【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

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kitayama-walk
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【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2013年7月10日(水)
【天 候】 晴れ
【山 域】 奥秩父(甲斐)
【メンバー】kitayama-walk(単独)

【コース】 上日川峠-福ちゃん荘-大菩薩峠-妙見ノ頭-雷岩-▲大菩薩嶺(2057m)-丸川峠-丸川峠分岐-
大菩薩峠登山口(裂石)-大菩薩の湯

http://kitayamawa.exblog.jp/20785589/

 奥秩父の百名山は、これまで雲取山、両神山、瑞牆山、金峰山と登ってきたが、あと残るは甲武信ヶ岳と大菩薩嶺の2つだ。
このうち大菩薩嶺は、首都圏からの日帰り登山のできる山として、山梨県内では三ツ峠山(二百名山)と人気を二分している。
大菩薩と聞いて思い浮かべるのは、中里介山の長編小説「大菩薩峠」である。私自身、この小説を読んだことはないが、日本
一の長編小説で、しかも未完で終わっていると聞いていたことから、興味関心があった。この山について調べてみると、標高
2000mの稜線にあり、とくに大菩薩峠から大菩薩嶺と続く草尾根からは、富士山と南アルプスの山々の展望を眺めらながら歩
けるということであった。ならば、天気のよい快晴の日に歩いてみたいと思っていたが、今回は早い梅雨明けのおかげで実現
した山行であった。

 「大菩薩峠が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。初心者によってまことに恰好
な山だからである。東京から日帰りができるし、いろいろ変化のある安全なコースが開かれているし、展望はすばらしく雄大だ
し、それに二千メートルの高さの空気を吸うことができる。峠から大菩薩岳(嶺)にかけて甲州側は広々とした明るいカヤトで、
そこに寝ころんで、富士や南アルプスを眺めているのは、全くいい気持ちである。」(深田久弥「日本百名山」より)

GPS軌跡図
GPS軌跡図
 今回のルートは、ロッジ長兵衛のある上日川峠をスタート地点とし、福ちゃん荘を経由して大菩薩峠に至り、眺望のよい稜線
を辿って大菩薩嶺に登り、その後丸川峠を経て裂石の登山口に下るという周回コースを選択した。裂石の大菩薩登山口から
林道歩きで上日川峠に至ることができるが、これには2時間近くかかるので、上日川峠に直接行く方法を探したところ、甲斐大
和駅からバスが出ている。土日祝は1日5便、平日は3便だが、一番早いのが8:10ということで甲斐大和駅には30分ほど早く
着いた。しかし、人が全くいない。おかしいなと思いながら、バスの時刻表を見ると、何と平日は毎日運行しているのではなく、
GW、お盆や秋の繁忙期だけだった。そして、バス運行している栄和交通の案内を見ると、上日川峠までのタクシー料金が約
6500円と書かれていた。平日便の時刻が大きく書いてあって、運行日が小さく書いてある。これでは毎日運行していると勘違
いしても不思議ではない。そういう登山者を見越してタクシーの営業をしているのではないかと疑りたくもなる。しかし、どうしよ
うもないのでタクシーを呼ぶことにした。ところが、タクシーを待っている間に、私と同じような勘違いをした登山者が3人(50代
男性単独者と20代カップル)やってきた。これはちょうどいい。4人で割り勘にすると1600円ほどになる。助かった。タクシーの
運転手によると、最近は土日のバスは満員になり、座れなかった登山者は1時間ほどの蛇行する道中でかなり参ってしまうと
のこと。タクシーだと30分あまりで上日川峠に到着した(8:55)。

