【 日 付 】2011年8月13日(土)~8月14日(日)
【 山 域 】 中央アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】晴一時雨
【 ルート 】木曽福島Aコース登山口9:35>6合目13:03>麦草岳14:03>9合目15:40>7合目避難小屋17:06
8月13日(土)~14日(日)、今週は週末の用事もないから遠征することにした。
行き先は木曽駒ヶ岳とその北西にある麦草岳。ルートは木曽福島Aコースを使ってみた。
朝9時35分、登山口の駐車場には他に車が一台。予想はしていたが、木曽側の登山口はどこもガラガラだ。入口には「熊に注意」の看板が出ている。
コースに入ってみると、シラカバなどの落葉樹の森の中にゆったりとした真っ直ぐなコースが続いていて、歩きやすく気持ちのいいところだ。40分程歩いて尾根に出たところに木曽見台の標識があり尾根を5分程折り返すと木曽見台に出る。残念ながら御岳山には雲がかかっていて全景を見ることは出来なかった。
そこから折り返しが続く急坂となるが、ブナやトチの大木が多くて豊かな自然に目を奪われる。
幹が何本にも分かれた大木。古色蒼然とした幹だけ見ていても何の木か分からなかったが、上の方をみてダケカンバだと分かった。
4合目を過ぎるとルートは平坦になり赤林山の山腹を巻いてその先のコルに出る。コルから赤林山の方を振り返ると、さほどきつそうな登りではないが、はっきりした踏み後は無かった。
5合目まで、また少し急な登りになり、その後は6合目までじわじわと高度を上げていく。周りは単調なシラビソの林だが、雰囲気は悪くない。降り積もった針葉樹の葉が高級絨毯のように足の疲労を和らげてくれる。
6合目で麦草岳に直登するコースと7合目にトラバースするコースに分かれるが、直登コースを選ぶ人は少ない。実際入ってみると藪っぽくて廃道の趣だ。高度を上げたところで、とうとう踏み後を見失ってしまった。この間の御嶽山の二の舞かと心配したけど、少しヤブを突っ切ったらコースに戻って、すぐ見晴のいい山頂稜線に出た。
振り返ると上松コースの分岐標識も見えている。麦草岳はハイマツの中に花崗岩が点在するのどかな感じの山だが、南西斜面は大崩落を続ける岩場で木曽駒方面から訪れる人は少ない。今日はこのまま9合目の玉の窪まで縦走して一般路で7合目まで戻る予定だ。
枝を伸ばしたハイマツの海を進んで行くと踏み後が消えてしまったので、東側の低木帯の中に踏み後を探して下っていく。ガスがかかって展望が良くない中、花だけは豊富でトリカブトやアキノキリンソウがヤブっぽいルートを彩っている。
ルートは大ガレを避けるようにやや東側に付けられているが、時々尾根心に出てその凄まじい姿を間近に見ることになる。東側のルートは細く草に覆われていて所々下が抜けているので落とし穴の上を歩いて行く様なものだ。
途中には鎖場もあるが、安全なところなのでそのお世話になることはない。錆びた細い鎖はもう役に立ちそうにもないが。
有名な牙岩の手前の木梯子は古く細くて今にも壊れそうだった。難所といえば、これが一番かもしれない。梯子を壊さないように牙岩の南に出ると、底なしの谷から牙岩がにょっきりとガスの中に立ち上がっていて地獄絵のようだ。
ここからルートは木曽前岳を乗り越すルートとトラバース道に分かれているので下道を選んだ。ここもルートは細く落とし穴が待ち受ける相変わらずの地雷原が続いてちょっと後悔したが、そのうち雷が鳴り出したので下道にして良かったと思いなおす。地雷原を突破すると玉の窪山荘の下に出るので、そのまま谷の方へ下って7合目まで引き返す。8合目まで来たら水場でビールを冷やしてグイッ。本日の予定は、ほぼ終了したので肩の荷を降ろしてほっとする。
後はヤマンバの巨石の上を通り越して少し歩けば7合目の避難小屋に着いた。時間は5時を過ぎていたので今日は貸切だと思っていたら、6時半頃になって単独男性が小屋に着いた。自分は食事も済ませたので、先に休ませていただいた。
【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
Skywalkさん、こんばんは
8月13日(土)~14日(日)、今週は週末の用事もないから遠征することにした。
行き先は木曽駒ヶ岳とその北西にある麦草岳。ルートは木曽福島Aコースを使ってみた。
木曽福島Bコースというのは有名らしいですがAコースの情報はあまりないですね。
