【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
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【 日 付 】
【 山 域 】
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【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
【日時】2021/2/27
【天 候】快晴
【コース】 P 6:40-渡渉地点 8:20/9:00-P858 10:25-P1211 11:53-金糞岳 12:26/12:50
-Ca 1990 ランチ13:20/14:00-渡渉地点 15:10/15:20-P 16:10
金糞岳北尾根と言えば、長大な浅又川左岸、八草川右岸の尾根
北尾根歩行を謳う限りはせめてその半分、なんぼ何でも3分の1は踏破するべし・・と思ったりもするが、今回は林道利用でほんの少し北尾根経由で頂上へ行ったと言うことでお許し頂こう。
大御所のK川氏や岳人に厳冬期100名山登山記を書いてるKJ川氏も山スキーでのこのルートを「金糞岳北尾根」として紹介しておられる。
ま、べつに気にはしていないが、何となく書いてみた。
さて、このルートのポイントは、老体にはチト長めであることと、渡渉である。
ゆっくり時間をかけて歩き、渡渉は秘密兵器を携え自信を持って臨んだ。
工事事務所の邪魔にならないように向かいの橋に相棒を待たせていきなりのシール歩行
数日前と思われるスキーとMSRの痕跡を追う。
川の流れに目をやりながら固い雪面を走らせる。
予報通りの好天、殿又谷を右に見て渡渉地点近くになると行く手高所に白峰が姿を現した。
渡渉すべしで河岸に近づくと先のスキーの方の足跡があり、利用させて頂く。
持ってきたのは、スキーをチューニングした時に板を入れているビニールカバーだ。
スキー板が入っていたので太さが足にちょうど良く厚みもあり自分足に合わせてカットしているのでぴったしの太股までの防水カバーなのだ。 板をザックに付けてブーツの上からこのカバーを履く。
滑らないように慎重に一歩一歩川中を進む。水深はふくらはぎ程度、4歩歩いて半分位渡ったところで左足に違和感 いや ハッキリ言うと冷たい水の感覚
そないなはずはない!気のせいや と思いながら更に3歩進む。
あと2~3歩で向こう岸だ。と思った瞬間、右足にも違和感が・・あイヤ 冷たい・・・
何でやねん! 対岸の雪上でブーツを脱ぐ その中は水浸し。
こんなことにもめげず靴下を履き替え、シール歩行で支尾根を登った。
早くもブーツ内はグチュグチュだ。
堅雪の急な斜面を登って支尾根を進み、放置植林を抜けると山毛欅の森となった。 ただし、雪は固く小さなスプーンカットか縦溝・・・滑りが思いやられる。
登りも急登になるとシール歩行は気を遣う。
北尾根の雪庇が見えてくる辺りから新雪2~3cmがまだらに残っている。
その上の足跡を見るとMSRは単独で本日の先行者らしい。 北尾根に乗ると極楽眺望が待っていた。
2本山毛欅のca1140あたりからずーと振り向けば一大劇場にスターが勢揃いである。
いやもう素晴らしい。そして誰も居ない、静かだ。
この景色を背にして前へ進む必要があろうはずもないだろう。
などと頭にはビアランチしかない状態ながらも、一応金糞岳頂上に辿り着いた。
冷たい靴下を脱いでみる。お日様は照っており乾かそうとするが、すぐに凍り付いてしまう。そう、陽射しはあるが気温は低い。
凍りかけた靴下と濡れたブーツをはくしかない、ひょっとして凍傷になるかも?
