【奥美濃】長くても充実の金糞岳北尾根
Posted: 2015年3月17日(火) 22:46
【日 時】2015年3月14日(土)
【山 域】奥美濃 金糞岳
【天 候】曇り-晴れ-雪--晴れ
【メンバー】K氏、副館長、クロオ、キャシー、K島氏、kasaya
【コース】八草トンネル出口6:40---7:40 P849---8:26藪---9:22 P981---10:26 P1087---11:40金糞岳12:40---14:51藪---16:20駐車地
昨年単独で失敗した金糞岳北尾根。今年は何とか行ってみたいと思っていた。土蔵岳や小津権現から見ても魅力的でかつ長~い尾根。
雪も締ってきた今頃ならいけるかなあと思って何人かに声をかけたらそこそこ人は集まった。でも決行数日前にまた新雪が降る。
どうなるんだろう。
ふじはし道の駅6時集合といつもより早い時間だったが遅れることなく全員集合。空はだいぶ明るくなってきたが、ガスが
立ち込めてあまりパッとしない天気。8時ごろには一度雨が降るかもねとK氏がいう。雨よりは雪になってくれるといいのだが。
初対面の人もいたので皆で最初に挨拶して今日のルートを確認。長いなーとの声。果たして登頂できるんだろうか。
2台の車で八草トンネルへ向かう。坂内あたりまで来ると雪の量は俄然多くなる。そしてトンネル入り口手前の除雪されたところに
駐車。先日来たときは先行車がいたが、今日は自分たちだけ。それにしてもここはいつも除雪されていてありがたい。そしてさっそく
雪の状態を見る。昨年は3月初めだったがそのころより雪は多そうだ。K氏が素早くワカンに履き替えてルート偵察に出てくれる。
駐車地の目の前の谷から入り左の尾根に乗るのがよさそう。そんな感じだった。
最初の取付が一番急である。前回はここから尾根に取りつくまでで悪戦苦闘したが、今日は違う。柔らかい雪で沈むことはあるが
滑落の危険もなく難なく尾根に乗れた。先頭を行くK氏のルートどりにも感謝。そして尾根に乗ってしまえばあとは楽だ。前回は尾根に
乗っても踏み抜いたりして一向に前進できなかったのだが、やっぱり雪の量の差か。そこそこ潜ることはあっても問題ないレベル。
急登で大汗を掻いて衣服調整する人もいるが、順調に進む。そしてふと後ろを見るといつもピッタリくっついてくるキャシーが
遅れ気味。珍しい。今日は調子がいまいちらしい。先頭はずっとK氏が行ってくれる。この人はワカンなんだけど多少の潜りは
気にせずぐんぐん行く。二番手の自分がついてくのが大変である。天気は曇りで展望もあまりない状態。進むしかないのかなあ。
P849で最初の休憩。いいペースである。後で調べて分かったが昨年はここまでで2時間かかっているが、今日は1時間だ。記録を
見ても昨年の雪の状態はかなり悪かったことが分かる。そこら中で雪を踏み抜き散々であったと書いてある。今日はそんなことは
皆無なのだ。ありがたい。ザックを下ろして周りを見渡しているとクロオさんからデコポンが差し入れされる。大きなのが3つほど。
早く軽量化したいらしい。最近いつも頂くが、甘くておいしいかんきつ類だ。
その後ラッセルを交代しながら行くが、難所である藪尾根にきた。前回は雪が少なくて藪の中心を突破するしか手がなかったが、
今日は左手に結構逃げ道がある。これなら行けそう。まずはK氏が先頭を行く。途中で雪の壁状の場所に出るが、ワカンを
雪面にけりこみ苦も無く上がっていく。続く自分はスノーシューで蹴りこむがいまいち食い込みが足りず足場が崩れていく。
周りの雪を押したりして足場を作りながらはんとか這い上がる。ワカンというのは結構こういう時はいいなあ。今日の雪質だと
あまり潜らないし、スノーシューと遜色ないようだ。
藪を越えると後はちんたら行く歩きよい尾根である。雪もちらちら舞っていて展望はほとんど無い。新雪があり10cmほど沈むが
