【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

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sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

【日 付】  2021年9月25日(土)
【山 域】  野坂山地
【天 候】  晴れ
【メンバー】 山日和さん sato
【コース】   粟柄林道↔トチノキ谷↔ヤンゲン谷の途中

ふっと思い立つと足が向かっている好きな山のひとつの大谷山。
イモジャ谷と見上げる尾根のあちこちをお散歩したり、粟柄谷の源頭を渡り歩いたり、
ぼぉっと山頂付近の眺めの良い場所で佇んだり、楽しみは尽きない。

9月最後の土曜日、山日和さんが素敵な沢山旅を提案してくださった。
粟柄谷林道からトチノキ谷~ヤンゲン谷~左岸尾根~隣の谷~大谷山~カマノ谷~トチノキ谷という
大谷山周辺を源とする谷々の探索の旅。
割谷の頭から尾根を辿りトチノキ谷に降り立った時に包まれた静謐な空気が胸の奥から湧き上がる。
わたしは何に出会うのだろう。何を感じるのだろう。
開閉しすぎてボロボロになった地図を眺め、空想の世界で遊びながら当日の朝を迎える。

落石が目立つ林道を山日和さんの車で登っていく。トチノキ谷に入り、谷を渡る少し手前で駐車。
沢装備を身に付けながら、今日はカッパを履かなくていいのだ、とうれしくなる。
谷に降り立つと、懐かしい空気のお出迎え。
苔むした岩。穏やかな流れ。谷を見つめるトチの木々。静かで穏やかな世界。
沢登りが出来なくなったら、ここにレジャーシートを広げて寝ころび、
木々や動物や水の声を聞きながら、お山の時間を過ごそう、と思ってしまう。

右に流れが見えた。ヤンゲン谷だ。やさしい流れがちいさく秋を歌っている。
すぅっと吸い込まれるように足を踏み入れる。

やわらかな弧を描く広い谷がわたしたちの先に広がっていた。
五臓六腑にじんわりと沁み入るような、穏やかな輝きを放つ谷だった。
時折現れる大きな岩が、風景にしんとした透明な響きを与えている。
わくわくした高揚感とはまた違う、静かな感動と興奮がわたしを包み込む。

ちいさな滝が現れた。登れるか。山日和さんが足がかりを探し始める。わたしの足にはきつそう。
左岸を見る。すっと巻いて谷に戻れそう。
「わたしは巻きますね。」と声をかけ、草付きの斜面を、両手を付きパタパタと登っていった。

いきなりのことだった。右肘に衝撃が走る。
「えっ?また怪我???」頭の中が疑問符の洪水になる。
「痛い」という現実は確固としているが、何故痛いのか分からない。わたしが何をしたのか分からない。
訳の分からない強い痛み。これ以上進むのは不可能な痛み。
流れに戻り空を見上げる。ふんわり淡い水色の空。泣きたくなるようなやさしい色。
その空の下には、やわらかな弧を描く谷が静かに光を放っていた。
わたしを慰めることもなく、突き放すこともなく、静かに、穏やかに広がっていた。どこまでも。

                  *・*・*・*・*

袖をめくると、少し腫れていた。何かにぶつけたのか。
冷やさなければと、数分間、水で肘を冷やし(後で知ったのですが、してはいけないことでした)湿布を張る。

山日和さんに、原因不明の痛さでもう進めない旨を話し、チェーンスパイクを履き、出来る限り斜面を歩いて下山する。
腫れはどんどん増していき、手をつくことは不可能。駐車地に着いたころには、肘全体が腫れていた。
あまりにも痛いので、目撃はしていないけれどハチに刺されたのかな、と思う。

12時半ごろ、診察終了時間になっていた美浜のクリニックで診察していただく。
先生の診断は、やはりハチ刺され。点滴を打ち、飲み薬と塗り薬を処方していただいた。
痛みの原因が分かり、ほっとする。朝パンをかじったきり何も食べていないので、何か食べたほうがいいということに。
お店に着くと全く食欲が無く、それ以上に眠く、車の中でうとうとしながら待たせていただく。
(意識が朦朧とするのも症状のひとつでした)

腫れと痛みはさらに増していく。
待ち合わせ場所が近づくにつれ、このまま家に帰るのが不安になり、地元の総合病院に向かっていただく。

16時過ぎに病院着。肩から指先までパンパンに腫れていた。
緊急外来で診ていただくと、なんとマムシ咬傷とのこと。その場で即安静、即入院となる。
ぼぉっとした頭で、事務手続きをし、からだの各検査、PCR検査を受ける。

陰性結果が出て、部屋に入ったのが18時過ぎ頃。
アレルギーを抑える薬(マムシ治療薬にも使うセファランチンでした)と、血清を点滴し始めたのは18時半を回っていた。
血清の点滴は、1時間弱で終わったが、腎臓の保護の点滴は数日間続けるとのこと。
(マムシ毒は出血毒で、致死に至る急性腎不全を起こす可能性があるそうです。よく分かりませんが・・・)

眠いけど痛い。痛いけど眠い。を繰り返し夜を過ごす。

明け方、トイレに行くと、尿は茶色、さらに、タンクの上に置かれたトイレットペーパーが二重に見えて動揺する。
(これもマムシ毒の症状でした)
鏡を見ると、鎖骨が埋まっていた。肩から下はお相撲さんのように太く、でも弾力は全くなくてパンパンカチカチ。
お腹は衝きたてのおもちの様にズボンの上にボヨンとはみ出ている。あまりにも衝撃的な自分の姿に呆然とする。

午前中、血清の追加投与。これが終われば、楽になるのかな、と思ったが甘かった。
腫れと痛みは増しているような気がした。
そして、眠い。
月曜日のお昼まで、ほとんどうとうとして過ごす。

痛みと腫れは月曜日の朝がピークだったような気がする。
午前中のリハビリ後(動かせないのでさする程度)峠を越えた感じに。

火曜日もパンパンカチカチ状態だが、手の腫れが引いてきた。

水曜日になると、上腕は苦しいが、肘の皮膚に少しゆとりを感じるように。
測ってみると、手首は昨日より2センチ、肘は4センチ細くなっていた。
お昼で腎臓保護の点滴終了。
夕方からなんとかお箸を使えるように。

木曜日、肘はさらに2.5センチ、手首は5ミリ細くなる。
痛いのを我慢して動かすと血の巡りがよくなり腫れが引いていく。
採血の結果、腎臓機能は正常値。

金曜日、動かすとぼわぁっという痛みを伴う膨張感があるが、自宅リハビリ、通院の許可が下りる。
6日後の通院日までに、血清症(副作用)が出るかもしれないので何かあったら連絡を、ということで退院。

家に戻ると、嫌でも右手を使うことになり、日曜日にはあの腫れは何だったのだろうと思うくらい引いていた。
でも、懸念していた血清症が出てしまう。右足と左手に蕁麻疹。痒い!

