【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

山行記、山の思い出、限定
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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ふ~さん »

【日 時】  6月23日(土)
【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 5946771026
【同行者】  単独
【天 候】  曇り
【ルート】  諏訪神社(6:12)~小無間避難小屋(8:32/44)~小無間山(10:39/59)~中無間山(11:33)~大無間山(12:40)~前無間山(12:54/13:07)~大無間山(13:19/40)~小無間山(14:55/15:02)~小無間避難小屋(16:28/43)~諏訪神社(17:49)


たまには山行を華麗にキメてみたいのだが、無念にも朝からゲロゲロである。大体からして自ら運転する車に酔うというのが情けない。睡眠不足も手伝ってか、高速を降りてから、夜のぐにぐに道に早くもグロッキーならぬ、ゲロッキーである。

しばらく車のシートを倒して復調を期すが、このコースは長丁場なので遅出は感心しない。のろのろと準備を進めて諏訪神社の参門をくぐる。一歩ごとに腹がむかむかしてくる。
唐松ナギの頭
唐松ナギの頭
第二鳥居から登山届のポストを通過する。そこかしこに台風4号の爪痕。山道は水路の跡だし、折り取られた枝や吹き飛ばされた木の葉がおびただしい。台風一過、ヒグラシが夏本番に向けてウォーミングアップに夢中である。倒壊した作業小屋がある。アオバトの鳴き声を聞きながら雷段を黙々と歩く。

小無間避難小屋前の扉には、ちぎれた葉っぱが一杯張り付いてる。一旦鞍部に降り立ってから岩っぽい尾根を登り返すが、さっそく南白山で痛めた膝の皿がうずき始めた。ペースを落とす言い訳には好都合かも。小ピークから下ると固定ロープがある。

ガスに巻かれ始める。あたりは深山のおもむきを呈し始める。視界がきかないので、余興と言えば登山道脇のシロヤシオの花がらと、ミソサザイやキビタキ、ジュウイチたちの競演という演目である。

それにしても強烈なのはジュウイチの選挙演説だ。奴をようやく振り切って、その一辺倒な声が遠のいたかと思ううち、再び行く手にジュウイチの声が迫るから参る。同じ個体にストーカーされているわけではなかろうが、強迫神経症患者の気分がよくわかる。

鋸歯を順に辿る。P3からP1へ。ガレ縁を通過。イワウチワに和みながら歩くが、やがて右手に強烈なガレが牙をむいた。地図で見るよりガレは明らかに進行しており、登山道は左手のガレにも容赦なく浸食されて、きわどい浮き石の馬の背になっている。台風の影響下で崩落が進んだ可能性も高いなぁ。
大ガレ
大ガレ
ここを通過すると再び深山の、のんびり歩きに転じる。ツツドリの鳴き声を伴奏にコルリの軽快なさえずりを聞くうち、小無間山の山頂に立った。

山頂を後にすると唐松ナギの上端に飛び出す。吹き上げる風が肌寒い。このあたりから素晴らしいイワカガミの回廊だ。ダケカンバの古木もある。散策気分で歩くうち中無間山の山頂へ。

ここはまだまだ通過点だ。ルートは直角にターンする。大無間山へは、ゆるく鞍部に下ってから再びゆるやかに登り詰めていく。見事な森だ。朽ちゆく古株にはみずみずしい萌芽が木漏れ日に輝いている。

ウソやホトトギスの声を聞くうち、展望地に立つが、湧き立つ雲に光岳方面の遠望がきかないのが悔しい。だが、それを補ってあまりある原生林と言うべきであろう。大無間山の山頂方面を確かめて先を急ぐ。「三方嶺を経て大タル沢・樺沢へ」の登山道が合流してくる。そうこうするうち、待望の小広い大無間山頂である。

一人万歳(注;決して漫才ではない)して、そそくさと次の目標を目指す。いざ、前無間山へ。展望は望めないにせよ、風イラズへの偵察にもなるだろう。
大無間山一等三角点
大無間山一等三角点
苔むした倒木を越えて日本庭園の森を下り、キレット状に降りて登り返せばナギの迫る前無間山だ。ガスの山頂に不思議な満足感を覚えるから病気っぽい。

