあったら登れたのになあ。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
satoさんもやったんですか?
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
小岐須はヒルの生息密度が高いですからねえ。この時期に行くと献血までは行かなくてもたいていついてきますね。まあ,1日遊ばせてもらったtaxと思ってください
またどこかのヒル天国の沢で・・・
@シュークリーム@
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
山日和さん、こんにちは。
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
私の下手なレポも多少はお役に立ちましたかね。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
最近はどこでも自然災害が多くて山のインフラまで手が回らない感じで一度壊れると復旧まで時間がかかったり放置されることも多いので
アプローチが難しくなることが増えています。小岐須谷は鈴鹿市内なので大丈夫だと思いますが。
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった
のっけから熱血大歓迎ですね。天候次第で一匹も見ないこともあるんですがね。山日和さんから美味しい血の匂いがしたのかな。
おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
私でも登ったことあるので山日和さんなら大丈夫でしょう。巻いてしまうより達成感というか気持ちもいいもんです。
躊躇なくチェーンスパイクを履いて右岸を巻き上がる。
沢登では滑り止めは必須アイテムですね。実際巻での事故も多いようですし。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
そうですね。無理しなくても自然にすんなり出られます。ランチするも良し、周りの樹林を楽しみながら登って行けます。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
この辺りのゆったりした稜線は私の好みで春や秋の天気の良い日にブラブラ歩くのが好きです。今年のシロヤシオも良かったです。
大岩谷を下降しようというのも、さすが余裕があります。
ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
本当です。あそこのズルズル斜面にはピッタリです。それからこの斜面にはヒルも多くて遡上で巻いた時も良くついてきます。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
結構ゴツゴツしていたように思いますが、お尻は大丈夫?
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。
本当にいい釜とナメですね。
ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
ヒルなんて気にしない男気が裏目に出ましたね。まあ、これに懲りずにまた来てください。
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
私の下手なレポも多少はお役に立ちましたかね。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
最近はどこでも自然災害が多くて山のインフラまで手が回らない感じで一度壊れると復旧まで時間がかかったり放置されることも多いので
アプローチが難しくなることが増えています。小岐須谷は鈴鹿市内なので大丈夫だと思いますが。
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった
のっけから熱血大歓迎ですね。天候次第で一匹も見ないこともあるんですがね。山日和さんから美味しい血の匂いがしたのかな。
おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
私でも登ったことあるので山日和さんなら大丈夫でしょう。巻いてしまうより達成感というか気持ちもいいもんです。
躊躇なくチェーンスパイクを履いて右岸を巻き上がる。
沢登では滑り止めは必須アイテムですね。実際巻での事故も多いようですし。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
そうですね。無理しなくても自然にすんなり出られます。ランチするも良し、周りの樹林を楽しみながら登って行けます。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
この辺りのゆったりした稜線は私の好みで春や秋の天気の良い日にブラブラ歩くのが好きです。今年のシロヤシオも良かったです。
大岩谷を下降しようというのも、さすが余裕があります。
ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
本当です。あそこのズルズル斜面にはピッタリです。それからこの斜面にはヒルも多くて遡上で巻いた時も良くついてきます。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
結構ゴツゴツしていたように思いますが、お尻は大丈夫?
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。
本当にいい釜とナメですね。
ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
ヒルなんて気にしない男気が裏目に出ましたね。まあ、これに懲りずにまた来てください。
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
シュークリさん、どうもです。
あらら,そんなことになっていますか。私も大岩谷から大岩へのルートを考えていたので,いい情報になりました。
バリケードに土嚢の重しがしてありました。無理に進むのもなんだし、歩いても知れてます。
まあ,悪い血を吸ってもらったと思って諦めましょう。あれであとが痒くなければどれだけ献血しても構わないんですけどね
悪い血なのかいい血なのかわかりませんが。私の場合痒くならないのでいい体質だと思います。
>おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
10m滝はたしか右側から簡単に登れたと思います。
右の岩壁でした。書き間違いです。
>さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
この辺りがヤケギ谷のメンインディッシュですね。
そうですね。でも他の取るに足らないような小滝やナメも魅力的ですね。
>ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
このあたり雰囲気のいいところですね。
鈴鹿の谷の源流の中でもすぐれた場所のひとつだと思います。
>幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
御意!
はい,いいところですね。今年はシロヤシオのあたり年だったのできっと綺麗だったことでしょう。
でしょうねえ。以前6月頃に歩いた時は、ベニドウダンやサラサドウダンが満開できれいでした。
むかし白滝に50mのトップロープをかけてのぼろうとしましたが,1箇所だけどうしても登れない場所があって失敗しました。アブミがあったら登れたのになあ。
それ、覚えてます。とんでもない人が現われたなあと感心しましたよ。
>次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
satoさんもやったんですか?