月曜日、注射を打っていただく。
ベットに横になっての注射。
「マムシって水がきれいなところに棲んでいるのね」という看護婦さんの言葉が、身の奥に沁みる。
ゆたかな自然があり、きれいなお水があり、生きていくことが出来るマムシ。
マムシに咬まれるのはもう御免(というより次に咬まれたらいのちに係わる?)だけど、マムシが生息する環境は尊いものなのだ。
痛い目にあったけれど、自然は学びの場なのだぁ、としみじみと思う。

                  *・*・*・*・*

お山のレポから、マムシ咬傷体験記に変わってしまいました。すみません。
山では、いつ、何が起こるか分からないという言葉を、頭では繰り返していますが、こんなこともあるのだと。
マムシに注意の看板は時折見かけますし、山中でマムシを見かけることもあります。
マムシを見たら、踏まぬよう気を付けないと、と思いますが、
見えない(気が付かない)マムシに咬まれるということは考えた事がありませんでした。

やぶこぎねっとの皆さまは、おひとりでお山に向かわれる時が多いと思います。
手を使うことも多いと思います。
わたしは、幸い、ひとりではなく、病院まで辿り着くことが出来ました。
山日和さん、ご迷惑をおかけしてしまい、ご心配をかけさせてしまい申し訳ありませんでした。

治療が遅れ、先生や看護婦さんから、こんなに腫れた人は見たことがない、
とびっくりされるぐらい腫れが広がってしまいました。
山中では、こういうアクシデントに遭う可能性もあるのだ、と感じていただけましたら幸いです。

sato
最後に編集したユーザー sato [ 2021年10月07日(木) 19:26 ], 累計 1 回
グー(伊勢山上住人)
記事: 1994
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

なんと なんと なんと ・・・ 

【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マ〇シ〇傷~

タイトルはこの程度にぼかしてもらった方がグーの心臓には・・・・

【メンバー】 山日和さん sato

山日和さんがマムシに咬まれた? 最近も元気そうにヤブに書き込んでいたけど・・・

あちこちをお散歩したり、源頭を渡り歩いたり、ぼぉっと眺めの良い場所で佇んだり

うん うん うん いつものsatoさんファンタジー。

わたしは何に出会うのだろう。何を感じるのだろう。

素敵なsatoさんワールドが展開されそうな雰囲気。

いきなりのことだった。右肘に衝撃が走る。

んん??

また怪我? 何故痛いのか分からない。わたしが何をしたのか分からない。

ファンタジーの世界からミステリーの世界までsatoさんワールドの広がりは留まるところを知らない。

流れに戻り空を見上げる。ふんわり淡い水色の空。泣きたくなるようなやさしい色。
その空の下には、やわらかな弧を描く谷が静かに光を放っていた。
わたしを慰めることもなく、突き放すこともなく、静かに、穏やかに広がっていた。どこまでも。


この状況でも・・・・・ sato文学恐るべし!!

(意識が朦朧とするのも症状のひとつでした)

ぼ~~っと意識が朦朧しているのはいつものグーですが・・・

待ち合わせ場所が近づくにつれ、このまま家に帰るのが不安になり、地元の総合病院に向かっていただく。

当然です。

緊急外来で診ていただくと、なんとマムシ咬傷とのこと。その場で即安静、即入院となる。

ちゃんと診断できる先生がいてよかった。
また「蜂に刺されたのでしょう」では助からない。

ぼぉっとした頭で、事務手続きをし、からだの各検査、PCR検査を受ける。

おいおいおい・・・そんな状態でもコロナの検査かよ。
コロナ対策をしつつ、マムシ治療はできないのかよ!
それともマムシの毒はそんなに緊急性はないのかな?

血清を点滴し始めたのは18時半を回っていた。

咬まれてから9時間ぐらい?
satoさんが丈夫な体質? それともマムシの毒の致死性は低い?
(グーは咬まれたら心臓に近いところを縛ることぐらいしか知りません。
  ほほを咬まれたら首をくくるの?)

ゆたかな自然があり、きれいなお水があり、生きていくことが出来るマムシ。
マムシが生息する環境は尊いものなのだ。


何とレスしたらいいのやら・・・・・

命を取り留めてよかったです。オフ会でお相撲さん姿の写真を見せて下さい。


                グー(伊勢山上住人)
バーチャリ
記事: 419
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by バーチャリ »

sato さん こんばんは


「わたしは巻きますね。」と声をかけ、草付きの斜面を、両手を付きパタパタと登っていった。
いきなりのことだった。右肘に衝撃が走る。


どうされたの?

「えっ?また怪我???」頭の中が疑問符の洪水になる。
「痛い」という現実は確固としているが、何故痛いのか分からない。わたしが何をしたのか分からない。


わけのわからない痛み不安になりますよね。

腫れはどんどん増していき、手をつくことは不可能。駐車地に着いたころには、肘全体が腫れていた。
あまりにも痛いので、目撃はしていないけれどハチに刺されたのかな、と思う。


平家岳でハチに刺された事がありますが ハチに刺さても痛いですよね。


16時過ぎに病院着。肩から指先までパンパンに腫れていた。
緊急外来で診ていただくと、なんとマムシ咬傷とのこと。その場で即安静、即入院となる。
ぼぉっとした頭で、事務手続きをし、からだの各検査、PCR検査を受ける。


マムシに噛まれたの?
腫れの原因がわかり良かったですね。
私は小学一年の時に川の土手を6,7人ぐらで歩いていてマムシに噛まれた事がありますが
足のくるぶしをかまれ 太ももと変わらないぐらい腫れましたが


鏡を見ると、鎖骨が埋まっていた。肩から下はお相撲さんのように太く、でも弾力は全くなくてパンパンカチカチ。
お腹は衝きたてのおもちの様にズボンの上にボヨンとはみ出ている。あまりにも衝撃的な自分の姿に呆然とする。