大無間山にとんぼ帰り。ご満悦の表情でパンをほおばっていると、単独の登山者が現われた。いかにもベテランの猛者という風体だ。彼は地元の方で、何とこれが七度目の大無間山だという。

一足お先にご無礼する。雨が降り始めた。寸又左岸林道への道に入らないようにして下山路を選ぶ。唐松ナギで涼風を入れ、小無間山で休憩するうち、先ほどのベテラン猛者氏が再び登場した。
緑の森
緑の森
この先、前後しながらの下山になるが、両側がガレにそぎ落ちた浮き石の馬の背が鬼門だ。先に発った彼が難所を通過する際の、ガラガラと地獄に堕ちていくような落石の音が虚空に響き渡る。その絶望的な音は、かなり離れた後続の私の耳にも届くからたまらない。

ガスに巻かれたガレ縁は視界がきかないだけに気味が悪い。おまけにこの雨だ。スリップには命取りだ。慎重に通過する。浮き石が全部落ち切るまでは難所であり続けるのだろうか。

辛抱強く鋸歯を辿り直して小無間避難小屋へ。小屋の中がにぎやかだ。中を覗いてみる。明日の登頂を期して大宴会になだれ込まんとするパーティーの姿。挨拶して小屋を後にする。

三角点広場には、ここにも明日の登頂を目指すソロテントが二張り。テントのカップル二人と、例のベテラン猛者氏が情報交換の真っ最中。私も加わって談笑する。
雨止んで
雨止んで
雨も止んだ。ここからの帰路は、ベテラン猛者氏から山の情報をもらいながらの足早の下山。諏訪神社に着く頃には、心地よい疲労感に包まれた(=へろへろってことね(^_^;)。

彼の車は私の隣だった。って言うか、この登山口からの登山者は我々二人だけだった。隣同士の車でそれぞれ着替えながら、言葉少なに互いの労をねぎらう。

同じ山を歩いた者同士の感慨が、言葉を通さなくてもしみじみと伝わってくる。

 ふ~さん
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by biwaco »

ふ~さん、やっと出てきましたね。こんばんは~
この大作をいかに世に出そうかと、頭を捻って2週間。あまりの雨模様にカビでも生えてきたらもったいない(@_@;)と、やっとアップする気になりましたか?(^^)/

大無間山か…
いつだったかふ~さんが言ってたよね。「深南部の大無間山に行かない?」
biwa爺は「シンナンブのダイムゲンとか聞いてもなんのこっちゃ?とチンプンカンプンで、有り難いお経でも聞いてる感じでありました。
シャイなふ~さんのこと、それ以上編隊の相棒を探すのを躊躇って、結局論理―山行となったんですね。実に論理にかなってるワ。

ボチボチ読ませてもらいます。
【同行者】  単独
ああ、同行者おられましたか(@_@;)
単独さんですね。Mr.論理~
【ルート】  諏訪神社(6:12)~小無間避難小屋(8:32/44)~小無間山(10:39/59)~中無間山(11:33)~大無間山(12:40)~前無間山(12:54/13:07)~大無間山(13:19/40)~小無間山(14:55/15:02)~小無間避難小屋(16:28/43)~諏訪神社(17:49)
小、中、大、前…と、ゴジラの背中みたいにコブが次々…
たまには山行を華麗にキメてみたいのだが、無念にも朝からゲロゲロである。大体からして自ら運転する車に酔うというのが情けない。睡眠不足も手伝ってか、高速を降りてから、夜のぐにぐに道に早くもグロッキーならぬ、ゲロッキーである。
居眠り運転に酔っ払い運転とは、無限ループを彷徨ってるのかも…
小無間避難小屋前の扉には、ちぎれた葉っぱが一杯張り付いてる。一旦鞍部に降り立ってから岩っぽい尾根を登り返すが、さっそく南白山で痛めた膝の皿がうずき始めた。ペースを落とす言い訳には好都合かも。小ピークから下ると固定ロープがある。
単独さんに言い訳しても仕方ないでしょうに。
それにしても強烈なのはジュウイチの選挙演説だ。奴をようやく振り切って、その一辺倒な声が遠のいたかと思ううち、再び行く手にジュウイチの声が迫るから参る。同じ個体にストーカーされているわけではなかろうが、強迫神経症患者の気分がよくわかる。
シンナンブ党のジュウイチ候補はオ○ワ新党よりシタタカかも?
鋸歯を順に辿る。P3からP1へ。ガレ縁を通過。イワウチワに和みながら歩くが、やがて右手に強烈なガレが牙をむいた。地図で見るよりガレは明らかに進行しており、登山道は左手のガレにも容赦なく浸食されて、きわどい浮き石の馬の背になっている。台風の影響下で崩落が進んだ可能性も高いなぁ。
鋸歯の表記のピークがP1?
ここを通過すると再び深山の、のんびり歩きに転じる。ツツドリの鳴き声を伴奏にコルリの軽快なさえずりを聞くうち、小無間山の山頂に立った。
山頂を後にすると唐松ナギの上端に飛び出す。吹き上げる風が肌寒い。このあたりから素晴らしいイワカガミの回廊だ。ダケカンバの古木もある。散策気分で歩くうち中無間山の山頂へ。