問題なく適宜先頭を交代しながら進んでいく。いいピッチである。今日は速いと実感する。この雪質とこの人数。藪を越えた辺りで
今日の登頂を確信する。
P1087辺りまで来た頃だろうか、急に明るくなり周りの景色が見え始めた。高気圧がとうとうやってきたらしい。俄然広がる
展望に喚起の声。テンションが上がってくる。そして前方に横に広がる尾根が見えてきたときは、最初は頂上のもっと手前の
尾根と勘違いしていたのだが、それが頂上につながる尾根と分かったときはやったーという気になってきた。いつの間にか真っ青に
なった空と大きな雪庇の続く尾根。それは間違いなく頂上へ続く道だった。副館長が先頭を行きキャシーが続く。いつの間にか
体調も回復したらしい。そしてはやる心を抑えてついに到着。何もないかと思っていたが金糞の標識がひとつある。この辺りの
積雪はどのくらいなんだろう。それにしても4時間で着いたとは速い!皆のおかげだね。 待つことしばしで全員集合。快晴とまでは行かないが十分満足できる展望の頂上に立ったのである。今冬のスノーシュー山行は
いつも天気に恵まれている。今日もすばらしい日だ。また後で十分展望を楽しもうととりあえず皆で記念撮影。いい顔しています。
そして北風を避けて少し下がったところでランチである。朝が早かったからお腹はぺこぺこ。最近キャシーはいつも上等な牛の
焼肉を振舞ってくれる。今日もおいしく頂きました。ご馳走様です。 1時間のランチが終わってそろそろ引き上げようとするが、いつのまにか空がまたガスって来た。遠くの景色が見通せない。
ムムム!でもこれから行く北尾根は目の前にどーんとある。下るだけかと思うと気も楽だ。そしてまたしてもK氏が先頭を行くが、
この人はとにかく速い。ぐいぐい飛ばして追いつかない。あまりに速くて後続と離れすぎるので途中で待って貰うほど。
そして典型的な二重稜線の場所に来るとちょっと待ってくれという。何かと思えば我々をスケール代わりにして写真を撮るのだ
そうだ。地質調査の専門家であるK氏の学術写真のいわばモデルである。顔を目隠しして公開されるんだろかなどと変な心配を
する我々。
そしてしばらく行くとまたガスが晴れてきた。周りの山々がはっきりしてきて暖かくもなってきた。こうなるとティータイムの
声がかかる。展望がよくなったca900辺りで休憩。先日登った権現花房もよく見える。自分が直近で登った山だけにさすがによく
分かる。こうして山の名も覚えていくんだろうか。 適当に楽しんだら出発です。今度はまたまた亦藪が待っている。そう思っていくがこのときになってまたガスに包まれ雪が舞って
きた。今日の晴天はもう終わりだろうか。そうならば速く下ろう。来たときのトレースが着いているので登りよりは楽だがそれでも
苦労しながら降りていく。K氏は相変わらずワカンでサッサと行く。ワカンはいいなあ小回りが効いてと思わざる得ない。春山は
スノーシュとワカンのどちらがいいのだろう。自分とK氏が先行して藪を抜けて後続を待つが、先ほどティータイムをとって
良かったねえ。こんな天気じ休む気にならないとお互いに言い合う。
サアこうなれば降りるしかない。どんどん行くが気づくと後続と離れだした。K島氏の膝の調子がおかしくなったようだ。そんなには
ひどくなさそうでゆっくり目に降りれば大丈夫そう。そして勾配が急になってくると国道が見えてきて今日のゴールが近い。
最後の斜面はかなり腐った雪でどう降りてもいいのだが、K氏が例によって一番に駆け下りる。そしてどうした弾みか最後で
大きく1回転する。珍しい!何かに引っかかったらしい。その後キャシー,K島氏がシリセードで降りてきて皆無事に下山。
見あげればまた上空は青空が広がっている。ころころ変わる天気ではあったが、雨にもあわず要所要所で展望に恵まれ6人力を
