【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

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Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by Amagami »

寒風吹きまくるイブネ山頂
寒風吹きまくるイブネ山頂
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【日付】2012年12月20日(木)
【山域】鈴鹿中部 雨乞岳
【メンバー】単独
【天候】曇
【ルート】鳴野橋7:12→桜地蔵7:53→大峠分岐8:13→杉峠下避難小屋9:24→9:45杉峠9:52→10:28雨乞岳10:38→杉峠11:01→11:50イブネ12:07→杉峠12:51→大峠分岐13:43→桜地蔵13:59→鳴野橋14:42

 今冬初めての霧氷の華咲く雨乞岳とイブネだ。鳴野橋から旧跡が点在する千種街道を東進、杉峠から雨乞岳とイブネをピストンの計画だ。初氷の大阪を真っ暗なうちに出発、八日市ICから屋根が白くなった甲津畑の集落を過ぎ、道路凍結を心配しながら林道を進んで何とか鳴野橋に到着した。
 岩ヶ谷林道起点から、冬枯れた景色を眺めながら薄雪の林道を進み、桜地蔵を過ぎて橋を渡り、タイジョウを左に分けると右手の三角屋根が避難小屋だ。林道はある程度補修され、普通車は無理だが軽四ならここまで入れそうだ。すぐ先のツルベ谷出合で大峠を右に分け、幅広い谷筋を進むと避難小屋の建つ蓮如上人旧跡だ。この辺りからシデの大木が目立ち始め、傾いた橋を渡って、積雪時には怖そうな沢の斜面を通り抜けるとシデの並木道の始まりだ。掲示によれば、ミズナラ、カエデ、クマシデなど68本が確認され、ブナ並木として市の天然記念物だそうだ。石垣の残る向山鉱山跡を過ぎると一反ボウソウ(枝の広さが一反ほどあるの意)と称する見事なシデの大木がある。しばらく大木並木の凍結した道を頑張ると三つ目の三角屋根の避難小屋だ。標高1000メートルに近づくと木々に霧氷が付きだし、杉峠に近づくと付近の草木は真っ白に装飾され美しい世界だ。風の通り道の杉峠でアイゼンをつけたが、途中には凍結した崩壊地の急坂もあるので、峠手前の避難小屋でつけたほうがよい。
傾いた橋を渡る
傾いた橋を渡る
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シデの大木
シデの大木
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杉峠下の霧氷林
杉峠下の霧氷林
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 杉峠から、雨乞岳の急坂を登る。時期と林道歩きが長いことから、冬靴ではなく普通の登山靴に6本刃アイゼンしか持ってこなかったが、快適に登れた。尾根上にでるとなだらかな笹原の道となり、風が強くてひときわ寒いが、霧氷の成長が早く、衣服にも見る間に氷の結晶が生長した。山頂に近づくと雨乞岳特有の背丈を超えるクマザサの道となり、雪をかぶった笹のトンネルで雪ダルマになって山頂到着だ。この時期の薮コギは真っ平だ。杉峠まで戻り、稜線をなだらかに登り、杉峠の頭を過ぎて少し下るとタイジョウ分岐だ。分岐から樹林を下り、草原の鞍部がお馴染みの割れた石のある佐目峠だ。しばらく登り返し、孤立した木が点在する草原がイブネだ。小さな板切れの札でそれと判るだけだ。ミルク色の気流が流れているだけで展望もないので、クラシまで行かずに引き返した。杉峠への下山時に一瞬、霧が薄くなり、東に御在所岳、西には綿向山が望めた。下山時、1人の登山者の足跡があったが、誰に会うこともなく静かな山歩きだった。
 鈴鹿山系第二の高峰、雨乞岳は山頂からの大展望が売りだが、今回は想像するだけだ。歴史に彩られたフジキリ谷沿いの千種街道は見事な広葉樹の大木が林立する自然豊かな地域でもある。寒風吹きすさぶ雨乞岳やイブネでは青空に輝く霧氷は駄目だったが、白装束でかためた草木のたたずまいが素晴らしかった。
杉峠の頭の霧氷
杉峠の頭の霧氷
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    Amagami
グー(伊勢山上住人)
記事: 2228
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

Amagamiさん、こんばんは~。 
今日は1歳年上の方のお誕生日ですね。
見るからに体力とは無縁の方に見えます。

鳴野橋から旧跡が点在する千種街道を東進、杉峠から雨乞岳

私はまだこの道を歩いたことがないのです。
ナラカレ虫に食い尽くされる前に見に行きたいのですが。

標高1000メートルに近づくと木々に霧氷が付きだし、

私は、この冬になって霧氷をまだ見ていないのです。
昨日今日とお正月前の家事をいっぱいしたから、明日は霧氷が見えるかな?

