ページ 1 / 1
【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月05日(木) 11:18
by わりばし
【日 時】2011年5月4日(祝)
【山 域】鈴鹿
【コース】佐目子谷駐車地6:00---7:03姫ヶ滝---8:00拝坂尻---8:14小峠---9:58水舟の池
---10:24大峠---11:33コリカキ場11:50---12:24お金明明神---14:38神崎林道デポ地---15:20佐目子谷駐車地
【メンバー】単独
石槫トンネルが開通したこともあり、かねてより思い巡らせていたお金明神(塔尾金明神)の登拝道を辿ることにした。お金明神は、佐目の鎮守神で村の若宮八幡神社に塔尾金神社が合祀されている。江戸時代には、お金明神は雨乞いの神としてあがめられ雨乞い詣がおこなわれた。佐目子谷から拝坂尻、大峠、北谷尻谷、コリカキ場という長い道程を歩いて祈雨登拝していた。お金の塔では、三日三晩、鉦太鼓を叩いて祈雨し、三日でだめなら五日、七日と続けたと言われている。雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。この登拝道を辿ろうと考えた。
[attachment=3]IMG_3783.jpg[/attachment]
佐目子谷出合の駐車場に車をとめる。林道はすぐに終わり、左岸の道を上って行くと佐目の共有林が残る広河原に出る。中ノ島をすぎたあたりから長靴で渡渉を繰り返す。途中には岸壁に木馬道の鉄のアングルや石積みが残されており生活のあとが感じられる。しばらく歩いていくと、右岸に「拝坂尻」と書かれた新しい焼き板が木につけられている。思ったより下流だなと思いつつ、姫ヶ滝を目指す。奥まった所にある滝の写真を撮り拝坂尻にもどる。木の板の地点から上る。獣道が縦横にはしる尾根を登り見晴らしの良い所に出た。地図と見比べてもどうもおかしい、一つ下流の尾根を登っている。上流の尾根に続くトラバース道は無いかと探すが、これもなし。しかたがないので、谷に降りてルート取りを再考。奥村さんの絵地図に洞窟ありと書いてあったのを思い出した。地図読み通りの尾根の右岸を探すと穴があった。テープなどは無いが、涸谷を上っていくと溝道が出てきた。溝道はつづら折れになって植林を上っている。溝道は植林には邪魔なようで、枝の捨て場になってうもれていた。15分で切通しのある小峠に到着。この道が拝坂で、穴のあった涸谷の場所が拝坂尻になる。木の板の拝坂尻はひとつ下流の尾根になり、場所が間違っている。
[attachment=4]IMG_3794.jpg[/attachment]
小峠から蜂の巣谷右岸の杣道を使い谷をつめていくと二股に着く。二股の真ん中の尾根に朽ちかけた造林小屋が4棟残っている。ここからは右股沿いの杣道を使い上っていく。杣道は尾根に上っていくので、途中から蜂の巣谷をトラバースして水舟の池から降りてきている尾根に乗る。蜂の巣谷の谷沿いは植林されていないところもあり、そこは緑の苔でおおわれた静かな谷で、炭焼き窯跡も残っていた。尾根を上ると、所どころに溝道の跡と目印の杉の古木が何本か残されていた。この状態はガレマークのある場所まで続いた。ガレの右岸を上りきると平らな植林帯が右側に見える。そこが水舟の池だった。静かな池の畔にはハルリンドウが咲いていた。今回、拝坂尻の場所と拝坂のつづら折れの道、水舟の池から降りる尾根の溝道と目印の杉の古木を見つけられ、来た甲斐があった。
[attachment=2]IMG_3805.jpg[/attachment]
少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。途中で名古屋からみえたご夫婦と会う。このお二人は歩くのが早く、神埼川林道のママチャリのデポ地に到着した時刻はほとんど変わらなかった。気持ちよく明るく広い北谷尻谷を下っていくとイワウチワが出迎えてくれた。コリカキ場で小休止。祈雨登拝の際はここで禊をおこないお金明神に向かった。
[attachment=1]IMG_3839.jpg[/attachment]
お金峠を経てお金ノ塔までの道は赤テープだらけだ、昔はこんなに多くなかった。お金明神には佐目集落が設置した「古来よりお金の森とあがめ塔尾金大明神さまの神域です」という木の注意書きがある。お金の塔には金の大中小の鳥居と賽銭と御神酒のお猪口が供えられていた。今年も佐目の人達がお参りにみえたようだ。最近は、朝明より中峠を越えてくるようだ。
[attachment=0]IMG_3845.jpg[/attachment]
塔尾金神社の祭神は金山比売命で、金属を職業とする部族の信仰する神である。そのなごりが金の鳥居ではないかと思う。遠い昔、木地師とともに彼らの使う刃物の製作にたずさわった職業集団が金ノ村と言われた佐目に住み、金山神としてお金明神をあがめていた。そして、鉱山が衰退してから金山神が雨乞いの神に移り変わっていったのだと思った。お金谷に下りかけたところ、お金峠側にミズナラの大木が残されているのに気づいた。この木が、お金峠からお金明神を目指す際の目印だったのだろう。今は植林の中に埋没し、よく見ないとわからない。
お金谷出会より神崎川沿いに下り、神崎林道のデポ地に着いた。ヒロ沢出会からの道は昔の鈴鹿の沢沿いの杣道の雰囲気を残した気持ちの良い道だった。
