【美濃】冠山トンネル開通を利用して若丸山に登る 2/3、2/10

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クロオ
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登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
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【美濃】冠山トンネル開通を利用して若丸山に登る 2/3、2/10

投稿記事 by クロオ »


1月31日に猫ヶ洞に登った時、みぃさんが、一緒に登ってくださった。
いろいろお話ししたなかで、みぃさんが、「冠山トンネルが開通したので、いろいろな山に登れるようになった」とおっしゃられたことが心に残った。
以前、冠山峠から冠山や金草岳へ登ったときには、トンネル工事しているのを見て、早く開通しないかと思った時もあったが、最近はすっかり気にしていなかった。
開通したということは、今まで冬期は徳山ダムのところで道路が冬季閉鎖されていたのが、冬季でも通れるということだ。
それなら利用しない手はない。さっそく、若丸山をめざしてみた。



【 日 付 】2024年2月3日
【美濃】若丸山(敗退)
【メンバ-】単独
【 天 候 】晴れのちくもり、風はほとんど無い
【 コース】塚宮ヶ原 東トイレ駐車場7:35---9:41P863---10:09T字分岐---11:31P916---12:30P1072 12:45---13:27P916---14:33分岐---15:05P863---16:14駐車場


3時に目覚ましをセットしたが、起きたら4時過ぎだった。
家を出たのが5時過ぎ。
駐車場に着いたら7時を過ぎていた。
7時前には出発したかった。

最初からスノーシューを履く。
右の小尾根に乗りたいところだが、踏み跡は全員左に行っている。
皆さんヒン谷を渡渉して冠山へ向かうのだろうか?

尾根尻に来ても踏み跡は真っ直ぐ進んでいる。
私はここから右に曲がって斜面に取り付く。
杉植林の急登が始まる。しばらく我慢の登り。

踏み跡があったと思ったら鹿さんの足跡だった。
しばらく鹿さんの踏み跡を利用する。
でも、鹿さんは山を登る気は無いようで、トラバースしている。
すぐに、鹿さんの踏み跡から外れる。

少し登ると楽になってきた。
ところが、今度は、積雪が無くなってきた。
風の影響なのか?北斜面側が雪が無い。
南斜面側の雪のあるところを繋いで歩く。

左を見ると、冠山が黒々とそびえる。
右は、釈迦嶺だろうか?
樹林はブナ林に変わった。
傾斜も緩くなり、快適。
 
IMG_2696.jpg
 
ところどころ、やや傾斜があるが、たいしたことはない。
二重稜線のような場所もある。

左手は、冠山始め越美国境稜線がずっと見えている。
金草岳や若丸山も見えてきた。
右手には、蕎麦粒山、小蕎麦粒、五蛇池山が見えている。
残念ながら、展望のいい場所は無く、樹林の間から。
 
IMG_2704.jpg
 
P863を過ぎ、次のピークで左に曲がる。
ピークが少し高いので右側に巻こうとしたら、結局、左に向かう稜線は、ピークの最高点から始まっていた。
それも、痩せ尾根の激下り。
両側は滑落したらちょっとヤバい。
スノーシューとストックを、ザックにしまい、手にはスリングを持ち、超慎重に下る。

下った先は、また、快適なブナ街道。
能郷白山が雄大に見えてきた。

P916で少し休憩。
いままでずっと820mくらいの平坦な稜線を歩いてきたので、登り始めると疲れる。
さらに登りが続く。
能郷白山が右手にずっと大きくそびえている。
 
IMG_2732.jpg
 
P1072で休憩していたら、上から登山者が下りてきた。
朝5時半から、冠山に登り、周回されている。
ワカンは背負っているがツボ足。
30cmくらい雪に足を突っ込んでいるが快適に歩いて行かれる。
後日分かったのだが、YMAPerのウッスさんという方だった。
https://yamap.com/activities/29633246
お互い、YAMAPを活動させていたが、「近くにいた人」にはならなかった。
 
IMG_2736.jpg
 
すでに12時を回ってしまった。ここから、まだ、厳しい。
標高差も200mある。
今日は、ここまでとし、また、来よう。
もともと下見のつもりもあったので、ここまで来れたら御の字。

下山は、自分の登ってきたスノーシューのトレースとウッスさんのツボ足をたどる。
こんな積雪を、よく、ツボ足で歩けると感心する。

P863あたりで、積雪がなくなってきたのでスノーシューを脱ぐ。
最後の斜面は、ウッスさんのツボ足跡を降りる。
積雪した急斜面は、スノーシューよりツボ足の方が楽かもしれない。