気分よさそうな縦走稜線ですね。見晴らしとかどうなんでしょう?
小より中が低いってのは、中の沽券にかかわるんでは?
ここはまだまだ通過点だ。ルートは直角にターンする。大無間山へは、ゆるく鞍部に下ってから再びゆるやかに登り詰めていく。見事な森だ。朽ちゆく古株にはみずみずしい萌芽が木漏れ日に輝いている。
目標はもうすぐ。(^^)/
ヤブの記述はないけど、ふ~さんの歩く尾根やから、書くまでもないってことかな?
ウソやホトトギスの声を聞くうち、展望地に立つが、湧き立つ雲に光岳方面の遠望がきかないのが悔しい。だが、それを補ってあまりある原生林と言うべきであろう。大無間山の山頂方面を確かめて先を急ぐ。「三方嶺を経て大タル沢・樺沢へ」の登山道が合流してくる。そうこうするうち、待望の小広い大無間山頂である。
この合流登山路のことが分からなかったので、市販地図を見たらガッテン! 寸又峡への縦走路ですね。
相棒が単独さんでなければ、車デポして縦走できたのにね。(^_-)
一人万歳(注;決して漫才ではない)して、そそくさと次の目標を目指す。いざ、前無間山へ。展望は望めないにせよ、風イラズへの偵察にもなるだろう。
苔むした倒木を越えて日本庭園の森を下り、キレット状に降りて登り返せばナギの迫る前無間山だ。ガスの山頂に不思議な満足感を覚えるから病気っぽい。
南東のピーク? 病気ついでに、そのまんま、長島ダムまで下るってのはどう?
大無間山にとんぼ帰り。ご満悦の表情でパンをほおばっていると、単独の登山者が現われた。いかにもベテランの猛者という風体だ。彼は地元の方で、何とこれが七度目の大無間山だという。
ジモターですもんね。グーさんなど何度目の桧塚やろ?
一足お先にご無礼する。雨が降り始めた。寸又左岸林道への道に入らないようにして下山路を選ぶ。唐松ナギで涼風を入れ、小無間山で休憩するうち、先ほどのベテラン猛者氏が再び登場した。
下山路、そんなに複雑なんですか? 引き返すだけじゃないの?
この先、前後しながらの下山になるが、両側がガレにそぎ落ちた浮き石の馬の背が鬼門だ。先に発った彼が難所を通過する際の、ガラガラと地獄に堕ちていくような落石の音が虚空に響き渡る。その絶望的な音は、かなり離れた後続の私の耳にも届くからたまらない。

