【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2022年5月20日(金)
【山 域】台高
【コース】宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝---10:25風折滝滝口---12:35P1332---14:05滝見尾根分岐---16:20宮ノ谷駐車場
【メンバー】単独

 グーさんのツアーに参加させてもらって、天井桟敷から見る砥谷谷右岸尾根が気になり探索に向かった。

 宮ノ谷駐車場から宮ノ谷を進み風折谷に入る。ここはヒルの巣窟で、夏場に入ると大変だ。ヒルが出始めているので、前日にヤマビルファイターを買いに行った。この日も、出会ったので息を吹きかけると元気に動き回っていた。アトラクションを4つこなして風折滝に着いた。


風折滝
風折滝

 今日は風折滝の水量も多く折れる気配はない。沢筋の岩には密集した緑の茎にヒメレンゲの黄色の花が咲き清涼感を増している。風のある日は滝口から流れ落ちる水滴がミストになって下流に流れてくるが、これもないので風が吹いていないのだろう。

ヒメレンゲ
ヒメレンゲ

 砥石谷に向かうには、一度風折谷の滝口に降りなければならない。風折滝右岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。先も長いので、巻き道は使わず、架線尾根に乗りそこから滝口への下降点に向かうことにした。風折滝手前の小尾根を上りきり、巻き道は岩尾根を上っていく。ここからルンゼを越えて対岸の尾根を上ると架線尾根に着く。風折谷からの上りは、木の根頼りなので気を使うが、その分何も考えずシンプルに登りに徹することができるので気に入っている。

 架線尾根を少し下り、方向を変え巻き道の岩尾根に下っていく。ルンゼの上部から、隣の尾根で下れるところまで下りルンゼに入る。大丈夫かと思わせる所もあるが、谷までつながっておりロープを出さずに下れる。

 谷の右側が風折滝滝口で左側に砥石谷出合の滝が見える。谷を左に上っていくと二股になり、左に隠れていた水越谷出合滝が表れる。廊下の始まりを思わせる15m滝で、険悪な顔を見せつつ大きな釜を従えている。戻り、砥石谷に入ると大岩の奥に出合滝15mがある。


水越谷出合の滝
水越谷出合の滝

 上部に右からバンドがきておりここを使えば滝口に登れそうだ。ただ、滑っており単独なのでチャレンジせずに、右のルンゼから巻く。ここもロープを出さずに谷に戻れた。谷は急峻な嵓に囲まれており厳しい。滝を登るしかないのだが、ずぶ濡れになるのは必至。左俣の水越谷に濡れる滝が無かったので、大丈夫だろうと薄手の服しか持ってきていない。先が長いのに濡れたまま歩く気にならない。砥石谷は上部の嵓が立っているので、どこかでは右岸尾根に逃げるつもりでいた。しかたがないので、尾根に取りつくことにする。ところが右岸の岩尾根は嵓が立っており厳しい。

砥石谷出合の滝
砥石谷出合の滝

 よく見てみると1カ所だけ獣道がつながっている。嵓を巻いている道を進むが、すぐには嵓は切れてくれない。結局反対側まで回り込んで上れる岩尾根になった。尾根が広がりだすと獣道がいくつも走り出す。それにしたって、山桜の木が増えてきた。山桜の木はすごい数で、遠く離れた天井桟敷からも見えるはずだ。ここは下草もなく、さぞかし山桜の時期には華やかな桜の園だろう。ツアーの際に、山桜の名残に見えたのは葉だったようだ。山桜は花とともに葉も出て、葉柄が帯紅色なので、これが見えていたのだろう。

 山桜の園にはワイヤーがいくつも残っており、ここから木材を搬出したか、搬出の中継点として使われていたようだ。広く切り開かれて所もあり、花見には持って来いの場所だ。こうした感じは尾根がはっきりとし出すまで続く。尾根を上っていくと下草も出てきて面白みに欠ける。ここまで1カ所嵓が出てくるが問題なく巻ける。P1332の山頂部も嵓が立っており、最後は上るしかない。

 ここで登山道に合流。稜線を歩き水越に近づくとヤブっぽくなってきた。ここが水越谷の源流で、ここまで以前遡行したことがあった。その時は、ガスっており尾根筋を慎重に進んだ。今回は江股ノ頭も見え方向を間違うことはないので、テープに沿ってヤブのなかを進む。ツツジの赤が心を慰めてくれる。ここも滝見尾根が派生するピークは嵓になっており最後は岩の間から稜線に抜けた。