腫れが半端じやないですよね
               

山中では、こういうアクシデントに遭う可能性もあるのだ、と感じていただけましたら幸いです。


ホントそうですよね 

ダニにかまれ病院に行ったり
ちょとした傷で化膿して10針縫つたり

昨年は単独で南アルプス烏帽子岳の下山で
目に傷が付き痛みと目が開けられなく運転が出来ない為 主人と息子に大鹿村まで迎えに来てもらったりしてますが。

気を付けて安全な登山を心掛けたいですよね。
ちーたろー
記事: 113
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:17

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by ちーたろー »

satoさん、こんばんは。
衝撃的なタイトルで、怖すぎて読むのを迷いましたが・・・


>9月最後の土曜日、山日和さんが素敵な沢山旅を提案してくださった。
粟柄谷林道からトチノキ谷~ヤンゲン谷~左岸尾根~隣の谷~大谷山~カマノ谷~トチノキ谷という
大谷山周辺を源とする谷々の探索の旅。
割谷の頭から尾根を辿りトチノキ谷に降り立った時に包まれた静謐な空気が胸の奥から湧き上がる。
わたしは何に出会うのだろう。何を感じるのだろう。
開閉しすぎてボロボロになった地図を眺め、空想の世界で遊びながら当日の朝を迎える。

山に行く時は行きたい反面、しんどいだろうなの不安がいっぱいの私にはsatoさんの体力、技術がうらやましい限りです(^^)

>落石が目立つ林道を山日和さんの車で登っていく。トチノキ谷に入り、谷を渡る少し手前で駐車。
沢装備を身に付けながら、今日はカッパを履かなくていいのだ、とうれしくなる。

泳ぎのない沢だったのですか。

>谷に降り立つと、懐かしい空気のお出迎え。
苔むした岩。穏やかな流れ。谷を見つめるトチの木々。静かで穏やかな世界。
沢登りが出来なくなったら、ここにレジャーシートを広げて寝ころび、
木々や動物や水の声を聞きながら、お山の時間を過ごそう、と思ってしまう。

それは私もやりたいです(^o^)

>右に流れが見えた。ヤンゲン谷だ。やさしい流れがちいさく秋を歌っている。
すぅっと吸い込まれるように足を踏み入れる。

やわらかな弧を描く広い谷がわたしたちの先に広がっていた。
五臓六腑にじんわりと沁み入るような、穏やかな輝きを放つ谷だった。
時折現れる大きな岩が、風景にしんとした透明な響きを与えている。
わくわくした高揚感とはまた違う、静かな感動と興奮がわたしを包み込む。

なかなか自分では無理ですが、行ってみたいです。

>ちいさな滝が現れた。登れるか。山日和さんが足がかりを探し始める。わたしの足にはきつそう。
左岸を見る。すっと巻いて谷に戻れそう。
「わたしは巻きますね。」と声をかけ、草付きの斜面を、両手を付きパタパタと登っていった。

すっとそうできてしまうのが今回は嫌な結果になってしまったのですね・・

>いきなりのことだった。右肘に衝撃が走る。
「えっ?また怪我???」頭の中が疑問符の洪水になる。
「痛い」という現実は確固としているが、何故痛いのか分からない。わたしが何をしたのか分からない。
訳の分からない強い痛み。これ以上進むのは不可能な痛み。

姿も見えないくらい素早く消えるのですね!見たくはないけどビックリ!

>流れに戻り空を見上げる。ふんわり淡い水色の空。泣きたくなるようなやさしい色。
その空の下には、やわらかな弧を描く谷が静かに光を放っていた。
わたしを慰めることもなく、突き放すこともなく、静かに、穏やかに広がっていた。どこまでも。

楽しみにされていたのに途中までで残念でしたね。

>袖をめくると、少し腫れていた。何かにぶつけたのか。
冷やさなければと、数分間、水で肘を冷やし(後で知ったのですが、してはいけないことでした)湿布を張る。
突然でビックリしますね。

>山日和さんに、原因不明の痛さでもう進めない旨を話し、チェーンスパイクを履き、出来る限り斜面を歩いて下山する。
腫れはどんどん増していき、手をつくことは不可能。駐車地に着いたころには、肘全体が腫れていた。
あまりにも痛いので、目撃はしていないけれどハチに刺されたのかな、と思う。

よく歩かれましたね・・痛かったでしょう。

>12時半ごろ、診察終了時間になっていた美浜のクリニックで診察していただく。
先生の診断は、やはりハチ刺され。点滴を打ち、飲み薬と塗り薬を処方していただいた。

お医者様もご存じなかったのですね(泣)

>腫れと痛みはさらに増していく。
待ち合わせ場所が近づくにつれ、このまま家に帰るのが不安になり、地元の総合病院に向かっていただく。

連れて行って頂いてよかった!

>16時過ぎに病院着。肩から指先までパンパンに腫れていた。
緊急外来で診ていただくと、なんとマムシ咬傷とのこと。その場で即安静、即入院となる。
ぼぉっとした頭で、事務手続きをし、からだの各検査、PCR検査を受ける。

大変な事になるのですね・・
知りませんでした。


>陰性結果が出て、部屋に入ったのが18時過ぎ頃。
アレルギーを抑える薬(マムシ治療薬にも使うセファランチンでした)と、血清を点滴し始めたのは18時半を回っていた。
血清の点滴は、1時間弱で終わったが、腎臓の保護の点滴は数日間続けるとのこと。
(マムシ毒は出血毒で、致死に至る急性腎不全を起こす可能性があるそうです。よく分かりませんが・・・)

そういえば咬まれたら縛って・・血清とか小学生の時に聞いたことはありました。

>眠いけど痛い。痛いけど眠い。を繰り返し夜を過ごす。
明け方、トイレに行くと、尿は茶色、その上、タンクの上に置かれたトイレットペーパーが二重に見えて動揺する。
(これもマムシ毒の症状でした)
鏡を見ると、鎖骨が埋まっていた。肩から下はお相撲さんのように太く、でも弾力は全くなくてパンパンカチカチ。
お腹は衝きたてのおもちの様にズボンの上にボヨンとはみ出ている。あまりにも衝撃的な自分の姿に呆然とする。

ホントに凄い事になるのですね・・でも治療が間に合ってよかったです。

>午前中、血清の追加投与。これが終われば、楽になるのかな、と思ったが甘かった。
腫れと痛みは増しているような気がした。
そして、眠い。
月曜日のお昼まで、ほとんどうとうとして過ごす。

