【加越国境】取立山でラッセル三昧、苦闘と感動(16.2.11)
Posted: 2016年2月14日(日) 08:48
【 日 付 】2016.2.11
【 山 域 】 【加越国境】取立山、護摩堂山周回
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】いこいの森ー取立山ーP1339-こつぶり山ー護摩堂山ー国道157号おいの水谷出合
11日は快晴が約束された特異な日でした。今年はいまだに雪たっぷりのスノーシューハイクをしておりません。
鈴鹿北部の霊仙山、御池岳なら少しは雪が降ったようですがたっぷりとはいかない感じです。白山の西隣、取立山なら
寡雪とはいえさすがに雪は多いであろう。数年前にも大長山まで往復して素晴らしい、真っ白な白山を拝めました。
今回も真っ青の空の下、真っ白の白山が拝める可能性が高いので、アクセスが遠いですが行くことにしました。
北鯖江PAで車泊した後、4:40頃駐車場につきました。一台のワンボックス車が止まっていますが人がいるか解りません。
駐車場の周りは2m近い雪の壁ができています。まず登山道の入り口を見にいくと国道わきですでに1m以上の雪の壁で
階段ができ、その先に明瞭なトレースが延びていました。これなら山行は成功間違いなしと喜んで車に戻り、準備して
5:02にヘッデンをつけて出発しました。
歩きやすいトレースを楽々と歩いて数百m行くと、突然トレースは消え引き返したようです。そんなバカな。このトレースは
明らかに今日のものだから、あのワンボックスの主がここで諦め、明るくなって誰かが先に行くのを待っていたのかな。
以前、2回来たことがありますが今回に備えて調べ直していなかったので、ここでトレースが無くなるなんて全くの想定外です。
帰るわけにもいかず、道型らしきところを見極めつつ登って行くと左へヘアピンカーブするところで明瞭なトレースが道の外から
始まり、道に沿って登って行きます。変なところからショートカットしてきたなと思いつつ正しいトレースと思いました。
やがてあるところで道型は右へゆるく登って行き、トレースは左へゆるく登って行きます。トレースを信用して辿って行きます。
暫くして小さな沢を渡ったところでトレースはぱったり消え、道型すら見当たりません。暗いし林の中で見通しがききません。
全く解らないので仕方なく先ほどの道型のところまで戻り、この方向へ登って行きます。そのうちに、以前来た時、登山口から
真東へ、夏の駐車場へ向けてショートカットした時に通ったことがあることに気づきました。本来の道ではありませんが
現在地と方向が解ったのでほっとしました。
林道終点から尾根に取りつき、その尾根を登って行くと小さな尾根を乗り越して夏の駐車場へ行く道路に出ます。この道路を
ショートカットし、夏の駐車場を横断して登山口へ向かっていて振り返ると越前甲がモルゲンロートに染まっていました。
登山口からすぐに取立山の西尾根端の急な坂になります。ここまでのラッセルでかなり疲れてしまい、できたら大長山、少なくとも
鉢伏山はの考えはとても無理、この急な坂を見ると取立山まで行けるかも不安でした。そこへ壮年の単独男性が追い付いてきて
ラッセルの礼を言われました。この方もここは初めてで、積雪の具合から取立山まで行ければ御の字の気持ちになったそうです。
二人で交代してラッセルし何とかこの急坂を登ることにしました。しかし、雪は深くスノーシューを上まで持ち上げられないところもあり
ちょうどテレビで見た、膝で雪を押しつぶしその上に足をおく方法を試してみましたが、60cmくらい下にあるクラストした層で滑って
うまくいかないことが多く、私の足が痙攣し始めこの方に負担をかけてしまいました。
この方の頑張りで何とか急坂をしのぎ尾根へ出ると素晴らしい展望です。テンションは上がりっぱなしです。しかし、まだまだ頂上までは
長く、急なところもあります。そこへ若い単独男性が登ってきて、ラッセルの礼を言い、この先は私が頑張りますからと言ってがしがし
登って行かれました。トレースができたので歩きやすくはなったのですが、今までのラッセルですっかり疲れてスピードは出ず
さらに二人に抜かれ、頂上へは5番目の到着となりました。