ガスに巻かれたガレ縁は視界がきかないだけに気味が悪い。おまけにこの雨だ。スリップには命取りだ。慎重に通過する。浮き石が全部落ち切るまでは難所であり続けるのだろうか。
♪帰り道は怖かった~、来た時よりも…(@_@;)
辛抱強く鋸歯を辿り直して小無間避難小屋へ。小屋の中がにぎやかだ。中を覗いてみる。明日の登頂を期して大宴会になだれ込まんとするパーティーの姿。挨拶して小屋を後にする。
パーティーに幸あれと祈る。クソッタレ(;一_一)と唾を吐いたのはだれ?
三角点広場には、ここにも明日の登頂を目指すソロテントが二張り。テントのカップル二人と、例のベテラン猛者氏が情報交換の真っ最中。私も加わって談笑する。
雨も止んだ。ここからの帰路は、ベテラン猛者氏から山の情報をもらいながらの足早の下山。諏訪神社に着く頃には、心地よい疲労感に包まれた(=へろへろってことね(^_^;)。
何の情報を交換してたんです? 
CIAや隣国諜報員でもあるまいに、日本の山岳情報集めてもたいした成果はないでしょうに…。
彼の車は私の隣だった。って言うか、この登山口からの登山者は我々二人だけだった。隣同士の車でそれぞれ着替えながら、言葉少なに互いの労をねぎらう。
同じ山を歩いた者同士の感慨が、言葉を通さなくてもしみじみと伝わってくる。
以心伝心、慰労に献身(いろうに剣心)ってことですか?
また、山へ連れてってね。

            ~biwaco
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by たんぽぽ »

ふ~しゃま、こんばんは。

近頃お姿を拝見しないもんでどちらの地獄で悶絶してはるんやろうと思えば・・・
ムゲン地獄におられましたか。

たまには山行を華麗にキメてみたいのだが、無念にも朝からゲロゲロである。大体からして自ら運転する車に酔うというのが情けない。睡眠不足も手伝ってか、高速を降りてから、夜のぐにぐに道に早くもグロッキーならぬ、ゲロッキーである。
ムゲン地獄の前にゲロゲロ地獄がございましたか。
モリアオガエルも真っ青、いや真っ赤かな。

しばらく車のシートを倒して復調を期すが、このコースは長丁場なので遅出は感心しない。のろのろと準備を進めて諏訪神社の参門をくぐる。一歩ごとに腹がむかむかしてくる。
登山道はきれいにしましょう。

それにしても強烈なのはジュウイチの選挙演説だ。奴をようやく振り切って、その一辺倒な声が遠のいたかと思ううち、再び行く手にジュウイチの声が迫るから参る。
次の衆院選はジュウイチ君を味方につけた方が勝ちです。

同じ個体にストーカーされているわけではなかろうが、強迫神経症患者の気分がよくわかる。
それは気分がわかるんじゃなくて、すでに罹患してるんですよ。

鋸歯を順に辿る。P3からP1へ。ガレ縁を通過。イワウチワに和みながら歩くが、やがて右手に強烈なガレが牙をむいた。地図で見るよりガレは明らかに進行しており、登山道は左手のガレにも容赦なく浸食されて、きわどい浮き石の馬の背になっている。台風の影響下で崩落が進んだ可能性も高いなぁ。
おおっ!あの残酷な鋸挽き地獄ですか。
ふ~しゃまはもちろん股挽きがカイカンでしょう。

ここを通過すると再び深山の、のんびり歩きに転じる。ツツドリの鳴き声を伴奏にコルリの軽快なさえずりを聞くうち、小無間山の山頂に立った。山頂を後にすると唐松ナギの上端に飛び出す。吹き上げる風が肌寒い。このあたりから素晴らしいイワカガミの回廊だ。ダケカンバの古木もある。散策気分で歩くうち中無間山の山頂へ。
いよいよここから長~い吊尾根渡りですね。

ウソやホトトギスの声を聞くうち、展望地に立つが、湧き立つ雲に光岳方面の遠望がきかないのが悔しい。だが、それを補ってあまりある原生林と言うべきであろう。大無間山の山頂方面を確かめて先を急ぐ。「三方嶺を経て大タル沢・樺沢へ」の登山道が合流してくる。そうこうするうち、待望の小広い大無間山頂である。
標高2,300m、南アが一望って言いたいけど濃い樹林の中なんですよね。
でもそれが深南の魅力や!

大無間山にとんぼ帰り。ご満悦の表情でパンをほおばっていると、単独の登山者が現われた。いかにもベテランの猛者という風体だ。彼は地元の方で、何とこれが七度目の大無間山だという。
大無間では静岡市境界線が消えてます。
ちゃんと線引きしてきましたか?