霧氷の成長が早く、衣服にも見る間に氷の結晶が生長した。

早くも厳冬期の気象ですね。
ペットボトルの中にも虹色に輝く結晶が出来ますね。

雪をかぶった笹のトンネルで雪ダルマになって山頂到着だ。

首から入り込む雪が冷たいのですよね。

青空に輝く霧氷は駄目だったが、白装束でかためた草木のたたずまいが素晴らしかった。

いつもの歩きに比べるとチョット短めだったでしょうか?


                       グー(伊勢山上住人)
Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by Amagami »

グー(伊勢山上住人)さん、こんにちは。
きょうは特別寒いですね。ひょっとして霧氷見物かも。
今日は1歳年上の方のお誕生日ですね。見るからに体力とは無縁の方に見えます。
いえいえ、やせ我慢はってるだけです。なにも社会に貢献できないので、せめて後期高齢者の医療費節約にと頑張ってます。
 
私はまだこの道を歩いたことがないのです。ナラカレ虫に食い尽くされる前に見に行きたいのですが。
グーさんには少し物足らないでしょうが、四季夫々に自然豊かないい道です。云われるように、老木が多いせいかもしれませんが台高より倒木が多いように感じました。
私は、この冬になって霧氷をまだ見ていないのです。
昨日今日とお正月前の家事をいっぱいしたから、明日は霧氷が見えるかな?
この三連休の後半は寒波襲来のはずです。しかし雪の林道には気をつけてください。僕はRFで冬タイヤも持たず、チェーンを積んでるが邪魔くさいのでいつもひやひやしながら普通タイヤで走ってます。
早くも厳冬期の気象ですね。ペットボトルの中にも虹色に輝く結晶が出来ますね。
そうですか、知りませんでした。次回、ペットボトルで実験するのが楽しみです。
首から入り込む雪が冷たいのですよね。
フードをきちっとかむったつもりでも、どこからか入りこんでくるんですよね。不思議です。
いつもの歩きに比べるとチョット短めだったでしょうか?
とんでもはっぷん(往年の迷言)。寒さと雪道は倍疲れますね。それに、イブネへ登る樹林でアイゼンに落葉と雪が層状に団子となって往生しました。団子を防ぐ名案がありましたらどなたか是非教えてください。

                      Amagami
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山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by 山日和 »

Amagamiさん、こんばんは。
こりゃまたいい日に行かれましたね。(^^ゞ

 林道はある程度補修され、普通車は無理だが軽四ならここまで入れそうだ。

このアプローチをのんびり歩くのもオツなものです。

石垣の残る向山鉱山跡を過ぎると一反ボウソウ(枝の広さが一反ほどあるの意)と称する見事なシデの大木がある。

一反ボウソはミズナラですね。 ;)

標高1000メートルに近づくと木々に霧氷が付きだし、杉峠に近づくと付近の草木は真っ白に装飾され美しい世界だ。

いい条件になりましたね。これで快晴無風なら言うことなしですが。 :mrgreen:

 鈴鹿山系第二の高峰、雨乞岳は山頂からの大展望が売りだが、今回は想像するだけだ。歴史に彩られたフジキリ谷沿いの千種街道は見事な広葉樹の大木が林立する自然豊かな地域でもある。寒風吹きすさぶ雨乞岳やイブネでは青空に輝く霧氷は駄目だったが、白装束でかためた草木のたたずまいが素晴らしかった。

こういう日はこういう日の良さがあります。千種街道はどの季節に歩いてもいいですね。(^^)

                  山日和
シュークリーム
記事: 2067
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by シュークリーム »

Amagamiさん、おはようございます。
そうですか、天皇陛下と1歳違いなんですか。それで毎週の山歩き、すばらしいですね。私もあやかりたいものです。
それにしても、台高や鈴鹿に神出鬼没ですね。といっても、私も人のことは言えませんが(^^;


【ルート】鳴野橋7:12→桜地蔵7:53→大峠分岐8:13→杉峠下避難小屋9:24→9:45杉峠9:52→10:28雨乞岳10:38→杉峠11:01→11:50イブネ12:07→杉峠12:51→大峠分岐13:43→桜地蔵13:59→鳴野橋14:42

