【 日 付 】2024年8月2日~3日
【 山 域 】 中央アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】駒ケ根スキー場>池山尾根>空木平避難小屋>小屋泊まり
>空木岳>檜尾岳>桧尾根>桧尾登山口>駒ケ根スキー場
夏山登山第2弾は昨年と同じ空木岳、檜尾岳縦走にしました。交通アクセスの便利さ避難小屋を利用しての時間配分が適当でとても気にいっています。私の登山行動は毎年一定しているリピーターですから同じ山に登ることは一向気になりません。
8月1日の午後から出発して中津川で車中泊するのも昨年と同じ。夜明け前に起きて中央道に乗れば平日でも深夜割引を受けられました。朝5時過ぎに駒ケ根スキー場に着くと既に多くの車が止まっていました。お湯を沸かしてカップ麺を作り朝食にしました。パタパタと荷物を整えたら5時26分に出発して池山登山道に入りました。
三本木を過ぎて間もなく林道終点に着きました。昨年は林道工事中で通れませんでしたが、今年は通れるのか一台だけ駐車していました。ここに止めるのは空木岳にピストン登山する人だけですから、さほど多くはない。
タカウチ場から池山を経由するルートと池山小屋へトラバースするルートに分かれますが、池山に登ったことがなかったので池山へ向かいました。
池山は樹林の多い山ですが、山頂だけ開けていて木曾駒方面とその反対方向が見渡せました。
池山小屋分岐に着くと奇麗な清水が湧きだす水場で1L補給しました。昨年は配管が詰まっているようで給水するのにも時間がかかりましたが、今年は配管がステンレスの新しい管に変わって勢いよく出ていました。夏山は給水が命みたいなところがありますから大いに助かります。
ここから尻無まで遊歩道ルートと北側の針葉樹林ルートに分かれますが、遊歩道ルートの方が歩きやすく樹林の雰囲気もいいのでこちらを進みます。
マセナギを過ぎと尾根の傾斜は強くなりますが、大したことはありません。大地獄も鉄梯子が沢山あるだけで安全に通過できます。
登山道は中央アルプスらしくシラビソなどの針葉樹が多い尾根です
林床にはカニコウモリのバットマークの葉っぱと小さな白い花を付けている程度で彩は多くありません。
そんな中シモツケの鮮やかなピンクの花が目だっていました。
小地獄のところから迷い尾根が伸びていますが、立派な標識があるから迷いこむ心配はないでしょう。
林床の草むらに変な花を見つけた。白い小さな花で全部下向きに咲いている。蜂や蝶は花に止まることができないからアリンコのような虫に受粉してもらうのだろうか。
空木平分岐まで来た。避難小屋はすぐそこだ。
空木平に入った途端にお花畑が広がった。マルバタケブキの大きな花。
鮮やかな色合いのハクサンフウロ
イエロークイーンのシナノキンバイ
風車のようなエゾシオガマ
グンナイフウロは残念ながら花弁が落ちて特徴的な花芯だけを残していた。
11時47分、避難小屋に着いた。小屋の前の水場は涸れていたが、20mほど下流へ歩いていくと河床から水が湧きだしていた。缶ビールをそこに置いて小屋に戻ると途中で追い抜いた60代の男性も小屋に着いていた。今夜の同泊者はこのオジサンだけだろうか。オジサンは東京から夜行バスで来たそうで今日のうちに山頂を往復して明日は早く下山したいといっていた。
オジサンが山頂に向かった後、若い女性もやってきてザックを降ろすと同じように山頂に向かった。
私は明日の縦走に備えて体力温存だ。することもなくシュラフを広げて横になった。
16時を過ぎてようやくオジサンが帰ってきた。続いて女性も戻ってきた。女性は地元の伊那っ子で単独行も慣れているようだ。これで今日の面子は揃った
と思ったら中年夫婦がやってきて「泊まれますか?」という。避難小屋だから拒否する理由もなく「どうぞ」と答えるしかない。夫婦はヒュッテでテントを張るつもりだったらしいが、一定時刻を過ぎると受付てもらえないそうで避難小屋を紹介されたと言う。私たちは夕食を済ませていたが、彼らは暗くなりかけた外で夕食を作っていた。
彼らも食事を済ませ小屋に戻って寝る段取りを済ませると静かになりやがて寝息を立て始めた。私も睡眠薬を飲んで眠りに落ちるのを待った。
不眠症の私も薬のお陰である程度眠れた。
夜明けが近づき小屋の小窓が明るく成って来た。窓から山頂の方を見ると奇麗に晴れ渡っていた。どうやら予報通りの山日和になりそうだ。