コースに入ってみると、シラカバなどの落葉樹の森の中にゆったりとした真っ直ぐなコースが続いていて、歩きやすく気持ちのいいところだ。40分程歩いて尾根に出たところに木曽見台の標識があり尾根を5分程折り返すと木曽見台に出る。残念ながら御岳山には雲がかかっていて全景を見ることは出来なかった。
そこから折り返しが続く急坂となるが、ブナやトチの大木が多くて豊かな自然に目を奪われる
緑が多くて、なかなか気持ち良さそうな道ですね。
ルートは大ガレを避けるようにやや東側に付けられているが、時々尾根心に出てその凄まじい姿を間近に見ることになる。東側のルートは細く草に覆われていて所々下が抜けているので落とし穴の上を歩いて行く様なものだ。
危なっかしい道ですね。
有名な牙岩の手前の木梯子は古く細くて今にも壊れそうだった。難所といえば、これが一番かもしれない。梯子を壊さないように牙岩の南に出ると、底なしの谷から牙岩がにょっきりとガスの中に立ち上がっていて地獄絵のようだ。
ここが核心部のような所でしょうか?
ここからルートは木曽前岳を乗り越すルートとトラバース道に分かれているので下道を選んだ。ここもルートは細く落とし穴が待ち受ける相変わらずの地雷原が続いてちょっと後悔したが、そのうち雷が鳴り出したので下道にして良かったと思いなおす。
ここは旧道でしょうか?
地雷原を突破すると玉の窪山荘の下に出るので、そのまま谷の方へ下って7合目まで引き返す。8合目まで来たら水場でビールを冷やしてグイッ。本日の予定は、ほぼ終了したので肩の荷を降ろしてほっとする。
泊まりとなればビールを美味しく頂けますね。
宮指路
8月13日(土)~14日(日)、今週は週末の用事もないから遠征することにした。
行き先は木曽駒ヶ岳とその北西にある麦草岳。ルートは木曽福島Aコースを使ってみた。
木曽福島Bコースというのは有名らしいですがAコースの情報はあまりないですね。
コースに入ってみると、シラカバなどの落葉樹の森の中にゆったりとした真っ直ぐなコースが続いていて、歩きやすく気持ちのいいところだ。40分程歩いて尾根に出たところに木曽見台の標識があり尾根を5分程折り返すと木曽見台に出る。残念ながら御岳山には雲がかかっていて全景を見ることは出来なかった。
そこから折り返しが続く急坂となるが、ブナやトチの大木が多くて豊かな自然に目を奪われる
緑が多くて、なかなか気持ち良さそうな道ですね。
ルートは大ガレを避けるようにやや東側に付けられているが、時々尾根心に出てその凄まじい姿を間近に見ることになる。東側のルートは細く草に覆われていて所々下が抜けているので落とし穴の上を歩いて行く様なものだ。
危なっかしい道ですね。
有名な牙岩の手前の木梯子は古く細くて今にも壊れそうだった。難所といえば、これが一番かもしれない。梯子を壊さないように牙岩の南に出ると、底なしの谷から牙岩がにょっきりとガスの中に立ち上がっていて地獄絵のようだ。
ここが核心部のような所でしょうか?
ここからルートは木曽前岳を乗り越すルートとトラバース道に分かれているので下道を選んだ。ここもルートは細く落とし穴が待ち受ける相変わらずの地雷原が続いてちょっと後悔したが、そのうち雷が鳴り出したので下道にして良かったと思いなおす。
ここは旧道でしょうか?
地雷原を突破すると玉の窪山荘の下に出るので、そのまま谷の方へ下って7合目まで引き返す。8合目まで来たら水場でビールを冷やしてグイッ。本日の予定は、ほぼ終了したので肩の荷を降ろしてほっとする。
泊まりとなればビールを美味しく頂けますね。
宮指路
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
宮指路さん、こんばんは。
とても美味しく頂けました。山の楽しみはこれに尽きます。
そうですね。Bコースの方が距離が短くて楽ですから、わざわざAコースを選ぶ人は少ないかもしれません。宮指路 さんが書きました:木曽福島Bコースというのは有名らしいですがAコースの情報はあまりないですね。
これは、収穫でした。これほど歩きやすくて緑の綺麗なところは、あまり記憶にありません。宮指路 さんが書きました:緑が多くて、なかなか気持ち良さそうな道ですね。
普通の人には、あまりお勧めできないルートです。宮指路 さんが書きました:危なっかしい道ですね。
体が太めの人は、木梯子を壊さないようにお願いしたいです。牙岩はなかなかの見ものですよ。宮指路 さんが書きました:ここが核心部のような所でしょうか?