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月06日(金) 05:03
by 宮指路
わりばしさん、おはようございます。
偶然にMIXIでもお金明神登拝道の話題が出ていました。
MIXIの友人が5月4日に姫が滝を登り、下りで拝坂を見つけて辿ったそうです。
>祈雨登拝していた。お金の塔では、三日三晩、鉦太鼓を叩いて祈雨し、三日でだめなら五日、七日と続けたと言われている。雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。この登拝道を辿ろうと考えた。
詳しいですね。どこの文献でしょうか?
標識の場所が違ったんでは探すのは容易ではないですね。さすがわりばしさん、よく見つけましたね。
ネットではこの道はかなり険しいと出ていました。
水舟の池まで行けば本日の目的はほぼ達成できましたね。後は体力勝負。
>少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。
大峠からの下りは私も下ったことがあります。登山靴でも何とか通過できました。
ここからからお金明神まで辿れば当時の様子も偲ばれ感慨深いものがありますね。
宮指路
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月06日(金) 21:39
by 通風山
わりばしさん、こんばんは。
ニアミスでしたね。同じ尾根のもう少し高いところをアップアップしながら登っていました。
大瀞あたりでお金明神かキツネ峠辺りへと引っ張られたのは、わりばしさんの引力でしたか。
いつもこだわりのあるコース取りで感心しています。今回は雨乞いの行者さんにコスプレ登山でしたね。
わりばしさんのような登山スタイル大好きです。(って変な想像しないでね。)
オゾ谷の鉱口を見ていた時は、わりばしさんを思い出していました。
連続した炭焼き釜だとばかり思っていたところは、その場所で鉱石を焼いていたんですかねぇ?
雨乞いのご利益はありましたか?
僕も一度雨乞い伝承登山でもやってみようかな。面白いレポ楽しませていただきました。
つう
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月06日(金) 22:21
by 山猪
わりばし さん、お久しぶりです。
【日 時】2011年5月4日(祝)
連休前半は、天気に恵まれませんでしたが、5/4~5は最高の天気でした。
サンチョは青川から藤原を攻めてましたが、今回は青川の水量が少ないことに驚きました。
佐目子谷界隈は未知でが、面白そうですね。
雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。
相変わらず、研究熱心ですね。何時ものことながら感心させられます。
地図と見比べてもどうもおかしい、・・・・・木の板の拝坂尻はひとつ下流の尾根になり、場所が間違っている。
苦労しましたね。でも、踏破してしまうところがスゴイ!
サンチョの場合、初めての地域では、すぐに撤退で目的達成に2~3度足を運ぶ事もあります(すぐに心が折れるんです)。
水舟の池までが難しそうですね・・・・・・良く研究してみます。
少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。途中で名古屋からみえたご夫婦と会う。このお二人は歩くのが早く、神埼川林道のママチャリのデポ地に到着した時刻はほとんど変わらなかった。
長靴でママチャリでしたか・・・・・・スゴイ出で立ちですね。このコースだとベストチョイスかもしれませんが・・・。
気持ちよく明るく広い北谷尻谷を下っていくとイワウチワが出迎えてくれた。コリカキ場で小休止。祈雨登拝の際はここで禊をおこないお金明神に向かった。
サンチョは、夏場はいつも禊ぎしてます。名目は登山の安全祈願!
今年も佐目の人達がお参りにみえたようだ。最近は、朝明より中峠を越えてくるようだ。
そうなんだ、と言うことは、コリカキ場での禊ぎは・・・パスと言うことですね(気持ち良いのに・・・・・)。
お金谷に下りかけたところ、お金峠側にミズナラの大木が残されているのに気づいた。この木が、お金峠からお金明神を目指す際の目印だったのだろう。今は植林の中に埋没し、よく見ないとわからない。
この辺りも、鉱山時代には伐採され尽くしたと思いますが、お金明神の神域だけは伐採を免れたのではないでしょうか?
お金谷出会より神崎川沿いに下り、神崎林道のデポ地に着いた。ヒロ沢出会からの道は昔の鈴鹿の沢沿いの杣道の雰囲気を残した気持ちの良い道だった。
お疲れ様でした。
佐目子谷方面にも足を伸ばしてみたくなってしまいました。
by サンチョ
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月07日(土) 08:09
by わりばし
おはようございます、宮指路さん。
偶然にMIXIでもお金明神登拝道の話題が出ていました。
MIXIの友人が5月4日に姫が滝を登り、下りで拝坂を見つけて辿ったそうです。
同じ日ですね。通風山さんもクラシ北尾根を登っていたみたいだけど。