取立山の頂上からは360度の大展望で、正面に真っ白な白山が神々しく、右手に鉢伏山、経ヶ岳、右後ろに法恩寺山、左前方には
こつぶり山、護摩堂山、左後ろには越前甲などが紺碧の空の下で白く輝き素晴らしい景色です。先頭をいった男性は既に鉢伏山へ
向かって歩いています。ラッセルを一緒にした方は、鉢伏山の方まで行けるところまで行ってみると出発されました。
私は、護摩堂山方面にトレースがあれば周回するつもりでしたがトレースはなく、とても鉢伏山までは行けないのでP1339まで行って
そこから白山を眺めて引き返すことにしました。
取立山から下りてP1339へ登りは緩やかでトレースもできているので楽なはずですが、疲れの為足がはかどりません。
P1339からの白山の眺めもまた素晴らしく、諦めた鉢伏山ともども十分写真を撮って引き返しました。
取立山の手前の鞍部まで帰って来ると、お~トレースがこつぶり山へ向かっているではないですか。誰かが行ったようです。
これは疲れているからと言って諦めるわけにはいきません。当然護摩堂山周回をします。
トレースを辿るのは楽チンです。といって安心はいけません。小尾根を下りていくとこつぶり山の頂上にいる人が大声と身振りで
右の谷の方へ下りて行けと教えてくれました。後で聞くと、その方が間違えて尾根端まで来てしまい戻ったので、誤ったトレースが
できてしまったと心配されていたのです。その後来る人も間違えかけるので二人で訂正案内に追われました。
この方(A氏)に護摩堂山への道は御存じですねと聞くと、ここは初めてで知らないし、今日はこつぶり山が目的でこのまま
取立山へ引き返すとのこと。しかし、次々とこちらへ歩いてくる人が見えます。これは護摩堂山へトレースをつけないとまずいのでは
というとGPSを持っているので行けるとは思いますとのこと。そうこうしているうちに私と同年輩の御夫婦が来て、その御主人が
行った経験があり、この方もGPSで方向は解ると言われるので5人のにわかパーティーで護摩堂山へ向かうことになりました。
とりあえず私が先頭で尾根を下り始め、途中でA氏に代わっていただき、ついで御主人が先頭をラッセルしていただきました。
この御主人はなかなか御達者で、結構早く歩かれるし要所では躊躇なくGPSで方向を確認するなど頼りになる方でした。
こつぶり山から護摩堂山までの尾根は結構アップダウンがあり、方向も変わるのでトレースがない時は単独ではかなり難しいです。
護摩堂山へ近づくと頂上に何人かいて声を上げていましたが、あちらからは誰も来ていません。
またA氏が先頭を行ってくれて護摩堂峠で一休みしていると、鈴を鳴らしながら軽快に二人組が追い付いてきました。
ありがたい、これで元気な二人にラッセルしてもらえると思いましたが、我々の3~40m後方で休憩に入ったまま動きません。
仕方ないので私が先頭に立ちました。しかし、疲れが溜まって長くは続かず、またA氏に代わっていただき、それから護摩堂山頂上まで
この方がラッセルしてくれました。感謝です。
頂上からの尾根端に乗ってA氏が一休みし列が停まっていると、さっきの二人組が遅いと言わんばかりにラッセルの礼を言うこともなく
さっさと脇を追い越して行きました。それに4~5人続いて行きました。いろいろな人がいるものです。
直ぐに頂上につきましたがそこからの眺めは取立山以上でした。白山は勿論、別山も遮られることなのない素晴らしい展望です。
頂上には多勢の人が来た踏み跡が一杯で、国道157号のおいの水谷出合からここだけを目指して登られる方が結構おられるようで
それも当然と思うほどの展望です。我々も含めここへ着いて展望を目にした人は皆歓声を上げ喜びました。
頂上からは間違えようのないほどのトレースがついていて、初めの下りのコースに踏み跡がなかったらどうしようかという心配は
杞憂に終わりました。ただ、結構急なところがあったり、皆がかってに歩いてトレースが幾筋もついて迷いそうなところがあります。
林道を横断したのは一回きりで尾根沿いに下り出合へピンポイントで下りられました。後はスノーシューを脱いで国道を歩き
駐車地へ歩くだけです。2:44に到着しました。9時間40も歩き、その間9時間はスノーシューでしたがこんな長時間は初めてでした。