咬まれたらどうなるのかよくわかりました。
書いて頂いてありがとうございました。


>「マムシって水がきれいなところに棲んでいるのね」という看護婦さんの言葉が、身の奥に沁みる。
ゆたかな自然があり、きれいなお水があり、生きていくことが出来るマムシ。
マムシに咬まれるのはもう御免(というより次に咬まれたらいのちに係わる?)だけど、マムシが生息する環境は尊いものなのだ。
痛い目にあったけれど、自然は学びの場なのだぁ、としみじみと思う。
そう思えるsatoさんは、やっぱりスゴイ!です。

>お山のレポから、マムシ咬傷体験記に変わってしまいました。すみません。
山では、いつ、何が起こるか分からないという言葉を、頭では繰り返していますが、こんなこともあるのだと。
マムシに注意の看板は時折見かけますし、山中でマムシを見かけることもあります。
マムシを見たら、踏まぬよう気を付けないと、と思いますが、
見えない(気が付かない)マムシに咬まれるということは考えた事がありませんでした。

いつも、いたらどうしよう?見たくない怖いとは思っていますが、実際に咬まれたらとはあまり考えていませんでした。

>やぶこぎねっとの皆さまは、おひとりでお山に向かわれる時が多いと思います。

治療が遅れ、先生や看護婦さんから、こんなに腫れた人は見たことがない、
とびっくりされるぐらい腫れが広がってしまいました。
山中では、こういうアクシデントに遭う可能性もあるのだ、と感じていただけましたら幸いです。

本当にそうですね。
やっぱり一人は怖いです。
ありがとうございました。
ちーたろー
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

グーさま

こんばんは。
いつも、グーさんのゆたかな山旅のレポ、楽しませていただいております。

びっくりさせてしまいスミマセン。タイトルに「マムシ咬傷」を入れたのは、
山中ではこんなアクシデントに遭う可能性もあることを感じていただけたら、と思ったからなのです。
私は、全く知識が無く、自分の体の変化をただ呆然と見るだけで、何時間も過ごしてしまいました。
知識があればそれなりの行動を取れたのでは、と。
ちょこっと咬まれただけで一週間入院という事態になり、仕事も休むことに。
周りの方々にご迷惑と心配をかけさせてしまいました。
すべてを含めて、いい勉強になったと思っていますが、反省もあり、こうして書かせていただきました。

ヤンゲン谷は、しみじみと味わい深い谷でした。
私の文章って、ファンタジーですか?そうですかぁ。自分では全く思わないのですが・・・。

あのまま帰らずに、山日和さんに病院に向かっていただき助かりました。
(夫は山の仕事で月曜日の夜まで留守でした)
診断力、判断力、そして人間味に溢れた先生に診ていただくことが出来たのも幸運でした。

外来のベットで、PCR検査の結果を待っている時、
春に脳梗塞で倒れ搬送されたものの、プレハブの建物の中で4,50分ただ寝かされていた父のこと、
苦しくて病院に着いたものの、すぐに処置してもらえないたくさんの患者さんのことを思い、かなしくなって涙が出ました。
でも、大丈夫?と何度も見に来てくださったり、
水分もほとんど取っていなかった私に、ジュースを買いに行ってくださったりした、
看護婦さんのあたたかなこころに触れ、安心感がありました。
PCR検査は、院内感染を考えるとしなければならない。
こうしてきちんとコロナ対策をしているからこそ、病院は機能し、私も診ていただくことが出来たのですね。

咬まれた時間は、時計を見ていないので分からないのですが、
血清を点滴するまで、8時間半は過ぎていたと思います。
ネットで検索してみると、マムシ毒で亡くなる人は1%くらいとか。
でも、身体的苦痛は大きいです。治療までの時間が短い方が腫れ具合、からだへのダメージが少ないのでは。
重症度と体質、年齢は関係するのか?

グーさん、お相撲さん姿の私を見たら倒れるかも(笑)。
残念ですが、写真はありません。写真を撮る発想も、余裕もありませんでした。
というより、あの姿は忘れることはありません。
お相撲さん姿の私を想像してくださいね。ものすごい姿だったり(笑)。

オフ会で皆さまの笑顔にお会いできるのを楽しみにしております。
グーさん、コメントありがとうございました。

sato
アバター
山日和
記事: 3131
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、こんばんは。大変な一日になってしまいましたね。

トチノキ谷の水辺に下り立って深い森の空気に触れた時は、その後起こることが想像もできませんでした。
初めてのヤンゲン谷に入った時も、「これは当たり」だと喜びましたね。
体は重かったけど、稜線までは250mほどのわずかな標高差。谷を登ったり下りたり、源頭の風景を味わい尽く
すはずでした。

 アクシデント発生時は、どこかにぶつけたような感じだったので、またいつものことかと気に留めませんでした。
しかし異常な腫れ方を見て、これはハチかもと思い直して、すぐに下山を決めましたね。
右手を使えない状況で右山のトラバースはしんどかったと思います。よく頑張りました。
 最初は高島の市民病院へ直行することが頭にあったけど、敦賀の方が近いかと思ったりしていると、美浜の役場の
そばにクリニックがあったのを思い出しました。これが失敗でしたね。
診察受付時間を過ぎてたから、結果的には断られた方がよかったです。
その時点では完全に「ハチ」ということになってたので、ひと通りの処置をしてもらって安心してしまいましたね。
まさか「マムシ」だったとは。
 かなり時間が経ってたけど、念のために高島市民病院へ行ってよかったですね。あのまま帰宅してたらタダでは
済まないところでした。(行ってもタダで済んでないけど)
 看護師さんに呼ばれて先生の説明を聞いて茫然としました。「マムシ」で「即入院」!!
その頃には腫れ方も尋常じゃなかったけど、その後どんどんひどくなっていったんですね。
状況の変化を聞いてると、ひょっとしたら2週間ぐらい入院しないといけないのかと思いましたが、1週間で退院で
きる状態になったのでよかった。
骨折した時のリハビリの先生が担当してくれたのもよかったですね。
satoさんも高島市民病院ではすっかり有名人でしょう。 :mrgreen:
完全に元に戻るまで、まだしばらくかかると思いますが、焦らずじっくり養生して下さい。

山における危険は転落・滑落・道迷いだけではないことを改めて思い知らされました。
マムシやハチのように、知らない間にやられているというのが恐いですね。
そういう自分の注意だけでは避けられない危険に対する備えと心構えが必要だと実感しています。