彼の車は私の隣だった。って言うか、この登山口からの登山者は我々二人だけだった。隣同士の車でそれぞれ着替えながら、言葉少なに互いの労をねぎらう。
同じ山を歩いた者同士の感慨が、言葉を通さなくてもしみじみと伝わってくる。

お疲れさまでやんした。
ひと昔前のデジカメは色が悪いね
ひと昔前のデジカメは色が悪いね
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ふ~さん »

Biwaさん、おはようございます。
ふ~さん、やっと出てきましたね。こんばんは~
この大作をいかに世に出そうかと、頭を捻って2週間。あまりの雨模様にカビでも生えてきたらもったいない(@_@;)と、やっとアップする気になりましたか?(^^)/
おやおや、私以上に貴殿のレスは大作じゃございませんか。土曜日は雨でしたが、どのみち仕事でしたので、帰宅後にようやくレポを書いてみたんです。
イワウチワ
イワウチワ
大無間山か…
いつだったかふ~さんが言ってたよね。「深南部の大無間山に行かない?」
biwa爺は「シンナンブのダイムゲンとか聞いてもなんのこっちゃ?とチンプンカンプンで、有り難いお経でも聞いてる感じでありました。
シャイなふ~さんのこと、それ以上編隊の相棒を探すのを躊躇って、結局論理―山行となったんですね。実に論理にかなってるワ。
いつも山行を決定するのが、直前なので結局論理ー山行になってしまうんです(^^;)。それにゲロゲロ仲間を増やしてはあかんし。
ああ、同行者おられましたか(@_@;)
単独さんですね。Mr.論理~
おお、ボビー・ヴィントンですね!
http://www.youtube.com/watch?v=7XZVM5tpZqU
居眠り運転に酔っ払い運転とは、無限ループを彷徨ってるのかも…
そもそも私の人生そのものがメビウスの帯なんです。
小無間避難小屋前の扉には、ちぎれた葉っぱが一杯張り付いてる。一旦鞍部に降り立ってから岩っぽい尾根を登り返すが、さっそく南白山で痛めた膝の皿がうずき始めた。ペースを落とす言い訳には好都合かも。小ピークから下ると固定ロープがある。
単独さんに言い訳しても仕方ないでしょうに。
告白しますが、私の中には二つの人格が存在しておりまして・・・
シンナンブ党のジュウイチ候補はオ○ワ新党よりシタタカかも?
選挙カーの演説は朝8時から夜8時までと決まっておるのに(-_-)
気分よさそうな縦走稜線ですね。見晴らしとかどうなんでしょう?
小より中が低いってのは、中の沽券にかかわるんでは?
もともと樹林歩きの山なんですが、この日は「曇り時々晴れ後、雨、思い出したかのようにガス」・・・でしたからね~
目標はもうすぐ。(^^)/
ヤブの記述はないけど、ふ~さんの歩く尾根やから、書くまでもないってことかな?
誤解だってば。ここは一般道ですがな。(^^;)
この合流登山路のことが分からなかったので、市販地図を見たらガッテン! 寸又峡への縦走路ですね。
相棒が単独さんでなければ、車デポして縦走できたのにね。(^_-)
次回は是非・・・!(^_-)
一人万歳(注;決して漫才ではない)して、そそくさと次の目標を目指す。いざ、前無間山へ。展望は望めないにせよ、風イラズへの偵察にもなるだろう。
苔むした倒木を越えて日本庭園の森を下り、キレット状に降りて登り返せばナギの迫る前無間山だ。ガスの山頂に不思議な満足感を覚えるから病気っぽい。
南東のピーク? 病気ついでに、そのまんま、長島ダムまで下るってのはどう?
そうそう、南東に張り出したピークですよ。展望があるはずなんですが、不徳の致すところで・・・(>_<)
一足お先にご無礼する。雨が降り始めた。寸又左岸林道への道に入らないようにして下山路を選ぶ。唐松ナギで涼風を入れ、小無間山で休憩するうち、先ほどのベテラン猛者氏が再び登場した。
下山路、そんなに複雑なんですか? 引き返すだけじゃないの?
私がもたもたしてるだけなんですけどね。でも、雨だし、ガスってるし・・・(>_<)
♪帰り道は怖かった~、来た時よりも…(@_@;)
行きは酔い酔い・・・これも青春の蹉跌と言いたいものです。(*_*)
三角点広場には、ここにも明日の登頂を目指すソロテントが二張り。テントのカップル二人と、例のベテラン猛者氏が情報交換の真っ最中。私も加わって談笑する。
雨も止んだ。ここからの帰路は、ベテラン猛者氏から山の情報をもらいながらの足早の下山。諏訪神社に着く頃には、心地よい疲労感に包まれた(=へろへろってことね(^_^;)。
何の情報を交換してたんです? 
CIAや隣国諜報員でもあるまいに、日本の山岳情報集めてもたいした成果はないでしょうに…。
情報交換は次の三点。浮き石の馬の背について、雄プレーの飛行ルートの検証、やぶこぎの内部初公開の波紋(破門?)。
彼の車は私の隣だった。って言うか、この登山口からの登山者は我々二人だけだった。隣同士の車でそれぞれ着替えながら、言葉少なに互いの労をねぎらう。
同じ山を歩いた者同士の感慨が、言葉を通さなくてもしみじみと伝わってくる。
以心伝心、慰労に献身(いろうに剣心)ってことですか?
また、山へ連れてってね。