当然お付き合いいただきました。
小岐須はヒルの生息密度が高いですからねえ。この時期に行くと献血までは行かなくてもたいていついてきますね。まあ,1日遊ばせてもらったtaxと思ってください
またどこかのヒル天国の沢で・・・
高い税金ですわ。
どうせならナメ天国にしといて下さい。
山日和
あらら,そんなことになっていますか。私も大岩谷から大岩へのルートを考えていたので,いい情報になりました。
バリケードに土嚢の重しがしてありました。無理に進むのもなんだし、歩いても知れてます。
まあ,悪い血を吸ってもらったと思って諦めましょう。あれであとが痒くなければどれだけ献血しても構わないんですけどね
悪い血なのかいい血なのかわかりませんが。私の場合痒くならないのでいい体質だと思います。
>おぼろげにおぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は左の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
10m滝はたしか右側から簡単に登れたと思います。
右の岩壁でした。書き間違いです。
>さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
この辺りがヤケギ谷のメンインディッシュですね。
そうですね。でも他の取るに足らないような小滝やナメも魅力的ですね。
>ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
このあたり雰囲気のいいところですね。
鈴鹿の谷の源流の中でもすぐれた場所のひとつだと思います。
>幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
御意!
はい,いいところですね。今年はシロヤシオのあたり年だったのできっと綺麗だったことでしょう。
でしょうねえ。以前6月頃に歩いた時は、ベニドウダンやサラサドウダンが満開できれいでした。
むかし白滝に50mのトップロープをかけてのぼろうとしましたが,1箇所だけどうしても登れない場所があって失敗しました。アブミがあったら登れたのになあ。
それ、覚えてます。とんでもない人が現われたなあと感心しましたよ。
>次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
satoさんもやったんですか?
当然お付き合いいただきました。
小岐須はヒルの生息密度が高いですからねえ。この時期に行くと献血までは行かなくてもたいていついてきますね。まあ,1日遊ばせてもらったtaxと思ってください
またどこかのヒル天国の沢で・・・
高い税金ですわ。
どうせならナメ天国にしといて下さい。
山日和
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
山日和 さんこんばんは
沢のレスは苦手ですが
又 お世話になります。
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
正直、あまり記憶がないが、源頭部のゆったりした地形だけはよく覚えている。
山日和 さんでもレポに触発される事が有るのですか?
ヤケギ谷登山道が谷を渡るところから入渓、いきなりのナメ滝に顔がほころぶ。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
つい最近 山ビルファイターを買い
鈴鹿の秋に備えてます。
とにかく暑いので、ひたすら水線を辿ってクールダウンしながら歩くのが楽しい。
全体的に黒っぽい岩で構成されていた谷は、あるところから白い花崗岩に変わった。この岩質の変化が面白く、
谷の印象が一気に明るいものに変わった。
この日は里山を歩きましたが汗でびしょびしょでした。
鈴鹿の沢は明るくていいですよね。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
チェーンスパイク雪だけでは無く
使い方が有るのですね。
どんよりとした空からは雷鳴が近付いてきた。16年前も山頂直下で土砂降りの雷雨に遭い、樹林の中で30分ば
かり避難したことを思い出した。
この日は天気が不安定で稜線歩き怖いから里山にしましたが
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
宮指路岳にシロヤシオ有りました?
メモ しときます(*_*)
。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。大岩谷を遡行する
時、最初に出迎えてくれる美しい風景である。
ウォータースライダーをしたのは何処の沢だったか忘れました。
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
二人合わせて30匹ですか
想像しただけで鳥肌が立ちます。
satoさん ヒル怖くないのですね。
最近 ヒルとお友達になりましたね(*_*)
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
黒法師に行った時に家にヒルを持ち帰り
靴を投げ出したが。
ヒルの楽園の沢遊びお疲れ様でした。
バーチャリ
沢のレスは苦手ですが
又 お世話になります。
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
正直、あまり記憶がないが、源頭部のゆったりした地形だけはよく覚えている。
山日和 さんでもレポに触発される事が有るのですか?