旧道というか、分岐するところにはちゃんと標識が出ていますからルートには違いないのですが、木曽前岳を越えていく方が無難です。宮指路 さんが書きました:ここは旧道でしょうか?
宮指路 さんが書きました:泊まりとなればビールを美味しく頂けますね。
とても美味しく頂けました。山の楽しみはこれに尽きます。
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
skywalkさん、こんばんは。
行き先は木曽駒ヶ岳とその北西にある麦草岳。ルートは木曽福島Aコースを使ってみた。
朝9時35分、登山口の駐車場には他に車が一台。予想はしていたが、木曽側の登山口はどこもガラガラだ。入口には「熊に注意」の看板が出ている。
盆休みのアルプスの登山口とは思えませんね。静かで私向きやなあ。
コースに入ってみると、シラカバなどの落葉樹の森の中にゆったりとした真っ直ぐなコースが続いていて、歩きやすく気持ちのいいところだ。40分程歩いて尾根に出たところに木曽見台の標識があり尾根を5分程折り返すと木曽見台に出る。残念ながら御岳山には雲がかかっていて全景を見ることは出来なかった。
そこから折り返しが続く急坂となるが、ブナやトチの大木が多くて豊かな自然に目を奪われる。
幹が何本にも分かれた大木。古色蒼然とした幹だけ見ていても何の木か分からなかったが、上の方をみてダケカンバだと分かった。
やたら長いコースだと思ってましたが、なかなかいい道が続くんですね。見直さないと。
6合目で麦草岳に直登するコースと7合目にトラバースするコースに分かれるが、直登コースを選ぶ人は少ない。実際入ってみると藪っぽくて廃道の趣だ。高度を上げたところで、とうとう踏み後を見失ってしまった。この間の御嶽山の二の舞かと心配したけど、少しヤブを突っ切ったらコースに戻って、すぐ見晴のいい山頂稜線に出た。
麦草岳は昨年、幸ノ川遡行の後で登りました。地味だけどいい山頂でしたね。
ルートは大ガレを避けるようにやや東側に付けられているが、時々尾根心に出てその凄まじい姿を間近に見ることになる。東側のルートは細く草に覆われていて所々下が抜けているので落とし穴の上を歩いて行く様なものだ。
途中には鎖場もあるが、安全なところなのでそのお世話になることはない。錆びた細い鎖はもう役に立ちそうにもないが。
有名な牙岩の手前の木梯子は古く細くて今にも壊れそうだった。難所といえば、これが一番かもしれない。梯子を壊さないように牙岩の南に出ると、底なしの谷から牙岩がにょっきりとガスの中に立ち上がっていて地獄絵のようだ。
このコースはなかなか面白そうですねえ。前から気になっていたところです。
後はヤマンバの巨石の上を通り越して少し歩けば7合目の避難小屋に着いた。時間は5時を過ぎていたので今日は貸切だと思っていたら、6時半頃になって単独男性が小屋に着いた。自分は食事も済ませたので、先に休ませていただいた。
この小屋はきれいなトイレもあっていい小屋ですよね。泊まるチャンスはなかなかないですが。
山日和
行き先は木曽駒ヶ岳とその北西にある麦草岳。ルートは木曽福島Aコースを使ってみた。
朝9時35分、登山口の駐車場には他に車が一台。予想はしていたが、木曽側の登山口はどこもガラガラだ。入口には「熊に注意」の看板が出ている。
盆休みのアルプスの登山口とは思えませんね。静かで私向きやなあ。
コースに入ってみると、シラカバなどの落葉樹の森の中にゆったりとした真っ直ぐなコースが続いていて、歩きやすく気持ちのいいところだ。40分程歩いて尾根に出たところに木曽見台の標識があり尾根を5分程折り返すと木曽見台に出る。残念ながら御岳山には雲がかかっていて全景を見ることは出来なかった。
そこから折り返しが続く急坂となるが、ブナやトチの大木が多くて豊かな自然に目を奪われる。
幹が何本にも分かれた大木。古色蒼然とした幹だけ見ていても何の木か分からなかったが、上の方をみてダケカンバだと分かった。
