【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2012年9月9日(日)
【山 域】中央アルプス南部 越百山・南駒ヶ岳
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】今朝沢橋駐車場5:07---5:28福栃沢登山口---8:44越百小屋---9:38越百山10:04---11:12仙涯嶺---
     12:33南駒ヶ岳13:18---14:51 2411m---16:18今朝沢登山口---16:43福栃沢登山口---16:57駐車地

 5月の毛勝三山以来本気で歩いていないような気がする。最近はマンションの階段を上がるのも足がだるいというあり
さま。たまには体に鞭打つことも必要だ。
以前から考えていた中央アルプスの南駒ヶ岳と越百山の周回。累積標高差2000mを超えるこのコースで体力測定して
みよう。

 計画にあたって、どちらから回るかを吟味した。標高差は大きいものの、先に南駒に上がってしまえば後は下り基調な
ので気が楽だろう。しかし中央アルプスの主稜線を高みに向かって歩きたいという気持ちで逆コースを選択した。
南下コースは以前歩いたことがあるというのも大きな要因だ。

 深夜の伊奈川ダム奥の登山口。意外なことに1台の車も止まっていない。日曜のせいもあるかもしれないが、9月にな
ればこんなものなのだろうか。
朝になると2台の車があった。人影はなく、すでに出発したようだ。自分と同じ周回組だろう。
 DOCを押してゲート脇の通路を通るが狭い。明け始めた空はヘッデンが要るか要らないかという暗さだ。未舗装の林道
は走りにくく、小石を避けながらの走行だ。
20分ほどで福栃沢の登山口に到着。やはりDOCを持ってきて正解だった。帰路ではもっと正解になるだろう。

[attachment=5]P1080607_1.JPG[/attachment]
 この登山道は全体的に鬱蒼とした針葉樹林の中を行く。花も展望もなく、ただひたすら高度を稼ぐだけの面白みのない
道である。まだこの尾根まで日が届かないので明るい気持ちにもなりようがない。
空気がひんやりしているのだけが救いだ。
 上の水場を過ぎるとひとりの登山者が下りてきた。「水場はまだですか?」と聞かれたので「すぐそこですよ」と答える。
見れば小学生の遠足のようなリュックを担ぎ、拾った木切れを杖に足元も覚束ない。ここから先の道からすれば心配する
こともないだろう。
 越百小屋では小屋番夫婦が干し物の真っ最中だった。「ゆっくり休んでいって」と言われてザックを降ろした。
「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うの
である。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなん
と18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまっ
たと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。
しかしこの小屋のカラーリングは個性的というか、とにかくよく目立つ。

[attachment=4]P1080631_1.JPG[/attachment]
 小屋を過ぎるとやっと森林限界を超えて見通しが利くようになった。いい天気だ。これから向かう南駒ヶ岳もはっきりと
見え、闘志を掻き立てられる。
しかし、越百山までこんなに遠かったかと思うほど、なかなか到達しなかった。やっぱり闘志と体力が比例していないの
か。
 やっとの思いで越百山頂に立った。今日は晴れているもののかなり雲が多く、御岳も見えない。南アルプスも鋸あたり
がチラッと見えるだけである。
腰を降ろしてさて携帯を取り出そうとしたが、ない。圏外なので電源を切ったところまではよかったが、ザックに入れるの
を忘れたらしい。これで遭難できなくなってしまった。

[attachment=3]P1080658_1.JPG[/attachment]
 ほぼ予定の時間に出発。南駒ヶ岳に12時半に着けば余裕で下山できるだろう。
仙涯嶺へは緩やかな尾根が続く。高山植物の残骸があちらこちらにあるだけで、今は潤いのないハイマツと砂ザレの道
だ。それでも青空の下、2500mを超える尾根を歩くのは気持ちがいい。たまには人の道を外さずに生きるのもいいもんだ。
 仙涯嶺は岩だらけのピークだが、登山道は岩稜歩きというわけではなく、岩を縫って普通の道が付けられている。
前回はガスッていたので山頂らしきところは素通りしてしまった。今日はそれと思しきピークに寄ってみたが、標識のひと
つもない。
そこで休んでいると、南駒ヶ岳方面からの単独者が素通りして行くのが見えた。彼も逆回り周回組のひとりだろう。

[attachment=2]P1080701_1.JPG[/attachment]
 仙涯嶺からは100mほどの下りとなる。この下りも岩を縫って、時折鎖場が現われたりするものの大したものではない。
見上げると巨岩・奇岩が林立して壮観だ。仙涯嶺という名前がうなずける景観である。
 手前から見ると、最低コルから南駒ヶ岳までは岩稜が続いている。さて、どんなルートだったかなと考えるが思い出せ
ない。コルに立ってみると、道は東側斜面を巻いて付けられていた。1ヶ月早ければ見事なお花畑だったんだろうと思う。
途中でまた単独者と出会った。もうひとりの逆回り周回組だ。「暑いですねえ」と言葉を交わす。
 
 今まで雨の日以外は帽子を被ることがなかった。最近暑さにめっきり弱くなって、少し前に日よけのつば広の帽子を買
ったのだが、被ってみると効果はてきめん、陰になった部分の体感温度が全然違う。
いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。

 すぐそこに見えていたはずの南駒ヶ岳山頂は意外に遠く、着いたと思ったピークは南の前衛峰だった。
「御料局三角点」という標石がある。本当の南駒はなだらかな尾根の先にあった。
晴れていた空にさっきからガスが掛かりだしていたが、再びベールが取れて視界が利き出した。さっきの単独者は山頂
手前から何も見えなかったと言っていたからアンラッキーである。

[attachment=0]P1080751_1.JPG[/attachment]
 3度目の南駒ヶ岳。前2回もそうだったが、誰もいない静かな山頂だ。
大きな岩の上に乗って、靴も靴下も脱いで寛ぐ。保冷対策してきたビールをやっと開ける時が来た。半袖で十分な気温
にそよそよと吹く風が心地良い。空木岳は雲の中。赤梛岳と百間ナギの強烈なガレが目を引く。
 空木方面から猛烈なスピードで登山者がやってきた。聞けば今朝5時半に駐車場を出て、空木岳経由で来たと言う。
若いとは言え恐るべきスピードだ。当然越百山経由の下山だが、余裕綽綽だろう。
しばらくするとまたも空木方面から単独者が現われた。越百小屋泊まりかと思ったが、こちらは池山尾根からの日帰りだ。
空木まででも結構しんどいと思うが、南駒の往復をプラスするとは恐れ入る。明るいうちに下りられないでしょうと笑ってい
たが、この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。