ヤケギ谷登山道が谷を渡るところから入渓、いきなりのナメ滝に顔がほころぶ。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
つい最近 山ビルファイターを買い
鈴鹿の秋に備えてます。
とにかく暑いので、ひたすら水線を辿ってクールダウンしながら歩くのが楽しい。
全体的に黒っぽい岩で構成されていた谷は、あるところから白い花崗岩に変わった。この岩質の変化が面白く、
谷の印象が一気に明るいものに変わった。
この日は里山を歩きましたが汗でびしょびしょでした。
鈴鹿の沢は明るくていいですよね。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
チェーンスパイク雪だけでは無く
使い方が有るのですね。
どんよりとした空からは雷鳴が近付いてきた。16年前も山頂直下で土砂降りの雷雨に遭い、樹林の中で30分ば
かり避難したことを思い出した。
この日は天気が不安定で稜線歩き怖いから里山にしましたが
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
宮指路岳にシロヤシオ有りました?
メモ しときます(*_*)
。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。大岩谷を遡行する
時、最初に出迎えてくれる美しい風景である。
ウォータースライダーをしたのは何処の沢だったか忘れました。
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
二人合わせて30匹ですか
想像しただけで鳥肌が立ちます。
satoさん ヒル怖くないのですね。
最近 ヒルとお友達になりましたね(*_*)
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
黒法師に行った時に家にヒルを持ち帰り
靴を投げ出したが。
ヒルの楽園の沢遊びお疲れ様でした。
バーチャリ
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
山日和さま
こんにちは。
この週末は雨の予報が好転しましたね。そして晴れると暑い。
8月1日も暑かったですね。ヤブ沢が続いたのですっきりした谷に出かけましょう、ということで向かったヤケギ谷。
宮指路岳は訪れようと思いつつ、そのままになっていたお山でした。ワクワクの一日が始まりました。
谷に入っていきなりのナメ滝。高揚感に包まれましたね。その後も続くうつくしい小滝にうっとり。
見上げた木々は常緑樹が多く、漂う空気に新鮮さを感じました。
岩を飾るイワタバコのピンク色のお花、麗しかったですね。夏真っ盛りを告げるお花。
この夏もこうして沢山旅が出来るしあわせを感じました。
そう、黒っぽい岩で構成されていた谷が、あるところから白く赤みを帯びた花崗岩に変わり、不思議でした。
ふたつの滝登りは、ロープで確保してくださり楽しむことができました。
一定以上の段差は、右足でしか登れないので、ふたつ目の滝は、取り付きの確認作業に時間がかかりました。
最後は膝をつき落ち口に這い上がりました。登りきった瞬間、出来たぁ、と口走っていました。
自力ではありませんでしたが、うれしかったです。
標高650mの谷がかくっと曲がる地点。地図を見て、滝があるなと思いました。やっぱりありました。
大岩の間をまっすぐに滑り落ちる一筋の流れ。
勢いよく落ちる細い流れに、滝の上はいったいどうなっているのだろう、と、どきどきしました。
常緑樹の落ち葉が積もった斜面の高巻きは緊張しますね。
チェーンスパイクさまさまです。
そして降り立った滝の上の情景。光の降りそそぐ赤茶けた岩盤の上を自在に流れ落ちる連瀑に目を見張りました。
水の流れって面白いなぁ、不思議だなぁ、と見入っていました。
楽しみにしていた源頭部の緩やかな地形は、こころに染み入るうつくしさでした。
ゆっくりとお昼の時間を味わおうと思ったら、雲行きが怪しくなり雷鳴も。
落ち着かず、コーヒーは後で、と、食べ終えると、すっと立ち上がっていましたね。
谷の最後はふわっと尾根に吸収されていました。わたしたちも、ふわっと尾根に立っていました。
初めての宮指路岳。感慨深かったです。
ここからの稜線は素晴らしいの一言に尽きました。
いつか、シロヤシオのお花の季節に訪れよう、とこころに決めました。紅葉の頃も気になります。
いよいよ大岩谷。
入道ヶ岳を訪れた時に出会った煌めく流れと透き通った淵。このうつくしい谷をいつか遡行したいと思っていました。
標高585m辺り、本流と合わさってからは、言葉を失ううつくしさでした。
膝が痛くて、我慢の歩きになっていたのですが、少しでも長く、このうつくしい風景を旅していたい気持ちに包まれていました。
ウォータースライダー。はしゃぐことが苦手(はしゃぎたくてもはしゃげない)なわたしですが、
山日和さんがすぅーと行かれたのを見て、えい、と続きました。
思ったよりスピードが出て、はしゃぐどころか顔がひきつりました。岩に肘をぶつけてしまい青あざが出来てしまいました。