私もグーさんと同じで千種街道の滋賀県側はまだ歩いたことがないんです。kasayaさんのレポを見て一度行こうと思っているんですが、沢歩きができる気象条件だとどうしてもそっちの方にひかれてしまいます。

標高1000メートルに近づくと木々に霧氷が付きだし、杉峠に近づくと付近の草木は真っ白に装飾され美しい世界だ。風の通り道の杉峠でアイゼンをつけたが、途中には凍結した崩壊地の急坂もあるので、峠手前の避難小屋でつけたほうがよい。

へ~、このときは結構雪があったんですね。滋賀県側は三重県側よりも雪が多いのかな。私が24日に御在所に行ったときは雪が少なくて肩すかしでした。

 鈴鹿山系第二の高峰、雨乞岳は山頂からの大展望が売りだが、今回は想像するだけだ。歴史に彩られたフジキリ谷沿いの千種街道は見事な広葉樹の大木が林立する自然豊かな地域でもある。寒風吹きすさぶ雨乞岳やイブネでは青空に輝く霧氷は駄目だったが、白装束でかためた草木のたたずまいが素晴らしかった。

晴天だと素晴らしい景色が広がっているんでしょうけどね。でも、どういう条件でもそれなりに山は楽しいものですね。どこかでお会いするのを楽しみにしています。
                         @シュークリーム@
Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by Amagami »

山日和 さん おはようございます。
こりゃまたいい日に行かれましたね。(^^ゞ
そうなんです。雨乞岳から白い峰々を楽しもうと思ってましたが霧氷見物になるとは予想外でした。何事も想定外の出来事があるから楽しいですね。
このアプローチをのんびり歩くのもオツなものです。
林道歩きはなかなかそこまで悟りきれません。ついつい早足になって大汗です。
一反ボウソはミズナラですね。 ;)
そう思いますが確証はありません。なにせナラノキはすべて同じに見えますが、一反ボウソウはここの王者です。グーさんが心配されているようにナラガレにならないよう祈るばかりです。
いい条件になりましたね。これで快晴無風なら言うことなしですが。 :mrgreen:
冬の一番は”Frost flowers in the blue sky”です。
こういう日はこういう日の良さがあります。千種街道はどの季節に歩いてもいいですね。(^^)
まったく同感です。先日、山日和さんが行かれた庄部谷山(レス出来なくて御免なさい)のブナ林に(僕が登ったのは黒谷の旧巡視路からですが)一脈通じるところがあるように感じました。

                  Amagami
Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

Re: 【鈴鹿】霧氷の華咲く雨乞岳とイブネ

投稿記事 by Amagami »

シュークリームさん、こんにちは
毎週の山歩き、すばらしいですね。私もあやかりたいものです。
それにしても、台高や鈴鹿に神出鬼没ですね。といっても、私も人のことは言えませんが(^^;
毎日が日曜日なのでお天気マークと相談して出歩いているだけです。シュークリームさんに負けないように台高と鈴鹿に出掛けたいのですが、これから雪の季節、林道の運転が不安になって行動範囲が狭まりそうです。
私もグーさんと同じで千種街道の滋賀県側はまだ歩いたことがないんです。kasayaさんのレポを見て一度行こうと思っているんですが、沢歩きができる気象条件だとどうしてもそっちの方にひかれてしまいます
そうですか。僕は千種街道の杉峠以東の愛知川源流沿いの道より滋賀県側のフジキリ谷沿いの道のほうがなだらかで四季折々に変化があって好きです。特に古木並木が素晴らしいので一度是非訪れてみて下さい。沢も魅力的ですね、夏の暑い盛りに足元の青い淵を眺めていると、ちょっと河童に面会したくなります。
へ~、このときは結構雪があったんですね。滋賀県側は三重県側よりも雪が多いのかな。私が24日に御在所に行ったときは雪が少なくて肩すかしでした。
積雪は5~10センチ位しかなかったが凍結していたので急坂ではアイゼンの方が楽でした。20日は丁度寒波が来ていたのでラッキーでした。ご指摘のように一般的には鈴鹿の西側のほうが東側より積雪は多そうですね。
晴天だと素晴らしい景色が広がっているんでしょうけどね。でも、どういう条件でもそれなりに山は楽しいものですね。どこかでお会いするのを楽しみにしています
同じ所へ同じ時期に行っても、違う表情を見せてくれるので自然は楽しいですね。檜塚でTrail Walkerさんに逢ったようにどこかで遭遇したいですね。

Amagami
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