[attachment=1]P1080764_1.JPG[/attachment]
 ここからは未知の下山路である。岩稜というより巨岩累々と言った趣きの北沢尾根を辿る。ペンキ印はあるものの、少々分
かり辛いところもある。何より巨岩の間の隙間が落とし穴のように口を開いていて、うっかり落ちたらタダで済まないので
気が抜けない。
2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、
2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。こんな調子で下りられるんだろうか。
 少し休むと体調も回復、徐々にペースが上がり始めた。2411mの標高点からはかなりいい道となり、明るい樹林とも相
まって気分も上向きだ。
この尾根道はあまり良くないという先入観があったがうれしい誤算である。越百山の登山道よりいいのではないだろうか。
上部のハイマツのちょっとしたヤブと岩の落とし穴さえ我慢すればいいルートだ。
 山頂から2591mまで1時間も掛ったのがウソのように快調に下る。今朝沢の沢音が近付いて、いよいよ登山口かと思わ
せてから、嫌になるぐらい山腹を巻いて行くのが予想外だったが。

 今朝沢登山口に出たら思いっきり沢水で顔を洗おうと思っていたが、手近に水の流れるところがなかった。
20分ほどの林道歩きで福栃沢の登山口。
行儀よく待っていたDOCに跨り、お尻を突き上げるショックにしばし耐えれば駐車地まではすぐだ。

                              山日和
添付ファイル
百間ナギ方面を望む
百間ナギ方面を望む
北沢尾根
北沢尾根
仙涯嶺より南駒
仙涯嶺より南駒
南駒への道
南駒への道
越百小屋と働き者の夫婦
越百小屋と働き者の夫婦
まだ明け切らぬ林道ゲート
まだ明け切らぬ林道ゲート
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

このルート当方も毎年秋に行こうとしては実行に移せずにいるところです。

また、夏には反対側から中小川を溯行して、越百小屋でゆっくり泊まる との案も

絵に描いた餅 状態です。




【コース】今朝沢橋駐車場5:07---5:28福栃沢登山口---8:44越百小屋---9:38越百山10:04---11:12仙涯嶺---
     12:33南駒ヶ岳13:18---14:51 2411m---16:18今朝沢登山口---16:43福栃沢登山口---16:57駐車地

 5月の毛勝三山以来本気で歩いていないような気がする。最近はマンションの階段を上がるのも足がだるいというあり
さま。たまには体に鞭打つことも必要だ。


十分、いろんなところを歩いてますがなぁ?


20分ほどで福栃沢の登山口に到着。やはりDOCを持ってきて正解だった。帰路ではもっと正解になるだろう。



DOCで往復 1時間半 は短縮できてますか? 


 越百小屋では小屋番夫婦が干し物の真っ最中だった。「ゆっくり休んでいって」と言われてザックを降ろした。


コーヒーがおいしい小屋とのことですね。


「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うの
である。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなん
と18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまっ
たと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。



こおいうシトが遭難騒ぎを起こすんでしょう。

 今まで雨の日以外は帽子を被ることがなかった。最近暑さにめっきり弱くなって、少し前に日よけのつば広の帽子を買
ったのだが、被ってみると効果はてきめん、陰になった部分の体感温度が全然違う。
いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。


そうそうお肌にも気を遣ってくだはい。

2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、
2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。こんな調子で下りられるんだろうか。
 少し休むと体調も回復、徐々にペースが上がり始めた。2411mの標高点からはかなりいい道となり、明るい樹林とも相
まって気分も上向きだ。
この尾根道はあまり良くないという先入観があったがうれしい誤算である。越百山の登山道よりいいのではないだろうか。
上部のハイマツのちょっとしたヤブと岩の落とし穴さえ我慢すればいいルートだ。
 山頂から2591mまで1時間も掛ったのがウソのように快調に下る。


なんやかんや言うて、速攻回復で絶好調でんがなぁ。


行儀よく待っていたDOCに跨り、お尻を突き上げるショックにしばし耐えれば駐車地まではすぐだ。


登りでも使えて、コンパクト 、 エエ相棒でんなぁ7.


では また 涼風の稜線で

                  SHIGEKI
添付ファイル
カシロ谷の滝
カシロ谷の滝
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by biwaco »

導師サマ、オハヨこんちは~
沢にヤブに…と思ってたら、今度はアルプス稜線漫歩(激歩?)でしたか(^^)/
あの国道19号からごく控えめな伊那2への脇道へ入る闇ドライブは、私も初めての時、神経使いました。

 深夜の伊奈川ダム奥の登山口。意外なことに1台の車も止まっていない。日曜のせいもあるかもしれないが、9月にな
ればこんなものなのだろうか。


その週末はお天気がイマイチだったからでしょう。夏山の花と紅葉期の間の中途半端な時期ですしね。

 DOCを押してゲート脇の通路を通るが狭い。明け始めた空はヘッデンが要るか要らないかという暗さだ。未舗装の林道
は走りにくく、小石を避けながらの走行だ。
20分ほどで福栃沢の登山口に到着。やはりDOCを持ってきて正解だった。帰路ではもっと正解になるだろう。


20分ですか! 歩くと1時間近くかかりますね。

 越百小屋では小屋番夫婦が干し物の真っ最中だった。「ゆっくり休んでいって」と言われてザックを降ろした。
「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うの
である。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなん
と18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまっ
たと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。


摺鉢窪の避難小屋から12時間って…? 空木をピストンしてきたか、仙涯嶺の岩場からケサ沢にでも滑落して這い上がってきたか…。(@_@;)
デイパックだけでようやりますね、この人。準備周到、安全第一、石橋叩き組のbiwa爺には理解できませんワ(>_<)

 小屋を過ぎるとやっと森林限界を超えて見通しが利くようになった。いい天気だ。これから向かう南駒ヶ岳もはっきりと
見え、闘志を掻き立てられる。
しかし、越百山までこんなに遠かったかと思うほど、なかなか到達しなかった。やっぱり闘志と体力が比例していないの
か。


3年前は、福栃から左回りで南駒だったんでコスモは未踏なんです。行くとしたら、やはり日帰りは無理なんで越百の避難小屋ででも1泊しようかな?
なんでも人気の越百小屋はシーズン中は超満員だと聞きました。

 仙涯嶺へは緩やかな尾根が続く。高山植物の残骸があちらこちらにあるだけで、今は潤いのないハイマツと砂ザレの道
だ。それでも青空の下、2500mを超える尾根を歩くのは気持ちがいい。たまには人の道を外さずに生きるのもいいもんだ。
 仙涯嶺は岩だらけのピークだが、登山道は岩稜歩きというわけではなく、岩を縫って普通の道が付けられている。


ヤブや泥沢や急斜面のトラバースと比べたら、やっぱりピーカンの稜線漫歩にポチッ!
よかった、仙涯嶺の登山路も「普通の道」ですか(^^)/ とはいえ、山日和辞書の「普通」とは…?