翌日、仕事場に行ったら、おばちゃんにどうしたの、とびっくりされました。
最後、エメラルドグリーンの大きな釜とナメ床にかかる小滝を、山日和さん、暫しの間、無言で眺めていましたね。
旅のフィナーレはヒル取り(笑)。そうなるはずと思っていましたが、予想以上の数でした。
すごかったですね。笑ってしまいました。
持ち帰らぬよう入念にチェックしたのに、私も1匹持ち帰っていました。6か所くらい吸血されていました。
でも、ヒルは見た目が今一つなだけで、まだかわいいです。
翌朝、おでこと首がぼこぼこに腫れていて、猛烈な痒さに襲われました。ヒルも多かったですが虫も多かったですよね。
チクチク刺されまくっていました。私は虫のほうが嫌です。ステロイドのお世話にならなければ腫れとかゆみが引きませんし。
それでも、ヒルや虫に噛まれても、沢山旅は楽しいです。
鈴鹿のお山の輝きを感じた山旅でした。ありがとうございます。
sato
こんにちは。
この週末は雨の予報が好転しましたね。そして晴れると暑い。
8月1日も暑かったですね。ヤブ沢が続いたのですっきりした谷に出かけましょう、ということで向かったヤケギ谷。
宮指路岳は訪れようと思いつつ、そのままになっていたお山でした。ワクワクの一日が始まりました。
谷に入っていきなりのナメ滝。高揚感に包まれましたね。その後も続くうつくしい小滝にうっとり。
見上げた木々は常緑樹が多く、漂う空気に新鮮さを感じました。
岩を飾るイワタバコのピンク色のお花、麗しかったですね。夏真っ盛りを告げるお花。
この夏もこうして沢山旅が出来るしあわせを感じました。
そう、黒っぽい岩で構成されていた谷が、あるところから白く赤みを帯びた花崗岩に変わり、不思議でした。
ふたつの滝登りは、ロープで確保してくださり楽しむことができました。
一定以上の段差は、右足でしか登れないので、ふたつ目の滝は、取り付きの確認作業に時間がかかりました。
最後は膝をつき落ち口に這い上がりました。登りきった瞬間、出来たぁ、と口走っていました。
自力ではありませんでしたが、うれしかったです。
標高650mの谷がかくっと曲がる地点。地図を見て、滝があるなと思いました。やっぱりありました。
大岩の間をまっすぐに滑り落ちる一筋の流れ。
勢いよく落ちる細い流れに、滝の上はいったいどうなっているのだろう、と、どきどきしました。
常緑樹の落ち葉が積もった斜面の高巻きは緊張しますね。
チェーンスパイクさまさまです。
そして降り立った滝の上の情景。光の降りそそぐ赤茶けた岩盤の上を自在に流れ落ちる連瀑に目を見張りました。
水の流れって面白いなぁ、不思議だなぁ、と見入っていました。
楽しみにしていた源頭部の緩やかな地形は、こころに染み入るうつくしさでした。
ゆっくりとお昼の時間を味わおうと思ったら、雲行きが怪しくなり雷鳴も。
落ち着かず、コーヒーは後で、と、食べ終えると、すっと立ち上がっていましたね。
谷の最後はふわっと尾根に吸収されていました。わたしたちも、ふわっと尾根に立っていました。
初めての宮指路岳。感慨深かったです。
ここからの稜線は素晴らしいの一言に尽きました。
いつか、シロヤシオのお花の季節に訪れよう、とこころに決めました。紅葉の頃も気になります。
いよいよ大岩谷。
入道ヶ岳を訪れた時に出会った煌めく流れと透き通った淵。このうつくしい谷をいつか遡行したいと思っていました。
標高585m辺り、本流と合わさってからは、言葉を失ううつくしさでした。
膝が痛くて、我慢の歩きになっていたのですが、少しでも長く、このうつくしい風景を旅していたい気持ちに包まれていました。
ウォータースライダー。はしゃぐことが苦手(はしゃぎたくてもはしゃげない)なわたしですが、
山日和さんがすぅーと行かれたのを見て、えい、と続きました。
思ったよりスピードが出て、はしゃぐどころか顔がひきつりました。岩に肘をぶつけてしまい青あざが出来てしまいました。
翌日、仕事場に行ったら、おばちゃんにどうしたの、とびっくりされました。
最後、エメラルドグリーンの大きな釜とナメ床にかかる小滝を、山日和さん、暫しの間、無言で眺めていましたね。
旅のフィナーレはヒル取り(笑)。そうなるはずと思っていましたが、予想以上の数でした。
すごかったですね。笑ってしまいました。
持ち帰らぬよう入念にチェックしたのに、私も1匹持ち帰っていました。6か所くらい吸血されていました。
でも、ヒルは見た目が今一つなだけで、まだかわいいです。
翌朝、おでこと首がぼこぼこに腫れていて、猛烈な痒さに襲われました。ヒルも多かったですが虫も多かったですよね。
チクチク刺されまくっていました。私は虫のほうが嫌です。ステロイドのお世話にならなければ腫れとかゆみが引きませんし。
それでも、ヒルや虫に噛まれても、沢山旅は楽しいです。
鈴鹿のお山の輝きを感じた山旅でした。ありがとうございます。
sato
最後に編集したユーザー sato [ 2021年8月07日(土) 18:55 ], 累計 1 回
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
skywalkさん、どうもです。
私の下手なレポも多少はお役に立ちましたかね。
いやいや、参考になりました。
