【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2012年8月24日(土)
【山 域】飯豊
【コース】足の松尾根登山口5:35---8:39大石山---10:22朳差岳10:50---12:01大石山---14:50足の松尾根登山口
【メンバー】単独

 嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。飯豊は、山形県や福島県側からはたくさん人が入っているようだが、新潟県側は入る人も少ない。調べてみると、通行止めになっていたり(大熊尾根コース)往復4時間の林道歩きをしなければならなかったり(湯の平温泉コース)廃道になっていて無雪期の時間が読めなかったり(胎内尾根コース)で、使えるのは足の松尾根だけだった。そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。

[attachment=2]IMG_5793.jpg[/attachment]
 胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。

 このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。

[attachment=0]IMG_5830.jpg[/attachment]
 尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。やせ尾根の両側は草木でわかりにくいが切れ落ちており尾根芯は松の木の根で維持されている。足の松尾根の名前が示すように尾根芯にからんだ松の根を踏みながら歩いていく。二か所岩場があるが、ここも岩に松の根がからみついた場所だった。滑落事故があったようで、岩場にはロープがそなえつけられている。

[attachment=4]IMG_5771.jpg[/attachment]
 滝見場からは足の松沢の二段の滝が見える。尾根が広がりはじめ森林限界まではブナ林になる。植生がブナでも岩場のやせ尾根では、ブナも育たないようだ。1095mの水場分岐では、大学生のパーティがパッキングをしている最中だった。稜線からは鉾立峰が大樽山までの尾根をしたがえて存在感を示している。目指す朳差岳は鉾立峰に隠れて見えない。

 登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。ハエ松の稜線を歩くのは何年ぶりだろう。高山に来た気分で気持ちがいい。ただ、伐られていないハエ松のヤブ尾根はめんどうだろうな。地元の人に聞いた大樽山・鉾立峰コースも胎内尾根コースも残雪期の記録ばかりでこの時期は厳しそうだ。

[attachment=3]IMG_5788.jpg[/attachment]
 鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。

 山頂に到着したころには、飯豊山方面にガスがかかりはじめてきた。直下には水をたたえた新六ノ池や谷筋の雪渓が緑に映えてきれいだ。赤とんぼがたくさん飛んでおり秋が近いことを知らせてくれている。

[attachment=1]IMG_5807.jpg[/attachment]
 山頂は大石山の手前から何度か話した会津の青年と二人きり、見渡せる稜線にも人はいない。会津の青年は飯豊には何度も足を運んでいるようで、今回は人を避けてわざわざ新潟の足の松尾根を選んだようだ。喧騒と無縁の静寂の稜線歩きはこたえられない。結局、この日に足の松尾根から朳差岳にピストンしたのは、私と会津の青年だけだった。

 山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)

 帰りは、来た道をもどるだけ。英三ノ峰で休憩していると「ドン」という地響きが谷筋から聞こえた。見ると、雪渓のスノーブリッジが落ちた音だった。けっこう大きな音がするもんだ。

 3時の登山タクシーに合わせて下山し、奥胎内ヒュッテで一風呂あびて婿殿は実家にもどった。

 人の少ない高山歩きはこの時期やっぱり気持ち良かった。
添付ファイル
ブナ林
ブナ林
朳差岳山頂の祠と赤とんぼ
朳差岳山頂の祠と赤とんぼ
朳差岳とハクサンシャジン
朳差岳とハクサンシャジン
タカネマツムシソウ
タカネマツムシソウ
足の松尾根
足の松尾根
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by 宮指路 »

わりばしさん、こんばんは

 嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。

噂の奥さんは新潟美人なんですね

そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。

確かエブリサシヤマと読むんですよね

 胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。

胎内市とは意味ありげな名前だな~

ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。

一般車両が入れないでタクシーが入れるとは一体どういう了見なんでしょう

 このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。

鈴鹿のブナとは感じが違いますね。どちらかと言えば福井のブナに近いかな

 尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。

姫子と英三の恋物語でもあったのかな?