8月3日、朝5時15分小屋に朝陽が登るのと同時に出発した。
ガレ沢に沿って登っていくとクルマユリも咲いていた。
チングルマの群落は筋だけの風花になっていた。
ヨツバシオガマは、まだ元気だ。
ガレ谷が終わり草原が広がって青空と美しい対比をなしていた。
展望も広がって南アルプスの稜線が雲海に浮かんでいた。
足元のウサギギクは今日も能天気に咲いている。
雷鳥が突然出てきたので慌ててシャッターを押したけど画面の何処にいるんだ。
ヒュッテに出ると空木山頂はすぐだ。
山頂に着くと360度の大展望が広がった。
南に見える南駒ヶ岳は擂鉢窪避難小屋が使用禁止になって行きにくくなった。
カールのお花畑は中央アルプスでも一級の美しさを誇っていたのに残念至極だ。
雲海に浮かぶ御嶽は噴煙も殆んど確認できないくらい落ち着いている。
大展望を存分に味わったら木曽殿越のコルに向けて急降下していく。最初の岩峰は巻いていくので問題なし。
二つ目の岩峰も同様だ。
三つ目の岩峰が第一高点と言われるところ。
ここだけは岩峰の上を越えていく。
空木西斜面にはミヤマダイコンソウが群生して険しい登山路を彩っている。
木曽殿山荘に着いたら一休みして息を整える。次の東川岳の登り返しが心情的には一番厳しいのだ。まだ8時だというのに早くも気温が上がってきた。
バットレスとも言える大岩壁の左側の登山路を焦らずに登っていく。
東川岳山頂に立った。残りの稜線にも多少のアップダウンはあるが、もう大丈夫だろう。
熊沢岳はちょっと登り返しがあるかな。まあ、何とかなるさ。
熊沢岳に着いた。こんなところに標識あったかな。
熊沢岳北端の岩峰に着いた。こちらが山頂だと思っていたけど違うようだ。
本日の最終ピーク檜尾岳が見えた。気温はますます上がってきたし息が切れて足の動きもおかしくなってきた。ザックに入れたアミノバイタルゼリーを取り出しチュルチュル吸って、その速攻パワーで最後の登りを乗り切ろう。
檜尾岳手前の大滝山からはお花畑が広がって苦しさを忘れさせてくれる。
ハクサンフウロはもちろん
見たかったハクサンイチゲも見られた。
さあ、いよいよラストの登りだ。
11時19分、檜尾岳に着いた。後は檜尾根を下るだけだ。
お花畑の中避難小屋の方へ下って行くと空木平で枯れていたグンナイフウロの花も見られた。
避難小屋は通り過ぎて水場に直行する。
チングルマのお花畑の中にある水場は冷たくて美味しい水を出し続けていた。
一休みしてメンチカツパンでランチにした。
桧尾根にはニッコウキスゲが僅かに残っていた。その横にはシナノキンバイも咲いて見送ってくれた。
この尾根には太ダケカンバも多く池山尾根より自然豊かな感じだ。
シャクナゲのピークを過ぎると下りの傾斜がきつくなってきた。
しかし赤沢の頭まで1kmの標識から傾斜は緩くなりダケカンバの変珍木を過ぎると平たんになって赤沢の頭に着いた。
地図では赤沢の頭から登山口まで急な一気下りのように思うが、実際は遊歩道のような奇麗なルートがジグを切りながら続いているだけだ。大船に乗ったつもりでチンタラ下って行けばいいのだ。
15時ちょうどに登山口に下りた。バス道を歩いて檜尾橋が見えたところで上からバスが降りてきた。あわててバス停まで走ってバスに乗ると補助席が一席だけ空いていた。ここのバスは急カーブの連続だから立ち席はない。
駒ヶ池からスキー場の方に歩いていくと同泊した東京のオジサンが前から歩いてきた。天気が良かったから空木山頂に登りなおしたのだろう。バスの時間があるにせよこれで思い残すこともなしでしょう。私も思い残すことなく十分に楽しめた二日間でした。
【中央アルプス】大展望の空木岳から花溢れる檜尾岳へ
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Re: 【中央アルプス】大展望の空木岳から花溢れる檜尾岳へ
おはようございます、skywalkeさん。
池山小屋分岐に着くと奇麗な清水が湧きだす水場で1L補給しました。昨年は配管が詰まっているようで給水するのにも時間がかかりましたが、今年は配管がステンレスの新しい管に変わって勢いよく出ていました。夏山は給水が命みたいなところがありますから大いに助かります。
ここから尻無まで遊歩道ルートと北側の針葉樹林ルートに分かれますが、遊歩道ルートの方が歩きやすく樹林の雰囲気もいいのでこちらを進みます。
