【台高】陽だまり雪だまり迷い池。+山ノ神
Posted: 2014年12月12日(金) 00:01
寒波到来!!
台高の山も積雪と樹氷に覆われてしまった。
今年は11月初旬の寒波で早々と霧氷が付いたかと思ったら、11月下旬からは気温が上昇し、そしてこの積雪をともなった寒波である。
今季は、積雪の無い頃に桜の花のように咲く霧氷を見逃してしまったのだった。
取りあえず、雪の感触を思いだしに山に行って来よう。
【 日 付 】2014年12月07日
【 山 域 】台高東部 庵ノ谷界隈
【メンバー】zipp
【 天 候 】晴れ時々曇り
【 ルート 】≪庵ノ谷林道~炭焼きトラバ道~迷い池~1195西尾根≫
08:30 庵ノ谷林道co570m駐車地--- 09:10 林道支線終点--- 10:55~13:35 迷い大池--- 14:00 1195標高点--- 15:00 山ノ神--- 15:15 駐車地
庵ノ谷林道の入口には、砂防工事中の看板。
えぇ、またかぁ。どこでやっているんだろう?と林道を奥へ進めば、林道が庵ノ谷から離れる広場のところ。砂防ダムと砂防ダムの間の狭い空間にまた新たな砂防ダムが建設中だ。素人考えでは砂防ダムに溜まった砂をかきだせば、新たな砂防堰堤など無用だと思うのだが、そうではないらしい。
この広場に車を停めるつもりだったが、日曜日と云え工事があるかもしれぬとその上の林道広場に車を停めた。
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準備をして積雪した林道を進む。
林道からは、三峰山方面が見えるが稜線はガスで見えず、そればかりか西から次々と雲が三峰稜線を目指すように流れている。また檜塚・明神岳方面は陰湿な色をした雲に閉ざされている。
その点、こちらは雲が流れて陽射しを遮ることはあるが青空だ。
林道支線に入り、終点で昼食用の水を汲み、山腹をトラバースする炭焼き道を辿る。
いままで安易に歩いてたけど、雪が付くと足を滑らせればヤバイところだなぁと初めて気づいた、…って前も積雪期にも歩いているはずなんだけど。
岩場のところで道が崩壊しており、雪のない頃は、すぐ下もしくは上を巻いたのだけど、その巻きも雪が付くと厭らしく感じた。
立木にロープとシュリンゲを繋いでゴボウで降りようとしたのだが、着地した片足を滑らせてしまい、ロープに振られてズデーンッ!ズッズル~ッ!!
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庵ノ谷最大の滝、コウセン滝の落ち口上と次の8m滝の間を渡渉して、シャクナゲのブッシュを抜けて本谷。本谷を渡渉して、枯れた枝谷の間を登る。
この辺りはキハダの樹が多いのだが山桜の木もあり、いつかここで花見をしようと思いながらも時期がくればいつも忘れてしまっている。また、冬の強風を遮ってくれる場所でもある。
左の涸れ谷を越えて尾根に取り付く。そのまま尾根を登ってもいいのだが、いくぶん傾斜が楽なのと、登った先は迷いの尾根の展望地があるからだ。
尾根を前に展望が広がる。池木屋山以北はガス雲に相変わらず包まれたままだ。南は台高主稜や東部の山々は確認できるが、大台ケ原や大峰は雲に閉ざされている。
思わぬ吹溜りでは、太腿まで埋まってしまう積雪に驚きながら、迷い大池横のいつものランチ場に向かう。大池周辺は、強風が直接当たらないせいなのだろう、樹々には樹氷が付いたままで、積雪もよく残っている。15cmぐらいだろうか。
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靴でツェルトを張る幅を圧雪し、ツェルトを張る。中にシートを広げ、その上にマットを敷きランチ場の完成だ。
季節は、アワワからホッ酎に移行した。お湯割りで一杯。(^^)
しかし、今季初の積雪ランチだと云うのにもう少し豪勢なツマミとランチにすべきだった、ピーナッツと袋ラーメンではね(^^;。
食後は、今季初投入するワカンを履く…、スノーシューも持っている(借りている!?)んだけどね。
積雪を蹴散らしながら異形の地形の尾根を降りていく。しかしながら、靴とワカンの間に落枝を挟んでもんどり打ってこけた、これは要注意だな。それに今年は落枝が多い感じだ。
斜面のトラバースに関しては、ツメが深いので手持ちのスノーシューより滑る心配もなさそうだ。
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1195標高点から西尾根に入り、943標高点先の植林から、杣道を辿ってさらに西尾根に入る。
この尾根は、少し降りれば植林と左自然林の境界尾根となるのだが、以前には見なかった植林の熊剥ぎが酷くなってしまっていた。
この辺りから眺望できる庵ノ谷枝谷のコウセン滝の氷結もまだまだだ。
下部は若い植林で、もう朽ちはじめた防護柵の扉を開けて中に入り、少し進んだ後左へ道が続く。
道の先に、ちょっとした嵓が見えだしたら、その嵓は山ノ神の嵓だ。嵓には二つの祠が祀られている。
山ノ神に今日の山行の無事を感謝し、先を辿ろうとしたら雪は踏まれて人が歩いたトレースがあった。そうだ!今日は山ノ神の日だったのだ!!
この辺りでは、年明けの7日ではなく、12月7日を山ノ神として祀っているのだ。
そうして、山中で祀られている山ノ神を見るも、最近は訪れる人がいるのだろうかと思う山ノ神も少なくない中、こうして参拝に訪れる人のいる山ノ神にその祭日に遇えて嬉しい。
あとは、トレースを辿り庵ノ谷の工事中の砂防堤を見降ろす砂防堤に降り、駐車地へ。装備を脱いで手袋を脱ぐと、左手の薬指がずきずきと痛み腫れている。突き指でもしたのか、指の第二間接が腫れているのだ。あの滑落した時のケガだ。
山ノ神の日には、山ノ神に詣でる以外の山への入ることはタブーと聞いている。山へ入ってもほとんど怪我しないわたしだが、この日の怪我はタブーを犯したからかも。
まぁこの程度で済んだのは、わが身の精進でしょう(^^)。
今季は、積雪の無い頃に桜の花のように咲く霧氷を見逃してしまったのだった。