            ~biwaco
こちらこそ。また山の何たるかをお教えくださいませm(_ _)m

 ふ~さん
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by keikoku »

     ふ~さん こんにちは。

 大無間山へ行って来られましたか。私も昨年の7月2日に行ってきましたが、前無間山まで足を伸ばされた精神力には感服しました。健脚でも大無間山往復だけで10時間以上掛かるこの山旅に、なかなかプラスアルファーの行程は付けられないものです。よくやりました。その極限でのがんばりは見習いたいものです。
 大無間山までは、何とか一般登山道だと言えると思いますが、それから先に進む人はグッと減ることでしょう。大無間山から前無間山の様子はどうでしたか。確かに、その過程で風イラズまでの様子とか雰囲気とかがだいたい分かったことでしょう。風イラズを踏もうと思った場合、どんなコースを取るのがよいのかまたヒントをください。

                                         keikoku sakakibara
 
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~しゃま、こんばんは。
たんぽぽさん、おはようございます。
近頃お姿を拝見しないもんでどちらの地獄で悶絶してはるんやろうと思えば・・・
ムゲン地獄におられましたか。
ご心配おかけしました。私が陥る地獄と言えば酒池肉林地獄くらいですからご安心ください。
古木
古木
しばらく車のシートを倒して復調を期すが、このコースは長丁場なので遅出は感心しない。のろのろと準備を進めて諏訪神社の参門をくぐる。一歩ごとに腹がむかむかしてくる。
登山道はきれいにしましょう。
心がけます。しかし、水前寺清子さんばりに、私の歩いた後には、きれいなお花が咲くのでどうかご安心を。
それにしても強烈なのはジュウイチの選挙演説だ。奴をようやく振り切って、その一辺倒な声が遠のいたかと思ううち、再び行く手にジュウイチの声が迫るから参る。
次の衆院選はジュウイチ君を味方につけた方が勝ちです。
小沢新党のお宝擁立候補ですね。しかし、国会での質疑応答やら答弁が成立しませんね。困ったことです。
同じ個体にストーカーされているわけではなかろうが、強迫神経症患者の気分がよくわかる。
それは気分がわかるんじゃなくて、すでに罹患してるんですよ。
冷たいお方ですな~。そんな簡単に死刑宣告せんといてや。
鋸歯を順に辿る。P3からP1へ。ガレ縁を通過。イワウチワに和みながら歩くが、やがて右手に強烈なガレが牙をむいた。地図で見るよりガレは明らかに進行しており、登山道は左手のガレにも容赦なく浸食されて、きわどい浮き石の馬の背になっている。台風の影響下で崩落が進んだ可能性も高いなぁ。
おおっ!あの残酷な鋸挽き地獄ですか。
ふ~しゃまはもちろん股挽きがカイカンでしょう。
私の股なんぞ何度もノコに挽かれて既にズタズタや。
森の径
森の径
ここを通過すると再び深山の、のんびり歩きに転じる。ツツドリの鳴き声を伴奏にコルリの軽快なさえずりを聞くうち、小無間山の山頂に立った。山頂を後にすると唐松ナギの上端に飛び出す。吹き上げる風が肌寒い。このあたりから素晴らしいイワカガミの回廊だ。ダケカンバの古木もある。散策気分で歩くうち中無間山の山頂へ。
いよいよここから長~い吊尾根渡りですね。
比較的鼻歌交じりで歩ける区間です。楽しい樹林歩きができます。