最近はどこでも自然災害が多くて山のインフラまで手が回らない感じで一度壊れると復旧まで時間がかかったり放置されることも多いので
アプローチが難しくなることが増えています。小岐須谷は鈴鹿市内なので大丈夫だと思いますが。
ここは現役の林道なのでいずれは修復するでしょう。
のっけから熱血大歓迎ですね。天候次第で一匹も見ないこともあるんですがね。山日和さんから美味しい血の匂いがしたのかな。
そうなんですよね。前回は一匹も付かれなかったですわ。
私でも登ったことあるので山日和さんなら大丈夫でしょう。巻いてしまうより達成感というか気持ちもいいもんです。
最近はすぐに巻きを選択するんですが、登ると気持ちいいですね。
沢登では滑り止めは必須アイテムですね。実際巻での事故も多いようですし。
もうこれ無しでは生きていけません。
そうですね。無理しなくても自然にすんなり出られます。ランチするも良し、周りの樹林を楽しみながら登って行けます。
この歳になるとこういうツメがいいですね。
この辺りのゆったりした稜線は私の好みで春や秋の天気の良い日にブラブラ歩くのが好きです。今年のシロヤシオも良かったです。
大岩谷を下降しようというのも、さすが余裕があります。
ぜひシロヤシオの時期に訪れたいものです。
大岩谷は大好きな谷なんで。それになんせ暑すぎて、尾根を歩く気がしない。
>ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
本当です。あそこのズルズル斜面にはピッタリです。それからこの斜面にはヒルも多くて遡上で巻いた時も良くついてきます。
フェルト底で下るのは結構勇気が要りますよね。昔は平気で下ってたけど。
[q_yab]>次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
結構ゴツゴツしていたように思いますが、お尻は大丈夫?[/q_yab]
私はしゃがんで靴底で滑りました。お尻で滑るとダメージありそう。
>最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。
本当にいい釜とナメですね。
入渓していきなり現れるこの風景が大好きですね。
ヒルなんて気にしない男気が裏目に出ましたね。まあ、これに懲りずにまた来てください。
男気なんてもんじゃないですが、これも自然の一部だし、受け入れるしかないですね。
山日和
私の下手なレポも多少はお役に立ちましたかね。
いやいや、参考になりました。
最近はどこでも自然災害が多くて山のインフラまで手が回らない感じで一度壊れると復旧まで時間がかかったり放置されることも多いので
アプローチが難しくなることが増えています。小岐須谷は鈴鹿市内なので大丈夫だと思いますが。
ここは現役の林道なのでいずれは修復するでしょう。
のっけから熱血大歓迎ですね。天候次第で一匹も見ないこともあるんですがね。山日和さんから美味しい血の匂いがしたのかな。
そうなんですよね。前回は一匹も付かれなかったですわ。
私でも登ったことあるので山日和さんなら大丈夫でしょう。巻いてしまうより達成感というか気持ちもいいもんです。
最近はすぐに巻きを選択するんですが、登ると気持ちいいですね。
沢登では滑り止めは必須アイテムですね。実際巻での事故も多いようですし。
もうこれ無しでは生きていけません。
そうですね。無理しなくても自然にすんなり出られます。ランチするも良し、周りの樹林を楽しみながら登って行けます。
この歳になるとこういうツメがいいですね。
この辺りのゆったりした稜線は私の好みで春や秋の天気の良い日にブラブラ歩くのが好きです。今年のシロヤシオも良かったです。
大岩谷を下降しようというのも、さすが余裕があります。
ぜひシロヤシオの時期に訪れたいものです。
大岩谷は大好きな谷なんで。それになんせ暑すぎて、尾根を歩く気がしない。
>ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
本当です。あそこのズルズル斜面にはピッタリです。それからこの斜面にはヒルも多くて遡上で巻いた時も良くついてきます。
フェルト底で下るのは結構勇気が要りますよね。昔は平気で下ってたけど。
[q_yab]>次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
結構ゴツゴツしていたように思いますが、お尻は大丈夫?[/q_yab]
私はしゃがんで靴底で滑りました。お尻で滑るとダメージありそう。
>最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。
本当にいい釜とナメですね。
入渓していきなり現れるこの風景が大好きですね。
ヒルなんて気にしない男気が裏目に出ましたね。まあ、これに懲りずにまた来てください。
男気なんてもんじゃないですが、これも自然の一部だし、受け入れるしかないですね。
山日和
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
バーチャリさん、どうもです。
山日和 さんでもレポに触発される事が有るのですか?