- 佐目集落にある塔尾金社
>祈雨登拝していた。お金の塔では、三日三晩、鉦太鼓を叩いて祈雨し、三日でだめなら五日、七日と続けたと言われている。雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。この登拝道を辿ろうと考えた。
詳しいですね。どこの文献でしょうか?
いくつかの資料がありますが、ここは涼山人さんの「神に遭う山」の引用です。
http://www.biwa.ne.jp/~sjnsha/1kami.html
標識の場所が違ったんでは探すのは容易ではないですね。さすがわりばしさん、よく見つけましたね。
ネットではこの道はかなり険しいと出ていました。
拝坂尻から小峠への道は良い道ですし、造林小屋までは杣道があります。
[attachment=1]IMG_3791.jpg[/attachment]
それ以降は、時間はかかるものの植林地ですから危険な所はありません。
ただ、上りに使うのはいいでしょうが、下りに使う場合は小峠が見つからないと大変です。

- 蜂の巣谷の植林地の木
>少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。
大峠からの下りは私も下ったことがあります。登山靴でも何とか通過できました。
ここからからお金明神まで辿れば当時の様子も偲ばれ感慨深いものがありますね。
いい感じで、気持ちよかったです。
わりばし
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月07日(土) 16:08
by Trail Walker
鈴鹿のわりばしさんこんにちは。やっぱり鈴鹿はヒットカウンターアップしますねぇ~
石槫トンネルが開通したこともあり、かねてより思い巡らせていたお金明神(塔尾金明神)の登拝道を辿ることにした。お金明神は、佐目の鎮守神で村の若宮八幡神社に塔尾金神社が合祀されている。江戸時代には、お金明神は雨乞いの神としてあがめられ雨乞い詣がおこなわれた。佐目子谷から拝坂尻、大峠、北谷尻谷、コリカキ場という長い道程を歩いて祈雨登拝していた。お金の塔では、三日三晩、鉦太鼓を叩いて祈雨し、三日でだめなら五日、七日と続けたと言われている。雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。この登拝道を辿ろうと考えた。
近くなっていいですね、石槫に行くまでがとおいなぁ。
雨よふれ、ぶちまけたように、ざんざんと、豪雨になるくらい雨よふれ!みたいな感じですかねぇ
佐目子谷出合の駐車場に車をとめる。林道はすぐに終わり、左岸の道を上って行くと佐目の共有林が残る広河原に出る。中ノ島をすぎたあたりから長靴で渡渉を繰り返す。途中には岸壁に木馬道の鉄のアングルや石積みが残されており生活のあとが感じられる。しばらく歩いていくと、右岸に「拝坂尻」と書かれた新しい焼き板が木につけられている。思ったより下流だなと思いつつ、姫ヶ滝を目指す。奥まった所にある滝の写真を撮り拝坂尻にもどる。木の板の地点から上る。獣道が縦横にはしる尾根を登り見晴らしの良い所に出た。地図と見比べてもどうもおかしい、一つ下流の尾根を登っている。上流の尾根に続くトラバース道は無いかと探すが、これもなし。しかたがないので、谷に降りてルート取りを再考。奥村さんの絵地図に洞窟ありと書いてあったのを思い出した。地図読み通りの尾根の右岸を探すと穴があった。テープなどは無いが、涸谷を上っていくと溝道が出てきた。溝道はつづら折れになって植林を上っている。溝道は植林には邪魔なようで、枝の捨て場になってうもれていた。15分で切通しのある小峠に到着。この道が拝坂で、穴のあった涸谷の場所が拝坂尻になる。木の板の拝坂尻はひとつ下流の尾根になり、場所が間違っている。
そんな間違った看板何処が付けたのでしょう?間違って上がる人も居るのでしょうね。
小峠から蜂の巣谷右岸の杣道を使い谷をつめていくと二股に着く。二股の真ん中の尾根に朽ちかけた造林小屋が4棟残っている。ここからは右股沿いの杣道を使い上っていく。杣道は尾根に上っていくので、途中から蜂の巣谷をトラバースして水舟の池から降りてきている尾根に乗る。蜂の巣谷の谷沿いは植林されていないところもあり、そこは緑の苔でおおわれた静かな谷で、炭焼き窯跡も残っていた。尾根を上ると、所どころに溝道の跡と目印の杉の古木が何本か残されていた。この状態はガレマークのある場所まで続いた。ガレの右岸を上りきると平らな植林帯が右側に見える。そこが水舟の池だった。静かな池の畔にはハルリンドウが咲いていた。今回、拝坂尻の場所と拝坂のつづら折れの道、水舟の池から降りる尾根の溝道と目印の杉の古木を見つけられ、来た甲斐があった。
拝坂というのは小峠までなのでしょうか?大峠に上がってるの?
少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。途中で名古屋からみえたご夫婦と会う。このお二人は歩くのが早く、神埼川林道のママチャリのデポ地に到着した時刻はほとんど変わらなかった。気持ちよく明るく広い北谷尻谷を下っていくとイワウチワが出迎えてくれた。コリカキ場で小休止。祈雨登拝の際はここで禊をおこないお金明神に向かった。
谷沿いがお金詣でのルートなのですね、ここは長靴歩きおもしろそうですね、私は宮指路さんの後を追って尾根に上がってしまったのでした。わりばしさんも最近長靴派になりましたね、でもママチャリはにあわねぇ~
塔尾金神社の祭神は金山比売命で、金属を職業とする部族の信仰する神である。そのなごりが金の鳥居ではないかと思う。遠い昔、木地師とともに彼らの使う刃物の製作にたずさわった職業集団が金ノ村と言われた佐目に住み、金山神としてお金明神をあがめていた。そして、鉱山が衰退してから金山神が雨乞いの神に移り変わっていったのだと思った。お金谷に下りかけたところ、お金峠側にミズナラの大木が残されているのに気づいた。この木が、お金峠からお金明神を目指す際の目印だったのだろう。今は植林の中に埋没し、よく見ないとわからない
。
今回もたくさん発見が有りましたね、お疲れさま~