ウソやホトトギスの声を聞くうち、展望地に立つが、湧き立つ雲に光岳方面の遠望がきかないのが悔しい。だが、それを補ってあまりある原生林と言うべきであろう。大無間山の山頂方面を確かめて先を急ぐ。「三方嶺を経て大タル沢・樺沢へ」の登山道が合流してくる。そうこうするうち、待望の小広い大無間山頂である。
標高2,300m、南アが一望って言いたいけど濃い樹林の中なんですよね。
でもそれが深南の魅力や!
伐採して好展望を確保するお山も多い中、ここは人のあまり入り込まない奥地ですしね。山頂直下に展望のきくポイントはあっても、あの沸き立つ雲とガスの中では多くを望めませんでした。
大無間山にとんぼ帰り。ご満悦の表情でパンをほおばっていると、単独の登山者が現われた。いかにもベテランの猛者という風体だ。彼は地元の方で、何とこれが七度目の大無間山だという。
大無間では静岡市境界線が消えてます。
ちゃんと線引きしてきましたか?
さすが、良く見てますね。確かに消えてます。たんぽぽさんも是非、ザックにラインカー括りつけて登ってちょ。
彼の車は私の隣だった。って言うか、この登山口からの登山者は我々二人だけだった。隣同士の車でそれぞれ着替えながら、言葉少なに互いの労をねぎらう。
同じ山を歩いた者同士の感慨が、言葉を通さなくてもしみじみと伝わってくる。
お疲れさまでやんした。
おおきに。それでは、またお互い安全山行を!

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん こんにちは。
keikokuさん、おはようございます。

 
大無間山へ行って来られましたか。私も昨年の7月2日に行ってきましたが、
さすが、keikokuさん、既に登ってみえましたね。天候はいかがだったでしょうかね。こちらは、信州・木曽方面か、深南部か迷った末、大無間を選んだのです。
深山の趣
深山の趣
当日、信州方面は晴れでしたが、最高気温が高かったので、曇りでも涼やかな山行が約束されそうな大無間としました。

実際、この日は涼しい山遊びができましたが、残念ながら展望が犠牲になりました。帰路は一時、雨にも降られましたし。
前無間山まで足を伸ばされた精神力には感服しました。
前無間までオプションでしたが、時間的に余裕があれば是非、と思ってました。展望がないのに、せっかく行ってもね~という声も聞こえそうですが。大無間まで足を運ぶならば、前無間までも・・・というのは成り行きみたいなところもあります。
健脚でも大無間山往復だけで10時間以上掛かるこの山旅に、なかなかプラスアルファーの行程は付けられないものです。よくやりました。その極限でのがんばりは見習いたいものです。
恐らく、keikokuさんのパワーなら楽勝だと思いますよ。
 大無間山までは、何とか一般登山道だと言えると思いますが、それから先に進む人はグッと減ることでしょう。大無間山から前無間山の様子はどうでしたか。確かに、その過程で風イラズまでの様子とか雰囲気とかがだいたい分かったことでしょう。風イラズを踏もうと思った場合、どんなコースを取るのがよいのかまたヒントをください。

                                         keikoku sakakibara
イワウチワの群落
イワウチワの群落
大無間から前無間とのキレットまでは踏跡が薄くなりますが、その先は尾根歩きですから踏跡は復活します。歩く人は多くはないにせよ、縦走路としては定番の一つですから、十分に歩ける予想はあります。

