【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

投稿記事 by アオバ*ト »

【山行日】2021年7月24日(土)
【山域】台高 木屋谷川~奥山谷~桧塚奥峰
【天候】晴れ
【メンバー】MKさん、Iさん、Kちゃん、タイラ、アオバ*ト、
途中から グーさん、ナズナさん
【コース】木屋谷川雨量計広場駐車6:15、万歳橋入渓7:10、三筋滝8:05、
ワサビ谷出合9:30、大滝10:00、奥山谷出合11:00~11:30、
奥山谷二股12:35~12:45、バッタリ地点12:50、お茶会大岩13:50~14:20、
判官平14:35、桧塚奥峰15:00、マナコ谷登山口16:25

うだるような暑さで始まった7月のオリンピック連休、どこか遠くへ行こうか迷ったけれど、
やっぱりいちばん行きたいのは台高の沢だった。

連休4日間のうち、1日空けて日帰りの沢遊び計画2つ。
初日は、喜平小屋谷右俣。
白い水しぶきを全身に浴びて、貸しきりのまぶし過ぎる緑の谷。
そして谷から稜線に上がる瞬間の恍惚感。
お気に入りの名もなきピークのランチ場を吹き抜ける爽やかな風。
思い残したことは1つだけ。
最後から2つ目のきれいな大滝をグーさんはどうやって左から巻いて尾根を乗っ越して
もう1つ向こうの源流部に行っているのだろう。

1日空けて、翌々日。再び皆、遠くから集まってくれた。
今日は、万歳橋から木屋谷川。
後半戦はどうしようか。
第一候補、馬駆ケ辻までつめて、1316の尾根で帰る。
第二候補、奥山谷出合で終わって、登山道に上がって早くお家に帰ってビール飲む。
第三候補、奥山谷出合からスリル満点奥山谷登山道、左俣から稜線に上がって奥峰まで行く。
馬駆ケ辻まで上がりたい気もするけど、出合でもうヘロヘロかもしれないし、
MKさんを奥峰まで案内してあげたい気もするし、う~んどうしよう。
奥山谷出合に着いてから考えよう。

万歳橋から入渓。
ワクワク感とドキドキ感MAX。
何だか今日は昨年来た時より水量が多いぞ。小さな段差にも白い水しぶきがたくさん踊っている。
16272141048005.jpg
易しい水遊びしかできないけど、やっぱり沢って楽しい。
16272141251376.jpg
これでもかってくらい次々出てくる天然アトラクション。皆思い思いに水しぶきに突っ込む。
16272150261710.jpg
いつも登山道から見えていた三筋(四筋?)の滝は、ため息が出るほど美しくて、いつまでも見とれてしまうのだった。
16273107679221.jpg
風景は次から次と巡り、緑のひかりと水のきらめきに心を奪われる。
16272141594758.jpg
流れが易しくなったかと思うとカーブの先に突如として大滝が現れる。すごい迫力。
16273107222300.jpg
しばし見とれて左から巻く。心もとないトラロープを頼りに、ドキドキの場面。
最後のチョックストーン、MKさんは果敢に泳いで見に行っていた。
他のメンバーは一足お先に登山道に這い上がって、また降りて、奥山谷出合。

誰ももう帰るって言わないので、出合で軽くお昼休憩して、後半戦突入。
結局、奥峰に行ったことないMKさんを案内すべく、木屋谷川本流から別れ、登山道で奥山谷二股を目指す。
やっぱりここまで来て桧塚奥峰に行かないなんて、あり得ない。
まだ沢登りに未練たっぷりのMKさんを時々沢にも降りて遊べるからとなだめすかして、登山道に上がる。
沢もいいけど、このスリリングな高巻き道も楽しい。奥山谷にも、三筋の美しい小滝がある(これも四筋っぽい。)
沢の雰囲気はますます美しくなるのだが、比例するように勾配が増し、疲れた足が上がらない。やっとこさで二股。
足を水に浸して、みかん食べて一服。右に行ったら明神平。わたしたちは、左へ進む。
重い足でよっこらせと左岸の河原を登っていくと、岩影の木にヘルメットがぶら下がっている。
誰かの忘れ物かと思ったら、メッシュのテントのようなものが張ってあるっぽい。
回り込んで驚きのご対面。あれ~!グーさんとナズナさん!
「何でこんなとこにいるの?車無かったですよ。いったいどこから来たんですか?」
「三筋の滝からここまで早かったね」「?」
グーさんたちは、わたしたちより、遅くスタートして、万歳橋からは登山道、奥山谷出合からは沢中を来られたと。
わたしたちと逆のパターンで、すっかり追い抜かれていた。
沢中にはきれいなホトトギス咲いてるんだから、こんな河原歩いてちゃダメだよと言われつつ、
一足お先に失礼する。滝を巻いて、プチゴルジュ。約一名ドボン、(後でしっかりグーさんに見破られた)。