。=TW=
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月08日(日) 07:55
by わりばし
おはようございます、通風山さん。
いつもこだわりのあるコース取りで感心しています。今回は雨乞いの行者さんにコスプレ登山でしたね。
わりばしさんのような登山スタイル大好きです。(って変な想像しないでね。)
赤いザックを背負いニッカに長靴姿でママチャリをこぐ姿でしょうか
オゾ谷の鉱口を見ていた時は、わりばしさんを思い出していました。
連続した炭焼き釜だとばかり思っていたところは、その場所で鉱石を焼いていたんですかねぇ?
精錬をしていたみたいですね。
明治31年操業の大蔵鉱山精錬所があったようです。

- 佐目子谷の坑口跡?
雨乞いのご利益はありましたか?
僕も一度雨乞い伝承登山でもやってみようかな。面白いレポ楽しませていただきました。
雨が降ったでしょ。 てきめんです。
大君ヶ畑の雨乞い詣の道もありますので、是非行ってみてください。
白玉がお出迎えしてくれるかもしれません。
帰りに地元の酒屋で「木地師の里」という酒を買ってきました。
[attachment=0]IMG_3860[1].jpg[/attachment]
わりばし
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月09日(月) 06:41
by わりばし
お久しぶりです、山猪さん。
佐目子谷界隈は未知でが、面白そうですね。
静かでいいですよ。昔は木馬道があったようでその跡が残っています。

- 佐目子谷の木馬跡のアングル
途中には佐目集落の共有林なんかあって昔の生活のにおいもします。

- 佐目の共有林
少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。途中で名古屋からみえたご夫婦と会う。このお二人は歩くのが早く、神埼川林道のママチャリのデポ地に到着した時刻はほとんど変わらなかった。
長靴でママチャリでしたか・・・・・・スゴイ出で立ちですね。このコースだとベストチョイスかもしれませんが・・・。
これに赤いザックかついで、石槫トンネル開通で交通量の増えた道を1時間こぎました。
気持ちよく明るく広い北谷尻谷を下っていくとイワウチワが出迎えてくれた。コリカキ場で小休止。祈雨登拝の際はここで禊をおこないお金明神に向かった。
サンチョは、夏場はいつも禊ぎしてます。名目は登山の安全祈願!
コリカキ場で遊ぶと祟られますよ
今年も佐目の人達がお参りにみえたようだ。最近は、朝明より中峠を越えてくるようだ。
そうなんだ、と言うことは、コリカキ場での禊ぎは・・・パスと言うことですね(気持ち良いのに・・・・・)。
なにせ遠いですし、高齢化した過疎の村ですからね。
お金谷に下りかけたところ、お金峠側にミズナラの大木が残されているのに気づいた。この木が、お金峠からお金明神を目指す際の目印だったのだろう。今は植林の中に埋没し、よく見ないとわからない。
この辺りも、鉱山時代には伐採され尽くしたと思いますが、お金明神の神域だけは伐採を免れたのではないでしょうか?
いや神域というより思いっきり伐採されていますね。
目印の木が残っているのみです。