ザックに入れていた足先カイロでこれに対処、シールを剥がして滑降開始した。 雪は固くガタガタだがそれなりに楽しめる。なんと言っても景色が最高、見渡しながらのゆったり滑降だ。
P1211にさしかかる頃、単独男性のスキーヤーが登ってきた。
「何か部品を落としてませんか?」
『えっなんか落としたかな?』
千切れてしまった不肖Sのシールの留め具を拾ってきてくれはりました。
お互いすれ違いではあるが、話が弾み久しぶりに「山名刺」を渡した。
滋賀県草津市からで うろこ板を愛用しているとのこと。 さて、お待ちかねのビアランチは、P1211の北側にあった陽だまり窪地で一人宴会
いや、奥美濃、江美、越美、両白、北ア、御嶽、南ア・・・大スターと差し向かいだ。
こんな贅沢はない。 14時になったが雪は緩むことはなかった。
無理してターンすると引っかかることこの上ない。
ごく一部日当たりのいい雪の緩んだ斜面で4ターン気持ちよく滑降したが、あとはほとんど横滑りで安全かつ楽にに降りた。 帰りの渡渉もやはり冷たい水が入ってしまったが、そのまま林道を滑ってちょっと渋いところもあったが極楽な長い一日だった。
では また どこか 山毛欅の疎林のパウダーバーンで
(どこにあんねん、そんなええとこ)
SHIGEKI
-
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
SHIGEKIさん こんばんは
なんとも残念です。
>その上の足跡を見るとMSRは単独で本日の先行者らしい。
その通りです。私のものですから
SHIGEKIさんが到着された頃は風もかなりマシになっていたことかと思います。
私が到着した朝は吹き飛ばされそうな爆風で、カメラのシャッターを切るのも難しい状況でした。
>いや、奥美濃、江美、越美、両白、北ア、御嶽、南ア・・・大スターと差し向かいだ。
こんな贅沢はない。
御意です。乗鞍も綺麗に見えていましたよね。
朝は恵那山の左隣に富士山も見えておりました。
> 14時になったが雪は緩むことはなかった。
確かにそうでしたね。
・・・その頃、私は金糞岳の北尾根を眺めながら尾根を下降しておりました。
きっとSHIGEKIさんの目線の先にいました。
本日、江越国境稜線への行きと帰りで数えきれぬほどの滑り台を乗り越えて先程、帰宅したところですので、取り急ぎ。
水曜日の菅並から山行のrepもまだなのですが、土曜日の山行は改めて報告させて下さい。
なんとも残念です。
>その上の足跡を見るとMSRは単独で本日の先行者らしい。
その通りです。私のものですから
SHIGEKIさんが到着された頃は風もかなりマシになっていたことかと思います。
私が到着した朝は吹き飛ばされそうな爆風で、カメラのシャッターを切るのも難しい状況でした。
>いや、奥美濃、江美、越美、両白、北ア、御嶽、南ア・・・大スターと差し向かいだ。
こんな贅沢はない。
御意です。乗鞍も綺麗に見えていましたよね。
朝は恵那山の左隣に富士山も見えておりました。
> 14時になったが雪は緩むことはなかった。
確かにそうでしたね。
・・・その頃、私は金糞岳の北尾根を眺めながら尾根を下降しておりました。
きっとSHIGEKIさんの目線の先にいました。
本日、江越国境稜線への行きと帰りで数えきれぬほどの滑り台を乗り越えて先程、帰宅したところですので、取り急ぎ。
水曜日の菅並から山行のrepもまだなのですが、土曜日の山行は改めて報告させて下さい。
最後に編集したユーザー yamaneko0922 [ 2021年2月28日(日) 23:14 ], 累計 3 回
山猫
Re: 【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
shigekiさん、こんばんは。
大御所のK川氏や岳人に厳冬期100名山登山記を書いてるKJ川氏も山スキーでのこのルートを「金糞岳北尾根」として紹介しておられる。
ま、べつに気にはしていないが、何となく書いてみた。
上り下りとも北東尾根を使ったのですね。私はもう一本手前の尾根からミニスキーを担いで登って北東尾根を下りました。△689mの尾根は途中に急坂があるのでシール登行は無理ですが、浅又川右岸から取り付けるので渡渉の必用はありません。
4歩歩いて半分位渡ったところで左足に違和感 いや ハッキリ言うと冷たい水の感覚
そないなはずはない!気のせいや と思いながら更に3歩進む。
ありゃりゃ、作戦は良かったのですがねぇ。リハーサルやっとけば良かったかも。それでも登り続けるところはさすがです。
凍りかけた靴下と濡れたブーツをはくしかない、ひょっとして凍傷になるかも?