マセナギを過ぎと尾根の傾斜は強くなりますが、大したことはありません。大地獄も鉄梯子が沢山あるだけで安全に通過できます。
登山道は中央アルプスらしくシラビソなどの針葉樹が多い尾根です
この尾根下ったことあるんですが、何も覚えていない。
学生時代だからなあ~
16時を過ぎてようやくオジサンが帰ってきた。続いて女性も戻ってきた。女性は地元の伊那っ子で単独行も慣れているようだ。これで今日の面子は揃った
この時期、地元の中学の教育登山で山小屋も満杯になりますから、いいところ見つけましたね。
と思ったら中年夫婦がやってきて「泊まれますか?」という。避難小屋だから拒否する理由もなく「どうぞ」と答えるしかない。夫婦はヒュッテでテントを張るつもりだったらしいが、一定時刻を過ぎると受付てもらえないそうで避難小屋を紹介されたと言う。
何か昔とは違って、変な登山ブームでルールも変わってついていけないなあ。
雷鳥が突然出てきたので慌ててシャッターを押したけど画面の何処にいるんだ。
ヒュッテに出ると空木山頂はすぐだ。
中央の雷鳥は北から持ってきたんでしたっけ。
学生時代はいなかったと思います。
山頂に着くと360度の大展望が広がった。
南に見える南駒ヶ岳は擂鉢窪避難小屋が使用禁止になって行きにくくなった。
カールのお花畑は中央アルプスでも一級の美しさを誇っていたのに残念至極だ。
崩落が進んでますからねえ。
稜線から眺めたことしかないけど。
駒ヶ池からスキー場の方に歩いていくと同泊した東京のオジサンが前から歩いてきた。天気が良かったから空木山頂に登りなおしたのだろう。バスの時間があるにせよこれで思い残すこともなしでしょう。私も思い残すことなく十分に楽しめた二日間でした。
お疲れさまでした。
skywaikeさん大好きな花をすっ飛ばしてしまいました。
どうも花は覚えられない。
週末に駒ケ根SAでイナゴの佃煮を買ってきました。
ここでは買えるのっで、何度も購入してます。
わりばし
池山小屋分岐に着くと奇麗な清水が湧きだす水場で1L補給しました。昨年は配管が詰まっているようで給水するのにも時間がかかりましたが、今年は配管がステンレスの新しい管に変わって勢いよく出ていました。夏山は給水が命みたいなところがありますから大いに助かります。
ここから尻無まで遊歩道ルートと北側の針葉樹林ルートに分かれますが、遊歩道ルートの方が歩きやすく樹林の雰囲気もいいのでこちらを進みます。
マセナギを過ぎと尾根の傾斜は強くなりますが、大したことはありません。大地獄も鉄梯子が沢山あるだけで安全に通過できます。
登山道は中央アルプスらしくシラビソなどの針葉樹が多い尾根です
この尾根下ったことあるんですが、何も覚えていない。
学生時代だからなあ~
16時を過ぎてようやくオジサンが帰ってきた。続いて女性も戻ってきた。女性は地元の伊那っ子で単独行も慣れているようだ。これで今日の面子は揃った
この時期、地元の中学の教育登山で山小屋も満杯になりますから、いいところ見つけましたね。
と思ったら中年夫婦がやってきて「泊まれますか?」という。避難小屋だから拒否する理由もなく「どうぞ」と答えるしかない。夫婦はヒュッテでテントを張るつもりだったらしいが、一定時刻を過ぎると受付てもらえないそうで避難小屋を紹介されたと言う。
何か昔とは違って、変な登山ブームでルールも変わってついていけないなあ。
雷鳥が突然出てきたので慌ててシャッターを押したけど画面の何処にいるんだ。
ヒュッテに出ると空木山頂はすぐだ。
中央の雷鳥は北から持ってきたんでしたっけ。
学生時代はいなかったと思います。
山頂に着くと360度の大展望が広がった。
南に見える南駒ヶ岳は擂鉢窪避難小屋が使用禁止になって行きにくくなった。
カールのお花畑は中央アルプスでも一級の美しさを誇っていたのに残念至極だ。
崩落が進んでますからねえ。
稜線から眺めたことしかないけど。
駒ヶ池からスキー場の方に歩いていくと同泊した東京のオジサンが前から歩いてきた。天気が良かったから空木山頂に登りなおしたのだろう。バスの時間があるにせよこれで思い残すこともなしでしょう。私も思い残すことなく十分に楽しめた二日間でした。
お疲れさまでした。
skywaikeさん大好きな花をすっ飛ばしてしまいました。
どうも花は覚えられない。
週末に駒ケ根SAでイナゴの佃煮を買ってきました。
ここでは買えるのっで、何度も購入してます。
わりばし