やたら長いコースだと思ってましたが、なかなかいい道が続くんですね。見直さないと。
6合目で麦草岳に直登するコースと7合目にトラバースするコースに分かれるが、直登コースを選ぶ人は少ない。実際入ってみると藪っぽくて廃道の趣だ。高度を上げたところで、とうとう踏み後を見失ってしまった。この間の御嶽山の二の舞かと心配したけど、少しヤブを突っ切ったらコースに戻って、すぐ見晴のいい山頂稜線に出た。
麦草岳は昨年、幸ノ川遡行の後で登りました。地味だけどいい山頂でしたね。
ルートは大ガレを避けるようにやや東側に付けられているが、時々尾根心に出てその凄まじい姿を間近に見ることになる。東側のルートは細く草に覆われていて所々下が抜けているので落とし穴の上を歩いて行く様なものだ。
途中には鎖場もあるが、安全なところなのでそのお世話になることはない。錆びた細い鎖はもう役に立ちそうにもないが。
有名な牙岩の手前の木梯子は古く細くて今にも壊れそうだった。難所といえば、これが一番かもしれない。梯子を壊さないように牙岩の南に出ると、底なしの谷から牙岩がにょっきりとガスの中に立ち上がっていて地獄絵のようだ。
このコースはなかなか面白そうですねえ。前から気になっていたところです。
後はヤマンバの巨石の上を通り越して少し歩けば7合目の避難小屋に着いた。時間は5時を過ぎていたので今日は貸切だと思っていたら、6時半頃になって単独男性が小屋に着いた。自分は食事も済ませたので、先に休ませていただいた。
この小屋はきれいなトイレもあっていい小屋ですよね。泊まるチャンスはなかなかないですが。
山日和
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
山日和さん、こんにちは。
木曽駒といえばロープウェイで登るものと相場が決まってますが、福島Aコースは特に使う人が少ないみたいです。その割にコースは一番きれいでした。山日和 さんが書きました:盆休みのアルプスの登山口とは思えませんね。静かで私向きやなあ。
コースは全体にフラットで歩き易く、何と言っても落葉樹の森の雰囲気は特筆物でした。山日和 さんが書きました:やたら長いコースだと思ってましたが、なかなかいい道が続くんですね。見直さないと。
そうですね。人に会うことはまず無いだろうし。何時までものんびり出来そうです。幸ノ川のレポ探して読んでみよっと。山日和 さんが書きました:麦草岳は昨年、幸ノ川遡行の後で登りました。地味だけどいい山頂でしたね。
山日和さん向きかもしれませんね。木梯子は体重制限があるのでダイエットしてから行って下さい。山日和 さんが書きました:このコースはなかなか面白そうですねえ。前から気になっていたところです。
中途半端な場所に立っているから利用者は少なくいつも無料貸切です。9合目からわざわざ引き返しても価値があります。山日和 さんが書きました:この小屋はきれいなトイレもあっていい小屋ですよね。泊まるチャンスはなかなかないですが。
【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(2日目)
8月14日(日)、朝5時前になってロフトに寝ていた同宿男性が階段を下りてトイレに立って行った。こちらもシュラフを抜け出し快適な水洗トイレで用を足す。外は雲ひとつない快晴だ。
朝食の準備を始める男性に今日の予定を聞いてみると麦草岳に登って、そのまま稜線を辿って木曽駒まで行くそうだ。木曽駒からは将棋頭、茶臼山と尾根を辿ってAコースの登山口へ下るそうで麦草岳も茶臼山も初めてのようだ。どちらも普通の人は歩かない一味変わったコースだ。麦草コースの様子や、茶臼山の尾根から降りるところの笹薮の様子など情報を提供し旅の無事を祈る。
当方はと言えば、昨日の玉の窪まで通常コースで戻って木曽駒、宝剣に登ったら三沢岳まで足を伸ばしたいが、帰りの時間があるので9時になったら反転することにして出発。