 今まで雨の日以外は帽子を被ることがなかった。最近暑さにめっきり弱くなって、少し前に日よけのつば広の帽子を買
ったのだが、被ってみると効果はてきめん、陰になった部分の体感温度が全然違う。
いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。


いろんなことに気を遣うのをつい忘れている歳になったということか、biwa爺の場合は(-。-)y-゜゜゜
そうそう、頭の日除けはキャップの下にタオルの頬かむりで済ませてます。

 3度目の南駒ヶ岳。前2回もそうだったが、誰もいない静かな山頂だ。
大きな岩の上に乗って、靴も靴下も脱いで寛ぐ。保冷対策してきたビールをやっと開ける時が来た。半袖で十分な気温
にそよそよと吹く風が心地良い。空木岳は雲の中。赤梛岳と百間ナギの強烈なガレが目を引く。


biwa爺は日没寸前の南駒山頂だったんで、アワワどころじゃなかったんです。くやし~(>_<)
北沢尾根(2700mあたり)から南駒
北沢尾根(2700mあたり)から南駒
P9260057.jpg (64.5 KiB) 閲覧された回数 4517 回
 しばらくするとまたも空木方面から単独者が現われた。越百小屋泊まりかと思ったが、こちらは池山尾根からの日帰りだ。
空木まででも結構しんどいと思うが、南駒の往復をプラスするとは恐れ入る。明るいうちに下りられないでしょうと笑ってい
たが、この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。


猛者の一人がそう言っておられます。(^_-)

 ここからは未知の下山路である。岩稜というより巨岩累々と言った趣きの北沢尾根を辿る。ペンキ印はあるものの、少々分
かり辛いところもある。何より巨岩の間の隙間が落とし穴のように口を開いていて、うっかり落ちたらタダで済まないので
気が抜けない。
2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、
2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。こんな調子で下りられるんだろうか。

この尾根道はあまり良くないという先入観があったがうれしい誤算である。越百山の登山道よりいいのではないだろうか。
上部のハイマツのちょっとしたヤブと岩の落とし穴さえ我慢すればいいルートだ。
 山頂から2591mまで1時間も掛ったのがウソのように快調に下る。今朝沢の沢音が近付いて、いよいよ登山口かと思わ
せてから、嫌になるぐらい山腹を巻いて行くのが予想外だったが。


このルート、爺の場合は登りとはいえ福栃平の分岐からなぜか8時間もかかりました。下りとはいえ3時間半とは、やっぱり猛者ぶりは衰えてませんねえ…(@_@;)

またまた、後追い候補が増えてしまったがな~(@_@;)

              ~biwaco
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by カッチャン »

山日和さん、おばんです。
今回は早く人間になり隊 隊長の もしヒトならこう歩くだろう山旅 という設定ですね :mrgreen:
 
最近はマンションの階段を上がるのも足がだるいというありさま。
しかし、越百山までこんなに遠かったかと思うほど、なかなか到達しなかった。
やっとの思いで越百山頂に立った。
最近暑さにめっきり弱くなって、少し前に日よけのつば広の帽子を買ったのだが、被ってみると効果はてきめん、陰になった部分の体感温度が全然違う。
いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。
すぐそこに見えていたはずの南駒ヶ岳山頂は意外に遠く、着いたと思ったピークは南の前衛峰だった。
2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。
こんな調子で下りられるんだろうか。

okuさん、ふーさんのような宇宙人類に分類される山さんもヒトの子になる瞬間があるんだなと・・・。
しかし、瞳に炎をめらめらさせながら恐ろしげな滝をよじ登る奇人、じゃなかった鬼神の姿を想像すると・・・。
やはり気のせいでした(^^;

腰を降ろしてさて携帯を取り出そうとしたが、ない。圏外なので電源を切ったところまではよかったが、ザックに入れるのを忘れたらしい。これで遭難できなくなってしまった


この状態・・・、どこかで見たような・・・。
そうだ、千回沢でわざと時計をなくし、背水の陣を敷くことで、遭難できない状態に自らを追い込んだK氏にデジャ・ブ。

たまには人の道を外さずに生きるのもいいもんだ。

 
この台詞がぴったり決まるのが、山さん。
なんだかんだ言いながら、世を忍ぶ仮の姿(ヒト)を垣間見せるような素振りをしても、○○としての真実の姿は隠しようがありません。

 
空木方面から猛烈なスピードで登山者がやってきた。聞けば今朝5時半に駐車場を出て、空木岳経由で来たと言う。
若いとは言え恐るべきスピードだ。当然越百山経由の下山だが、余裕綽綽だろう。
しばらくするとまたも空木方面から単独者が現われた。越百小屋泊まりかと思ったが、こちらは池山尾根からの日帰りだ。
空木まででも結構しんどいと思うが、南駒の往復をプラスするとは恐れ入る。
明るいうちに下りられないでしょうと笑っていたが、この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。


波動は同じ波長の波動と共鳴し、増幅してゆくもの。
波紋(山さん)後、猛者の倍々ゲーム、はどめ(波動目)がかかりません。

よい○○の旅を。

追伸
さて文中○○には何が?①超人②蝶々夫人③化身④篠山鬼神

カッチャン
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
連絡する:

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 落第忍者 »

山日和さん、こんばんは。

ここは駆け出しの頃、右も左も判らない状態の時に連れて行って貰ったことがありまして、未だ4年しか経っていない割に忘れていることも多くて、その時の同行者や自分のレポを読み返してみました。
3人パーティで越百小屋泊でもしんどかったのに、日帰りでサクっと廻られたのですね。
DOCを上手く使われて時間短縮しても12時間近くですか・・・
特に南駒から下山する北沢尾根の長さには参りましたが、道沿いのブルーベリーを摘まみ喰いしながら何とか頑張ったことを憶えています。

越百小屋のオヤジさんは強烈な個性の持ち主でした。
その風貌からは想像出来ない様な細やかな気配りは嬉しかったですし、いろんな事を指示されてその通りに動く登山者も面白かったです。
19時に消灯、5時に朝食と決まっていましたので、5時20分にスタートして駐車場に着いたのは14時を過ぎていました。

今度は自分で計画して行ってみたい気もしますが、実現しますかどうか??
添付ファイル
仙涯嶺にて
仙涯嶺にて
落第忍者
skywalk
記事: 522
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんばんは。
ヤブコギの導師たるもの普通の山を普通に登るには、いろいろ理由付けが必要なようでご同情申し上げます。
9月の初めは夏山も終わって閑散期ですから山日和さん向きの時期ですね。

越百山や南駒は自宅から一番近い高山帯になるので毎年春や秋に登っていますが、周回したのは一度だけしか記憶がありません。
擂鉢窪の避難小屋はあまり混むことがないので大概ここで一泊しています。
私も周回したときは山日和さんと同じコースでした。この方が途中で給水できて便利だと思います。特に避難小屋泊まりの時は、給水が不可欠なのでこのコースになります。
MTBを用意しておくのも同じです。ただし私のは電動アシストが付いてないので行きは押していくしかありませんが。下りは軽快にダウンヒルで時間も節約できます。
・・にしても困った登山者がいたものですね。逆に空木岳から日帰り往復や周回というのは聞いたこともありません。よほどお忙しい方なんだ。
下りの北沢尾根やケサ沢尾根は以外に歩きやすくて初夏の残雪期にも重宝しています。そんな時期にもお出かけください。
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by Kasaya »