Re: 【中央アルプス】大展望の空木岳から花溢れる檜尾岳へ
わりばしさん、こんばんは。
この尾根下ったことあるんですが、何も覚えていない。
学生時代だからなあ~
私も木曾駒に登る時は木曽側のルートばかりでしたから池山尾根はあまり使ったことがありません。しかし擂鉢窪避難小屋が使えなくなって空木岳に登りにくくなったし今回の周回路は日程配分も適当で今の私でも何とかいけるのでお気に入りです。
池山尾根の大地獄は鉄階段だらけですが、昔は今ほど階段が付いていなかったかもしれませんね。
この時期、地元の中学の教育登山で山小屋も満杯になりますから、いいところ見つけましたね。
聖職の碑みたいなことを今もやっているんですね。この避難小屋は幽霊話とかトイレが匂うとか悪い噂が流れているせいか案外空いています。
何か昔とは違って、変な登山ブームでルールも変わってついていけないなあ。
コロナ禍以降山小屋は原則予約が必要になったし天場も予約が必要なところが増えました。
中央の雷鳥は北から持ってきたんでしたっけ。
そうです。夜は天敵に襲われないように人が設けたケージの中で保護されています。雷鳥のほうも慣れたもので夜になるとなにもしなくても自らケージの中に入ってくるそうです。
崩落が進んでますからねえ。
稜線から眺めたことしかないけど。
擂鉢窪の避難小屋は昔からお世話になってきたので使えなくなって残念です。
お疲れさまでした。
skywaikeさん大好きな花をすっ飛ばしてしまいました。
どうも花は覚えられない。
週末に駒ケ根SAでイナゴの佃煮を買ってきました。
ここでは買えるのっで、何度も購入してます。
夏山は殆ど花見登山ですから毎年行ってると自然に花の名も覚えてしまいます。そもそも高山植物の種類は細かく見ていけばキリがないけど群落作って咲きまくっているのは大体決まってますから10種類くらい覚えておけば事足ります。
イナゴなんて昔は田んぼの中にいくらでもいたから食べようなんて気にはなりません。昆虫食は人類の食糧危機を救う決め手だそうですからバンバン食べてください。
この尾根下ったことあるんですが、何も覚えていない。
学生時代だからなあ~
私も木曾駒に登る時は木曽側のルートばかりでしたから池山尾根はあまり使ったことがありません。しかし擂鉢窪避難小屋が使えなくなって空木岳に登りにくくなったし今回の周回路は日程配分も適当で今の私でも何とかいけるのでお気に入りです。
池山尾根の大地獄は鉄階段だらけですが、昔は今ほど階段が付いていなかったかもしれませんね。
この時期、地元の中学の教育登山で山小屋も満杯になりますから、いいところ見つけましたね。
聖職の碑みたいなことを今もやっているんですね。この避難小屋は幽霊話とかトイレが匂うとか悪い噂が流れているせいか案外空いています。
何か昔とは違って、変な登山ブームでルールも変わってついていけないなあ。
コロナ禍以降山小屋は原則予約が必要になったし天場も予約が必要なところが増えました。
中央の雷鳥は北から持ってきたんでしたっけ。
そうです。夜は天敵に襲われないように人が設けたケージの中で保護されています。雷鳥のほうも慣れたもので夜になるとなにもしなくても自らケージの中に入ってくるそうです。
崩落が進んでますからねえ。
稜線から眺めたことしかないけど。
擂鉢窪の避難小屋は昔からお世話になってきたので使えなくなって残念です。
お疲れさまでした。
skywaikeさん大好きな花をすっ飛ばしてしまいました。
どうも花は覚えられない。
週末に駒ケ根SAでイナゴの佃煮を買ってきました。
ここでは買えるのっで、何度も購入してます。
夏山は殆ど花見登山ですから毎年行ってると自然に花の名も覚えてしまいます。そもそも高山植物の種類は細かく見ていけばキリがないけど群落作って咲きまくっているのは大体決まってますから10種類くらい覚えておけば事足ります。
イナゴなんて昔は田んぼの中にいくらでもいたから食べようなんて気にはなりません。昆虫食は人類の食糧危機を救う決め手だそうですからバンバン食べてください。
Re: 【中央アルプス】大展望の空木岳から花溢れる檜尾岳へ
skywalkさん、すっかりご無沙汰してます。
というより、このヤブ板も覗くのは1ヶ月ぶりで、みなさんの夏山レポを楽しませてもらいました。
中でもこの空木岳~檜尾尾根の周回と、tsuboさんの白山釈迦岳レポは私にとって思い入れの強い山でした。