  登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。

高山植物の花はまだ間に合ったようですね。

 鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。

二百名山にしては立派な山頂ですね

 山頂は大石山の手前から何度か話した会津の青年と二人きり、見渡せる稜線にも人はいない。会津の青年は飯豊には何度も足を運んでいるようで、今回は人を避けてわざわざ新潟の足の松尾根を選んだようだ。喧騒と無縁の静寂の稜線歩きはこたえられない。結局、この日に足の松尾根から朳差岳にピストンしたのは、私と会津の青年だけだった。

百名山の登山道ともなると人で溢れかえって興醒めでしょうが私のような百名山ゲッターにもなるとそういう苦難もあまり気になりません


 山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)

今時の登山サークルはそんなものなのですかねぇ~
わりばしさんが割り箸のような体型の頃とは時代が違いますね

                               宮指路
最後に編集したユーザー 宮指路 [ 2012年8月30日(木) 12:56 ], 累計 1 回
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by わりばし »

宮指路さん、おはようございます。

 嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。

噂の奥さんは新潟美人なんですね

いやいや新潟出身ですが、グーさんの妄想の産物です。

そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。

確かエブリサシヤマと読むんですよね

柄振ていう柄の先に横板をつけた土をならしたりする農具を持った人の雪形が田植えの時期に表れるところからきたようです。
朳差岳と鉾立峰
朳差岳と鉾立峰
 胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。

胎内市とは意味ありげな名前だな~

ハハハ・・何か注入するのかな?
扇状地なので胎内川が伏流水となって地下を流れるところからつけたみたいです。
鈴鹿の山麓に似ています。


ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。

一般車両が入れないでタクシーが入れるとは一体どういう了見なんでしょう

ダム工事の関係で一般車両は禁止のようです。
検問所にはガードマンが常駐でワープは不可能ですね。


 このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。

鈴鹿のブナとは感じが違いますね。どちらかと言えば福井のブナに近いかな

私もそう思いました。雪のせいですかね?

  登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。

高山植物の花はまだ間に合ったようですね。

この時期、なぜか紫の花ばっかりでした。
ハクサンフクロウ
ハクサンフクロウ
 鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。

二百名山にしては立派な山頂ですね

石の祠は大きく見えますが右に写っている石柱は三角点がむき出しになったものです。

 山頂は大石山の手前から何度か話した会津の青年と二人きり、見渡せる稜線にも人はいない。会津の青年は飯豊には何度も足を運んでいるようで、今回は人を避けてわざわざ新潟の足の松尾根を選んだようだ。喧騒と無縁の静寂の稜線歩きはこたえられない。結局、この日に足の松尾根から朳差岳にピストンしたのは、私と会津の青年だけだった。

百名山の登山道ともなると人で溢れかえって興醒めでしょうが私のような百名山ゲッターにもなるとそういう苦難もあまり気になりません


百名山でもメインルートをそれると静かですもんね。
新六ノ池
新六ノ池
 山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)

今時の登山サークルはそんなものなのですかねぇ~
わりばしさんが割り箸のような体型の頃とは時代が違いますね

そうですね。
kasayaさんや私の時代は、応援団みたいに声を出しながら登る部もありましたからねえ。


                               
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by biwaco »

ワークマンわりばしさん、お久~です。
夏休み、みなさんいい山歩きされてますね。

飯豊と言えば何を隠そう、40数年前に行ったことがあります。けど、リーダーについて行っただけなんで、どこからどう歩いたのか、サッパリ覚えてません。
朳差岳って、読み方も分からん…と、下を見たらエブリサシヤマですって?これ、アイヌ語かなんかでしょうか?

 嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。


コメどころとあれば、もう稲刈りでもお手伝いでしたか?
怪力わりばしさんなら、きっと頼れる助っ人でしょう。

飯豊は、山形県や福島県側からはたくさん人が入っているようだが、新潟県側は入る人も少ない。
使えるのは足の松尾根だけだった。そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。


日本で200番なら、けっこう有名なんや(@_@;)

 胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。


300円タクシーって安っ! 
胎内市って、すごい名前の町ですね。ここから出ていく人はみんな赤ちゃん?

 このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。


播磨屋さんが測定に悩みそうですね。どれが一番や…? 測ってあげるから手を上げて~

 尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。やせ尾根の両側は草木でわかりにくいが切れ落ちており尾根芯は松の木の根で維持されている。足の松尾根の名前が示すように尾根芯にからんだ松の根を踏みながら歩いていく。二か所岩場があるが、ここも岩に松の根がからみついた場所だった。滑落事故があったようで、岩場にはロープがそなえつけられている。


姫子と英三の悲恋伝説でもあるんですか?
山仕事の英三を迎えにきた姫子が松の根っこに躓いて滝に落ちた。英三は滝壺に身を投じるが、姫子を助けられず、二人は二つの峰となった……。とか?

 登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。ハエ松の稜線を歩くのは何年ぶりだろう。高山に来た気分で気持ちがいい。ただ、伐られていないハエ松のヤブ尾根はめんどうだろうな。地元の人に聞いた大樽山・鉾立峰コースも胎内尾根コースも残雪期の記録ばかりでこの時期は厳しそうだ。


ハエ松って、ハエがうるさそう(@_@;) もっといい名前付けてあげて。

 鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。

 山頂に到着したころには、飯豊山方面にガスがかかりはじめてきた。直下には水をたたえた新六ノ池や谷筋の雪渓が緑に映えてきれいだ。赤とんぼがたくさん飛んでおり秋が近いことを知らせてくれている。


いい感じの山ですね。胎内から出て、新六ノ池はオヘソあたり? ならば鉾立峰に朳差岳はオッパイ丘陵かなあ…?
「イイデ~」なんてにやけてたら、根っこに躓いて滝へ落ちまっせ、わりばしさん。

 山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)


水汲みの間、リーダーはなにしてたのかなあ。一日3時間行動ならbiwa爺でも行けそうやなあ…。

 3時の登山タクシーに合わせて下山し、奥胎内ヒュッテで一風呂あびて婿殿は実家にもどった。
 人の少ない高山歩きはこの時期やっぱり気持ち良かった。


お疲れさま、というか、まだまだ歩き足りないんじゃないですか?
それにしても、いいところに実家や親せきがあるといいですね。この歳になると、自分もカミサンも実家はもう誰もいませんワ。(@_@;)
車を実家にして全国巡りでもするかな?

                      ~biwaco
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by わりばし »

おひさしブリーフです。biwacoさん。

飯豊と言えば何を隠そう、40数年前に行ったことがあります。けど、リーダーについて行っただけなんで、どこからどう歩いたのか、サッパリ覚えてません。
朳差岳って、読み方も分からん…と、下を見たらエブリサシヤマですって?これ、アイヌ語かなんかでしょうか?

アイヌ語っぽいですが、柄振ていう柄の先に横板をつけた土をならしたりする農具からきたみたいです。

 嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。


コメどころとあれば、もう稲刈りでもお手伝いでしたか?
怪力わりばしさんなら、きっと頼れる助っ人でしょう。

庭の草刈りや布団干しぐらいです。

飯豊は、山形県や福島県側からはたくさん人が入っているようだが、新潟県側は入る人も少ない。
使えるのは足の松尾根だけだった。そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。


日本で200番なら、けっこう有名なんや(@_@;)

胎内や新発田なんかでは雪の時期に目立つ山なのでだれもが知っている山のようです。

 胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。


300円タクシーって安っ! 
胎内市って、すごい名前の町ですね。ここから出ていく人はみんな赤ちゃん?

距離が短いのと胎内市のコミュニティバスとして運行しているからだと思います。
biwacoさんはすぐにこういう言葉には反応するんだから。:oops:
さすが、ヤブコギの変○三銃士です。
:lol:
足の松沢の二段の滝
足の松沢の二段の滝
 このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。


播磨屋さんが測定に悩みそうですね。どれが一番や…? 測ってあげるから手を上げて~

ブナだらけで、測ろうと思わないでしょうね。
松の木がいとおしく思えたぐらいですから。

ブナ林
ブナ林
 尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。やせ尾根の両側は草木でわかりにくいが切れ落ちており尾根芯は松の木の根で維持されている。足の松尾根の名前が示すように尾根芯にからんだ松の根を踏みながら歩いていく。二か所岩場があるが、ここも岩に松の根がからみついた場所だった。滑落事故があったようで、岩場にはロープがそなえつけられている。


姫子と英三の悲恋伝説でもあるんですか?
山仕事の英三を迎えにきた姫子が松の根っこに躓いて滝に落ちた。英三は滝壺に身を投じるが、姫子を助けられず、二人は二つの峰となった……。とか?