たまには触発されますよ。
つい最近 山ビルファイターを買い
鈴鹿の秋に備えてます。
おおっ、気合入ってますね~。普通の防虫スプレーでも十分だと思いますが。
この日は里山を歩きましたが汗でびしょびしょでした。
鈴鹿の沢は明るくていいですよね。
ですよね。私は沢でも(水に入らなくても)汗でびしょ濡れになります。
チェーンスパイク雪だけでは無く
使い方が有るのですね。
むしろ、積雪期以外の方が活躍しますね。
この日は天気が不安定で稜線歩き怖いから里山にしましたが
雷は恐いですよね。こればっかりは逃げられないし。木の下が安全とも言えないしね。
宮指路岳にシロヤシオ有りました?
メモ しときます(*_*)
結構なシロヤシオロードですよ。
ウォータースライダーをしたのは何処の沢だったか忘れました。
バーチャリさんもウォータースライダーを楽しんだことがありましたか
二人合わせて30匹ですか
想像しただけで鳥肌が立ちます。
satoさん ヒル怖くないのですね。
最近 ヒルとお友達になりましたね(*_*)
好きにはなれませんが、あまり気にしませんね。
satoさんは好きみたいですが。
黒法師に行った時に家にヒルを持ち帰り
靴を投げ出したが。
さすがに家人にみつかると何を言われるかわからないので焦ります。
ヒルの楽園の沢遊びお疲れ様でした。
ヒルの楽園ってのはあまり楽しい感じしないですね。
山日和
山日和 さんでもレポに触発される事が有るのですか?
たまには触発されますよ。
つい最近 山ビルファイターを買い
鈴鹿の秋に備えてます。
おおっ、気合入ってますね~。普通の防虫スプレーでも十分だと思いますが。
この日は里山を歩きましたが汗でびしょびしょでした。
鈴鹿の沢は明るくていいですよね。
ですよね。私は沢でも(水に入らなくても)汗でびしょ濡れになります。
チェーンスパイク雪だけでは無く
使い方が有るのですね。
むしろ、積雪期以外の方が活躍しますね。
この日は天気が不安定で稜線歩き怖いから里山にしましたが
雷は恐いですよね。こればっかりは逃げられないし。木の下が安全とも言えないしね。
宮指路岳にシロヤシオ有りました?
メモ しときます(*_*)
結構なシロヤシオロードですよ。
ウォータースライダーをしたのは何処の沢だったか忘れました。
バーチャリさんもウォータースライダーを楽しんだことがありましたか
二人合わせて30匹ですか
想像しただけで鳥肌が立ちます。
satoさん ヒル怖くないのですね。
最近 ヒルとお友達になりましたね(*_*)
好きにはなれませんが、あまり気にしませんね。
satoさんは好きみたいですが。
黒法師に行った時に家にヒルを持ち帰り
靴を投げ出したが。
さすがに家人にみつかると何を言われるかわからないので焦ります。
ヒルの楽園の沢遊びお疲れ様でした。
ヒルの楽園ってのはあまり楽しい感じしないですね。
山日和
Re: 【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
8月1日も暑かったですね。ヤブ沢が続いたのですっきりした谷に出かけましょう、ということで向かったヤケギ谷。
宮指路岳は訪れようと思いつつ、そのままになっていたお山でした。ワクワクの一日が始まりました。
宮指路岳が未踏とは意外でした。
最近クソ暑いのにヤブ漕ぎが続いてちょっとウンザリしてましたよ。
谷に入っていきなりのナメ滝。高揚感に包まれましたね。その後も続くうつくしい小滝にうっとり。
こんなに滝が続いていたのかと驚きました。(覚えてない )
岩を飾るイワタバコのピンク色のお花、麗しかったですね。夏真っ盛りを告げるお花。
この夏もこうして沢山旅が出来るしあわせを感じました。
岩にへばりついて咲くイワタバコの姿は健気ですね。
そう、黒っぽい岩で構成されていた谷が、あるところから白く赤みを帯びた花崗岩に変わり、不思議でした。
この変化が面白いですね。
一定以上の段差は、右足でしか登れないので、ふたつ目の滝は、取り付きの確認作業に時間がかかりました。
最後は膝をつき落ち口に這い上がりました。登りきった瞬間、出来たぁ、と口走っていました。
自力ではありませんでしたが、うれしかったです。