P5200028.JPG

 ここまでくれば、後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。それにしてもよく歩いたものだ。今回は砥石谷右岸の桜の園へのルートが見つけられたので良しとしよう。



 
最後に編集したユーザー わりばし [ 2022年5月22日(日) 09:39 ], 累計 1 回
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

同じ日に木梶馬駈ケ場の下から見た高見山・木梶山
同じ日に木梶馬駈ケ場の下から見た高見山・木梶山



わりばしさん、こんばんは。

【日 付】2022年5月20日(金)

現役なのに平日山行ですか。

【コース】宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝

相変わらず飛ばしまくりますね。グーの倍の速度です。
まどろっこしいグーツアーでもヘアバンドの汗を絞っているのが不思議?

14:05滝見尾根分岐---16:20宮ノ谷駐車場

これもムチャ速い。スピード違反でおまわりさんにつかまりますよ。

風折滝左岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。

沢屋さんの巻き道は左岸にあるのですか?
垂直の岩壁から横向きに生えている木が頼りと思うのですが危なっかしそう。
zippさんは落ち口の高さまで登って撤退したと記憶しているのですが。

架線尾根、何も考えずシンプルに登りに徹することができるので気に入っている。

このルートしか知りませんが「登りに徹する」のがシンドイ。休憩連発の急登です。

谷の右側が風折滝滝口で左側に砥石谷出合の滝が見える。谷を左に上っていくと二股になり

グーの下りた所は砥石谷出合より上流だったような記憶だけど・・・?

山桜の木はすごい数で、遠く離れた天井桟敷からも見えるはずだ。ここは下草もなく、さぞかし山桜の時期には華やかな桜の園だろう。

背の高い山桜は下から見上げても空の明るさに吸収されて絵にならないです。
山桜は離れて眺める花だと思っています。

ツアーの際に、山桜の名残に見えたのは葉だったようだ。

花びらの散った後の花柄やがくも赤く見えているのだと思います。
シューさんが言っていましたが、例年最適日のあの日に花が散り終わっていたのはショックでした。

 山桜の園にはワイヤーがいくつも残っており、

奥の平谷・宮の谷・水越谷に架線が張り巡らされていた頃の山の賑わいの記録はないのかな?

滝見尾根が派生するピークは嵓になっており最後は岩の間から稜線に抜けた。

昔に歩いたテープ道を辿りたいのに、失敗ばかりしています。

後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。

やっぱり犬飛びルートですか。
天井桟敷コースのおさらいもしに行ってくださいね。

それにしてもよく歩いたものだ。

それにしてもよく歩く足です。
お疲れ様でした。


                 グー(伊勢山上住人)
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

投稿記事 by biwaco »

わりばしさん、どうも~
相変わらずの猛者ぶり山籠りレポ、読むだけで冥界に誘われた感じでございます。
宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝---
この辺までかな、私にイメージできるエリアは(^_-)
ま、とにかく覗いてみましょうか。
前日にヤマビルファイターを買いに行った。この日も、出会ったので息を吹きかけると元気に動き回っていた。アトラクションを4つこなして風折滝に着いた。
「元気に」じゃなくて「苦しくて」でしょうに(@_@。ま、ヤツラにはやむをえないお仕置きだな(^_-)
アトラクション4つ…、そう簡単に書かないで下さい。風折滝まで行ったこと無い私なら、きっとここまでで1日仕事でしょう。
 砥石谷に向かうには、一度風折谷の滝口に降りなければならない。風折滝右岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。
ここから先は異次元エリア(-_-)zzz
想像するほど不安と恐怖感で足が竦んでくるので、流し読み、お赦し下さい。
P1332の山頂部も嵓が立っており、最後は上るしかない。
 ここで登山道に合流。
やっと、リアル世界に戻れました。この稜線は池木屋からの帰りに通ったことがありますが、記憶は曖昧ですわ(@_@。
ここまでくれば、後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。
滝見尾根とは、江股の頭の手前からの破線ルートでしょうか?
ぜんぜんレスになってませんね(@_@。
いつか台高の山にも足を向けられたら…と妄想しております。では、オフ会で~♪
        ~びわ爺
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、グーさん。

【日 付】2022年5月20日(金)

現役なのに平日山行ですか。

変則の代休日で、まだ、首になっていません。

【コース】宮ノ谷駐車場7:10---8:15風折滝

相変わらず飛ばしまくりますね。グーの倍の速度です。
まどろっこしいグーツアーでもヘアバンドの汗を絞っているのが不思議?