昨日降った雨のせいで低木にはたっぷり朝露が付いていてズボンはびしょ濡れ。ズボンだけじゃなく、防水加工の靴の中もズボンを通じて容赦なく水が入りぐじゅぐじゅだ。
8合目の水場で給水して玉の窪を目指す。足元にはチングルマなどの花が彩りを添えている。
玉の窪を過ぎ、木曽駒に向かって登っていく。振り返ると木曽前岳と麦草岳の間に御岳山がくっきりと浮かんでいる。 7時24分、木曽駒には小屋泊まりの登山者がいるだけで比較的静かだった。完璧な天気で雲海に浮かぶ山々の表情は申し分ない。暫し眺望を楽しんだら宝剣岳を目指す。ロープウェイで登ってきた登山者風の観光客が増え登山路は込み始める。宝剣岳の下まで来た時、朝食を済ませていないことに気づきパンとトマトで栄養補給。朝食を済ませたら渋滞気味の鎖場を通過して宝剣山頂へ南側の斜面からも「ひぇーっ」とか「ひゃーっ」とか歓声を上げながら登山者が登ってくる。狭い山頂に長居は無用。高度感のある南斜面を下って三沢岳分岐に着いたら8時20分になっていた。 三沢岳往復はもう無理だが、時間の許す限り行ってみようということで歩き始めたら、中間の小ピークに達したところで予定の9時になった。今日はここまでとしよう。目の前の三沢岳に別れを告げ往路を引き返す。 木曽駒岳はトラバース道で巻いて玉の窪を下る。玉の窪からは登山者に殆ど出会わない。一休みしていたら若者4人組がすごい勢いで下ってくる。競争するみたいに下ったが、若さには敵わない。途中で先を譲り彼らの後を追うことにした。8合目で休んでいる彼らの装備を見たらヘルメットを持っていたのでクライミングかと思って聞いてみたら沢登りだそうだ。こういう所で本格的な沢も経験してみたいが、単独じゃ無理だし、自分には鈴鹿の沢がお似合いかな。
7合目から6合目にかけてのトラバース道には途中のガレ沢に水が流れていた。枯れることもあるだろうが、避難小屋の手前で給水できたら便利だ。
5合目を過ぎて下ると目の前に赤林山が意外に大きく立ちはだかってルートを間違えたかと錯覚してしまう。コルまで下って読めなくなった標識を見つけて安心する。
赤林山をトラバースし巨樹の森を抜けシラカバの森まで来れば登山口も近い。
14時35分、登山口に戻った。帰りは行楽帰りの車で中津川までかなり渋滞したが、高速に乗ってからはさほどの渋滞もなく帰り着くことができた。
夏山遠征は、これが最後になってしまったが、心はもう紅葉シーズンに照準を合わせ始めている。来月もいくぞ。
朝食の準備を始める男性に今日の予定を聞いてみると麦草岳に登って、そのまま稜線を辿って木曽駒まで行くそうだ。木曽駒からは将棋頭、茶臼山と尾根を辿ってAコースの登山口へ下るそうで麦草岳も茶臼山も初めてのようだ。どちらも普通の人は歩かない一味変わったコースだ。麦草コースの様子や、茶臼山の尾根から降りるところの笹薮の様子など情報を提供し旅の無事を祈る。
当方はと言えば、昨日の玉の窪まで通常コースで戻って木曽駒、宝剣に登ったら三沢岳まで足を伸ばしたいが、帰りの時間があるので9時になったら反転することにして出発。
昨日降った雨のせいで低木にはたっぷり朝露が付いていてズボンはびしょ濡れ。ズボンだけじゃなく、防水加工の靴の中もズボンを通じて容赦なく水が入りぐじゅぐじゅだ。
8合目の水場で給水して玉の窪を目指す。足元にはチングルマなどの花が彩りを添えている。
玉の窪を過ぎ、木曽駒に向かって登っていく。振り返ると木曽前岳と麦草岳の間に御岳山がくっきりと浮かんでいる。 7時24分、木曽駒には小屋泊まりの登山者がいるだけで比較的静かだった。完璧な天気で雲海に浮かぶ山々の表情は申し分ない。暫し眺望を楽しんだら宝剣岳を目指す。ロープウェイで登ってきた登山者風の観光客が増え登山路は込み始める。宝剣岳の下まで来た時、朝食を済ませていないことに気づきパンとトマトで栄養補給。朝食を済ませたら渋滞気味の鎖場を通過して宝剣山頂へ南側の斜面からも「ひぇーっ」とか「ひゃーっ」とか歓声を上げながら登山者が登ってくる。狭い山頂に長居は無用。