なかなか足が言うことを聞かないと辛いね。でも登り切ると爽快でしょう。
大岩の間をまっすぐに滑り落ちる一筋の流れ。
勢いよく落ちる細い流れに、滝の上はいったいどうなっているのだろう、と、どきどきしました。
私は知ってるのでドキドキしないけど。
常緑樹の落ち葉が積もった斜面の高巻きは緊張しますね。
チェーンスパイクさまさまです。
チェーンスパイクはもはや必携装備ですね。
そして降り立った滝の上の情景。光の降りそそぐ赤茶けた岩盤の上を自在に流れ落ちる連瀑に目を見張りました。
水の流れって面白いなぁ、不思議だなぁ、と見入っていました。
この滝は谷というより岩の上を水が流れてるという感じで、ちょっと面白い風景ですね。
楽しみにしていた源頭部の緩やかな地形は、こころに染み入るうつくしさでした。
ゆっくりとお昼の時間を味わおうと思ったら、雲行きが怪しくなり雷鳴も。
落ち着かず、コーヒーは後で、と、食べ終えると、すっと立ち上がっていましたね。
ここは前回のレポでも「鈴鹿の源流5選」に選びたいような源流だと書いてました。
雷の来襲まで前回と同じ。
谷の最後はふわっと尾根に吸収されていました。わたしたちも、ふわっと尾根に立っていました。
こんな楽なツメを味わうと他の谷へ行けませんね。
ここからの稜線は素晴らしいの一言に尽きました。
いつか、シロヤシオのお花の季節に訪れよう、とこころに決めました。紅葉の頃も気になります。
シロヤシオは今まであまり意識してませんでした。梅雨時のドウダンツツジもきれいですよ。
いよいよ大岩谷。
入道ヶ岳を訪れた時に出会った煌めく流れと透き通った淵。このうつくしい谷をいつか遡行したいと思っていました。
標高585m辺り、本流と合わさってからは、言葉を失ううつくしさでした。
膝が痛くて、我慢の歩きになっていたのですが、少しでも長く、このうつくしい風景を旅していたい気持ちに包まれていました。
そんなにヒザが痛かったの?そうは見えなかったけど。
大岩谷本流はスケールもあり、あまりに美し過ぎますね。
ウォータースライダー。はしゃぐことが苦手(はしゃぎたくてもはしゃげない)なわたしですが、
山日和さんがすぅーと行かれたのを見て、えい、と続きました。
思ったよりスピードが出て、はしゃぐどころか顔がひきつりました。岩に肘をぶつけてしまい青あざが出来てしまいました。
私はしゃがんで靴底で滑ったんだけど、satoちゃんはお尻で行っちゃったんですね。
それはご愁傷様でした。
最後、エメラルドグリーンの大きな釜とナメ床にかかる小滝を、山日和さん、暫しの間、無言で眺めていましたね。
ここは入渓する時も、下りてきた時もじっくりと眺めるのがルーティンです。
旅のフィナーレはヒル取り(笑)。そうなるはずと思っていましたが、予想以上の数でした。
すごかったですね。笑ってしまいました。
持ち帰らぬよう入念にチェックしたのに、私も1匹持ち帰っていました。6か所くらい吸血されていました。
今期最高の収穫でしたね。出るわ出るわって感じ。
でも、ヒルは見た目が今一つなだけで、まだかわいいです。
さすがっす。
翌朝、おでこと首がぼこぼこに腫れていて、猛烈な痒さに襲われました。ヒルも多かったですが虫も多かったですよね。
チクチク刺されまくっていました。私は虫のほうが嫌です。ステロイドのお世話にならなければ腫れとかゆみが引きませんし。
それは辛いですね。私は虫刺されに強いので、これまで刺されても噛まれても尾を引いたことがありません。痒くてもほとんど当日限りです。
それでも、ヒルや虫に噛まれても、沢山旅は楽しいです。
それは心強いです。
山日和
8月1日も暑かったですね。ヤブ沢が続いたのですっきりした谷に出かけましょう、ということで向かったヤケギ谷。
宮指路岳は訪れようと思いつつ、そのままになっていたお山でした。ワクワクの一日が始まりました。
宮指路岳が未踏とは意外でした。
最近クソ暑いのにヤブ漕ぎが続いてちょっとウンザリしてましたよ。
谷に入っていきなりのナメ滝。高揚感に包まれましたね。その後も続くうつくしい小滝にうっとり。
こんなに滝が続いていたのかと驚きました。(覚えてない )
岩を飾るイワタバコのピンク色のお花、麗しかったですね。夏真っ盛りを告げるお花。