水場は小さな沢のような清流ですね。渇水期の9月でも美味しい水を汲むことができました。
追いついて来た南駒ヶ岳まで行くというトレランコンビを見送ってから目の前の山頂へ向かいました。
残念ですが、もう建替え計画は無いようですね。
この時期(8月)は水も豊富なんですね。9月下旬はチョロチョロで汲むのに時間が掛かりました。
2018,20,22年と隔年でこの辺りを彷徨いましたが、今年は身体のアクシデントで山はお休みでした。まだまだ山を歩ける身体ではありませんが、いつかまた訪ねてみたい思いに駆られるレポをありがとうございました。
~びわ爺
というより、このヤブ板も覗くのは1ヶ月ぶりで、みなさんの夏山レポを楽しませてもらいました。
中でもこの空木岳~檜尾尾根の周回と、tsuboさんの白山釈迦岳レポは私にとって思い入れの強い山でした。
このルート、6年前(2018年)に初めてチャレンジしたなあ~! 逆回りだったけど、市販地図のコースタイムだけ見てのナンチャッテプラン。油断大敵、檜尾小屋に駆け込んだのは日没後でした(>_<)【 ルート 】駒ケ根スキー場>池山尾根>空木平避難小屋>小屋泊まり>空木岳>檜尾岳>桧尾根>桧尾登山口>駒ケ根スキー場
「寝てから出るか、出てから寝るか?」はいつも悩むところです。自宅から駒ケ根までは3時間余りなんで、3時ごろに出れば深夜割も使えるんですが、それより前夜発で中津川SAで仮眠という方が楽かも? しかし、車内が狭いからなあ…。8月1日の午後から出発して中津川で車中泊するのも昨年と同じ。夜明け前に起きて中央道に乗れば平日でも深夜割引を受けられました。
林道終点までの林道工事はなかなか進まず、2022年に行った時も通行止めでした。終点にチャリをデポしたら時間稼ぎになると思うんですが…。今は通れるのかな?三本木を過ぎて間もなく林道終点に着きました。昨年は林道工事中で通れませんでしたが、今年は通れるのか一台だけ駐車していました。
22年の時は大丈夫でしたがその後詰まったんでしょうね。この水場は水量も豊富で助かりますね。池山小屋分岐に着くと奇麗な清水が湧きだす水場で1L補給しました。昨年は配管が詰まっているようで給水するのにも時間がかかりましたが、今年は配管がステンレスの新しい管に変わって勢いよく出ていました。
初めて(2018年)の時は逆回りで下りだったんで、ちょっとヒヤヒヤで鎖にしがみついていました(^_-)マセナギを過ぎと尾根の傾斜は強くなりますが、大したことはありません。大地獄も鉄梯子が沢山あるだけで安全に通過できます。
分岐から巻き道を小屋の手前まで来るとカール状の空木平ですね。22年に池山尾根から登った時は9月下旬だったのでこんなに賑やかなお花畑は見られませんでしたけど(^_-)空木平分岐まで来た。避難小屋はすぐそこだ。
空木平に入った途端にお花畑が広がった。マルバタケブキの大きな花。
鮮やかな色合いのハクサンフウロ
イエロークイーンのシナノキンバイ
風車のようなエゾシオガマ
グンナイフウロは残念ながら花弁が落ちて特徴的な花芯だけを残していた。
駐車場から6時間余ですね! 私は11時間以上かかり日没寸前でした(>_<)11時47分、避難小屋に着いた。小屋の前の水場は涸れていたが、20mほど下流へ歩いていくと河床から水が湧きだしていた。
水場は小さな沢のような清流ですね。渇水期の9月でも美味しい水を汲むことができました。
思いがけない方々との出会いも避難小屋の魅力ですね。22年の時は先着の30代くらいの単独女性だけで、ちょっと戸惑いましたが、暗くなったころになってトレランの男性2人組が飛びこんできて、夕食をとりながら4人で四方山話に花が咲きました。16時を過ぎてようやくオジサンが帰ってきた。続いて女性も戻ってきた。女性は地元の伊那っ子で単独行も慣れているようだ。これで今日の面子は揃った
と思ったら中年夫婦がやってきて「泊まれますか?」という。避難小屋だから拒否する理由もなく「どうぞ」と答えるしかない。
駒峰ヒュッテは空木岳直下で人気の小屋ですが、予約制でいろいろと制約もあるようです。夫婦はヒュッテでテントを張るつもりだったらしいが、一定時刻を過ぎると受付てもらえないそうで避難小屋を紹介されたと言う。
石ゴロゴロのガレ場は花を楽しむ余裕もなく、山頂を見あげながらひたすら登りました。駒峰ヒュッテとの分岐まで来て一休み。なんと避難小屋から2時間もかかっていました。ガレ沢に沿って登っていくとクルマユリも咲いていた。