 上日川峠には、ロッジ長兵衛という山小屋があり、ここから福ちゃん荘に車道が続いているが、これにほぼ並行して山道が
ある。笹を切り拓いた登山道であり、しっかりとしている。ミズナラ、ブナ、ダケカンバなどの樹木が林を形成していて、その中
を歩くのは気持ちがよい。今日は天気もよく、朝から晴れ渡っているのでハイ・テンションになる。15分ほどで福ちゃん荘に着
いた。ここで大菩薩嶺直下にある雷岩に直登する唐松尾根への道と分岐して、大菩薩峠への道を進む。すぐに富士見山荘
があったが、その名前のとおり、ここからは富士山の姿を見ることができる。さらに進むと勝縁荘に着いた。ここまでは車の通
行できる林道歩きであったが、この先は登山道になっている。樹林の中を歩いていくが、しっかりとした登山道で、かつ明るい。
あっという間に介山荘の建っている大菩薩峠に到着した(9:45)。ご存知のとおり、介山荘は作家・中里介山に因んでつけら
れたものである。今日は平日の朝ということもあってか、人はほとんどいない。
大菩薩峠にて
大菩薩峠にて
 大菩薩峠には、「大菩薩峠」と書かれた大きな標識、首のない地蔵、その向こうに大菩薩嶺に続く稜線と、写真でよく見る光
景が広がっていた。ここで写真撮影のため一息入れて小休止することにした。今日は快晴の天気で空が青い。峠から少し上
がると、上日川ダム(大菩薩湖)の向こうに裾野を広げた富士山の姿がくっきりと見える。さらに南アルプスの山々が並んでい
る。聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳のラインアップは壮観である。まさに
やってきてよかったと思う瞬間でもある。ここから雷岩までが眺望のきく稜線ということなので、じっくりと時間をかけて歩くこと
にした。少し登ると、中里介山の文学記念碑があった。これは五輪塔で、その碑面には、「名作発想の地 中里介山作 大菩
薩峠記念碑」とあり、台石には「上求菩薩下化衆生」と、昭和29年10月23日建立と記されていた。文学記念碑の隣には「祝三
界万霊塔建立碑」があった。この三界とは、生まれ、また死んで往来する世界であり、欲界・色界・無色界の三つの世界のこ
とだそうで、万霊とはありとあらゆる精霊のことで、鳥や獣までを含む全ての精霊を合祀し供養するありがたい塔だそうです。
大菩薩峠から富士山を仰ぐ
大菩薩峠から富士山を仰ぐ
 文学記念碑を過ぎ、稜線を登っていくと、次第に富士山の景色も大きく見えるようになった。前方に岩稜があり、これを登っ
たところが親不知ノ頭と呼ばれる展望地になっていた。ここでも暫し写真撮影だ。ここを越えると少し下りとなり、鞍部には避
難小屋があり、その周囲には石積みがいくつかある。ここが賽の河原と呼ばれるところで、奥多摩(武州)と甲州を結んだ、か
つての大菩薩峠である。前方に小ピークが見えるが、これが妙見ノ頭である。登山道は妙見ノ頭の左を巻くように走っている。
時間的には余裕があるので、笹をかき分けて妙見ノ頭に立ち寄ってみることにした。ピークには「妙見大菩薩」の石柱があり、
富士山の眺望がきく。さらに気持ちのよい登山道を登っていくと、岩稜があり、標高2000mの標柱が立っていた。どうやらここ
が神部岩らしい。ここを通過すると、雷岩に到着した(10:40)。この後は樹林帯の中に入り眺望がなくなってしまうので、少し
早いが雷岩でランチタイムにすることにした。
富士山に乾杯!
富士山に乾杯!
 雷岩で1時間あまりのランチタイムを楽しんだ後、大菩薩嶺山頂に向かうことにした。わずか5分ほどで山頂に到達した。樹
林帯の中に小さな広場があり、その中央に三角点と大菩薩嶺の標柱が立っていたが、残念ながら眺望は全くなかった。眺望
がないので、記念撮影だけして、そのまま丸川峠に向かうことにした。山頂からは最初北に向かって下っていくが、やがて左
手に回り込み、山腹をトラバースするように進み、コメツガなどの針葉樹林帯の中を歩くことになる。眺望こそないが、静かな
雰囲気がなかなかいい。コメツガが少なくなってくると、ブナやダケカンバが見られるようになり、最後は見晴らしのよい斜面
を下ると、1時間ほどの歩きで丸川峠にやってきた。この峠には丸川荘がぽつんと建っていて、やけに明るい雰囲気のところ
である。ここで小休止していると、青空に入道雲がモクモクとわき上がってきた。一雨来るかも知れない。先を急ぐことにした。
丸川峠からは、尾根の下りとなるが、これが結構な急坂になっている。明瞭な尾根の下りであり、登山道もはっきりしているの
で迷うようなことはない。どんどんと下っていくと、右に瀬音が聞こえてきて、尾根から下りることになる。そこには林道がやっ
てきており、これを進むと、丸川峠分岐の駐車場に出てきた。ここからは舗装道路を歩いて、途中雲峰寺を見送ると、裂石の
大菩薩峠登山口バス停に到着した(14:00)。バス停から10分ほど歩くと大菩薩の湯に着いた。ここで汗を流した後、バスで
塩山駅まで戻った。
眺望のない大菩薩嶺山頂
眺望のない大菩薩嶺山頂
<コースタイム>
8:55上日川峠-9:10福ちゃん荘-9:45大菩薩峠-10:20賽の河原-10:25妙見ノ頭-10:40雷岩(昼食)11:50-11:55▲大菩
薩嶺(2057m)-12:50丸川峠-13:50丸川峠分岐-14:00大菩薩峠登山口(裂石)-14:10大菩薩の湯
written by kitayama-walk
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通風山
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記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by 通風山 »