                  山日和

P9250003_1.JPG
アオバ*ト
記事: 158
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by アオバ*ト »

 satoさん、ご無沙汰しています。

衝撃のレポでした。
無事に退院されて良かったです。
ひとりじゃなくて、山日和さんがご一緒で良かったですね。

わたしも、山でヘビはよく見ます。
ほとんどがマムシでしょうか。
けっこう目にする頻度高いので、
知らずにそばを通ったり、
もしかしたら草むらの下に潜んでいるのを踏みつけたりしていることもあるかもしれません。
幸いなことに今まで噛まれたことないので、
ヘビなんかにそう簡単には噛まれないと思っていました。
でもそういうわけでもないんですね。
わたしも思い改めました。
今回のsatoさんのレポのおかげで、
もし自分がこんな場面に遭遇しても、少しはアタフタせずに対処できるかな、と思います。
いやいや、satoさんのように落ち着いてはいられないだろうな。

まだ無理できないでしょうに、渾身の?レポ、ありがとうございました。
レス返など、どうぞお気遣いなく、早く良くなって下さいね。

 アオバ*ト
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

バーチャリさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。
右肘に衝撃が走った時は、そう「どうしちゃったの?」でした。
しばらく訳が分からず、頭の中で疑問符が渦巻いていたのですが、下り始めてからは、
これ以上怪我をしないようちゃんと下らなければ、ということが頭の中を占めていました。
痛いけれど不安になっている間がなかった感じです。不安になったのはクリニックでの診察後でした。

ハチも刺されると痛いそうですね。
母が仲間との登山中にスズメバチに刺され(母ともう一人の方)、登山口まで何とか歩き
(そんなに歩いていない場所だったのが幸いでした)救急車を呼んだ話を思い出しました。

バーチャリさんも、マムシに咬まれたことがあるとは!!小学校1年生の時ですか。
私だったら、自分が咬まれても、お友達が咬まれても、怖くて大声でワンワン泣いています。
血清は打たれたのでしょうか。
また、母の話になってしまいますが、
母が子供のころは、マムシに咬まれるとショック死すると言われていたそうです。
血清がまだ普及していなかったのかなぁ、と電話した時、話していました。
腫れ方が半端ではないのでびっくりしますね。

バーチャリさんも、長い山人生の中で、何度か思わぬアクシデントに遭われたのですね。
ちょっとした傷が化膿して10針も縫う事態になったのですか。
私はちょっとした傷でリンパ節炎になりました。小さな傷も深かったりするので、侮るなかれですね。

おひとりで出かけた先での眼のお怪我はそれこそ怖いですね。
眼が見えなくなるなんて。連絡を受けたご家族は、さぞかしびっくりされたでしょう。
無事治られたのですよね。

私もひとりで出かけた先で、登った滝の岩が剥がれそのまま落ちて怪我をしたり、
夜明け前に車の自損事故を起こしたり。その場は自分で対処したのですが、
アクシデントを起こすと、必ず家族や周りの方に迷惑をかけてしまいます。
そして、ひとつ間違えば取り返しのつかないことになっていたかも、と感じます。

痛い勉強は、今回で終わりにしたいです。
私も、気を付けて安全な登山を心掛けていきます!
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sato
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

ちーたろーさま

こんにちは。
びっくりするレポをすみませんでした。
読んでくださり、コメントまでありがとうございます。

私もひとりで山に向かう時、不安な気持ちを抱えています。
山日和さんと沢に出かける時も、登れるかな、と先ず考えてしまいます。
山に入ると、楽しもう、と自然に気持ちが切り替わっているのですが。
人一倍心配性でマイナス思考、最悪の事態を想像するのが得意です(笑)。
でも、マムシに咬まれることは想像したことがありませんでした。

この日は、膝下の怪我(自転車で転倒)が、一か月かかってやっと治り、
濡らしても大丈夫になり、うれしかったのでした。

ちーたろーさん、山日和さんからお聞きしましたが、何年か前に桧谷を味わわれたのですね。
桧谷も素敵な谷ですね。耳川流域の谷に魅了されています。ちいさな谷ひとつひとつが味わい深いです。
トチノキ谷の下流は、平流で明るく平和な空気に包まれ、のんびり寝そべって過ごしたくなります。

そうなのです。何故マムシに気が付かなかったのか、と振り返ってみると、
なめらかな草付きの斜面でしたので、
四つん這いで、立ち止まることなくすたすたと登っていったからなのだと思います。
もっと険しかったら、どこを歩こうか、何を掴もうかと観察するので、マムシがいたら気が付いたと思います。

これ以上進めないと思った時、なんでまた怪我しちゃったのだろう
(訳が分からないけれど、何かにぶつけたのだと思っていました)、というなさけない気持ちと、
山日和さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
下山している時は痛かったですが、転ばないように、という方に神経を使っていたので、
痛みは紛れていました。

ハチ刺されの診断。私が何も見ていなかったからなのでしょうか。
地元の病院の先生の診断力に感謝です。
マムシと判断されても、血清を使うのはアレルギー反応等の問題もあるとおっしゃっていました。

痛い体験をしましたが、マムシを嫌いになることはなく、
山にはいろいろな生き物が暮らしているのだなぁ、とあらためて実感しました。
ゆたかなお山はいろんな生き物が暮らす場で、私はそのゆたかなお山を味わいにお邪魔させていただいているのだと。

山も人生も、いつ何が起こるか分からないですよね。今年は勉強しっぱなしです。
オフ会が近づいてきましたね。またお話しできるのを楽しみにしています!

sato
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんにちは。
咬まれてから、あっという間に二週間が経ちました。
ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
まだ熱感がありますが、肘と上腕の腫れと痛みは大分引きました。
今は、ふくよかな女性の腕くらいです。
手に麻痺があり、動かそうとする時の痛みの方が強く感じます。

ヤンゲン谷は、来シーズン訪れたいです。お山の神様にご挨拶をしたいです。

私が痛みを訴えた時、そしてそれ以降の、山日和さんの冷静なお姿に救われました。
湿布を張り終えると、直ぐにチェーンスパイクを履いてと指示してくださり、
少しでも安全なルートを選びながら下ってくださいました。

訳の分からぬ腫れを見て、早く診ていただいた方が、と考えてくださいました。
マムシと分かっていたら、血清のある総合病院に向かっていましたね。
でも、結果的に、あの時間に地元の病院に行ってよかったです。
診断力、判断力、そして人間味にあふれたいい先生に診ていただき、専門外なのに主治医になってくださいました。
滝から落ちた時にお世話になった主治医の先生とリハビリの先生にも再びお会いすることが出来ました。
今回はなにをしでかしたのですか、とにこにこ笑顔で訪ねに来てくださいました。うれしかったです。