チングルマの群落は筋だけの風花になっていた。
ヨツバシオガマは、まだ元気だ。
追いついて来た南駒ヶ岳まで行くというトレランコンビを見送ってから目の前の山頂へ向かいました。
この避難小屋は2度泊まりました。不幸な事件(事故?)があった年、発見の3カ月後に知らずに泊まって、室内の半分がブルーシートで閉鎖されていて何でだろう?と思っていました。あとで知ってビックリ!南に見える南駒ヶ岳は擂鉢窪避難小屋が使用禁止になって行きにくくなった。
カールのお花畑は中央アルプスでも一級の美しさを誇っていたのに残念至極だ。
残念ですが、もう建替え計画は無いようですね。
空木岳から先は18年のときに逆回りで歩いただけですが、ほとんどが岩峰の登り下りで、結構バテました。檜尾避難小屋から東川岳を下ったら13時を回ってしまったので、軟弱にも空木岳避難小屋までの予定を変えて木曽殿山荘で泊りました。大展望を存分に味わったら木曽殿越のコルに向けて急降下していく。最初の岩峰は巻いていくので問題なし。
二つ目の岩峰も同様だ。
三つ目の岩峰が第一高点と言われるところ。
ここだけは岩峰の上を越えていく。
リニューアルした避難小屋はどんなでした? 有人有料食事提供無しらしいですが、前の無人無寝具無料の小屋が懐かしいのですが(^_-)11時19分、檜尾岳に着いた。後は檜尾根を下るだけだ。
お花畑の中避難小屋の方へ下って行くと空木平で枯れていたグンナイフウロの花も見られた。
避難小屋は通り過ぎて水場に直行する。
チングルマのお花畑の中にある水場は冷たくて美味しい水を出し続けていた。
この時期(8月)は水も豊富なんですね。9月下旬はチョロチョロで汲むのに時間が掛かりました。
なんともロングコース、お疲れさまでした。やはり私には2泊3日コースですわ(^_-) 檜尾小屋辺りで1泊追加です。シャクナゲのピークを過ぎると下りの傾斜がきつくなってきた。
しかし赤沢の頭まで1kmの標識から傾斜は緩くなりダケカンバの変珍木を過ぎると平たんになって赤沢の頭に着いた。
地図では赤沢の頭から登山口まで急な一気下りのように思うが、実際は遊歩道のような奇麗なルートがジグを切りながら続いているだけだ。大船に乗ったつもりでチンタラ下って行けばいいのだ。
15時ちょうどに登山口に下りた。
2018,20,22年と隔年でこの辺りを彷徨いましたが、今年は身体のアクシデントで山はお休みでした。まだまだ山を歩ける身体ではありませんが、いつかまた訪ねてみたい思いに駆られるレポをありがとうございました。
~びわ爺
Re: 【中央アルプス】大展望の空木岳から花溢れる檜尾岳へ
biwacoさん、こんにちは。
skywalkさん、すっかりご無沙汰してます。
というより、このヤブ板も覗くのは1ヶ月ぶりで、みなさんの夏山レポを楽しませてもらいました。
中でもこの空木岳~檜尾尾根の周回と、tsuboさんの白山釈迦岳レポは私にとって思い入れの強い山でした。
中央アルプスは今まで木曽側の木曾駒スキー場から登るのを常としていましたが、テント担いで登るのもつらくなってきたし
昨年今回と同じコースを登ったら割合楽に登れたのでこれからはこちらをメインに登って行こうと思いました。
白山釈迦岳は登ったことがないのですが、何とか楽に登れる方法はないかと知恵を絞ってみようと思います。
このルート、6年前(2018年)に初めてチャレンジしたなあ~! 逆回りだったけど、市販地図のコースタイムだけ見てのナンチャッテプラン。油断大敵、檜尾小屋に駆け込んだのは日没後でした(>_<)
バスに乗る時間が遅かったのかな。プランは完璧でもその通り行くとは限らないしね。
「寝てから出るか、出てから寝るか?」はいつも悩むところです。自宅から駒ケ根までは3時間余りなんで、3時ごろに出れば深夜割も使えるんですが、それより前夜発で中津川SAで仮眠という方が楽かも? しかし、車内が狭いからなあ…。
saだと大型車がエンジン掛けっぱなしでちょっとうるさいかもしれませんね。中津川IC附近も近くの公園などは夜間ゲートが締まっていて駐車する場所に困りますが、小公園の前の空き地が空いているところがあってそこに決めています。
林道終点までの林道工事はなかなか進まず、2022年に行った時も通行止めでした。終点にチャリをデポしたら時間稼ぎになると思うんですが…。今は通れるのかな?