山日和さん こんばんは
最近レポが少ない気がしていましたが、やはり健在ですね。

【山 域】中央アルプス南部 越百山・南駒ヶ岳
オッ!私でも分かりそうなルート。調べたら南駒に行ったのは3年前でした。

【コース】今朝沢橋駐車場5:07---5:28福栃沢登山口---8:44越百小屋---9:38越百山10:04---11:12仙涯嶺---
     12:33南駒ヶ岳13:18---14:51 2411m---16:18今朝沢登山口---16:43福栃沢登山口---16:57駐車地

これを日帰りですか。

以前から考えていた中央アルプスの南駒ヶ岳と越百山の周回。累積標高差2000mを超えるこのコースで体力測定して
みよう。

今回は白山周遊ではなく、こちらで体力測定ですか。どっちが楽でしょう

 深夜の伊奈川ダム奥の登山口。意外なことに1台の車も止まっていない。日曜のせいもあるかもしれないが、9月にな
ればこんなものなのだろうか。

この日の天気予報はあまりよくなかったのでは?鈴鹿は大雨警報も出る位の天気でした。中央アルプスは良かったんですね。

20分ほどで福栃沢の登山口に到着。やはりDOCを持ってきて正解だった。帰路ではもっと正解になるだろう。
やっぱりこういうのを使って時間短縮しないとこの日帰りは辛そう

「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うの
である。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなん
と18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまっ
たと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。

どこを歩いていたんでしょうねえ。不思議

 仙涯嶺は岩だらけのピークだが、登山道は岩稜歩きというわけではなく、岩を縫って普通の道が付けられている。
前回はガスッていたので山頂らしきところは素通りしてしまった。今日はそれと思しきピークに寄ってみたが、標識のひと
つもない。

ここはやっぱり標識がないのでしょうか。前回登ったときに何故ないのかと不思議でした。

見上げると巨岩・奇岩が林立して壮観だ。仙涯嶺という名前がうなずける景観である。 
この山は結構登りがいのある山だなあと思いました。

いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。
帽子は以前からかぶっていますが、最近は日焼け止めを使うようになりました。よる年波には勝てないということかなあ。

大きな岩の上に乗って、靴も靴下も脱いで寛ぐ。保冷対策してきたビールをやっと開ける時が来た。半袖で十分な気温
にそよそよと吹く風が心地良い。空木岳は雲の中。赤梛岳と百間ナギの強烈なガレが目を引く。
 
そういえばランチの描写がないですが今日は省略?

この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。
この時期に登る人は特にそうかも(^_^.)

この尾根道はあまり良くないという先入観があったがうれしい誤算である。越百山の登山道よりいいのではないだろうか。
上部のハイマツのちょっとしたヤブと岩の落とし穴さえ我慢すればいいルートだ。
 
こう聞くとやっぱり歩いてみたくなります。

行儀よく待っていたDOCに跨り、お尻を突き上げるショックにしばし耐えれば駐車地まではすぐだ。
最後自転車に乗って帰られると思うとちょっとありがたいですねえ。

中央アルプスもいいなあ。
また行きたくなりました。日帰りでなく泊まりで
Kasaya

                              山日
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 宮指路 »

山日和さん、こんばんは イラク戦勝ったぜ~ :D

 5月の毛勝三山以来本気で歩いていないような気がする。最近はマンションの階段を上がるのも足がだるいというありさま。たまには体に鞭打つことも必要だ。

沢では足は鍛えられませんか?

以前から考えていた中央アルプスの南駒ヶ岳と越百山の周回。累積標高差2000mを超えるこのコースで体力測定してみよう。

昨年、逆コースを登りましたがそんなにありましたか?最初から分かっていたら尻込みしていたかも

 計画にあたって、どちらから回るかを吟味した。標高差は大きいものの、先に南駒に上がってしまえば後は下り基調なので気が楽だろう。しかし中央アルプスの主稜線を高みに向かって歩きたいという気持ちで逆コースを選択した。

私は昨年初挑戦だったので、南駒~越百コースでした。

 
 DOCを押してゲート脇の通路を通るが狭い。明け始めた空はヘッデンが要るか要らないかという暗さだ。未舗装の林道は走りにくく、小石を避けながらの走行だ。
20分ほどで福栃沢の登山口に到着。やはりDOCを持ってきて正解だった。帰路ではもっと正解になるだろう。


私は自転車でしたので行きは30分くらい押して行きました。
帰りはあっという間に5分くらいで下りて行きました。

 この登山道は全体的に鬱蒼とした針葉樹林の中を行く。花も展望もなく、ただひたすら高度を稼ぐだけの面白みのない道である。まだこの尾根まで日が届かないので明るい気持ちにもなりようがない。

南駒ケ岳に登る道も前半は展望もなくただ登るだけでした。

 上の水場を過ぎるとひとりの登山者が下りてきた。「水場はまだですか?」と聞かれたので「すぐそこですよ」と答える。
見れば小学生の遠足のようなリュックを担ぎ、拾った木切れを杖に足元も覚束ない。ここから先の道からすれば心配する
こともないだろう。


私も越百岳山頂で良く似た登山者に会いました。時間が遅かったので小屋泊まりかなと思ったらかなり下の方で追いつかれたので日帰りというのが分かりました。
DSC03192.JPG
越百小屋では小屋番夫婦が干し物の真っ最中だった。「ゆっくり休んでいって」と言われてザックを降ろした。
「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うのである。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなんと18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまったと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。


もし同じ登山者なら毎年同じスタイルで登っているのかなぁ~?
遅がけに来て、小屋に迷惑をかけたようですね。(人のこと言えんけど・・・)

しかしこの小屋のカラーリングは個性的というか、とにかくよく目立つ。

周りの雰囲気には合いませんね。昨年は違う色でした。

小屋を過ぎるとやっと森林限界を超えて見通しが利くようになった。いい天気だ。これから向かう南駒ヶ岳もはっきりと見え、闘志を掻き立てられる。
しかし、越百山までこんなに遠かったかと思うほど、なかなか到達しなかった。やっぱり闘志と体力が比例していないのか。


4時間なら順調だと思いますが

やっとの思いで越百山頂に立った。今日は晴れているもののかなり雲が多く、御岳も見えない。南アルプスも鋸あたりがチラッと見えるだけである。
腰を降ろしてさて携帯を取り出そうとしたが、ない。圏外なので電源を切ったところまではよかったが、ザックに入れるのを忘れたらしい。