- お金明神の目印の古木
お金谷出会より神崎川沿いに下り、神崎林道のデポ地に着いた。ヒロ沢出会からの道は昔の鈴鹿の沢沿いの杣道の雰囲気を残した気持ちの良い道だった。
佐目子谷方面にも足を伸ばしてみたくなってしまいました。
石槫トンネルで近くなりましたので、この夏にでも行ってみてください。
わりばし
Re: 【鈴鹿】お金明神登拝道を辿る 佐目子谷・拝坂尻・大峠・北谷尻谷・コリカキ場
Posted: 2011年5月10日(火) 07:01
by わりばし
おはようございます、TrailWalkerさん。
石槫トンネルが開通したこともあり、かねてより思い巡らせていたお金明神(塔尾金明神)の登拝道を辿ることにした。お金明神は、佐目の鎮守神で村の若宮八幡神社に塔尾金神社が合祀されている。江戸時代には、お金明神は雨乞いの神としてあがめられ雨乞い詣がおこなわれた。佐目子谷から拝坂尻、大峠、北谷尻谷、コリカキ場という長い道程を歩いて祈雨登拝していた。お金の塔では、三日三晩、鉦太鼓を叩いて祈雨し、三日でだめなら五日、七日と続けたと言われている。雨乞いは「アメチヨボ、ブチヤケ、ザンザト、ブチヤアケ、ザンザラザント、ブチヤケ、ブチヤアケ」と祈雨された。この登拝道を辿ろうと考えた。
近くなっていいですね、石槫に行くまでがとおいなぁ。
雨よふれ、ぶちまけたように、ざんざんと、豪雨になるくらい雨よふれ!みたいな感じですかねぇ
永源寺ダムが出来るまでは続いたようです。
戦時中の報道管制で天気予報が無かった事もあると思いますが。
佐目子谷出合の駐車場に車をとめる。林道はすぐに終わり、左岸の道を上って行くと佐目の共有林が残る広河原に出る。中ノ島をすぎたあたりから長靴で渡渉を繰り返す。途中には岸壁に木馬道の鉄のアングルや石積みが残されており生活のあとが感じられる。しばらく歩いていくと、右岸に「拝坂尻」と書かれた新しい焼き板が木につけられている。思ったより下流だなと思いつつ、姫ヶ滝を目指す。奥まった所にある滝の写真を撮り拝坂尻にもどる。木の板の地点から上る。獣道が縦横にはしる尾根を登り見晴らしの良い所に出た。地図と見比べてもどうもおかしい、一つ下流の尾根を登っている。上流の尾根に続くトラバース道は無いかと探すが、これもなし。しかたがないので、谷に降りてルート取りを再考。奥村さんの絵地図に洞窟ありと書いてあったのを思い出した。地図読み通りの尾根の右岸を探すと穴があった。テープなどは無いが、涸谷を上っていくと溝道が出てきた。溝道はつづら折れになって植林を上っている。溝道は植林には邪魔なようで、枝の捨て場になってうもれていた。15分で切通しのある小峠に到着。この道が拝坂で、穴のあった涸谷の場所が拝坂尻になる。木の板の拝坂尻はひとつ下流の尾根になり、場所が間違っている。
そんな間違った看板何処が付けたのでしょう?間違って上がる人も居るのでしょうね。