この日なんか、もっと絞りましたよ。
みんな何で汗かかないのかなあ?


14:05滝見尾根分岐---16:20宮ノ谷駐車場

これもムチャ速い。スピード違反でおまわりさんにつかまりますよ。

大丈夫ですよ。
このあたりなんか、疲れてきてボーっと歩いてました。


風折滝左岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。

沢屋さんの巻き道は左岸にあるのですか?
垂直の岩壁から横向きに生えている木が頼りと思うのですが危なっかしそう。
zippさんは落ち口の高さまで登って撤退したと記憶しているのですが。


これは右岸と左岸の書き間違いでした。
すんません。


谷の右側が風折滝滝口で左側に砥石谷出合の滝が見える。谷を左に上っていくと二股になり

グーの下りた所は砥石谷出合より上流だったような記憶だけど・・・?

そうですか、降りている場所が違うのかな?
私は毎回砥石谷出合より下流に降りますよ。


下降地点
下降地点

山桜の木はすごい数で、遠く離れた天井桟敷からも見えるはずだ。ここは下草もなく、さぞかし山桜の時期には華やかな桜の園だろう。

背の高い山桜は下から見上げても空の明るさに吸収されて絵にならないです。
山桜は離れて眺める花だと思っています。


山桜の本数が多いので、そうでもないかもしれませんよ。
大木がなく抜けている感じなので
開花時期に行ってみようと思っています。

ツアーの際に、山桜の名残に見えたのは葉だったようだ。

花びらの散った後の花柄やがくも赤く見えているのだと思います。
シューさんが言っていましたが、例年最適日のあの日に花が散り終わっていたのはショックでした。


そうでしょうね。
山桜を来年は堪能できるかな?


山桜
山桜

 山桜の園にはワイヤーがいくつも残っており、

奥の平谷・宮の谷・水越谷に架線が張り巡らされていた頃の山の賑わいの記録はないのかな?

時期が新しすぎて、マニアックな記録しかないんじゃないよかな。

P5200024.JPG

後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。

やっぱり犬飛びルートですか。
天井桟敷コースのおさらいもしに行ってくださいね。

犬飛びに降りずに宮ノ谷駐車場にいつも降りてます。
この日に天井桟敷コースで下山したら遭難してます。
:mrgreen:

それにしてもよく歩いたものだ。

それにしてもよく歩く足です。
お疲れ様でした。


ありがとうございます。
天井桟敷ツアーのおかげで新しい楽しみが増えました。


                
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】山桜の園 砥石谷右岸尾根から大周回

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、biwacoさん。
前日にヤマビルファイターを買いに行った。この日も、出会ったので息を吹きかけると元気に動き回っていた。アトラクションを4つこなして風折滝に着いた。
「元気に」じゃなくて「苦しくて」でしょうに(@_@。ま、ヤツラにはやむをえないお仕置きだな(^_-)
アトラクション4つ…、そう簡単に書かないで下さい。風折滝まで行ったこと無い私なら、きっとここまでで1日仕事でしょう。

アトラクションはどれも楽しめますよ。
岩を登ったり、穴をくぐったり、水線の横をかすめたりといろいろです。
一度お試しあれ。


P5200004.JPG
 砥石谷に向かうには、一度風折谷の滝口に降りなければならない。風折滝右岸の巻き道を使うことになる。1カ所いやらしい箇所があり、モンキークライムもしなければならない。
ここから先は異次元エリア(-_-)zzz
想像するほど不安と恐怖感で足が竦んでくるので、流し読み、お赦し下さい。

大丈夫です。
立ち止まった方が怖いので、自然に手と足が動きます。
:mrgreen:

P5200011.JPG
P1332の山頂部も嵓が立っており、最後は上るしかない。
 ここで登山道に合流。
やっと、リアル世界に戻れました。この稜線は池木屋からの帰りに通ったことがありますが、記憶は曖昧ですわ(@_@。

登山道はやっぱり歩きやすいですね。
このあたり遭難もあったので、テープが増えてます。

ここまでくれば、後は勝手知ったる滝見尾根の下山ルートでひと安心。
滝見尾根とは、江股の頭の手前からの破線ルートでしょうか?
ぜんぜんレスになってませんね(@_@。
いつか台高の山にも足を向けられたら…と妄想しております。では、オフ会で~♪
    
途中までは破線ルートです。
トラバースしながら下っていくルートは落ちていて歩けないので
P1024を超えてからの激下りになります。

PCR検査を2週間に1回義務づけられている身ですので、今回のオフ会はパスです。 :(

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