最高の天気の下で、雪たっぷりの展望尾根をスノーシューハイクを堪能でき、正月早々の厄払いができたのでしょうか。
【 山 域 】 【加越国境】取立山、護摩堂山周回
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】いこいの森ー取立山ーP1339-こつぶり山ー護摩堂山ー国道157号おいの水谷出合
11日は快晴が約束された特異な日でした。今年はいまだに雪たっぷりのスノーシューハイクをしておりません。
鈴鹿北部の霊仙山、御池岳なら少しは雪が降ったようですがたっぷりとはいかない感じです。白山の西隣、取立山なら
寡雪とはいえさすがに雪は多いであろう。数年前にも大長山まで往復して素晴らしい、真っ白な白山を拝めました。
今回も真っ青の空の下、真っ白の白山が拝める可能性が高いので、アクセスが遠いですが行くことにしました。
北鯖江PAで車泊した後、4:40頃駐車場につきました。一台のワンボックス車が止まっていますが人がいるか解りません。
駐車場の周りは2m近い雪の壁ができています。まず登山道の入り口を見にいくと国道わきですでに1m以上の雪の壁で
階段ができ、その先に明瞭なトレースが延びていました。これなら山行は成功間違いなしと喜んで車に戻り、準備して
5:02にヘッデンをつけて出発しました。
歩きやすいトレースを楽々と歩いて数百m行くと、突然トレースは消え引き返したようです。そんなバカな。このトレースは
明らかに今日のものだから、あのワンボックスの主がここで諦め、明るくなって誰かが先に行くのを待っていたのかな。
以前、2回来たことがありますが今回に備えて調べ直していなかったので、ここでトレースが無くなるなんて全くの想定外です。
帰るわけにもいかず、道型らしきところを見極めつつ登って行くと左へヘアピンカーブするところで明瞭なトレースが道の外から
始まり、道に沿って登って行きます。変なところからショートカットしてきたなと思いつつ正しいトレースと思いました。
やがてあるところで道型は右へゆるく登って行き、トレースは左へゆるく登って行きます。トレースを信用して辿って行きます。
暫くして小さな沢を渡ったところでトレースはぱったり消え、道型すら見当たりません。暗いし林の中で見通しがききません。
全く解らないので仕方なく先ほどの道型のところまで戻り、この方向へ登って行きます。そのうちに、以前来た時、登山口から
真東へ、夏の駐車場へ向けてショートカットした時に通ったことがあることに気づきました。本来の道ではありませんが
現在地と方向が解ったのでほっとしました。
林道終点から尾根に取りつき、その尾根を登って行くと小さな尾根を乗り越して夏の駐車場へ行く道路に出ます。この道路を
ショートカットし、夏の駐車場を横断して登山口へ向かっていて振り返ると越前甲がモルゲンロートに染まっていました。
登山口からすぐに取立山の西尾根端の急な坂になります。ここまでのラッセルでかなり疲れてしまい、できたら大長山、少なくとも
鉢伏山はの考えはとても無理、この急な坂を見ると取立山まで行けるかも不安でした。そこへ壮年の単独男性が追い付いてきて
ラッセルの礼を言われました。この方もここは初めてで、積雪の具合から取立山まで行ければ御の字の気持ちになったそうです。
二人で交代してラッセルし何とかこの急坂を登ることにしました。しかし、雪は深くスノーシューを上まで持ち上げられないところもあり
ちょうどテレビで見た、膝で雪を押しつぶしその上に足をおく方法を試してみましたが、60cmくらい下にあるクラストした層で滑って
うまくいかないことが多く、私の足が痙攣し始めこの方に負担をかけてしまいました。
この方の頑張りで何とか急坂をしのぎ尾根へ出ると素晴らしい展望です。テンションは上がりっぱなしです。しかし、まだまだ頂上までは
長く、急なところもあります。そこへ若い単独男性が登ってきて、ラッセルの礼を言い、この先は私が頑張りますからと言ってがしがし
登って行かれました。トレースができたので歩きやすくはなったのですが、今までのラッセルですっかり疲れてスピードは出ず
さらに二人に抜かれ、頂上へは5番目の到着となりました。
取立山の頂上からは360度の大展望で、正面に真っ白な白山が神々しく、右手に鉢伏山、経ヶ岳、右後ろに法恩寺山、左前方には