kitayama-walkさん、こんにちは。
暑いですね。
塩山からのバスは「山梨貸切自動車バス」とかいう変わった名前のバス会社が運行しているようですが、甲斐大和からは違ったバス会社の運行でしたか。
甲斐大和からのアクセスとはまたよく調べたものですね。
僕もよく公共交通機関を利用しますので、アクセスに四苦八苦しますが、つながるとこの上ない満足感に山登りがプラスされ、より楽しい山行きになっています。
特に単独行となると、ここのところのガソリン高騰で公共交通機関利用と金額が変わらなくなるか、時として割安になってくるようです。
田舎のバスは平日運行のみだったり、休日のみだったり、期間限定だったりで苦労しますね。

僕も大菩薩は2008年の1月10日に登りました。富士山を見る山ですね。そんな印象です。
ただし山頂部は展望がなく、ちょっぴりがっかりの山です。
その時は青春18切符とムーンライトながらを使ってJRは名古屋から日帰り2300円+座席指定料510円+バス代でした。こんなことして遊んでます。

同じようなところからの写真がありました。
大菩薩峠あたりから
大菩薩峠あたりから
登山口バス停から福ちゃん荘までは同じ道を往復、福ちゃん荘から大菩薩峠~山頂~唐松尾根~福ちゃん荘のプチ周回でした。
日帰りで列車、バスでスケジュールを組んだのでこんなルートでしたが、kitayama-walkさんのように大きく回ればよかったです。
今度機会があればルートを参考にさせてもらいます。つながるかな? :)

  通風山
通風山
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by kitayama-walk »

 通さん、こんにちは。
 ほんとに暑いですねぇ。何でも、太平洋高気圧が急に元気になって張り出してきたら、今度はチベット高気圧も張り出してきて
競演しているとか。こんなことで観測史上最高気温41℃(四万十市)で記録されてそうです。 :D

> 塩山からのバスは「山梨貸切自動車バス」とかいう変わった名前のバス会社が運行しているようですが、甲斐大和からは違っ
> たバス会社の運行でしたか。甲斐大和からのアクセスとはまたよく調べたものですね。