話は戻りますが、「マムシ」という先生のご説明を聞き、その場で入院となり、お別れとなってしまい、
私の車の移動と看護婦さんとのカギの受け渡し等々で、お疲れのところ行ったり来たりと、
さらにご迷惑をおかけしてしまいました。ほんとうにいろいろとありがとうございました。

マムシに咬まれると、入院しなくてはならないそうです。
一番怖いのは、腎臓への影響。
影響が出ないよう、数日間、腎臓を保護するための点滴をして、水分を多く取り、毒を流さないといけないそうです。
私は一日、4ℓの尿がありました。腫れは日にち薬。
血液検査で、肝機能とCPKという筋肉の中にある酵素の数値が悪かったのですが、
これは腫れが原因で、腎臓機能の数値は正常値でしたので、一週間で退院出来ました。

アレルギー体質なので、血清症が出てしまうかもと思っていたら、やっぱり出てしまいました。
今は、腫れよりも手の麻痺が気になってしまうのですが、腫れが完全に引くまでは、ひと月かかるようなので、
気にしないように過ごしていきたいです。

山における危険は計り知れないですね。
何かの病気で、いきなり倒れてしまうかもしれませんし。
山の会の仲間数人で出かけたお山で、リーダーがいきなり倒れ(心不全?)
搬送先の病院で死亡確認、という悲しい経験をされた方を知っています。
予期せぬ危険に対する備えと心構えを持ち、これからの山人生を味わっていきたいです。

sato
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

アオバトさま

こんばんは。
こちらこそご無沙汰しています。
秋の澄み渡った空を眺めながら、赤や黄に色づいてくるお山を想う日々の中に、
突然、不穏な響きを乱入させてしまいすみません。
コメントありがとうございました。
そして、あたたかなお心遣いありがとうございます。

思わぬアクシデント。冷静沈着な山日和さんのおかげで無事病院に辿り着けました。
ひとりだったらどうしていたでしょう。下山中に怪我をしていたかもしれません。
なんとか下山出来ても、あの林道を左手だけで運転するのは不可能でした。
駐車地に着いたころには利き手の右手は使えない状態でした。電波も届かない場所でした。
数時間後には頭もぼぉっとしていました。考えると怖いです。

私も、山でヘビをよく見かけます。マムシも。
特に怖いとは感じず、踏みつけなければ大丈夫と思っていました。

山中では、いつ何が起こるか分からないですね。
みなさまから、おこころのこもった言葉をいただき、書いてよかった、と思いました。

そう、マムシは牙が二本あり、咬まれた時は、
一センチ間隔で二個の傷、その下に一個の傷がつくことが多いそうです。
でも、一個だったり、よく分からない場合もあるそうです。
私の場合は、赤い点が二個並んでいました。
でも、このふたつの赤い点は、先生に指摘されるまで気が付きませんでした。
腕には虫刺されの跡や、ひっかき傷とかありましたので。
傷口が特に盛り上がるような腫れ方ではなく、入院してからも看護婦さんに傷口はどこ?と聞かれました。

ちなみに、ハチは傷口を中心に腫れあがるそうです。
そして刺された部位を越えて腫れが広がることはないそうです。

ハチなどの生き物に刺されたり、咬まれたりした時、
すぐに吸引器で毒を吸い出し、からだに回る毒素量を減らそうと、
山を歩く時は吸引器を携帯しているのに、
何かにぶつけたのではと思い込んでいたため、使わずじまいでした。
今年の春から、からだの故障、怪我が続いていたこともあり、また怪我?と思ってしまったのでしょう。

今の状態ですが、まだ腫れと熱が残り、手の麻痺があります。顔を洗ったり、字を書いたりする動作がし難いです。
手首を反らすのも難しいです。物を持つのは問題ないのですが。
腫れが治まるまで、ひと月くらいかかるそうなので、あまり気にしないようにして過ごしていきたいです。
仕事もしていますし、お山も、もう登れるかな。

オフ会でアオバトさんの、お山大好き!元気な笑顔に出会えるのを楽しみにしています!

sato
biwaco
記事: 1167
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by biwaco »

satoさん、ご無沙汰しております。
とんだアクシデントに見舞われましたね! 山日和さんに付いて行くと、たいがいラストにアクシデント(アトラクション?)が待ってるのですが、今回はいきなりでしたか(^_-) 
でもその後の適切な処置、対応でコトなきを得られたようで、ホッとしてます。導師の事故対応、微に入り細にいる面倒見の良さは誰もが知るところで、そんな師に甘えておれば身の危険はまずは避けられましょう。

マムシですか! ぼくも何回か出会いましたが、咬みつかれた体験はありません。挨拶も無く「咬み逃げ」って、なんと失礼なヤツでしょう(怒!) 梅雨時と秋は彼らにとっても繁殖のため牙を抜く必要があり、田仕事などでの被害が良く聞かれますね。スズメバチ被害は夏の方が多いようですが、自然界にはヒトにとっての危険がいっぱいですね。くわばらくわばら~(゜o゜)

わたくし事ですが、それこそ想定外のアクシデント?に見舞われ、リタイア中。久し振りにヤブ板を開けてみたら、このレポがあり驚きました。考えてみたら「想定内」のアクシデントなんてありえませんね(^_-) 「吸引器」じゃないですが防災備蓄していても、すれ違いになることもあります。でも、過信することなく備えと注意、事故時の冷静対応を肝に銘じて山を楽しみましょう。
久々のオフ会のご案内ですが、まだ「上高地」まで辿りつくのは無理なようです。みなさん、紅葉の秋を満喫して下さいませ~!(マムシにお気を付けて)

            ~びわ爺
宮指路
記事: 901
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by 宮指路 »

satoさん、こんばんは

エライ目に遭いましたね。
私もいろいろやらかしますが、これはそこいらのアクシデントを凌駕します。
3年前に朝明でスズメバチに刺されたことがありました。
蜂に襲われそうになったらじっとしていることと聞いていたのでじっとしていたら手の甲に留まったので、反射的に払ったらその瞬間に刺されました。
強烈な痛みが襲いましたが必死に毒液を絞り出すように皮膚をつまみました。手は少し腫れましたが、帰宅時には痛みは引きました。
それ以来、8月9月は常に蜂除けスプレーを携帯しています。