ここを過ぎたらもうのどかな源流域。ブナ混生の疎林の森が美しい。
Iさんが、この辺に大きな白い岩があったよねと言う。そうそう!そこに上がってお茶会しようと思ってた。
大きな岩の際に白いお花をいっぱい付けた木が生えている。オオカメノキに似てる。あ、でも季節が違うな。ヤブデマリかな。
5人腰かけてお茶会できるくらいの、緑の草や苔の生えた白っぽい平な大岩。極上のお茶会場。
お湯を沸かしてのんびりしていると、木陰から聞こえてくる「ヤッホ~」。こっちからも「ヤッホ~」。
緑の森の中に「ヤッホ~」が何回もこだまする。
グーさんから葡萄と別荘で採れたブルーベリーを頂戴し、しばし歓談。ここからご一緒することに。
皆でブラブラと稜線に上がり、美しい緑の疎林の森を彷徨うように歩く。
1394を巻く水平道を案内してもらい、奥ワサビ谷の美しい源流域にうっとりする。今度はきっとここでテント張ろう。
もう誰もいない奥峰でぐるりを眺める。
ナズナさんが、「いろんなものが全部眺められて、ここら辺では、やっぱりここがいちばんいいわよね」とおっしゃる。
同感、同感。皆も感慨深げだ。

 さて、帰りはどうする?グーさんがバリルート案内しようか?とおっしゃるが、
大勢だし、ナツツバキも見られるから、一般道で帰りましょうとナズナさん。マナコ谷登山口へ向けて下っていく。
グーさん先頭、おしゃべりしてたら、あっという間。

今日は、思い残すことはなにもない。思いがけないご褒美付き、極上の楽しい1日が終わってしまったことが、寂しかった。
IMG_4936.JPG
 アオバ*ト
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20210724-33.jpg


アオバ*トさん、こんばんは。
忙しいでしょうに速攻レポありがとう。


初日は、喜平小屋谷右俣。思い残したことは1つだけ。
最後から2つ目のきれいな大滝をグーさんはどうやって左から巻いて尾根を乗っ越して
もう1つ向こうの源流部に行っているのだろう。


喜平小屋谷右俣の大滝
喜平小屋谷右俣の大滝

ん・・・? アオバ*トさん、ちょっと思い違いをしているような。
「最後から2つ目のきれいな大滝」ではなくって、
「最後のグー的にはきれいとは思えない陰鬱な大滝」の手前から右岸を登るのですけど。


何だか今日は昨年来た時より水量が多いぞ。

いくぶん水量が多かったですね。水流に逆らって登るのが楽しかったでしょう。

三筋の滝
三筋の滝

いつも登山道から見えていた三筋(四筋?)の滝は、ため息が出るほど美しくて、いつまでも見とれてしまうのだった。

岩にかかっているのは三筋ですが、その岩の向こうに二筋落ちていますよね。

風景は次から次と巡り、緑のひかりと水のきらめきに心を奪われる。

木屋谷は美しい谷だとグーも思います。

最後のチョックストーン、MKさんは果敢に泳いで見に行っていた。

このチョックストーンは越えて欲しかったな。
グーはもう越える力は無くなってしまいましたが。

岩影の木にヘルメット。メッシュのテントのようなものが張ってあるっぽい。

ナズナさんとのランチを覗かれたのは、10年100回以上で初めてじゃないだろうか?

滝を巻いて、プチゴルジュ。

滝の手前の樋登りで頭からシャワーを浴びるのを嫌って手前の右岸から巻き上がりました。
この滝は右を斜上しているバンドを登るのがスリルがあります。

約一名ドボン、(後でしっかりグーさんに見破られた)。

かなり時間は経っているはずなのに、しっかり濁っていました。
「そうとう派手に手足をバタつかせたのだろうな~」

グーさんから葡萄と別荘で採れたブルーベリーを頂戴し、しばし歓談。ここからご一緒することに。

おすそ分けご馳走様でした~。

しっかり山を楽しんでいるアオバ*トさん、またよろしくねぇ~~~~!


                 グー(伊勢山上住人)
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

投稿記事 by アオバ*ト »

 グーさん、こんばんは。
早速レス、ありがとうございます。

アオバ*トさん、こんばんは。
忙しいでしょうに速攻レポありがとう。

もっと超ソッコーでレポアップしようと思っていたのですが、
同行の皆さんが、すてきな写真をたくさん送って下さって、選ぶのに時間かかりました。
(MKさん、Iさん、タイラさん、写真のご提供ありがとうございました!)