携帯を忘れてもビールは忘れませんね。


 ほぼ予定の時間に出発。南駒ヶ岳に12時半に着けば余裕で下山できるだろう。
仙涯嶺へは緩やかな尾根が続く。高山植物の残骸があちらこちらにあるだけで、今は潤いのないハイマツと砂ザレの道
だ。それでも青空の下、2500mを超える尾根を歩くのは気持ちがいい。


越百から仙涯嶺までは気持ちの良い尾根歩きですね。

 仙涯嶺は岩だらけのピークだが、登山道は岩稜歩きというわけではなく、岩を縫って普通の道が付けられている。

反対側から見るともっと険しそうですが近くに行ってみるとちゃ~んと登山道がついている
 
 すぐそこに見えていたはずの南駒ヶ岳山頂は意外に遠く、着いたと思ったピークは南の前衛峰だった。
「御料局三角点」という標石がある。本当の南駒はなだらかな尾根の先にあった。


反対側から登っても手前に偽ピークがあって騙されました。


 3度目の南駒ヶ岳。前2回もそうだったが、誰もいない静かな山頂だ。
大きな岩の上に乗って、靴も靴下も脱いで寛ぐ。保冷対策してきたビールをやっと開ける時が来た。


この楽しみがあるから必然的に山頂に早く着けますね

半袖で十分な気温にそよそよと吹く風が心地良い。空木岳は雲の中。赤梛岳と百間ナギの強烈なガレが目を引く。

避難小屋は見えませんでしたか? 花の綺麗な時期にここに一泊したいと思いました。
DSC03172.JPG
 空木方面から猛烈なスピードで登山者がやってきた。聞けば今朝5時半に駐車場を出て、空木岳経由で来たと言う。
若いとは言え恐るべきスピードだ。当然越百山経由の下山だが、余裕綽綽だろう。


中にはお化けのような登山者がいますね。私の知人で槍ヶ岳を日帰りするツワモノも居ます。
そう言えば山日和さんも白山釈迦新道周回の日帰りやクリヤ道から笠の周回などスゴイことをやっていますね

しばらくするとまたも空木方面から単独者が現われた。越百小屋泊まりかと思ったが、こちらは池山尾根からの日帰りだ。
空木まででも結構しんどいと思うが、南駒の往復をプラスするとは恐れ入る。明るいうちに下りられないでしょうと笑っていたが、この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか


山日和さんも負けていませんよ


 ここからは未知の下山路である。岩稜というより巨岩累々と言った趣きの北沢尾根を辿る。ペンキ印はあるものの、少々分
かり辛いところもある。何より巨岩の間の隙間が落とし穴のように口を開いていて、うっかり落ちたらタダで済まないので気が抜けない。


ハイ松が煩い所は要注意ですね。


2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。こんな調子で下りられるんだろうか。

この年になったら最低4時間は寝ましょう


 今朝沢登山口に出たら思いっきり沢水で顔を洗おうと思っていたが、手近に水の流れるところがなかった。
20分ほどの林道歩きで福栃沢の登山口。
行儀よく待っていたDOCに跨り、お尻を突き上げるショックにしばし耐えれば駐車地まではすぐだ。


最後の最後で気を抜いて事故らんようにして下さいね

                                                             宮指路
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

Shigekiさん、どうもです。

また、夏には反対側から中小川を溯行して、越百小屋でゆっくり泊まる との案も絵に描いた餅 状態です。

それもいいアイデアですねえ。ハリマオさんが行ってたような・・・あれは登山道だったか。

十分、いろんなところを歩いてますがなぁ?

いやいや。ちんたら歩きが主ですわ。沢は真剣に歩くという感じではないし。

DOCで往復 1時間半 は短縮できてますか? 

登りで20分、下りで30分ってとこですか。

>越百小屋では小屋番夫婦が干し物の真っ最中だった。「ゆっくり休んでいって」と言われてザックを降ろした。

コーヒーがおいしい小屋とのことですね。


そうなんですか。いい場所にある小屋ですね。

[attachment=0]P1080634_1.JPG[/attachment]
こおいうシトが遭難騒ぎを起こすんでしょう。

なんとも言えませんが、我々の既成観念からは外れた登山者であることは間違いないですね。

そうそうお肌にも気を遣ってくだはい。

日焼け止めもしっかり塗りました。(^^ゞ

なんやかんや言うて、速攻回復で絶好調でんがなぁ。

それまでがひどかったですからね。普通にゆっくり歩いてもぜーぜー言ってました。

登りでも使えて、コンパクト 、 エエ相棒でんなぁ

たまにしか使いませんが、使う時にはしっかり働いてくれますわ。

                   山日和
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P1080634_1.JPG
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山日和
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

biwacoさん、どうもです。

あの国道19号からごく控えめな伊那2への脇道へ入る闇ドライブは、私も初めての時、神経使いました。

あの分岐はわかりにくいですよね。その先もいっぱい分岐がありますけど、その都度登山者向けの標識みたいなのを確認しながらの進行でした。

その週末はお天気がイマイチだったからでしょう。夏山の花と紅葉期の間の中途半端な時期ですしね。

ちょうど端境期ということなんですかね。越百小屋も土曜の夜はツアーの宿泊者がいたみたいですが。

20分ですか! 歩くと1時間近くかかりますね。

1時間はかからんと思いますが、だいぶ楽できました。

デイパックだけでようやりますね、この人。準備周到、安全第一、石橋叩き組のbiwa爺には理解できませんワ(>_<)

石橋を叩き割ってたりして・・・・(^^ゞ

[attachment=1]P1080652_1.JPG[/attachment]
3年前は、福栃から左回りで南駒だったんでコスモは未踏なんです。行くとしたら、やはり日帰りは無理なんで越百の避難小屋ででも1泊しようかな?
なんでも人気の越百小屋はシーズン中は超満員だと聞きました。


なんせ収容人員が30名余りですからね。他に泊まるとこがないから必然の状況なんでしょう。

ヤブや泥沢や急斜面のトラバースと比べたら、やっぱりピーカンの稜線漫歩にポチッ!
よかった、仙涯嶺の登山路も「普通の道」ですか(^^)/ とはいえ、山日和辞書の「普通」とは…?