どういういわれなのかなあ。
調べてもわからないときは、想像したもの勝ちです。


 鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。

 山頂に到着したころには、飯豊山方面にガスがかかりはじめてきた。直下には水をたたえた新六ノ池や谷筋の雪渓が緑に映えてきれいだ。赤とんぼがたくさん飛んでおり秋が近いことを知らせてくれている。


いい感じの山ですね。胎内から出て、新六ノ池はオヘソあたり? ならば鉾立峰に朳差岳はオッパイ丘陵かなあ…?
「イイデ~」なんてにやけてたら、根っこに躓いて滝へ落ちまっせ、わりばしさん。

大きさが不釣り合いなのでオッパイは無理かな。
Hなんだからあ~
:|

 山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)


水汲みの間、リーダーはなにしてたのかなあ。一日3時間行動ならbiwa爺でも行けそうやなあ…。

小屋の前で寝てました。
起きろ・・・(内なる声)
:evil:
朳差岳避難小屋
朳差岳避難小屋
 3時の登山タクシーに合わせて下山し、奥胎内ヒュッテで一風呂あびて婿殿は実家にもどった。
 人の少ない高山歩きはこの時期やっぱり気持ち良かった。


お疲れさま、というか、まだまだ歩き足りないんじゃないですか?
それにしても、いいところに実家や親せきがあるといいですね。この歳になると、自分もカミサンも実家はもう誰もいませんワ。(@_@;)
車を実家にして全国巡りでもするかな?

日帰りで楽しむにはいい距離です。
自宅から嫁の実家まで700キロですから、少し遠すぎですね。
前回は1000円高速で行ったのですが、今回は高速バスで楽ちんでした。


                   
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通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by 通風山 »

わりばしさん、こんにちは。

すっかり出遅れの亀コメントになっちゃいました。
飯豊連峰って「いいで」すよね~~。
朳差岳(エブリサシ)とか梅花皮岳(カイラギ)とか飯豊(イイデ)自体も読み方が不思議で、なにかいわくがありそうで興味が湧いてきちゃいます。
石転び沢の大雪渓を上がって、梅花皮小屋泊~烏帽子岳~御西岳~三国岳~川入とつなぎましたが、朳差岳方面は未踏です。
三国小屋で一緒になった人が地元の人で、飯豊の中で一番のお勧めが花の頃の朳差岳だと言っていて、いつか行ってみたい山の一つでした。
たしかに昭文社の「山と高原地図」を見ると花の名前がズラズラ~~~と多く書かれていますね。
今回それがわりばしさんのレポでお目にかかれるとは思いませんでしたよ。 :lol:
マツムシソウまで咲いていたんですね~

アプローチもむつかしい山域で、ましてや縦走などと考えると交通機関をどうしようかと頭をかかえそうですが、それがまた静かな山旅の一因になっていると思うと楽しいですね。
登山タクシーの情報ありがとうございました。関川村からのアプローチを考えていましたが胎内側のほうも参考にさせていただきます。
飯豊の完縦走もやってみたいと思っているのです。 ;)

是非せっせと奥さんの実家に通って、また飯豊連峰のレポをお願いします。
御西小屋と、ここも未踏の大日岳(ここへも行ってみたいなぁ)
御西小屋と、ここも未踏の大日岳(ここへも行ってみたいなぁ)
   つう
通風山
六右衛門(YaS)
記事: 159
登録日時: 2011年5月11日(水) 20:34
お住まい: 大阪府三島郡島本町山崎
連絡する:

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by 六右衛門(YaS) »

わりばしさん こんばんは

 昨年10月のグミの木平でお顔を拝見しました六右衛門と申します。

杁差岳のレポ、近況がわかり参考になります。
飯豊は、あまりに遠くもう30年も前に一度だけ行きました。そのときは大グラ尾根を登って本山→烏帽子岳→北股岳→梶川尾根という周回コースで、通風山さんと同じく大日岳と杁差岳は、私にとっても宿題となっています。関川村から登って5月20日頃のミネザクラか、6月のハクサンイチゲを見たいというプランなので、また情報を教えていただければ幸いです。