下山したら、ウッスさんが話しかけてくださった。
冠山トンネルの南口に新たなルートができて、今日も10人くらいの登山者が冠山に登っていると教えてくださる。

着替えてから、車で見に行く。
塚宮ヶ原トンネルを抜け、しばらく進むと、山斜面側に、10台以上停めれそうな駐車場があった。
すぐ北に、山斜面を登る階段が付けられていた。
駐車場から冠山トンネルはすぐだった。
https://yamap.com/activities/29632066



先週は、寝坊して、ヒン谷左岸尾根でたどり着けなかったので、今度は、教えていただいた冠山トンネル南口の階段から若丸山に登る。



【 日 付 】2024年2月10日
【美濃】若丸山
【メンバ-】単独
【 天 候 】晴れのちくもりのち雪
【 コース】冠山トンネル南口駐車場6:45---8:17坊主尾根---9:42冠ヶ峠---11:42若丸山12:00---13:57冠ヶ峠---15:00坊主尾根分岐---16:22駐車場


今日は、4時前に家を出た。
6時前に駐車場に着いた。まだ真っ暗。眠かったので、少し寝る。6時半ごろ明るくなってきたので準備を始め、出発する。

まずは階段を登る。
遠目には鉄製に見えたが、階段は樹脂製だった。手すりは鉄製。幅は狭い。人ひとりが登れるだけの幅。
階段にも、手すりにも少し雪が付いていた。滑らないように慎重に登る。
3段に階段が付いていた。階段と階段の間には側溝のような水路があり、雪がかぶっていたら踏み落ちそう。

階段の上もやや急な斜面。積雪はあまりない。地面が出ているところもあった。木につかまりながら慎重に登る。
アイゼンを履いてもよかったが、すぐにスノーシューが履けると思っていたのでツボ足のまま登る。
積雪はガチガチ。下山者の踏み跡が固まって階段になっている。

左手には樹林の間から冠山が見える。快晴の空。青というより群青色の空。
日も上がってきた。サングラスを忘れたことに気が付く。
 
IMG_1224.jpg
 
ずっと急登が続く。雪は硬く、スノーシューを履くような感じではない。
何名かに抜かされる。皆さん速い。ほとんどの人が、ツボ足。ほとんどの人がワカンを背負っている。

1時間半ほどでやっと坊主尾根に合流した。坊主尾根にも一人分の踏み跡があった。
雪質も柔らかくなってきた。よく踏まれた踏み跡があり、ツボ足でも充分歩けるが、スノーシューを履く。ヒールリフターを使う。

9時過ぎに1200mを越す。樹林に霧氷が付いている。展望も南側はよく見える。北側も結構見える。
ただ空が厚い雲に変わったのが残念。写真ばかり撮っているので、なかなか進まない。
 
IMG_2813.jpg
 
冠ヶ峠で、二人分のツボ足が若丸山へ向かっていた。朝登り始めてすぐに抜かされた二人だ。そのトレースを追う。
大展望と霧氷樹林を見ながらのんびり進む。
向かう方向には、若丸山と能郷白山が見える。天気のせいか、積雪が少ないのか能郷白山はあまり白くない。
 
IMG_2838.jpg
 
国境稜線は、結構、アップダウンがあるが、大したことはない。
のんびり歩く。ずっと霧氷林が続く。1204ピークで少し休憩。

いったん下がって、再び、若丸山に向かって登り始めると、やせ尾根の登りがあった。
少しいやらしい。慎重に進む。
最後は、積雪が少無いのか、若丸山の山頂まわりは、低木が出ていた。少し歩きにくい。
 
IMG_2851.jpg
 
12時前に山頂に着けた。先行の二人が帰る準備をされていた。
先週は、花房山に登り、そこから若丸山がきれいに見えたので来たとのことだった。

私が山頂に着いたら、まわりにガスがかかり、それまで見えていた展望が、見えなくなってしまった。
近くは見える。先週歩いた尾根は分かる。標高差400mくらい下なのではるか下だ。

少し休憩して、私も下山開始。ガスがかかっただけでなく雪も降ってきた。
能郷白山はぼんやりとしか見えなくなった。冠山はまったく見えなくなった。

雪の降る中、霧氷林の中を延々と歩く。ガスが濃くなったときは、こんなところ歩いていていいのかと思うが恐怖は全くない。
トレースがあるので迷うことはない。

冠ヶ峠から霧氷尾根を南下し、最後は延々と下降する。途中でスノーシューを脱ぎ、念のためアイゼンを履く。
粉雪だった雪は、ボタン雪のようなみぞれのような濡れる雪になった。

最後の階段の急下降は慎重に降りる。

午後は悪天になってしまったが、若丸山に登ることができた。
快晴の日にまた来よう。
https://yamap.com/activities/29743972


                        クロオ
最後に編集したユーザー クロオ [ 2024年2月15日(木) 22:50 ], 累計 5 回
biwaco
記事: 1436
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
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Re: 【美濃】冠山トンネル開通を利用して若丸山に登る

投稿記事 by biwaco »

クロオさん、こんばんは~

驚きました! 副館長さんの冠山レポにコメント入れた直後、このレポがアップされました。冠山トンネル開通で南口から稜線に出るルートができて積雪期も冠山に日帰りできるというレポ。それなら若丸山も可能かな?と思ったんです。
そうしたらクロオさんがさっそく行ってる!