たまにはいいもんです。ここの「普通」はホントの「普通」です。

[attachment=0]P1080711_1.JPG[/attachment]
いろんなことに気を遣うのをつい忘れている歳になったということか、biwa爺の場合は(-。-)y-゜゜゜
そうそう、頭の日除けはキャップの下にタオルの頬かむりで済ませてます。


必要に迫られてって感じです。ちょっと前までは炎天下に無帽で、全然水を飲まなくても平気だったんですけどね。

biwa爺は日没寸前の南駒山頂だったんで、アワワどころじゃなかったんです。くやし~(>_<)

そんなことがありましたね~。アワワ抜きの山頂は考えられませんな。 :mrgreen:

猛者の一人がそう言っておられます。(^_-)

今年も猛暑でした。私はモサッとしてますが。

このルート、爺の場合は登りとはいえ福栃平の分岐からなぜか8時間もかかりました。下りとはいえ3時間半とは、やっぱり猛者ぶりは衰えてませんねえ…(@_@;)

山頂の標識に「登山口まで3時間」とありましたが、30分以上歩いて出てきた標識にも「登山口まで3時間」!!
この尾根の標識に書いてある時間はどうも信用できません。辻褄が合わないところが何箇所かありました。

                        山日和
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P1080711_1.JPG
P1080652_1.JPG
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山日和
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

カッチャン、どうもです。

今回は早く人間になり隊 隊長の もしヒトならこう歩くだろう山旅 という設定ですね

私はもうとうに真人間になってますが・・・
 
okuさん、ふーさんのような宇宙人類に分類される山さんもヒトの子になる瞬間があるんだなと・・・。
しかし、瞳に炎をめらめらさせながら恐ろしげな滝をよじ登る奇人、じゃなかった鬼神の姿を想像すると・・・。
やはり気のせいでした(^^;


ちょっと誤解があるようですな。okuちゃんやふ~さんと違って、私のふるさとは地球です。
宇宙人類にどなたが欠けているような・・・・

この状態・・・、どこかで見たような・・・。
そうだ、千回沢でわざと時計をなくし、背水の陣を敷くことで、遭難できない状態に自らを追い込んだK氏にデジャ・ブ。


わざと・・・でしたか。なかなかそこまでの境地に達することはできません。

>たまには人の道を外さずに生きるのもいいもんだ。

この台詞がぴったり決まるのが、山さん。
なんだかんだ言いながら、世を忍ぶ仮の姿(ヒト)を垣間見せるような素振りをしても、○○としての真実の姿は隠しようがありません。


貴人?

波動は同じ波長の波動と共鳴し、増幅してゆくもの。
波紋(山さん)後、猛者の倍々ゲーム、はどめ(波動目)がかかりません。


なるほど。はー、どうしたもんか。

さて文中○○には何が?①超人②蝶々夫人③化身④篠山鬼神

そりゃあなた、○○に決まってるでしょう。 :lol:

                      山日和
仙涯嶺と南駒
仙涯嶺と南駒
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山日和
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

落忍さん、ご無沙汰です。

ここは駆け出しの頃、右も左も判らない状態の時に連れて行って貰ったことがありまして、未だ4年しか経っていない割に忘れていることも多くて、その時の同行者や自分のレポを読み返してみました。
3人パーティで越百小屋泊でもしんどかったのに、日帰りでサクっと廻られたのですね。
DOCを上手く使われて時間短縮しても12時間近くですか・・・
特に南駒から下山する北沢尾根の長さには参りましたが、道沿いのブルーベリーを摘まみ喰いしながら何とか頑張ったことを憶えています。


別山~三ノ峰周回をサクッとやられる落忍さんなら軽いと思いますよ。
私は休憩が長いので時間掛かってますが。

越百小屋のオヤジさんは強烈な個性の持ち主でした。
その風貌からは想像出来ない様な細やかな気配りは嬉しかったですし、いろんな事を指示されてその通りに動く登山者も面白かったです。


なかなか厳しい指示を飛ばす大将みたいですね。(^^ゞ
私も着くなり「タバコは吸わんといてな」と言われて「ハイ、わかりましたー」と即答しました。

19時に消灯、5時に朝食と決まっていましたので、5時20分にスタートして駐車場に着いたのは14時を過ぎていました。

19時に消灯とは早いですね。9時間睡眠が約束された小屋ですね。 :D

今度は自分で計画して行ってみたい気もしますが、実現しますかどうか??

ぜひどうぞ。行くなら花の時期か紅葉の方がいいかも。

                          山日和

P1080735_1.JPG
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山日和
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登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、どうもです。

ヤブコギの導師たるもの普通の山を普通に登るには、いろいろ理由付けが必要なようでご同情申し上げます。
9月の初めは夏山も終わって閑散期ですから山日和さん向きの時期ですね。


まあ、大変ですわ。(^_^;)
人の多いのが苦手なもんで、こういう山へ行くのも苦労します。

越百山や南駒は自宅から一番近い高山帯になるので毎年春や秋に登っていますが、周回したのは一度だけしか記憶がありません。
擂鉢窪の避難小屋はあまり混むことがないので大概ここで一泊しています。


毎年行けるってのはいいですねえ。
摺鉢窪の避難小屋はシーズン中は人が多いと聞いてますが。

私も周回したときは山日和さんと同じコースでした。この方が途中で給水できて便利だと思います。特に避難小屋泊まりの時は、給水が不可欠なのでこのコースになります。

そうですね。北沢尾根からだと水を担ぐ標高差が大きいですからね。

MTBを用意しておくのも同じです。ただし私のは電動アシストが付いてないので行きは押していくしかありませんが。下りは軽快にダウンヒルで時間も節約できます。

体力のない私には必須アイテムです。白山の東面台地なんかはDOCなしでは到底ムリです。

・・にしても困った登山者がいたものですね。逆に空木岳から日帰り往復や周回というのは聞いたこともありません。よほどお忙しい方なんだ。

どこから来たのかよくわかりませんが、下山したあとどうするんでしょうね。小屋の大将は「須原まで歩くん違うか」と言ってましたが、あのペースだと途中でビバークかも?

下りの北沢尾根やケサ沢尾根は以外に歩きやすくて初夏の残雪期にも重宝しています。そんな時期にもお出かけください。

なるほど、情報ありがとさんです。残雪期のこのあたりはノーマークでした。

                         山日和

北沢尾根と三ノ沢岳からの稜線?
北沢尾根と三ノ沢岳からの稜線?
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、どうもです。

最近レポが少ない気がしていましたが、やはり健在ですね。

ちょっと充電してました。(^^ゞ

これを日帰りですか。

kasayaさんなら十分回れますよ。

今回は白山周遊ではなく、こちらで体力測定ですか。どっちが楽でしょう

以前のレポも覚えてていただいてたんですね。(^^♪ うーん、いい勝負かな。

この日の天気予報はあまりよくなかったのでは?鈴鹿は大雨警報も出る位の天気でした。中央アルプスは良かったんですね。

実は鈴鹿の沢とどっちにしようかなんて思ってたんです。山頂で会った登山者に、「鈴鹿は大雨らしいですよ」と言われてホッとしました。
長野南部はまあまあの予報でした。

[attachment=2]P1080655_1.JPG[/attachment]
やっぱりこういうのを使って時間短縮しないとこの日帰りは辛そう

そうですねえ。これがないと、あと50分ぐらいプラスかな? 日没との戦いという時には心強いです。

どこを歩いていたんでしょうねえ。不思議

まったく謎の登山者でした。

ここはやっぱり標識がないのでしょうか。前回登ったときに何故ないのかと不思議でした。

ないんですねえ。何故でしょう?