週末だけかもしれませんが、通れるようなことが書いてあったような・・・
22年の時は大丈夫でしたがその後詰まったんでしょうね。この水場は水量も豊富で助かりますね。
ここの水場はいい水が取れるし助かります。設備を維持してくれるのもありがたいです。
初めて(2018年)の時は逆回りで下りだったんで、ちょっとヒヤヒヤで鎖にしがみついていました(^_
下りに使うとちょっと厭らしいかも。登りではさほど気になりませんでした。
分岐から巻き道を小屋の手前まで来るとカール状の空木平ですね。22年に池山尾根から登った時は9月下旬だったのでこんなに賑やかなお花畑は見られませんでしたけど(^_-)
温暖化のせいか花期は徐々に早くなっていますが、7月中なら綺麗な花を見られると思いますよ。
駐車場から6時間余ですね! 私は11時間以上かかり日没寸前でした(>_<)
水場は小さな沢のような清流ですね。渇水期の9月でも美味しい水を汲むことができました。
早く着いてしまってすることもなく暇でしたが、早く出発しないと暑くてたまらないし。日没前だとさすがに余裕がないですね。秋以降枯れてしまうこともあるようですから当てにはなりませんが。
思いがけない方々との出会いも避難小屋の魅力ですね。22年の時は先着の30代くらいの単独女性だけで、ちょっと戸惑いましたが、暗くなったころになってトレランの男性2人組が飛びこんできて、夕食をとりながら4人で四方山話に花が咲きました。
4人程度なら暇つぶしにも丁度いいですね。
駒峰ヒュッテは空木岳直下で人気の小屋ですが、予約制でいろいろと制約もあるようです。
コロナ禍以降営業小屋は強気です。
石ゴロゴロのガレ場は花を楽しむ余裕もなく、山頂を見あげながらひたすら登りました。駒峰ヒュッテとの分岐まで来て一休み。なんと避難小屋から2時間もかかっていました。
追いついて来た南駒ヶ岳まで行くというトレランコンビを見送ってから目の前の山頂へ向かいました。
黄信号点灯ですね。先が思いやられる。
この避難小屋は2度泊まりました。不幸な事件(事故?)があった年、発見の3カ月後に知らずに泊まって、室内の半分がブルーシートで閉鎖されていて何でだろう?と思っていました。あとで知ってビックリ!
残念ですが、もう建替え計画は無いようですね。
生々しいですね。私が泊まった時は床が張り替えてありました。建て替えは難しいでしょう。
空木岳から先は18年のときに逆回りで歩いただけですが、ほとんどが岩峰の登り下りで、結構バテました。檜尾避難小屋から東川岳を下ったら13時を回ってしまったので、軟弱にも空木岳避難小屋までの予定を変えて木曽殿山荘で泊りました。
仕方ないです。遭難するよりはましです。
なんともロングコース、お疲れさまでした。やはり私には2泊3日コースですわ(^_-) 檜尾小屋辺りで1泊追加です。
2018,20,22年と隔年でこの辺りを彷徨いましたが、今年は身体のアクシデントで山はお休みでした。まだまだ山を歩ける身体ではありませんが、いつかまた訪ねてみたい思いに駆られるレポをありがとうございました。
私も人のことはいってられません。2泊しないと周回できなくなるのも近いと思います。
ゆっくり静養して体を整えてから挑戦してください。
skywalkさん、すっかりご無沙汰してます。
というより、このヤブ板も覗くのは1ヶ月ぶりで、みなさんの夏山レポを楽しませてもらいました。
中でもこの空木岳~檜尾尾根の周回と、tsuboさんの白山釈迦岳レポは私にとって思い入れの強い山でした。
中央アルプスは今まで木曽側の木曾駒スキー場から登るのを常としていましたが、テント担いで登るのもつらくなってきたし
昨年今回と同じコースを登ったら割合楽に登れたのでこれからはこちらをメインに登って行こうと思いました。
白山釈迦岳は登ったことがないのですが、何とか楽に登れる方法はないかと知恵を絞ってみようと思います。
このルート、6年前(2018年)に初めてチャレンジしたなあ~! 逆回りだったけど、市販地図のコースタイムだけ見てのナンチャッテプラン。油断大敵、檜尾小屋に駆け込んだのは日没後でした(>_<)
バスに乗る時間が遅かったのかな。プランは完璧でもその通り行くとは限らないしね。
「寝てから出るか、出てから寝るか?」はいつも悩むところです。自宅から駒ケ根までは3時間余りなんで、3時ごろに出れば深夜割も使えるんですが、それより前夜発で中津川SAで仮眠という方が楽かも? しかし、車内が狭いからなあ…。
saだと大型車がエンジン掛けっぱなしでちょっとうるさいかもしれませんね。中津川IC附近も近くの公園などは夜間ゲートが締まっていて駐車する場所に困りますが、小公園の前の空き地が空いているところがあってそこに決めています。
林道終点までの林道工事はなかなか進まず、2022年に行った時も通行止めでした。終点にチャリをデポしたら時間稼ぎになると思うんですが…。今は通れるのかな?