 遠くへの遠征のときは、自分の車で行けないので、当然公共交通機関か、レンタカーになります。どちらの方が合理的かを検討
することになりますよね。それで、今回は前日に東京出張(会議)があったので、翌日休暇を取り、大菩薩嶺に登ったわけです。
前夜泊になるので、甲府駅前のビジネスホテルに泊まりました。公共交通機関の利用が可能かどうかを調べたところ、昭文社の
登山地図(2011年版)には、「甲斐大和駅~上日川峠50分栄和交通1日5本」と書かれていました。そこで、ネットで調べてみたと
ころ、平日の1便が8:10発だったわけです。が、運行日が限定されたのですね。ここを見落としていたわけです。だからいくら待っ
ても7/10は平日で運行日でないからバスは来ないのです。同じような勘違いをした登山者が他に3名いたので、タクシーに分乗
して1600円で済みましたよ。帰りは、大菩薩の湯にバス停があり、山梨貸切自動車バスの平日も運行する路線バス(塩山駅行
き)がありました。
甲斐大和駅のバス運行時刻表-平日運行日が右上に小さく書かれている
甲斐大和駅のバス運行時刻表-平日運行日が右上に小さく書かれている
> 僕もよく公共交通機関を利用しますので、アクセスに四苦八苦しますが、つながるとこの上ない満足感に山登りがプラスされ、
> より楽しい山行きになっています。特に単独行となると、ここのところのガソリン高騰で公共交通機関利用と金額が変わらなく
> なるか、時として割安になってくるようです。田舎のバスは平日運行のみだったり、休日のみだったり、期間限定だったりで苦
> 労しますね。


 同感です。単独行の場合は、どうやってアクセスするかは、机上で検討することになりますが、それ自体もひとつの楽しみにな
りますね。次は、同じパターンで、8/8に甲武信岳に登ったのですが、日帰りするには早出する必要があることから、公共交通機
関では無理とわかり、結局レンタカーを利用することになりました。山梨市駅前で借り、西沢渓谷の登山口まで行きました。

> 僕も大菩薩は2008/1/10登りました。富士山を見る山ですね。そんな印象です。山頂部は展望がなく、ちょっぴりがっかりの山です。
> その時は青春18切符とムーンライトながらを使ってJRは名古屋から日帰り2300円+座席指定料510円+バス代でした。


 大菩薩嶺の山頂自体は樹林の中で展望がありませんね。大菩薩峠から雷岩までの稜線歩きが眺望がよく、富士見登山ができ
ますね。もちろん、南アルプスの山々や八ヶ岳なんかも見ることができます。でも、1月ならば積雪があったでしょう。でも空気が澄
んでいる分、富士山はきれいに見えたでしょう。夏場は霞んでいることが多いのですが、今回はクリアに見えてラッキーでした。
富士山が大きく見えていい!
富士山が大きく見えていい!
> 登山口バス停から福ちゃん荘までは同じ道を往復、福ちゃん荘から大菩薩峠~山頂~唐松尾根~福ちゃん荘のプチ周回でし
> た。日帰りで列車、バスでスケジュールを組んだのでこんなルートでした。


 唐松尾根を経由する周回コースもありますね。時間が少ないのであれば、通さんが歩いたプチ周回コースがベストですね。ただ
大菩薩峠登山口から上日川峠までの林道歩きが長いでしょう。
大菩薩峠登山口バス停(裂石)
大菩薩峠登山口バス停(裂石)
written by kitayama-walk
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by ふ~さん »