高度感のある南斜面を下って三沢岳分岐に着いたら8時20分になっていた。 三沢岳往復はもう無理だが、時間の許す限り行ってみようということで歩き始めたら、中間の小ピークに達したところで予定の9時になった。今日はここまでとしよう。目の前の三沢岳に別れを告げ往路を引き返す。 木曽駒岳はトラバース道で巻いて玉の窪を下る。玉の窪からは登山者に殆ど出会わない。一休みしていたら若者4人組がすごい勢いで下ってくる。競争するみたいに下ったが、若さには敵わない。途中で先を譲り彼らの後を追うことにした。8合目で休んでいる彼らの装備を見たらヘルメットを持っていたのでクライミングかと思って聞いてみたら沢登りだそうだ。こういう所で本格的な沢も経験してみたいが、単独じゃ無理だし、自分には鈴鹿の沢がお似合いかな。
7合目から6合目にかけてのトラバース道には途中のガレ沢に水が流れていた。枯れることもあるだろうが、避難小屋の手前で給水できたら便利だ。
5合目を過ぎて下ると目の前に赤林山が意外に大きく立ちはだかってルートを間違えたかと錯覚してしまう。コルまで下って読めなくなった標識を見つけて安心する。
赤林山をトラバースし巨樹の森を抜けシラカバの森まで来れば登山口も近い。
14時35分、登山口に戻った。帰りは行楽帰りの車で中津川までかなり渋滞したが、高速に乗ってからはさほどの渋滞もなく帰り着くことができた。
夏山遠征は、これが最後になってしまったが、心はもう紅葉シーズンに照準を合わせ始めている。来月もいくぞ。
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(2日目)
S・Wさん、こんにちは~
この週末は台風で近畿周辺の山は大荒れですね。家の近くの日野川の水位があがり、見張り番であたふたしておりました。
奈良の十津川などでは家屋流失で犠牲者も出てますが、ご冥福をお祈りします。
台高や大峰、鈴鹿も大雨で林道が崩れていないか心配です。
朝5時前になってロフトに寝ていた同宿男性が階段を下りてトイレに立って行った。こちらもシュラフを抜け出し快適な水洗トイレで用を足す。外は雲ひとつない快晴だ。
「七合目避難小屋はトイレ清潔」チェック入れときます。
さて、2日目はどこかな?
朝食の準備を始める男性に今日の予定を聞いてみると麦草岳に登って、そのまま稜線を辿って木曽駒まで行くそうだ。木曽駒からは将棋頭、茶臼山と尾根を辿ってAコースの登山口へ下るそうで麦草岳も茶臼山も初めてのようだ。どちらも普通の人は歩かない一味変わったコースだ。麦草コースの様子や、茶臼山の尾根から降りるところの笹薮の様子など情報を提供し旅の無事を祈る。
うんうん、いいルートやないですか。地図見てるだけで歩いてみたくなってくる。
ループとピストンとどっち?と聞かれたら、やっぱ、ループと答えてしまいます。
当方はと言えば、昨日の玉の窪まで通常コースで戻って木曽駒、宝剣に登ったら三沢岳まで足を伸ばしたいが、帰りの時間があるので9時になったら反転することにして出発。
ん? それなら前日に頂上山荘のテント場で寝たらよかったのに?
7時24分、木曽駒には小屋泊まりの登山者がいるだけで比較的静かだった。完璧な天気で雲海に浮かぶ山々の表情は申し分ない。
晴れた朝の景色は最高ですね。深呼吸して遠くを眺めて山座同定。至福のひと時です。
暫し眺望を楽しんだら宝剣岳を目指す。ロープウェイで登ってきた登山者風の観光客が増え登山路は込み始める。宝剣岳の下まで来た時、朝食を済ませていないことに気づきパンとトマトで栄養補給。
絶景を食べ過ぎて朝食を忘れましたか。(^_-)
朝食を済ませたら渋滞気味の鎖場を通過して宝剣山頂へ南側の斜面からも「ひぇーっ」とか「ひゃーっ」とか歓声を上げながら登山者が登ってくる。狭い山頂に長居は無用。高度感のある南斜面を下って三沢岳分岐に着いたら8時20分になっていた。
喧騒嫌いのS・Wらしい。せっかくの山なのに、あの騒然さは堪らないもんね。
これから誰も行かない三ノ沢へいざ行かん!