>見上げると巨岩・奇岩が林立して壮観だ。仙涯嶺という名前がうなずける景観である。
この山は結構登りがいのある山だなあと思いました。


もう少し独立した位置にあればもっと評価も高いんでしょうけどねえ。

[attachment=1]P1080706_1.JPG[/attachment]
帽子は以前からかぶっていますが、最近は日焼け止めを使うようになりました。よる年波には勝てないということかなあ。

私も日焼け止めを使うようになりましたよ。日焼けし過ぎたらガンになるとか脅かされて。(^_^;)
 
そういえばランチの描写がないですが今日は省略?

なぜなら、描写するほどのランチじゃないからです。 :mrgreen:
ビールとソーセージ、おにぎりだけでした。

>この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。
この時期に登る人は特にそうかも(^_^.)


日曜のあの時間に山頂にいるということはみんな日帰り組ということなのかも。

こう聞くとやっぱり歩いてみたくなります。

私も今度は登りに使ってみてもいいかなと思います。

最後自転車に乗って帰られると思うとちょっとありがたいですねえ。

そうそう、これが楽しみなんですよね。 :D

[attachment=0]P1080805_1.JPG[/attachment]
中央アルプスもいいなあ。
また行きたくなりました。日帰りでなく泊まりで


どちらでもいいと思いますよ。泊まりなら空木からの周回ですね。(*^^)v

                   山日和
添付ファイル
相棒1&2
相棒1&2
消えて読めない仙涯嶺の標柱
消えて読めない仙涯嶺の標柱
越百山頂
越百山頂
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

宮指路さん、どうもです。

山日和さん、こんばんは イラク戦勝ったぜ~ :D

宮指路さんもサッカーファンでしたか。オーストラリアがヨルダンに負けちゃいましたね。 :o

沢では足は鍛えられませんか?

沢では止まっている時間が長いし、一定のリズムで歩き続けることがないんですよね。

昨年、逆コースを登りましたがそんなにありましたか?最初から分かっていたら尻込みしていたかも

宮指路さんはそういうのを知らずに行くんですか?

私は昨年初挑戦だったので、南駒~越百コースでした。

記録を見るとほとんどが時計回りですね。

私は自転車でしたので行きは30分くらい押して行きました。
帰りはあっという間に5分くらいで下りて行きました。


5分ではムリでしょう。時速30キロぐらいで走らないと着きませんよ。

南駒ケ岳に登る道も前半は展望もなくただ登るだけでした。

そうですね。日が高くなるまではこちらも暗いのかな。

[attachment=0]P1080793_1.JPG[/attachment]
私も越百岳山頂で良く似た登山者に会いました。時間が遅かったので小屋泊まりかなと思ったらかなり下の方で追いつかれたので日帰りというのが分かりました。

よく似たというのは装備のこと?

もし同じ登山者なら毎年同じスタイルで登っているのかなぁ~?
遅がけに来て、小屋に迷惑をかけたようですね。(人のこと言えんけど・・・)


写真撮っとけばよかったですね。検証できたのに。 :lol:

周りの雰囲気には合いませんね。昨年は違う色でした。

毎年お色直ししてるんでしょうか。まあ、独創的なカラーリングでした。

[attachment=3]P1080630_1.JPG[/attachment]
>しかし、越百山までこんなに遠かったかと思うほど、なかなか到達しなかった。やっぱり闘志と体力が比例していないのか。

4時間なら順調だと思いますが


時間的にはそうなんですが、小屋から先はもっとサクッと登れると思ってたんで・・・・

携帯を忘れてもビールは忘れませんね。

そりゃそうでしょう~ :mrgreen:

越百から仙涯嶺までは気持ちの良い尾根歩きですね。

アルプスの縦走路って感じです。(^^♪

反対側から見るともっと険しそうですが近くに行ってみるとちゃ~んと登山道がついている

そうですね。普通の道でした。biwacoさん、聞きました~?
 
[attachment=2]P1080716_1.JPG[/attachment]
反対側から登っても手前に偽ピークがあって騙されました。

北沢尾根からも、越えても越えてもという感じですね。

この楽しみがあるから必然的に山頂に早く着けますね

なにが必然なのかよくわかりませんが・・・・

避難小屋は見えませんでしたか? 花の綺麗な時期にここに一泊したいと思いました。

いいでしょうねえ。

中にはお化けのような登山者がいますね。私の知人で槍ヶ岳を日帰りするツワモノも居ます。
そう言えば山日和さんも白山釈迦新道周回の日帰りやクリヤ道から笠の周回などスゴイことをやっていますね


いや、私のなんてみんなもっと早い時間で普通に歩いてますよ。
北鎌尾根を日帰りする人もいるくらいです。 :o

[attachment=1]P1080738_1.JPG[/attachment]
>ここからは未知の下山路である。岩稜というより巨岩累々と言った趣きの北沢尾根を辿る。ペンキ印はあるものの、少々分
かり辛いところもある。何より巨岩の間の隙間が落とし穴のように口を開いていて、うっかり落ちたらタダで済まないので気が抜けない。

ハイ松が煩い所は要注意ですね。


ハイマツのヤニが付いたのか、ズボンの汚れが取れません。(T_T)

この年になったら最低4時間は寝ましょう

そのつもりで寝たんですが、昔から寝付きが悪いもんで・・・
普段は7~8時間睡眠です。(^^ゞ

最後の最後で気を抜いて事故らんようにして下さいね

ひっくり返ったり川に落ちるのが恐かったんで、ブレーキ握りっぱなしでした。(^_^;)

                       山日和

                                                            
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

 5月の毛勝三山以来本気で歩いていないような気がする。最近はマンションの階段を上がるのも足がだるいというありさま。たまには体に鞭打つことも必要だ。

今のワシには、たいへん耳が痛い話しですが、いいこと言いますね。

 深夜の伊奈川ダム奥の登山口。意外なことに1台の車も止まっていない。日曜のせいもあるかもしれないが、9月になればこんなものなのだろうか。
朝になると2台の車があった。人影はなく、すでに出発したようだ。自分と同じ周回組だろう。


ワシの中央アルプスデビューが、16年前の伊奈川ダム登山口~木曽殿越~空木岳~越百山の1泊周回でした。
なつかしいな。

 上の水場を過ぎるとひとりの登山者が下りてきた。
見れば小学生の遠足のようなリュックを担ぎ、拾った木切れを杖に足元も覚束ない。越百小屋で「下山者と会った?」と聞かれ、「上の水場の近くで会いました」と言うとびっくりしていた。6時頃小屋を出発したと言うのである。ここから水場までは30分ほどだ。おまけに昨日は摺鉢窪の避難小屋を6時に出て、越百小屋に着いたのがなんと18時だったと言う。避難小屋泊まりなのにシュラフも持たず、おにぎりを作ってやったのに礼も言わず立ち去ってしまったと憤慨していた。山登りのスタイルは人それぞれとは言うものの、まあ、いろんな人がいるものだ。