kitayamaさん、おはようございます。関東圏の百名山系は、結構登り残してしまってますが、これもその一つです。なかなか機会がないままなんです。そうは言っても、kitayamaさんの下の記述を見ると、雲取山、瑞牆山、金峰山だけは登ってることに今更ながら気がつきました。
奥秩父の百名山は、これまで雲取山、両神山、瑞牆山、金峰山と登ってきたが、あと残るは甲武信ヶ岳と大菩薩嶺の2つだ。
このうち大菩薩嶺は、首都圏からの日帰り登山のできる山として、山梨県内では三ツ峠山(二百名山)と人気を二分している。
残念ながら、私が三ツ峠山に登った時には、ガスって何も見えず・・・
大菩薩と聞いて思い浮かべるのは、中里介山の長編小説「大菩薩峠」である。私自身、この小説を読んだことはないが、日本
一の長編小説で、しかも未完で終わっていると聞いていたことから、興味関心があった。この山について調べてみると、標高
2000mの稜線にあり、とくに大菩薩峠から大菩薩嶺と続く草尾根からは、富士山と南アルプスの山々の展望を眺めらながら歩
けるということであった。ならば、天気のよい快晴の日に歩いてみたいと思っていたが、今回は早い梅雨明けのおかげで実現
した山行であった。
ふむふむ、なるほど。こういう解説が付くと、山行に価値がつきますね。
 「大菩薩峠が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。初心者によってまことに恰好
な山だからである。東京から日帰りができるし、いろいろ変化のある安全なコースが開かれているし、展望はすばらしく雄大だ
し、それに二千メートルの高さの空気を吸うことができる。峠から大菩薩岳(嶺)にかけて甲州側は広々とした明るいカヤトで、
そこに寝ころんで、富士や南アルプスを眺めているのは、全くいい気持ちである。」(深田久弥「日本百名山」より)
なるほど。二千メートルの高度があるわけですか。無知をお許しあれ。
でも、うちの娘も小五で歩いた鈴鹿で「ここは二千メートルある?」って聞いてきた。私は小五なみかも!
 大菩薩峠には、「大菩薩峠」と書かれた大きな標識、首のない地蔵、その向こうに大菩薩嶺に続く稜線と、写真でよく見る光
景が広がっていた。ここで写真撮影のため一息入れて小休止することにした。今日は快晴の天気で空が青い。峠から少し上
がると、上日川ダム(大菩薩湖)の向こうに裾野を広げた富士山の姿がくっきりと見える。さらに南アルプスの山々が並んでい
る。聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳のラインアップは壮観である。まさに
やってきてよかったと思う瞬間でもある。
これは素晴らしい!こうした山岳展望の話を聞くと奮い立ちますね。
富士山に乾杯!
待ってました!そうこなくっちゃ!!
眺望のない大菩薩嶺山頂
眺望は残念ですが、途中の展望は最高のようですね。雨にも降られずにすみましたか?お疲れさまでした。

 ふ~さん
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by kitayama-walk »

 ふ~さん おばんです。

> 関東圏の百名山系は、結構登り残してしまってますが、これもその一つです。なかなか機会がないままなんです。そうは言っても、
> 雲取山、瑞牆山、金峰山だけは登ってることに今更ながら気がつきました。


関東周辺の山はなかなか登れないから、何とかチャンスを窺っていました。山日和さんは、二十歳のときに単独で、増富温泉から入山し、瑞牆山-
金峰山-国師ヶ岳-甲武信岳-雲取山と主稜線を縦走したようです。5泊6日と言っていましたか。ただ、最後の雲取山の手前で下山してしまったと
か。若いだけにタフだったようです。両神山は八丁尾根からの登りが面白かったですね。

> 残念ながら、私が三ツ峠山に登った時には、ガスって何も見えず・・・

三ツ峠山は二百名山ですが、未踏です。クライミングですね。

> ふむふむ、なるほど。こういう解説が付くと、山行に価値がつきますね。

登る口実をつけているのです。大菩薩というと、何だか慈悲深いようなイメージです。

> 二千メートルの高度があるわけですか。無知をお許しあれ。

そうです。大菩薩嶺山頂は2057mあります。が、上日川峠は1580mなので標高差500mありません。因みに、東京都最高峰の雲取山は2017mで、
これも2000m超です。地図を見ていたら、雲取山の少し東に蕎麦粒山(1493m)という山がありますね。これは「そばつぶやま」でしょうか。

> これは素晴らしい!こうした山岳展望の話を聞くと奮い立ちますね。

山々のラインアップが見えるときは、エキサイティングですね。八ヶ岳でもそうですが、北アルプスもそうです。

> 眺望は残念ですが、途中の展望は最高のようですね。雨にも降られずにすみましたか?お疲れさまでした。

 大菩薩峠から雷岩までの稜線の眺望がハイライトと聞いていたので、そうがっかりはしませんでした。山頂に着く前に素晴らしい眺望を得ることが
できましたから。下山入浴して、塩山から中央線で新横浜に向かう途中で雨が降ってきました。だから、雨に降られずに済みましたよ。
written by kitayama-walk
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by 宮指路 »