やっと総合病院にたどり着いたと思ったらPCR検査ですか?それでもコロナが終息しかかっているので不幸中の幸いでしたね。
マムシにかまれた時、6時間以内に血清を打てば命に別状ないと言われていますが、ぎりぎりだったでしょうか?
お腹がお相撲さんのようになったそうですが、それほど酷いのはあまり見ない症例でしょう

8月に池上山の奥のヤブで大きなマムシを見つけましたが、気を付けたのはその時だけでそれからその先が酷い藪だったのでマムシのことも忘れてヤブと格闘していました。
後でマムシのことを思い出して何事もなくてよかったなぁ~と少し反省しました。

私もほとんど単独なのでもしマムシに噛まれてそのまま動けなくなったら危ないと思います。
時々なんちゃって沢登りも少しやるので、satoさんの事故を肝に銘じて気を付けたいと思います。

マムシも綺麗な自然の中で共生しているということを大切にしたいという気持ちに感銘しました。

                                                 宮指路
10月2日立山室堂
10月2日立山室堂
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

びわ爺さま

こんばんは。
こちらこそご無沙汰しております。
ふっとした時、びわ爺さんのことが頭に浮かび、気になっておりました。
お声を聞くことが出来、うれしかったです。でも、まだリタイヤ中なのですね。
ままならない日々。びわ爺さんの心情は計り知れません。
お山に行けなくてお辛い時に、あたたかなコメントありがとうございます。

山も人生も、いつ何が起こるか分からないですね。
今年は、ほんとうに、身をもって感じる日々が続いています。
今回のマムシアクシデントは、山日和さんや夫、アルバイト先に迷惑をかけてしまいましたが、
得たもの、学んだことがたくさんありました。入院生活は、「人生」を学ぶ日々でした。

アクシデントが起こった時も、その後も、山日和さんが冷静でしたので、私も冷静さを保てました
(車の中では、ぼぉっとなってしまいましたが)。
ひとりの時はもちろん、グループの時も誰かひとりが冷静さを失うと、取り返しのつかないことになる恐れがあると感じます。

マムシは水辺が好きみたいですね。
私がお世話になった病院では、田んぼの畔の草刈り中に咬まれて駆け込んでくる事例が多いようです。
琵琶爺さんの「梅雨時と秋は彼らにとっても繁殖のため牙を抜く必要があり」というお言葉、
どういう意味かな、と思いました。気になって調べました。

「口から子供を産むマムシは、子供が口から出る時に怪我をしないように、人間を咬んで牙を抜く」
という言い伝えがあるのですね。
ぼこっとしこりのようになった咬み口を触りながら、そうだったのかぁ、と頷いてしまいました。
暫しの間、物語の世界に入ってしまいました。

普段はおとなしいマムシ。
ほぼ夜行性で、昼間は日光浴に出てくるくらいとか。
でも、夏になると、妊娠中のメスはお腹の子供を育てるために盛んに日光浴をするようです。
そして、産卵期の8月から10月になると、神経質になり攻撃的になりがちに。
産み落とすのは、卵ではなく、お腹の中でふ化した子供なのですね。
前年の夏に交尾して受精した卵を一年かけて大事に育てた子供を・・・。驚きでした。
出産は水辺の草むらの中が多いみたいです。産むのは口からではなくお尻の穴からですが。

マムシの気持ちになってみると、咬みついたマムシは、突然現れた私が怖かったのですね。
これからは、驚かさぬよう、きちんと足元を確認しながら歩きます。

秋のオフ会で琵琶爺さんの笑顔にお会い出来たら、と思っていました。
次の春のオフ会がありますね!
爽やかな緑の中に浮かぶ色鮮やかなまあるい光。車座になったやぶこぎの方々。
そこに、とびっきりの笑顔で現れる琵琶爺さんのお姿がまぶたの裏に浮かびます。
少し先になりますが、楽しみにしております。

sato
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

宮指路さま

こんばんは。
大変ご無沙汰しております。
マムシアクシデント記を読んでくださり、そして、コメントを書いてくださりありがとうございます。
うれしかったです。

宮指路さんは、おひとりの時に、スズメバチに刺されたのですね。
強烈な痛み・・・、痛そう。
スズメバチは怖いです。特にオオスズメバチ。
私はアレルギー体質なので、刺されてアナフィラキシーショックを起こしたら、と考えると怖ろしくなります。
でも、アクシデントに遭う可能性は、ハチやマムシだけではないですね。
クマやイノシシとの遭遇も、どきっ、としますよね。
山中では、いろいろな生き物に遭遇する可能性がありますね。

襲われるかも、と、想像すると怖くなりますが、いなければいいのに、とは思いません。
生物多様性とか、堅苦しい言葉を使わなくても、
いろいろな生き物がいて、ゆたかな自然が成り立っているのだなぁ、
すべてがお互いつながり合いながら生きているのだなぁ、と、山を歩いているとからだが感じます。
山歩きは、ほんとうに楽しく、つい、わたし、わたし、と自分中心になってしまい、
登らせていただいている、という気持ちを忘れがちです。
楽しむことが出来る感謝の気持ちを忘れてはいけないなぁ、と思いました。

緊急搬送されても、PCR検査は必要です。いのちの危険が迫っていても。
どれだけ多くの医療関係者、患者、家族がやるせない思いをしたのだろう、と思うと胸が苦しくなります。

ネットを見ると、咬まれてから6時間以上経ってからの血清は、効き目が薄れるとか書かれていますが、どうなのでしょうね。
私は8時間半以上経っていました。咬まれた日に一本、翌日にもう一本、点滴しました。
腫れは、3日目の朝まできつくなっていきましたが、その後、少しずつ引いてきました。
一番酷い時は、胸から下の右上半身がぶよぶよ、肩から指先までがパンパンカチカチでした。
いのちの危険にさらされるのは、毒によって血小板が減少し、皮下出血や消化菅出血を起こし、
悪化して急性腎不全になってしまった場合のようです。
マムシの毒は強烈です。明日で三週間になるのですが、まだ、腕は痛く、薬指と小指、手首に麻痺があります。

そうですね。手入れされた登山道ではマムシの姿に気が付きますが、ヤブの中を歩いていると気が付かないことも。
ヤブや沢では、手を使うことも多いですよね。私は左足首の曲りが悪いので、手を頼ることが多いです。
これからは、観察しながら歩きます。