週末だけかもしれませんが、通れるようなことが書いてあったような・・・
22年の時は大丈夫でしたがその後詰まったんでしょうね。この水場は水量も豊富で助かりますね。
ここの水場はいい水が取れるし助かります。設備を維持してくれるのもありがたいです。
初めて(2018年)の時は逆回りで下りだったんで、ちょっとヒヤヒヤで鎖にしがみついていました(^_
下りに使うとちょっと厭らしいかも。登りではさほど気になりませんでした。
分岐から巻き道を小屋の手前まで来るとカール状の空木平ですね。22年に池山尾根から登った時は9月下旬だったのでこんなに賑やかなお花畑は見られませんでしたけど(^_-)
温暖化のせいか花期は徐々に早くなっていますが、7月中なら綺麗な花を見られると思いますよ。
駐車場から6時間余ですね! 私は11時間以上かかり日没寸前でした(>_<)
水場は小さな沢のような清流ですね。渇水期の9月でも美味しい水を汲むことができました。
早く着いてしまってすることもなく暇でしたが、早く出発しないと暑くてたまらないし。日没前だとさすがに余裕がないですね。秋以降枯れてしまうこともあるようですから当てにはなりませんが。
思いがけない方々との出会いも避難小屋の魅力ですね。22年の時は先着の30代くらいの単独女性だけで、ちょっと戸惑いましたが、暗くなったころになってトレランの男性2人組が飛びこんできて、夕食をとりながら4人で四方山話に花が咲きました。
4人程度なら暇つぶしにも丁度いいですね。
駒峰ヒュッテは空木岳直下で人気の小屋ですが、予約制でいろいろと制約もあるようです。
コロナ禍以降営業小屋は強気です。
石ゴロゴロのガレ場は花を楽しむ余裕もなく、山頂を見あげながらひたすら登りました。駒峰ヒュッテとの分岐まで来て一休み。なんと避難小屋から2時間もかかっていました。
追いついて来た南駒ヶ岳まで行くというトレランコンビを見送ってから目の前の山頂へ向かいました。
黄信号点灯ですね。先が思いやられる。
この避難小屋は2度泊まりました。不幸な事件(事故?)があった年、発見の3カ月後に知らずに泊まって、室内の半分がブルーシートで閉鎖されていて何でだろう?と思っていました。あとで知ってビックリ!
残念ですが、もう建替え計画は無いようですね。
生々しいですね。私が泊まった時は床が張り替えてありました。建て替えは難しいでしょう。
空木岳から先は18年のときに逆回りで歩いただけですが、ほとんどが岩峰の登り下りで、結構バテました。檜尾避難小屋から東川岳を下ったら13時を回ってしまったので、軟弱にも空木岳避難小屋までの予定を変えて木曽殿山荘で泊りました。
仕方ないです。遭難するよりはましです。
なんともロングコース、お疲れさまでした。やはり私には2泊3日コースですわ(^_-) 檜尾小屋辺りで1泊追加です。
2018,20,22年と隔年でこの辺りを彷徨いましたが、今年は身体のアクシデントで山はお休みでした。まだまだ山を歩ける身体ではありませんが、いつかまた訪ねてみたい思いに駆られるレポをありがとうございました。
私も人のことはいってられません。2泊しないと周回できなくなるのも近いと思います。
ゆっくり静養して体を整えてから挑戦してください。