あわせて完遂できたこの金糞北尾根。いいメンバーと雪に恵まれ印象深いものとなった。
Kasaya
【山 域】奥美濃 金糞岳
【天 候】曇り-晴れ-雪--晴れ
【メンバー】K氏、副館長、クロオ、キャシー、K島氏、kasaya
【コース】八草トンネル出口6:40---7:40 P849---8:26藪---9:22 P981---10:26 P1087---11:40金糞岳12:40---14:51藪---16:20駐車地
昨年単独で失敗した金糞岳北尾根。今年は何とか行ってみたいと思っていた。土蔵岳や小津権現から見ても魅力的でかつ長~い尾根。
雪も締ってきた今頃ならいけるかなあと思って何人かに声をかけたらそこそこ人は集まった。でも決行数日前にまた新雪が降る。
どうなるんだろう。
ふじはし道の駅6時集合といつもより早い時間だったが遅れることなく全員集合。空はだいぶ明るくなってきたが、ガスが
立ち込めてあまりパッとしない天気。8時ごろには一度雨が降るかもねとK氏がいう。雨よりは雪になってくれるといいのだが。
初対面の人もいたので皆で最初に挨拶して今日のルートを確認。長いなーとの声。果たして登頂できるんだろうか。
2台の車で八草トンネルへ向かう。坂内あたりまで来ると雪の量は俄然多くなる。そしてトンネル入り口手前の除雪されたところに
駐車。先日来たときは先行車がいたが、今日は自分たちだけ。それにしてもここはいつも除雪されていてありがたい。そしてさっそく
雪の状態を見る。昨年は3月初めだったがそのころより雪は多そうだ。K氏が素早くワカンに履き替えてルート偵察に出てくれる。
駐車地の目の前の谷から入り左の尾根に乗るのがよさそう。そんな感じだった。
最初の取付が一番急である。前回はここから尾根に取りつくまでで悪戦苦闘したが、今日は違う。柔らかい雪で沈むことはあるが
滑落の危険もなく難なく尾根に乗れた。先頭を行くK氏のルートどりにも感謝。そして尾根に乗ってしまえばあとは楽だ。前回は尾根に
乗っても踏み抜いたりして一向に前進できなかったのだが、やっぱり雪の量の差か。そこそこ潜ることはあっても問題ないレベル。
急登で大汗を掻いて衣服調整する人もいるが、順調に進む。そしてふと後ろを見るといつもピッタリくっついてくるキャシーが
遅れ気味。珍しい。今日は調子がいまいちらしい。先頭はずっとK氏が行ってくれる。この人はワカンなんだけど多少の潜りは
気にせずぐんぐん行く。二番手の自分がついてくのが大変である。天気は曇りで展望もあまりない状態。進むしかないのかなあ。
P849で最初の休憩。いいペースである。後で調べて分かったが昨年はここまでで2時間かかっているが、今日は1時間だ。記録を
見ても昨年の雪の状態はかなり悪かったことが分かる。そこら中で雪を踏み抜き散々であったと書いてある。今日はそんなことは
皆無なのだ。ありがたい。ザックを下ろして周りを見渡しているとクロオさんからデコポンが差し入れされる。大きなのが3つほど。
早く軽量化したいらしい。最近いつも頂くが、甘くておいしいかんきつ類だ。
その後ラッセルを交代しながら行くが、難所である藪尾根にきた。前回は雪が少なくて藪の中心を突破するしか手がなかったが、
今日は左手に結構逃げ道がある。これなら行けそう。まずはK氏が先頭を行く。途中で雪の壁状の場所に出るが、ワカンを
雪面にけりこみ苦も無く上がっていく。続く自分はスノーシューで蹴りこむがいまいち食い込みが足りず足場が崩れていく。
周りの雪を押したりして足場を作りながらはんとか這い上がる。ワカンというのは結構こういう時はいいなあ。今日の雪質だと
あまり潜らないし、スノーシューと遜色ないようだ。
藪を越えると後はちんたら行く歩きよい尾根である。雪もちらちら舞っていて展望はほとんど無い。新雪があり10cmほど沈むが