宮指路さん、錦繍の立山を楽しまれていらっしゃったのですね。
今年の紅葉は当たり年のようですね。
うつくしいお写真を眺めながら、私が息を呑んで見つめた剱立山の秋の風景の数々を思い出し、
懐かしさに包まれ、せつなくなりました。

そう、今年の夏、宮指路岳を味わうことが出来ました。
いいお山ですね。紅葉の頃も、さぞかしうつくしいのでしょうね。
いろいろな季節のお顔に出会いたいなぁと思いました。

sato
SHIGEKI
記事: 959
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by SHIGEKI »

satoさん こんばんは。

標題の「やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で・・・・」なこと言うてるばやいですかいな!!?? :mrgreen:

実は、不肖Sも
 ある年のヤブオフ、 右頬に絆創膏を貼って参加せざるを得なかったことがありました。
 「どうしたん?」と聞かれて 次の通り仕方なく事実を吐露しました。 

   滝を登っていてグィッとハングした岩から顔を出したら、目の前でマムシがとぐろを巻いていた。
   こうした状況は、三浦雄一郎の若き頃の冒険話で読んだことがあり 想定内
   マムシの習性として目が悪いので熱に反応して攻撃する つまり、ヌッと出した汗まみれの
   我が顔目がけて素早い攻撃を仕掛けてきました。が、予測しているのでボクシングでパンチをかわすように 
   左へ顔を振った。ところが、その左側に岩が出っ張っていてヘルメットを打ち付けかわしたはずの顔は
   半分しか動いていない。そこへマムシの攻撃 ・・・・右の頬をかみつかれた
てな説明をしたことがありました。
 当然、ヤブの皆さんはお忘れでしょうが・・・

 マムシと言えば 昔 田舎の我が実家では 祖父も父もマムシを見かけたら、捕まえてマムシ酒を
造ってました。我が家の蔵には3本ほどそのマムシの入った一升瓶があり、悪さをしたらそこへ閉じ込められ、
マムシと一緒に寝た物でした。 :mrgreen:

 それにしても、すご~い体験をされましたね~
 ポイズンリムーバーは使わなかったんですね、不肖Sもいつも持ってますが、その効用はどうなのかな?
 全快されて何よりです。
 マムシの咬まれてもなお、動じることなく自然を愛する文章を書かれる度量に敬服いたします。 :mrgreen:

ヤンゲン谷は山日和さんが絶賛されていたその右?岸尾根を歩いた時に溯行しました。
出だしのチョックストーン滝が印象に残ってます。

 ヤブオフでのマムシ体験談よろしくです。

    では また マムシ談義で盛り上がる上高地で

      SHIGEKI

 
sato
記事: 185
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷で思いもがけないアクシデントに遭う~マムシ咬傷~

投稿記事 by sato »

SHIGEKIさま

こんにちは。
ご無沙汰しております。
あちこちの沢でお魚さんと遊んでいらっしゃるとお聞きしています。
SHIGEKIさんは、釣ったお魚は、元の場所に帰してあげるのですね。
こころからお魚が好きなのですね。
ハンノキ谷のコメントのお言葉、「遊んでくれるパートナー」素敵だなぁ、と思いました。

コメント、ありがとうございます。びっくり、びっくり、びっくりしました。
マムシに咬まれたことも、SHIGEKIさんの冷静さも。
滝を登っている最中に、マムシが目の前に現れるなんて想像もつかないこと。
でもその瞬間、SHIGEKIさんは、山中ではこうした状況に陥ることもありうる、と思われたのですね。
そして、すかさず相手の行動を予測し、ご自身の取るべき行動がお浮かびに。
SHIGEKIさんの冷静さに頭が下がります。
咬まれても、手足はしっかりと岩を掴んでいらっしゃったのですね。自力で下山されたのですね。

お顔、腫れたのですよね。口を動かせなかったのでは。どんな状態になられたのでしょう。
想像すると鳥肌が立ちます。
腫れも怖いですが、腫れの引いた後も怖いです。シワシワになるのでは。
今、わたしの右腕はシワシワ、ガサガサ。こんな風になるのでは、と。

SHIGEKIさんは、ちいさな頃からマムシが身近な存在だったのですね。
マムシ酒は貴重なお酒?でも、子供の眼には不気味ですよね。
真っ暗な蔵で、ミイラのようなマムシと一晩を過ごす・・・。怖ろしい。
でも、懲りずにまた悪さを。やんちゃなお子さまだったのですね。

ポイズンリムーバーは、きちんとした製品を正しい方法で使うと効果があります。
わたしはフランス製のポイズンリムーバーを持っていますが、自分には使ったことがないです。
お世話になっている巨木の会の方々は、ヒルに噛まれた時など、よく使われています。
ハチに刺された方も、すぐに吸引したら、病院に行かなくても大丈夫だったそうです。

そうですね(笑)。マムシを嫌いにはならないです。咬まれるのは怖いですが。マムシのことを知りたくなりました。
若いころから、ヘビにまつわる話に興味を持っていたりもします。ヘビと人との関係とか。
世界のあちこちで言い伝えられているヘビの物語。祀られているヘビの神様。
昔むかしから人びとは、ヘビのいる自然と共生してきたのだなぁ、と。
びわ爺さんがくださったコメントで
「口から子を産むマムシは、子供が口から出る時に怪我をしないように、人間を咬んで牙を抜く」
という言い伝えがあるのを知った時、ぱぁっと、自然界から想像の世界への羽ばたきのようなものを感じ、どきどきしてしまいました。

完治まではまだまだという感じです。
脇の下から手首まで、腕の内側にぴりぴりした痛みがあり、熱感もあります。外側の痛みはだいぶ和らぎましたが。
肘を曲げた状態から伸ばす時、うっ、となります。薬指と小指に麻痺がありまっすぐに伸ばせません。
髪の毛を洗うような動作が苦痛です。指と腕に痛みが走ります。力も入りません。手首もほとんど反らせません。
からだ全体の力も落ちたような。
でも、大丈夫です!あまり気にしないように過ごしています。お山にも出かけました。
なるようになる。なるようにしかならない(笑)。

ヤンゲン谷は、静かな感動に満ちた谷でした。出だしのチョックストーン滝、印象的ですね。
静かに穏やかにどこまでも広がる谷の先には、どんな風景が待っているのだろう。
来年、また、やわらかな弧を描き穏やかな輝きを放つ谷に向かう日が楽しみです。

sato
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