Kitayama-walkさん、こんにちは
相変わらず暑い日が続きますね。

 奥秩父の百名山は、これまで雲取山、両神山、瑞牆山、金峰山と登ってきたが、あと残るは甲武信ヶ岳と大菩薩嶺の2つだ。

百名山も関東の比較的低山が残ってしまったんですね。
私はH15~20年の間、千葉に転勤していたのでその間に東京近郊の百名山を21座やっつけました。
そもそも百名山を始めたのはそれがきっかけのようなものです。
大菩薩嶺はH15年に登りましたがロッジ長兵衛前の駐車場に車を停めて、大菩薩峠を経て大菩薩嶺までピストンの超お手軽登山でした。
私が行った時は大菩薩峠の手前に富士山の展望台が作られていて、そこから富士山の眺めがとても良かった記憶があります。

 上日川峠に直接行く方法を探したところ、甲斐大和駅からバスが出ている。土日祝は1日5便、平日は3便だが、一番早いのが8:10ということで甲斐大和駅には30分ほど早く着いた。しかし、人が全くいない。おかしいなと思いながら、バスの時刻表を見ると、何と平日は毎日運行しているのではなく、GW、お盆や秋の繁忙期だけだった。そして、バス運行している栄和交通の案内を見ると、上日川峠までのタクシー料金が約6500円と書かれていた。平日便の時刻が大きく書いてあって、運行日が小さく書いてある。これでは毎日運行していると勘違いしても不思議ではない。そういう登山者を見越してタクシーの営業をしているのではないかと疑りたくもなる。

地方ではこういうことが良くあるのでしょうか?下調べをしておく必要がありましたね。

しかし、どうしようもないのでタクシーを呼ぶことにした。ところが、タクシーを待っている間に、私と同じような勘違いをした登山者が3人(50代男性単独者と20代カップル)やってきた。これはちょうどいい。4人で割り勘にすると1600円ほどになる。助かった。

不幸中の幸いというかラッキーでしたね。

 
 雷岩で1時間あまりのランチタイムを楽しんだ後、大菩薩嶺山頂に向かうことにした。わずか5分ほどで山頂に到達した。樹
林帯の中に小さな広場があり、その中央に三角点と大菩薩嶺の標柱が立っていたが、残念ながら眺望は全くなかった。


ネットである程度は分かってるとは言え、ちょっと残念な山頂ですね。
山形県の西吾妻岳も山頂がこんな感じですね。
実は8月3日~5日に蔵王・朝日岳・西吾妻と3つやっつけてきました。
最初は飯豊山狙いでしたが体調不良で自重しました。

                                 宮指路
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by kitayama-walk »

 宮指路さん、こんにちは。何だか久しぶりという感じがします。

> 百名山も関東の比較的低山が残ってしまったんですね。私はH15~20年の間、千葉に転勤していたのでその間に
> 東京近郊の百名山を21座やっつけました。そもそも百名山を始めたのはそれがきっかけのようなものです。


 関東周辺は結構残っていたのですが、比較的都心に近い奥秩父の山々から登ることにして、最初に雲取山、次に両神山、そして
瑞牆山&金峰山、大菩薩嶺と登ってきました。そして、つい最近の8/8に甲武信岳に登り、奥秩父の山は完了しました。これから北
関東や上越の山に着手することになります。
南アルプスのラインアップ
南アルプスのラインアップ
> 大菩薩嶺はH15年に登りましたが、ロッジ長兵衛前の駐車場に車を停めて、大菩薩峠を経て大菩薩嶺までピストンの超お手軽登
> 山でした。私が行った時は大菩薩峠の手前に富士山の展望台が作られていて、そこから富士山の眺めがとても良かった記憶が
> あります。