この夏もこうして沢山旅が出来るしあわせを感じました。
岩にへばりついて咲くイワタバコの姿は健気ですね。
そう、黒っぽい岩で構成されていた谷が、あるところから白く赤みを帯びた花崗岩に変わり、不思議でした。
この変化が面白いですね。
一定以上の段差は、右足でしか登れないので、ふたつ目の滝は、取り付きの確認作業に時間がかかりました。
最後は膝をつき落ち口に這い上がりました。登りきった瞬間、出来たぁ、と口走っていました。
自力ではありませんでしたが、うれしかったです。
なかなか足が言うことを聞かないと辛いね。でも登り切ると爽快でしょう。
大岩の間をまっすぐに滑り落ちる一筋の流れ。
勢いよく落ちる細い流れに、滝の上はいったいどうなっているのだろう、と、どきどきしました。
私は知ってるのでドキドキしないけど。
常緑樹の落ち葉が積もった斜面の高巻きは緊張しますね。
チェーンスパイクさまさまです。
チェーンスパイクはもはや必携装備ですね。
そして降り立った滝の上の情景。光の降りそそぐ赤茶けた岩盤の上を自在に流れ落ちる連瀑に目を見張りました。
水の流れって面白いなぁ、不思議だなぁ、と見入っていました。
この滝は谷というより岩の上を水が流れてるという感じで、ちょっと面白い風景ですね。
楽しみにしていた源頭部の緩やかな地形は、こころに染み入るうつくしさでした。
ゆっくりとお昼の時間を味わおうと思ったら、雲行きが怪しくなり雷鳴も。
落ち着かず、コーヒーは後で、と、食べ終えると、すっと立ち上がっていましたね。
ここは前回のレポでも「鈴鹿の源流5選」に選びたいような源流だと書いてました。
雷の来襲まで前回と同じ。
谷の最後はふわっと尾根に吸収されていました。わたしたちも、ふわっと尾根に立っていました。
こんな楽なツメを味わうと他の谷へ行けませんね。
ここからの稜線は素晴らしいの一言に尽きました。
いつか、シロヤシオのお花の季節に訪れよう、とこころに決めました。紅葉の頃も気になります。
シロヤシオは今まであまり意識してませんでした。梅雨時のドウダンツツジもきれいですよ。
いよいよ大岩谷。
入道ヶ岳を訪れた時に出会った煌めく流れと透き通った淵。このうつくしい谷をいつか遡行したいと思っていました。
標高585m辺り、本流と合わさってからは、言葉を失ううつくしさでした。
膝が痛くて、我慢の歩きになっていたのですが、少しでも長く、このうつくしい風景を旅していたい気持ちに包まれていました。
そんなにヒザが痛かったの?そうは見えなかったけど。
大岩谷本流はスケールもあり、あまりに美し過ぎますね。
ウォータースライダー。はしゃぐことが苦手(はしゃぎたくてもはしゃげない)なわたしですが、
山日和さんがすぅーと行かれたのを見て、えい、と続きました。
思ったよりスピードが出て、はしゃぐどころか顔がひきつりました。岩に肘をぶつけてしまい青あざが出来てしまいました。
私はしゃがんで靴底で滑ったんだけど、satoちゃんはお尻で行っちゃったんですね。
それはご愁傷様でした。
最後、エメラルドグリーンの大きな釜とナメ床にかかる小滝を、山日和さん、暫しの間、無言で眺めていましたね。
ここは入渓する時も、下りてきた時もじっくりと眺めるのがルーティンです。
旅のフィナーレはヒル取り(笑)。そうなるはずと思っていましたが、予想以上の数でした。
すごかったですね。笑ってしまいました。
持ち帰らぬよう入念にチェックしたのに、私も1匹持ち帰っていました。6か所くらい吸血されていました。
今期最高の収穫でしたね。出るわ出るわって感じ。
でも、ヒルは見た目が今一つなだけで、まだかわいいです。
さすがっす。
翌朝、おでこと首がぼこぼこに腫れていて、猛烈な痒さに襲われました。ヒルも多かったですが虫も多かったですよね。
チクチク刺されまくっていました。私は虫のほうが嫌です。ステロイドのお世話にならなければ腫れとかゆみが引きませんし。
それは辛いですね。私は虫刺されに強いので、これまで刺されても噛まれても尾を引いたことがありません。痒くてもほとんど当日限りです。
それでも、ヒルや虫に噛まれても、沢山旅は楽しいです。
それは心強いです。
山日和