三沢岳往復はもう無理だが、時間の許す限り行ってみようということで歩き始めたら、中間の小ピークに達したところで予定の9時になった。今日はここまでとしよう。目の前の三沢岳に別れを告げ往路を引き返す。
もったいない。私なら延長動議で3時間くらい引き延ばしますが…。(それが事故の元か?)
8合目で休んでいる彼らの装備を見たらヘルメットを持っていたのでクライミングかと思って聞いてみたら沢登りだそうだ。こういう所で本格的な沢も経験してみたいが、単独じゃ無理だし、自分には鈴鹿の沢がお似合いかな。
若いうちにやっときゃよかった…(-_-;)
いつもそう思いますが、「身の程を知れ!」と自分に言い聞かせます。(ときどき言うこと聞かず、冷や水に泣きますけど…)
7合目から6合目にかけてのトラバース道には途中のガレ沢に水が流れていた。枯れることもあるだろうが、避難小屋の手前で給水できたら便利だ。
「水場」チェックその②
5合目を過ぎて下ると目の前に赤林山が意外に大きく立ちはだかってルートを間違えたかと錯覚してしまう。コルまで下って読めなくなった標識を見つけて安心する。
赤林山をトラバースし巨樹の森を抜けシラカバの森まで来れば登山口も近い。
お疲れさまでした。また、行きたい山が増えてしまったなあ…(@_@;)
夏山遠征は、これが最後になってしまったが、心はもう紅葉シーズンに照準を合わせ始めている。来月もいくぞ。[/quote]
来月? ああ、今月(9月)ですね、もちろん。
またいい山でバッタリしましょうね~
~biwaco
この週末は台風で近畿周辺の山は大荒れですね。家の近くの日野川の水位があがり、見張り番であたふたしておりました。
奈良の十津川などでは家屋流失で犠牲者も出てますが、ご冥福をお祈りします。
台高や大峰、鈴鹿も大雨で林道が崩れていないか心配です。
朝5時前になってロフトに寝ていた同宿男性が階段を下りてトイレに立って行った。こちらもシュラフを抜け出し快適な水洗トイレで用を足す。外は雲ひとつない快晴だ。
「七合目避難小屋はトイレ清潔」チェック入れときます。
さて、2日目はどこかな?
朝食の準備を始める男性に今日の予定を聞いてみると麦草岳に登って、そのまま稜線を辿って木曽駒まで行くそうだ。木曽駒からは将棋頭、茶臼山と尾根を辿ってAコースの登山口へ下るそうで麦草岳も茶臼山も初めてのようだ。どちらも普通の人は歩かない一味変わったコースだ。麦草コースの様子や、茶臼山の尾根から降りるところの笹薮の様子など情報を提供し旅の無事を祈る。
うんうん、いいルートやないですか。地図見てるだけで歩いてみたくなってくる。
ループとピストンとどっち?と聞かれたら、やっぱ、ループと答えてしまいます。
当方はと言えば、昨日の玉の窪まで通常コースで戻って木曽駒、宝剣に登ったら三沢岳まで足を伸ばしたいが、帰りの時間があるので9時になったら反転することにして出発。
ん? それなら前日に頂上山荘のテント場で寝たらよかったのに?
7時24分、木曽駒には小屋泊まりの登山者がいるだけで比較的静かだった。完璧な天気で雲海に浮かぶ山々の表情は申し分ない。
晴れた朝の景色は最高ですね。深呼吸して遠くを眺めて山座同定。至福のひと時です。
暫し眺望を楽しんだら宝剣岳を目指す。ロープウェイで登ってきた登山者風の観光客が増え登山路は込み始める。宝剣岳の下まで来た時、朝食を済ませていないことに気づきパンとトマトで栄養補給。
絶景を食べ過ぎて朝食を忘れましたか。(^_-)
朝食を済ませたら渋滞気味の鎖場を通過して宝剣山頂へ南側の斜面からも「ひぇーっ」とか「ひゃーっ」とか歓声を上げながら登山者が登ってくる。狭い山頂に長居は無用。高度感のある南斜面を下って三沢岳分岐に着いたら8時20分になっていた。
喧騒嫌いのS・Wらしい。せっかくの山なのに、あの騒然さは堪らないもんね。
これから誰も行かない三ノ沢へいざ行かん!