今も山ブームですが、上日川(にっかわ)峠のロッジ長兵衛前に車を駐めて、大菩薩峠から山頂に至り、唐松尾根を下ってピストン
するというのがお手軽コースで人気があるそうですね。大菩薩峠の手前には展望台はありませんでしたが、富士見山荘のところに
古い壊れかけた展望台があり、富士山が見えていました。
富士見平小屋前の壊れかけの展望台
富士見平小屋前の壊れかけの展望台
> 地方ではこういうことが良くあるのでしょうか?下調べをしておく必要がありましたね。

下調べはしたつもりなんですが、不十分でした。平日運行の場合は、運行便の本数が少ないという頭になっていて、運行日が限
定されているとは思わなかったのです。同じような思考パターンは私だけではありませんでしたね。そのおかげでタクシーにちょう
ど4人便乗でしたわけです(ほんと、助かりました)。

> ネットである程度は分かってるとは言え、ちょっと残念な山頂ですね。山形県の西吾妻岳も山頂がこんな感じですね。
> 実は8月3日~5日に蔵王・朝日岳・西吾妻と3つやっつけてきました。最初は飯豊山狙いでしたが、体調不良で自重しました。


 山頂の様子は事前に分かっていたので、とくに残念だとは思いませんでした。その手前まで富士山の眺望がよかったですから
ね。ご指摘に西吾妻山の山頂は、眺望がないというか、これが山頂かい?という感じでしたけれど。もう少し行ったところの西大
顛の方が眺望がよかったです。
単なる通過点のような西吾妻山の山頂
単なる通過点のような西吾妻山の山頂
 朝日岳はどうでしたか。天気がまだ悪かったでしょうか? 7/29-31に飯豊連峰を縦走しましたが、3日間とも雨に祟られました。
来年は8月に入ってから朝日連峰縦走に行こうと思っています。
written by kitayama-walk
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by 宮指路 »

kitayama-walkさん、こんばんは
先程、乗鞍千町尾根から帰って来ました。

 朝日岳はどうでしたか。天気がまだ悪かったでしょうか? 

朝日岳の天気はまあまあでしたが山頂からの展望はありませんでした。
朝日岳1.jpg
朝日岳2.jpg
7/29-31に飯豊連峰を縦走しましたが、3日間とも雨に祟られました。
来年は8月に入ってから朝日連峰縦走に行こうと思っています。[/quote]


私は来年飯豊山に挑戦しようと思っています。
何だか入れ違いのようですね。

                                                   宮指路
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【奥秩父/百名山】大菩薩嶺-小説「大菩薩峠」で知られる百名山

投稿記事 by kitayama-walk »

宮指路さん、こんにちは。

> 朝日岳の天気はまあまあでしたが、山頂からの展望はありませんでした。

 それは残念でしたね。私の場合の飯豊山も全く展望がなかったので、悔しい思いをしました。来年の朝日連峰で取り返したいと
思っています。コースは、鶴岡側から入山し、泡滝ダムの大鳥登山口からスタートし、以東小屋泊。2日目に大朝日小屋まで行き、
3日目に朝日鉱泉に下山するという計画です。もう今から計画を立てているような、気の早いことですね。

> 私は来年飯豊山に挑戦しようと思っています。何だか入れ違いのようですね。

 今年、私が飯豊連峰を縦走したコースは、(初日)飯豊山荘-梶川尾根-門内岳-北股岳-梅花皮小屋、(2日目)梅花皮岳
-烏帽子岳-天狗岳-御西小屋-御西岳-駒形山-飯豊本山-本山小屋、(3日目)本山小屋-御秘所-草履塚-切合小屋
-種蒔山-三国岳(小屋)-疣岩山-巻岩山-上ノ越-弥平四郎登口でした。

 2日目には、御西小屋から大日岳(飯豊最高峰)に登る予定でしたが、雨とガスのためパスしました。それから最終日には、本来
は川入に下山する予定でしたが、川入への林道が土砂崩れで通行不能になっていたため、弥平四郎になりました。
written by kitayama-walk
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