ん・・・? アオバ*トさん、ちょっと思い違いをしているような。
「最後から2つ目のきれいな大滝」ではなくって、
「最後のグー的にはきれいとは思えない陰鬱な大滝」の手前から右岸を登るのですけど。

はい、やっぱりそうでしたか。
タイラさんが、地形図を見てそんなこと言っていたので、それもそうだな、こんな急斜面登れないよな、と思ったのですが、
前回同様、きれいめの大滝の左岸を大きく巻きすぎて、さらに陰鬱な大滝の上に出てしまったので、
またもや植林地帯の杣道を通って稜線に上がることになりました。
16274810038280.jpg
しかしながら、この植林の上の稜線直下は、この上もなく美しいと思うので、この右俣ルートもすごく気に入っています。
(上記、喜平小屋谷右俣の話)

(以下、木屋谷川、奥山谷の話)
いくぶん水量が多かったですね。水流に逆らって登るのが楽しかったでしょう。
はい~、サイコーでした。

木屋谷は美しい谷だとグーも思います。
もうもう、すごく美しいです。

このチョックストーンは越えて欲しかったな。
グーはもう越える力は無くなってしまいましたが。
16273901533551.jpg
ハナからあきらめていましたが、次回は皆でチャレンジしてみたいと思います。

ナズナさんとのランチを覗かれたのは、10年100回以上で初めてじゃないだろうか?
覗くなんて、人聞きのワルイ。なんだか紙芝居でも見ているような画面の切り替わりでした。
四角い蚊帳の中にちょこんと、おだいりさまとおひなさま。とってもチャーミングでした。

滝の手前の樋登りで頭からシャワーを浴びるのを嫌って手前の右岸から巻き上がりました。
この滝は右を斜上しているバンドを登るのがスリルがあります。

好んで頭からシャワー浴びてる人1名いました。
16273896122860.jpg
私たちは左岸を巻きました。右のバンドを登る=左岸を登る?違うのかな。
line_738567385899751.jpg
かなり時間は経っているはずなのに、しっかり濁っていました。
「そうとう派手に手足をバタつかせたのだろうな~」
最後の最後にドボンしてしまうなんて。(滝上のプチゴルジュ)
奥山谷出合でハーネスを外してしまっていて確保なしだったので、
とても怖かったそうです。3人がかりで引っ張り上げました。

おすそ分けご馳走様でした~。
しっかり山を楽しんでいるアオバ*トさん、またよろしくねぇ~~~~!

こちらこそ、色々教えて下さって、ありがとうございました!
また次のバッタリを楽しみにしています。

  アオバ*ト
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

アオバ*トさん、おはよう。
明日は月末なので出勤します。今日は代休。


前回同様、きれいめの大滝の左岸を大きく巻きすぎて、さらに陰鬱な大滝の上に出てしまった

20150905-20.jpg

ひょっとして「きれいめの大滝」って、この滝ですか?
だとしたら滝の落ち口に向けてバンドを歩けるはずですが・・・


このチョックストーンは越えて欲しかったな。
ハナからあきらめていましたが、次回は皆でチャレンジしてみたいと思います。


懸垂のできる人なら簡単に上がれると思います。
グーは渾身の力を込めて前かがみになって登るので、
上の岩にヘルメットを抑え込まれてしまいます。


この滝は右を斜上しているバンドを登るのがスリルがあります。
右のバンドを登る=左岸を登る?違うのかな。


20160703-23.jpg

そう左岸のバンドを登ります。
画像の右下、滝の下から落ち口に向けて斜上しているバンドを這って登りました。


また次のバッタリを楽しみにしています。

またね~。


               グー(伊勢山上住人)
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【台高】「思いがけないご褒美付き!夏の台高ゴールデンコース」 木屋谷川~奥山谷左俣~桧塚奥峰

投稿記事 by アオバ*ト »

 グーさん、こんばんは。
再びありがとうございます。

ひょっとして「きれいめの大滝」って、この滝ですか?
だとしたら滝の落ち口に向けてバンドを歩けるはずですが・・・

下見のつもりで初めて行ったとき、このバンドに気が付いたのですが、
この時はタイラさんが長いロープを持っていなくて、
先がどんなふうになっているのかも分からなかったので、
ここで折り返して帰りました。
2回目に行った時は、タイラさんがバンドに行きたそうだったのですが、
私が無視して大巻きしました。
3回目の今回は、大勢でわちゃわちゃしてたので、このバンドのことを一瞬忘れていました。
次回は辿ってみようと思います。(喜平小屋谷右俣)

懸垂のできる人なら簡単に上がれると思います。
グーは渾身の力を込めて前かがみになって登るので、
上の岩にヘルメットを抑え込まれてしまいます。

このチョックストーンといい、
大滝とチョックストーンの間にあるスリリングなへツリといい、
足の長い人より小柄な人が得する場面もあるんですね。(木屋谷川)


そう左岸のバンドを登ります。
画像の右下、滝の下から落ち口に向けて斜上しているバンドを這って登りました。

グーさんの写真見ると、よく分かります。
この滝にさし掛かった時、MKさんひとり谷中を歩いていたのですが、
きっとこのバンドに気付くことなく、少し手前へ戻って、
タイラさんのロープで引っ張り上げられていました。
そしてみんなで滝を見下ろしながらトラバースして落ち口に着きました。(奥山谷左俣)

色々攻略方法を教えて頂くと、
また行きたくなってきました~。

  アオバ*ト
返信する