で、レポを読み出したらなんかヘンだ。塚宮ヶ原から登りだしてる? で、良く見たら2月3日の撤退レポでした。
さらに読み進めると本題の10日のレポがあるじゃないですか。勝手に勘違いしてしまいました。(@_@。

このルート、いきなりの急斜面のようで、クロオさんでも稜線の冠ヶ峠まで3時間かかってますね。私なら4時間以上はかかりそう。あとは尾根伝いとはいえ3時間は必要です。すると帰路を4時間としても往復で11時間。昼食休憩など入れると12時間以上。6時にスタートしても日没になってしまいます。
若丸山近くのヤセ尾根も気になります。

大谷翔平は「憧れるのは止めよう」と言ってますが、やはりびわ爺には憧れるだけの山みたいです。(>_<)
でも日足が長くなる3月ごろにでも、取り敢えず冠ヶ峠辺りをターゲットにしてチャレンジしてみるのもいいかな?と思ってます。
ダメならトンネル縦断のドライブでも楽しんでみようかな(^_-)
                  ~びわ爺
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クロオ
記事: 473
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
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Re: 【美濃】冠山トンネル開通を利用して若丸山に登る

投稿記事 by クロオ »

biwacoさん、こんにちは。
レス、ありがとうございます。


驚きました! 副館長さんの冠山レポにコメント入れた直後、このレポがアップされました。冠山トンネル開通で南口から稜線に出るルートができて積雪期も冠山に日帰りできるというレポ。それなら若丸山も可能かな?と思ったんです。
そうしたらクロオさんがさっそく行ってる!


みぃさんに、冠山トンネルの開通のことをお聞きして、まず思ったのは若丸山です。
若丸山は、2017年にkitayama-walkさんと登りました。
 
若丸山_MAP2.JPG
 

で、レポを読み出したらなんかヘンだ。塚宮ヶ原から登りだしてる? で、良く見たら2月3日の撤退レポでした。
さらに読み進めると本題の10日のレポがあるじゃないですか。勝手に勘違いしてしまいました。(@_@。


2月3日にたどり着けていたら、すぐにレポをアップしたと思います。
たどり着けなかったので、次の週も登りました。
せっかくなので、撤退レポもアップしました。


このルート、いきなりの急斜面のようで、クロオさんでも稜線の冠ヶ峠まで3時間かかってますね。私なら4時間以上はかかりそう。あとは尾根伝いとはいえ3時間は必要です。すると帰路を4時間としても往復で11時間。昼食休憩など入れると12時間以上。6時にスタートしても日没になってしまいます。


速い人は、冠ヶ峠まで2時間だと思います。
行けるところまで行って、13時に、折り返せばいいのではないでしょうか。
ちなみに、冠ヶ峠、若丸山間は、多少の起伏はありますが、ほとんど水平なので、往路、復路、ほぼ同じ時間だと思います。


若丸山近くのヤセ尾根も気になります。


それほどではありません。
数歩、ちょっといやらしいだけです。
ヒン谷左岸の863ピークの先のT字分岐のやせ尾根激下りの方がいやらしいです。標高差50m以上あります。

冠山トンネル南口からのルートで、いちばん危険なのは、最初の3段の階段のような気がします。
傾斜は急で、階段の幅は狭い。朝は手すりも凍っている。斜面はコンクリート壁になっていて、階段の手摺の他につかまるところはない。
下はアスファルトなので、万が一滑落したら怪我では済まないかもです。
 
IMG_5262.jpg
 

大谷翔平は「憧れるのは止めよう」と言ってますが、やはりびわ爺には憧れるだけの山みたいです。(>_<)
でも日足が長くなる3月ごろにでも、取り敢えず冠ヶ峠辺りをターゲットにしてチャレンジしてみるのもいいかな?と思ってます。
ダメならトンネル縦断のドライブでも楽しんでみようかな(^_-)


1200mを越えてから冠ヶ峠までや、次の1204ピークまでも、とても素晴らしいです。
快晴の日に、ここらで、のんびりできたら最高です。
猫ヶ洞や、トガスの奥のテラスも、問題にならない大展望です。
 
IMG_2813.jpg
 
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                        クロオ
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