付けた人は小峠まで上がっていないんでしょうね。
場所の雰囲気的には本当の拝坂尻よりも間違っている場所の方がそれっぽいですからね。
小峠から蜂の巣谷右岸の杣道を使い谷をつめていくと二股に着く。二股の真ん中の尾根に朽ちかけた造林小屋が4棟残っている。ここからは右股沿いの杣道を使い上っていく。杣道は尾根に上っていくので、途中から蜂の巣谷をトラバースして水舟の池から降りてきている尾根に乗る。蜂の巣谷の谷沿いは植林されていないところもあり、そこは緑の苔でおおわれた静かな谷で、炭焼き窯跡も残っていた。尾根を上ると、所どころに溝道の跡と目印の杉の古木が何本か残されていた。この状態はガレマークのある場所まで続いた。ガレの右岸を上りきると平らな植林帯が右側に見える。そこが水舟の池だった。静かな池の畔にはハルリンドウが咲いていた。今回、拝坂尻の場所と拝坂のつづら折れの道、水舟の池から降りる尾根の溝道と目印の杉の古木を見つけられ、来た甲斐があった。
拝坂というのは小峠までなのでしょうか?大峠に上がってるの?
拝坂は小峠までの15分間ですね。
それ以降は谷沿いの道になりますから。
大峠に行くルートは、水舟の池ルートと尾根ルートがありますが、どちらも一度は蜂の巣谷に下ります。

- 水舟の池のハルリンドウ
少し上り大峠に到着し、北谷尻谷を下る。小滝がいくつもあらわれるが、長靴なので楽勝。途中で名古屋からみえたご夫婦と会う。このお二人は歩くのが早く、神埼川林道のママチャリのデポ地に到着した時刻はほとんど変わらなかった。気持ちよく明るく広い北谷尻谷を下っていくとイワウチワが出迎えてくれた。コリカキ場で小休止。祈雨登拝の際はここで禊をおこないお金明神に向かった。
谷沿いがお金詣でのルートなのですね、ここは長靴歩きおもしろそうですね、私は宮指路さんの後を追って尾根に上がってしまったのでした。わりばしさんも最近長靴派になりましたね、でもママチャリはにあわねぇ~
ママチャリしか無いもんで・・・
赤いザックを背負いニッカに長靴はいてママチャリなんて、けっこういけてると思いますが。

- 北谷尻谷のイワウチワ
塔尾金神社の祭神は金山比売命で、金属を職業とする部族の信仰する神である。そのなごりが金の鳥居ではないかと思う。遠い昔、木地師とともに彼らの使う刃物の製作にたずさわった職業集団が金ノ村と言われた佐目に住み、金山神としてお金明神をあがめていた。そして、鉱山が衰退してから金山神が雨乞いの神に移り変わっていったのだと思った。お金谷に下りかけたところ、お金峠側にミズナラの大木が残されているのに気づいた。この木が、お金峠からお金明神を目指す際の目印だったのだろう。今は植林の中に埋没し、よく見ないとわからない
。
今回もたくさん発見が有りましたね、お疲れさま~

。
TrailWalkerさんの商売繁盛と膝の完治を願って金の鳥居をはっておきます。

- お金明神の金の鳥居