滑る前から、何か悲惨。景色に見とれるしかないワ。。
では また どこか 山毛欅の疎林のパウダーバーンで
(どこにあんねん、そんなええとこ)
あったら教えてください。苦難にもめげずしっかり楽しんでしまうところはさすがです。あっぱれ!
大御所のK川氏や岳人に厳冬期100名山登山記を書いてるKJ川氏も山スキーでのこのルートを「金糞岳北尾根」として紹介しておられる。
ま、べつに気にはしていないが、何となく書いてみた。
上り下りとも北東尾根を使ったのですね。私はもう一本手前の尾根からミニスキーを担いで登って北東尾根を下りました。△689mの尾根は途中に急坂があるのでシール登行は無理ですが、浅又川右岸から取り付けるので渡渉の必用はありません。
4歩歩いて半分位渡ったところで左足に違和感 いや ハッキリ言うと冷たい水の感覚
そないなはずはない!気のせいや と思いながら更に3歩進む。
ありゃりゃ、作戦は良かったのですがねぇ。リハーサルやっとけば良かったかも。それでも登り続けるところはさすがです。
凍りかけた靴下と濡れたブーツをはくしかない、ひょっとして凍傷になるかも?
滑る前から、何か悲惨。景色に見とれるしかないワ。。
では また どこか 山毛欅の疎林のパウダーバーンで
(どこにあんねん、そんなええとこ)
あったら教えてください。苦難にもめげずしっかり楽しんでしまうところはさすがです。あっぱれ!
Re: 【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
yamanekoさん こんばんは。
resをありがとうございます。 なんとも残念です。
>その上の足跡を見るとMSRは単独で本日の先行者らしい。
その通りです。私のものですから
何と!!!そうだったんですか~
SHIGEKIさんが到着された頃は風もかなりマシになっていたことかと思います。
私が到着した朝は吹き飛ばされそうな爆風で、カメラのシャッターを切るのも難しい状況でした。
そうそう、自宅を出る頃は強風でした。
って えっ 一体何時からあるきはじめてるんですかな??
>いや、奥美濃、江美、越美、両白、北ア、御嶽、南ア・・・大スターと差し向かいだ。
こんな贅沢はない。
御意です。乗鞍も綺麗に見えていましたよね。
朝は恵那山の左隣に富士山も見えておりました。
ホンマ ウルウル もんでした。
富士山もですか!! 登る気はなかなかしませんが、他の山から見えるとムッチャ嬉しいですね。
不肖Sの時は、黒い恵那山は見えてましたが、富士山は無理でしたね~
でも、文句なしの一大劇場でした。
> 14時になったが雪は緩むことはなかった。
確かにそうでしたね。
・・・その頃、私は金糞岳の北尾根を眺めながら尾根を下降しておりました。
きっとSHIGEKIさんの目線の先にいました。
頂上から直ぐの北東尾根?
MSRの主はどこに行ったんやろ~ と不思議に思ってました。
林道に降りるとまた出てきましたので、スキーのスピードで追いつくかとも思いましたが
及びませんでしたね。
本日、江越国境稜線への行きと帰りで数えきれぬほどの滑り台を乗り越えて先程、帰宅したところですので、取り急ぎ。
水曜日の菅並から山行のrepもまだなのですが、土曜日の山行は改めて報告させて下さい。
連チャンでしたか 凄かねぇ~
rep楽しみに待ってます。
SHIGEKI
resをありがとうございます。 なんとも残念です。
>その上の足跡を見るとMSRは単独で本日の先行者らしい。
その通りです。私のものですから
何と!!!そうだったんですか~
SHIGEKIさんが到着された頃は風もかなりマシになっていたことかと思います。
私が到着した朝は吹き飛ばされそうな爆風で、カメラのシャッターを切るのも難しい状況でした。
そうそう、自宅を出る頃は強風でした。
って えっ 一体何時からあるきはじめてるんですかな??