問題なく適宜先頭を交代しながら進んでいく。いいピッチである。今日は速いと実感する。この雪質とこの人数。藪を越えた辺りで
今日の登頂を確信する。
P1087辺りまで来た頃だろうか、急に明るくなり周りの景色が見え始めた。高気圧がとうとうやってきたらしい。俄然広がる
展望に喚起の声。テンションが上がってくる。そして前方に横に広がる尾根が見えてきたときは、最初は頂上のもっと手前の
尾根と勘違いしていたのだが、それが頂上につながる尾根と分かったときはやったーという気になってきた。いつの間にか真っ青に
なった空と大きな雪庇の続く尾根。それは間違いなく頂上へ続く道だった。副館長が先頭を行きキャシーが続く。いつの間にか
体調も回復したらしい。そしてはやる心を抑えてついに到着。何もないかと思っていたが金糞の標識がひとつある。この辺りの
積雪はどのくらいなんだろう。それにしても4時間で着いたとは速い!皆のおかげだね。 待つことしばしで全員集合。快晴とまでは行かないが十分満足できる展望の頂上に立ったのである。今冬のスノーシュー山行は
いつも天気に恵まれている。今日もすばらしい日だ。また後で十分展望を楽しもうととりあえず皆で記念撮影。いい顔しています。
そして北風を避けて少し下がったところでランチである。朝が早かったからお腹はぺこぺこ。最近キャシーはいつも上等な牛の
焼肉を振舞ってくれる。今日もおいしく頂きました。ご馳走様です。 1時間のランチが終わってそろそろ引き上げようとするが、いつのまにか空がまたガスって来た。遠くの景色が見通せない。
ムムム!でもこれから行く北尾根は目の前にどーんとある。下るだけかと思うと気も楽だ。そしてまたしてもK氏が先頭を行くが、
この人はとにかく速い。ぐいぐい飛ばして追いつかない。あまりに速くて後続と離れすぎるので途中で待って貰うほど。
そして典型的な二重稜線の場所に来るとちょっと待ってくれという。何かと思えば我々をスケール代わりにして写真を撮るのだ
そうだ。地質調査の専門家であるK氏の学術写真のいわばモデルである。顔を目隠しして公開されるんだろかなどと変な心配を
する我々。
そしてしばらく行くとまたガスが晴れてきた。周りの山々がはっきりしてきて暖かくもなってきた。こうなるとティータイムの
声がかかる。展望がよくなったca900辺りで休憩。先日登った権現花房もよく見える。自分が直近で登った山だけにさすがによく
分かる。こうして山の名も覚えていくんだろうか。 適当に楽しんだら出発です。今度はまたまた亦藪が待っている。そう思っていくがこのときになってまたガスに包まれ雪が舞って
きた。今日の晴天はもう終わりだろうか。そうならば速く下ろう。来たときのトレースが着いているので登りよりは楽だがそれでも
苦労しながら降りていく。K氏は相変わらずワカンでサッサと行く。ワカンはいいなあ小回りが効いてと思わざる得ない。春山は
スノーシュとワカンのどちらがいいのだろう。自分とK氏が先行して藪を抜けて後続を待つが、先ほどティータイムをとって
良かったねえ。こんな天気じ休む気にならないとお互いに言い合う。
サアこうなれば降りるしかない。どんどん行くが気づくと後続と離れだした。K島氏の膝の調子がおかしくなったようだ。そんなには
ひどくなさそうでゆっくり目に降りれば大丈夫そう。そして勾配が急になってくると国道が見えてきて今日のゴールが近い。
最後の斜面はかなり腐った雪でどう降りてもいいのだが、K氏が例によって一番に駆け下りる。そしてどうした弾みか最後で
大きく1回転する。珍しい!何かに引っかかったらしい。その後キャシー,K島氏がシリセードで降りてきて皆無事に下山。
見あげればまた上空は青空が広がっている。ころころ変わる天気ではあったが、雨にもあわず要所要所で展望に恵まれ6人力を
あわせて完遂できたこの金糞北尾根。いいメンバーと雪に恵まれ印象深いものとなった。
Kasaya