風イラズへは、寸又峡の朝日岳から三方嶺を経て大無間まわりを考えていました。風イラズ尾根から栗代林道にダイレクトで逃げるのか、それとも南尾根から尾栗峠経由で栗代ゲートへ・・・というコースも捨てがたいですね。日帰りならばゲートからのピストンです。

このあたりは、三遠南信さんにアドバイスを頂けるとありがたいですね!(^_-)

面白そうなコース満載のエリアです。またいろいろと教えてください。麻布山から黒法師までの宿題も残してありますしね。

 ふ~さん
ブルーロイ
記事: 2
登録日時: 2012年3月04日(日) 14:06

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ブルーロイ »

御無沙汰しております、ブルーロイです。
相変わらず精力的に登られてますよね~
渋い山なのは相変わらずですが、二百名山たる大無間山はふ~さんが登られる山ではメジャーな方でしょうか。

自分は一昨年登ったわけですが、長丁場でルートも雪が残っていると迷いやすい場所があると聞いていて
その時の自分にとっては本当に天王山となる山登りとなりました。
思ったより快調に登ってこられましたが、転んでストックを折ったり腕を痛めたりという感じで、
残念ながら無傷で下ることができませんでしたね~

それにしても小無間山への登りは自分が転んだ場所ですし苦労した場所ですが、
さらに厳しい状況になっているのですね~
取りつく手前あたりに左手が思いっきりガレている場所があったのですが、その先くらいでしょうか。
その当時ですら下りで変な場所を下って苦労したような気がします。
この山に限ってはどんどんハードルが上がっているのでしょうか。

深南部の山はしばらく登っていないので、秋くらいに登れたらなと思っています。
ずっと登山道のしっかりしたぬるい登山をしていますので、厳しい目に遭いそうですよ~
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【深南】 小無間(2150m)中無間(2109m)大無間(2329m)前無間(2300m)

投稿記事 by ふ~さん »

御無沙汰しております、ブルーロイです。
こちらこそご無沙汰しております。
相変わらず精力的に登られてますよね~
渋い山なのは相変わらずですが、二百名山たる大無間山はふ~さんが登られる山ではメジャーな方でしょうか。
何だか行きがかり上、毎週って感じですね。でも、今はちょっとお盆だというのに出張中なので、思うようには登れてないです~
大無間は登りのこして気になっていた山なんです。のどに引っかかった魚の小骨みたいに^^;
自分は一昨年登ったわけですが、長丁場でルートも雪が残っていると迷いやすい場所があると聞いていて
その時の自分にとっては本当に天王山となる山登りとなりました。
思ったより快調に登ってこられましたが、転んでストックを折ったり腕を痛めたりという感じで、
残念ながら無傷で下ることができませんでしたね~
そうそう、長丁場ですね。この時は車酔い状態でへろへろしてました。そ以外はそれなりに歩けたかな(^_-)
でも、かういう私も大棚入山で足首捻ったり、南白山で皿を割りそうになったので人のことはとても言えません(^_^;)
それにしても小無間山への登りは自分が転んだ場所ですし苦労した場所ですが、
さらに厳しい状況になっているのですね~
取りつく手前あたりに左手が思いっきりガレている場所があったのですが、その先くらいでしょうか。
その当時ですら下りで変な場所を下って苦労したような気がします。
この山に限ってはどんどんハードルが上がっているのでしょうか。
私が登った直前には豪雨に見舞われてますからね、ひょっとしたら新たに崩落したのかもしれません。浮き石ばかりの馬の背だったので、特に下りは緊張しまくりでした。あのベテランさんですら、小無間小屋で会話した時には、緊張した表情でそのガレ地点のことを振り返ってましたからねぇ。小無間小屋で出会ったグループ二組さんたちにも、しっかり情報を伝えましたよ。油断は禁物でしたから。でもまぁ、浮き石が落ちきれば、ルートとしては多少は落ち着きをみせるでしょうか。
深南部の山はしばらく登っていないので、秋くらいに登れたらなと思っています。
ずっと登山道のしっかりしたぬるい登山をしていますので、厳しい目に遭いそうですよ~ブルーロイ


ぬるい登山ってことはないでしょう。あれだけの大縦走を平気でこなしているロイさんですから。
それでは、またいつかのようにどこかで会いましょう!

 ふ~さん
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