>いや、奥美濃、江美、越美、両白、北ア、御嶽、南ア・・・大スターと差し向かいだ。
こんな贅沢はない。
御意です。乗鞍も綺麗に見えていましたよね。
朝は恵那山の左隣に富士山も見えておりました。
ホンマ ウルウル もんでした。
富士山もですか!! 登る気はなかなかしませんが、他の山から見えるとムッチャ嬉しいですね。
不肖Sの時は、黒い恵那山は見えてましたが、富士山は無理でしたね~
でも、文句なしの一大劇場でした。
> 14時になったが雪は緩むことはなかった。
確かにそうでしたね。
・・・その頃、私は金糞岳の北尾根を眺めながら尾根を下降しておりました。
きっとSHIGEKIさんの目線の先にいました。
頂上から直ぐの北東尾根?
MSRの主はどこに行ったんやろ~ と不思議に思ってました。
林道に降りるとまた出てきましたので、スキーのスピードで追いつくかとも思いましたが
及びませんでしたね。
本日、江越国境稜線への行きと帰りで数えきれぬほどの滑り台を乗り越えて先程、帰宅したところですので、取り急ぎ。
水曜日の菅並から山行のrepもまだなのですが、土曜日の山行は改めて報告させて下さい。
連チャンでしたか 凄かねぇ~
rep楽しみに待ってます。
SHIGEKI
Re: 【江美、金糞岳】~渡渉失敗、濡れ足で極楽展望、滑りはカリカリスプーンカットで苦難 ~
skywalkさん こんばんは。
resをありがとうございます。
上り下りとも北東尾根を使ったのですね。私はもう一本手前の尾根からミニスキーを担いで登って北東尾根を下りました。△689mの尾根は途中に急坂があるのでシール登行は無理ですが、浅又川右岸から取り付けるので渡渉の必用はありません。
それも考えたんですが、渡渉一発安直に極楽を目指しました。
4歩歩いて半分位渡ったところで左足に違和感 いや ハッキリ言うと冷たい水の感覚
そないなはずはない!気のせいや と思いながら更に3歩進む。
ありゃりゃ、作戦は良かったのですがねぇ。リハーサルやっとけば良かったかも。それでも登り続けるところはさすがです。
普通の登山靴なら全然大丈夫だったと思います。
スキーブーツの金具とか角っこで穴が空いたようです。
替えの靴下は気休めでほとんど意味ありませんでしたが・・・・
凍りかけた靴下と濡れたブーツをはくしかない、ひょっとして凍傷になるかも?
滑る前から、何か悲惨。景色に見とれるしかないワ。。
滑りかけたら忘れて、景色とバランスでそれなりに楽しめました。
では また どこか 山毛欅の疎林のパウダーバーンで
(どこにあんねん、そんなええとこ)
あったら教えてください。苦難にもめげずしっかり楽しんでしまうところはさすがです。あっぱれ!
もはや春ですね。快適ザラメを捜しましょう!!
SHIGEKI
resをありがとうございます。
上り下りとも北東尾根を使ったのですね。私はもう一本手前の尾根からミニスキーを担いで登って北東尾根を下りました。△689mの尾根は途中に急坂があるのでシール登行は無理ですが、浅又川右岸から取り付けるので渡渉の必用はありません。
それも考えたんですが、渡渉一発安直に極楽を目指しました。
4歩歩いて半分位渡ったところで左足に違和感 いや ハッキリ言うと冷たい水の感覚
そないなはずはない!気のせいや と思いながら更に3歩進む。
ありゃりゃ、作戦は良かったのですがねぇ。リハーサルやっとけば良かったかも。それでも登り続けるところはさすがです。
普通の登山靴なら全然大丈夫だったと思います。
スキーブーツの金具とか角っこで穴が空いたようです。
替えの靴下は気休めでほとんど意味ありませんでしたが・・・・
凍りかけた靴下と濡れたブーツをはくしかない、ひょっとして凍傷になるかも?
滑る前から、何か悲惨。景色に見とれるしかないワ。。
滑りかけたら忘れて、景色とバランスでそれなりに楽しめました。
では また どこか 山毛欅の疎林のパウダーバーンで
(どこにあんねん、そんなええとこ)
あったら教えてください。苦難にもめげずしっかり楽しんでしまうところはさすがです。あっぱれ!
もはや春ですね。快適ザラメを捜しましょう!!
SHIGEKI