三沢岳往復はもう無理だが、時間の許す限り行ってみようということで歩き始めたら、中間の小ピークに達したところで予定の9時になった。今日はここまでとしよう。目の前の三沢岳に別れを告げ往路を引き返す。
もったいない。私なら延長動議で3時間くらい引き延ばしますが…。(それが事故の元か?)
8合目で休んでいる彼らの装備を見たらヘルメットを持っていたのでクライミングかと思って聞いてみたら沢登りだそうだ。こういう所で本格的な沢も経験してみたいが、単独じゃ無理だし、自分には鈴鹿の沢がお似合いかな。
若いうちにやっときゃよかった…(-_-;)
いつもそう思いますが、「身の程を知れ!」と自分に言い聞かせます。(ときどき言うこと聞かず、冷や水に泣きますけど…)
7合目から6合目にかけてのトラバース道には途中のガレ沢に水が流れていた。枯れることもあるだろうが、避難小屋の手前で給水できたら便利だ。
「水場」チェックその②
5合目を過ぎて下ると目の前に赤林山が意外に大きく立ちはだかってルートを間違えたかと錯覚してしまう。コルまで下って読めなくなった標識を見つけて安心する。
赤林山をトラバースし巨樹の森を抜けシラカバの森まで来れば登山口も近い。
お疲れさまでした。また、行きたい山が増えてしまったなあ…(@_@;)
夏山遠征は、これが最後になってしまったが、心はもう紅葉シーズンに照準を合わせ始めている。来月もいくぞ。[/quote]
来月? ああ、今月(9月)ですね、もちろん。
またいい山でバッタリしましょうね~
~biwaco
Re: 【中ア】麦草岳から木曽駒縦走(1日目)
biwacoさん、こんばんは。
今度の台風は西日本直撃でかなりの犠牲者も出たようです。今日は台風も過ぎ去ったはずなのに昨日より沢山雨が降ってます。台高あたりは1000ミリ以上の雨が降ったそうですからあちこち崩れているかもしれません。biwaco さんが書きました:この週末は台風で近畿周辺の山は大荒れですね。家の近くの日野川の水位があがり、見張り番であたふたしておりました。
奈良の十津川などでは家屋流失で犠牲者も出てますが、ご冥福をお祈りします。
台高や大峰、鈴鹿も大雨で林道が崩れていないか心配です
私も気に入ったので来年逆周りでパクらせて頂こうと考えています。biwaco さんが書きました:うんうん、いいルートやないですか。地図見てるだけで歩いてみたくなってくる。
ループとピストンとどっち?と聞かれたら、やっぱ、ループと答えてしまいます。
木曽駒のテン場だと夜もかなり賑やかですし、8合目にいい水場もあるので7合目が定宿です。biwaco さんが書きました:ん? それなら前日に頂上山荘のテント場で寝たらよかったのに?
やっぱ、これが無くっちゃ唯の汗かき運動に終わってしまいます。biwaco さんが書きました:晴れた朝の景色は最高ですね。深呼吸して遠くを眺めて山座同定。至福のひと時です。
はい、もう絶景に満腹で。biwaco さんが書きました:絶景を食べ過ぎて朝食を忘れましたか。(^_-)
喧騒はそれほど気にならない方なんですが、何せ狭いし人が込んでくると鎖場の通過に時間がかかりますから。biwaco さんが書きました:喧騒嫌いのS・Wらしい。せっかくの山なのに、あの騒然さは堪らないもんね。
家庭の都合で門限が早いんです。お盆渋滞も心配だったし、早めに引き上げました。biwaco さんが書きました:もったいない。私なら延長動議で3時間くらい引き延ばしますが…。(それが事故の元か?)
そうですね。実は私も最近ハリマオシンドロームというか老いを感じる今日この頃です。多少なりとも無理がきく時間は残り少ないのかもしれません。でも無理は禁物、焦らずマイペースで行きます。また、どこかでお会いしましょう。biwaco さんが書きました:若いうちにやっときゃよかった…(-_-;)
いつもそう思いますが、「身の程を知れ!」と自分に言い聞かせます。(ときどき言うこと聞かず、冷や水に泣きますけど…)