こつぶり山、護摩堂山、左後ろには越前甲などが紺碧の空の下で白く輝き素晴らしい景色です。先頭をいった男性は既に鉢伏山へ
向かって歩いています。ラッセルを一緒にした方は、鉢伏山の方まで行けるところまで行ってみると出発されました。
私は、護摩堂山方面にトレースがあれば周回するつもりでしたがトレースはなく、とても鉢伏山までは行けないのでP1339まで行って
そこから白山を眺めて引き返すことにしました。
取立山から下りてP1339へ登りは緩やかでトレースもできているので楽なはずですが、疲れの為足がはかどりません。
P1339からの白山の眺めもまた素晴らしく、諦めた鉢伏山ともども十分写真を撮って引き返しました。
取立山の手前の鞍部まで帰って来ると、お~トレースがこつぶり山へ向かっているではないですか。誰かが行ったようです。
これは疲れているからと言って諦めるわけにはいきません。当然護摩堂山周回をします。
トレースを辿るのは楽チンです。といって安心はいけません。小尾根を下りていくとこつぶり山の頂上にいる人が大声と身振りで
右の谷の方へ下りて行けと教えてくれました。後で聞くと、その方が間違えて尾根端まで来てしまい戻ったので、誤ったトレースが
できてしまったと心配されていたのです。その後来る人も間違えかけるので二人で訂正案内に追われました。
この方(A氏)に護摩堂山への道は御存じですねと聞くと、ここは初めてで知らないし、今日はこつぶり山が目的でこのまま
取立山へ引き返すとのこと。しかし、次々とこちらへ歩いてくる人が見えます。これは護摩堂山へトレースをつけないとまずいのでは
というとGPSを持っているので行けるとは思いますとのこと。そうこうしているうちに私と同年輩の御夫婦が来て、その御主人が
行った経験があり、この方もGPSで方向は解ると言われるので5人のにわかパーティーで護摩堂山へ向かうことになりました。
とりあえず私が先頭で尾根を下り始め、途中でA氏に代わっていただき、ついで御主人が先頭をラッセルしていただきました。
この御主人はなかなか御達者で、結構早く歩かれるし要所では躊躇なくGPSで方向を確認するなど頼りになる方でした。
こつぶり山から護摩堂山までの尾根は結構アップダウンがあり、方向も変わるのでトレースがない時は単独ではかなり難しいです。
護摩堂山へ近づくと頂上に何人かいて声を上げていましたが、あちらからは誰も来ていません。
またA氏が先頭を行ってくれて護摩堂峠で一休みしていると、鈴を鳴らしながら軽快に二人組が追い付いてきました。
ありがたい、これで元気な二人にラッセルしてもらえると思いましたが、我々の3~40m後方で休憩に入ったまま動きません。
仕方ないので私が先頭に立ちました。しかし、疲れが溜まって長くは続かず、またA氏に代わっていただき、それから護摩堂山頂上まで
この方がラッセルしてくれました。感謝です。
頂上からの尾根端に乗ってA氏が一休みし列が停まっていると、さっきの二人組が遅いと言わんばかりにラッセルの礼を言うこともなく
さっさと脇を追い越して行きました。それに4~5人続いて行きました。いろいろな人がいるものです。
直ぐに頂上につきましたがそこからの眺めは取立山以上でした。白山は勿論、別山も遮られることなのない素晴らしい展望です。
頂上には多勢の人が来た踏み跡が一杯で、国道157号のおいの水谷出合からここだけを目指して登られる方が結構おられるようで
それも当然と思うほどの展望です。我々も含めここへ着いて展望を目にした人は皆歓声を上げ喜びました。
頂上からは間違えようのないほどのトレースがついていて、初めの下りのコースに踏み跡がなかったらどうしようかという心配は
杞憂に終わりました。ただ、結構急なところがあったり、皆がかってに歩いてトレースが幾筋もついて迷いそうなところがあります。
林道を横断したのは一回きりで尾根沿いに下り出合へピンポイントで下りられました。後はスノーシューを脱いで国道を歩き
駐車地へ歩くだけです。2:44に到着しました。9時間40も歩き、その間9時間はスノーシューでしたがこんな長時間は初めてでした。
最高の天気の下で、雪たっぷりの展望尾根をスノーシューハイクを堪能でき、正月早々の厄払いができたのでしょうか。