おやまあ、なんと……
きっと、彼岸に近いところにいらっしゃる人なのかも知れませんね。

 腰を降ろしてさて携帯を取り出そうとしたが、ない。圏外なので電源を切ったところまではよかったが、ザックに入れるのを忘れたらしい。これで遭難できなくなってしまった。

せっかく山岳保険にも入ってるのに、残念でした。

 ほぼ予定の時間に出発。南駒ヶ岳に12時半に着けば余裕で下山できるだろう。
仙涯嶺へは緩やかな尾根が続く。高山植物の残骸があちらこちらにあるだけで、今は潤いのないハイマツと砂ザレの道だ。それでも青空の下、2500mを超える尾根を歩くのは気持ちがいい。たまには人の道を外さずに生きるのもいいもんだ。


実感こもってますね。
普段は畜生道を歩いてるんですか。

 今まで雨の日以外は帽子を被ることがなかった。最近暑さにめっきり弱くなって、少し前に日よけのつば広の帽子を買ったのだが、被ってみると効果はてきめん、陰になった部分の体感温度が全然違う。
いろんなことに気を遣わなければならない歳になったということか。


そう、そんな歳になったんですよ。
しかしその帽子は、そんなに効果があるんですか。
ワシも、もともと暑いのがニガ手なのに、ここ数年、それがとみに顕著になってきました。
何もしていないのに、いくらでも汗が吹き出てきて止まりません。
もうミズクラゲ状態です。
矢問さんのナメクジといい勝負でしょうか。
人間、齢を重ねてくると、あっちこっち故障や異常が出て来ます。
「油断大敵、雨あられ。赤子泣いてもフタ取るな。」ですぞ。

 3度目の南駒ヶ岳。前2回もそうだったが、誰もいない静かな山頂だ。
大きな岩の上に乗って、靴も靴下も脱いで寛ぐ。保冷対策してきたビールをやっと開ける時が来た。半袖で十分な気温にそよそよと吹く風が心地良い。空木岳は雲の中。赤梛岳と百間ナギの強烈なガレが目を引く。


いいな、いいな。
ビールが喉にしみわたりますね。

 空木方面から猛烈なスピードで登山者がやってきた。聞けば今朝5時半に駐車場を出て、空木岳経由で来たと言う。
若いとは言え恐るべきスピードだ。当然越百山経由の下山だが、余裕綽綽だろう。
しばらくするとまたも空木方面から単独者が現われた。越百小屋泊まりかと思ったが、こちらは池山尾根からの日帰りだ。
空木まででも結構しんどいと思うが、南駒の往復をプラスするとは恐れ入る。明るいうちに下りられないでしょうと笑ってい
たが、この山は結構な猛者が集まる山なのだろうか。


みんな、すごい人たちですなあ。

 ここからは未知の下山路である。岩稜というより巨岩累々と言った趣きの北沢尾根を辿る。ペンキ印はあるものの、少々分
かり辛いところもある。何より巨岩の間の隙間が落とし穴のように口を開いていて、うっかり落ちたらタダで済まないので気が抜けない。
2時間足らずしか寝ていない寝不足とアルコールのせいか、息が上がってどうにも調子が出ない。我慢して歩いていたが、
2591m標高点のあたりでひっくり返って目を瞑った。こんな調子で下りられるんだろうか。


最近、調子悪くなってひっくり返ることが増えていませんか。
気をつけないとね。

 少し休むと体調も回復、徐々にペースが上がり始めた。2411mの標高点からはかなりいい道となり、明るい樹林とも相
まって気分も上向きだ。この尾根道はあまり良くないという先入観があったがうれしい誤算である。越百山の登山道よりいいのではないだろうか。
上部のハイマツのちょっとしたヤブと岩の落とし穴さえ我慢すればいいルートだ。


そうですか。
また機会があれば、行ってみたいですね。

 今朝沢登山口に出たら思いっきり沢水で顔を洗おうと思っていたが、手近に水の流れるところがなかった。
20分ほどの林道歩きで福栃沢の登山口。
行儀よく待っていたDOCに跨り、お尻を突き上げるショックにしばし耐えれば駐車地まではすぐだ。


ここなら、温泉はフォレスパ木曽でしたか。
それにしても、家に着くのがかなり遅くなりますね。
お疲れさまでした。

よい山旅を!
                        洞吹(どうすい)
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【中央アルプス】越百山~南駒ヶ岳周回

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。生きてたんですね。 :mrgreen:

今のワシには、たいへん耳が痛い話しですが、いいこと言いますね。

耳が痛くてよかったです。馬耳東風ならどうしようかと思いました。

ワシの中央アルプスデビューが、16年前の伊奈川ダム登山口~木曽殿越~空木岳~越百山の1泊周回でした。
なつかしいな。


おおーっ、そうでしたか。12年前の私の周回と同じですね。木曽殿泊まりかな?
私は営業終了後でしたので、駒峰ヒュッテの土間で寝ました。

[attachment=2]P1080673_1.JPG[/attachment]
おやまあ、なんと……
きっと、彼岸に近いところにいらっしゃる人なのかも知れませんね。


なるほど。そう言えばお彼岸も近いですね。

せっかく山岳保険にも入ってるのに、残念でした。

保険は保険のまま終わらせないと・・・・

実感こもってますね。
普段は畜生道を歩いてるんですか。


ヤブを漕いでいる時は「コンチクショー」とつぶやきながら歩いてますが・・・

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そう、そんな歳になったんですよ。
しかしその帽子は、そんなに効果があるんですか。
ワシも、もともと暑いのがニガ手なのに、ここ数年、それがとみに顕著になってきました。
何もしていないのに、いくらでも汗が吹き出てきて止まりません。


洞吹さんの気持ちがわかるようになってきましたわ。なんであんなに「暑い暑い」と言って家に籠ってるのか理解不能でしたが。 :mrgreen:

いいな、いいな。
ビールが喉にしみわたりますね。


これがあってこその山ですね。(^^ゞ

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みんな、すごい人たちですなあ。

この日遭ったのはいろんな意味で凄い人ばかりでした。

最近、調子悪くなってひっくり返ることが増えていませんか。
気をつけないとね。


そうなんですよね。更年期やろか。(^_^;)

そうですか。
また機会があれば、行ってみたいですね。


そう言ってたら絶対行きませんよ。機会は自分で作らないと。 :lol:

ここなら、温泉はフォレスパ木曽でしたか。
それにしても、家に着くのがかなり遅くなりますね。
お疲れさまでした。


そのつもりでしたが、つい通り過ぎてしまいました。国道256を少し飯田方面へ走って木曽路温泉でした。
ここも露天風呂が広々してよかったですよ。受付締切2分前でしたが。 :D
中津川でメシ食って、11時には帰宅できましたからまあまあです。(*^^)v

                     山日和
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