ちなみにご存知かもしれませんが杁差岳に特化したHP http://fps01.plala.or.jp/~FYE/index.htm が詳しく、見ていると本当に行きたくなりますが、700kmくらい走らないといけないのと日数がかかるので憧れのままです。

               六右衛門(YaS)
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、通風山さん。
いつもサーバーの管理お疲れ様です。


飯豊連峰って「いいで」すよね~~。
朳差岳(エブリサシ)とか梅花皮岳(カイラギ)とか飯豊(イイデ)自体も読み方が不思議で、なにかいわくがありそうで興味が湧いてきちゃいます。

元々はアイヌの言葉なんでしょうね。
奈良の大仏に使う金の採掘で開け始めた地域のようです。
行基が開いたとされる乙宝寺が胎内市にあります。
そのころの呼び名に漢字を当てて残ったようです。

お花畑
お花畑
石転び沢の大雪渓を上がって、梅花皮小屋泊~烏帽子岳~御西岳~三国岳~川入とつなぎましたが、朳差岳方面は未踏です。
三国小屋で一緒になった人が地元の人で、飯豊の中で一番のお勧めが花の頃の朳差岳だと言っていて、いつか行ってみたい山の一つでした。
たしかに昭文社の「山と高原地図」を見ると花の名前がズラズラ~~~と多く書かれていますね。
今回それがわりばしさんのレポでお目にかかれるとは思いませんでしたよ。 :lol:
マツムシソウまで咲いていたんですね~

花で有名なんですね。
マツムシソウはたくさん咲いていました。
新発田や胎内の人達にとっては、麓から見える朳差岳は、身近な存在のようです。

ハクサンシャジン
ハクサンシャジン
アプローチもむつかしい山域で、ましてや縦走などと考えると交通機関をどうしようかと頭をかかえそうですが、それがまた静かな山旅の一因になっていると思うと楽しいですね。
登山タクシーの情報ありがとうございました。関川村からのアプローチを考えていましたが胎内側のほうも参考にさせていただきます。
飯豊の完縦走もやってみたいと思っているのです。 ;)

朳差岳避難小屋は関川村が管理しています。
関川村から入れるルートは権内尾根(東俣)ルートだけですね。
大熊尾根(西俣)ルートは、昨年の豪雨の影響で通行止めです。
私が登った1週間後に西俣登山道の調査に訪れた関川村の調査隊の方が滑落で亡くなったので、西俣登山道は当分使えないと思います。


是非せっせと奥さんの実家に通って、また飯豊連峰のレポをお願いします。

ハハハ・・・ :mrgreen:
飯豊・朝日の情報ならこのサイトが詳しいですよ。
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
会津の青年が紹介してくれました。
飯豊の山々
飯豊の山々
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わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【飯豊】婿殿 朳差岳に登る

投稿記事 by わりばし »

お久しぶりです、六右衛門さん。

飯豊は、あまりに遠くもう30年も前に一度だけ行きました。そのときは大グラ尾根を登って本山→烏帽子岳→北股岳→梶川尾根という周回コースで、通風山さんと同じく大日岳と杁差岳は、私にとっても宿題となっています。関川村から登って5月20日頃のミネザクラか、6月のハクサンイチゲを見たいというプランなので、また情報を教えていただければ幸いです。

朳差岳避難小屋は5月や6月なら雪も残っていて水の心配もありませんね。
ヤブの多いルートは残雪のこの時期に登るようです。
関川村からだと東俣ルートになりますね。
西俣ルートは通行止めで、昨年の豪雨でルートがかなり落ちていて危険なようです。

新六ノ池と西俣ルート
新六ノ池と西俣ルート
ちなみにご存知かもしれませんが杁差岳に特化したHP http://fps01.plala.or.jp/~FYE/index.htm が詳しく、見ていると本当に行きたくなりますが、700kmくらい走らないといけないのと日数がかかるので憧れのままです。

これは知りませんでした。きれいな写真がいっぱいですね。
飯豊の山情報ならば「飯豊朝日連峰の登山者情報」というHP 

http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
に詳しくのっていますので、一度見てみてください。
会津の青年情報ですが。

お花畑と会津の青年
お花畑と会津の青年
            
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